双翅
双翅は『創聖のアクエリオン』の登場人物。
双翅 | |
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読み | フタバ |
登場作品 | 創聖のアクエリオン |
声優 | 川上とも子 |
デザイン |
金田榮路(原案) 藤川太(アニメ版) |
初登場SRW | スーパーロボット大戦Z |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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異名 | 小天翅 |
種族 | 堕天翅族 |
性別 | なし(外見は男性) |
所属 | 堕天翅族 |
概要
堕天翅族における最後の子供。
無邪気でありかなりの悪戯好きの好戦派。人間の食料を奪ったり、アポロ、シルヴィア・ド・アリシア、シリウス・ド・アリシア、紅麗花を“けがれなき悪戯”で変な世界に飛ばしてはみっともない姿に変えたり、堕天翅族にとって貴重なプラーナ供給源でもある人間の街を面白半分で蹂躙するという、やりたい放題な有様だった。当然、人間の殺戮などは堕天翅族にとって困る事なのだが、最後の子供ゆえか甘やかされており、双翅を止める者がいなかった。 好き放題やっていたが、それに怒ったアポロに無限叱責掌(むげんビンタ)されて説教される。
その後すぐ新国連軍に捕らえられて、当時戦闘不能だったグレン・アンダーソンに移植する目的で翅を奪われて死亡という子供だったとは言え、自業自得な末路を迎えた。しかし、この一連の出来事が、シリウスが堕天翅族に一時的に寝返る引き金となってしまった。
登場作品と役柄
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- 初登場作品。「無限叱責拳」で叩き落とされ、捕らわれたところまでは同じだが、本作では不動GEN等に助けられたため、死亡しない。時空修復後にどうなったのかは不明だが、引き続きディーバにいると思われる。
- 担当声優である川上とも子氏は本作でSRW初参加だが、がんにより2011年6月9日に死去。本作が唯一の出演となった。
単独作品
- スーパーロボット大戦X-Ω
- シナリオNPC。
パイロットステータス
能力値
まだ子供なのでそう能力は高くない。見るべきところは特になく、警戒すべきはむしろ周りに大量に配置されている他の敵だろう。空適応が一応Sだが、ケルビム兵が飛べないので意味がない。また成長タイプが大器晩成型なので、能力値の伸びも悪い。もう少し後で出てくれば、そこそこ強かっただろうが。
特殊スキル
- Z
- 超能力L9、見切り、気力+ (命中)、2回行動
- 2回行動に注意すれば怖くはない。搭乗機が普通のケルビム兵と比べて強化されているが、アポロを狙って来るため例によって「鉄壁」+反撃、もしくは無限拳の再攻撃で楽に倒せる。
隊長効果
- 回避力+20%/小隊移動力+1
- 『Z』で採用。
人間関係
- アポロ
- 度重なる悪戯に激怒した彼に無限叱責掌(むげんビンタ)を受け、説教された。その後、双翅の将来を心配していた。“けがれなき悪戯”の被害者の一人でもある。
- なお、『Z』では彼らのおかげで救われている。
- シリウス・ド・アリシア
- “けがれなき悪戯”の被害者の一人だが、最終的に双翅の死がシリウスが堕天翅族に寝返る引き金となった。
- シルヴィア・ド・アリシア
- “けがれなき悪戯”の被害者の一人だが、双翅の死をアポロから聞かされ、ショックを受けた数少ない一人でもある。
- 不動GEN
- 『Z』では彼に身柄を預けられ、ディーバに赴く。
- グレン・アンダーソン
- 双翅の死後、その翅を移植される。
- 紅麗花
- “けがれなき悪戯”の被害者。
- 頭翅
- 双翅を甘やかしていた大人の一人。彼に自分の大切にしていたアポロニアスの翅を取られた事に困っていたが、双翅の死後、人間に対し怒りを露にしていた。
- 音翅
- 双翅を甘やかしていた大人の一人で、彼にアポロニアスの事を話していた。
- 剛翅
- 双翅を甘やかしていた大人の一人で、彼の死に涙を流しながら泣き喚いていた。
- 夜翅
- 双翅を甘やかしていた大人の一人。
- 両翅
- 上記の4名と異なり、彼の悪戯に苦言を言っていた。
- 練翅
- 両翅同様、彼の悪戯に苦言を言っていた。
他作品との人間関係
スーパー系
名台詞
- 「翅無し達ってホント気色悪いね、夢の中でまで聖なる口を使ってものを食べてる」
智翅「小天使・双翅よ、それが翅無したちの呪われた宿命。彼奴らはこの世に生まれてから死ぬまで、鳥や魚や獣たち、緑の草や果実を貪り、命を食らわねば生きていけん」
「聖なる口は、大気の生を吸い込み、星の言葉を歌うためにあるのにね」 - 第17話「食べたくて合体」より、シルヴィア・ド・アリシア、紅麗花、つぐみ・ローゼンマイヤーが夢の中で舌鼓を打つ姿を、智翅と共に覗いてのやりとり。堕天翅族が口をどう捉えているかがよく分かる。
スパロボシリーズの名台詞
- 「あはは! ジェロームがまた怒った!」
- 『Z』第59話のエンドデモにて。ディーバの指令室でジェロームに「お前はまだそんなことを言ってるのか!」と怒鳴られて。全く堪えた様子がないが、この後ソフィアに「人にも天翅にも、愚かな者も賢い者もいる」と諭されて納得している。原作ではありえなかった、どこか和やかなシーンである。この後不動が現れ、ZEUTHの最終決戦の場に赴くことになる。
- 「違うよ、頭翅!」
頭翅「双翅!」
「優しい翅無しもいるんだ!GENもソフィアもジェロームも、みんな優しかったよ!」 - ランド編最終話「俺の未来、お前の未来」orセツコ編最終話「私の未来、みんなの未来」より。人の優しさを知った双翅は頭翅を説得しようとする。対する頭翅は双翅が人に懐柔されたと誤解していたが……。
搭乗機体
余談
- 原作で双翅が引き起こした“けがれなき悪戯”は、上記でも挙げているようにアポロ達が奇妙な世界の中で、作画崩壊を髣髴とさせるみっともない姿にされてしまうエピソードで、アニメーターのうつのみや理氏が絵コンテを担当していた。これは最近のアニメにおける作画崩壊に対し警鐘を鳴らす様な内容とも取ることができるが、これに関して視聴者の間では賛否両論を呼ぶ結果となった。なお、本エピソードは全編屈指の「キャラが良く動く回」である事も記しておく。