レントン・サーストン
レントン・サーストン(Renton Thurston)
- 登場作品
- 交響詩篇エウレカセブン
- 交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい
- エウレカセブンAO(未参戦)
- 声優:*三瓶由布子(TV、劇場版)、 藤原啓治(AO)
- 種族:地球人
- 性別:男
- 生年:11991年
- 誕生日:2月28日
- 年齢:14歳⇒16歳(TV版エピローグ)
- 出身:ベルフォレスト(TV版)/山梨県割沢(ワルサワ)市(劇場版)
- 所属:ゲッコーステイト(TV版)/第303独立愚連隊(劇場版)
- 役職:見習い⇒メンバー
- キャラクターデザイン:吉田健一
TV版
辺境の過疎地・ベルフォレストにて、祖父アクセルの営む整備工場「ガレエジ・サーストン」で暮らしていたごく普通の少年。辺鄙な田舎での退屈な暮らしに飽々していたが、天から舞い降りたニルヴァーシュに搭乗していたエウレカと出会って憧れのゲッコーステイトに転がり込むこととなり、彼の運命は大きく変わった。
判り易いティーンの少年であり、猪突猛進かつ後先のことを考えない(自分にとっての常識の範囲でしか物事を考えられない)性格。そのため大人の常識で動くゲッコーステイトのリーダーであるホランドからは(ホランドの私的な感情も原因ではあったのだが)なかなか認められず、彼に認められるまでは格納庫にキャンプを張って生活をしていた。
その後紆余曲折を経てゲッコーステイトのメンバーに認められるようになるが、エウレカとの関係や、ゲッコーステイトが戦争をしているという事実を叩き付けられて打ちのめされた彼は一時家出をする。その際のチャールズ夫妻との出会いなどを経て、人間的に一回り大きく成長した彼は、ゲッコーステイト内でも一人前として認められる存在となった。
その後はエウレカやニルヴァーシュ、ゲッコーステイトの面々と共に、自らの意思で人類とコーラリアンと世界を救う戦いへと臨む。
最後はモーリス、メーテル、リンクを祖父アクセルの元に預け、自分はエウレカと共に旅出る。そして…?
LFO整備の腕はかなりのものなのだが、なぜかアクセル同様ピーキーに仕上げる癖がある。
最終話でちらりと映った住民票によればエウレカと入籍しており、16歳にして三児の父となっている模様。
劇場版
人民解放軍の第303独立愚連隊の一員。両親のチャールズとレイは「ドーハの悲劇」で死亡。幼少期に連れ去られた幼馴染のエウレカを探すべく旅立つ。
幼少期から過酷な経験をしているせいか、TV版よりは度胸が据わっており、甘い言動もあまり見られない。
周りが周りだけにTV版よりも大分悲惨な目にあっており、ホランドとの最終戦ではニルヴァーシュとの感応力に物を言わせて互角に渡り合ったものの瀕死の状態だった。
その他
レントンを演じた三瓶由布子氏はスパロボをやった事がないとの事で、ラジオで杉田智和氏に「中断メッセージの収録の際、意味があまり分からなかった」と語った事がある。
登場作品と役柄
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- ストーリー的に、本作で最重要の原作主人公の一人。初参戦にも関わらず扱いはかなり優遇されていて彼視点で話が進むことも多い。他作品のキャラとの絡みも多い。
最終話では主人公を差し置いて強制出撃する事からもその重要度が窺える。
彼の成長物語の多くはランド編を中心に展開される。ニルヴァーシュのパワーアップ、サポートのエウレカにより天井知らずの上昇力を見せる、同作中でも一番化けるキャラクターの一人。
原作どおり前半の彼はイベント時を除きサブパイロットで、後半からエウレカがサブに回り、彼がメインになる。
メインになりたての頃はエウレカとのパイロット能力差が激しいので、同じ感覚で使うと痛い目を見る事も。
すぐに第一線で使うのであれば、乗せ替える前からニルヴァーシュの改造は必須。
最終話のみに登場するニルヴァーシュSpec3と、レントン自身の覚醒による驚異的なステータス上昇で、最終局面においても活躍できる。
余談だが、原作であったニルヴァーシュSpec3になる前の、彼のモノローグが没ボイスとしてゲーム内に存在する事が確認されている。
なお、劇中同様に最終話直前での髪型変更姿も存在するが、バッドENDに進んでしまうとニルヴァーシュSpec3同様見られなくなるので注意。 - 第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇
- 劇場版(平行世界)のレントンが登場。見た目に変化がないせいか、転移して来たZEUTHのメンバー達は話をするまで同じ世界から来たと勘違いしていた。この出会いで、異世界に別の自分とエウレカ達が存在している事実を知る事になる。
- 第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇
- 序盤戦ではニルヴァーシュSpec2で参戦。中盤エウレカを取り戻してからSpecVで本領を発揮。イベント面でも出番が多く、重要局面でも強制出撃があるので育成は万全に。エンディングでは故郷のワルサワへと戻るのだが、この世界のレントンはここでお別れとなるのか…果たして?
パイロットステータス設定の傾向
能力値
初期能力値は低く、場合によってはこの能力値で戦うことに。
その場合ニルヴァーシュの改造次第では落とされることも。
しかし、レベルが上がる度に飛躍的に能力上昇となる。
典型的な大器晩成型。さらに最終話においては射撃と格闘+5、回避と命中、そして技量が+10となる。
精神コマンド
- Z
- 不屈、努力、必中、熱血、勇気:猪突猛進の彼らしい精神。最後の「勇気」は最終話における意気込みだろう。
- 第2次Z
- 不屈、努力、必中、突撃、熱血、勇気:劇場版設定だとこちら。ビットレーザーが移動後に撃てるのが地味に強い。
特殊技能(特殊スキル)
- リフテクニックL9、底力L9、気力限界突破
- パイロット養成ではspec2のマップ兵器「セブンスウェル」の連発で信じられないほどのパイロットポイント(PP)が溜まる。よって養成の幅が広い。重要な特殊技能はヒット&アウェイ。
spec2では「セブンスウェル」、spec3では長射程の「ビーム」が効果的。
マップ兵器と気力限界突破のため気力増加の養成もありだが、他にも手段があるので必要性はそれほどでない。PPが溜まっているのなら、最終話ではspec3の「格闘」が強烈なため、再攻撃と技量を育成すると良い。 - 底力L5 気力限界突破 気力+(命中)
- 破界篇の劇場版設定だとこうなる。リフテクニックの消滅によって結果的に遅くなってしまっているのが痛い。
- 底力L5 気力限界突破 ヒット&アウェイ
- 再世篇だとこちら。
小隊長能力(隊長効果)
序盤から中盤ではそれほど効果を発揮できないが、先述の通りPPが溜まっている状態で、養成に回避とニルヴァーシュの改造、そして高レベルの「リフテクニック」により回避能力が尋常でないはず。
固有エースボーナス
- 第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇
- 「レントン、エウレカ、ニルヴァーシュの最大SP+30」
パイロットBGM
- 「DAYS」
- TV版1クールOPテーマ。
- 「sakura」
- TV版4クールOPテーマ。
- 「男の戦い」
- 劇場版での劇中BGM。
人間関係
基本的にTV版・劇場版共に同じキャラクターが登場するが、性格と関係が異なる。
TV版
- エウレカ
- ニルヴァーシュと共に天から舞い降りた少女。彼女の存在がレントンに多大な影響を与えた。
そして最後は…。 - ダイアン・サーストン
- 姉であり、慕っている。
彼が冒険に対しての憧れを懐いたのは彼女の影響が大きい。 - アドロック・サーストン
- 父であり、エウレカと共にスカブコーラルの研究をしていた。
世界を救った英雄と呼ばれているが…。 - ブラウ・サーストン
- 母。レントンが生まれた日に亡くなっている。
- アクセル・サーストン
- 祖父で、「じっちゃん」と呼んでいる。
ニルヴァーシュのリフボードを開発したのは彼。劇場版では幼年学校の校長であり血縁関係はない。 - ローズ・サーストン
- 祖母。
- ホランド
- ゲッコーステイトのリーダーでエウレカの保護者のような存在。
何かにつけてレントンに当たり散らす。
それは様々な要素が複雑に絡み合ってのものだが、主に彼の最初の彼女に拠るところが大きい。
しかし途中からはレントンを認め、彼にエウレカを託す。 - ムーンドギー
- レントンの兄貴分的存在。本人はレントンに立ち位置(玩具役)を食われたと考え嫉妬心を抱いていたが、レントンのお使い事件をきっかけに和解。
レントンも彼を「ドギー兄さん」と呼んで慕う。 - モーリス・メーテル・リンク
- 当初はエウレカに付きまとわれたため、陰湿な扱いを受けていたが、徐々に打ち解けてエウレカと共に家族として迎えることに。最終的には全員「サーストン」を名乗ることになる。
- ドミニク・ソレル
- 色々と彼とは縁があり、ある意味ライバル関係に。
徐々にお互いを認め合うようになる。
劇場版では、保護者であり恩師である。 - チャールズ・ビームス、レイ・ビームス
- ホランドの先輩夫婦。月光号から一時的に家出した際お世話になっていた。
レントンに安らぎを与え、彼らも実子がいないので養子にしようかと考えるほどだったが、結局悲しい別れをせざるを得なくなる。Zでは条件と主人公次第で再会できる。
劇場版
他作品との人間関係
ガンダムシリーズ
宇宙世紀ガンダムシリーズ
- シャア・アズナブル(クワトロ・バジーナ)
- Zでは後述の台詞で、泥沼化した戦局を打開するべく、双方の軍に必死の裏声で呼びかけたため、赤い彗星の彼ですら戦意を喪失させてしまう。
- カミーユ・ビダン
- Zにおいて、時々相談に乗ってくれる兄貴分。
アナザーガンダムシリーズ
- ガロード・ラン
- Zにおける大親友その1。色々な意味で気が合っているのだが、仲が良過ぎるのが災いし、所謂「中二病」的なやり取りをやってしまい、周囲の失笑を買ってしまっている。
また、レントン、ゲイナー共々ゲインに"少年恋愛団"と命名される。 - ティファ・アディール
- Zでは前半から絡む機会があり、ガロードと共に彼女にも後押しされている。
- エニル・エル
- Zでは家出中に会ったとき、彼女の「柔らかいところ」にぶつかり、ご飯までおごってもらってしまう。
原作のビームズ夫妻のように色々と彼女に面倒を見てもらい、最終的には彼女とガロードの橋渡し役になった。
正暦作品
ガンダムSEEDシリーズ
- アスラン・ザラ
- 再世篇では彼やキリコ達に背中を押される形で、エウレカ達を救い出すためのパレス・インサラウム突入作戦に参加する。
西暦作品
- グラハム・エーカー
- 第2次Z 破界篇ではイマージュやホランドとの決戦の最中に空気を読まずに唐突に乱入してきた彼に、エウレカへの想いやホランドへの怒りを場違い且つ見当違い、そして彼の主観に満ちた勝手な解釈をされてしまう。
リアル系
- ゲイナー・サンガ
- Zにおける大親友その2。
尊敬すべき兄貴分…なのだが、当初はゲーマーである彼を思いっきり見下した発言をしており、さりげなくゲイナーに根に持たれていた。
立場を改めてからはゲイナーをムーンドギー同様に「兄さん」と呼ぶようになる。第2次Zでは劇場版設定の彼なので「ゲイナーさん」と呼んでいる。 - グレタ・カラス
- Zでは家出中に出会い、彼女に気に入られる事に。レントン曰く、「おばさんはアウト」とのこと。
- オズマ・リー
- 第2次Zにて彼からランカを町に送り届けることを頼まれる。彼曰く「レントンなら無害」とのこと。
- ランカ・リー
- 第2次Zにて彼女を町へと送り届ける場面がある。
- キリコ・キュービィー、フィアナ、ゼロ
- 再世篇では彼らに背中を押される形で、エウレカ達を救い出すためのパレス・インサラウム突入作戦に参加する。
スーパー系
- 城琉菜、エィナ
- Zでは月光号のコンビニ店員として働いていた時に、彼女達に言い寄られ思わず鼻の下を伸ばしてデレデレしてしまう。
- ジュリィ野口
- Zでは月光号のコンビニ店員と働いていた際、彼にアドバイスをもらった。
- 不動GEN
- Zの中盤、リーナの姿にコスプレした彼の姿にドン引きした。
- 巴武蔵 (OVA)
- エウレカと再会して不安な時に仲間として親身になってくれる。
バンプレストオリジナル
- ランド・トラビス
- こちらは初対面時その暑苦しさにビックリしたが、彼の生き方に男性らしさを見出して尊敬するようになる。
ちなみにランドには14歳ド真ん中である点を指摘されている(いわゆる「中二」)。 - セツコ・オハラ
- 初対面時、「スタイル抜群のお姉さん」に思いっきり鼻の下を伸ばす。
- レーベン・ゲネラール
- 彼の散り際に、エーデルへの忠誠心と愛を声高に叫ぶ彼に対し、「そんなものは愛ではない」とガロードやゲイナーと共に否定した。
- クロウ・ブルースト
- 第2次Z 破界篇終盤で、彼が漏らしたとある発言に猛然と噛み付くが、それはレントンの「覚悟」を確認する為に敢えて発したものである事を知る。
- マリリン・キャット
- 第2次Z 再世篇では彼女達ファイヤバグによってエウレカを誘拐された為、仇敵と言ってもいい存在。
名台詞
TV版
- 「アァァァイ・キャァァァン・フラァァァァイ!!」
- 第1話及び最終話でレントンが勇気と決意をかためた決め言葉。
のちに番組のキャッチコピーとなった。 - 「ねだるな、勝ち取れ。さすれば与えられん」
- 元々はレントンの父、アドロックの言葉。
ホランドを通じて彼へと託される。
劇場版でのこの台詞は恩師からの言葉となっている。 - 「姉さん…俺、いきます…」
- エウレカのニルヴァーシュの操縦テクニックに、レントンは酔ってしまい…そしてモーリス、メーテル、リンクから「ゲロンチョ」と言われてしまうのであった。
さらにエウレカにも言われてレントンは全てが「真っ白」となった。 - 「…聞いてよ、ニルヴァーシュ。お前が俺の家に落ちて来てから、俺達はずっと旅をしてきたよな。」
「色んな人に出会って、別れて…。俺には…とても大切な思い出だよ」
「でもこの旅にはいつもエウレカが隣にいたんだ。ずっと一緒に旅をしてきたんだよ」
「なのに…なのに…」。
「お願いだよ、ニルヴァーシュ!俺はこんな結末は嫌だ!俺の隣にはエウレカが必要なんだ!」 - 最終回にて半壊したニルヴァーシュにエウレカとの出会いから始まった出来事を語りかけた。そして、レントンの言葉に応えるかのように、spec3へと進化を遂げた。なお、このセリフはZにも収録されていたのだが、なぜか没ボイスとなっている。
漫画版
- 「なんだよ…機械の気持ちがわかるのに、俺の気持ちはどうでもいいのかよ!」
- 自分の気持ちよりも戦いを優先するエウレカに辛く当たってしまった台詞。後にこの言葉がレントンにとってもエウレカにとっても最悪の悲劇を生む。
- 「っカじゃねぇの…! っっせぇ!昔の俺なら賛成したよ…けど、今ならお前らは絶対間違ってるって言ってやる!」
「本当に必要なのは…好きな人と、信じあう力だ!」 - 共存ではなく人間の殲滅を選択したコーラリアンへの魂の叫び。多くの人間と出会ってレントンは確実に成長していた。
劇場版
- 「…デートに行ってくる」
- 独立愚連隊との取引の直後、レントンはエウレカと共に空のデートへと出発した。
- 「手放し運転」
- 空のデートでレントンがニルヴァーシュの操縦桿から手を離し落下させてエウレカに「怖かったんだからね!」と怒られたがレントンは大笑いした。
第2次Zでは敵の攻撃を回避する時の台詞として使われた。 - 「てめぇぇぇ! エウレカに何しやがんだぁ!!」
- 独立愚連隊のハップとストナーがエウレカに酷い仕打ちを行ってるのを目撃して。激昂したレントンはハップを滅多打ちにするものの、腹部を撃たれてしまう。
- 「聞こえた…先生の…最後の言葉が…」
「うおおおおおおおっ!ねだるな…!」
「ねだるな、勝ち取れ!!さすれば与えられん!!」 - レントンは重傷を負いながらも立ち上がり、恩師であるドミニクの言葉を叫んだ。その直後、幼生ニルヴァーシュと幼生ジ・エンドが融合し、spec-Vと成った。
第2次ZではDVEとして採用された。 - 「ごめん、エウレカ…。俺はまだ君を守る術も勇気も持ち合わせていないのかもしれない…!」
「でも先生が教えてくれた! 俺は君と一緒に未来を勝ち取りたい!だから…!」
「一緒に行こう、エウレカ! 俺は君が大好きだーっ!」 - エウレカを襲おうとした巨大イマージュを蹴散らし、未来を掴もうと決心したレントンは、想い人であるエウレカに高らかに愛の告白をする。
第2次Zではなんと、DVEと戦闘台詞の2つ同時に採用された。
スパロボシリーズの名台詞
TV版
- (な、何だ、この人!?野人!?)
(ダイアン姉さん…暑苦しいです…。もう息が詰まりそうなほどに…)
(町の外から来た野人…。もしかして、俺の人生…動き出したかも知れません…!)
(姉さん…ランドはワイルドです。野生です。オトナの男です…!) - ランドがカレヱジサーストンを尋ねてきたときのレントンのモノローグ。
初対面時はプレイヤーが思わず笑いそうなほど失礼な事を考えているが、最後の「オトナの男」と言う言及にも現れているような彼の男気に惚れ込むようになる。 - (ダイアン姉さん…美人です…!僕達の家に美人さんが来ました…!)
(それにこの感じ…きっと町の外から来た人です…)
(外から来た美人のお姉様…。
もしかして、俺の人生…動き出したかも知れません…!) - セツコがカレヱジサーストンを尋ねてきたときのレントンのモノローグ。
レントンは赤面するのであったのだが、その後年下の彼女が尋ねて来る。 - 「みんな、聞いてくれーっ!最初のミサイル発射は誤射なんだーっ!」
「俺、ザフトの人が迫ってきて焦って!だから、ミサイルを撃っちゃって、それで、こんな事になっちゃって…」
「だからぁ! ごめんなさい!俺、謝ります! 謝りますから! だから、戦いをやめてください!!」
「ごめんなさい! 本当にごめんなさいっ!!」 - ゲッコーステイトが太平洋でエゥーゴのアーガマとザフトのミネルバに遭遇した時に、母親代わりであるエウレカを守ろうと暴走したメーテル・モーリス・リンクが月光号のミサイルランチャーを勝手に操作して、2隻に向けてミサイルを発射してしまい行き違いから、内紛が起り戦局が泥沼化してしまったのを見かねて、必死に双方に呼びかけた叫び。この時の叫んでるレントンの顔グラフィックは必見ものである。ちなみに序盤ではこの顔グラは割と出番が多いが、話が進むにつれてなくなる。
- 「お、俺…レントンって言います!」
- Zで、ホランドとタルホから罰として月光号のコンビニ店員として働く事になったときに、大声で双方の戦いを止めさせた事についてグランナイツの琉菜とエィナに評価され詰め寄られた時に、自己紹介した一言。この時のレントンの顔グラフィックは、完全に鼻の下が伸びきったデレデレした締りのないものとなっている。この後、冷たい目線のエウレカが現れ一転して怖い雰囲気になり、浮気が妻にバレてしまったダメ亭主の如く弁明する事に…。
- 「了解だ、ガロード! サテライトシステムのアミタドライブ的リミッター解除は俺がやる!」
「エウレカ、君はニルヴァーシュの操縦に集中するんだ。俺はそれをサポートする!」 - エウレカに良いところを見せたがったレントンが意気投合したガロードと「フォーメーションX」なる戦術を用いて連携したときの台詞。言うまでもないことだが全てハッタリで、グランナイツの面々からは失笑されていた。ちなみに当のエウレカは怪訝な顔をしており、残念ながら株を上げることはできなかった模様。
- 「エウレカぁー! 俺は君のことがぁぁぁぁぁっ!」
- ゲイナーの、「大々的な告白」に乗じて、発した言葉。スタッフが空気を読んだのか、最後まで言えなかった。A.C.E.3でも同様のシチュエーションで発するがやはり最後まで言えなかった。
- 「そういうのって興味ないですよ。俺、アウトドア派だから」
「悪いんですけど、家の中にこもってゲームするよりもリフの方が全然楽しいですよ。こう…何ていうか、自分がトラパーと一体になって空に舞い上がるみたいで…。
あ…こんな事言ってもきっとゲイナーさんにはわからないでしょうけどね」 - 雪合戦の時にゲイナーに言い放った暴言。
ゲイナーはこの事を後々までしっかり根に持っている。 - 「何なんですかこの人ぉ!?」
(こ、この人…本物だ…。本物の…。) - リーナの変装(というかコスプレ)をしていた不動GENに驚いての一言と心の中の呟き。何が本物なのかは推して知るべし。
- 「今の兄さんはオーバーデビルに操られているだけだ! 俺が尊敬するゲイナー兄さんがこんなひどい事を言うもんかぁぁっ!」
- で、オーバーデビルに操られたゲイナーにその事に関する恨み節をぶつけられて。
- 「エウレカは俺達と同じだ! 笑ったり悲しんだりする心を持っている!それを理解出来ないお前こそ、人の姿をした別の何かだ!!」
- エーデルとの戦闘前会話。エウレカを「人もどき」と侮蔑した彼女に怒りをぶつけた。後にエーデルが辿る末路を思うと、物凄く皮肉な台詞である。
劇場版
- 「大丈夫ですよ。エウレカだって、武蔵さんは顔は怖いけどいい人だってわかってくれます」
- エウレカが始めて笑ったのを見て喜ぶ武蔵だが、周りにお前の顔を見たらまた怯えるぞといわれた時の台詞。ちなみにレントンは合計で3回も顔の事を言うので、武蔵は辟易する。
- (あのゲイナーって人…向こうの世界の俺と仲がよかったみたいだ…)
- 第2次Z 破界篇の暗黒大陸ルートの第25話より。本作のレントンは劇場版の設定だがゲイナーがレントンの事を知っているのはその為である。
- レントン「君を利用しようとするホランド達やイマージュと戦う…!」
「世界を守るためだって言ってZEXISが君を殺そうとするなら僕は独りでもみんなと戦う!」
ガロード「独りじゃないぜ、レントン。そんな事になったら、俺もZEXISを抜ける」
ゲイナー「僕もだよ、レントン」
レントン「ガロード…それにゲイナーさんも…」 - 終盤でエウレカが自身の正体を告白した後の会話。尤も、ZEXISの全員がエウレカを守る事になった。
- 「俺は認めませんよ!たとえ、あんたが…いや、世界中の人間が仕方ないと思っても!」
「俺はエウレカと生きる為に、この世界を守ります!」 - 南極での決戦前、人類を絶望視したイマージュの裁断について「仕方が無いかもな」と漏らしたクロウへ猛然と反論する。だが、レントンの「覚悟」を確かめるためにクロウはあえて諦観した態度を取ったものであった事を知る。
- 「行こう、ニルヴァーシュ…! エウレカは、きっと俺達を待っている!」
- 再世篇の予告及び本編25話「終わらない約束」にて。恩師の言葉を受け、エウレカを取り戻すために、レントンとニルヴァーシュは再び戦場に身を投じる。
- 「せっかくだけど、俺…守られるつもりはありませんから…!」
「行くぞ、ニルヴァーシュ! エウレカを助けるのは俺達なんだ!」 - 再世篇第25話より。レントンがアークセイバーと戦ってる時にZEXISが駆けつけ、ゼロが各機にレントンの守りを指示したが、そのゼロの台詞を撥ね除けた一言である。これを聞いた渓は「あたしも見習わなくちゃね!」と感心した。
- エウレカ「あなたは! 歌の本当の力をわかっていない!」
レントン「それは時空さえも越えて、人の想いを運んでくれる!」
「それがわからないお前にこの世界を渡してたまるものか!」 - グレイスとの戦闘前台詞。ランカの歌を利用し、バジュラクイーンと同化して銀河を支配しようと目論むグレイスだが、彼女は最大の過ちを犯した。それは、歌の本当の力を理解せずに、二人の歌姫の歌に敬意を示す者達や、レントンをはじめとする想い人の為に命をかけて戦う者達を敵に回した事だった。そして、歌の真の意味を知っているレントンは「白き聖なる者」と共にグレイスと激突する。