アトールV
アトールV(A-Taul V)
『重戦機エルガイム』に登場する、13人衆の1人マフ・マクトミンが乗るカスタムヘビーメタル。またの名をアトールV マクトミンビルト。
アトールをコアにし、色々なHMの部品(武器やバインダー)を寄せ集めて作られた継ぎ接ぎHMではあるが、ベースとなった機体の高出力とパイロットの腕もあって戦闘力は高い。 独自装備のフロッガーが三連装に強化されており、つま先が長くなっているという特徴も持つ。 ムーバブルフレームに装甲と機能を付加していくことで機体を構成する、着せ替え兵器というヘビーメタルの特性をある意味一番体現している。
ちなみにアトールファイブと読む。原作を知らないでスパロボで初めて見た人は大抵アトールブイと読んでしまう。どこかの超電磁マシーンと同じである。
なお、ファイブの由来は、アトール、バッシュ、グルーン、アシュラテンプル、オージェの五種類のA級ヘビーメタルのパーツを用いて作られているため。マクトミンとしては、さらにアモンデュール・スタックのブースターを装備したかったらしい。
余談だが、機体名の元ネタは本家と同様にフランスのプログレバンド「Atoll」から取られているが、「V」にも意味がある。というのも、エルガイム本編放映時にこのバンドは4枚のアルバムを出しており、「V」には「5枚目のアルバムを希望する」という意味合いが込められているのだとか(なお、その後念願叶って無事5枚目もリリースされている)。
登場作品と操縦者
旧シリーズ
- スーパーロボット大戦F
- 初登場作品。限界反応が妙に低く設定されているので、単なる硬いHMと言った印象。何故だか獲得資金が異様に低く、わざわざ幸運をかけて倒したのにがっかりするケースが後を絶たなかった。
- スーパーロボット大戦F完結編
- ギワザがポセイダルに反乱を起こす際に、ギワザ側につく。Fに比べてHPや装甲などが高くなっているが、限界反応がやはり低いためたいして驚異ではない。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT
- 性能は高いが、味方が強いので実感はない。何機か量産されている。
単独作品
- スーパーロボット大戦GC(XO)
- 今までの事を考えると、かなり高いHPを誇る。バスターランチャーはないが武器も強い。そのかわりと言っては何だが、獲得資金もそれなりに高額になっている。
関連作品
- バトルコマンダー 八武衆、修羅の兵法
- 日出族の指揮官の1人として登場。武衆はナイト。
- パワーランチャー、バスターランチャーという2大マップ兵器を持つ。
装備・機能
武装・必殺武器
- Sマイン
- 左腕に装備されたバッシュのバインダーに装備されている。
- セイバー
- 基本装備。
- ロングスピア
- グルーンの装備している者と同一。
- パワーランチャー
- 左肩に取り付けられたオージェのバインダーに装備されているものと、背面に取り付けられたアシュラテンプルのサーカスバインダーのもの。
- トリプルフロッガー
- アトールの特徴的な武装である電磁鞭「フロッガー」を三連装にしたもの。歴代シリーズではあまり採用されない武装である。
- バスターランチャー
- A級ヘビーメタルの寄せ集め機体の為、当然使用可能。バッシュの物が使用される。
- バインダー
- 左肩に装備されたオージェの防御兵装。
- サーカスバインダー
- 背部にサブアームと共に取り付けられたアシュラテンプルの防御兵装。
特殊能力
- 剣装備、盾装備
- 切り払い、シールド防御を発動。
- 対ビームコーティング
移動タイプ
サイズ
- M
対決・名場面
- エルガイムMk-II
- ダバ、フル・フラット、ミアンの三者が対峙する中にいきなり割って入る。ポセイダルに逃げられたダバはマクトミンを非難するが…。
話題まとめ
- 放送当時、本機体はおろか通常のアトールすらプラモデルが発売されなかった。オージェ、グルーン、バッシュ、アシュラテンプルの4機は発売されていたが、肝心のアトールが発売されなかった為、V2アサルトバスターガンダムの様にプラモを買い集めて作り出す事も不可能だった。2000年代に入って、ようやくアトールのプラモデルがHG仕様で発売されたため、旧キットの4機(厳密にはHGアトールのキットにバッシュ用のバインダーが同梱されてるため3機)を合わせることでアトールVを制作できるようになった。
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