リボーンズガンダム

2015年2月22日 (日) 21:12時点における126.77.35.252 (トーク)による版 (→‎余談)

CB-0000G/C リボーンズガンダム(Reborns Gundam)

リボンズ・アルマークが自身専用に開発したモビルスーツ。砲撃戦形態の「リボーンズキャノン」に変形可能(なお、立体化後に明らかになったがキャノン時に後ろから見るとガンダムの頭が見えてしまっている)。

両肘に疑似GNドライヴ (GNドライヴ[Τ])を搭載しており、ツインドライヴシステムトランザムも実装されている。
元々はイノベイドによる武力介入を前提に開発された専用MS「1ガンダム(アイガンダム)」と「GNキャノン(ガンキャノン)」という別のモビルスーツとして開発されていたものを、リボンズがそれらを一つにまとめ、「リボーンズガンダム オリジン」として一旦設計。スパイであるアニューから齎されたツインドライヴシステムとトランザムを実装し、現在の形に至った。
本来はもう一つ、地上戦砲撃形態「リボーンズタンク」があったのだが、オリジンから再設計する際に外されている。

独自の操縦サポートシステムが組み込まれており、ヴェーダのバックアップ無しでも問題なく戦闘が可能。このような仕様になったのは、リボンズが他のイノベイドを全く信用していなかったためである。
また開発の際にガンダムエクシアのデータが流用されており、その意味では兄弟機に当たる。また、リボーンズキャノンにはガンダムヴァーチェのデータを使用し、センサーにはGN-X IIキャノンと同系統の物を使っている。

機体スペックは大変優秀であり、ダブルオーガンダムダブルオーライザー)のツインドライヴシステムの問題点となった太陽炉同士の同調率から引き起こされるシステムの不安定な稼働を解決している(ダブルオーガンダムはオーライザー合体しないとシステムを安定稼動できないのに対し、本機は擬似太陽炉を搭載しているので常に安定している)。
また、各ガンダムやイノベイター独自のデータをフィードバックして、機動力と火力の双方を両立させた高性能機である。なお、GNフィールドを搭載していないのはリボンズ自身がパイロットとしての自信に満ち溢れた故にあえて搭載しなかったと思われる。

搭乗者であるリボンズの名前がついており、視聴者からはその点をネタにされることが多いが、実際の意味は「再生」あるいは「再誕」。普通に自身の名から引っ張った可能性もないではないが、真相はリボンズ本人しか知らない。

登場作品と操縦者

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇
最終局面で原作通りリボンズ機として登場。リボンズ当人の高い能力と相まって、とにかく速い。2回行動からのマップ兵器連発が怖いので、できれば刹那単独で戦いたい。刹那のエースボーナスがあれば、さほど怖い相手ではない。

装備・機能

武装・必殺武器

GNバルカン
キャノンモード時のマニピュレータにそれぞれ3基、左右で計6基搭載。
GNバスターライフル
基本装備で、通常のビームライフルより高出力かつ連射も可能。腕の擬似太陽炉から直接GN粒子を供給する。キャノンモードでは前腕部に固定されるため、射角が制限される。
大型GNビームサーベル
背部に装備された高出力ビームサーベル。大型の名の通り、通常のGNビームサーベルより長い刀身を誇る。キャノンモードでも使用可能で、敵の意表を突く使い方が可能。
小型GNフィンファング
シールドと腰に設置された小型の遠隔誘導端末。計8基装備。ビームサーベルを発生させて突撃させる事で攻撃するほか、シールドに設置されたものについてはマウントしたままだとビーム砲としても機能する。小回りが利き変則的な軌道を取ることが可能で、超兵であるアレルヤ(ハレルヤと融合した)でさえも完全に回避し切れなかった。
再世篇ではMAP兵器版GNフィンファングやトランザム発動の演出に使用している。
大型GNフィンファング
スローネツヴァイアルケーに搭載されたGNファングの発展型。従来のものより大型化している。バックパックに4基装備。
自機中心型のマップ兵器(再世篇では全周囲8マス)であり、黒の騎士団ルートでは迂闊に戦力を裂くと一網打尽にされてしまう。
元ネタはνガンダムの「フィン・ファンネル」。翼状に配置されていることからHi-νガンダムのイメージに近い。また、蒼月氏はやはり「フィン・ファング!」を叫びたがったという逸話があり、実際リボンズが登場する他作品では使用時にしっかり叫んでいる。
GNキャノン
キャノンモード時、大型GNフィンファングは主砲として機能する。また、ガンダムモードでもファングをマウントしたままで背後の敵に意表を突いた攻撃が可能。劇中では、今までほぼ無傷だったダブルオーライザーの右脚を吹き飛ばしており、リボーンズガンダムの手強さを視聴者に印象付けている。
エグナーウィップ
キャノンモードのみに装備。腕部アンカー部に装備された電磁ワイヤーで、エンプラスに装備されていたものの強化版。また、指先からもワイヤーを発射できる。
トランザム発動
擬似太陽炉のツインドライヴもあり、トランザムの維持可能時間は長い。ただし、ダブルオーライザーの様な未知現象は起きない。
再世篇ではGNバスターライフルを乱射しつつ、小型・大型GNフィンファングによるオールレンジ攻撃の後、背後から斬り付け、〆にフィンファングによる一斉攻撃を仕掛ける演出となっている。攻撃の終わりにはリボーンズガンダムとリボンズカットインが挿入される。射程の問題で、反撃にはこれかキャノンを使ってくる。

特殊能力

SRWでは特殊能力としての変形は持っていない。

剣装備、盾装備
切り払いシールド防御を発動。
EN回復(中)
ツインドライヴシステムの恩恵でエネルギーが回復する。擬似太陽炉二つなのに、純正太陽炉二つのダブルオーライザーより効果が上。何故だ。

移動タイプ

宇宙
飛行可能。

サイズ

M

対決・名場面

リボーンズキャノン登場
2nd第24話Cパートのラストに登場。そこに現れたMSはガンキャノンに近い機体であった為、ラスボスは「まさかのガンキャノンか?」と話題となった。
…「どうせ変形するだろ」、「ラッセが乗り捨てた0ガンダムに乗り換えるに違いない」という声もあったのも事実だが。
人類を導くガンダム
2nd最終話。リボーンズキャノンとの戦いの中で、刹那は衝撃的な光景を目にする。リボーンズキャノンの背面が変形し、真の姿―――リボーンズガンダムがその姿を露にした。
リボンズは、リボーンズガンダムの遠隔誘導兵器GNフィンファングや、リボーンズキャノン形態の砲撃を駆使して刹那を追い詰めていくが、刹那が純粋種のイノベイターの力を発現させると、今度はリボンズの方が追い詰められていく。最終的に、刹那とリボンズは互いの機体をトランザムさせて勝負に出るが、両機は共に損傷し、戦闘不能状態になった。
その後、それぞれの「はじまりの機体」に乗り換えた刹那とリボンズとの真の最終決戦の幕が上がることになる。

関連機体

リボーンズガンダム オリジン
初期設計時の姿。上述の通り、ガンダム・キャノン形態の他にタンク形態を取る事が可能。なお、ツインドライヴシステムトランザムシステムは搭載されていない。SRW未登場。
1ガンダム
1をアルファベットのI(アイ)に見立てて「アイガンダム」と読む。リボーンズガンダムのベースとなった機体。第一世代「0ガンダム」をベースに開発されたイノベイド専用の機体。外見が全くの瓜二つである。リボンズも搭乗経験がある。SRW未登場。
GNキャノン
ガンキャノン」と読む。リボーンズキャノンのベースとなった機体で1ガンダムの支援機。太陽炉で動く他、膨大な粒子消費量に対応すべく大容量のGNコンデンサー(貯蔵タンク)を積んでいる。SRW未登場。
ガンダムエクシア
ガンダムヴァーチェ
それぞれガンダム・キャノン形態にデータが使われている。
アルヴァアロン
1ガンダムを元にして開発されたモビルスーツ。ある意味、アルヴァアロンはリボーンズガンダムとは兄弟機であるとも言えなくはない。

余談

  • 機動戦士ガンダム00』の裏テーマとして「ガンダムシリーズのオマージュ」というものがあり、このリボーンズガンダムもその一つ。『機動戦士ガンダム』劇中における「V作戦(スタッフの案は『ひとりV作戦』)」で開発されたガンダムガンキャノンガンタンクを一つに纏めたものである。
    • ちなみに、『ひとりV作戦』を提案したスタッフの正体は蒼月昇こと古谷徹氏とも言われている。
    • しかし、演出に無理があると同時にプラモデル化前提という理由で、ガンタンク形態はプラスチック形状の支障を来すとして廃案。已む無くガンダムをベースに、ガンキャノンのギミックを生かしたものにしている。なお、タンクモードの廃止は機体設定の中に組み込まれている。

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