「ギゾース・グラギオス」の版間の差分
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− | 「[[サーヴァ・ヴォルクルス|破壊神サーヴァ=ヴォルクルス]]」、「[[ルザムノ・ラスフィトート|調和神ルザムノ=ラスフィトート]]」と並ぶ[[ラ・ギアス]] | + | {{登場人物概要 |
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+ | '''ギゾース・グラギオス'''は『[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神F COFFIN OF THE END|魔装機神F COFFIN OF THE END]]』の登場キャラクター。 | ||
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+ | 「[[サーヴァ・ヴォルクルス|破壊神サーヴァ=ヴォルクルス]]」、「[[ルザムノ・ラスフィトート|調和神ルザムノ=ラスフィトート]]」と並ぶ[[ラ・ギアス]]の[[神|三邪神]]。人々の「[[希望]]」を原動力に復活するとされる、「創造」を司る邪神。無限とも言える再生力を持つのが特徴であり、その回復速度はヴォルクルスやラスフィトートと比較にならない。ヴォルクルスとグランゾンの間にあった霊的痕跡の再生までも可能としており、単純な物質の再生だけではなく、[[ワッシャー・ニールカン|失われた死者の蘇生すらできるのではないかと考える者]]までいた。 | ||
− | + | なお、希望を糧にする事に関してシュウ曰く「希望という強い光は、同時に最も深い絶望の源ともなる」との事。また、ヴォルクルスが絶望(負の感情)、ラスフィトートが無念(虚無の感情)を糧とするならば、残るグラギオスが希望(正の感情)を糧とするのは至極もっともだとも言っている。希望をトリガーとするため、世界に絶望して破壊を望むヴォルクルス教団にとって最も復活が難しい存在であり、死を前にしてなお希望を持ち続られるという稀有な人間を生贄にしないといけないことも拍車をかけている。 | |
− | + | ヴォルクルスやラスフィトートと異なり、言葉での説明がしにくい異形の姿をしている。機動兵器のそれに似た青白い仮面がいくつも埋め込まれた縦長の岩塊のようなものがあり、その下部にいびつなモノリス状の構造物の突き出た岩塊が6つ随伴。上部には3対6本の球体関節腕を持ったヒトガタがあり、その腹のすぐ下の部分に、他の二柱同様女性型のフィギュアヘッドが存在。また、岩塊の正体は機動兵器の残骸が漆黒に変色して凝り固まったもの。6本の腕のうち、下方の4本で一つずつ、上方の2本で一つ、ヒトガタの腹部に一つ、合計6つの青いレンズを持った球体ユニット(白灰色の[[リルカーラ・ボーグナイン|モンスターボール]]、と言えばわかるだろうか?)を所持しており、これを使用して攻撃する。 | |
− | + | シュテドニアス奪還戦にてアディーナムが行った儀式により、レッフェンの希望を生贄とし、魔装機神が一体もおらず再生を止める宛さえないという絶望的状況で復活。その予兆を察したシュウも最悪の事態を想定した程だが、暴走状態に陥ったレイブレードによって自身を構成する怨霊を攻め取られて再生能力が低下し、一度は追い込まれる。が、'''それでもなお復活する'''というもはや驚異どころではない再生能力を見せるも、さらに怨霊を吸収し続けたレイブレードが臨界を突破、過剰エネルギーの放射によって周囲のマグゥーキごと消し飛ばされるという結末になった。 | |
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+ | グラギオスの行動原理は旧き世界を破壊し、新たな世界を創造することである。多少は他の神と違うようにも見えるが、はっきりと今のラ・ギアスを破壊する事を宣言しており、根本的な行動は全く一緒である(「創造神」というと通常は「世界を創造した神」を示すが、グラギオスの場合は'''これから創造する神'''である)。 | ||
== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
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:今回ついに分身体が復活。最初に復活したステージ以外では必ず三邪神そろって登場する。 | :今回ついに分身体が復活。最初に復活したステージ以外では必ず三邪神そろって登場する。 | ||
+ | :「託す者、託される者」ではHP66050と比較的落ち着いているが、ターン制限があるので全力を叩き込むべし。 | ||
== 装備・機能 == | == 装備・機能 == | ||
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− | : | + | :ボール型ユニットのうち、腹部の一つを除いた5つを空中に展開してゲートを開き、そこから魔装機の残骸を降り注がせる。さらに、6つの腕に集約したエネルギーを本体周囲のモノリス状のパーツにぶつけて起動、振ってきた残骸を誘導・集約してエネルギーに変換、ビームとして射出する。 |
:なお、この技で降って来る残骸は[[ペンタルコス]]のもの。前作でワッシャーがグラギオスの力を取り込んだからであろうか。 | :なお、この技で降って来る残骸は[[ペンタルコス]]のもの。前作でワッシャーがグラギオスの力を取り込んだからであろうか。 | ||
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== 人間関係 == | == 人間関係 == | ||
;[[レッフェン・ダスドレーシュ]] | ;[[レッフェン・ダスドレーシュ]] | ||
− | : | + | :『COE』では彼が持つ若者達が切り開く未来への希望を糧として復活した。 |
;[[ワッシャー・ニールカン]] | ;[[ワッシャー・ニールカン]] | ||
− | : | + | :『POJ』にて、過去に亡くした家族の蘇生を求めてグラギオスを復活させようとした人物。失った過去への執着は希望という感情とは合致しなかったのか、グラギオスの力を引き出すのみにとどまった。そうでなくとも、騙され欺かれて生贄にされたピレイルたちの無念と絶望が宿っているであろう秘石を使用していることも相当足を引っ張っていると思われる。 |
== 名台詞 == | == 名台詞 == | ||
+ | === 戦闘台詞 === | ||
+ | ;「旧態は、霧消せよ」 | ||
+ | :始源たるもの使用時の台詞。今あるものは消えろという言葉が、この邪神の本質を示している。 | ||
+ | ;「天地……陰陽……因果律……」<br />「世界は、生み出される」<br />「流転こそが真理」<br />「万物創造……そして、希望……」 | ||
+ | :森羅万創使用時の台詞。 | ||
+ | ;「創造なき世に……光は……」<br />「私も……改まる……」<br />「これも……再生に……至る……」 | ||
+ | :撃墜時の台詞。 | ||
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=== [[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神F COFFIN OF THE END|魔装機神F COFFIN OF THE END]] === | === [[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神F COFFIN OF THE END|魔装機神F COFFIN OF THE END]] === | ||
;「……私は復活した。旧き世界を取り除き、新たな世界を……創造する」 | ;「……私は復活した。旧き世界を取り除き、新たな世界を……創造する」 | ||
:第26話 「託す者、託される者」より。レッフェン将軍の希望を礎に復活を果たす。 | :第26話 「託す者、託される者」より。レッフェン将軍の希望を礎に復活を果たす。 | ||
− | + | == 余談 == | |
− | + | *登場こそシリーズ最終作ではあるが設定や名前そのものは「ラ・ギアス」を題材にした最初期の作品『[[スーパーロボット大戦EX]]』の頃から存在し、『EX』の攻略本にその名前を確認する事が出来る。その時点では破壊神と創造神の二柱として記述されており調和神の名前はない。<ref>『スーパーロボット大戦EX 熱血・幸運・必中ガイド』99頁。</ref> | |
− | + | **なお、[[旧シリーズ]]のムック本である『スーパーロボット大戦大辞典』では調和神の名前も確認できるため、『[[LOE]]』の段階では調和神の設定がある程度できていた可能性は高い。 | |
− | + | *正の感情を好む同類として、[[ホープス]]が存在する。 | |
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− | + | == 脚注 == | |
+ | <references /> | ||
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[[Category:魔装機神シリーズ]] | [[Category:魔装機神シリーズ]] |
2020年6月19日 (金) 16:21時点における最新版
ギゾース・グラギオスは『魔装機神F COFFIN OF THE END』の登場キャラクター。
ギゾース・グラギオス | |
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登場作品 | |
声優 | 不明 |
デザイン | 橋口力也 |
初登場SRW | 魔装機神F COFFIN OF THE END |
SRWでの分類 |
機体 パイロット |
プロフィール | |
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種族 | 創造神 |
概要編集
「破壊神サーヴァ=ヴォルクルス」、「調和神ルザムノ=ラスフィトート」と並ぶラ・ギアスの三邪神。人々の「希望」を原動力に復活するとされる、「創造」を司る邪神。無限とも言える再生力を持つのが特徴であり、その回復速度はヴォルクルスやラスフィトートと比較にならない。ヴォルクルスとグランゾンの間にあった霊的痕跡の再生までも可能としており、単純な物質の再生だけではなく、失われた死者の蘇生すらできるのではないかと考える者までいた。
なお、希望を糧にする事に関してシュウ曰く「希望という強い光は、同時に最も深い絶望の源ともなる」との事。また、ヴォルクルスが絶望(負の感情)、ラスフィトートが無念(虚無の感情)を糧とするならば、残るグラギオスが希望(正の感情)を糧とするのは至極もっともだとも言っている。希望をトリガーとするため、世界に絶望して破壊を望むヴォルクルス教団にとって最も復活が難しい存在であり、死を前にしてなお希望を持ち続られるという稀有な人間を生贄にしないといけないことも拍車をかけている。
ヴォルクルスやラスフィトートと異なり、言葉での説明がしにくい異形の姿をしている。機動兵器のそれに似た青白い仮面がいくつも埋め込まれた縦長の岩塊のようなものがあり、その下部にいびつなモノリス状の構造物の突き出た岩塊が6つ随伴。上部には3対6本の球体関節腕を持ったヒトガタがあり、その腹のすぐ下の部分に、他の二柱同様女性型のフィギュアヘッドが存在。また、岩塊の正体は機動兵器の残骸が漆黒に変色して凝り固まったもの。6本の腕のうち、下方の4本で一つずつ、上方の2本で一つ、ヒトガタの腹部に一つ、合計6つの青いレンズを持った球体ユニット(白灰色のモンスターボール、と言えばわかるだろうか?)を所持しており、これを使用して攻撃する。
シュテドニアス奪還戦にてアディーナムが行った儀式により、レッフェンの希望を生贄とし、魔装機神が一体もおらず再生を止める宛さえないという絶望的状況で復活。その予兆を察したシュウも最悪の事態を想定した程だが、暴走状態に陥ったレイブレードによって自身を構成する怨霊を攻め取られて再生能力が低下し、一度は追い込まれる。が、それでもなお復活するというもはや驚異どころではない再生能力を見せるも、さらに怨霊を吸収し続けたレイブレードが臨界を突破、過剰エネルギーの放射によって周囲のマグゥーキごと消し飛ばされるという結末になった。
グラギオスの行動原理は旧き世界を破壊し、新たな世界を創造することである。多少は他の神と違うようにも見えるが、はっきりと今のラ・ギアスを破壊する事を宣言しており、根本的な行動は全く一緒である(「創造神」というと通常は「世界を創造した神」を示すが、グラギオスの場合はこれから創造する神である)。
登場作品と役柄編集
魔装機神シリーズ編集
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神F COFFIN OF THE END
- 今回ついに分身体が復活。最初に復活したステージ以外では必ず三邪神そろって登場する。
- 「託す者、託される者」ではHP66050と比較的落ち着いているが、ターン制限があるので全力を叩き込むべし。
装備・機能編集
武装・必殺技編集
- 始原たるもの
- 6つのボール型ユニットを敵機の近くに転送し、ビームで攻撃する。
- 森羅万創(しんらばんそう)
- ボール型ユニットのうち、腹部の一つを除いた5つを空中に展開してゲートを開き、そこから魔装機の残骸を降り注がせる。さらに、6つの腕に集約したエネルギーを本体周囲のモノリス状のパーツにぶつけて起動、振ってきた残骸を誘導・集約してエネルギーに変換、ビームとして射出する。
- なお、この技で降って来る残骸はペンタルコスのもの。前作でワッシャーがグラギオスの力を取り込んだからであろうか。
特殊能力編集
移動タイプ編集
サイズ編集
- 2L(LL)
属性編集
- 無
- 属性なし。
パイロットステータス編集
能力値編集
- 魔装機神F COFFIN OF THE END
- 「精神コマンド」と「特殊技能」を保持していない。
BGM編集
- 「決戦」
相対関係編集
- 破壊神サーヴァ=ヴォルクルス
- 同列の邪神の一柱。創造する端から破壊されてしまっているのか、三邪神が揃っている状態で先にヴォルクルスが倒されるとグラギオスの力が増す。
- 調和神ルザムノ=ラスフィトート
- 同列の邪神の一柱。創造神が去る=安定期に入ったということなのか、三邪神が揃っている状態で先にグラギオスが倒されるとラスフィトートの力が増す。
人間関係編集
- レッフェン・ダスドレーシュ
- 『COE』では彼が持つ若者達が切り開く未来への希望を糧として復活した。
- ワッシャー・ニールカン
- 『POJ』にて、過去に亡くした家族の蘇生を求めてグラギオスを復活させようとした人物。失った過去への執着は希望という感情とは合致しなかったのか、グラギオスの力を引き出すのみにとどまった。そうでなくとも、騙され欺かれて生贄にされたピレイルたちの無念と絶望が宿っているであろう秘石を使用していることも相当足を引っ張っていると思われる。
名台詞編集
戦闘台詞編集
- 「旧態は、霧消せよ」
- 始源たるもの使用時の台詞。今あるものは消えろという言葉が、この邪神の本質を示している。
- 「天地……陰陽……因果律……」
「世界は、生み出される」
「流転こそが真理」
「万物創造……そして、希望……」 - 森羅万創使用時の台詞。
- 「創造なき世に……光は……」
「私も……改まる……」
「これも……再生に……至る……」 - 撃墜時の台詞。
魔装機神F COFFIN OF THE END編集
- 「……私は復活した。旧き世界を取り除き、新たな世界を……創造する」
- 第26話 「託す者、託される者」より。レッフェン将軍の希望を礎に復活を果たす。
余談編集
- 登場こそシリーズ最終作ではあるが設定や名前そのものは「ラ・ギアス」を題材にした最初期の作品『スーパーロボット大戦EX』の頃から存在し、『EX』の攻略本にその名前を確認する事が出来る。その時点では破壊神と創造神の二柱として記述されており調和神の名前はない。[1]
- 正の感情を好む同類として、ホープスが存在する。
脚注 編集
- ↑ 『スーパーロボット大戦EX 熱血・幸運・必中ガイド』99頁。