グランヴェール
魔装機神 グランヴェール(Granveil)
- 登場作品:魔装機神シリーズ(バンプレストオリジナル)
- 分類:ラングランA級魔装機【魔装機神】
- 全高:24.48 m
- 本体重量:36.5 t
- 全備重量:72.8 t
- 動力:フルカネルリ式永久機関
- 補助機関:カロリック・リサイクラー(熱素循環装置)
- エネルギー:プラーナ・魔力
- 装甲材質:オリハルコニウム
- 守護精霊:炎系最高位「グランバ」
- 所属:神聖ラングラン王国
- 主な操者:ホワン・ヤンロン
- メカニックデザイン:福地仁
ホワン・ヤンロンが操る「炎の魔装機神」。炎の最高位の精霊グランバを守護精霊に持ち、破壊力に優れた武器を装備している。しかし、その反面、防御力が犠牲になっているという弱点もある。ファミリアの装備数は魔装機神中最少の1機。敵に接近する際には、踵部分に炎の車輪を発生させて高速移動することが可能。ヤンロンの趣味であろうか、印を切ってから使用する武器が多い。
登場作品と操縦者
旧シリーズ
- スーパーロボット大戦EX
- リューネの章の主力となる。
- 第4次スーパーロボット大戦
- シナリオ「特異点、崩壊」で使用できるが、仲間になるのは終盤の「オルドナ・ポセイダル」から。しかもシュウが仲間になるルートでは、最終面で外れてしまう。
- 第4次スーパーロボット大戦S
- 性能は第4次と同じだが、シナリオ「特異点、崩壊」クリア後にAチームに加わり、以後外れることは無い。但し本作の仕様により、武器は無改造となっている。
- スーパーロボット大戦F完結編
- 参戦が遅く、全く使えない。宇宙の地形適応が低く、この頃には主力ユニットが固まっている。地上戦の中盤戦なら大いに活躍しただろうが。
魔装機神シリーズ
- 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
- 本格的に見直されて、格闘と射撃を両立したグランヴェール。必殺技「火風青雲剣」が非常に強力。ヤンロンの精神コマンドが優秀で、ひらめきも覚えるので対ボス戦の切り札となる。
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD
- 第1話には参戦しているが、本格的に味方に合流するのは中盤から。しかもポゼッションイベントでの離脱を経てようやく最後まで参戦という流れ。このため優秀な追加武器である光焔万丈の習得条件である撃墜数稼ぎにあまり余裕がなく、入手しそびれるケースが多い。ルートによってはヤンロンがストーリー上主役級として活躍することになるので、それに合わせて積極的に改造し、運用していきたいところ。最強クラスの攻撃力は健在である。
OGシリーズ
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α外伝
- 戦闘アニメが進化し、車輪で敵に接近したり、印を切るようになった。カロリックスマッシュ、そして後半に追加される火風青雲剣の火力は申し分なく、ヤンロンの底力、加速が便利だが、多少未来編での復帰が遅い。また相変わらずの防御面の弱さに加え、今回は燃費の悪さ、飛行不可能、フレイムカッターが低火力という欠点もある。
装備・機能
武装・必殺武器
射撃兵装
- パルスレーザー
- レーザー兵器。おそらく両肩の砲身から発射されるのであろう。
- 中性子ビーム / 中性子レーザー
- 中性子(=ニュートロン)ビームを放つ。『EX』ではビーム兵器であるため、ビームバリアにはじかれた。『第4次』ではレーザー兵器になったため、はじかれなくなった。
- ハイファミリア / ファミリア
- ランシャオが司る攻撃兵器。数は1基。魔装機神LOEでは「ファミリア」をフル改造すると登場する。DSリメイクから形状を鳥型の戦闘機に固定。『OG2nd』では炎を纏った突進で目標を破壊する。
- EX・第4次・第4次S・F完結編・LOE:反りのある黒いカッター。
- α外伝:巨大な黒豹がカッター状に変化して敵を切り裂く。
- メキドフレイム
- ポイントを指定し、そこに向けて波状に巨大な火柱を発生させる、射線指定型マップ兵器。
- LOE:ランクアップで敵味方識別可能となる。火柱の色は蒼。
- カロリックスマッシュ / 電光影裏 / 電光影裏春風斬
- グランヴェールに搭載された魔術兵器。『EX』では渦巻く光球を標的に撃ち出す長距離射程の消費型武器(弾数2)。『第4次』からENを消費して火炎流を発射する形式に変更。以後の作品では、これを基礎に新たなモーションを編み出している。
- α外伝:両肩の竜頭(ドラゴンヘッド)が顎を開いて砲身を展開。砲口から火炎流を発射する必殺武器。
- LOE(OG):印を組み炎系魔方陣を足元の大地に展開。凝縮した熱素を両肩の竜頭から撃ち出す。発射後の火炎流は交差しながら敵機を目指して飛んでいく。なんと、『魔装機神II』ではオミットされた。
- 電光影裏:「カロリックスマッシュ」のランクアップ。ネーミングはヤンロンによるものであろう。両肩から発射された双頭の龍が螺旋状に絡み合い、一つの龍となって相手を焼き尽くす。燃え上がる炎で発生した磁場の影響か、撃ち出した炎の龍が不気味な蒼白い放電を繰り返す。火力だけなら「火風青雲剣」と同等だが、射撃武器なので総合力ではこちらが劣る。『II』では最初からこの状態。
- 電光影裏春風斬:「電光影裏」のランクアップ武器。放った龍の背に乗って上空から右手の手刀を打ち込み、続けて左手の手刀で切り上げる。ランクアップによって射撃武器から格闘武器へと変化。ヤンロンの格闘能力を最大限活かせるようになる。
格闘兵装
- プラズマソード
- 腰部に収納してある非実体剣。
- フレイムカッター
- 近接戦闘用の武器。いわゆる炎の剣。『EX』では漆黒の実体剣。『α外伝』では刀身のない柄。斬りつける際は鍔元に左手をかざして炎の刀身を形成する。以後の作品から、この形が正式に採用されている。
- LOE:「プラズマソード」のランクアップ。数値設定を誤ったのではないかと思われるほどの高い攻撃力。フル改造した暁には雑魚敵相手だと最低でも致命傷、一撃で倒すのはむしろ当たり前。その上MG消費まで低いという至れり尽くせりな性能が素敵である。形状はながらく不明であったが、DSリメイクで『α外伝』の設定で固定され、柄の装飾を改めた。
- OG2nd:刀身形成の前に印を切り、三度斬りつけた後は、炎を鎮めた本体を種火(ウエポンベイ)の中に収納する。歴代で最も描写が細かい。さながら必殺技並みである。
- ROE:ランクアップの武装がないため弱体化。他の魔装機の格闘武器と同じ扱いになったのでMGの消費はない。本作では剣を持たない左手を「剣指」(人指し指と中指を立て残りの指は閉じる)の形にしている。
必殺技
- 光焔万丈 / 破邪光焔万丈
- ヤンロンが陰陽道を元に編み出した技。MGと弾数の両方を使う特殊な武器である。ただ、射程1~3にも関わらず、P武器でないので使い辛い。ランクアップ後(破邪光焔万丈)はP武器に変化し、一気に使いやすくなる。攻撃力も高いのでグランヴェールのメイン武器として活躍する。
- 火風青雲剣
- ヤンロンが
山上からデモンゴーレムから岩石を落されて開眼した必殺技。魔装機神LOEではフレイムカッターで敵を切り刻むだけ(炎の演出がある以外は乱舞の太刀と全く同じ動作だったりする)だが、α外伝では印を切って実体剣を出現させ、素振りで敵の動きを止める竜巻を起こし、接近し切り刻むものになっている。さらにリメイク版ではヤンロンが印を切って炎の剣(フレイムカッターとは別の武器。描写が酷似しているのでα外伝で出した実剣と思われる)を出現させ、止めに剣から炎を飛ばして焼き尽くすもの。 - 宝具火風青雲剣
- エルシーネとの対決を前にヤンロンが完成させた新たな必殺技。「宝具」は「ぱおぺえ」と読む(漢字表記は宝貝ではないので注意)。まず、九字を切りながら敵機を殴り続け、最後の「行」で腕から巨大な炎を放って敵機を吹き飛ばす。そしてその炎の中から召喚された実剣(通常の火風青雲剣とは別の剣)よりさらに巨大な炎を放ち、敵機を焼き尽くす。初めて使った際のヤンロンの台詞から技としては以前から考えていたが、それまでは使うことが出来なかったようである。また、グランヴェールが魔方陣をまといながら炎に包まれる描写があり、初使用の直後に駆け付けたマサキは「ポゼッションしているのか!?」と発言したことから一時的なポゼッション、あるいはそれに近い状態にあると考えられる(ヤンロンは「今の自分にポゼッションは無理」とマサキに返している)。
合体攻撃
- 太極陰陽破邪法
- ガッデスとの合体攻撃。水火の複合攻撃。射撃仕様であるためヤンロンで使用した場合、テュッティの時よりもダメージ値が落ちる。
特殊能力
- 剣装備
- HP回復(小)
- 魔装機神シリーズのみ。
移動タイプ
サイズ
- M
機体BGM
- 「炎の中華体育教師」
- ヤンロン&グランヴェールのBGM。