ガビル(Gavil)
5体目に目覚めたプロトデビルン。シビルと同様に人間体だが、鷲のような白い翼と体毛を持つ。何かにつけて熟語に「○○美」と付けるという、独特のしゃべり方をするのが特徴。グラビルが目覚めたの契機に、ゲペルニッチによって目覚めさせられた。そしてグラビルとマクロス5船団の生き残りの兵士を洗脳したパンツァーゾルン部隊を率いてマクロス7船団を襲撃。アニマスピリチアの熱気バサラを捕獲するが、その都度ガムリン木崎が立ちふさがり、VF-17のガンポッドビームで毎度サウバーゲランを撃ち落とされる、或いはバサラの歌を遮断するために様々な対策を取るが、いずれも失敗に終わるというコメディリリーフ的な扱いをされる。
さすがのガビルも結果が出なかったので、ゲペルニッチにグラビルとの禁断の合体を申し出る。サウンドフォースがグラビルを拘束し、彼がピンチに陥ったのを機に「ガビグラ」(詳細は同項参照)となる。しかし、スピリチアを多大に消耗するため数分で断念した。また、この時期を境に狡猾な作戦を立てるようになり、「オペレーション・スターゲイザー」では機体をぶつけて、ガムリンを撃破する。しかし、それでも生きていたガムリンに逆に敗北を喫してしまい、この時に自分を苦杯させたのがガムリンという名である事を知り、復讐を誓う。
そして、ガムリンの肉体に憑依してミレーヌを人質にするが、ミレーヌの歌でガムリンの肉体から退散する。最終決戦時には暴走したゲペルニッチを止める術がなく、さすがのガビルも諦めてしまったが、熱気バサラが持つアニマスピリチアが籠もった歌でゲペルニッチを行動不能にした事で、一命を取り留めた。その後、ゲペルニッチとシビルと共に、銀河の何処かへと姿を消した。
登場作品と役柄
αシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦α
- 隠し要素の条件を満たすと仲間になる。第59話、最終話でイベント台詞が追加。ちなみに、ハッター軍曹と精神コマンドの構成が同じである。
- 担当声優の陶山章央氏は兼役共々当作品でスパロボ初参加。
Zシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 今回はNPC。序盤のマクロス・クォータールートで顔を出すのみ。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦D
- 中盤から敵として登場。条件を満たすと仲間になる。だが今作の仕様上、彼にBPを振り分けると二周目以降がきつくなる。特に下手に回避にBPを振り分けたりすると機体の能力も相まって必中なしでは攻撃を当てることすら出来なくなってしまい、防御にBPを振るとプロトデビルンも相まって固くなってしまう。
パイロットステータス設定の傾向
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
小隊長能力(隊長効果)
- 第3次α
- 反撃時の攻撃力+20%
人間関係
名台詞
- 「これさえ取り付ければ翻弄されることは皆無…これこそ発明美!」
- 29話でバサラの歌を遮断するための特殊システムを開発したとゲペルニッチに豪語。要は高性能の耳栓らしい。しかしバサラの「HOLY LONELY LIGHT」とミレーヌの「PILLOW DREAM」の交差によって歌エネルギーが遮断システムの限界を超えて高まり(ドクター千葉曰く「サウンドフラッシュ」)、撤退を余儀なくされ、さらにグラビルは消耗して当分は行動不能となってしまう。それにしてもグラビル用の巨大耳栓はシュールである。
- 「これこそ、反転粉砕美」
- ミレーヌを攻撃するふりをして、自身の機体をガムリンの機体にぶつけて撃墜。
- 「おのれ、ガムリン…復讐美」
- 苦杯を舐め続けた相手がガムリンと知り、復讐を誓う。
スパロボシリーズの名台詞
第3次α
- アイビス「純粋美」、スレイ「苛烈美」、ツグミ「母性美」、セレーナ「魅惑美」、
エルマ「献身美」、クスハ「天然美」、マイ「可憐美」、ヴィレッタ「威圧美」、
ミナキ「純真美」、ゼオラ「振動美」、ノリコ「躍動美」、ユング「豊満美」、
レミー「成熟美」、ビューティ「活動美」、レイカ「有能美」 - 第47話「大宇宙の意志」で、ガムリンに憑依して遭遇した女性陣の第一印象。漢字二文字だけで、それぞれの長所を実に的確に表現している。
- なお、直前に話しかけたイサムとフォッカーには美がなく、柿崎には「こいつには欠片もない…!」と、バッサリと切り捨てている。
- 「この無駄なく流れるような動きはまさしく美! 舞踊美!」
- 第45話「悪夢の突入作戦」におけるトウマとの戦闘前会話。褒めているが彼の方では言われたに関して悔しがっていた。
- 「ふふふ、スピリチアが上がる…これぞ奮闘美!」
- 同上。クスハとの戦闘前会話。捕らえられた人たちのために己を討とうとするクスハの姿を見て、スピリチアを上げる。
- 「よろしく頼むぞ、ガムリン。お前があの健康美に放つ美…じっくり見させてもらうぞ」
- 第49話「銀河に響く歌声」より仲間になったときのセリフ。さすがにガムリンも困惑していた。