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== アトールV(A-Taul V) ==
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{{登場メカ概要
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*全高:22.6m
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'''アトールV'''は『[[重戦機エルガイム]]』の登場メカ。
  
『[[重戦機エルガイム]]』に登場する、[[13人衆]]の1人[[マフ・マクトミン]]が乗るカスタム[[ヘビーメタル]]。またの名を'''アトールV マクトミンビルト'''。<br />[[アトール]]をコアにし、色々な[[HM]]の部品(武器やバインダー)を寄せ集めて作られた継ぎ接ぎ[[HM]]ではあるが、ベースとなった機体の高出力とパイロットの腕もあって戦闘力は高い。<br />独自装備のフロッガーが三連装に強化されており、つま先が長くなっているという特徴も持つ。<br />ムーバブルフレームに装甲と機能を付加していくことで機体を構成する、着せ替え兵器というヘビーメタルの特性をある意味一番体現している。
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== 概要 ==
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[[13人衆]]の一人である[[マフ・マクトミン]]が乗るカスタム[[ヘビーメタル]]。またの名を「'''アトールV マクトミンビルト'''」と言う。
  
ちなみに'''アトールファイブ'''と読む。原作を知らないでスパロボで初めて見た人は大抵アトールブイと読んでしまう。どこかの[[ボルテスV|超電磁マシーン]]と同じである。<br />なお、ファイブの由来は、[[アトール]]、[[バッシュ]]、[[グルーン]]、[[アシュラテンプル]]、[[オージェ]]の五種類のA級[[ヘビーメタル]]のパーツを用いて作られているため。<br />マクトミンとしては、さらに[[アモンデュール・スタック]]のブースターを装備したかったらしい。
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アトールVは[[アトール]]をコアにして色々な[[HM]]の部品(武器やバインダー)を寄せ集めて作られた継ぎ接ぎHMであるが、ベースとなった機体の高出力とパイロットの腕前もあって戦闘力は高い。
  
余談だが、機体名の元ネタは本家と同様にフランスのプログレバンド「Atoll」から取られているが、「V」にも意味がある。というのも、エルガイム本編放映時にこのバンドは4枚のアルバムを出しており、「V」には「5枚目のアルバムを希望する」という意味合いが込められているのだとか(なお、その後念願叶って無事5枚目もリリースされている)。
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また、独自装備のフロッガーが三連装に強化されており、つま先が長くなっているという特徴も持つ。アトールVは「ムーバルフレームに装甲と機能を付加していく事で機体を構成する、着せ替え兵器」というヘビーメタルの特性をある意味一番体現していると言える。
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最後は[[エルガイムMk-II]]のバスターランチャーであっけなく撃墜され、マクトミンも戦死した。
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=== 機体名について ===
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原作を知っている人には言うまでも無い事であるが、アトールVは「'''アトールファイブ'''」と読む。しかし、原作を知らない状態でSRWで本機体を初めて知った人は、大抵「[[コン・バトラーV|アトールブイ]]」と読んでしまう事も少なくない。まるで、どこかの[[ボルテスV|超電磁マシーン]]と同じである。
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ついでに、「ファイブ」の由来は五種類のA級[[ヘビーメタル]]のパーツを用いて作られている為。マクトミンとしては、さらに[[エルガイムMk-II|アモンデュール・スタック]]のブースターを装備したかったらしい。それが実現していた場合には「アトールVI」になっていたのだろうか?
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=== 構成機体 ===
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;[[アトール]]
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:ベース機。モノアイセンサーと爪先の形状が異なる。
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;[[バッシュ]]
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:バスターランチャーとバインダーを流用。
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:ロングスピアを流用。
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;[[アシュラテンプル]]
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:背部のサーカスバインダーを流用。
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;[[オージェ]]
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:右肩のバインダーを流用。……しているのだが、[[オルドナ・ポセイダル|ポセイダル]]の所有物であるオージェのパーツをマクトミンはどこから調達したのだろうか。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
;[[スーパーロボット大戦F]]
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=== [[旧シリーズ]] ===
:初登場作品。[[限界反応]]が妙に低く設定されているので、単なる硬い[[HM]]と言った印象。何故だか獲得[[資金]]が異様に低く、わざわざ[[幸運]]をかけて倒したのにがっかりするケースが後を絶たなかった。
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;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦F}}
;[[スーパーロボット大戦F完結編]]
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:初登場作品。関連作品『バトルコマンダー』『バトルロボット烈伝』では本家アトールを差し置いて本機のみが出演していたが、SRWでは逆に本家アトールに遅れての参戦となった。
:ギワザがポセイダルに反乱を起こす際に、ギワザ側につく。Fに比べて[[HP]][[装甲]]などが高くなっているが、限界反応がやはり低いためたいして驚異ではない。
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:リメイク元の『[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]』では[[没データ]]として存在していたが、そのグラフィックをブラッシュアップしたものが使用されている。
;[[スーパーロボット大戦COMPACT]]
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:オージェに次ぐ高耐久、Sマイン・バスターランチャー装備といったA級HMらしい特長を持つ。一方でパワーランチャーの射程が短く何故か全HM中唯一弾数制・妙に低い[[限界反応]]といった、つぎはぎ故の弊害を思わせる独特な短所も持つ。この頃は、撃破時の獲得[[資金]]が十分高い([[飛行要塞グール]]と同等)。
:性能は高いが、味方が強いので実感はない。何機か量産されている。
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;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦F完結編}}
;[[スーパーロボット大戦GC]][[スーパーロボット大戦XO|XO]]
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:[[ギワザ・ロワウ|ギワザ]]が[[オルドナ・ポセイダル|ポセイダル]]に反乱を起こす際に、ギワザ側につく。『F』に比べて、耐久面を中心に性能が大きく上がっているが、限界反応が大して改善されておらず折角高めた[[運動性]]がまるで役に立っていない。パワーランチャーの短い射程も据え置き。更に何故か獲得資金額もそのままで、分厚い[[装甲]](+シールド)を貫き、25000もの[[HP]]を削り切る手間に到底見合っていない。実質大きく弱体化したばかりか、変にちゃちな印象まで着いてしまった。
:今までの事を考えると、かなり高いHPを誇る。バスターランチャーはないが武器も強い。そのかわりと言っては何だが、獲得資金もそれなりに高額になっている。
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=== COMPACTシリーズ ===
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;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦COMPACT}}
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:性能は高いが、味方が強いので実感は無い。何機か量産されている。
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=== 単独作品 ===
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;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦GC}}{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦XO|XO}})
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:今までの事を考えると、かなり高い[[HP]]を誇る。バスターランチャーは無いが武器も強い。その代わりと言っては何だが、獲得資金もそれなりに高額になっている。
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;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦30}}
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:いつも通りマクトミンが搭乗してくるが、原型機のアトールは登場しない。
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:武器構成が[[グルーン]]のリィリィ機と同じだがこちらはパワーランチャーが最強武器となっている。
  
 
=== 関連作品 ===
 
=== 関連作品 ===
;[[バトルコマンダー 八武衆、修羅の兵法]]
+
;[[リアルロボット戦線]]
:日出族の指揮官の1人として登場。武衆はナイト。
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:やはりマクトミンの専用機。アトールと共演しているが、あちらとは異なり味方が使用することはできない。
:パワーランチャー、バスターランチャーという2大マップ兵器を持つ。
 
 
 
;[[バトルロボット烈伝]]
 
:画面の半分以上という巨大なロボット用画像表示領域を活かして、その機体のゴテゴテっ振りが余す所無く表現されている。当時のスパロボでは何故か端折られる事の多かったトリプルフロッガーも装備。パイロットの[[マフ・マクトミン|マクトミン]]と共に、このゲームのビジュアル面における仕様の恩恵を存分に受けている。<br />パイロット共々弱くはないが、いつも単機で出てくるので数で押せばいい。
 
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 
 
=== 武装・[[必殺武器]] ===
 
=== 武装・[[必殺武器]] ===
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;パワーランチャー
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:右肩の[[オージェ]]のバインダー先端、背面に取り付けられた[[アシュラテンプル]]のサーカスバインダー×2、さらに[[グルーン]]のロングスピアの先端にも装備。
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:『F(完結編)』に登場する[[ヘビーメタル]]では唯一の弾数制で、発砲音もモビルスーツのビームライフルと同様のものになっている。
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:『30』では上記4門のランチャーを一斉発射するアニメーションとなっている。この際、普段は右手で携行しているロングスピアを左手に持ち替える演出もある。
 
;Sマイン
 
;Sマイン
 
:左腕に装備された[[バッシュ]]のバインダーに装備されている。
 
:左腕に装備された[[バッシュ]]のバインダーに装備されている。
 
;セイバー
 
;セイバー
:基本装備。
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:[[アトール]]の装備。両腕内側に内蔵。
 
;ロングスピア
 
;ロングスピア
:[[グルーン]]の装備している者と同一。
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:グルーンの装備しているものと同一。『30』では近接戦武装として武装欄に登録されているほか、パワーランチャーのアニメーションで先端部のランチャーを用いている。
;パワーランチャー
 
:左肩に取り付けられた[[オージェ]]のバインダーに装備されているものと、背面に取り付けられた[[アシュラテンプル]]のサーカスバインダーのもの。
 
 
;トリプルフロッガー
 
;トリプルフロッガー
:[[アトール]]の特徴的な武装である電磁鞭「フロッガー」を三連装にしたもの。歴代シリーズではあまり採用されない武装である。
+
:アトールの特徴的な武装である電磁鞭「フロッガー」を三連装にしたもの。歴代SRWではあまり採用されない武装である。
 
;バスターランチャー
 
;バスターランチャー
 
:A級[[ヘビーメタル]]の寄せ集め機体の為、当然使用可能。バッシュの物が使用される。
 
:A級[[ヘビーメタル]]の寄せ集め機体の為、当然使用可能。バッシュの物が使用される。
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;バインダー
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:オージェから流用した右肩のものと、バッシュから流用した左腕のものを装備。それぞれ武装も内蔵している。
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;サーカスバインダー
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:背部にサブアームと共に取り付けられたアシュラテンプルの防御兵装。
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:『30』ではパワーランチャーのアニメーションで同時発射している。
  
 
=== [[特殊能力]] ===
 
=== [[特殊能力]] ===
;剣装備 盾装備
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;剣装備、盾装備
 
:[[切り払い]]、[[シールド防御]]を発動。
 
:[[切り払い]]、[[シールド防御]]を発動。
;[[対ビームコーティング]]
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;[[ツインメリットコーティング]]
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:『[[スーパーロボット大戦30|30]]』で採用。
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:ENを5消費して射撃のビーム攻撃によるダメージを1000軽減する。また、自軍フェイズ開始時に最大EN値の10%が回復される。
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:『[[スーパーロボット大戦30|30]]』で採用。
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== 対決・名場面 ==
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== 余談 ==
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*『[[重戦機エルガイム]]』放送当時、アトールVはおろか通常の[[アトール]]ですらプラモデルが発売されなかった。
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**その一方で[[オージェ]]、[[グルーン]]、[[バッシュ]]、[[アシュラテンプル]]の4機は発売されていたのだが、肝心のアトールが発売されなかった為、[[V2アサルトバスターガンダム]]の様にプラモデルを買い集めてアトールVを作り出す事も不可能だった。
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**しかし、2000年代に入って、ようやくアトールのプラモデルがHG仕様で発売された為、旧キットの4機(厳密に言えば、HGアトールのキットにバッシュ用のバインダーが同梱されてるので、オージェ、グルーン、アシュラテンプルの合計3機)を合わせることでアトールVを制作できるようになった。2021年にHGアトールが一部リニューアルされて再販された際に、アトールVを制作するための旧キット4機も「A級ヘビーメタルセット」として一纏めにされて再販されている(バッシュのキットからはバスターランチャーを流用するよう指定されている)。
 +
*アトールという機体名はフランスのプログレバンド「Atoll(エートール)」から取られているが、「V」にも意味がある。『エルガイム』本編放映時にこのバンドは4枚のアルバムを出しており、「V」には「5枚目のアルバムを希望する」という意味合いが込められているのだとか(なお一度解散する憂き目にあうが、その後再結成した事で念願叶って無事5枚目もリリースされている)。
  
 
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
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== リンク ==
 
 
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2023年6月2日 (金) 22:17時点における最新版

アトールVは『重戦機エルガイム』の登場メカ。

アトールV
外国語表記 A-Taul V
登場作品 重戦機エルガイム
デザイン 永野護
初登場SRW スーパーロボット大戦F
SRWでの分類 機体
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スペック
別名 アトールV マクトミンビルト
分類

ヘビーメタル

生産形態 改修機
頭頂高 22.6 m
全高 27.5 m
動力 太陽光変換エネルギー
装甲材質 ジーンプラ
フレーム Mサイズ
原型機 アトール
所属 ギワザ軍
乗員人数 1名
パイロット マフ・マクトミン
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概要編集

13人衆の一人であるマフ・マクトミンが乗るカスタムヘビーメタル。またの名を「アトールV マクトミンビルト」と言う。

アトールVはアトールをコアにして色々なHMの部品(武器やバインダー)を寄せ集めて作られた継ぎ接ぎHMであるが、ベースとなった機体の高出力とパイロットの腕前もあって戦闘力は高い。

また、独自装備のフロッガーが三連装に強化されており、つま先が長くなっているという特徴も持つ。アトールVは「ムーバルフレームに装甲と機能を付加していく事で機体を構成する、着せ替え兵器」というヘビーメタルの特性をある意味一番体現していると言える。

最後はエルガイムMk-IIのバスターランチャーであっけなく撃墜され、マクトミンも戦死した。

機体名について編集

原作を知っている人には言うまでも無い事であるが、アトールVは「アトールファイブ」と読む。しかし、原作を知らない状態でSRWで本機体を初めて知った人は、大抵「アトールブイ」と読んでしまう事も少なくない。まるで、どこかの超電磁マシーンと同じである。

ついでに、「ファイブ」の由来は五種類のA級ヘビーメタルのパーツを用いて作られている為。マクトミンとしては、さらにアモンデュール・スタックのブースターを装備したかったらしい。それが実現していた場合には「アトールVI」になっていたのだろうか?

構成機体編集

アトール
ベース機。モノアイセンサーと爪先の形状が異なる。
バッシュ
バスターランチャーとバインダーを流用。
グルーン
ロングスピアを流用。
アシュラテンプル
背部のサーカスバインダーを流用。
オージェ
右肩のバインダーを流用。……しているのだが、ポセイダルの所有物であるオージェのパーツをマクトミンはどこから調達したのだろうか。

登場作品と操縦者編集

旧シリーズ編集

スーパーロボット大戦F
初登場作品。関連作品『バトルコマンダー』『バトルロボット烈伝』では本家アトールを差し置いて本機のみが出演していたが、SRWでは逆に本家アトールに遅れての参戦となった。
リメイク元の『第4次』では没データとして存在していたが、そのグラフィックをブラッシュアップしたものが使用されている。
オージェに次ぐ高耐久、Sマイン・バスターランチャー装備といったA級HMらしい特長を持つ。一方でパワーランチャーの射程が短く何故か全HM中唯一弾数制・妙に低い限界反応といった、つぎはぎ故の弊害を思わせる独特な短所も持つ。この頃は、撃破時の獲得資金が十分高い(飛行要塞グールと同等)。
スーパーロボット大戦F完結編
ギワザポセイダルに反乱を起こす際に、ギワザ側につく。『F』に比べて、耐久面を中心に性能が大きく上がっているが、限界反応が大して改善されておらず折角高めた運動性がまるで役に立っていない。パワーランチャーの短い射程も据え置き。更に何故か獲得資金額もそのままで、分厚い装甲(+シールド)を貫き、25000ものHPを削り切る手間に到底見合っていない。実質大きく弱体化したばかりか、変にちゃちな印象まで着いてしまった。

COMPACTシリーズ編集

スーパーロボット大戦COMPACT
性能は高いが、味方が強いので実感は無い。何機か量産されている。

単独作品編集

スーパーロボット大戦GCXO
今までの事を考えると、かなり高いHPを誇る。バスターランチャーは無いが武器も強い。その代わりと言っては何だが、獲得資金もそれなりに高額になっている。
スーパーロボット大戦30
いつも通りマクトミンが搭乗してくるが、原型機のアトールは登場しない。
武器構成がグルーンのリィリィ機と同じだがこちらはパワーランチャーが最強武器となっている。

関連作品編集

リアルロボット戦線
やはりマクトミンの専用機。アトールと共演しているが、あちらとは異なり味方が使用することはできない。

装備・機能編集

武装・必殺武器編集

パワーランチャー
右肩のオージェのバインダー先端、背面に取り付けられたアシュラテンプルのサーカスバインダー×2、さらにグルーンのロングスピアの先端にも装備。
『F(完結編)』に登場するヘビーメタルでは唯一の弾数制で、発砲音もモビルスーツのビームライフルと同様のものになっている。
『30』では上記4門のランチャーを一斉発射するアニメーションとなっている。この際、普段は右手で携行しているロングスピアを左手に持ち替える演出もある。
Sマイン
左腕に装備されたバッシュのバインダーに装備されている。
セイバー
アトールの装備。両腕内側に内蔵。
ロングスピア
グルーンの装備しているものと同一。『30』では近接戦武装として武装欄に登録されているほか、パワーランチャーのアニメーションで先端部のランチャーを用いている。
トリプルフロッガー
アトールの特徴的な武装である電磁鞭「フロッガー」を三連装にしたもの。歴代SRWではあまり採用されない武装である。
バスターランチャー
A級ヘビーメタルの寄せ集め機体の為、当然使用可能。バッシュの物が使用される。
バインダー
オージェから流用した右肩のものと、バッシュから流用した左腕のものを装備。それぞれ武装も内蔵している。
サーカスバインダー
背部にサブアームと共に取り付けられたアシュラテンプルの防御兵装。
『30』ではパワーランチャーのアニメーションで同時発射している。

特殊能力編集

剣装備、盾装備
切り払いシールド防御を発動。
ツインメリットコーティング
30』で採用。
ENを5消費して射撃のビーム攻撃によるダメージを1000軽減する。また、自軍フェイズ開始時に最大EN値の10%が回復される。
対ビームコーティング

移動タイプ編集

飛行可能。

サイズ編集

M

カスタムボーナス編集

HP+5000、EN+50、装甲値+250、運動性+15、照準値+15
30』で採用。

対決・名場面編集

エルガイムMk-II
ダバフル・フラットミアンの三者が対峙する中にいきなり割って入る。ポセイダルに逃げられたダバはマクトミンを非難する。

余談編集

  • 重戦機エルガイム』放送当時、アトールVはおろか通常のアトールですらプラモデルが発売されなかった。
    • その一方でオージェグルーンバッシュアシュラテンプルの4機は発売されていたのだが、肝心のアトールが発売されなかった為、V2アサルトバスターガンダムの様にプラモデルを買い集めてアトールVを作り出す事も不可能だった。
    • しかし、2000年代に入って、ようやくアトールのプラモデルがHG仕様で発売された為、旧キットの4機(厳密に言えば、HGアトールのキットにバッシュ用のバインダーが同梱されてるので、オージェ、グルーン、アシュラテンプルの合計3機)を合わせることでアトールVを制作できるようになった。2021年にHGアトールが一部リニューアルされて再販された際に、アトールVを制作するための旧キット4機も「A級ヘビーメタルセット」として一纏めにされて再販されている(バッシュのキットからはバスターランチャーを流用するよう指定されている)。
  • アトールという機体名はフランスのプログレバンド「Atoll(エートール)」から取られているが、「V」にも意味がある。『エルガイム』本編放映時にこのバンドは4枚のアルバムを出しており、「V」には「5枚目のアルバムを希望する」という意味合いが込められているのだとか(なお一度解散する憂き目にあうが、その後再結成した事で念願叶って無事5枚目もリリースされている)。

商品情報編集