レイン・ミカムラ
レイン・ミカムラ(Rain Mikamura)
- 登場作品:機動武闘伝Gガンダム
- 声優:天野由梨
- 種族:地球人(ネオ・ジャパン)
- 性別:女
- 生年月日:F.C.39年10月3日
- 年齢:20歳
- 身長:167cm
- 体重:---kg
- 星座:天秤座
- 血液型:A型
- 所属:ネオ・ジャパン
- 役職:ネオ・ジャパン・GFサポートクルー
- 特技:医療、合気道、茶道、華道、メカニック
- キャラクターデザイン:逢坂浩司、島本和彦(原案)
『機動武闘伝Gガンダム』のヒロイン。ミカムラ博士の娘で、ドモンの幼馴染みであり、それが縁で彼のパートナーとなる。医師であると同時に、メカニックの整備やガンダムの操縦まで出来るスーパーウーマンで、それらを一手に引き受ける苦労人である。責任感が強いが、それが時に彼女に重く圧し掛かる時がある。彼女の強みでもあり弱みともいえる。
我が道を行くドモンとは喧嘩も絶えなかったが、彼に振り回されながらも献身的にサポートし、最終的に深い絆で結ばれたパートナーとなった。
しかし、終盤でデビルガンダム事件の真の黒幕がウルベと父であるミカムラ博士だった事が明かされ、大きなショックを受けた彼女は罪悪感からドモンの元を離れてしまう。
そして、本性を露わにしたウルベによりデビルガンダムのコアとして利用された挙句、精神的に不安定になっていた事も影響し、一時はドモンを拒絶。
しかし、ドモンの一世一代の告白により呪縛から解き放たれ、共にデビルガンダムを倒した。
ライジングガンダムに搭乗し、ほぼ相打ちとはいえ暴走したアレンビーが乗るウォルターガンダムを倒す腕前の持ち主でもある(尚、他のDG四天王のガンダムヘブンズソード、グランドガンダムはそれぞれシャッフル同盟2人がかりで相打ちだった)。
島本和彦によるコミカライズ作品『超級!機動武闘伝Gガンダム』では、基本的なキャラ設定はTV版と同一ながら、「ベタ惚れ」と言っても過言ではない程にドモンへの秘めた想いが強調されている。たまに言動が荒れたり要所要所でギャグを飛ばすなど、キャラ付けも島本流のアレンジが施されている。何故かヨダレを垂らしながら爆睡する、飲み物を吹くという描写が多い。
スパロボシリーズにおいて
ドモンが原作序盤設定の場合は、彼の言動に苦労させられる。作品によってはモビルファイターのパイロットになる。原作通りのライジングガンダムに乗るが、ライジングが登場しない場合はシャイニングガンダムに乗ることになる。ただ、格闘主体のシャイニングガンダムでは格闘の低い彼女とは相性が悪い。
登場作品
旧シリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦G
- 初出演作品。シナリオ「謎の戦士シュバルツ」において、一度だけシャイニングガンダムに乗り込むイベントがある。戦闘に参加するのは、この時のみ。
- スーパーロボット大戦F
- ニナ・パープルトンと意気投合するイベントがある。また、今回ファイティングスーツ装着のデモが用意され、シャイニングガンダムに乗り込むイベントもある。シャイニングガンダム搭乗時は戦闘力が低いのでさっさと引っ込めたいが、彼女専用のシャイニングフィンガーの台詞も用意されているので戦わせるのも一興。
- スーパーロボット大戦F完結編
- ライジングガンダムに乗り込むが、途中で抜ける。経験値は与えるともったいないが、アレンビーを説得するイベントをこなすには彼女が必須。最後はウルベによってデビルガンダムのコアにされる。HPが半分になると自動で石破ラブラブ天驚拳または究極石破天驚拳イベント発生だが、強引に撃墜しても最終的に救助してもらえる。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦IMPACT
- 今回はドモンがゴッドガンダムに乗りかえた後にシャイニングガンダムに乗り込む。合体攻撃はあるが、レインは明鏡止水技能を持たないので、機体性能を十分発揮出来ない。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦A
- 中盤に一度仲間になるが、すぐに抜ける。終盤ようやく本格的に参戦。システムの為、ドモンより基本的にレベルが高い場合が多い。
- スーパーロボット大戦R
- 今回はライジングガンダムが登場しないため、シャイニングガンダムの固定パイロット。二軍確定な低い能力値だが、本作から精神コマンドの愛が攻撃的な性能になったため、ドモンと組めばボス戦もこなせる。
- スーパーロボット大戦J
- 後半、何の脈絡もなくランタオ島で仲間になる。そして、いきなりラブラブ天驚拳を使える。ちなみに今回はラブラブゴッドフィンガーもある。スタッフに愛されているのか、衣装が極めて多く、普段の顔グラフィックのジャケットから通常GFスーツ(ラブラブゴッドフィンガーカットイン)、弓道着(ライジングアローカットイン)、ドモンのマントを羽織っただけ(石破ラブラブ天驚拳カットイン)と実に四つの衣装に器用に着替えている。
単独作品
- 新スーパーロボット大戦
- 第28話「デンジャラス・アレンビー」で選択肢1を選んでいると、第33話「ランタオ島の秘密」からライジングガンダム共々味方として使用可能となる。幸運・愛・補給・復活・奇跡と役に立つ精神コマンドを覚えてくれる。奇跡を現実的なレベルで覚える数少ないキャラ。それ以前にパイロットとして登録され、乗り換え出来ないためにレベル14のままだが、特訓でもしたのかライジングガンダムに乗る時はいつのまにかレベルが上がっている。
- スーパーロボット大戦64
- 原作通りだが今回は取り込まれない。アストナージらと共に、メカニックに従事する場面もある。原作終了後でもないのに石破ラブラブ天驚拳が使える。
- スーパーロボット大戦MX
- ドモンとの間に合体攻撃・石破ラブラブ天驚拳を持つ。本来は2機で協力して出す技ではなく、ゴッドガンダムに同乗したドモンとレインが2人で出す技。
ゲーム中では原作が終了しているので、デビルガンダムも一度倒した事がある。つまり、石破ラブラブ天驚拳を使うのはこれで2回目。
この技の攻撃力は高いが、それ以外の長所に乏しい為、レギュラーにするには愛が必要かと思われる。精神コマンドは粒揃いなだけに残念。
パイロットステータスの傾向
能力値
全体的に低めだが、射撃・命中は高い傾向にある。その為シャイニングに乗ると辛い場合が多い。
精神コマンド
- 64
- 必中、愛、激励、熱血、補給、祈り
- IMPACT
- 必中、狙撃、愛、ひらめき、熱血、再動
- MX
- 信頼、必中、応援、狙撃、補給、愛
- A、A PORTABLE
- 必中、愛、激励、献身、熱血、補給
- R、J
- 必中、激励、献身、熱血、愛、補給
特殊技能(特殊スキル)
パイロットBGM
- 「燃え上がれ闘志~忌まわしき宿命を越えて」
- MXで使用。
人間関係
- ドモン・カッシュ
- 幼馴染。ガンダムファイトにおけるパートナー。ラストシーンの告白は、あの宙域にいた人物全員に聞かれていたらしい。
- ミカムラ博士
- 実父。シャイニングガンダムの開発者。
- アレンビー・ビアズリー
- ネオ・スウェーデンのガンダムファイター。彼女の登場でドモンとの間に微妙な三角関係が出来上がる。
- キョウジ・カッシュ
- ドモンの兄。家族ぐるみの付き合いだったことと、シュバルツと話している際、彼の温かみを感じていたことから、親しかったことが伺える。
- シュバルツ・ブルーダー
- ネオ・ジャパン出奔時に彼のスタッフとして一時的に雇われる。また前述の通り、正体が明らかとなるまで度々彼から、キョウジの温かみを感じていた。
- アキノ曹長
- スパロボ未登場。ネオ・ジャパンのガンダムファイトスタッフ。一時的にレインに代わりゴッドガンダムの整備を務める。腕は確かなのだが臨時という事もあってドモンの癖を理解しきれておらず、ドモンの動きにゴッドガンダムがついていけないという事になってしまった。(そのおかげでドモンはレインの大事さを身をもって思い知る事になるのだが…)
- セイット・ギュゼル
- スパロボ未登場。ネオ・トルコの出身。コロニー大学在籍時の同級生で恋人めいた間柄だった。後にガンダムファイターとなりドモンと戦う事に。アニメではシャッフルの紋章によって無事に元に戻るが、『超級!機動武闘伝Gガンダム』ではドモンにレインを託して、機体諸共爆散してしまった。
他作品との人間関係
ガンダムシリーズ
- アストナージ・メドッソ
- 64では共にメカニックに従事する。
- シャア・アズナブル
- IMPACTではレウルーラが出張ってきた事で追い詰められた感の有るシャアに停戦を呼びかけるが、強固な彼の意思を変える事は出来なかった。
- カミーユ・ビダン
- Aでは、ギガノス軍に捕らえられ再強化されたフォウとロザミィを助け出そうと躍起になってイラつく彼と、アレンビーの事で苦悩しナーバスな状態だったドモンが揉めた際に、カミーユがニュータイプ能力でドモンの減らず口からアレンビーの事で悩んでいた事を看破したのを見て、ニュータイプには人の心を読む力があるのかと誤解しながらも驚いていた。
- フォウ・ムラサメ
- Aでは、香港で救出した彼女をイネスと共に看病した。
- ジュドー・アーシタ
- MXのEDでは彼からの依頼で、ΖΖ及びΖをワーカー仕様へと再調整した。
- エマリー・オンス
- MXではかつての『デビルガンダム事件』の際にドモンの告白を受けたレインの事を羨ましく思っていた。ちなみに件の告白シーンは、軍の記録映像として保存されているらしい。
リアル系
- ミスマル・ユリカ
- MXでは演算ユニットのコアと化した彼女の状態を見て、『デビルガンダム事件』に於ける自らの経験と酷似している事から、救出の可能性を示唆する。
- イネス・フレサンジュ
- Aでは、香港でカミーユが救出したフォウを看病した。
スーパー系
バンプレストオリジナル
名台詞
- 「ドモンのバカ!もう……絶交よ!!」
- ドモンの勝手な行動に憤り、序盤で度々言っていた台詞。上述のとおり、関係が親密になるにつれ言わなくなるが、当時リリースされたLD・VHSのCMでは「買ってくれないと、絶交しちゃうから!!」で久々に披露した。
- 「き、きつい…」
- 初めてガンダムに乗り込み、モビルトレースシステムを起動した時の台詞。Fのデモで再現されている。
- 「ごめんなさい。 私… 私… 私もあなたを今ほど大切に思った事は無いわ…」
- 第24話にて、脳波通信機でギアナ高地に残ったドモンに呼びかける際、彼にとってレインが大切な存在であることにも気付き、それを受け止めた上で、訴えかけたときの台詞。
- 「必殺必中、ライジングアロー!」
- 第44話にて、アレンビー・ビアズリーの乗るウォルターガンダムに向かってライジングアローを放った時の台詞。
- 「いやああっ! こっちへ来ないでぇっ!」
- 最終話にて、駆け寄ったドモンを拒んだ際の台詞。一応喋れるらしい。ゲームでは回避時の台詞だったりする。
- 「ドモンッ!ごめんなさい、でも、私もう離れない!」
- ドモンの思いに応え、彼に抱きついた際の台詞。
迷台詞
- 「み、見たのね…?」
- ドモンにスカートの中を見られた際の台詞。ドモンはこれを見て赤面しバランスを崩す。最終回付近ではもっと凄い姿を晒す結果になるのだが・・・。
- 「この変態おさげジジイ!!」
- ドラマCD「世界高達骨牌拳」にて、ドモン達と映画を見に行った際、画面に現れたマスター・アジアを見たときに発した台詞。この台詞で場内の係員を怒らせることに・・・。ドラマCDとはいえ、マスターのことをそう思っていたのだろうか…。
- 「え~?な~んだ、勝手にそう名乗ってるだけなの?だったら私は、今日から天空不敗を名乗るわ!」
- 「世界高達骨牌拳」にて、量産された不敗その1。ちなみにこの台詞は銀幕の中のレインが発したもの。この映画の中では、レインはなんとネオチャイナのガンダムファイターとして出演している。
超級!機動武闘伝Gガンダム
- 「キャーじゃないわレインっ うおおーって叫ぶのようおおーって!」
- 新宿編でドモンにシャイニングガンダムを届けに行く途中でデスアーミーに遭遇してしまい、上記の「きつい…!」のシーン。勇みよく起動したのだが、すでに囲まれている上にどえらい数が襲い掛かってきたため、「うおおーっ」と叫びたかったのだが、結局「キャーッ!」としか叫べていない。ギャグの領域。
- 「いいこと言う!いいこと言うわマスターは!!」
- 新宿編で、こっそりドモンとマスターアジアの会話を盗み聞きしていたときに、ドモンに「今はお前の目の前にみえる女子でも大事にしているといい。」や、「こいつめうらやましいやつだ!」と褒められたため嬉しかった模様。上記であるように、この漫画ではレインはドモンにベタ惚れなので。
スパロボシリーズの名台詞
戦闘台詞
- 「私のこの手が光ってうなるっ!」
「あなたを倒せと輝き叫ぶっ!」
「行くわよっ!必殺っ!!シャァァァイニング・フィンガァァァッ!!」 - レインによるシャイニングフィンガー発動時の雄叫び。
COMPACTシリーズ
- 「大丈夫!…ドモンのシャイニングガンダムが、私を守ってくれる!」
- IMPACT「逆襲のシャア」ルートでアクシズ落下阻止の布陣に加わった際、ガンダムファイターではないレインの身を案じるアレンビーへ気丈に返した台詞。
単発作品
- 「泣きなさい。泣きなさいよ!おもいっきり!泣きなさいよ! その涙で、悲しみを洗い流してしまうのよ!ドモン!!」
- 新地上編エンディングより。悲しみを振り切れないドモンに対し、強く訴える。
- 「私、あなたの気持ちがわかるわ」
「ドモンも昔…そうだったもの」
「ええ…。あなたも知っての通り、ドモンは辛い宿命を背負い、マスターやデビルガンダムと戦っていた…」
「私はパートナーとして、あの人に同行していたんだけど…」
「最初の頃の彼は私に多くを語ってくれなかったわ」
「確かにドモンは口べたな所があるけど…おかげで私達は何度も何度も衝突した…」
「あの人が私のことを本当にパートナーと思っているかどうか、疑ったこともあったわ」
「でもね。あの事件が終わった後…わかったことがあるの」
「それは、あの人があの人なりに私を必要以上に心配させたくないと思っていてくれていたということ…」
「…時が来れば、ヒューゴもあなたに自分のことを教えてくれると思う」
「だから、今はあの人の力になれることが何なのか…それを考えて」
「お互いに何でも言い合えるような関係もいいと思うけど…」
「相手の気持ちを察し、黙って力になってあげるのもパートナーとして大切なことじゃないかしら?」 - MXにて、自分の身体について語ろうとしないヒューゴに対し憤るアクアを諭して。デビルガンダム事件でのレインの苦しみと、それを通じてドモンとの深い信頼関係が築かれたことがわかる。
余談
『名台詞』の項にも登場した、モビルトレースシステムを起動したシーンは非常に色っぽく、ファンの間では語り草である。ブルックリン・ラックフィールドを演じる杉田智和氏もこのシーンがお気に入りらしく、Fの再現デモを連続再生した事があると、某番組で語っていた。