ウォルターガンダム

2016年3月18日 (金) 21:59時点におけるオオクラ (トーク | 投稿記録)による版

笑倣江湖・ウォルターガンダム(しょうごうこうこ ウォルターガンダム / Walter Gundam)

DG細胞に侵されたアレンビー・ビアズリーモビルファイターノーベルガンダムがDG細胞により形状変化した姿。正式名称は「笑倣江湖ウォルターガンダム」。

水中戦に特化した機体となっており、人型はチューブで繋がれた両腕の3本のクローと、3本足で直立している。変形時のアタックモードでは両腕のチューブに繋がっている円形のアーマーを機体全体を覆い、球体となって襲い掛かってくる。特に頭部の口部はフェイスオープンにより凶悪な牙(ファング)をさらけ出す。ノーベルガンダムのバーサーカーシステムがそのまま搭載されており、アレンビーの意思とは関係なく凶暴で、暴れ狂う。

対戦相手を務めたレイン・ミカムラライジングガンダムを一方的に攻撃するが、レインの賭けでコクピットブロック近くに設置されたバーサーカーシステムをライジングアローで貫くが、それでもバーサーカーモードは解けず、已む無くゼロ距離からのライジングアローを口部に直撃させて機体は破壊された。

その後、破壊されたウォルターガンダムをウォン・ユンファの手により、ウォン自身を生体ユニットとして再生。レインを追いかけるドモン・カッシュゴッドガンダムに襲い掛かるが、最後は風雲再起に騎乗したゴッドガンダムのゴッドフィンガーの直撃を受け、頭部を風雲再起の後足で蹴り飛ばされて爆散する。

尚、ウォルターガンダムは四天王の中では唯一搭乗者が決まっていなかった為、ネオホンコンに向かう途中のゴッドガンダムを襲撃した際は自動操縦で動かされていた。

登場作品と操縦者

旧シリーズ

スーパーロボット大戦F完結編
人型、アタックモード、バーサーカーモードの3形態で登場。攻撃方法は変わらないので、アレンビーをレインで早急に説得して落とそう。この後ウォンが搭乗するが、原作のイベントの露払いとなる。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦A
未登場だが、ジョルジュガンダム試作3号機をこれに例える。どちらかと言えばグランドガンダムのほうが似ている気がするのだが。
スーパーロボット大戦J
アレンビー参戦条件を満たしていない場合に41話で出現。満たしていた場合グランドマスターガンダムの一部としてのみしか登場しない。にもかかわらず東方不敗はデビルガンダム四天王と発言する。

単独作品

新スーパーロボット大戦
初参戦。地上編に飛行形態で登場し、最終面ではMF形態で登場する。「狂気の力」ではまず飛行形態で登場し、倒されるとMF形態となって復活する。いずれにしても水中での戦闘にはならない為本領を発揮できない。
ちなみにアレンビーを仲間にしないと、そのままアレンビーが乗り込み、「狂気の力」でも乗り込んでくる。さすがに鬱な気分になるので、彼女のファンは仲間にして回避したい所だが、その場合レインが仲間にならないという壁が待つのが悩みどころ。
新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク
フリーバトルに登場。またおまけマップでは、マスターガンダムの周囲に増援として出現。
スーパーロボット大戦MX
ミケロがアレンビーに対して、トラウマを引き起こすべく登場させる。ゾンビ兵が乗る為、デビルガンダム四天王では一番弱い。なお本作の没データにはウォンのパイロットデータが存在しているので、開発段階では彼が乗る予定もあったのかも知れない。
デュークからは戦闘前会話で「来たな、円盤獣!」と言われる

装備・機能

武装・必殺武器

ウォルターテンタクル
両腕に装備されたクロー部分からビーム砲を発射する。
ウォルターファング
口部がフェイスオープンして牙(ファング)で噛み付く。

特殊能力

HP回復
状態変化耐性

移動タイプ

飛行可能。

サイズ

M

対決・名場面

ゴッドガンダム
ネオ・ホンコンの統治を失ったウォン・ユンファが、ドモンに襲い掛かる。ゴッドガンダムのキャリアーを破壊されて空中落下するところを師匠・東方不敗の声と共に風雲再起がドモンに駆けつけ、ウォンに「人の恋路を邪魔する奴は、馬に蹴られて地獄に落ちろ!」と共にゴッドフィンガーを喰らい、ウォンの呪詛に怒り心頭のドモンは風雲再起のバックキックでウォルターガンダムの頭部を撥ねて、ウォンは言葉通りの最期を迎える。

関連機体

ノーベルガンダム
本機のDG細胞による変異前の姿。
グランドマスターガンダム
尻尾にウォルターガンダムそのものを使っている。

余談

  • デザインのモチーフは、ガンダムF91の頭部のフェイスオープンから。
  • 本来この機体のファイターには、ネオメキシコ代表のチコ・ロドリゲス(SRW未登場)が予定されており、「水中戦が得意」という設定もそれを踏まえた物と思われる。しかし、余命幾許も無い妹の為に、反逆者になるのを覚悟で脱走して戦っていたという元々の悲哀な設定からか、さすがに実現は却下された模様。