バイオ脳は『機動戦士クロスボーン・ガンダムシリーズ』に登場するシステム。
バイオ脳 | |
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登場作品 | |
分類 | 生体コンピューター |
開発 | 木星帝国 |
概要
木星帝国が開発した生体コンピューター。構造的に脳を模した生体部分を入れたシリンダーが10本以上と、それらを統合する機械部分(緊急移動用のブースター等も搭載している)で構成されているが、両方共に人間より大きく、搭載された機体の大型化にも繋がっている。
機動戦士クロスボーン・ガンダム
木星帝国総統であるクラックス・ドゥガチは9基のバイオ脳に自らの全人格をインプットしており、その一つ一つがドゥガチ本人であると言っても過言ではない。 つまり、木星帝国の国民の前に見せている姿は「バイオ脳がエアチューブを操作して動かしている人形」に過ぎない。
それぞれイオ基地にクロスボーン・バンガードを引き付けるための囮、エレゴレラおよび7機のディビニダドの制御システムとして用いられたが、その全てが破壊されている。
また、「ドゥガチの人格を完全にコピーした」といっても、ドゥガチ本人の地球への憎悪はコピー出来なかった。その欠点と8機目のディビニダドがいない事をトビアに見破られてしまったので、コピーのドゥガチが連邦軍&コロニー軍&海賊軍を引き付けている間にオリジナルのドゥガチが地球を滅ぼす作戦は失敗した。
木星戦役でドゥガチの人格がコピーされたバイオ脳はすべて破壊されたが、バイオ脳の製造ノウハウは失われておらず…。
機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート
エピソード「最終兵士」において、木星軍残党が極秘に入手した一年戦争時のアムロ・レイの戦闘データをコピーしたバイオ脳が登場している。
新型モビルスーツ・アマクサに搭載され、『スカルハート』の時代から50年以上前の戦闘データのコピーでありながらその能力は凄まじく、木星戦役を生き抜いたはずのウモン、ヨナ、ジェラドが搭乗したフリントを秒殺し、トビアのスカルハートやグレイ・ストークのガンプを苦しめたが、トビアの奇策の前に敗北。
破壊されたアマクサから離脱後、トビアとストークを崩壊する基地から脱出させ、間も無く完全に機能を停止した。
その姿は一年戦争時、崩壊するア・バオア・クーから仲間達を思念波で出口へと導いたアムロ本人を思わせるが、純粋な戦闘データのコピーであるはずのバイオ脳が何故このような行動をとったのかは謎である。
機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人
木星帝国の新総統カリスト兄弟が運用する。
"影"のカリストたる弟は地球におけるイカロスを巡る戦いでトビア達に敗れたが、死の寸前、木星にいる兄・"光"のカリストが「サイキッカー」の能力で弟の意識を回収し、そのままバイオ脳に移植するという離れ業でその存在を保った。
そして「シンヴァツ」最終決戦において、生身の兄と共に2機のディキトゥス(SRW未登場)でトビア達を蹂躙。部下達すらも「本当に影のカリスト様のコピーなのか、光のカリスト様の妄想なのか分からない」と慄く戦い様でギリとバーンズに致命傷を与えるも、ドレックの捨て身の高機動戦法に対応できず相討ちに持ち込まれ、ミノルに引導を渡された。
登場作品と役柄
αシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦α
- 原作通りドゥガチの人格をコピーしたバイオ脳が登場している。
単独作品
- スーパーロボット大戦V
- 第3話「流星の記憶」でアムロの戦闘データをコピーしたバイオ脳が登場しほぼ原作通りの行動を取る。
- その後はヤマト部隊に配属するルート第45話「人の生きる意味」で密かに持ち出されていた4基の(アムロの戦闘データがコピーされた)バイオ脳が登場するが、この頃になると戦力自体も充実してきているのでさして苦戦はしないはず。残念ながら古谷氏の新録がないためアムロを戦わせても特別な反応はない。
- そして、通常ルート第50話「終わりなき戦い」or困難ルート最終話「過去と未来の狭間で」ではゲールの切り札としてドゥガチの人格がコピーされたバイオ脳が3基登場している。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
αシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦α
- クラックス・ドゥガチの項目を参照。
単独作品
- スーパーロボット大戦V
- 設定通りアムロと全く同じステータスを持っている。幸いにも、対峙するシナリオでは艦隊指揮を持つ沖田艦長がいるので、ヤマトの周囲で戦えば怖くないが、第3話のみ条件を満たすまではトビアと主人公のみで戦わないといけない。
特殊技能(特殊スキル)
αシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦α
- クラックス・ドゥガチの項目を参照。
単独作品
固有エースボーナス
αシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦α
- クラックス・ドゥガチの項目を参照。
単独作品
- 最終命中率+10%、最終回避率+10%
- 『V』にて採用。しかし、実際に習得することはない。