ビームサーベル

2015年7月28日 (火) 16:20時点における121.106.121.71 (トーク)による版 (→‎宇宙世紀において: 百式のビームバヨネット)

ビームサーベル(Beam Saber)

ビーム兵器の一種。ガンダムシリーズに登場するモビルスーツの標準的な近接戦闘用兵装で、円筒状の柄から十数mのビーム刃を発生させる兵器。

言うまでもなく超有名SF映画『スターウォーズ』のライトセーバーがモチーフ。

宇宙世紀において

エネルギーCAPによって縮退寸前の高エネルギー状態で保持されたミノフスキー粒子(一説にはメガ粒子)をIフィールドによって収束し、粒子ビームを刀身状に形成させる物。初めて装備したのは、RX-78ガンダム。その後はジムギャンゲルググ等が装備し、以降MS標準装備となる。UC0090年代にはアイドリング・リミッター機能が付いたタイプが登場。斬りつける時以外はビーム刃を最小限に抑えエネルギーの節約ができるようになった。

ビーム刃部の形成形状には応用が利き、ギラ・ドーガのビームアックス、ゴトラタンのビームトンファー等が存在する。また、理論上はビーム砲から発射されたビームを切り払うことが出来る。これらの特性を応用し、UC0120年代にビームシールドが登場した。また、ΖガンダムΖΖガンダムSガンダムクロスボーン・ガンダム等、マウントされている柄がビーム砲として機能する機体も存在する。

ビームジャベリン
柄を長くし、先端のみにビーム刃を展開する兵装。この展開方法によりエネルギー消費を抑えている。ガンダムの装備。
ビームナギナタ
「薙刀」というネーミングとは異なり、柄の両端から反ったビーム刃を展開する兵装。片側からだけビーム刃を展開することも可能。ゲルググディジェの装備。
ジュッテ
ビームライフルの銃身下部に近接防御用のビーム刃を展開させる兵装。ガンダム試作1号機の装備。
ロングビームサーベル
ビームライフルやハイパーメガランチャーの銃口からビーム刃を展開させ、近接戦闘で使用するもの。ΖガンダムΖIIの装備。ビームバヨネットとも称され、『ΖΖ』では百式にも装備されている。
ビーム・サーベル(ハイパー)
想定されていた武装ではなく、歴代最高とも言われるカミーユNT能力にバイオセンサーが反応し、ビーム刃が巨大化したもの。
ビームザンバー
通常のビームサーベルより出力が高く、ビーム粒子を縦方向に加速し威力が高められた兵装。ビームシールドごとMSを切断できる程の威力を持つ。クロスボーン・ガンダムの装備。

未来世紀において

ビーム砲などの通常ビーム技術ではなく、ガンダムファイト用のビームロープに使用されている「疑似ビーム技術」を使用したものであり、攻撃時に熱量を上げる事で攻撃用途として使用できる。そのため、「紐」や「布」のように扱うことができ、他の作品と比較すると用途が非常に広い。

フェイロンフラッグ
長い柄の先端のビーム刃の形状を変化させ、槍やフラッグとして使用できる。ドラゴンガンダムの装備。
グラビトンハンマー
グリップからビームチェーンを発生させ、ハンマー部分を接続し使用する質量兵器。ボルトガンダムの装備。
マスタークロス
ビームを「布」のように扱う、マスターガンダムの武器。切断のみならず、「巻きつける」などの動作も可能。

アフターコロニーにおいて

荷電粒子を発生させ強力な磁界フィールドによって意図的に電離領域を生成・制御するもの。そのため、ビーム刃自体ではなくビーム刃周辺の空間が破壊力を持つ。

また、この世界のガンダムの使用するビーム兵器は複合ビーム層を形成しており、減衰率を低減している。そのため、水中においても威力を損なう事なく使用できる。

ビームサイズ / ビームシザース
MSの背丈程の柄から鎌状の大型ビーム刃を展開する兵装。ガンダムデスサイズガンダムデスサイズヘル(EW)の装備。
ビームグレイブ
ビームの刃先を持ったビームサイズに近い種類の武装。シェンロンガンダムの武装。
ツインビームトライデント
長い柄の両端から三つ又槍状のビーム刃を展開する兵装。アルトロンガンダムアルトロンガンダム(EW)の装備。
ビームソード
ジェネレーターに直結しているビームサーベルで、エネルギー効率が良くなり、出力も非常に高い。その形状からサーベルでなく、ソードと呼ばれる。ガンダムエピオンの装備。

アフターウォーにおいて

詳細な原理は不明。宇宙世紀と同じくMSの標準武装となっている。サテライトシステム搭載型の機体は一般機のビームサーベルとはエネルギー源が異なり、サテライトシステムからのエネルギー供給により、非常に高い出力の刀身を形成する。

設定上はガディールや旧革命軍のビームライフルには宇宙世紀のロングビームサーベルと同じ機構が採用されている。

正歴において

プラズマエネルギーを電磁場で刀状に止め、高熱で敵機を焼切るというもの。∀ガンダムのビームサーベルは他の作品に比べて非常に細い。

コズミック・イラにおいて

ミラージュコロイド用の磁場形成理論の応用技術によりビーム刃を展開するもの。

原作設定では「鍔迫り合いはできない」ということになっており、無印SEEDではストライクデュエルが鍔迫り合いをするシーンが描かれるなどのミスもあったがリマスター版では修正された。DESTINY時代では使用される技術が変更され、普通に鍔迫り合いができるようになっている。

西暦において

圧縮したGN粒子を刃状にしたもの。研究自体は三大国家でも行われており、ユニオンフラッグのソニックブレイドはビームサーベル研究の過程で生み出された武器である。また、GNソード等の刀身にGN粒子を纏わせている実体剣とは鍔迫り合いが可能である。取り回しや破壊力においてはビームサーベルが勝り、刀身に粒子を纏わせる実体剣はGNフィールドを貫通可能というそれぞれ異なる利点があり、運用法が差別化されている。

スパロボシリーズにおいて

スパロボにおいても殆どのモビルスーツが装備しており、MSの武器としては中程度の威力で、特殊スキル切り払いで使用される武器でもある。

旧シリーズでは、射程1でEN消費無しで使用できる兵装であったが、当時のガンダム系パイロットは格闘が低く、殆ど使用される事はなかった。近年では、射程が伸びているものやコンボ属性を持つものが登場し、ガンダム系パイロットの格闘が高くなり、使用率は高くなっている。巨大なビーム刃を持つハイパービームサーベルやビームシザース等は、ENを消費するものの、威力が高く、射程もある程度長い武器となっている。

他作品の類似の武装

イデオンソード(伝説巨神イデオン
イデオンの腕から発せされるエネルギーを剣の様に振るう。規模・威力はもはや「ビーム剣」というのも生ぬるいレベルであり、主題歌の歌詞にもある通りの「銀河切り裂く伝説の巨神の力」である。
オーラビームソード(聖戦士ダンバイン
ビルバインのオーラソードライフルをビーム剣として使用した場合のもの。
セイバー / ランサー(重戦機エルガイム
ヘビーメタルが使用するビーム剣。中でもエルガイムのものは柄の両端からビーム刃を展開する事が可能なタイプ。
レーザーソード(機甲戦記ドラグナー
メタルアーマー用の兵装。ドラグナー1型の物は2本を連結させてビームナギナタの様に使う事も可能。
なおこちらも当初鍔迫り合いは出来ないとされていたが、不評だったらしく途中から鍔迫り合いが行われるようになった。
OGシリーズに登場する非実体剣武器
ビームソード、ネオプラズマカッターなど換装武器に多種類が存在する。

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