ガルガード
| ガルガード | |
|---|---|
| 外国語表記 |
GALGUARD[1] |
| 登場作品 | |
| デザイン | 福地仁 |
| SRWでの分類 | 機体 |
| スペック | |
|---|---|
| 分類 | Bクラス魔装機 |
| 守護精霊 | 炎系低位・雷「ガルナンサ」 |
| 全高 | 25.1 m |
| 重量 | 31.9 t |
| 動力 | フルカネルリ式永久機関 |
| エネルギー | プラーナ、魔力 |
| 装甲材質 | オリハルコニウム |
| 開発 | 神聖ラングラン王国 |
| 設計 | ウェンディ・ラスム・イクナート |
| 所属 | 神聖ラングラン王国→アンティラス隊 |
| パイロット | ファング・ザン・ビシアス→カークス・ザン・ヴァルハレヴィア→ザシュフォード・ザン・ヴァルハレヴィア |
概要 編集
16番目に完成した一面四臂の魔装機。4本の腕をもち、グランヴェールに酷似したフォルムをみせるが、これは外装を担当した人間が同じだったため。また、開発にウェンディが関与しており、設計思想自体はサイバスターに近い。非常にバランスが良く、魔装機神に迫る性能を誇る。
テスト操者はファング・ザン・ビシアス、初代操者はカークス・ザン・ヴァルハレヴィア、2代目操者はカークスの息子のザシュフォード・ザン・ヴァルハレヴィア。
何故か『EX』でフェイルロード・グラン・ビルセイアがカークス軍にあるはずのこの機体に乗っている場面があるが、ろくな武装が施されていないというフェイルの発言からガルガードに似て非なる機体であることが分かる。『OG2nd』ではハガネに乗艦したため同描写は削除されている。
ザッシュが一人前になった暁にはウェンディによるチューンナップが施される予定である(だが、そのことが明らかになるのは皮肉にもウェンディが死ぬエンディングのときである)。
登場作品と操縦者 編集
旧シリーズ 編集
- スーパーロボット大戦EX
- 初登場作品。パイロットはカークス。リューネの章では、数マップだけカークスが味方として参戦するときに乗ってくる。改造もできるが、すぐに自軍から外れてしまうので手を出さないほうがいい。カークスが敵として出てくるときは移動要塞やエウリードに乗っているため、敵としてガルガードと戦うことはない。設定とは裏腹に性能は平凡、というか地味。基本性能で言えばジャオームと全く同じで、明らかにソルガディが上である。武装に「リニアレールガン」があるため、使うなら射程外からの削りに徹することになるだろう。幸い射程10の高性能タイプなので無改造でも十分役立つ。
- スーパーロボット大戦コンプリートボックス
- 『EX』に登場。性能が調整され、ジャオームよりは確実に強くなった。最大火力ではソルガディに劣るものの、あちらはリニアレールガンを持たないため継戦能力では上回る。ロボット大図鑑では「カタールのような武器を持つ」と表記されているが、ブラッシュブレードの形状は全く異なり、それらしき武装・技も現在まで登場していない。
魔装機神シリーズ 編集
- スーパーロボット大戦外伝 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
- 第一章ではファング、第二章ではザシュフォードが乗る。しかし、デモでもファングが乗っている(それどころか「雷鳴剣」まで使う)のでファング=ガルガードというイメージを持ったプレイヤーもいたかもしれない。第一章でファングが正式に仲間入りしている時はラストールに乗っているので、改造できるようになるのは第二章から。今作で特に重要なP武器であるブラッシュブレードの性能が高く、操者のザッシュも自軍でトップクラスの格闘能力と再攻撃Lvを持つため、かなり扱いやすい。能力的には噛み合わないものの、加入時点で使用可能な「黒き霹靂」も気力制限が極端に緩く、十分使い出がある。欠点は必殺技を覚えるルートが限られていることと、基本性能が頭一つ抜けて高い代わりにフル改造ボーナスでHP回復・MG回復がどちらもつかないこと。
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
- 今回はデモではザッシュが乗っているが、バフォームに投げ飛ばされるという冴えない姿を見せることに…。また再攻撃の習得が制限されたことで、利点だった火力が相対的に減退してしまっている。
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD
- 設定面ではトップクラスの魔装機。武装に下記項目(装備・機能欄)で挙げられるような不遇な面が見られるなど、使い勝手は前作より落ちる。カスタムボーナスも弱いため、力順で出撃枠を選んでいくプレイヤーならばまず本機に枠を割かないだろう。ただ、その外装面の特徴からか、ユニット選択でグランヴェールと間違えて出撃させてしまうプレイヤーは多かったという。なお、多くのBクラス魔装機が武装と魔術兵器をオミットされて数(3~4)を抑えられているなかで、武装保有数5を維持している。
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE
- ザッシュが近衛騎士団へ異動となったため、操者不在でフリングホルニの格納庫で待機している。プレイヤー使用不可。
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神F COFFIN OF THE END
- ザッシュ共々、最後に味方入りする魔装機。機体・武器ともに最初から5段階改造されているが、残念ながら攻撃力がかなり低く、活殺剣・焔がようやく通用するかというレベル。その代わりザッシュは応援を持ち、さらに条件を満たすと習得できる隠し専用スキル「直到専心」の効果で連続行動が可能なため、操者の成長が非常に早いのが特徴。ただし連続行動と違って2回目の行動は保留できない点に注意が必要。
OGシリーズ 編集
- 第2次スーパーロボット大戦OG
- リューネ編の「サプライズド・アタック」「信念と疑惑」でスポット参戦を果たした後、15話「シュテドニアス追撃」で操者をザシュフォードに変更して自軍に正式加入を果たす。その後、17話「超魔装機エウリード」から一時離脱するも、46話「リューネ・カプリッチオ」で再復帰する。これらの措置は原作のひとつにあたる旧シリーズにはなかったもので、発売が延期された影響で陽の目にあたる機会を増やしてもらえたのだろうか?
- 追加武装の「黒き霹靂」は装甲ダウン効果があるため、入手さえ出来れば多少なりとも難易度が変わる。問題はやはりパイロットの宇宙適応Bか。
装備・機能 編集
武装・必殺武器 編集
- リニアレールガン
- 4つの砲門のうち、上2門がこの兵装。『ROE』では最初から「ハイパーレールガン」になっているため使用不能。
- ハイパーレールガン
- 「リニアレールガン」のランクアップ武装。『ROE』において、ガルガードだけが「ハイパーレールキャノン」にランクアップしない。
- ギガソートカノン
- 4つの砲門のうち、脚部の下2門がこの兵装。『EX』ではどういうわけかソルガディ・ガディフォールの同名の武装と性能が全く異なっていた[3]。
- アサルトキャノン
- 「ギガソートカノン」のランクアップ武器。全砲門を稼動させて行う光弾の8連射。肩部の2門砲塔と脚部の2門砲塔で交互に射撃を繰り返した後、間髪いれずに上下4門の砲塔を同時に稼動させた4連斉射を見舞う銃技。威力は高いが、射程で「ハイパーレールガン」に劣る。
- ブラッシュブレード
- 4本の腕に持つ実体剣。DSリメイク以降、二刀流で斬撃を行う。『第2次OG』では先端の宝玉が輝き雷を纏う描写がある。また、必殺技を習得していない場合を想定してか、攻撃力が高めに調整されている。
- 対空ミサイル
- 『EX』で使用した本機の最高火力。
- OG:使用不可。ふさわしくないと判断されたのか、『第2次OG』でも再登録されなかった。ミサイルを発射するガルガードの姿を見ることはもうないのだろう。
必殺技 編集
- 黒き霹靂(くろきへきれき)
- ザッシュが新たに編み出した必殺技。4本の腕で胸元に凝縮した黒色の雷球を撃ち出した後、炎系魔法陣を前方に展開。全砲門斉射(4連斉射)による熱線を重ねて押し出した雷球を標的に撃ち込む、銃技と魔術の応用技。
- 『LOE』では気力1で使えるという謎の使い勝手の良さを誇る。おそらく気力10で使えるようにする予定だったのであろう。『第2次OG』ではまさかの装甲ダウンL2が付いた。
- OG:『第2次OG』では隠し武器として実装されている。投擲した「ブラッシュブレード」で貫かれた敵機に、上空から流し込む電撃と、足元に展開した炎系魔法陣から呼び出した黒色の球電を叩きつける。長射程・射撃属性の剣技で移動後使用不可と、魔装機神本編とはいささか趣が異なる。地上戦で命中し損ねると、行き場を失った剣が大地に突き刺さる。トドメ演出では戻ってきたブラッシュブレードをキャッチして見得を切る。なお、ザッシュのカットインはこの武器でしか入らない。
- 鏖戦迅雷(おうせんじんらい)
- 『ROE』で黒き霹靂に代わって習得している必殺技。前方に展開した魔法陣に左右上下の掌で圧縮したふたつの黒い球電を叩き込むことで、一条の黒き雷光を生む。純粋な魔道の技に昇華させている。描写としては、SFC版における「黒き霹靂」の演出を想起させるもの。
- 雷冥剣(らいめいけん)
- ジノに弟子入りしてザッシュが会得した技。『LOE』のデモでは何故かファングが使う。地面に突き立てた剣先と上空に投じた剣とで展開した二層の魔法陣から雷の刃を4本の腕に召喚。連続斬りを披露した後、最後にXの字に相手を斬る。
- 冥皇活殺剣(めいおうかっさつけん)
- 上記の「雷冥剣」の後、4本の手に召喚した雷の剣をひとつの巨大な刃に収縮し相手を貫く。
- 活殺剣・焔(かっさつけん・ほむら)
- 『ROE』で使用する「冥皇活殺剣」のランクアップ技。二刀のブレードで大地と上空に展開した二層の魔法陣から呼び出した無数の雷で相手を牽制。動きを止めた標的を4本の「雷冥剣」で貫いた後、左右の二臂から活殺自在の炎の大剣を繰り出し、相手を包み込むように押し潰す。
特殊能力 編集
- 剣装備
- 「斬り払い」を発動可能。魔装機神シリーズでは「操者が斬り返しを習得可能」という形で表現されている。
- MG回復10 / (10%)
- 『ROE』で追加された特殊能力。『ROE』では固定値、『COE』では割合で回復。
移動タイプ 編集
サイズ 編集
- M
カスタムボーナス 編集
魔装機神シリーズでは共通仕様として、下記に加え精霊の格が一つ上がる。
- 移動力+1/装甲+300/HP+2000
- 『魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL』。
- 自己修復能力がつかない点を惜しまれている。
- HP+2000、装甲+200、MG回復30
- 『魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD』。
- 装甲値+200、最大EN+50
- 『第2次OG』。
- グランヴェールと同じ内容。外装が似通っているからだろうか?
機体BGM 編集
- 「魔装機神サイバスター(熱風!疾風!サイバスター)」
- SFC版『EX』で採用。当時は魔装機神シリーズ全体のテーマ曲扱いで、タイトルも違っていた。
- 「終わりなき戦い」
- 『第2次OG』で採用。