ドレル・ロナ
ドレル・ロナ | |
---|---|
外国語表記 | Dorel Ronah |
登場作品 | |
声優 | 草尾毅 |
デザイン | 安彦良和 |
種族 | 地球人 |
性別 | 男 |
年齢 | 18歳 |
所属 | クロスボーン・バンガード |
軍階級 | 大尉 |
概要
カロッゾ・ロナの連れ子としてロナ家に入り、18歳の若さでMS大隊の指揮官を務める。その地位はロナ家の家名や血縁によるものではなく、実力によって手にしたものである。ロナ家の長男であり、セシリー・フェアチャイルドとは異母兄妹にあたる。
マイッツァーの命をうけ、セシリーを連れ戻す任務についた。ザビーネ・シャルに対抗意識を燃やしており、物事に先走るきらいがある。
映画『機動戦士ガンダムF91』のその後が不明な主要登場人物の一人で、続編に相当する漫画『機動戦士クロスボーン・ガンダム』には登場することはなかった。『クロスボーン』の作画を担当した長谷川裕一氏は、原作者である富野由悠季監督との打ち合わせの際にドレルがどうなったのかを尋ねたが、その答えは「気にしなくていいよ、忘れて」というものだった。
登場作品と役柄
旧シリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦
- DCに所属。ベルガ・ギロスに乗る。PS版より声が入る。
- 第4次スーパーロボット大戦(S)
- DC所属。ベルガ・ギロスに乗る。ドレルに限らないが、今作のクロスボーン・バンガード勢は出番が非常に少ない。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 今回は専用機であるベルガ・ダラスに乗るが、2回しか登場しない(ルートによっては一度も登場しない)ためかなり地味。ニュータイプ技能を所持しているが続編の第2次αでは削除されている。
- スーパーロボット大戦α for Dreamcast
- 技能LvはPS版と変わらず二流だが、ザビーネ共々基本ステータスが一線級に底上げされている。搭乗機の耐久性が低いのが救いか。
- 第2次スーパーロボット大戦α
- 今回は味方として使用可能。音声も新規収録が行われている。カロッゾ亡き後のクロスボーン・バンガード総帥となっている。
- 隠し要素のフラグを立てた場合、なんと、ハマーン・カーンと協定を結んだときに限り、味方となる。
- バグを使った非道な作戦をベラやキンケドゥに非難されたことや、さらに異星人が侵攻している現状では連邦と和解して共に戦うことこそが貴族の務めであると判断したことから、自分の軍勢を木星帝国から離脱させようとするのだが、ジレとザビーネがクーデターを起こして失敗、結果として木星帝国の軍勢に利用された挙句捨てられ、ハマーンに保護されて彼女の手引きでαナンバーズと合流する。EDでは何処へ行ったのかは不明。基本能力はそれほど高くはないが、元総帥という立場からか指揮官技能を持ち、加速もあるので小隊員としても便利。
- 一方、フラグを満たさなかった場合及び拒絶ルートでは最後まで木星帝国に残った上で戦死する。
- 第3次αには登場しないが、第3次αでは拒絶ルートが正史として採用されている為、明言はされていないが死亡したものと考えるのが妥当。
単独作品
パイロットステータス設定の傾向
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
小隊長能力(隊長効果)
- 第2次α
- 回避率+10%
パイロットBGM
- 「F91ガンダム出撃」
- 『第2次α』で採用
人間関係
- ベラ・ロナ(セシリー・フェアチャイルド)
- 異母兄妹。
- ザビーネ・シャル
- ライバル視する。
- カロッゾ・ロナ
- 父。
他作品との人間関係
名台詞
スパロボシリーズの名台詞
- 「クロスボーンの名を冠したガンダムなど!」
「そのモビルスーツ…見間違えるものか!」 - クロスボーン・ガンダム(X1、X2、X3を含む)との戦闘台詞。
- 「お祖父様の理想だった増え過ぎた人類の粛清をするまでだ!」
- 『第2次α』38話「星の屑、再び」にてベラと対峙した際の台詞。この台詞を見るとαシリーズでバグによる余剰人口の粛清を考案したのはマイッツァーであった事がわかる。しかしながら自身の行いを「鉄仮面の亡霊に取り憑かれている」「罪なき民を一部の人間が虐殺する事のどこに正義があるのか」と指摘された際には言葉を詰まらせており、ドレル自身もあくまで貴族主義を掲げていても、余剰人口を粛清する方針には複雑な心境であった事が伺える。
- 「異星からの侵略を受けている今、主義主張を振りかざす時ではない…。人々のために自らが剣となり盾となるのが貴族の務めのはずだ」
- ハマーンの手引きで木星帝国から離反しαナンバーズの前へ姿を現した際「貴族のあるべき姿」を語る。また、「人々のために自らが剣となり盾となるのが貴族の務め」という思想はザビーネがベラに対して指摘したものと同じであり、ベラ、ドレル、ザビーネの3名が貴族主義の意識を持ちながら、各々の本懐が全て異なる、即ちF91において叫ばれた貴族主義は一言で言ってもこれだけ見識とその行動が異なるという複雑さを示した台詞でもある。
- 「知っての通り、私は父カロッゾの連れ子であり、生まれながらのロナ家の人間ではない…」
「だからこそ、全てを失った今私は一人の武人として自己の理想に殉じてみたい…」 - 上述に続く第2次αで仲間になった際の台詞。
- 「キンケドゥ・ナウ! お前が倒れた時は私がザビーネを討つ!心置きなく戦うがよい!」
- ザビーネとの決戦に挑むキンケドゥに対する励まし(?)の一言。
- 「その通りだ、ジレ!貴族主義は、そのような安易な手段で達成されるものではない!」
「古き血は滅びよ! コスモ・バビロニアの理想はこの私が受け継ぐ!」 - ザムス・ガルの撃沈を見ての台詞。「そのような安易な手段」とはラフレシアプロジェクトとバグによる人口削減を指しており、αシリーズのドレルは最終的にはラフレシアプロジェクトには否定的な見識を示した事がわかる台詞である。