バット将軍は『ゲッターロボ』の登場キャラクター。
バット | |
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登場作品 | |
声優 |
緒方賢一(TV版) 若本規夫(アーク) 麻生智久(大決戦) |
デザイン |
石川賢(原案) 小松原一男(旧作版) 本橋秀之(アーク) |
初登場SRW | スーパーロボット大戦α外伝 |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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種族 | ハチュウ人類(貴族) |
性別 | 男 |
所属 | 恐竜帝国 |
役職 | 将軍 |
概要
恐竜帝国の将軍で、キャプテンを統率し、自らもメカザウルスに乗る勇猛な人物。
翼竜プテラノドンの進化形と思われるが、「蝙蝠(コウモリ)」を思わせる名前となっている。その理由は、『ゲッターロボ』の原案で敵は恐竜帝国ではなく地底人であったのが、渋すぎて恐竜帝国に変えられたためであり、その名残で蝙蝠の様な外見となっている。
TV版
第14話からガレリィ長官と共に、割と遅めのレギュラー入りを果たす。
自ら率先してメカザウルスを駆り、戦場へ赴く勇猛果敢な武将としての顔と、余命いくばくも無い人間を作戦に利用する卑劣漢としての側面を併せ持つ。その一方で実は身体が弱く、第18話で甥のザンキに命を狙われた際、右胸に予備の心臓を移植していた事が判明する。また、第32・33話でも体調を崩し、なんと病欠している。
第50話でメカザウルス・ゴダに搭乗してゲッターに挑み善戦するも、脱出装置を破壊されゴダと共に深海に散った。
なお、EDのキャストクレジットでは最後まで「バッド」と誤表記されていた。
原作漫画版
帝王ゴール生存よりも恐竜帝国存続を選んだため、漫画版『ゲッターロボ』終了後も生き残り、冬眠に入る。
続編『ゲッターロボ アーク』では、先帝時代から唯一の生き残り将校となっている。ボケてきており、流竜馬達との戦いの話だけが生きがいになってる。アニメ版ではカムイが反乱を起こしてからはかつての武人としての姿を取り戻し、カムイに協力をしている。ボケているのが芝居だったのか、あるいはカムイに当てられて活力を取り戻したのかは定かではない。
登場作品と役柄
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α外伝
- 初登場作品。第21話「地上をこの手に」で帝国の先遣隊を率いて初登場。DVEも存在。同シナリオではメカザウルス・ゾリに搭乗し、新兵器ウランスパークでゲッタードラゴンを苦しめ、その後の第36話では自らの体がゲッター線に蝕まれる危険性を侵しながらも奪った真ゲッターロボでゲッターチームに対抗するなどの見せ場が多い。
- 第2次スーパーロボット大戦α
- 『α外伝』と比べると出番が少な目。中盤に消えてしまう勢力である以上仕方のないことかもしれない。ゾリやグダに搭乗する。小隊長能力「反撃時の命中率+30%」を持つため、攻撃時は注意したい。
- リアル系24話で熟練度次第では前半マップでグダに搭乗していたのに、後半マップでは何故かゾリに乗り換えている。
単独作品
- スーパーロボット大戦X-Ω
- シナリオNPC。
パイロットステータス
精神コマンド
特殊技能
小隊長能力
- 反撃時の命中率+30%
- 『第2次α』で採用。唯一の修得者である。
人間関係
- 帝王ゴール
- 主君。
- 漫画版では帝国存続のため地上に置いてけぼりにする。
- ガレリィ長官
- 同僚。互いにいがみ合う。
- 漫画版では仲良くゴールの無謀に振り回された。
- キャプテン・ザンキ
- 甥。出世の為に命を狙われた。
- キャプテン・ラドラ
- 設定上、部下にあたるがTV版では対面していない。
漫画版
- キャプテン・ギラバ
- SRW未登場。『小学三年生』に連載された桜多吾作の漫画版における「甥」。ザンキと同様に処刑するが、その武勇と知恵を使いこなせなかった事を惜しんでいた。
- キャプテン・ニオン
- 漫画版では部下。
他作品との人間関係
名台詞
TV版
- 「フンッ!ガレリィが逃げ出し、ここで手柄を立てりゃ帝王ゴール亡き後は、このバット将軍の天下だぜ!!フハハ…」
- TV版第26話でメカザウルス・バリ(SRW未登場)で逃げるゲッターを追跡する最中に漏らした恐るべき発言だが、あまり知られていない。普段、帝王ゴールにあれだけ忠誠を誓っているバット将軍でさえ、本心ではゴールを蹴落として頂点に君臨しようと考えている事が分かる台詞。
- 「奴らにはこのゴダと共に、仲良く海底旅行を楽しんでもらうのだ!」
- メカザウルス・ゴダの触手でゲッター3を拘束し、行動不能に追い込んだ事で勝利を確信するバットだったが……。
- 恐竜兵士「2番機関室がやられました!浸水してきます!」
「くそぉ…直ちに脱出するんだ!!」
恐竜兵士「ダメです!脱出装置も、やられて動きません!」
「な、なんだと!?く…もはやこれまでか…!ゲッターロボめ!貴様を地獄の道連れにしてやる――ッ!!」 - 至近距離からのゲッターミサイルで脱出装置が故障し、死を悟った際の呪詛。この後ゲッター3を引き摺り込もうとするが、ゴダの頭部にダメ押しのミサイルを喰らい、バットは崩壊するコクピット内で死亡する。
原作漫画版
- 「お気の毒ですが帝王………」
ゴール「ン!?」
「われわれはまもなくマグマ層に入ります」
ゴール「なに!?」
「帝王を待つ時間が無かったのです!! 鬼どもに攻撃され帝国も傷を負い………ゲッターに追われる貴方を待つ事は死を意味します!!」
「私は……貴方一人のために全ハチュウ類を犠牲にする事はできません」
ゴール「待て!!」
「我々はもう一度深い眠りに入ります 力を蓄えます そして……いつの日かまた地上に出るでしょう」
「その……ハチュウ類がまた地上を征服する事を夢に見て………」
「偉大なる帝王…ゴールに栄光あれ!!」 - 原作漫画にて帝王ゴールさえも見捨て帝国を守った時の台詞。なお、『スーパーロボット大戦α THE STORY 竜が滅ぶ日』では逆にゴールを助ける。
- 「ムホホ…オヤジそっくりよのう」
- 『ゲッターロボ アーク』での登場シーンの時の台詞で、この頃は既に車椅子に乗っている。
- 「わしらの戦いも凄かったが、お前のオヤジも大したもんじゃった」
「あれは確か… 夏の暑い日じゃった」 - 同じく『アーク』時代の台詞でボケが進行している。
スパロボシリーズの名台詞
α外伝
- 「フハハハ!実に久方ぶりの地上だ!」
「だが、太陽や大空、そして大地はこれより我が恐竜帝国の物になるのだ!」 - 『α外伝』第21話での初登場時の台詞。DVE仕様である。
- 「どうだ!?ゲッターロボを敵に回した気分は!!」
- 『α外伝』における真ゲッター1搭乗時の特殊戦闘台詞で、バックに流れる「THE ARROW OF DESTINY」も相まってプレイヤーに絶大なインパクトと恐怖を残した。
- 「フハハハ!ゲッタービーム!」
「シャインスパークをくらえぃ!!」
「ストナーサンシャインでトドメを刺してやる!!」 - 『α外伝』で真ゲッター1のゲッタービーム、真・シャインスパーク、ストナーサンシャインを使用した際の特殊戦闘台詞。自分たちの宿敵であるゲッターを奪って感極まっているのか、結構ノリノリである。
- しかし上記の「どうだ!?~」が優先されるため、狙って聞くのは少々難しい。
- 「確かに防御服があるとはいえ…真・ゲッターロボの強力なゲッター線はワシの身体を着実に溶かし始めている…」
- 「だが!恐竜帝国の悲願、地上奪回を達成するためには…我が命を引き換えにしても貴様らを倒さねばならんのだ!!」
- 「フフフ…貴様らと同じようにワシにも守るべきものは存在している…」
- 「それは数千万年の間、マグマ層で辛酸をなめつづけた帝王ゴール…そして、我が恐竜帝国の同胞達だ!!」
- 第36話にて、ゲッター線に侵される危険を承知で真ゲッターに乗り、恐竜帝国復活の悲願を掛けて決死の戦いを挑むバット将軍。その気迫にマジンガーチームやゲッターチームは戦慄するしかなかった。
- バット「フハハハ!その通りよ!この反応炉が暴走して爆発すれば周辺一帯は完全に無に帰す!」
- ゴーゴン「やめろ、バット将軍!そんなことをしたら貴様は確実に死ぬぞ!」
- バット「…元よりワシの生命は、あの日、ゲッターに敗れてマグマ層へ撤退した日に捨てるはずだった…」
- 「だから、ここで奴らを道連れに出来れば本望だ…!」
- ゴーゴン「バット将軍…!」
- バット「貴様は撤退しろ。そして帝王ゴールに伝えてくれ…」
- 「バットは最後まで将軍として戦い、見事に散ったと…」
- ゴーゴン「………」
- 「…その言葉、確かに聞き届けたぞ!」
- 第36話にて、真ゲッターを以ってしてもゲッターチーム達に破れ、最後の手段としてゲッター線反応炉を暴走させようとした際、ゴーゴン大公がマップに残っている場合のやり取り。将軍と客将、武人同士の非常に熱い会話である。しかしどこかで聞いた事がある様な…。ちなみに熟練度の獲得条件が真ゲッター1以外の敵の全滅なので、そちらを優先させるとこのやり取りは見れない。
搭乗機体
- グダ
- ゾリ
- ゲラ
- 『ゲッターロボ大決戦!』で搭乗。
SRWでの搭乗機体
余談
- TV版における担当声優の緒方賢一氏は本作で声優デビューとなる。資料によっては別の役でデビューと記載されている場合があるが、『ゲッターロボ アーク』のキャストコメント[1]などでは本作をデビュー作として語っている[2]。