ガイキング・ザ・グレート (Gaiking The Great)

3大巨人の最も強固で優れたパーツであるガイキングのボディ・ライキングの腕・バルキングの脚が集結合体する事で完成する究極の炎の巨人。劇中サブタイトルや挿入歌で「荒神」の異名で呼ばれたこともある。発揮される炎の力は通常のガイキングの10倍にも及ぶものの、乗り手にも相応の力が求められることからその存在はガリスサコンのみの秘密とされてきた。 ドボルザークとの戦いの中、窮地に陥る仲間たちを救う為ダイヤは合体を成功させその姿を現した。

近年では珍しくないグレート合体をガイキング独自のメカニック設定を生かした形で組み込んだ機体。合体前のフォーメーション、ドッキングの瞬間に映る内部メカ構造ヘルメットパーツをかぶる姿など過去のロボットアニメを彷彿させるオマージュも見られる。

劇中で登場したのは僅か3回のみだがその雄姿は非常に強いインパクトを視聴者に残した。

登場作品と操縦者

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦K
マシンスペックは非常に優秀。特に地形適応は全地形に対してSとなっているため活躍の場所を選ばない。武装も高火力、十分な射程、全てにトドメ演出付きと申し分ないが、全てEN消費型な上消費量が半端なく、万策尽くしてようやくマトモなEN消費量に落ち着く程。無双をしようものならあっという間にENが底を突いてしまう。またガイキングには備わっていたシールド防御、切り払いも使えなくなっており集中砲火をなすがまま受け止めざる得ないことも。まあ「使い所を考える必要がある」という点においてはある意味原作再現ではあるが。
また、合体後はノーザリーの精神コマンドは使えず、経験値も入らないということにも注意しておきたい。時流エンジン装備の筆頭候補。コンボを捨てるのなら、パートナーに補給装置持ちを付けるとさらに良い。
スーパーロボット大戦L
化け物じみた攻撃力とスペックはそのままに、燃費だけが大幅に良くなった。今回は分離と強化パーツがないため、「合体したがエネルギーが切れてしかも立て直せない」という事態に備えてだろう。ダイヤにEセーブを付ければ最強武器の消費が48になる。無双はさすがに無理だが、継戦能力はあがり、ボスと殴りあえるくらいにはなった。ちなみに、経験値に関するデメリットはそのまま。バリアがあるため防御能力は多少改善されたが、ENを食う事に注意。本作ではガイキング・ライキング・バルキングの3機がそれぞれ単機でもそれなりに使いやすいので、ゴーダンナーやダンクーガに比べると相対的に合体の利点は小さい。射程が2以上の必殺武器を持つユニットは限られていると言う点から、ボスに隣接して射程1の必殺武器を撃つ役は厳選すると言う意味では垂涎もののパワーだが・・・。

装備・機能

武装・必殺武器

射撃兵装

デスパーサイト
五指から放たれるデスパーサイトを束ねて剣のように振るう。切断力は言うに及ばず射程も圧倒的で、初使用の時はドボルザークの角を周囲の岩山ごと切り裂いた。Kでは何故か射撃武器になっている。Lではトドメ演出で岩山斬りが再現されている。
バーニングデストーム
両腕タービンから炎の竜巻を放つ。ライキングの「ライトニングデストーム」系列の武器。

格闘兵装

ギガ・パンチャーグラインド
強化型パンチャーグラインド。腕のタービンで自在に操る事が可能になっており、ガイキングからのパワーアップを一際印象付けた武器でもある。
ギガンタークロス
両脚に装備されたバルキングの大型十字剣。専らハイドロブレイザー・ギガバーストの弾丸としてしか用いられなかった。
ハイドロブレイザー・ギガバースト
合体させたギガンタークロスをハイドロブレイザーの奔流に乗せて撃ち出す必殺技。ギガンタークロスを失うことになるので連続使用ができないのが欠点。
フェイスオープン・ザ・グレート
ガイキング・ザ・グレートがフェイス・オープンを発動させ、単純計算でガイキングの40倍にも及ぶ炎のエネルギーを発揮させる。当然乗り手の負担も相当のもので維持できる時間も極僅かであることから、その制約上炎のエネルギーを相手に叩きつける一撃必殺の技。K・Lでは乱舞の後、キングダリウスとのバトルの一連のアクションを再現(トドメでガイキングへの再合体→ハイドロブレイザーもあり)。

特殊能力

分離
ガイキング・バルキング・ライキングへ分離。Lでは一度合体するとそのまま。

移動タイプ

飛行可能。ギガパンチャーグラインドを除き、攻撃する前に逐一G-ウィングを展開する。

サイズ

L
※スパロボでの区分。同じ機体でも、形態や作品によってはサイズが異なる場合がある。

機体BGM

「その名はガイキング・ザ・グレート」
その名の通りの挿入歌。

対決・名場面など

魔炎超魔竜ドボルザーク
3大魔竜率いる全戦力の総攻撃さえものともしないドボルザークの前に降臨したガイキング・ザ・グレートは必殺武器のオンパレードでドボルザークを圧倒。絶望的なパワーバランスをあっという間にひっくり返すその姿は正に荒神であった。
極大巨人キングダリウス十八世
プロイストの猛攻にも諦めることなく戦い続けるダイヤがフェイス・オープン ザ・グレートを発動、渾身の一撃を浴びせる。キングダリウスは深手を負うものの、辛うじて耐え凌ぎガイキング・ザ・グレートを拘束。しかしダイヤはクローズドフェイスの後、大空魔竜頭部を分離、ガイキングへ再合体を果たしトドメのハイドロブレイザーを放って勝利を収めた。

関連機体

ガイキング
バルキング
ライキング