飛影

2013年4月4日 (木) 05:15時点における183.73.104.242 (トーク)による版 (→‎携帯機シリーズ)

飛影(Tobikage)

機体概要

神出鬼没な謎の忍者型ロボット。黒獅子鳳雷鷹爆竜の3機(あるいはエルシャンクや生身のジョウたち)がピンチになると現れる。なお、飛影という名はジョウが名付けたもの。

その正体は、かつて地球を訪れたラドリオ星人が連れ去った忍者達の能力と姿を模して作ったことが明らかになった。

3機の内の1体と強制的に合体することで膨大な戦闘能力を持つ別形態となり、合体すると飛影の方にコントロールが移ってしまう。合体せずとも単独で敵軍を蹂躙するだけの力がある。

当初は自らの判断で動いていたが、物語終盤で零影に打ち負かされたのを機にジョウの短剣に宿り、随時呼び出され彼と合身して戦うことになる。合身を繰り返すうちにさらに強力なパワーを発揮していくが、ひきかえにジョウの身体に負担をかけることになる。

スパロボシリーズにおいて

最強の味方NPCユニットとして登場。だが、それは敵を撃墜可能と言うことであり、敵よりも恐ろしい経験値資金泥棒としてプレイヤーを戦々恐々させている。他にも撤退寸前のボスを攻撃して帰らせてしまったり、説得するために残しておいた敵を倒してしまったりとお茶目な行動が目立つ。また、その他の特徴として異常なまでの神出鬼没ぶりがあり、異世界どころか電脳空間にまで普通に現れている。

COMPACT2時は実は『隣接した空の敵に攻撃できない』という弱点があり、そこを活用すれば被害を減らせる。

COMPACT2時代はジョウが乗り換えて自軍入りするとそこまで強くはなく(巷で酷評されているほどではない)、ガッカリするプレイヤーも多かった。その反省を活かしたのか、IMPACTではパイロット・機体共に強化され文句なしのエースになった。

UXではプレイヤー側で出現をコントロールできるようになっており、過去作程の脅威はない。戦闘能力自体は相変わらず最強クラスだが、燃費が悪い上に攻撃力が存外低く、雑魚はともかくボス格が相手だと厳しい。とっとと合体させてしまった方がいいことも。

登場作品と操縦者

COMPACTシリーズ

スーパーロボット大戦COMPACT2第1部
初登場作品。機体性能はさほど高くないが、パイロットの方が基本能力・LVともに反則的に高い上2回行動まで可能であり、放っておくとラスボスまで一人で倒してしまう最強のNPC。経験値や資金を奪われないように登場ステージには、黒獅子などを出撃させて合体させてしまいたい。
スーパーロボット大戦COMPACT2第2部
エルシャンク地球降下のステージで一度だけ登場。
スーパーロボット大戦COMPACT2第3部
ジョウが乗り換えるが、ジョウのパイロット能力が無人時のそれと明らかに開きがある。また入手時期の割に攻撃力が低く、倉庫番になってしまう事も多いため、合体して使用した方が本作においては強い(ただし、出撃枠を複数食うのが欠点)。
スーパーロボット大戦IMPACT
登場シーンと、3形態の合体時に専用デモが用意された。飛行可能になり武器が多数追加され、零影との合体攻撃も可能になった。
本作ではCOMPACT2と異なり、機体の基本性能が非常に反則的な設定となっている上、ジョウが乗り換える際には既にフル改造されている(ボーナスのみ未選択)。さらに飛影本人に比べれば大分落ちるものの、ジョウの能力も充分一軍で通用する水準であるため、切り込み隊長として抜群の力量を持つ。NPCで出現した際は敵を倒すためなら味方ユニットすら巻き込む習性があるため、警戒しながら戦うことを強いられることになる。
「さすがにこれはしないだろう」と思うようなことを平然とやってのけるため、プレイヤーのトラウマと化してしまった。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦UX
NPC時はただの増援ではなく、第12話以降でエルシャンクまたは黒獅子・爆竜・鳳雷鷹のうちいずれかのHPが50%以下になると乱入し、HP30%以下になると合体する仕様(一気に30%以下になった場合は即座に合体する)。そのため、ジョウ達のHPに気を付けて戦っていれば乱入を防ぐことも可能。随分と緩和されているように見えるが、ところがどっこい。今回は悪夢の四回行動2回行動+連続行動をデフォルトで持っている)で暴れまくってくれる。しかも性質の悪い事に、撃墜するとゲームオーバーになるユニットにも容赦なく攻撃を仕掛けてくる。MAP版マキビシランチャーが無いので巻き添えは食わなくなったが、乱入されたらなるべく早く合体しておきたい。
パイロットのLV連動制だが、スキルは最高LVで、2回行動も健在。ちなみに本作では初登場時にマスターテリオンから「虚空よりの使者」と呼称されている。あの機体を彷彿とさせるが関係は不明(ただの小ネタである可能性も高い)。
第2部中盤でジョウが乗り換え。回避率が驚異的で切込隊長として活躍できる。ちなみに黒獅子からの改造を引き継いだりはしないので活躍させるなら即改造は必須。

装備・機能

武装・必殺武器

バトルショット破剣銃 / バトルショットブレード(銃モード)
実弾兵器。変形させて別形態にもなる。
手裏剣
IMPACTで追加。
マキビシランチャー
IMPACTでMAP兵器版が追加。移動後攻撃可能なので反則的な強さを誇るが、通常版共々切り払い可能(無数のマキビシをどうやって?というのは野暮)。密集している敵優先で詰め寄り、MAP兵器版をバラ撒く悪癖傾向が有る為、巻き添えを喰らわぬよう集中ひらめきなどの対策を採っておく必要が有る。UXでは残念ながらMAP兵器版はなくなった。まぁ件の4回行動で際限なくばら撒かれても困るのでむしろ無くて安心と言った所かもしれない。
カタナ / 忍者刀
所謂日本刀とは違い、忍刀という反りが少ない刀。IMPACTまでは無消費の主力武器。正式名称は「バトルショットブレード」であり、ゲームスタッフ痛恨ミスの代表。UXでもこれのみ正式名称にされていない。
サンダーアローガン(ビーム弓銃)
弓型の銃から光線を発射。IMPACTまでは「ビーム弓銃」の名称(名前に反しゲームとしてはビーム兵器ではない)であり、UXにてようやく正式名称の「サンダーアローガン」表記となった。
分身攻撃
IMPACTで追加。一人連携攻撃とでも言うべき必殺技。ENを40消費するが、火力向上の恩恵は大きい。

合体攻撃

残像殺法
IMPACTで追加された零影との合体攻撃。射程2~4だが、非P武器なのが残念。

特殊能力

剣装備
切り払いを発動。ただしIMPACTではジョウが防御技能を持っていないため不可能(養成すれば見れる)。
分身
基本回避率が高すぎるので、ジョウが乗ってからでないと見られない。
合体
黒獅子鳳雷鷹爆竜と合体して、それぞれ獣魔空魔海魔になる。

移動タイプ

COMPACT2時はのみ。

サイズ

S

機体BGM

「飛影見参!」
ある意味ユーザーのトラウマになっている曲。この曲が流れ出したら待っているのは飛影一人舞台である。資金、経験値、隠し条件を狙うなら、そうならないように手を打っておくべし。

名場面

シュバルツ救出(スーパーロボット大戦IMPACT
デビルガンダムとの戦闘で死を覚悟したシュバルツ(とキョウジ)を、突如出現した飛影が颯爽と救出(シュバルツ生存フラグ成立時のみ)。忍者繋がりで夢の共演が実現した。なお、これによってIMPACTはシュバルツとキョウジが同時に生存するという珍しい展開も見せる事となった。
バイストン・ウェルでの戦闘(スーパーロボット大戦IMPACT
バイストン・ウェルに飛ばされたジョウ達の前に何時ものごとく現れる。さらに地上でもマイクの援護をしている。二つの世界を平然と行き来する、もう言葉にできん。
電脳空間での戦闘(スーパーロボット大戦IMPACT
オモイカネ復旧のため、ウリバタケのぶっこ抜いた機体データを活用して電脳空間での戦闘を展開。しかしウリバタケも飛影のデータだけは完全には抜き取れず、景気づけ程度の意味で不完全な飛影を送り出した。しかし、データのインストールには失敗しており、現れたのは何と本物。飛影の神出鬼没ぶりは、そんな技術的限界をも遙かに凌駕していた……!
VSリベル・レギススーパーロボット大戦UX
序盤、愛機リベル・レギスを喚んだマスターテリオンの発する重力結界によってピンチに陥ったエルシャンクの面々やデモンベインヒーローマン達の前に颯爽と登場。リベル・レギスに連撃を叩き込み、更にはデモンベインとの連携攻撃によって撤退へと追い込む。予期せぬ闖入者とその実力にマスターテリオンも大満足した様子。序盤、そして大ボスを相手取っての立ち回りということもあり、多くのファンを沸かせた。

戦闘

vsアインストレジセイア
COMPACT2第1部などではラスボスを務める凶悪な機体だが、同最終話では飛影を放っておくと、なんと彼一人でレジセイアを倒してしまう。飛影の無茶な設定を象徴する現象と言える。COMPACT2第1部ではレジセイアはラスボス故に資金0なので、飛影に丸投げしても問題ない

関連機体

黒獅子鳳雷鷹爆竜
これらの機体と合体する。
獣魔空魔海魔
合体後の形態。
零影
魔影
設定のみ存在する飛影、零影に相当する機体。シャルムが搭乗予定だった。

余談

冨樫義博の漫画作品『幽☆遊☆白書』の登場人物の所為で、「ひえい」と呼んでしまったプレイヤーは数多い(うますぎWAVE第175回において、相沢舞が「この漢字を見るとにやにやしてしまう」と発言し、それに対して杉田智和が「檜山さんの声で再生される」と返している)。ちなみに同漫画作品のアニメ版も、何の因果かぴえろ製作である。

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