ドゥカー・イクは『機動戦士Vガンダム』の登場人物。
ドゥカー・イク | |
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外国語表記 | Duker Iq |
登場作品 | |
声優 | 中田和宏(現:中多和宏) |
初登場SRW | 新スーパーロボット大戦 |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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種族 | 地球人 |
性別 | 男 |
所属 | ザンスカール帝国 |
概要
ベスパの士官で、戦闘バイクで構成されるガッダール隊の隊長。ホバー移動式のバイク「ワッパ[1]」が広く普及する宇宙世紀の時代にあって、ガソリン・タイヤ駆動の旧型バイクをこよなく愛する生粋のバイク愛好家。
化石燃料による大気汚染をスペースコロニー程に気にする必要がなく、ガソリン燃料のバイクを自由に乗りまわせる地球に強いあこがれを抱いており、「地上をバイク乗りの楽園にする」というユニークな夢を持ち、ガリクソンやアドラステア等のバイク型兵器を発案している。「バイク戦艦」を始めとした、富野監督の確信犯的暴走が分かりやすい形で出たキャラクター。
そのバイク好きは若い頃から続く筋金入りのもので、親にはバイク乗りとなることを猛反対され士官学校に入れられたようである。しかし、軍人となってもなおバイクへの拘りを捨てられず、わざわざ任地まで私物のバイクを持ち込んだり、部下を同じバイク好きで揃えるなどしている。
リシテア級戦艦エムの艦長になり、部下のレンダ・デ・パロマにプロポーズするが、その後の北海でのリガ・ミリティアとの戦闘でレンダが乗機を被弾し、リシテアに帰還したところに、オデロ・ヘンリークのガンブラスターの攻撃がブリッジに直撃し、レンダと共に戦死。その直後、イクとレンダの魂がバイクに乗って去ってゆくという、ギャグのようなシーンが描かれた[2]。
登場作品と役柄
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α(DC)
- ジュピトリアンに所属。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦D
- これまでと違い、「ドゥカー」名義になっている。原作通りザンスカール帝国所属。バイク繋がりということでか、なんとメガゾーン軍の量産型ガーランドを接収して出してくる。
単独作品
- 新スーパーロボット大戦
- 原作通りザンスカール帝国所属。ガリクソン、ガルグイユ(MS形態)、アマルテアに乗り、最後はゾンビ兵として再登場する。
- 新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク
- フリーバトルに登場。
パイロットステータス設定の傾向
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
人間関係
- レンダ・デ・パロマ
- 部下。単にバイクが好きなだけでなく、イクの理想にも心から賛同している。
他作品との人間関係
名台詞
- 「旧世紀以来のバイク乗りの伝統の復活を願う私が、これしきのことで!」
- 7話にて。大袈裟なことを言ってまでバイクに拘る理由は不明だが、宇宙世紀に「バイク」が廃れたらしいことは分かる。
- バイク乗りの楽園とは、死後の幻影で見せたようなガソリン駆動の大型バイクを自由に乗り回せることを意味するのだろう。閉鎖空間のコロニー環境では確かに難しい。その点では、主人公ウッソの乗り回すジオン軍のワッパは五月蝿いわ臭いわといった問題がない上にエコであった。
- 「バイク乗り魂を見せてやる」
- 16話にて。宇宙に上がろうとする連邦軍のリーンホースとクラップ・サラミス改の艦隊を海上で襲撃時の台詞。ゲームでは戦闘台詞に採用されている。
- しかし、乗っている機体はバイクモビルアーマーのガリクソンではなく、水陸両用モビルスーツの「ガルグイユ」であるため、ツッコミを入れた人もいるだろう。
- 「この家には私の部屋はあるのかな?」
- 第38話より。レンダが描いた家の絵を見た際に、彼女にプロポーズした時の台詞。しかし、二人とも直後の戦いで死んでしまう。死亡フラグの典型。
スパロボシリーズの名台詞
- 「私もそうだ。あれを見たときには、体がふるえたものだ」
- 『D』第22~24話(ルートにより変動)「壮絶!巨大ローラー作戦!」にて、量産型ガーランドの走りを見た際の感想。ガーランドは彼にとって理想のバイクだったようだ。
搭乗機体
SRWでの搭乗機体
余談
- ドゥカー・イクの名前の由来は「(バイク乗って)どっか行く」であると思われる。
脚注
- ↑ 元々はジオン軍が開発・運用していた機動浮遊機とも呼ばれるホバー移動式のバイク。非常に高い機動力を有し、最大で数十メートルもの高度まで上昇することも可能で、装備の付け替えで様々な任務に対応することが可能であった。その優れた汎用性と利便性のために一年戦争終結後は連邦軍に接収され、後の時代には民間にも広く普及するメジャーマシンとして親しまれている。
- ↑ シーンそのものは「ひなげしの旅のむこうに」をバックに彼とレンダが抱いていたささやかな夢を再現した、悲劇的なもののはずであるが、バイクのせいでいわゆる「シリアスな笑い」になってしまっているのも否定しがたい。富野監督のライバルである宮﨑駿監督作品の紅の豚のパロディでもあるだろう。