「ジャマイカン・ダニンガン」の版間の差分

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== ジャマイカン・ダニンガン(Jamaican Daningan) ==
+
{{登場人物概要
*[[登場作品]]:[[機動戦士Ζガンダム]]([[劇場版 機動戦士Ζガンダム|劇場版]])
+
| 外国語表記 =  
*[[声優]]:キートン山田
+
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]
*種族:地球人
+
*{{登場作品 (人物)|機動戦士Ζガンダム}}
*性別:男
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| 声優 = {{声優|キートン山田|SRW=Y}}
<!-- *年齢:--歳 -->
+
| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|安彦良和}}
*生年月日:不詳
+
| 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|第4次スーパーロボット大戦}}
*没年月日:宇宙世紀0087年9月
+
| SRWでの分類 = [[パイロット]]
<!-- *身長:---cm -->
+
}}
<!-- *体重:---kg -->
 
*所属:[[地球連邦軍]]([[ティターンズ]])
 
*[[軍階級|階級]]:少佐
 
<!-- *主な搭乗機: -->
 
<!-- *キャラクターデザイン: -->
 
  
[[ティターンズ]]の士官で、階級は少佐。
+
{{登場人物概要
 +
| タイトル = プロフィール
 +
| 種族 = [[種族::地球人]]
 +
| 性別 = [[性別::男]]
 +
| 没年月日 = [[宇宙世紀]]0087年9月
 +
| 所属 = {{所属 (人物)|地球連邦軍}}
 +
*{{所属 (人物)|ティターンズ}}
 +
| 階級 = [[階級::少佐]]
 +
}}
 +
'''ジャマイカン・ダニンガン'''は『[[機動戦士Ζガンダム]]』の登場人物。
  
[[バスク・オム]]の腹心として巡洋艦[[アレキサンドリア]]に搭乗して指揮を執るが、基本的にバスクの腰巾着である小物故に人望が薄い。[[エゥーゴ]]との戦闘中、ジャマイカンを嫌っていた[[ヤザン・ゲーブル]]を無視して艦砲射撃したためにその怒りを買い、ヤザンがわざと回避した[[エマ・シーン]]搭乗の[[スーパーガンダム]]のロングライフルによる攻撃をアレキサンドリアのブリッジに[[直撃]]させられ死亡した。
+
== 概要 ==
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[[ティターンズ]]の士官で、階級は少佐。痩せた体型で、細長い顔および口髭が印象に残る外見である。
  
なお、戦死した後も誰からも悲しんで貰えず[[ガディ・キンゼー]]からは「オレだってそろそろ、アレキサンドリアの実力を発揮させたいからな」などと言われていた事から、ティターンズ内部でも戦略家としての人望すらなかった事が伺える。
+
[[バスク・オム]]の腹心であり、ティターンズ旗艦である巡洋艦[[アレキサンドリア]]に座乗し前線部隊の指揮を執る。自ら作戦立案と実行を担うなど戦術家としての能力はそれなりにあるのだが、基本的にバスクの腰巾着である故に部下達からの人望は薄い。[[エゥーゴ]]との戦闘中、(反りが合わない間柄とはいえ)友軍の[[ヤザン・ゲーブル]]を巻き込む形で艦砲射撃したため彼の怒りを買い、最期はヤザンによって誘導された[[エマ・シーン]]搭乗の[[スーパーガンダム]]によるロングライフルの射撃をブリッジに[[直撃]]させられ死亡した<ref>一方、劇場版ではジャマイカンが戦死するシーンが削除されたため、いつの間にかいなくなっている。</ref>。
  
劇場版では、そのシーンが削除されたため、いつの間にかいなくなっている。
+
なお、戦死した際も誰からもその死を悼まれることはなく、唯一従っていた[[ガディ・キンゼー]]からも「俺だってそろそろ、アレキサンドリアの実力を発揮させたいからな(=今まではジャマイカンがいたせいで発揮できなかった)」などと言われており、ティターンズ内部においてもその存在を軽んじられていた事がうかがえる。
  
 
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 
 
=== [[旧シリーズ]] ===
 
=== [[旧シリーズ]] ===
;[[第4次スーパーロボット大戦]][[第4次スーパーロボット大戦S|S]]
+
;{{参戦作品 (人物)|第4次スーパーロボット大戦}}{{参戦作品 (人物)|第4次スーパーロボット大戦S|S}}
:[[ティターンズ]]のメンバー。本作には[[パプテマス・シロッコ|シロッコ]]やバスクが登場しないため、実質ティターンズのナンバー2。[[ダブデ]][[レウルーラ]]に搭乗、ジャミトフ死後も残党を率いて[[ロンド・ベル]]に対抗する(死亡を意味する台詞は無い)。亡きジャミトフへの熱い忠誠心を見せ([[暗殺]]したのは[[ハマーン・カーン|ハマーン]]なので[[逆恨み]]だが)、原作にない見せ場と言える。
+
:初登場作品。[[ティターンズ]]のメンバー。本作には[[パプテマス・シロッコ|シロッコ]]や[[バスク・オム|バスク]]が登場しないため、実質ティターンズのナンバー2。本作では[[アレキサンドリア級重巡洋艦|アレキサンドリア]]を初めとしたティターンズ艦がいずれも参戦していないのだが、その反動なのか何故か[[ダブデ]]に[[エンドラ級巡洋艦|エンドラ]]、[[レウルーラ]]といったジオン系列の艦艇ばかりに乗っている。
;[[スーパーロボット大戦F]]
+
:[[ジャミトフ・ハイマン|ジャミトフ]]死後も残党を率いて[[ロンド・ベル]]に対抗する(死亡を意味する台詞は無い)。亡きジャミトフへの熱い忠誠心を見せ([[暗殺]]したのは[[ハマーン・カーン|ハマーン]]なので[[逆恨み]]だが)、原作に無い見せ場と言える。……尤もそのシナリオでは[[ゲスト]]との戦いの最中に乱入してくるため、一応連邦軍所属のくせに'''侵略者そっちのけで内輪揉めを優先する'''という空気の読めなさの方が印象に残るのだが。
:声がついた。本作では大佐に階級が繰り上げられている。
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦F}}
;[[スーパーロボット大戦F完結編]]
+
:声がついた。本作では大佐に[[軍階級|階級]]が繰り上げられている。恐らくは原作と違って「ティターンズ所属の者は本来の階級より上の待遇になる」という習慣がない<ref>『旧シリーズ』のティターンズは元[[ディバイン・クルセイダーズ|DC]]所属の者が中心であるため、原作のように「連邦内のエリート組織」としては扱われていない。</ref>ためと思われる。
:アレキサンドリアに搭乗する。序盤からティターンズの前線司令官として数々の悪事を行なっており、[[DC]]ルートでは最終話まで登場する。
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦F完結編}}
 +
:アレキサンドリアやダブデに搭乗する。序盤からティターンズの前線司令官として数々の悪事を行う。ジャミトフ死亡後、原作では疎んじていたシロッコに追従、[[ディバイン・クルセイダーズ|DC]]ルートでは最終話直前まで登場する。
  
 
=== [[αシリーズ]] ===
 
=== [[αシリーズ]] ===
;[[スーパーロボット大戦α]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦α}}
:ティターンズ所属。DC版新規ルートではアレキサンドリアに乗って登場。何のために出てきたのか分からないほど弱い。
+
:ティターンズ所属。『[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast|α for DC]]』新規ルートでは[[アレキサンドリア級重巡洋艦|アレキサンドリア]]に乗って登場。何のために出てきたのか分からないほど弱い。
;[[スーパーロボット大戦α外伝]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦α外伝}}
:バスクとともにティターンズの幹部として登場。作中では極東支部を制圧し、極東各地の[[スーパーロボット]]を接収する役割を担った。初期は[[スードリ]]に乗り、ティターンズとの決着マップでは[[アレキサンドリア]]に乗る。
+
:バスクとともにティターンズの幹部として登場。作中では極東支部を制圧し、極東各地の[[スーパーロボット]]を接収する役割を担った。初期は[[スードリ]]に乗り、ティターンズとの決着マップではアレキサンドリアに乗る。
  
 
=== [[Zシリーズ]] ===
 
=== [[Zシリーズ]] ===
;[[スーパーロボット大戦Z]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦Z}}
:[[セツコ・オハラ|セツコ]]ルート序盤から登場。たいして強くない。台詞が追加収録された。
+
:[[セツコ・オハラ|セツコ]]ルート序盤から登場するが、大して強くない。性格は超強気になっている。台詞が追加収録された。
 +
:通常ルート第49話で[[宇宙革命軍]]のコロニーレーザーにより死亡。ザフトルートでは死亡する描写こそないが、バスク共々アレキサンドリアと運命を共にした物と思われる。
  
 
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
 
;[[スーパーロボット大戦64]]
 
;[[スーパーロボット大戦64]]
 
:他のティターンズと同じく[[OZ]]に所属しているが会話中に名前が出てくるのみで、しかも[[銀河帝国]]の先行部隊との戦闘で戦死してしまったことになっている。
 
:他のティターンズと同じく[[OZ]]に所属しているが会話中に名前が出てくるのみで、しかも[[銀河帝国]]の先行部隊との戦闘で戦死してしまったことになっている。
 +
 +
== パイロットステータス ==
 +
=== [[能力|能力値]] ===
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原作での小心者かつ無能っぷりを反映してか、各能力値は低く設定されがち。ただし戦艦に搭乗している為そこそこしぶとい。
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=== [[精神コマンド]] ===
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;[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]([[第4次スーパーロボット大戦S|S]])
 +
:'''[[偵察]]、[[加速]]、[[隠れ身]]、[[根性]]'''
 +
; [[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]
 +
: '''[[根性]]、[[偵察]]、[[必中]]、[[ひらめき]]、[[加速]]、[[隠れ身]]'''
 +
; [[スーパーロボット大戦Z|Z]]
 +
: '''[[偵察]]、[[根性]]、[[努力]]、[[鉄壁]]、[[かく乱]]'''
 +
 +
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
 +
; [[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]
 +
: '''[[指揮官]]L2、[[援護]]L1'''
 +
; [[スーパーロボット大戦Z|Z]]
 +
: '''[[底力]]L6、[[援護攻撃]]L3、[[Eセーブ]]、[[指揮官]]L3'''
 +
 +
=== [[小隊長能力|隊長効果]] ===
 +
; 回避率+10%
 +
: 『[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』で採用。
 +
:そもそもの能力値が低い上、ただでさえ避けられない戦艦に乗っているので焼け石に水である。
  
 
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 +
その小物っぷりのせいか、'''関わったほぼ全ての人間から嫌われている'''。シロッコに至っては眼中に入れてすらいない。
 
;[[ジャミトフ・ハイマン]]
 
;[[ジャミトフ・ハイマン]]
 
:上司。
 
:上司。
 
;[[バスク・オム]]
 
;[[バスク・オム]]
:上司。
+
:直属の上官。しかし、終盤で彼も自分と同じような死に方をする羽目に。
 
;[[ガディ・キンゼー]]
 
;[[ガディ・キンゼー]]
:部下。[[アレキサンドリア]]の艦長。上官であるジャマイカンには唯々諾々と従っていた…が、彼が戦死した後のガディの発言を聞くと、ジャマイカンの存在が邪魔だったようである。
+
:部下(階級では同格であるためジャマイカンが先任、もしくは役職持ちだったと思われる)。[[アレキサンドリア級重巡洋艦|アレキサンドリア]]の艦長。上官であるジャマイカンには唯々諾々と従っていた…が、彼が戦死した後のガディの発言を聞くと、ジャマイカンの存在が邪魔だったようである。
 
;[[ジェリド・メサ]]
 
;[[ジェリド・メサ]]
:部下。しかし、陰では彼に嫌われている。
+
:部下。陰では彼に嫌われている。中盤で一時シロッコの元にいながら置き去りにされていたジェリドと[[マウアー・ファラオ|マウアー]]を拾い、ここぞとばかりにいびり倒したため余計に恨みを買われていた。
 
;[[ヤザン・ゲーブル]]
 
;[[ヤザン・ゲーブル]]
:ヤザンから完全に見下されており、謀殺されることになる。
+
:彼からは完全に見下されており、またジャマイカンの方も自らに従わない彼を信用していない。それでも同じ軍の味方として共闘はしていたが、最終的にはジャマイカンの暴挙への報復として謀殺されることに。
 
;[[パプテマス・シロッコ]]
 
;[[パプテマス・シロッコ]]
:バスクと同様に嫌っている存在。
+
:バスクと同様に嫌っており対抗意識を持っている相手だが、シロッコ自身は競合相手とすら見做していなかった。
 
;[[ライラ・ミラ・ライラ]]
 
;[[ライラ・ミラ・ライラ]]
:地球連邦正規軍の軍人。第7話では自身の指揮下に入っていたが、自身に意見を加える彼女を快く思わず、援軍を送らなかった。
+
:地球連邦正規軍の軍人。第7話では自身の指揮下に入っていたが、自身に意見を加える彼女を快く思わず、援軍を送らなかった。これが彼女の死の原因の一つとなる。
:一方のライラもまた、戦闘経験よりも特権意識を優先させるジャマイカンのことが気に入らなかったようだ。
+
:一方のライラもまた、戦闘経験よりも特権意識を優先させるジャマイカンのことが気に入らなかったようである。
 
;[[エマ・シーン]]
 
;[[エマ・シーン]]
 
:当初は部下で後に敵対関係。TV版では彼女によって倒される事になる。
 
:当初は部下で後に敵対関係。TV版では彼女によって倒される事になる。
 +
;[[パオロ・カシアス]]
 +
:[[漫画]]『機動戦士ガンダム MSV-R 宇宙世紀英雄伝説 虹霓のシン・マツナガ』での上官。
 +
 +
== 他作品との人間関係 ==
 +
=== [[ガンダムシリーズ]] ===
 +
;[[リリーナ・ドーリアン]]
 +
:『[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]』では、利用するつもりだったのか彼女を連行しようとしていたが、[[ロンド・ベル]]に阻止される。この件でロンド・ベルとティターンズの対立が決定的になる。
 +
 +
=== スーパー系 ===
 +
;[[岡防衛長官]]
 +
:[[αシリーズ]]では同格の連邦軍高官という関係ながらも、ティターンズを糾弾する立場の彼とは反りが悪い。
 +
:『[[スーパーロボット大戦α|α]]』序盤では極東基地に接近中の[[アーガマ]]を「[[ネオ・ジオン]]の戦艦」と偽って報告し、彼の下に集う戦力を利用してエゥーゴを討たせようと画策する。
  
== 名台詞 ==
+
== 名(迷)台詞 ==
 +
;「見れば分かるだろうがッ! 大佐が造らせた機種ではない」
 +
:第2話より、初台詞。グリーンノア1で連邦軍と戦闘中の[[リック・ディアス]]をティターンズの新型モビルスーツと勘違いしたフランクリン・ビダンを威圧込みで訂正した。
 
;「良い航海を」
 
;「良い航海を」
:第3話より。一見[[激励]]しているだけのように見えるが、実際は[[バスク・オム|バスク]]らにリンチにされ満身創痍の[[ブライト・ノア|ブライト]]に追い討ちをかけるかのように、背中にキツい張り手をお見舞いした時の台詞。ジャマイカンは、形振り構わずやるバスクとは違って、苛めるにしても体裁にこだわるようである。
+
:第3話より。一見[[激励]]しているだけのように見えるが、実際は[[バスク・オム|バスク]]らにリンチにされ満身創痍の[[ブライト・ノア|ブライト]]に追い討ちをかけるかのように、背中にキツい張り手をお見舞いした時の台詞。
;「さらにティターンズであれば階級は上がらんでも、正規軍の軍人に対して一階級上の特権が与えられる」
+
:ジャマイカンは、形振り構わずやるバスクとは違って、苛めるにしても体裁にこだわるようである。
:第6話より。地球連邦正規軍の軍人達の前で、[[ティターンズ]]の特権がどのようなものかを語る場面。その話を聞いていた連邦正規軍の軍人の一人は、そこでの優遇措置に驚喜している。
+
;「さらにティターンズであれば[[軍階級|階級]]は上がらんでも、正規軍の軍人に対して一階級上の特権が与えられる」
:だが、その話を聞いていた地球連邦正規軍所属の[[ライラ・ミラ・ライラ|ライラ]]だけは「だからジェリド中尉のような甘ちゃんがでるのさ!」と毒づいた。
+
:第6話より。地球連邦正規軍の軍人達の前で、[[ティターンズ]]の特権がどのようなものかを語る場面。その話を聞いていた連邦正規軍の軍人の一人は、そこでの優遇措置に驚喜した。
 +
:だが、その話を聞いていた地球連邦正規軍所属の[[ライラ・ミラ・ライラ|ライラ]]だけは「だから、ジェリド中尉のような甘ちゃんが出るのさ!」と毒づいた。
 
;「バカを言うな。そんな者はおらん! ニュータイプなど、ビデオ屋の創造物だ」
 
;「バカを言うな。そんな者はおらん! ニュータイプなど、ビデオ屋の創造物だ」
:第7話より。ライラが[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]達を[[ニュータイプ]]ではないかと評した時に言った言葉。ここでいう「ビデオ屋」とはレンタルビデオ店とかビデオテープとかではなく、映画の事である。要は「映画のような架空の存在に過ぎない」という意味。<br />いかにも[[地球]]の重力に[[魂]]を引かれた人間の典型であるジャマイカンにとって、ニュータイプの存在は信じられないものだったのだろう。確かに軍の立場上は仕方ないかもしれないが、現場の声に対してあまりにも鈍感である。<!--…しかし、'''現実世界よりもはるかに科学力が進歩した[[宇宙世紀]]に「ビデオ屋」があるのだろうか?'''-->
+
:第7話より。ライラが[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]達を[[ニュータイプ]]ではないかと評した時に言った言葉。ここでいう「ビデオ屋」とはレンタルビデオ店とかビデオテープとかではなく、[[映画]]の事である。要は「映画のような架空の存在に過ぎない」という意味。
 +
:いかにも[[地球]]の重力に[[魂]]を引かれた人間の典型であるジャマイカンにとって、ニュータイプの存在は信じられないものだったのだろう。確かに軍の立場上は仕方無いのかもしれないが、現場の声に対してあまりにも鈍感である。<!--…しかし、'''現実世界よりもはるかに科学力が進歩した[[宇宙世紀]]に「ビデオ屋」があるのだろうか?'''-->
 
;「アーガマの消耗を待つのだ。それに、同時に中尉にいい士官になってもらうためでもある。軍人は個人的な感情を抑えるすべも知らねばならん」
 
;「アーガマの消耗を待つのだ。それに、同時に中尉にいい士官になってもらうためでもある。軍人は個人的な感情を抑えるすべも知らねばならん」
 
:カミーユの乗る[[ガンダムMk-II]]に押されているライラを援護しに行こうとする[[ジェリド・メサ|ジェリド]]を止め援軍を出さない理由を説明した。
 
:カミーユの乗る[[ガンダムMk-II]]に押されているライラを援護しに行こうとする[[ジェリド・メサ|ジェリド]]を止め援軍を出さない理由を説明した。
:一見、筋の通った事を言っているようだが、実は戦闘前にライラにコケにされた事に対する意趣返しである。個人的な感情を抑えられていないのはジャマイカンの方であった。
+
:一見、筋の通った事を言っているようだが、実は戦闘前にライラにコケにされた事に対する意趣返しである。個人的な感情を抑えられていないのは、ジャマイカンの方であった。
 +
;「無様な」
 +
:ライラの戦死を見届けて。(反りが合わなかったとはいえ)友軍のパイロットを意図的に見殺しにした上で、冷酷な台詞を放つ。
 +
:なお、ジェリドは戦友ライラの敵討ちに出ようとしたのだが、ジャマイカンは「戦いは終わった」と彼を制止するのであった。
 
;「お世辞はいいんだよ」
 
;「お世辞はいいんだよ」
:第8話より。[[グラナダ]]に入港した際のアナウンスに対して。単なる入港の挨拶にまで当たり散らすのは、グラナダが[[エゥーゴ]]に加担しているのではないかという疑念の表れか。
+
:第8話より。[[グラナダ]]に入港した際のアナウンスに対して。単なる入港の挨拶にまで当たり散らすのは、「グラナダが[[エゥーゴ]]に加担しているのではないか?」という疑念の表れか。
 
;「しかし、マシンは気合では治らんぞ」
 
;「しかし、マシンは気合では治らんぞ」
 
:第9話より。ジェリド機の修理を急がせる[[ガディ・キンゼー|ガディ]]に対して。事実ではあるが、まるで他人事のような態度である。これでは部下にも慕われない。
 
:第9話より。ジェリド機の修理を急がせる[[ガディ・キンゼー|ガディ]]に対して。事実ではあるが、まるで他人事のような態度である。これでは部下にも慕われない。
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;「いいな。我々アレキサンドリアの盾になってくれるのがヤツだ。そういう利用の仕方があるということだよ」
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:第23話より。「ヤツ」というのは[[パプテマス・シロッコ|シロッコ]]の事であり、彼の指揮する[[ドゴス・ギア]]を前線に出し盾にして、自分達は美味しいところだけを頂こうという魂胆である。しかし……。
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;「ドゴス・ギア一隻に降下させるなッ!」
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;オペレーター「もう無理です」
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;「何を考えている、シロッコ!?」
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;ガディ「漁夫の利を得ようというのか…」
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:第23話より。アポロ作戦でシロッコを盾にするつもりが、ドゴス・ギア一隻でフォン・ブラウンの近接防空エリアに突入し、盾どころか成果を丸ごと奪われそうになった際に。
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:結局、ドゴス・ギアにフォンブラウン市を盾にされ、エゥーゴは戦闘継続を断念。アポロ作戦=フォンブラウン制圧は成功したが、その功績はシロッコに独占される結果となった。
 
;「いい気になるな、シロッコ! 作戦は成功した。それは認めよう。しかし、エゥーゴがおとなしく引かなかったらどうする気だったのだ? 何か申し開きがあるか!?」
 
;「いい気になるな、シロッコ! 作戦は成功した。それは認めよう。しかし、エゥーゴがおとなしく引かなかったらどうする気だったのだ? 何か申し開きがあるか!?」
:第23話より。ティターンズによる[[フォン・ブラウン]]市の占拠作戦終了後に、[[パプテマス・シロッコ|シロッコ]]の指揮する[[ドゴス・ギア]]のブリッジに乗り込んでシロッコに張り手をかました時に言った台詞。
+
:第23話よりティターンズによるフォン・ブラウン市の占拠作戦終了後に、シロッコの指揮するドゴス・ギアのブリッジに乗り込んでシロッコに張り手をかました時に言った台詞。
:ライラの時のようにもっともらしい事も言っているが、実はシロッコに出し抜かれて手柄を独占されたのが悔しいだけ。彼の狭量さを象徴している。
+
:一応エゥーゴがフォンブラウン市をティターンズの拠点にされる事を恐れて、市内への被害を顧みない方法を取った場合は市民に甚大な被害が出る恐れがあり、更にティターンズ艦隊はドゴス・ギア一隻とアレキサンドリア艦隊が分断されているため、各個撃破の可能性があったのは事実である。ライラの時のようにもっともらしい事も言っているが、実はシロッコに出し抜かれて手柄を独占されたのが悔しいだけ。ジャマイカンの狭量さを象徴している。
 +
;「ふん、あれでもティターンズか」
 +
:第24話より。ドゴス・ギアがフォンブラウン市からグリプスへ帰還したのだが、治療中のジェリドとその付き添いだったマウアーは置いてきぼりをくらってしまう。ジャマイカンにアレキサンドリアの部隊に配属を希望するが、ジャマイカンは相手にせず「休暇のつもりで買い物でも楽しんで来い」との言葉に乗ったジェリドが去っていくのを見ながら。
 +
:ジャマイカンからはジェリドの態度を精鋭部隊としての責任感の欠如と映ったのだろう。
 +
;「今の素直さは忘れん方が良いな」
 +
:第24話より。「フォンブラウン市の発電施設をエゥーゴに抑えられ、都市の占領維持は困難」と判断して撤退を決めた後にジェリドとマウアーが「[[モビルスーツ]]を貸して下さい」と普段から粗雑な面がある彼が珍しく下手に出て頼みに来たのを拒否した後の台詞。
 +
:両名はアレキサンドリア所属のパイロットではなく、シロッコのドゴス・ギア所属であり、撤退を決定した以上、彼らの要請に応じる必要は無論無く、ジェリドよりジャマイカンは階級が上であるため、断られるのは当然ではある。
 +
:しかし、わざわざ反感を買う事を分かっていながら、こんな言葉が出てくること自体が、普段からジャマイカンが人心掌握を蔑ろにしている事の証左であろう。
 +
:ジェリドは当然激怒しており、怒りを込めて相手の名を呟いた後に小声で[[マウアー・ファラオ|マウアー]]に「いつか、俺の前に跪かせてやる」と叛意を顕にしている。
 +
;「進路調整は2回の核パルスで済ませられるな」
 +
;オペレーター「はい、順調です」
 +
;「こんな安手の方法で、エゥーゴの首根っこを押さえられるとは、シロッコには思いつかん戦法だ」
 +
;オペレーター「シロッコは木星帰りの欲求不満を戦いで晴らそうという気がしますな」
 +
;「確かにそうだ。一度は制圧したフォン・ブラウンを手放したのは、奴が勝手に出たり入ったりしたからだ。これで名誉挽回しなければ、アレキサンドリアはグリプスへは戻れん」
 +
:第25話より。サイド4のコロニーをエゥーゴの本拠地グラナダへ落とす作戦の最中に。
 +
:アポロ作戦で出し抜かれたためか、シロッコを激しく敵視している様子である。また、フォン・ブラウン市失陥の責任をシロッコに押し付けているが、単純にジャマイカンが防衛に失敗しただけの話であり、ドゴス・ギアで撤退済みだったシロッコは防衛に参加していない。というか、前話ではシロッコがフォン・ブラウンを離れるのが遅かった事を毒付く様な発言をしており、ただの責任逃れである。
 +
;オペレーター「コロニーの進路が変わりましたッ!」
 +
;「ヤザンは何をやっているッ!」
 +
;オペレーター「モビルスーツ隊帰投!」
 +
;「もう方向は変えられん。……この作戦ッ…」
 +
:第25話より。グラナダへのコロニー落としを謀ったが、直前で[[エマ・シーン]]によって核パルスエンジンを起動させられてしまった際に。
 +
:コロニー落としの失敗は確実となり、失態続きとなった彼は、さらに追い詰められていくことに。
 
;「ヤザンなら自力で戻ってくる。撃てい!」
 
;「ヤザンなら自力で戻ってくる。撃てい!」
 
:第26話より。日頃から対立している[[ヤザン・ゲーブル|ヤザン]]が射線上にいると知っていながら[[ラーディッシュ]]への砲撃を行った。
 
:第26話より。日頃から対立している[[ヤザン・ゲーブル|ヤザン]]が射線上にいると知っていながら[[ラーディッシュ]]への砲撃を行った。
 +
;副官「ジャマイカン少佐!」
 +
;「ヤザンめ、大口を叩いた挙句、逃げ戻ってきたのか」
 +
;「無意味な出撃などするからッ!」
 +
;オペレーター「敵モビルスーツ補足!」
 +
;「各砲座各個に迎撃させいッ!」
 +
;ヤザン「撃てよガンダム……狙いを外すな」
 
;「ぬぉおおお!? んなぁあああ!?」
 
;「ぬぉおおお!? んなぁあああ!?」
:断末魔。上記の砲撃に危うく巻き込まれそうになったヤザンは、[[エマ・シーン|エマ]]の攻撃を利用してジャマイカンを謀殺した。気に入らない人間に危害を加えようとする事を状況を利用して正当化することの多いジャマイカンであったが、彼もまたヤザンに状況を利用されて殺害されたのは皮肉としか言いようがなかった。
+
:断末魔。上記の砲撃に危うく巻き込まれそうになったヤザンは、エマの攻撃を利用してジャマイカンを[[暗殺|謀殺]]した。
 
+
:気に入らない人間に危害を加えようとする事を状況を利用して正当化することの多いジャマイカンであったが、彼もまたヤザンに状況を利用されて殺害されたのは皮肉としか言いようがなかった。'''「部下を杜撰に扱うと、手痛いしっぺ返しを食らう」'''という事であろう。
== スパロボシリーズにおける名台詞 ==
+
;「バスク大佐は失敗者を罰したりはしない。見限られた時は捨て石にされるだけだ」
 +
:漫画『機動戦士ΖガンダムDefine』にて、ジャマイカンがガディに語ったバスクの内面。正確にバスクの本質を見抜いており、彼の人を見る目は確かである(本作でバスクは秘密漏洩を防ぐため、[[ジャブロー]]を脱出した[[連邦兵]]全員をジェリドに処刑させている)。
 +
:この言葉には流石のガディ・キンゼーも息を呑み、気を引き締め直している。
 +
;「汚名を挽回してどうする。返上してみせたまえ」
 +
:ニンテンドーDSソフト『機動劇団はろ一座 ガンダム麻雀+Ζ さらにデキるようになったな!』にて、汚名挽回してみせると意気込むジェリドに対してこう言い捨てる。
 +
:劇場版でジェリドの台詞が「汚名挽回」から「汚名返上」に変わったことを受けた台詞であり、当時は既に汚名は挽回するものでも返上するものでもどちらも正しいという意見が出ているのだが、それをわざわざ訂正させるという嫌味な台詞である。
 +
:ただし同作の広告ではエマも同様のツッコミを入れているので、製作者にとって汚名挽回は間違いだという認識だった可能性はある。
  
 +
== スパロボシリーズの名(迷)台詞 ==
 
=== TV版 ===
 
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;「連邦を改革する最大のチャンスを、目先の小事だけでぶち壊しにした貴様らには、そのつぐないをしてもらう!」
 
;「連邦を改革する最大のチャンスを、目先の小事だけでぶち壊しにした貴様らには、そのつぐないをしてもらう!」
:[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]の後半シナリオである「栄光の落日」で[[ロンド・ベル]]隊の面々に言い放った台詞。
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:[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]([[第4次スーパーロボット大戦S|S]])』「栄光の落日」より。[[ロンド・ベル]]隊の面々に言い放った台詞。
:しかし、目先の小事に囚われているのはゲストやDCの脅威の中、権力確立の為に結果的に連邦内部を混乱させたジャマイカンらティターンズの方である。
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:しかし、目先の小事に囚われているのは[[ゲスト]]や[[ディバイン・クルセイダーズ|DC]]の脅威の中、権力確立の為に結果的に連邦内部を混乱させたジャマイカンらティターンズの方である。
 
:一方の[[アムロ・レイ|アムロ]]は、ティターンズ独裁による粛清を目指すジャミトフやジャマイカンを否定している。
 
:一方の[[アムロ・レイ|アムロ]]は、ティターンズ独裁による粛清を目指すジャミトフやジャマイカンを否定している。
  
 
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;「そのまさかだ。今回はスペースノイドを粛清する絶好の機会だからな」
 
;「そのまさかだ。今回はスペースノイドを粛清する絶好の機会だからな」
:[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]第4話でティターンズによる[[イージス計画]]の掌握の目的が地球の[[アースノイド]]のみを守る為だけのバリア展開を行って地球外の[[スペースノイド]]をわざと衝撃波に巻き込んで粛清すると言う事に感づいた[[ロス・イゴール|イゴール]]への台詞。本作におけるジャマイカン及びティターンズの傲慢振りを象徴した台詞の一つ。
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:[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]』第4話アーガマ隊ルート「正義は我にあり」より。
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:ティターンズによる[[イージス計画]]の掌握の目的が地球の[[アースノイド]]のみを守る為だけのバリア展開を行って地球外の[[スペースノイド]]をわざと衝撃波に巻き込んで粛清すると言う事に感づいた[[ロス・イゴール|イゴール]]への台詞。本作におけるジャマイカンおよびティターンズの傲慢振りを象徴した台詞の一つ。
  
 
=== 劇場版 ===
 
=== 劇場版 ===
 
 
==== 戦闘台詞 ====
 
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;「一年戦争の英雄が何だと言うのだ!」
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;「[[一年戦争]]の英雄が何だと言うのだ!」
:[[スーパーロボット大戦Z|Z]]において、[[アムロ・レイ|アムロ]]と戦闘した場合の[[特殊戦闘台詞]]
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:[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』において、[[アムロ・レイ|アムロ]]と戦闘した場合の[[特殊戦闘台詞]]。台詞は勇ましいが、単にアムロの能力を正確に把握せずに舐めてかかっているだけである。
 
;「赤い機体だからと言って、[[シャア・アズナブル|赤い彗星]]とは限らん!」
 
;「赤い機体だからと言って、[[シャア・アズナブル|赤い彗星]]とは限らん!」
:同じくZにおいて赤い機体相手の特殊戦闘台詞。[[ガナーザクウォーリア (ルナマリア専用)|別世界の赤いザク]]をぶつけてみても面白い。
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:同上。赤い機体相手の特殊戦闘台詞。その'''[[クワトロ・バジーナ|赤い彗星本人]]が乗っている場合でも言う'''ので、もはやギャグの領域。[[ガナーザクウォーリア (ルナマリア専用)|別世界の赤いザク]]をぶつけてみるのもまた、一興である。
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== 搭乗機体 ==
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;[[アレキサンドリア級重巡洋艦]]
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=== SRWでの搭乗機体 ===
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;[[ダブデ]]
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:『[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]』、『[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]』。
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;[[ガルダ級超大型輸送機]]
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:『[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』。
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:;[[スードリ]]
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::『[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]』。
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;[[エンドラ級巡洋艦]]、[[レウルーラ]]
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:『第4次』。
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== 余談 ==
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*[[漫画]]『機動戦士ΖガンダムDefine』では、基本的な[[性格]]は変わっていないものの、権力に執着するあまり上司のバスクの顔色を常に窺い彼の不興を買う事を人一倍怖れているなど、小心者としての一面がより強調されている。
  
== 話題まとめ ==
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== 脚注 ==
<!-- *[[namazu:ジャマイカン・ダニンガン]] (全文検索結果) -->
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<references />
  
 
== 資料リンク ==
 
== 資料リンク ==
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*[[GUNDAM:ジャマイカン・ダニンガン]]
  
== リンク ==
 
 
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2024年9月26日 (木) 23:00時点における最新版

ジャマイカン・ダニンガンは『機動戦士Ζガンダム』の登場人物。

ジャマイカン・ダニンガン
登場作品

ガンダムシリーズ

声優 キートン山田
デザイン 安彦良和
初登場SRW 第4次スーパーロボット大戦
SRWでの分類 パイロット
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プロフィール
種族 地球人
性別
没年月日 宇宙世紀0087年9月
所属

地球連邦軍

軍階級 少佐
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概要編集

ティターンズの士官で、階級は少佐。痩せた体型で、細長い顔および口髭が印象に残る外見である。

バスク・オムの腹心であり、ティターンズ旗艦である巡洋艦アレキサンドリアに座乗し前線部隊の指揮を執る。自ら作戦立案と実行を担うなど戦術家としての能力はそれなりにあるのだが、基本的にバスクの腰巾着である故に部下達からの人望は薄い。エゥーゴとの戦闘中、(反りが合わない間柄とはいえ)友軍のヤザン・ゲーブルを巻き込む形で艦砲射撃したため彼の怒りを買い、最期はヤザンによって誘導されたエマ・シーン搭乗のスーパーガンダムによるロングライフルの射撃をブリッジに直撃させられ死亡した[1]

なお、戦死した際も誰からもその死を悼まれることはなく、唯一従っていたガディ・キンゼーからも「俺だってそろそろ、アレキサンドリアの実力を発揮させたいからな(=今まではジャマイカンがいたせいで発揮できなかった)」などと言われており、ティターンズ内部においてもその存在を軽んじられていた事がうかがえる。

登場作品と役柄編集

旧シリーズ編集

第4次スーパーロボット大戦S
初登場作品。ティターンズのメンバー。本作にはシロッコバスクが登場しないため、実質ティターンズのナンバー2。本作ではアレキサンドリアを初めとしたティターンズ艦がいずれも参戦していないのだが、その反動なのか何故かダブデエンドラレウルーラといったジオン系列の艦艇ばかりに乗っている。
ジャミトフ死後も残党を率いてロンド・ベルに対抗する(死亡を意味する台詞は無い)。亡きジャミトフへの熱い忠誠心を見せ(暗殺したのはハマーンなので逆恨みだが)、原作に無い見せ場と言える。……尤もそのシナリオではゲストとの戦いの最中に乱入してくるため、一応連邦軍所属のくせに侵略者そっちのけで内輪揉めを優先するという空気の読めなさの方が印象に残るのだが。
スーパーロボット大戦F
声がついた。本作では大佐に階級が繰り上げられている。恐らくは原作と違って「ティターンズ所属の者は本来の階級より上の待遇になる」という習慣がない[2]ためと思われる。
スーパーロボット大戦F完結編
アレキサンドリアやダブデに搭乗する。序盤からティターンズの前線司令官として数々の悪事を行う。ジャミトフ死亡後、原作では疎んじていたシロッコに追従、DCルートでは最終話直前まで登場する。

αシリーズ編集

スーパーロボット大戦α
ティターンズ所属。『α for DC』新規ルートではアレキサンドリアに乗って登場。何のために出てきたのか分からないほど弱い。
スーパーロボット大戦α外伝
バスクとともにティターンズの幹部として登場。作中では極東支部を制圧し、極東各地のスーパーロボットを接収する役割を担った。初期はスードリに乗り、ティターンズとの決着マップではアレキサンドリアに乗る。

Zシリーズ編集

スーパーロボット大戦Z
セツコルート序盤から登場するが、大して強くない。性格は超強気になっている。台詞が追加収録された。
通常ルート第49話で宇宙革命軍のコロニーレーザーにより死亡。ザフトルートでは死亡する描写こそないが、バスク共々アレキサンドリアと運命を共にした物と思われる。

単独作品編集

スーパーロボット大戦64
他のティターンズと同じくOZに所属しているが会話中に名前が出てくるのみで、しかも銀河帝国の先行部隊との戦闘で戦死してしまったことになっている。

パイロットステータス編集

能力値編集

原作での小心者かつ無能っぷりを反映してか、各能力値は低く設定されがち。ただし戦艦に搭乗している為そこそこしぶとい。

精神コマンド編集

第4次S
偵察加速隠れ身根性
α外伝
根性偵察必中ひらめき加速隠れ身
Z
偵察根性努力鉄壁かく乱

特殊技能(特殊スキル)編集

α外伝
指揮官L2、援護L1
Z
底力L6、援護攻撃L3、Eセーブ指揮官L3

隊長効果編集

回避率+10%
Z』で採用。
そもそもの能力値が低い上、ただでさえ避けられない戦艦に乗っているので焼け石に水である。

人間関係編集

その小物っぷりのせいか、関わったほぼ全ての人間から嫌われている。シロッコに至っては眼中に入れてすらいない。

ジャミトフ・ハイマン
上司。
バスク・オム
直属の上官。しかし、終盤で彼も自分と同じような死に方をする羽目に。
ガディ・キンゼー
部下(階級では同格であるためジャマイカンが先任、もしくは役職持ちだったと思われる)。アレキサンドリアの艦長。上官であるジャマイカンには唯々諾々と従っていた…が、彼が戦死した後のガディの発言を聞くと、ジャマイカンの存在が邪魔だったようである。
ジェリド・メサ
部下。陰では彼に嫌われている。中盤で一時シロッコの元にいながら置き去りにされていたジェリドとマウアーを拾い、ここぞとばかりにいびり倒したため余計に恨みを買われていた。
ヤザン・ゲーブル
彼からは完全に見下されており、またジャマイカンの方も自らに従わない彼を信用していない。それでも同じ軍の味方として共闘はしていたが、最終的にはジャマイカンの暴挙への報復として謀殺されることに。
パプテマス・シロッコ
バスクと同様に嫌っており対抗意識を持っている相手だが、シロッコ自身は競合相手とすら見做していなかった。
ライラ・ミラ・ライラ
地球連邦正規軍の軍人。第7話では自身の指揮下に入っていたが、自身に意見を加える彼女を快く思わず、援軍を送らなかった。これが彼女の死の原因の一つとなる。
一方のライラもまた、戦闘経験よりも特権意識を優先させるジャマイカンのことが気に入らなかったようである。
エマ・シーン
当初は部下で後に敵対関係。TV版では彼女によって倒される事になる。
パオロ・カシアス
漫画『機動戦士ガンダム MSV-R 宇宙世紀英雄伝説 虹霓のシン・マツナガ』での上官。

他作品との人間関係編集

ガンダムシリーズ編集

リリーナ・ドーリアン
F完結編』では、利用するつもりだったのか彼女を連行しようとしていたが、ロンド・ベルに阻止される。この件でロンド・ベルとティターンズの対立が決定的になる。

スーパー系編集

岡防衛長官
αシリーズでは同格の連邦軍高官という関係ながらも、ティターンズを糾弾する立場の彼とは反りが悪い。
α』序盤では極東基地に接近中のアーガマを「ネオ・ジオンの戦艦」と偽って報告し、彼の下に集う戦力を利用してエゥーゴを討たせようと画策する。

名(迷)台詞編集

「見れば分かるだろうがッ! 大佐が造らせた機種ではない」
第2話より、初台詞。グリーンノア1で連邦軍と戦闘中のリック・ディアスをティターンズの新型モビルスーツと勘違いしたフランクリン・ビダンを威圧込みで訂正した。
「良い航海を」
第3話より。一見激励しているだけのように見えるが、実際はバスクらにリンチにされ満身創痍のブライトに追い討ちをかけるかのように、背中にキツい張り手をお見舞いした時の台詞。
ジャマイカンは、形振り構わずやるバスクとは違って、苛めるにしても体裁にこだわるようである。
「さらにティターンズであれば階級は上がらんでも、正規軍の軍人に対して一階級上の特権が与えられる」
第6話より。地球連邦正規軍の軍人達の前で、ティターンズの特権がどのようなものかを語る場面。その話を聞いていた連邦正規軍の軍人の一人は、そこでの優遇措置に驚喜した。
だが、その話を聞いていた地球連邦正規軍所属のライラだけは「だから、ジェリド中尉のような甘ちゃんが出るのさ!」と毒づいた。
「バカを言うな。そんな者はおらん! ニュータイプなど、ビデオ屋の創造物だ」
第7話より。ライラがカミーユ達をニュータイプではないかと評した時に言った言葉。ここでいう「ビデオ屋」とはレンタルビデオ店とかビデオテープとかではなく、映画の事である。要は「映画のような架空の存在に過ぎない」という意味。
いかにも地球の重力にを引かれた人間の典型であるジャマイカンにとって、ニュータイプの存在は信じられないものだったのだろう。確かに軍の立場上は仕方無いのかもしれないが、現場の声に対してあまりにも鈍感である。
「アーガマの消耗を待つのだ。それに、同時に中尉にいい士官になってもらうためでもある。軍人は個人的な感情を抑えるすべも知らねばならん」
カミーユの乗るガンダムMk-IIに押されているライラを援護しに行こうとするジェリドを止め援軍を出さない理由を説明した。
一見、筋の通った事を言っているようだが、実は戦闘前にライラにコケにされた事に対する意趣返しである。個人的な感情を抑えられていないのは、ジャマイカンの方であった。
「無様な」
ライラの戦死を見届けて。(反りが合わなかったとはいえ)友軍のパイロットを意図的に見殺しにした上で、冷酷な台詞を放つ。
なお、ジェリドは戦友ライラの敵討ちに出ようとしたのだが、ジャマイカンは「戦いは終わった」と彼を制止するのであった。
「お世辞はいいんだよ」
第8話より。グラナダに入港した際のアナウンスに対して。単なる入港の挨拶にまで当たり散らすのは、「グラナダがエゥーゴに加担しているのではないか?」という疑念の表れか。
「しかし、マシンは気合では治らんぞ」
第9話より。ジェリド機の修理を急がせるガディに対して。事実ではあるが、まるで他人事のような態度である。これでは部下にも慕われない。
「いいな。我々アレキサンドリアの盾になってくれるのがヤツだ。そういう利用の仕方があるということだよ」
第23話より。「ヤツ」というのはシロッコの事であり、彼の指揮するドゴス・ギアを前線に出し盾にして、自分達は美味しいところだけを頂こうという魂胆である。しかし……。
「ドゴス・ギア一隻に降下させるなッ!」
オペレーター「もう無理です」
「何を考えている、シロッコ!?」
ガディ「漁夫の利を得ようというのか…」
第23話より。アポロ作戦でシロッコを盾にするつもりが、ドゴス・ギア一隻でフォン・ブラウンの近接防空エリアに突入し、盾どころか成果を丸ごと奪われそうになった際に。
結局、ドゴス・ギアにフォンブラウン市を盾にされ、エゥーゴは戦闘継続を断念。アポロ作戦=フォンブラウン制圧は成功したが、その功績はシロッコに独占される結果となった。
「いい気になるな、シロッコ! 作戦は成功した。それは認めよう。しかし、エゥーゴがおとなしく引かなかったらどうする気だったのだ? 何か申し開きがあるか!?」
第23話よりティターンズによるフォン・ブラウン市の占拠作戦終了後に、シロッコの指揮するドゴス・ギアのブリッジに乗り込んでシロッコに張り手をかました時に言った台詞。
一応エゥーゴがフォンブラウン市をティターンズの拠点にされる事を恐れて、市内への被害を顧みない方法を取った場合は市民に甚大な被害が出る恐れがあり、更にティターンズ艦隊はドゴス・ギア一隻とアレキサンドリア艦隊が分断されているため、各個撃破の可能性があったのは事実である。ライラの時のようにもっともらしい事も言っているが、実はシロッコに出し抜かれて手柄を独占されたのが悔しいだけ。ジャマイカンの狭量さを象徴している。
「ふん、あれでもティターンズか」
第24話より。ドゴス・ギアがフォンブラウン市からグリプスへ帰還したのだが、治療中のジェリドとその付き添いだったマウアーは置いてきぼりをくらってしまう。ジャマイカンにアレキサンドリアの部隊に配属を希望するが、ジャマイカンは相手にせず「休暇のつもりで買い物でも楽しんで来い」との言葉に乗ったジェリドが去っていくのを見ながら。
ジャマイカンからはジェリドの態度を精鋭部隊としての責任感の欠如と映ったのだろう。
「今の素直さは忘れん方が良いな」
第24話より。「フォンブラウン市の発電施設をエゥーゴに抑えられ、都市の占領維持は困難」と判断して撤退を決めた後にジェリドとマウアーが「モビルスーツを貸して下さい」と普段から粗雑な面がある彼が珍しく下手に出て頼みに来たのを拒否した後の台詞。
両名はアレキサンドリア所属のパイロットではなく、シロッコのドゴス・ギア所属であり、撤退を決定した以上、彼らの要請に応じる必要は無論無く、ジェリドよりジャマイカンは階級が上であるため、断られるのは当然ではある。
しかし、わざわざ反感を買う事を分かっていながら、こんな言葉が出てくること自体が、普段からジャマイカンが人心掌握を蔑ろにしている事の証左であろう。
ジェリドは当然激怒しており、怒りを込めて相手の名を呟いた後に小声でマウアーに「いつか、俺の前に跪かせてやる」と叛意を顕にしている。
「進路調整は2回の核パルスで済ませられるな」
オペレーター「はい、順調です」
「こんな安手の方法で、エゥーゴの首根っこを押さえられるとは、シロッコには思いつかん戦法だ」
オペレーター「シロッコは木星帰りの欲求不満を戦いで晴らそうという気がしますな」
「確かにそうだ。一度は制圧したフォン・ブラウンを手放したのは、奴が勝手に出たり入ったりしたからだ。これで名誉挽回しなければ、アレキサンドリアはグリプスへは戻れん」
第25話より。サイド4のコロニーをエゥーゴの本拠地グラナダへ落とす作戦の最中に。
アポロ作戦で出し抜かれたためか、シロッコを激しく敵視している様子である。また、フォン・ブラウン市失陥の責任をシロッコに押し付けているが、単純にジャマイカンが防衛に失敗しただけの話であり、ドゴス・ギアで撤退済みだったシロッコは防衛に参加していない。というか、前話ではシロッコがフォン・ブラウンを離れるのが遅かった事を毒付く様な発言をしており、ただの責任逃れである。
オペレーター「コロニーの進路が変わりましたッ!」
「ヤザンは何をやっているッ!」
オペレーター「モビルスーツ隊帰投!」
「もう方向は変えられん。……この作戦ッ…」
第25話より。グラナダへのコロニー落としを謀ったが、直前でエマ・シーンによって核パルスエンジンを起動させられてしまった際に。
コロニー落としの失敗は確実となり、失態続きとなった彼は、さらに追い詰められていくことに。
「ヤザンなら自力で戻ってくる。撃てい!」
第26話より。日頃から対立しているヤザンが射線上にいると知っていながらラーディッシュへの砲撃を行った。
副官「ジャマイカン少佐!」
「ヤザンめ、大口を叩いた挙句、逃げ戻ってきたのか」
「無意味な出撃などするからッ!」
オペレーター「敵モビルスーツ補足!」
「各砲座各個に迎撃させいッ!」
ヤザン「撃てよガンダム……狙いを外すな」
「ぬぉおおお!? んなぁあああ!?」
断末魔。上記の砲撃に危うく巻き込まれそうになったヤザンは、エマの攻撃を利用してジャマイカンを謀殺した。
気に入らない人間に危害を加えようとする事を状況を利用して正当化することの多いジャマイカンであったが、彼もまたヤザンに状況を利用されて殺害されたのは皮肉としか言いようがなかった。「部下を杜撰に扱うと、手痛いしっぺ返しを食らう」という事であろう。
「バスク大佐は失敗者を罰したりはしない。見限られた時は捨て石にされるだけだ」
漫画『機動戦士ΖガンダムDefine』にて、ジャマイカンがガディに語ったバスクの内面。正確にバスクの本質を見抜いており、彼の人を見る目は確かである(本作でバスクは秘密漏洩を防ぐため、ジャブローを脱出した連邦兵全員をジェリドに処刑させている)。
この言葉には流石のガディ・キンゼーも息を呑み、気を引き締め直している。
「汚名を挽回してどうする。返上してみせたまえ」
ニンテンドーDSソフト『機動劇団はろ一座 ガンダム麻雀+Ζ さらにデキるようになったな!』にて、汚名挽回してみせると意気込むジェリドに対してこう言い捨てる。
劇場版でジェリドの台詞が「汚名挽回」から「汚名返上」に変わったことを受けた台詞であり、当時は既に汚名は挽回するものでも返上するものでもどちらも正しいという意見が出ているのだが、それをわざわざ訂正させるという嫌味な台詞である。
ただし同作の広告ではエマも同様のツッコミを入れているので、製作者にとって汚名挽回は間違いだという認識だった可能性はある。

スパロボシリーズの名(迷)台詞編集

TV版編集

旧シリーズ編集

「連邦を改革する最大のチャンスを、目先の小事だけでぶち壊しにした貴様らには、そのつぐないをしてもらう!」
第4次S)』「栄光の落日」より。ロンド・ベル隊の面々に言い放った台詞。
しかし、目先の小事に囚われているのはゲストDCの脅威の中、権力確立の為に結果的に連邦内部を混乱させたジャマイカンらティターンズの方である。
一方のアムロは、ティターンズ独裁による粛清を目指すジャミトフやジャマイカンを否定している。

αシリーズ編集

「そのまさかだ。今回はスペースノイドを粛清する絶好の機会だからな」
α外伝』第4話アーガマ隊ルート「正義は我にあり」より。
ティターンズによるイージス計画の掌握の目的が地球のアースノイドのみを守る為だけのバリア展開を行って地球外のスペースノイドをわざと衝撃波に巻き込んで粛清すると言う事に感づいたイゴールへの台詞。本作におけるジャマイカンおよびティターンズの傲慢振りを象徴した台詞の一つ。

劇場版編集

戦闘台詞編集

一年戦争の英雄が何だと言うのだ!」
Z』において、アムロと戦闘した場合の特殊戦闘台詞。台詞は勇ましいが、単にアムロの能力を正確に把握せずに舐めてかかっているだけである。
「赤い機体だからと言って、赤い彗星とは限らん!」
同上。赤い機体相手の特殊戦闘台詞。その赤い彗星本人が乗っている場合でも言うので、もはやギャグの領域。別世界の赤いザクをぶつけてみるのもまた、一興である。

搭乗機体編集

アレキサンドリア級重巡洋艦

SRWでの搭乗機体編集

ダブデ
第4次』、『F完結編』。
ガルダ級超大型輸送機
Z』。
スードリ
α外伝』。
エンドラ級巡洋艦レウルーラ
『第4次』。

余談編集

  • 漫画『機動戦士ΖガンダムDefine』では、基本的な性格は変わっていないものの、権力に執着するあまり上司のバスクの顔色を常に窺い彼の不興を買う事を人一倍怖れているなど、小心者としての一面がより強調されている。

脚注編集

  1. 一方、劇場版ではジャマイカンが戦死するシーンが削除されたため、いつの間にかいなくなっている。
  2. 『旧シリーズ』のティターンズは元DC所属の者が中心であるため、原作のように「連邦内のエリート組織」としては扱われていない。

資料リンク編集