洞木ヒカリ

2014年3月2日 (日) 16:57時点における116.91.175.33 (トーク)による版

洞木ヒカリ(Hikari Horaki)

碇シンジと同じ第壱中学校2年A組に在籍する少女で、クラス委員長を務める。
あだ名はズバリ「委員長(媒体によっては、いいんちょの表記も)」。

非常に真面目な性格で、素行不良(?)な鈴原トウジ相田ケンスケには何かと口煩く接するが、その一方でトウジに仄かな想いを寄せており、前述の説教も彼女なりの不器用なアプローチのひとつと思われる。勝ち気な描写が目立つが、根は家庭的な女の子。クラスで孤高の位置を保つ惣流・アスカ・ラングレーが心を許す数少ない人物である。

原作TV版・貞本漫画板ともにアスカに後押しされてトウジに手作りのお弁当を渡そうとするが、その想いは叶わず、彼と3号機は悲劇に見舞われることになる…

PS2・PSP版ゲーム『エヴァンゲリオン2』では裕福な家庭の育ちだが姉の素行がよろしくなく、それでいてヒカリ本人は堅物のためクラスの一部の蓮っ葉な女子からは疎まれていることが明かされる。
またPSP版のヒカリのシナリオ「春を見たヒト」にて、彼女がトウジを好きになった経緯が描かれている。その後、勇気を出して行動すれば原作の悲劇とは違った展開が…

登場作品と役柄

原作同様、SRWに於いてもシンジの日常を描く上でのファクターとして機能しているので、基本的にはNPC扱いであり、原作再現であるEVA3号機事件以外で有機的に物語に絡む事は少ない。

αシリーズ

スーパーロボット大戦α
トウジが自軍に正式に加わった際、久々の登校で彼女がずっと弁当を作って帰りを待ち侘びていた事が判明。見事、彼女の願いは成就する。
スーパーロボット大戦α for Dreamcast
第3次スーパーロボット大戦α
EDでは、復学したシンジらチルドレンと第3新東京市で暮らす事が語られている。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦L

単独作品

スーパーロボット大戦MXPORTABLE
原作では関わる事の無かった『ヤシマ作戦』に、意外な形で貢献する。また、EVA3号機絡みでシナリオデモでの出番も多い。シンジに対しては序盤で「シンジ君」、中盤以降は原作通り「碇君」と、呼称に統一性が無い。EDでは掃除当番をサボろうとするトウジ&ケンスケを厳しく説教する「いつもの日常」が描かれ、アスカの口から「付き合ってるとは思えない」と2人の仲がそれなりに進展している事も語られていた。

人間関係

洞木コダマ、洞木ノゾミ
原作では名称のみ登場したヒカリの姉妹。コダマが姉で、ノゾミが妹。なお、この三姉妹は全員新幹線の車両名称が由来。
惣流・アスカ・ラングレー
同級生にして友人。
鈴原トウジ
同級生。内心では彼の「やさしさ」に惹かれている。
碇シンジ相田ケンスケ
同級生。
葛城ミサト
第3新東京市から疎開する際、彼女からペンペンを預かる。

他作品との人間関係

牧葉団兵衛牧葉ひかる出雲みどり出雲乙女
MXでの『ヤシマ作戦』では、トウジ&ケンスケや彼らと共に自転車発電班として電童へ電力を供給するべく、人力発電で奮闘。名前の語感が似ているからか、ひかるからはお互い頑張るよう声を掛けられた。

名台詞

「い~か~り~く~ん~! 追いかけて!」
「女の子泣かせたのよ!責任取りなさいよ!」
原作第九話『瞬間、心、重ねて』にて。シンジとレイの完璧なユニゾンを見せつけられて涙ながらに逃げ出してしまったアスカを追うよう、シンジに説教する。
「…鈴原の好きな子って、綾波さんかも知れない…」
原作第拾八話より。屋上でのトウジとレイの会話を目撃した事で、ぽつりと不安を洩らす。
「………やさしい、ところ………」
同・拾八話。アスカからトウジの何処に惹かれたのかを問われ、頬を染めながら蚊の鳴くような小声で告げた答え。直後のアスカのリアクションは必見。
「…明日は食べてくれるかな…?」
同・拾八話ラスト、トウジを襲った悲劇を知る由も無く、「明日」彼に渡す弁当のレシピを決め、心躍らす…。
「ス・ズ・ハ・ラ~~」
「今日という今日は許さないからっ!」
貞本漫画版にて。階段でトウジにスカートの中を覗かれてしまう。
「碇くんがこの教室に来ても、もう元通りの友達じゃいられない気がするもの…」
同じく漫画版にて。3号機事件の後、トウジが学校に来なくなった理由、そしてシンジが逃げるように去っていった理由は薄々勘付いているようだ……

その他

アニメ放送当時に発売されたセガサターン版ゲームソフトでは、シンジにキスをされるシナリオルートがあり、その後はヒロイン的存在として扱われる。同ソフトではシンジは使徒に記憶を奪われており、アスカに「自分はヒカリと恋人だ」と騙された結果である。

また同ソフトでは彼女はトウジを意識している様子が無い。第拾八話放送前に開発された事で生じたズレであろう。