ゴーゴン大公

2016年2月7日 (日) 18:01時点におけるオオクラ (トーク | 投稿記録)による版 (→‎登場作品と役柄)

ゴーゴン大公(Archduke Gorgon)

マジンガーZ

Dr.ヘルに協力する謎の人物。機械獣よりも強力な妖機械獣を所有している。下半身は虎で、空を飛ぶ事も出来る。

その正体はミケーネ帝国の諜報軍メンバー。登場当初、自身を「闇の帝王・ゴーゴン大公」と呼ぶシーンもあった。最終的にはDr.ヘルを見捨てたが、あしゅら男爵の最後の戦いには協力する辺りから彼の武人気質が伺える。

最終話にて、闇の帝王光子力研究所襲撃を進言すべくミケーネ帝国へ帰還した。この時は「闇の帝王直属の部下」、つまりは暗黒大将軍と同格の武官として描かれている。

桜多吾作氏の漫画版では、最終決戦の最中にDr.ヘルを直接殺害している。

マジンガーZ対暗黒大将軍

本作では、暗黒大将軍の部下として登場。アジトからダンテを始めとする戦闘獣数体を出撃させ、東京を破壊する。しかし暗黒大将軍からは、マジンガーZに関する報告を怠ったことを責められ、日本占領任務を獣魔将軍に取って代わられた。

桜多吾作の漫画版では、前述のTV版最終話と同様、暗黒大将軍と同格の身分として描かれている。

グレートマジンガー

前作から引き続き登場するが、「 闇の帝王 > 暗黒大将軍 > アルゴス長官 > 七大将軍 > ゴーゴン大公 」という図式ゆえ、小者化した感が否めない。

第22話にて、火山島前線基地の建設指揮を任され、超人将軍ユリシーザー魔魚将軍アンゴラスを臨時措置で指揮下に入れる。しかし、両将軍の不興を買い、独断専行に巻き込まれてしまう。しかし火山島前線基地の建設を優先するため、陽動作戦を行いグレートマジンガーに敗北寸前の戦闘獣ダンダロス(SRW未登場)を庇って致命傷を負う。その姿には鉄也ですら息を呑んでいた。その結果、火山島前線基地は完成できた為、絶命する直前に基地司令官へと任命される。

マジンカイザー 死闘!暗黒大将軍

OVAではミケーネの刺客として兜甲児を襲撃するが、まさかのボスボロットにめった打ちにされ、最後は甲児の光子銃(フォトン・ガン)で倒された。

真マジンガー 衝撃! Z編

改造手術によりDr.ヘルに逆らえないあしゅら男爵に、ミケーネ人としての使命を果たさせるために暗躍する。他媒体とは異なり、Dr.ヘルの勢力には協力していない。ケドラの記憶の中では超人的な戦闘能力を披露している。

登場作品と役柄

αシリーズ

スーパーロボット大戦α
初参戦。一番早く登場するのがスーパー系ルートの第3話で、戦闘終了後MAPでDVEを披露してくれる。グレートマジンガーマジンカイザーにまで特殊台詞がある。
今回は『マジンガーZ』設定で登場する為、死亡せず生き残る。原作通りDr.ヘルを見捨てるが、それが後々尾を引くことになろうとは……。
スーパーロボット大戦α外伝
現代では第8話「ヌビアは笑う」で登場。
未来世界では暗黒大将軍と共にミケーネの残党として恐竜帝国に属している。地上ルートではその諜報能力でマジンカイザーを自軍よりも先に押さえ、自身が操縦するという展開もあるが、宇宙ルートでは逆にカイザーの存在を完全に失念しており、それが原因で戦況を覆される。ルートによるが最期は暗黒大将軍と共にミケーネの生き残りとして散っていく。
ミケーネ帝国のネームドが暗黒大将軍と彼以外はダンテしかおらず、必然的に活躍も多い。原作では大した間柄ではなかった暗黒大将軍とか上司と部下以上の信頼関係を見せ、宿将といった貫禄まで見せ付けている。もっとも扱いの良い作品であろう。
第2次スーパーロボット大戦α
邪魔大王国の三幹部をこき使うなどミケーネ帝国の幹部として出番は多いが、第43話「スーパーロボット軍団、怒りの大反撃!!」にてDr.ヘル時代に見捨てられた恨みを持っている地獄大元帥に逆に見捨てられて、αナンバーズに倒される。
『α外伝』での最後の出撃の時の暗黒大将軍との会話を考えるとあえない最期となる。戦闘台詞も新規収録されている。

Scramble Commanderシリーズ

スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
本作ではハリビューンV6に搭乗。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦J
OVA版で登場。NPC
スーパーロボット大戦W
OVA版で登場。原作通り兜甲児を殺すために、ぽに男騒動の時影からナイフを投げたりしていた。最後はマジンカイザー奪還阻止の最後の砦として兜甲児を殺そうとするが、超合金Z製のナイフで切り裂かれ重傷を負う。
その後、原作では何も乗らなかったが本作では無敵要塞デモニカに搭乗して出撃。しかし、その直後に真・シャインスパークとカイザーノヴァで一度撃墜されてしまうがすぐにド根性で復活する。最後は再びド根性で復活するも、真ゲッター1と放つダイナミックダブルインパクトで倒された。

人間関係

闇の帝王
主君。
暗黒大将軍
マジンガーZ対暗黒大将軍』では、暗黒大将軍の部下として登場し、敬語で接する。『マジンガーZ』最終話では「闇の帝王直属の部下」同士として、タメ口をきく。
しかし、『グレートマジンガー』からはアルゴス長官を挟んでの上官となり、敬語を使う。……ここまで一貫性の無い上下関係というのも珍しい。
桜多吾作氏の漫画版では、『対暗黒大将軍』から『グレート』中盤で退場するまで、終始タメ口をきいていた。
アルゴス長官
上司。
超人将軍ユリシーザー
火山島前線基地建設の際に彼に横柄に接したため反感を買う。
魔魚将軍アンゴラス
ユリシーザーと共に反感を買う。
永井豪版においても敗北した彼を侮辱したために踏み潰されかけたことがあった。
ヤヌス侯爵
後任。
Dr.ヘル
暗黒大将軍の命令で協力。ヘルがあしゅらに教える際には最初から「闇の帝王の先遣隊」と紹介されている。
あしゅら男爵
最後の戦いの際に協力した。
『真マジンガー』ではあしゅら男爵の前身トリスタン・イゾルデ夫妻の友人であり、三人でゼウスを追い落とす野心を抱く。

他作品との人間関係

流竜馬
α』序盤の新早乙女研究所戦に於ける戦闘前会話では、武蔵を失った(と、この時点では思い込んでいる)彼の怒りに呼応するかの如く、スペック以上のパワーを叩き出したゲッタードラゴンの猛威に戦慄する。
プリンス・シャーキン
『α』では彼を支援するが、内心では時間稼ぎの為に利用していた。
破嵐万丈
第2次α』では身内に見捨てられた人望の無さを、彼に失笑される。
イキマミマシアマソ
『第2次α』にてお互いを利用し合う。
ぽに男
W』にてゴーゴン大公と間違われる。

名台詞

「ふはははは、Dr.ヘルがとうとうこの闇の帝王、ゴーゴン大公様の力を借りに来おったか。いいだろう、力を貸してやるとも! まず第一陣として、グシオスβ3を派遣してやろう!」
第69話冒頭。まるで自分の異名闇の帝王と言わんばかりの物言いであるが、人との会話ではなく視聴者に対する紹介なので本編に関わるものかは怪しい。
「ミケーネ闇の帝王の先遣隊、ゴーゴン大公だ。このバードス島に残されたロボット軍団は、我々がかねてから、探し求めてきたものだ。おとなしく引き下がらねば殺すぞ!」
第72話。回想でのDr.ヘルとの初対面にて。この時点で属する組織の存在を示唆している。
「死を覚悟してきたものを放ってはおけん!」
あしゅら男爵マジンガーZに最後の戦いに挑む彼に機械獣を渡す。
「これから新しい戦いに向けて出発するのだぁ……」
TV版における最期の台詞。火山島前線基地の指揮官に任命されたがその直後にこの台詞を言いながら玉座から転げ落ち、そのまま息を引き取った。
「偉大なり……グレート……マ…マ…マジンガー」
永井豪氏の漫画版における最期の台詞。戦闘獣ゼランギア(SRW未登場)と共に敗れはしたが、自らを滅ぼしたグレートマジンガーを誉め讃えて息絶えた。
「ま、まっ、待ってくれ」
「待ってくれ、鉄也!」
桜多吾作氏の漫画版『グレートマジンガー』における最期の台詞。
鉄也の駆るグレートマジンガーのマジンガーブレードで上半身と下半身を分断され、顔面蒼白で鉄也に命乞いするも、この台詞の直後にグレートに踏み潰されてしまった。……TV版や永井豪版に比べると、今ひとつ締まらない末路だった。

スパロボシリーズの名台詞

αシリーズ

α(α for Dreamcast)

「アーガマは行方不明、ゲッターやライディーン他のロボットは現在、他の場所でDr.ヘルの機械獣軍団と戦闘中だ」
「ククク…誰も貴様を助けには来ないぞ、誰もな!!」
第23話極東地区ルート「マジンガーZ対暗黒大将軍」より。日本の壊滅と光子力研究所マジンガーZの破壊という「いつもの戦略」を敢えて告げた上で、前哨戦で受けたダメージが残ったままの機体、過度の輸血で最悪のコンディションにあるパイロット、囮部隊に足止めされて援軍に来られない仲間達……といった甲児を取り巻く状況の厳しさを指摘し、悦に入る。
「さあ、悠久の時を経て目覚めた龍王機と虎王機が、今日こそ貴様に引導を渡してくれるわ」
「ぐははは! さあ、マジンガーZを地獄に叩き込むのだ!!」
同上。確実なる止めを刺すべく2体の発掘兵器を召喚し、マジンガーZを血祭りに上げる為の下準備を整える。
「ぐははは! ついに、遂にマジンガーZの最期だ! とどめの攻撃を受けろ!!」
同上。戦闘獣軍団の凄まじい猛攻を受け陥落寸前の「鉄の城」を目の当たりにして、サディスティックに吼えるゴーゴンであったが…。
「う、うぬぬ…所詮はこけおどしだ。構わぬ! あいつも捻り潰せい!!」
「何だと!? マジンガーZもろとも貴様を破壊してやるわ!!」
同上。いずれもイレギュラーたるグレートマジンガーの介入によって焦燥感を露にした台詞の数々。直後、ゲッターチームをはじめとする援軍が囮部隊を蹴散らして駆け付けて来た事により、ゴーゴンの仕掛けた一大プロジェクトは水泡に帰する。

α外伝

「このゴーゴンも、アルゴス長官と7大将軍亡き後のミケーネを率いてきた武人であります」
「人間共をこの手で倒すのは前線を任されたこの私の任です」
第41話熟練度12以上ルート「黒歴史の終焉」より。死を覚悟し、残ったミケーネの残存勢力をゴーゴンに託して出撃しようとした暗黒大将軍への台詞で、暗黒大将軍はこのゴーゴンの心意気を認めて残った残存勢力全てを投入して共に散っていく事になる。
ただの悪党でしかない『第2次α』とは対照的な武人的な台詞である。

第2次α

(フフフ…単純な奴らよ。せいぜいこき使ってやるわ…)
第25話「開かれた地獄の扉」より。ヒミカ亡き後の邪魔大王国の三幹部を口先三寸で自軍の戦力とした時の心中。この頃は闇の帝王も復活して得意の絶頂であったが……。
「兜甲児! 元はと言えば、貴様の存在がこの状況を生んだのだ!」
第43話「スーパーロボット軍団、怒りの大反撃!!」に於ける甲児との戦闘前会話より。地獄大元帥に見捨てられ、生き残るにはαナンバーズを倒すしかない状況で吐いた暴言。
甲児には逆ギレと言われ、『α外伝』と比べて時代が大きく開いているのも一因ではあろうが、結果的に往生際の悪い典型的な小悪党に成り下がっている。