エイーダ・ロッサ(Eida Rossa)
- 登場作品:獣装機攻ダンクーガノヴァ
- 声優:後藤邑子
- 種族:地球人
- 性別:女
- 年齢:若年
- 髪色:金髪
- 所属:ゾルブレイン→ドラゴンズハイヴ
都市部で絶大な人気を誇る新人アイドル歌手。同時にR-ダイガンのパイロットという裏の顔を持つ。
駆け出しの頃に入って来るはずだった大仕事をジョニー・バーネットの手腕で他社に取られてしまったという過去を持つ。その事を知った彼女はジョニーに執着するが、彼のことを知ろうとする内に恋に落ちる。
劇中でジョニーに直接出会い、気持ちを伝えるもののこの時点では互いの裏の顔を隠していたこともあってあまり進展がなかった。しかし後にゴッドビーストモードを発動して暴走するダンクーガノヴァによって死の寸前まで追いやられた際、ジョニーが彼女に気づいたことによりダンクーガノヴァが攻撃を止めるという形でこの告白が彼女の命を救ったと言えなくもない。
当初はウラジミールの指示の下冷徹にダンクーガノヴァを攻撃していたが、ムーンWILLの襲撃によりチームDと共闘するようになってからはほどなく仲間として認められており、ジョニーとの関係にも進展が見られた。
エピローグではジョニーと共にショッピングを楽しむ様子が見られる。
ちなみにR-ダイガンのパイロットとなった経緯は、本人によると「いつの間にかアイドルになっていて、いつの間にかR-ダイガンのパイロットになっていた」との事。なお、エイーダの血液型はABO式血液型のどれにも属さない、22世紀になって判明した貴重な新種であり、そのデータを保存する事が彼女がRダイガンに選ばれた理由である事がドラマCDで明かされた(この血液型のデータも保存しなければ、ダンクーガに人間という生命を保存しきった事にならない)。 R-ダイガンパイロットとしては専用のフルフェイスヘルメット(正体判明後は目が透けて見える徹底ぶり)を被っているが、月面戦ではチームDの面々と同様の動物をあしらったヘルメットを着用していた。
なお、ポジションとしては前作の(というよりスパロボの)アラン・イゴールの位置にいるのだが、彼女の姓はルーナ・ロッサと同じだったりする。
登場作品と役柄
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦L
- 概ね原作通り。ダンクーガがLOTUS側にいるので、対立する組織である加藤機関と協力している。歌手としてシェリルやラクス(ミーア)と並んでランカの尊敬の対象となっている。
加入時点の敵の能力からメインとなるには厳しいが、加速、突撃、幸運、愛と精神コマンドがサブとしても優れ、R-ダイガンの機体ボーナスも良好。PU要員とするか、合神させてダンクーガノヴァ・マックスゴッドとなるかは好みが分かれる。合神要員とする場合は、数少ないサブパイロットにもなれるメインパイロットでもあるため、スキルパーツによる育成が可能で平均レベル上げにも貢献可能と、こちらも優秀。
なお、ダンクーガノヴァ系のキャラクターの中では顔グラフィックが4つと最多である(IM時、戦闘時、アイドル時、敵対時)。味方加入後も顔が見えるようになるもののヘルメットをつけたままなので、プレイヤーからは「メット取れよ!」と言われることが多いとか。一応、味方加入後もアイドル業を続けていると思われるので、顔が命のアイドルとしては、顔面保護のためのヘルメット装着はやむを得ないという事情もあるのかも知れないが…。
Zシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 初の声付き(後藤氏本人も初の)参戦。本作ではメインパイロットとしての登場は敵対時及びスポット参戦に限られ、正式合流時にはダンクーガノヴァ・マックスゴッドのサブパイロットという扱いになる。どちらのときも精神コマンドは同じ。なお、今回幸運は祝福と差し替わる形で使えるが、愛は葵に取られてしまった。敵対時を含めても顔グラフィックの数がチームDの中では一番少ない(味方時の攻撃用のものすら存在しない)。そのせいか、アイドル業方面で共演することが多く顔グラフィックが多数用意されていて表情がコロコロ変わるランカに比べると、表情が乏しい印象が否めない。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 前作の反省からか顔グラが増えた。当初はトゥウィンクルプロジェクトのメンバーとなり、アイドル業に専念したが、中盤で「歌を軍事目的で利用する」グレイスの意向に反発し去って行った(世間では「卒業」扱いとなっていた)。その後ドラゴンズハイヴに身を寄せ、チームDと合流する形でパイロットに復帰する。破界事変を経てジョニーとの関係は公私ともに親密になっており、周囲(特に朔哉)が呆れるほどの大胆な熱愛振りを見せている。復帰の際、R-ダイガンで戦闘する機会があるため、サブパイロットにも関わらずエースボーナスが用意されている上にサブパイロットでも効果がある。葵の撃墜数を引き継ぐので復帰までに葵をエースにしておく事。
パイロットステータス
能力値
さりげなく格闘と防御以外の能力値は葵よりも高い。初代の忍とアランにもありがちな関係。
精神コマンド
- L
- 突撃、直感、加速、幸運、愛
彼女の登場により、ダンクーガノヴァはようやく幸運を使えるようになる。愛はジョニーに対するものだろうか。 - 第2次Z
- 偵察、ひらめき、祝福、気合
たとえR-ダイガンに乗っていてもサブパイロット仕様で4つしか精神コマンドを覚えず、R-ダイガンでは殆ど精神コマンドを活かせない。今回、愛は葵が持っているのでほぼ祝福一択だろう。再世篇ではエースボーナスにより、祝福の消費がわずか20になる大盤振る舞いである。
特殊技能(特殊スキル)
固有エースボーナス
パイロットBGM
- 「鳥の歌」
- 「Main Theme」
人間関係
他作品との人間関係
超獣機神ダンクーガ
- 藤原忍
- 第2次Z破界篇にてチームDとの対決の際、インベーダーに襲われているダンクーガノヴァを背後から攻撃しようとした事を「やり方が汚い」と彼に判断され、ファイナルダンクーガで一蹴されてしまったが、仲間に入ってからは後輩として可愛がられている。
スーパー系
- 石神邦生
- Lではアイドルコンテストの豪華ゲストとして彼からオファーを受けた。
- 沢渡拓郎、デミトリー・マガロフ、ユリアンヌ・フェイスフル、ジャック・スミス、中島宗美
- Lでは自分達と目的が類似している彼ら加藤機関に協力していた。エイーダがLOTUSに加わった後も、戦死してしまうデミトリー以外の四人とは(宗美は生存フラグが立っていれば)LOTUSで再び共闘する事になる。
- 王政陸
- Lにて自分達の目的を知らずにダンクーガを破壊しようとした彼の行動を「想像力が足りない」と容赦なく言い放ち、陸のヤオヨロズを破壊した。
- 菅原マサキ
- Lでは加藤機関に協力していた頃は彼とも共闘していたが、最終的には敵対する。
- 早瀬浩一
- Lにて、アイドルコンテストの司会をしていた他、LOTUSに合流した際に彼からサインを求められた。
- 葵杏奈
- LではLOTUSに合流した際に渚の分も含めて彼女からもサインを求められた。
- クライン・サンドマン
- 第2次Z破界篇ではPMCトラストによって訪れた窮地を彼によって救われる。
- ミヅキ・立花
- 第2次Z破界篇にてオズマの前で「アルトとランカが付き合っている」と「暴露」してしまったエイーダの邪気の無さに戦慄した。
- ニア・テッペリン
- 第2次Z破界篇では初対面時に彼女にアイドルの道を勧める。
ガンダムシリーズ
- ミーア・キャンベル
- Lでの歌姫仲間の一人で、EDでも共に仲良く芸能活動に励んでいる。
- トリニティ兄妹
- 第2次Z破界篇では彼らと一時期手を組んでいたが、状況をまるで見ていない彼らの行動に否定的なエイーダとしては不本意なもので、内心彼らを嫌悪していた。彼ら兄妹もヨハンはそんな事は無かったが、ミハエルとネーナはエイーダの事を嫌悪しており、ネーナに至っては隙あらばエイーダの排除を目論んでいた。「例の襲撃事件」ではエイーダはネーナの攻撃によって負傷した(…はずなのだが、直後にエイーダはR-ダイガンで出撃してZEXISと交戦している)。結局、全滅してしまうがエイーダはそれをどう思ったかは不明。
マクロスシリーズ
- ランカ・リー
- 歌姫仲間。Lでは彼女の歌について心を打たれたと褒めており、少しうらやましくも思っていた。第2次Z破界篇でも彼女とは仲が良く、トリニティやインベーダーの攻撃から庇うシーンもある。そのため、第2次Zではジョニーを差し置いてR-ダイガンのパイロットの正体に真っ先に気付いたのは彼女。
- シェリル・ノーム
- 歌姫仲間。第2次Z破界篇ではネーナの攻撃から彼女とランカを救っている。
- 早乙女アルト
- 第2次Z破界篇にてランカが好きな相手として調べており、ジョニーに頼んで彼とのデートの際にランカとアルトのデートもセッティングした。ただし、アルトとランカの周りの人間関係はよく知らなかったので、後にアルトをランカの彼氏扱いして彼を窮地に追い込んでしまう。
- オズマ・リー
- 第2次Z破界篇では彼の目の前で(二人の裏事情を詳しく知らなかったので早とちりして)「アルトとランカが付き合っている」と暴露してしまう。
- グレイス・オコナー
- Lではあまり絡まなかったものの、第2次Z再世篇ではエイーダのマネージャーとなったが、中盤で歌を軍事目的で利用するグレイスに反発し、去って行った。そして、バジュラとの(ルートによっては、バジュラとイノベイター)最終決戦で、バジュラクイーンと同化したグレイスと対立する事に。なお、グレイスの力を以ってしてもエイーダの過去を知る事は出来なかった。
バンプレストオリジナル
名台詞
- 「CMの企画は奪ってったくせに私の事は奪ってくれないですか?」
- 初めて対面したジョニーと親しくなり、この台詞を言った。この後、二人でキスするはずだったが、パーティ会場が襲撃に遭い有耶無耶となった。
スパロボシリーズの名台詞
前述したようにZシリーズでは原作以上にジョニーとの熱愛が描かれ、その大胆な台詞で周囲を唖然とさせる事も。
戦闘台詞
- 「戦いの意味も知らず、ダンクーガに味方するか…!」
- 第2次Z破界篇でCBのガンダムタイプと交戦する際に発生する特殊戦闘台詞。
- 「これが人を超え……獣を超えた……神の力……!」
- 第2次Z破界篇にて、インベーダーに背後から襲われたダンクーガノヴァを不意打ちしようとしたところで、その行動に見かねた忍のファイナルダンクーガに一蹴されてしまった際の台詞。
- 「やってやる!」
- 「やってやるぜ!」のエイーダ版。その台詞を言い損ねた朔哉に「俺にも言わせてくれよ!」と怒られてしまう(再世篇では涙目となっている)。
Zシリーズ
第2次Z破界篇
- 「えへ…恋する乙女は無敵なの」
- 第2次Z破界篇後半でZEXIS(と言うより、想い人であるジョニー)の動向を探った結果、「ドラゴンズハイヴ」の所在地を突き止めた事をランカに驚かれての返答。
- 「さすがはランカのカレシさんです」
- 第2次Z破界篇終盤で「成長したのはチームDだけじゃない」と宣言したアルトに対して。あろうことか、ランカの義兄であるオズマが目の前にいた為、(彼女としては故意でなくとも)アルトを窮地に陥らせてしまう事に…。
その一部始終を見たミズキやクロウから「恐ろしい子」、「油断ならない」と戦慄するしかなかった。 - 「あなたの好きにはさせません! 地球には私の友達や私の大事な人がいるんですから!」
- 第2次Z破界篇終盤でムーンWILLと対峙して。その大事な人であるジョニーはダンクーガノヴァで一緒に戦ってるため、その事を朔哉に突っ込まれてしまうのだが。なお、当のジョニーも彼女を大事な人として受け入れた。
第2次Z再世篇
- 「あの時もジョニーさん…私を守ってくれましたよね」
「私…会う前からジョニーさんに恋してましたけど、本当に好きになったのはあの時からです」 - 第2次Z再世篇第10話「平穏との別離」より。会場の控え室において謎の敵による襲撃の中、彼女はジョニーに想いを打ち明ける。破界事変にてトリニティが引き起こした「例の襲撃事件」において自分を守ったジョニーの事を本当に好意を抱いた事がこの台詞で明らかになった。
なお、プレイヤーが「惚気に走る暇があったら早く避難したほうがいい」とツッコミを入れたとか入れないとか…。 - 「天の川を見ながらのつかの間のデート…。 私達、織姫と彦星みたいですね」
- 第2次Z再世篇第21話宇宙ルートIMにて、ジョニーと一時的な再会をして。傍から聞いた朔哉は呆れて「突っ込みを入れる気がしねえ」と呆れてしまう。
なお、スパロボ的に「彦星」と「織姫」と言えば、それぞれその名を冠したAMと兄妹が思い浮かぶのだが…。 - 「それでもやるんです…! 私もチームDの一員ですから!」
- 第2次Z再世篇第34話「亡者再臨」より。WILLの機能停止の隙を突いてゼラバイアの大群が襲来すると言う不利な状況の中、一人R-ダイガンで戦う事を小百合に制止されるが、エイーダはそれでも戦うと決めていた。再び野性に目覚めた彼女は「チームD」の一人として紅いダンクーガと共に飛翔する。
- 「はい。 ジョニーさんとファンのためにも、珠の肌に傷をつけるわけにはいきませんから」
- 戦いの中ZEXISと合流し、再会したジョニーから自身の身を案じた際の台詞。想い人に対する大胆な告白に、さすがの赤木もショックを隠せなかった模様。
- 「それでも私は歌います! そして、戦います! チームDとして、愛する人と一緒に!」
「グレイスさん! あなたは私達が止めます!」
「やってやるわ!!」 - 第2次Z再世篇にて、バジュラクイーンの力で歌と銀河を支配しようとするグレイスと対峙して。歌と彼女のファン、そして「愛する人」であるジョニーの為に彼女はチームDと共に野性を燃え上がらせる。
携帯機シリーズ
- 「…想像力が足りないのはお前だったな」
- L序盤にて、チームDのダンクーガノヴァを破壊しようとした王政陸のヤオヨロズを攻撃して。真の目的を知らずにダンクーガを破壊しかけ、あまつさえ同士である筈のエイーダに妨害された事で狼狽した陸をこの言葉で冷徹に一蹴した後、ヤオヨロズを破壊した(なお、この時点では陸は生きているが)。
- 「好きな人を探すって、すごく楽しい事なんですよ」
- Lにて、本性をあらわしたグレイスと対峙し、「バジュラの力を使えば、全ての人類が感情を共有できる」と息巻く彼女に対して。ちなみに彼女も含め、チームDはグレイスの考えを全員一致で否定している。
- 「そんなの関係ないですよ!替え玉だったって自ら発表して…」
「一部でバッシングを受けてもまっすぐに自分の歌っている今のミーアさんは素敵です!」 - LのEDにて、正体をカミングアウトし、芸能界に復帰したミーアを誰よりも称賛する。一方で歌姫仲間であるシェリルとランカが元の世界に帰還する為にこの場にいない事に寂しく感じていた。