「世界観/Zシリーズ」の版間の差分

 
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== 基本設定 ==
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[[Zシリーズ]]の舞台となる世界群。以下はタイトルごとの舞台と戦役の名称。
[[時空振動弾]]』の発動によって様々な世界が融合した『[[多元世界]]』が舞台のため、基本となる世界観は特定しにくい。あえて言うならその舞台設定を借りてきた『[[超時空世紀オーガス]]』の世界観が基本。<br />物語開始時に既に世界観が定められているのではなく、Z序盤の[[時空振動弾]]の発動である[[ブレイク・ザ・ワールド]]によって文字通り新たに世界が創造されるという他シリーズとは一線を隔した設定。更に第2次Zでは、多元世界そのものは1つだけではなく、Zシリーズの世界は複数の多元世界が存在している。
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! タイトル !! 舞台 !! 戦役
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| [[スーパーロボット大戦Z]] || rowspan="2"|[[UCW]] || rowspan="2"|[[第一次多元戦争]]
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| [[スーパーロボット大戦Zスペシャルディスク]]
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| [[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]] || rowspan="2"|[[ADW]] || [[破界事変]]
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| [[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]] || [[再世戦争]]
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| [[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]] || [[蒼の地球]] || [[時獄戦役]]
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| [[第3次スーパーロボット大戦Z連獄篇]] || [[翠の地球]] || ----
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| [[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]] || 蒼の地球<br />翠の地球 || [[天獄戦争]]
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|}
  
なお、多元世界の融合後は「'''多元世紀'''」という暦を使っている。
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== 各作品世界の関連性 ==
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本シリーズに登場する世界は、1万2千年ごとに発生する宇宙の崩壊により、度々リセットされている。しかし、完全にはリセットされず、断片化された情報が再構築された世界に残り、それを元にまた新たなる世界や可能性が発生している状況にある。
  
== 『[[スーパーロボット大戦Z]]』の世界観 ==
+
例えば、翠の地球絡みでは明言されないものも含めると以下のような関連がある。
基本的に[[ブレイク・ザ・ワールド]]後の『[[多元世界]]』について記述する。多元世界となる前の各世界については[[ブレイク・ザ・ワールド]]前の世界を参照のこと。
+
*[[フロスト兄弟]]に降りかかった悲劇の発端はデュランダル議長の[[デスティニープラン]]
 +
*[[シビリアン]]や[[イノセント]]の祖先は[[コーディネイター]](ファーストコーディネイターの[[ジョージ・グレン]]の言葉が伝承されている)
 +
*イボルバーが宇宙適応のための遺伝子操作を行うきっかけである地球寒冷化は、[[アクシズ]]落としによる核の冬が原因
 +
*[[ムーンレィス]]やイノセントといった計画の発案者は、[[人類銀河同盟]]の中核ともいえる地球復興を目指す当時の連邦政府
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*アクシズ落としが成功した世界をシミュレートした箱庭として構築されたのが[[パラダイムシティ]]
  
=== ''ブレイク・ザ・ワールド前の世界'' ===
+
詰まる所、アクシズ落としが発生する以前の世界では少なくとも、『ビッグオー』、『ガルガンティア』、『ガンダムX』、『ザブングル』の世界は存在しなかった可能性がある。
  
==== [[宇宙世紀]]の世界 ====
+
== 超次元世界 ==
*所属作品
+
『天獄篇』のエンディングにて、超時空修復の敢行によって分離・再構築された新たなる多元世界の姿。大時空震動前に存在したそれぞれの世界が、[[カオス・コスモス]]の消滅後に残された「天柱」によって接続され、地球近海に存在する「ゲート」によって行き来が可能となっている。
**[[劇場版 機動戦士Ζガンダム]]
 
**[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]
 
**[[マジンガーZ (TV)|マジンガーZ]]
 
**[[グレートマジンガー (TV)|グレートマジンガー]]
 
**[[UFOロボ グレンダイザー]]
 
**[[ゲッターロボG]]
 
**[[バンプレストオリジナル]] ... [[セツコ・オハラ]]の出身世界
 
:いわゆる[[御三家]]作品が集まった、[[第2次スーパーロボット大戦]]に近い世界。『Ζガンダム』の世界観を基本とし、[[宇宙]]では[[エゥーゴ]]と[[ティターンズ]]が対立し、[[地球]]では[[Dr.ヘル]]や[[ミケーネ帝国]]が[[マジンガー]]チームによって滅び、[[恐竜帝国]]と[[ベガ星連合軍]]との戦いが終盤にさしかかっている。
 
  
==== [[コズミック・イラ]]の世界 ====
+
このゲートは[[クロスゲート]]と見た目が似ており、外縁部の三角パーツがないのが違い。また、地球側が設置したのか、再構築時に出現したのかは定かではないが、各世界(少なくとも[[陣代高校]]のある世界と[[コズミック・イラ]]の世界)には管理局が設置されている。
*所属作品
 
**[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]
 
**[[無敵鋼人ダイターン3]]
 
**[[無敵超人ザンボット3]]
 
**[[宇宙大帝ゴッドシグマ]]
 
**[[宇宙戦士バルディオス]]
 
**[[超重神グラヴィオン]]
 
**[[超重神グラヴィオン Zwei|超重神グラヴィオンツヴァイ]]
 
**[[バンプレストオリジナル]] ... [[ツィーネ・エスピオ]]の出身世界
 
  
:『SEED DESTINY』の世界観を基本とし、[[ナチュラル]]と[[コーディネイター]]の対立が再燃しようとしている。
+
『Z』の[[ブレイク・ザ・ワールド]]以前のもので、判明している限りではこのようになっている(世界の内訳は表の舞台のリンク先で解説)。
:他、『ザンボット3』、『ゴッドシグマ』、『バルディオス』、『グラヴィオン』、『ダイターン3』のキャラクターはこの世界出身。また、『[[超時空世紀オーガス]]』に出てくる地球国家「[[チラム]]」もこの世界を母体としている。
 
  
==== 荒廃した世界 ====
+
*[[アストラギウス銀河]]
*所属作品
+
*[[マクロス7船団]]
**[[オーバーマン キングゲイナー]]
+
*フロンティア船団
**[[機動新世紀ガンダムX]]
+
*聖天使学園
**[[∀ガンダム (TV)|∀ガンダム]]
+
*エレメントスクール
**[[戦闘メカ ザブングル]]
+
*新世界大陸
**[[バンプレストオリジナル]] ... [[ランド・トラビス]]の出身世界
+
*トップ部隊
 +
*フラタニティ
 +
*赤い海の世界
 +
*パラダイムシティ
 +
*スカブの大地
 +
*[[宇宙世紀]]世界(UCガンダム、東映版マジンガー、東映版ゲッター、グローリー・スター)
 +
*[[コズミック・イラ]]世界(ガンダムSEED、オーガス、ザンボット、ダイターン、ゴッドシグマ、バルディオス、グラヴィオン)
 +
*荒廃世界(ガンダムX、∀ガンダム、ザブングル、キングゲイナー、ガルガンティア、ビーター・サービス)
  
:はるか過去に起こった謎の大変動により地球環境が荒廃してしまった世界。人跡未踏の荒野が広がっているが、大変動前には超古代文明が存在していたらしく、地面の下にはその遺物である超ロボット兵器なども埋まっている。『[[スーパーロボット大戦α外伝]]』の世界観にかなり近く、所属作品も多くが共通する。地域ごとに全く異なる文化圏が成立しているのが特徴。
+
これらの世界以外の分け方は不明だが、少なくとも『フルメタ』、スコート・ラボ、チームDEM、聖インサラウム王国は同じ世界である事が明らかになっている。また、『コードギアス』と『ガンダム00』は同一世界ではないことが明言されており(第2次Z破界篇において「別の世界にあった北米大陸の国家が同居した結果、[[ブリタニア・ユニオン]]が成立した」と説明されている)、日本占領の設定を思えば各スーパーロボットが存在する世界と『コードギアス』は同じ世界でない可能性が高い。
<br />南半球は中央政府と呼ばれる政体が治めていたが15年前に大戦争が起こり地上はさらに荒廃した。 (ガンダムXの舞台)
 
<br />北半球ガリア大陸の[[惑星ゾラ|ゾラ]]と呼ばれる乾燥地帯は[[イノセント]]たちが支配していたが、[[シビリアン]]の蜂起によってその支配体制を崩された。 (ザブングルの舞台)
 
<br />北半球ガリア大陸北部のシベリア地方は、中央政府と同調している[[シベリア鉄道公社]]が実質的に支配している。 (キングゲイナーの舞台)
 
<br />北半球アメリア大陸北部の「約束の地」では機械文明が未発達な文化が広がっていたが、古代文明の継承者である[[ムーンレィス]]の帰還が始まろうとしている。 (∀ガンダムの舞台)
 
<br />なお、この世界の「中央政府」は『[[機動新世紀ガンダムX]]』の新地球連邦と『[[オーバーマン キングゲイナー]]』の中央政府(ロンドンIMA)の設定を合わせたものとなっている。
 
  
==== 『[[交響詩篇エウレカセブン]]』の世界 ====
+
「混ざり合った世界が分離し、ゲートでつながれるようになった」というこの超次元世界の構成は、順序こそ逆だが[[エンドレス・フロンティア]]とよく似ている。
*所属作品
 
**[[交響詩篇エウレカセブン]]
 
  
:大気に[[トラパー]]が含まれ、[[スカブコーラル]]という大地に覆われた約束の地と呼ばれる星、その星を統治する[[プレッジオ塔州連邦]]は反政府組織である[[ゲッコーステイト]]を追っている。
+
== 関連用語 ==
 
 
==== 『[[創聖のアクエリオン]]』の世界 ====
 
*所属作品
 
**[[創聖のアクエリオン]]
 
 
 
:11年前の[[堕天翅族]]の復活により、人類は総人口の3分の2を失っていた。[[地球]]再生機構[[ディーバ]]は海底遺跡から機械天使[[アクエリオン]]を発掘し、その[[エレメント]](パイロット)の育成を行っている。
 
 
 
==== [[パラダイムシティ]] ====
 
*所属作品
 
**[[THE ビッグオー]]
 
**[[THE ビッグオー 2nd SEASON]]
 
 
 
:40年前の“何か”によって[[メモリー]](記憶)を失った街、[[パラダイムシティ]]。一企業が全てを支配するその街で[[ロジャー・スミス]]は交渉人を営んでいる。
 
 
 
==== 『[[超時空世紀オーガス]]』の並行世界群 ====
 
*所属作品
 
**[[超時空世紀オーガス]]
 
 
 
:『[[超時空世紀オーガス]]』原作本編で語られるいくつもの平行世界もまた『Z』の世界観に登場する。[[エマーン]]が存在した世界、[[ジャビー]]の出身世界、ムウのあった世界などである。
 
 
 
==== その他 ====
 
:これらの他にも作中に現れないだけでも優に100を越す世界が融合し、[[多元世界]]を構成している。
 
 
 
=== ''政治体制'' ===
 
多元世界は様々な国が乱立している世界である。[[地球]]上にある国家の大部分は[[新地球連邦]]という政体に属しているが、新連邦に属そうとしない中小国や自治都市なども依然としてあり、代表的なものはオーブ、[[チラム]]、[[エマーン]]、[[日本]]、[[フォートセバーン]]など。<br />新連邦は世界の警察を称して連邦に属さない地域に対して武力を伴って積極的に介入を行っている。
 
 
 
一方、[[宇宙]]では[[プラント]]、[[ムーンレィス]]、[[アクシズ]]、[[宇宙革命軍]](クラウド9政府)などが個別に存在しており、ゆるやかな軍事同盟を結んで新連邦と対立している。
 
 
 
==== 新地球連邦政府 ====
 
中央政府、[[地球連邦政府]]、[[地球連合]]、塔州連邦など各世界の最大勢力が合従連合した『新地球連邦政府』が、地球上の7割を占める最大勢力として存在する。<br />政体は議会制民主主義を採っており大統領([[ジョゼフ・コープランド]])も存在するが、軍の力が強く実際は軍閥政治に近い。また、新連邦の中の有力者たちは「[[交響詩篇エウレカセブン|賢人会議]]」と呼ばれる秘密結社を作っており、議会を無視して新連邦および軍の方向性を定めている。実質的な最高意思決定機関であるがその存在は極秘のものであり新連邦内部でも知るものは少ない。作中で判明している賢人会議のメンバーは、旧地球連邦の[[ジャミトフ・ハイマン]]、旧地球連合の[[ロード・ジブリール]]、旧塔州連邦の三賢人、そして[[エーデル・ベルナル]]である。また、賢人会議にはコープランドを支援する[[ロゴス]]が出資しており彼らの意思も賢人会議に影響を与えていた。
 
 
 
後にオペレーション・クルセイドと呼ばれるクーデター事件が発生し賢人会議は崩壊。新大統領に[[フィクス・ブラッドマン]]が就任し新体制が敷かれることになるが、クーデターの中核メンバ-である[[パプテマス・シロッコ]]、[[デューイ・ノヴァク]]、[[エーデル・ベルナル]]の三巨頭の影響力が色濃く、支配的なあり方はより強まるようになった。
 
 
 
=== ''軍事勢力'' ===
 
 
 
==== [[ZEUTH]] ====
 
Zにおけるプレイヤー部隊。様々な世界から集まった組織・集団の人間によって構成されている。結成の建前は「混乱する多元世界において、あらゆる勢力の利害を超えて、地球とそこに住む者たちを守ること」。しかし、結成初期は自身の勢力の目的を為すためにZEUTHを利用しようという打算的な考えで参加する者も多かった。「部隊の寄せ集め」という描かれ方も濃かったが、最終的には地球を守るために利害を超えた本当の結束を見せる。
 
 
 
以下の各部隊により結成されている。
 
 
 
;[[ブルーフィクサー]]
 
:対[[異星人]]部隊。新地球連邦軍とは独立した指揮系統を持っている。多元世界誕生後は日本が鎖国したため、基地は太平洋上にある[[トリニティシティ]]を間借りしている。また、トリニティシティにはマジンガーチーム、神ファミリーなど日本に帰れなくなったスーパーロボット系のチームも間借りしている。
 
 
 
;[[DEAVA]]
 
:正式名称『地球再生機構DEAVA』。対[[堕天翅族]]の専門部隊として[[アクエリオン]]を保有している。
 
 
 
;[[ゲッコーステイト]]
 
:軍から強奪した最新鋭空中巡洋艦[[月光号]]を駆るリフ集団。雑誌「ray=out」を発行し、啓蒙活動、反政府活動を行っている。
 
 
 
;[[ミネルバ]]隊
 
:[[ザフト]]の一部隊。[[ギルバート・デュランダル]]議長の肝いり部隊であり、[[地球連合]]に強奪されたガンダムを追っている中でブレイク・ザ・ワールドに遭遇。議長からの許可を得る形でZEUTHに参加した。その縁があって、ZEUTHはザフトからの様々な支援を受けれるようになった。
 
:終盤にザフトとZEUTHが物別れしてからは、ミネルバ隊が敵になるか味方になるかがルートによって大きく変わる。
 
 
 
;[[アーガマ]]隊
 
:[[エゥーゴ]]の一部隊。[[ブライト・ノア]]、[[アムロ・レイ]]、[[クワトロ・バジーナ]]など宇宙世紀世界の英雄が揃っている。ブレイク・ザ・ワールド前の限定的な時空振動に巻き込まれコズミック・イラ世界に漂着。その後、ミネルバ隊と行動をともにし、多元世界誕生後はともにZEUTHに加入する。
 
 
 
;イングレッサ・ミリシャ
 
:北アメリアの民兵組織。新連邦によって領主である[[グエン・サード・ラインフォード]]とともに故郷を追われ、領地の奪還のために協力者を求めている。
 
 
 
;[[フリーデン]]隊
 
:[[バルチャー]]のファミリーの一つ。バルチャーは戦争によって廃棄された軍事施設や兵器の残骸を回収し、売買する者たちである。破壊や強奪に走るものが多い事から一般人からは嫌われている。
 
:[[フリーデン]]クルーは人々や同業者からの信頼を集めていた数少ないバルチャーで、兵器の回収や売買のほか、[[ニュータイプ]]の保護を掲げて行動している。
 
 
 
;[[アイアン・ギアー]]隊
 
:[[エルチ・カーゴ]]率いるゾラの運び屋キャリング一家と、その用心棒である[[ブレーカー]]のサンドラットたち。ブレーカーとは[[ウォーカーマシン]]に乗り、強盗や殺人、用心棒などを行う人々を指す。
 
:[[イノセント]]の支配体制が崩壊したため、現在シベリアなどゾラの外へも流出しつつある。
 
 
 
;[[グローマ]]隊
 
:[[エマーン]]の行商キャラバンの一つ。祖国救済のために特異点を探し出し、エマーン本国で連れ帰るという秘密任務も行っており、ZEUTHの力を上手く利用しようと参加する。
 
 
 
;ガウリ隊
 
:[[シベリア]]のウルグスクから都市ユニットごと[[エクソダス]]した「[[ヤーパンの天井]]」の自警団。[[ヒューズ・ガウリ]]が率いる[[シルエットマシン]]部隊で、[[ゲイナー・サンガ]]や[[ゲイン・ビジョウ]]もガウリ隊に同行している。<br />時空転移に巻き込まれヤーパンの天井とはぐれたため、シベリアへ戻るために成り行きでZEUTHに参加。ZEUTHのメンバーの協力を得てエクソダスを成功させた後は、ゲイナーが「自分だけのエクソダス」のためにZEUTHとともに世界を見て回りたいと希望したため、ガウリ隊の面子もそれに付き合うことになった。
 
 
 
;その他のZEUTH参加組織
 
:新連邦軍の[[カイメラ]]隊から[[レーベン・ゲネラール]]が一時期参加していたが後に離反。また、終盤には[[オーブ軍]]、[[クライン派]]、[[ディアナ・カウンター]]なども協力するようになった。他には個人単位での参加の民間協力者がいる。
 
 
 
==== 新地球連邦軍 ====
 
新地球連邦政府を構成する各勢力の保有していた軍を統合したもの。よって各政体・軍の有する問題をそのまま引き継いでしまっている。<br />参戦作品の都合上、『Z』ではほぼ最後まで自軍の敵組織のような存在であった、
 
 
 
;正規軍
 
:[[モビルスーツ]]と[[KLF]]を中心として編成されている。『Z』ゲーム中では特殊部隊との交戦が多く、正規軍の存在感は弱めだった。これは参戦作品が全体的にそういう傾向のものが主体だったからでもある。
 
 
 
;[[ティターンズ]]
 
:序盤は原作どおりの[[ジャミトフ・ハイマン]]率いる地球連邦軍の一軍。宇宙移民との対決姿勢が強い。新連邦発足後は賢人会議を後ろ盾に、正規軍よりも高い地位を得ていた。オペレーション・クルセイド発動後、[[パプテマス・シロッコ]]により組織が一新された。
 
 
 
;[[フロスト兄弟]]
 
:表向きは新地球連邦のエージェント。[[黒歴史]]の全容が公開されたと同時に離反。[[ギム・ギンガナム|ギンガナム]]軍と同調する。
 
 
 
;[[アゲハ隊]]
 
:[[デューイ・ノヴァク]]率いる特殊部隊。目的は[[司令クラスター]]の捜索である。
 
 
 
;[[ファントムペイン]]
 
:序盤は原作どおりの連合([[ロゴス]])の特殊部隊だが、新地球連邦の発足後は、地球連合の特殊部隊と[[ティターンズ]]のトップエースらが集った、対[[ZEUTH]]専門の最強部隊として再編される。
 
:その後、オペレーション・クルセイドに伴い、部隊は自然解散となって[[パプテマス・シロッコ]]の直属部隊となった。
 
 
 
;[[カイメラ]]隊
 
:[[エーデル・ベルナル]]准将率いる特殊部隊。[[UN]]による情報戦術に定評がある。賢人会議が新連邦を支配していた時期は情報戦に特化していたようだが、オペレーション・クルセイド後は無人兵器を大量に駆使して戦場に出てくるようにもなった。<br />新連邦軍の中ではZEUTHと協力関係をとっていた唯一の部隊だが、オペレーション・クルセイド後は、ZEUTHを脅威とみなして排除するようになる。最終局面では彼らが新地球連邦の中核となるが、間もなく[[ZEUTH]]によって駆逐され、またUNで情報統制した真実も暴露されて存在自体が抹消された。
 
 
 
;[[013特命部隊]]
 
:[[スーパーロボット大戦Zスペシャルディスク|Zスペシャルディスク]]において一時的にプレイヤー部隊となる敵組織のエースが一堂に介した精鋭部隊。
 
 
 
==== [[ロゴス]] ====
 
軍需産業複合体であり、地球連合及び多元世紀後は新地球連邦の軍事を補っていた。しかし、原作同様にデュランダルの演説とオペレーション・クルセイドにより排除された。当主の[[ロード・ジブリール]]は断罪される。
 
 
 
==== [[シベリア鉄道警備隊]] ====
 
旧ユーラシア大陸の鉄道路線を牛耳る[[シベリア鉄道公社]]の私設部隊。どの組織にも属さない中立組織であるが、元々の世界で中央政府との関係が深かったため、新連邦とは友好関係にあったと思われる。<br />[[ブレイク・ザ・ワールド]]以前からゾラの[[ブレーカー]]を傭兵として雇っており、多元世界誕生後もその流れは続いている。
 
 
 
==== [[チラム]] ====
 
南アメリア一帯を支配する一国。多元世界の中でも古株の国の一つ。空間技術に定評があり、他国に先んじて時空修復計画の準備をおこなっていた。この結果、様々な国がチラムの技術を掌握すべく暗躍することになる。最終的に多元世界全体のため[[ZEUTH]]と協調路線を築く。
 
 
 
==== [[ムーンレィス]] ====
 
[[ディアナ・カウンター]]、ギンガナム艦隊、[[アグリッパ・メンテナー]]の一派の3者に別れて暗躍行為を行っていた。最終的に指導者[[ディアナ・ソレル]]の元に集結、彼女の発案による[[コペルニクス会談]]を通じて他の中立国を統合する。
 
 
 
;[[ディアナ・カウンター]]
 
:[[ディアナ・ソレル]]女王の私兵隊。構成員は民間から集められた有志である。ムーンレィスの地球帰還計画において、彼らが住まうための土地を確保しに地球に帰還した。ブレイク・ザ・ワールド発生前の多元世界では優れた技術力で地上人を圧倒していたが、多元世界誕生後は新連邦の力に圧迫される形になる。
 
:その後、女王の姿勢を弱腰として彼女を排除し、独立組織としてムーンレィスの新たな移住地をみつけるため地上のいくつかの都市を侵略していた。結果的には[[オーブ連合首長国]]に移民として平和的に受け入れられるが、その後女王と和解し月へ帰還。[[ZEUTH]]と協調路線を築く。
 
 
 
;ギンガナム艦隊
 
:ムーンレイスの正規軍にあたる。2000年の間軍事演習を繰り返していた。多元世界誕生後は月に異星人の[[スカルムーン基地]]が作られたこともあってか、異星人と戦争を繰り広げていたことが語られている。
 
:本来は月の女王を守るための組織であるのだが、最終的に頭領の[[ギム・ギンガナム]]の暴走により女王を裏切る。スカルムーン連合や新地球連邦など全てを敵対関係となるが、最後は[[ZEUTH]]に駆逐された。
 
 
 
==== [[アプリリウス同盟軍]] ====
 
プラント首都アプリリウス市において各コロニー勢力が締結した軍事同盟。[[ザフト]]、[[エゥーゴ]]、[[アクシズ]]、[[宇宙革命軍]]が参加しているが、後に[[エゥーゴ]](場合によっては[[アクシズ]]も)は脱退することになる。
 
 
 
;[[ザフト]]
 
:[[プラント]]の国軍。代表である[[ギルバート・デュランダル]]の手腕により新地球連邦と互角の勢力を誇る。
 
:賢人会議という共通の敵がいる時期は、ZEUTHに友好的であったが、[[ラクス・クライン]]暗殺計画や[[デスティニープラン]]の全貌が明かされてからは対立する。新地球連邦との全面戦争ののち、代表の[[ギルバート・デュランダル]]は死亡。デュランダルの死後はラクス・クラインらが復興に向けて準備中。
 
 
 
;[[エゥーゴ]]
 
:[[ティターンズ]]の横暴に対抗して組織された反地球連邦組織で、多元世界形成後は新地球連邦の腐敗を打倒することを目的に戦う。代表は[[ブレックス・フォーラ]]であるが、後に[[クワトロ・バジーナ]]が代表となり、[[ZEUTH]]の中核を補う。のちに新地球連邦の一員として、クワトロが議員として活躍。軍事面でも中核となった。
 
:初期の頃から目的の似通っている[[ザフト]]とは同盟を結んでいた。
 
 
 
;[[宇宙革命軍]]
 
:[[ザイデル・ラッソ]]率いている「[[ニュータイプ]]至上主義」を掲げるコロニー勢力。彼が謀殺されたあと、残存勢力はザフトに吸収されるものの、[[ZEUTH]]の活躍により組織が一新。現在では[[ランスロー・ダーウェル]]が中心として復興に向けて準備中。
 
 
 
;[[アクシズ]]
 
:表向きはザフトなど協調路線を築くが、組織力や軍事面で問題を抱えていたのか戦線にはそれほど介入せず。ルートによっては[[ZEUTH]]に協力し、[[ハマーン・カーン]]も一兵士として共に戦うことになる。
 
 
 
==== [[スカルムーン連合]] ====
 
[[地球]]を狙う[[異星人]]同士の連合軍。前線基地である[[スカルムーン基地]]の名前を取ってこう呼ばれる。ただし各々に目的が異なっているので、一枚岩というわけではない。
 
 
 
;[[ガイゾック]]
 
:[[キラー・ザ・ブッチャー]]率いる集団。地球を支配したいわけでなく、地球をゲーム盤として残虐な戦争を行うこと自体を目的とする理解不能な軍勢。しかし、その実体は・・・?
 
 
 
;[[ベガ星連合軍]]
 
:[[ベガ大王]]率いる異星人。第二の故郷にすべく全地球人類を敵としたが、物語の開始時の段階で既に勢力の減衰が著しく同盟の基地の所有者であるにもかかわらず発言力は低い。
 
 
 
;[[アルデバロン軍]]
 
:[[S-1星]]の住人であり、総統[[ゼオ・ガットラー]]の強い統率力により強固な組織となっている。彼らも地球を第二の故郷にするために侵略を開始した。最終的にガットラーの死後(なお、明確に死は描写されていない)は[[ZEUTH]]に協力する。
 
 
 
;[[エルダー軍]]
 
:[[トリニティエネルギー]]奪取を目論む異星人。元々は[[テラル]]が司令官であったが後に失脚。[[ガガーン]]着任後は強硬路線を取りガイゾックとともに残虐な計略を用いるようになる。最終的に地球圏から撤退するが…。
 
 
 
;[[ゼラバイア]]
 
:暴走した殺戮兵器「ジェノサイドマシン」の軍団。統率者[[ヒューギ・ゼラバイア]]の私怨によって動いており、[[クライン・サンドマン]]への復讐のために、彼が愛する地球に無差別攻撃をしかける。最終的にヒューギの死亡と拠点[[ゴーマ]]の消滅をもって組織は壊滅。
 
 
 
==== [[百鬼帝国]] ====
 
強大なエネルギーを用いて世界制覇を目論む存在。多元世界誕生後は日本政府を裏から支配していた。新地球連邦などの裏で暗躍して様々な軍事技術を手に入れるが、[[ZEUTH]]により壊滅する。
 
 
 
==== [[堕天翅族]] ====
 
1万2000年以上も昔に封印されたとも言われている異種種族。[[プラーナ]]を収集して全ての世界を堕天翅の世界にすべく画策する。
 
 
 
===  ''各地域の設定'' ===
 
基本的に各地域の呼び名は荒廃世界で使われていたものの影響が大きい。<br />
 
また[[地球]]と[[宇宙]]の間には[[相克界]]と呼ばれる次元の歪みの層が存在し、[[トラパー]]濃度が高い地域以外では宇宙と行き来する事ができない。
 
 
 
==== [[日本]] ====
 
新地球連邦成立後に独立を宣言し、外部との接触を断って鎖国状態になる。のちに[[百鬼帝国]]に政府中枢を奪われたが、[[ZEUTH]]の活躍で追い出される。その後、新地球連邦の一国となる。
 
 
 
==== 北アメリア ====
 
北アメリカ大陸のこと。また、禁忌の地とも呼ばれている。<br />アメリアの名は『[[∀ガンダム (TV)|∀ガンダム]]』から。
 
 
 
;イングレッサ
 
:北アメリア大陸東部([[ニューヨーク]]等がある辺り)の地名。「約束の地」と呼ばれ、ラインフォード家が治めていたが、新地球連邦政府成立後に接収され、ラインフォード家は領主を追われた。現在は新地球連邦政府の首都が置かれ、かつてとは大きく町並みが変化している。
 
:元ネタは『[[∀ガンダム (TV)|∀ガンダム]]』に出てきた街の名前。
 
 
 
;[[フォートセバーン]]
 
:北アメリア大陸北部に位置する自治都市。[[カリス・ノーティラス]]率いる自警団が都市の防衛を担っている。
 
:元ネタは『[[機動新世紀ガンダムX]]』に出てきた街の名前。
 
 
 
==== 南アメリア ====
 
南アメリカ大陸のこと。荒廃世界では中央政府の管轄下にあった地域だが、多元世界では先住者である[[チラム]]が実効支配している。また、[[UN]]のターミナルが設営されていた。最終局面では[[司令クラスター|代理司令クラスター]]が発生する。
 
 
 
;[[チラム]]
 
:[[ブレイク・ザ・ワールド]]の20年前に多元世界の住人になった[[多元世界]]の先住者。総裁を頂点とした軍事独裁国家である。
 
:新地球連邦とは友好関係を結んでいるが、元々は[[コズミック・イラ]]の世界に存在した[[大西洋連邦]]と敵対する国家だった(SEEDシリーズにおける南アメリカ合衆国の位置づけと同じだが、Zの設定で同国とチラムが同一とされているのかについては不明)。
 
:なお、原作の『[[超時空世紀オーガス]]』の世界では北アメリカ大陸に位置する。
 
 
 
==== ガリア ====
 
ユーラシア大陸の事。ただし、ブレイク・ザ・ワールド後のインターミッションで表示される地形マップでは、'''インド洋があるべき場所や、オーストラリアやオセアニア諸島があるべき場所までもが一つの大陸として地続きになっている超巨大大陸'''として描かれている。<br />ガリアの名は『[[∀ガンダム (TV)|∀ガンダム]]』から。詳細は語られてないが、アメリア大陸と地続きでガリアの勢力とアメリアの勢力とは対立していたらしい。
 
 
 
;[[シベリア]]
 
:ガリア大陸北部の氷雪地帯を指す。厳しい気候のためピープルはドームポリスに住み、物流を支配している[[シベリア鉄道公社]]が実質的に支配している。
 
:そのため、より温暖な地域への移住「[[エクソダス]]」が後を絶たない。
 
:『[[オーバーマン キングゲイナー]]』の舞台となったシベリアの設定を踏襲している。
 
 
 
;[[惑星ゾラ|ゾラ]]
 
:ガリア大陸南部の乾燥地帯を指す。かつて[[イノセント]]が統治していたが、[[ジロン・アモス]]らシビリアンの反乱によりその支配は崩壊した。
 
:なお、原作の『[[戦闘メカ ザブングル]]』の世界では[[地球]]全体を指す言葉である。
 
 
 
==== その他の地域 ====
 
 
 
;[[オーブ連合首長国]]
 
:太平洋上に浮かぶ島国。国土は小さいが高い技術力と軍事力を有する。コズミック・イラ世界の出身。
 
:先王の意思によりあらゆる勢力に与せず独立を貫いているが、現在の国政の実質的なトップであるセイラン家は独立の精神に反して新連邦に国を売ろうとした。ただし、クーデター後の新連邦とは反目し、賢人会議をバックアップしていたロゴスに協力する。
 
:原作の『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』の設定を踏襲している。
 
 
 
;[[エマーン]]
 
:ガリア大陸の南、赤道付近に位置する商業国家。[[チラム]]と同様に20年前から多元世界の住人となった先住国家。政治体制は有力貴族による合議制を取っている。
 
:商売の国と自称しており、交易船を世界中に送り出して莫大な利益を出している。しかし、この国と他の国との最大の違いはエマーン人という一般的な地球人類とは異なる種族の国だという事である。
 
:ちなみにエマーン人と人類の外見的な最大の差は頭から男は1本、女は2本の長い触角が生えている事である。
 
:原作の『[[超時空世紀オーガス]]』の設定を踏襲している。
 
 
 
;[[トリニティシティ]]
 
:太平洋上に位置する[[ブルーフィクサー]]の本拠地。元々は[[風見博士]]による[[トリニティエネルギー]]の研究施設だった。多元世界成立後はどの勢力にも与せず、ZEUTHの主な拠点となる。
 
:移動洋上都市であり、[[ブレイク・ザ・ワールド]]の前は駿河湾に停泊していた事もある。
 
:原作の『[[宇宙大帝ゴッドシグマ]]』の設定を踏襲し、同様に巨大な味方基地である『[[宇宙戦士バルディオス]]』のブルーフィクサー基地(全長2キロ)の役割も兼ねている。
 
 
 
;[[パラダイムシティ]]
 
:多元世界の他の地域と一切の交流を持たない閉ざされた街。パラダイム社という企業が全てを支配している。
 
:北アメリアの東海岸に存在するとされるが、地図には表示されないため、どこに位置するか不明の都市。普通の移動手段ではこの街への出入りは不可能なため、多元世界の「隠れ里」のような扱いである。
 
:なお、原作の『[[THE ビッグオー]]』では[[ニューヨーク]]のマンハッタンに位置している設定。
 
 
 
;アトランディア
 
:[[南極]]大陸の地下に封じられた[[堕天翅族]]の都。原作『[[創聖のアクエリオン]]』の設定を踏襲している。
 
 
 
;[[スペースコロニー|コロニー]]
 
:新連邦上層部には[[ブルーコスモス]]や[[ティターンズ]]が多く、[[エゥーゴ]]などの抵抗運動が活発である。
 
 
 
;[[プラント]]
 
:情報操作によって[[ブレイク・ザ・ワールド]]の原因とされた事もあり、新連邦とは戦争状態にある。
 
 
 
;[[月]]
 
:[[ムーンレィス]]が居住している他、最初の[[ニュータイプ]]を封印したといわれる[[D.O.M.E.]]という施設や[[レクイエム]]が存在しているなど、地球同様に混沌としている。
 
:また、[[異星人]]勢力([[スカルムーン連合]])の前線基地となっている[[スカルムーン基地]]が存在し、地球へ攻撃をかけている。
 
 
 
;[[木星]]
 
:衛星[[イオ]]において開拓が進んでいたが、[[エルダー軍]]の攻撃により壊滅した。
 
 
 
=== [[黒歴史]] ===
 
多元世界は1万と2000年の周期で誕生と消滅を繰り返しており、ある周期において「それ以前にあった多元世界」のことを[[黒歴史]]と呼ぶ。黒歴史の多元世界は基本的には『Z』の多元世界と類似しているが、[[マジンカイザー|『Z』本編の甲児が知らないマジンガー]]や[[真ゲッターロボ|ありえない動きをするゲッターロボ]]が活躍していたらしく、『Z』とは異なる版権作品が参戦した、別のスパロボ作品の世界ともとれるような示唆が作中で語られている。
 
<br />なお、後に『第2次Z』では、別の多元世界から、『Z』本編とは別の[[兜甲児 (真マジンガー)|甲児]]、[[流竜馬 (OVA)|竜馬]]の活躍が判明する(ただし、『Z』の甲児が知らないマジンガーは参戦していない)。
 
 
 
=== 関連人物 ===
 
;[[黒のカリスマ]]
 
:UN上に現れる謎の人物。そして、各組織の裏で暗躍していた。実は世界をコントロールしてきた存在であることが本人の口から判明する。
 
 
 
=== 関連用語 ===
 
 
*[[時空振動弾]]
 
*[[時空振動弾]]
 
*[[多元世界]]
 
*[[多元世界]]
*[[ブレイク・ザ・ワールド]]
 
*[[UN]]
 
*[[セカンド・ブレイク]]
 
*[[コペルニクス会談]]
 
 
*[[次元力]]
 
*[[次元力]]
 
== 『第2次スーパーロボット大戦Z』の世界観 ==
 
前作の多元世界とは別の多元世界を舞台にしている。前作の世界については[[スーパーロボット大戦Z]]の世界を参照のこと。
 
 
=== ''基本設定'' ===
 
前作で発生した[[時空振動弾]]の発動で作られた『多元世界』は実は一つではなかったという
 
設定が新たに加わった。前作では、多元世界を作り出した事件のことを「[[ブレイク・ザ・ワールド]]」と呼称していたが、今作においては多元世界そのものを複数作り出したという意味で「[[大時空震動]]」という名称で呼ばれている。今作『第2次スーパーロボット大戦Z』は複数作られた多元世界のうちの一つを主な舞台とする。
 
 
今作の多元世界も前作の多元世界と同じく複数の世界が融合した多元世界を舞台のため、基本となる世界観は特定しにくいが、世界の国家勢力については『[[機動戦士ガンダム00]]』の三大国家群に分かれた世界観が基本。<br />物語開始時は大時空振動からすでに20年が経過している。物語の中盤で「[[カラミティ・バース]]」と呼ばれるさらなる時空振動が起こり、新しい世界が複数加わり、前作のキャラクターたちも転移してくる。
 
 
大時空震動前は、序盤に転移してきた『マクロスF』並びに『天元突破グレンラガン』以外はどれとどれが平行世界間の関係であったかについては特に語られていないが、少なくとも
 
 
#『[[機動戦士ガンダム00]]』と『[[コードギアス 反逆のルルーシュ]]』
 
#日本が舞台の参戦作品と『コードギアス 反逆のルルーシュ』
 
#上記の作品らと『装甲騎兵ボトムズ』(※)
 
 
これらの各作品世界については平行世界間の関係であったと思われる。<br />
 
(※)『ボトムズ』はアストラギウス銀河から転移したと言われてるが、アストラギウス銀河世界において地球の存在は言及されてないので、いずれかの作品と同じ世界である可能性もある。
 
 
前作の多元世界とは時間の流れが大きく異なり、再世篇でセツコが転移した際に前作で転移していたZEUTHメンバーが1年過ごしたのに対してあちら側では1ヶ月しか経過していないことが明かされた。
 
 
=== ''国家勢力'' ===
 
『第2次Z』の多元世界は、『破界篇』の開始当時は様々な国家が乱立し独自の政治体制を持っている状況から始まる。しかし多くの国家は『[[機動戦士ガンダム00]]』の世界観をモデルにした三つの国家同盟勢力([[ブリタニア・ユニオン]]、[[人類革新連盟]]、[[AEU]])のいずれかに属している。日本やリモネシア共和国など、三大同盟のどれにも属していない国もある。
 
 
宇宙ではいまだ地上国家の植民地扱いだが、『[[新機動戦記ガンダムW|ガンダムW]]』のコロニー国家群が独立を目論んで暗躍している。
 
 
『再世篇』では『00』原作同様、地球連邦政府が樹立しているが、各国・各民族の利権争いが依然として激しく、結局は人と社会の境界は従来の三大同盟の形がほぼ維持されたままである(これも『00』原作同様である)。一方、『[[黒の騎士団]]』を始めとする反連邦組織は『再世篇』時点ではほとんどが敗北に追い込まれている。しかし、局地的な紛争などの問題が残されており、どちらにせよ「世界が統一されて戦争がなくなった」などというのはいまだ夢物語な状況にすぎない。
 
 
==== [[ブリタニア・ユニオン]] ====
 
アメリカ大陸の諸国家が中心になって作られた国家同盟。『[[機動戦士ガンダム00]]』の[[ユニオン (00)|ユニオン]]と『[[コードギアス 反逆のルルーシュ]]』の[[神聖ブリタニア帝国]]が合併してできたもの(このことから、これら二つは元々は違う世界の国家であったと思われる)。国家元首はブリタニア皇帝[[シャルル・ジ・ブリタニア]]で、首相が[[ブライアン・ステッグマイヤー]]である。
 
 
覇権主義の様相が強くでており、政治的にはユニオンよりもブリタニアの色が濃くでているようだ。
 
 
==== 人類革新連盟(人革連) ====
 
ユーラシア大陸のアジア側の国家群の同盟体。『機動戦士ガンダム00』の[[人類革新連盟]]が『コードギアス 反逆のルルーシュ』の[[中華連邦]]を内包したもの。ただし、ギアス第一部しか扱っていない『破界篇』では中華連邦関係のキャラや設定がほとんど出てこないし、そもそも『ガンダム00』本編中でも人革連がソビエト連邦のイメージを中心に描かれていたので、この世界の中国がどうなっているのかは不明。
 
 
ブリタニア・ユニオンやAEUと比べてもまとまりが悪いらしく、内紛としてテロが頻繁に起こっている。
 
 
==== AEU ====
 
ヨーロッパ諸国の連合体。『機動戦士ガンダム00』の[[AEU]]に『[[新機動戦記ガンダムW]]』の[[ロームフェラ財団]]の勢力を盛り込んだもの。OZはAEUの精鋭部隊のような扱いである。[[軌道エレベーター]]はアフリカ大陸の赤道付近にある。
 
 
==== 日本 ====
 
独立国として存在。スーパーロボットを擁する民間団体がやたら多いことは他のスパロボと同一である。
 
 
==== エリア11 ====
 
本作における'''もう1つの日本列島'''。多元世界の構築により日本列島が二つできてしまったというのが本作の最大の特徴である。我々の知るところの日本列島よりも南方に存在し、緯度的にはハワイや台湾に近い(経度は日本と同一)。
 
『コードギアス』における日本はこちらの南方の日本列島に属する。ブリタニアが占領したために「エリア11」と呼ばれる属領となった。なお、『ガンダム00』においての日本はユニオン所属になっているが、本作ではそれも「エリア11」がその扱いとなっており、上述した「日本」はユニオンに属していない。
 
 
さらに、シンジュクゲットーには[[アストラギウス銀河]]からの難民が数多く住み着いており、『[[装甲騎兵ボトムズ|ボトムズ]]』におけるウドの街の役割はシンジュクゲットーが担っている。
 
 
==== アザディスタン王国 ====
 
『ガンダム00』に登場した中東の王国。元首は[[マリナ・イスマイール]]。原作と同様に三大勢力に属さず独立を保っている。
 
 
==== リモネシア共和国 ====
 
太平洋上の島国。三大勢力に属さず独立を保っている。元々は観光と漁業で成り立っていた小国だが、新エネルギーDECを発見したことで一躍国際社会に発言力を持つようになった。国家元首は不明だが、外務大臣として[[シオニー・レジス]]が登場している。
 
 
『破界篇』中盤に、混乱する世界情勢の中で生き残るための力を得ようと「プロジェクト・ウズメ」を発動させ、それがきっかけで大規模な次元振動「[[カラミティ・バース]]」が発生。その結果、壊滅的な被害を受けた。『再世篇』では細々とではあるが復興が進みつつある。
 
 
==== [[暗黒大陸]] ====
 
アフリカ大陸の南方のこと。次元の歪みにより外部から侵入ができないため、未知の大陸としてこう呼ばれていた。
 
 
その内部には『[[天元突破グレンラガン]]』の世界観が広がっており、カラミティ・バースが起こって以降に行き来が可能になる。それから、暗黒大陸の獣人たちによる多元世界への侵攻が始まった
 
 
『再世篇』では時空振動の影響により、再び封鎖され、10年と言う誤差が生じた。
 
 
==== マクロスフロンティア船団 ====
 
『破界篇』序盤の時空震動によってマクロスの世界から『第2次Z』の多元世界にとばされてきた移民船団。元々、船団そのものが政体として存在しているため、多元世界でも独立国家を宣言する。
 
 
==== [[新帝国インペリウム]] ====
 
カラミティ・バースによって、「聖インサラウム王国があった多元世界」から召喚された[[ガイオウ]]が立ち上げた振興勢力。自らが滅ぼしたリモネシアとインサラウムの要人を配下にしている。設立の背景には[[アクシオン財団]]の協力もある。
 
 
領土を持たぬ国家であり、移動戦艦[[グレート・アクシオン]]を本拠地としてガイオウの気の向くままに多元世界を旅している。「何者にも冒されない自由」が国是であり、その進路を阻むものがあれば何人たりとも破壊して進む。国というより海賊団のような存在である。
 
 
==== [[聖インサラウム王国]] ====
 
『第2次Z』の多元世界とは異なる多元世界を支配していた王国。「聖王」という絶対者により統治されていたが、何処かから現れた「ガイオウ」によって滅ぼされてしまった。[[シュバル・レプテール]]や[[マルグリット・ピステール]]はこの王国の出身で、『破界篇』時点ではガイオウの配下となっている。
 
 
『再世篇』では5億の生き残りの民が次元の狭間に作られたコロニーに避難していたことが判明。先王の忘れ形見である[[ユーサー・インサラウム]]が「聖王」の座を継承し、『第2次Z』の多元世界を第二の故郷にすべく侵略を開始した。
 
 
=== ''軍事勢力'' ===
 
==== [[ZEXIS]] ====
 
『第2次Z』におけるプレイヤー部隊。大国同士の利権争いが激しい今作の元世界において、中立的な立場で活動できる国際救助隊として結成された。提案者は国連理事(後に地球連邦軍司令官)の[[エルガン・ローディック]]。『破界篇』の中盤に正式に発足した。
 
 
政治的中立性を主眼においているため、構成メンバーには特定国家の正規軍が含まれていない(利害の一致から、一時的な協力関係になることはある)。原則的に、ロボット兵力を有する民間組織からメンバーが集まっている。ただし、[[黒の騎士団]]や[[ソレスタルビーイング]]のような、世間的にはテロリストとして扱われているような組織もZEXISには参加している。これについては一般には公開されていない事実である。『破界篇』ではZEXISは公開された民間組織のメンバーが中心となった「表部隊」と、公開されていない非合法組織のメンバーが中心になった「裏部隊」に分かれて行動するケースが多かったため、ZEXISの秘密は世間にはほとんど知られることはなかった。
 
 
なお、表部隊と裏部隊の関係は前作『Z』のZEUTHがザフト組とアウトロー組に分かれて行動していたことに酷似しているが、ZEUTHのような二部隊間の対立は発生していない。これは、ZEUTHの対立が多元世界成立から間もない事などからニセ情報に踊らされたことが原因であり、ZEXISがいる今作の多元世界は成立から二十年も経っているためか前作ほど情報伝達が混乱している世界観ではないためである。
 
 
以下の各部隊により結成されている。
 
 
;[[コスモクラッシャー隊]]
 
:国連所属の救援部隊であり、いわばZEXISの前身的な部隊。『破界篇』序盤ではコスモクラッシャー隊はエルガンの意を汲んでZEXISのメンバー集めとして様々な民間団体をスカウトしていた。
 
 
;[[光子力研究所]]
 
:その名の通り、[[光子力]]の研究・開発を行う研究所。[[マジンガーZ]]初起動時の戦闘で与えた騒動から兜甲児が留置所に入れられるのだが、その保釈の条件としてコスモクラッシャー隊の大塚長官からZEXIS入りを提案される。
 
 
;[[ゲッターチーム]]
 
:『破界篇』では原作での早乙女の乱よりも前の時間軸から始まり、早乙女博士の意向で、様々な強敵と戦う機会のあるZEXISにゲッターチームは出向することになった。
 
 
;[[竹尾ゼネラルカンパニー]]
 
:マジンガーZ初起動時の戦闘に巻き込まれる形で協力し、光子力研究所のZEXIS入りに便乗して国連と契約を結ぶ形で参加。
 
 
;[[21世紀警備保障]]
 
:社長である[[大河内伝次郎]]の鶴の一声でZEXISに参加。初期は[[ヘテロダイン]]以外と戦うことに拒否感を感じていたメンバーだが、次第に地球を守る使命に目覚めることになる。
 
 
;[[S.M.S]]
 
:この世界の新しい住人である[[フロンティア船団]]に属している民間軍事企業。この多元世界の情報収集と実利をかねて国連と契約を結ぶ形で参加。
 
 
;[[グレン団]]/大グレン団
 
:[[カミナ]]と[[シモン]]が地上に出てグレン団を結成したのとほぼ同じタイミングで、暗黒大陸が解放され、そこの調査にやってきたコスモクラッシャー隊と知り合う。カミナが外の世界に興味を持ったことから流れでZEXISに参加。
 
 
;[[ソレスタルビーイング]]
 
:戦争をなくすための戦争を続ける国際的テロリスト。ZEXISの目的からすればむしろ敵対的存在になりかねないのだが、エルガンの意向により裏部隊としてZEXISに参加することになる。これには、ソレスタルビーイングが擁する量子コンピューター「[[ヴェーダ]]」が、“大局を為すためにはZEXISへ協力することが必要”という計算結果をはじき出したこと、加えてチーム・[[プトレマイオス]]のメンバー達も「この状況下で武力介入を続ける事は地球の存亡に関わる」と考えていた事も影響している。
 
 
;[[黒の騎士団]]
 
:[[エリア11]]を解放するために戦っているレジスタンス。黒の騎士団リーダーの「[[ゼロ]]」がZEXISに集結する軍事力を利用しようと目論み、自らZEXISに接触し参加する意向を伝えた。裏部隊側ではリーダー的存在になる(ゼロは後にエルガンからZEXISの再招集権を託されており、事実上の最高指揮官となる)。
 
:なお、本作での[[キリコ・キュービィー]]の初期の立場は、この黒の騎士団の傭兵である。
 
:『再世篇』後半はルートによって、黒の騎士団とZEXISとの関係が大きく変化する。
 
 
;[[オペレーション・メテオ]]
 
:『機動戦士ガンダムW』の主人公たちの緩いつながりを便宜上こう呼ぶ。コロニーの独立のために個々で工作活動を行っていたが、彼らもまたZEXISを利用することが自らの目的達成の近道と考え、エルガンの呼びかけに応じて裏部隊として参加。
 
 
;[[ドラゴンズハイヴ]]
 
:戦場に突如現れ、「弱い方」に味方して去っていく謎の勢力。正義の味方扱いだった『[[スーパーロボット大戦L]]』とは異なり、この世界にとって敵か味方か判断がつかない不気味な存在として扱われている。
 
:来るべき[[ムーンWILL]]との戦いに備えて、[[ダンクーガノヴァ]]に戦闘経験を積ませることがドラゴンズハイヴの真の目的であったが、そのための戦場を用意してくれるZEXISに入ることをメリットとみなし、エルガンの呼びかけに応じて裏部隊として参加。
 
 
;[[獣戦機隊]]
 
:ZEXISのピンチに現れて幾度となく救ってくれる謎のロボット。
 
:この多元世界では忘れられた過去の英雄であり、「呪われし放浪者」として[[アースWILL]]とともに時を越えてこの時代にやってきた。アースWILLの代弁者のような立場におり、[[F.S.]]の指示で影からノヴァおよびZEXISを援護していた。正体を明かした後は正式にZEXIS入りする。
 
 
;人民解放軍第303独立愚連隊
 
:『[[交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい]]』にて[[ホランド・ノヴァク]]らが所属している部隊。本作の多元世界ではほぼ原作と同様の立ち位置で、国連に所属する軍属の傭兵部隊となっている。
 
:その流れでZEXISに参加することになるが、私的な目的にかられて中盤で離脱し、敵に回る。『再世篇』ではZEXISにつかず離れずの形で協力することになる。
 
:エウレカとレントンは第303独立愚連隊が離脱後も個人の意思でZEXISに協力する
 
 
;[[ZEUTH]]
 
:前作の自軍部隊。「[[呪われし放浪者]]」として[[カラミティ・バース]]をきっかけに、こちらの多元世界へと次々と転移してくる。「利害を超えて世界の危機に立ち向かうスーパーロボットの寄せ集め部隊」という点でZEXISとZEUTHはまったく同じ理念なため、二つの部隊は自然と合流することになった
 
 
==== [[地球連邦軍]] ====
 
『破界篇』ではそれぞれの国家がそれぞれの軍隊をもっており、それぞれの利権で行動しているが、国家が所有する軍隊として露出が多いのはやはり三大国家同盟勢力の各軍であり、
 
『再世篇』ではそれがそのまま地球連邦軍の主要な構成となる。
 
 
本作の地球連邦軍は『ガンダム00』の[[地球連邦軍 (00)|地球連邦平和維持軍]]に、『ガンダムW』の地球圏統一連合軍や『コードギアス』のブリタニア軍を組み込んだような形で設定されているため、連邦軍の主要兵器は[[モビルスーツ]]と[[KMF]]ということになる。
 
 
;[[OZ]]
 
:AEUの[[ロームフェラ財団]]によって組織された部隊。AEUおよび地球連邦のエリート部隊として、正規軍よりも上位に扱われている。
 
:原作の『[[新機動戦記ガンダムW]]』にて、元々は私兵部隊だったものが正規軍に入り込むようになった経緯が描かれているが、本作では『破界篇』開始時ですでに正規軍入りしている。
 
 
;[[アロウズ]]
 
:『再世篇』から登場する地球連邦の独立治安維持部隊。正規軍よりも上位の権限が与えられたエリート部隊である。原作『[[機動戦士ガンダム00]]』の設定を踏襲している。
 
:OZと似たような立ち位置であるがゆえにライバル関係にあり、『再世篇』序盤ではいがみ合っている様子がうかがえる。この権力争いは最終的にアロウズが勝利しOZは解体。OZの戦力の一部はアロウズに接収されることになる。
 
 
==== 安全保障軍 ====
 
多元世界における日本を守っている組織の1つ。
 
 
『[[地球防衛企業ダイ・ガード]]』の同名組織が元ネタ。なお、ダイ・ガード原作では安全保障軍とは別に「自衛隊」が存在しており、二つの組織の複雑な関係性が暗に描かれていたが、この点は本作では特に語られない。
 
 
==== [[グレート・アクシオン]] ====
 
[[新帝国インペリウム]]の所属する巨大戦艦で、インペリウムの軍隊にして国土そのもの。そして[[ガイオウ]]が座する玉座でもある。多数の次元獣を兵力として保有し、気に食わない相手がいる国を灰燼と化すおそるべき凶軍。
 
 
==== アークセイバー ====
 
[[聖インサラウム王国]]の精鋭騎士団。スフィアリアクターを持つ機体[[聖王機ジ・インサー]]を中心に、それを守護する親衛隊、そして無数の人造次元獣によって構成されている。
 
 
親衛隊は騎士の称号を持ち、ナンバーが与えられる。このあたりはブリタニア・ユニオンの[[ナイトオブラウンズ]]とどこか近しい部分がある。親衛隊の騎士の総人数は不明だが一番数値が大きいのはナンバー17。
 
 
;[[ファイヤバグ]]
 
:極悪非道の傭兵団。『再世篇』から登場し、アークセイバーに雇われる。主要兵器は[[アクシオ・バーグラー]]。
 
:元々はブリタニア・ユニオンが擁していた秘密部隊で、表沙汰にはできない汚れ仕事を受け持っていた。[[クロウ・ブルースト]]はかつてはこの部隊の一員だった。詳細な経緯は不明だが『破界篇』開始時点ではすでにブリタニア・ユニオンから「切られて」いた様子。
 
:『第2次Z』における'''[[カイメラ|変態部隊]]'''担当。[[FB隊員|ファイヤバグ隊員]]はほぼ全員が社会不適合者で人間性のかけらも持たないクズばかり。隊長である[[マリリン・キャット]]にだけは「姫」と呼んで崇拝しているが、その様子は忠誠心というよりはアイドルのグルーピーに近い。わかりやすく言えば'''[[テンザン・ナカジマ|戦えるキモヲタ]]をもっとひどくした連中'''である。
 
 
==== 世界解放戦線(W.L.F.)====
 
『破界篇』で登場する本作オリジナル設定のテロ組織。様々なテロ組織からもあぶれた連中の寄せ集めのような組織で、それゆえに思想が各個人でバラバラ。それでいて自分の理念のみには盲目的で市民の犠牲もいとわない過激な連中が集まっている。
 
 
このようなチンピラの寄り合いのような組織がある程度の脅威をもっていることの背景には、自らの目的を達成する手ごまとしてここを影から支援してる黒幕の存在がある
 
 
==== [[ギシン帝国]] ====
 
大規模な勢力を持つ銀河帝国であり、過去のスパロボに登場したときはその規模の大きさから、他のアニメの異星人軍を束ねる同盟として登場することが多かったが、本作では独立した強敵として登場する。[[ズール皇帝]]は「[[黒の英知]]」に触れた人物の一人で、[[スフィア]]や[[スパイラルネメシス]]についても深いレベルで把握している本作のキーパーソン。それゆえに地球を放置できぬ星として特別視している。
 
 
ギシン帝国とその皇帝のズール自体は、『破界篇』で倒される。だがしかし…
 
 
==== [[Dr.ヘル一派]] ====
 
世界征服を狙うDr.ヘルの私兵部隊であり、地中海の[[バードス島]]が本拠地。自らの野望に必要な[[光子力]]を入手するため、執拗にマジンガーZと光子力研究所を狙う。そして例によって、マジンガーZが参加しているZEXISを狙うことになる。
 
 
本作ではマジンガーZの完成前の時点から、[[機械獣]]を使って破壊活動を行う国際テロ組織として活動しており、わりと世界的知名度がある様子をうかがえる。『破界篇』ではギシン帝国と一時的に同盟を結んでいた。
 
 
Dr.ヘル一派は多くのスパロボでは“序盤を支える賑やかし”というイメージで描かれているが、本作では「[[黒の英知]]」に関わる組織の1つとして二部構成の最後の最後まで存在感を放つ強敵として描かれる。
 
 
==== [[獣人]]軍 ====
 
暗黒大陸の地上を支配する獣人たちの軍団で、[[螺旋王]]たる[[ロージェノム]]によって率いられている。主要兵器は[[ガンメン]]。人間狩りを目的としており、暗黒大陸の人類は獣人から逃れるために地底で隠れ住むしかなかった。
 
 
カラミティ・バースで暗黒大陸が解放されてからは、外の世界の人類の抹殺も目的として世界各地に侵攻を始める。『破界篇』の終盤に壊滅。
 
 
「黒の英知」に関わる組織の1つ。
 
 
==== [[イノベイター]] ====
 
 
==== [[レッドショルダー]] ====
 
 
==== [[ブランチ|ロボットマフィア]] ====
 
 
==== [[暗黒の信者]] ====
 
 
====[[ワイズマン]]の秘密結社====
 
『[[装甲騎兵ボトムズ]]』の黒幕。本作では『再世篇』中盤から暗躍。
 
 
原作同様、表立って軍事組織のように動くのではなく、既存の組織を影から操ることに徹している。様々な組織に干渉し、世界の戦争の流れを裏から操ろうとするこの「意思」の真意とは如何に・・・?
 
 
「黒の英知」に関わる組織の1つ。その情報戦術でアロウズとイノベイターを壊滅寸前に追い込んでいる。
 
 
====バアル====
 
 
=== 関連人物 ===
 
;[[エルガン・ローディック]]
 
:
 
 
=== 関連用語 ===
 
*[[次元獣]]
 
*[[カラミティ・バース]]
 
 
*[[呪われし放浪者]]
 
*[[呪われし放浪者]]
*[[次元力]]
+
*[[烙印]]
 
*[[太極]]
 
*[[太極]]
 
*[[スフィア]]
 
*[[スフィア]]
532行目: 68行目:
 
*[[ZONE]]
 
*[[ZONE]]
 
*[[バアル]]
 
*[[バアル]]
*[[アビス (ゲート)|アビス]]
+
*[[次元将]]
 +
*[[御使い]]
 +
*[[真化]]
 +
*[[真戦]]
 +
 
 +
== 余談 ==
 +
『[[スーパーロボット大戦30]]』では、異空間に流れ着いていた[[アドヴェント]]の登場、その際の彼の言及やC.C.の持つ虚憶の兆候、[[クエスターズ]]が運用する御使いの機動兵器や[[エトランゼ]]が擁する[[サイデリアル]]の兵器が「古の宇宙の産物」とされている等、同作の世界観がZシリーズの宇宙の再生した後の宇宙であることが示唆されている。
  
== 資料リンク ==
 
<!-- *[[一覧:スーパーロボット大戦Z]] -->
 
<!-- *[[一覧:第2次スーパーロボット大戦Z]] -->
 
 
{{DEFAULTSORT:せかいかん Zしりいす}}
 
{{DEFAULTSORT:せかいかん Zしりいす}}
 
[[Category:世界観|Zしりいす]]
 
[[Category:世界観|Zしりいす]]
 
[[Category:Zシリーズ]]
 
[[Category:Zシリーズ]]

2021年12月11日 (土) 07:15時点における最新版

Zシリーズの舞台となる世界群。以下はタイトルごとの舞台と戦役の名称。

タイトル 舞台 戦役
スーパーロボット大戦Z UCW 第一次多元戦争
スーパーロボット大戦Zスペシャルディスク
第2次スーパーロボット大戦Z破界篇 ADW 破界事変
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇 再世戦争
第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇 蒼の地球 時獄戦役
第3次スーパーロボット大戦Z連獄篇 翠の地球 ----
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇 蒼の地球
翠の地球
天獄戦争

各作品世界の関連性編集

本シリーズに登場する世界は、1万2千年ごとに発生する宇宙の崩壊により、度々リセットされている。しかし、完全にはリセットされず、断片化された情報が再構築された世界に残り、それを元にまた新たなる世界や可能性が発生している状況にある。

例えば、翠の地球絡みでは明言されないものも含めると以下のような関連がある。

詰まる所、アクシズ落としが発生する以前の世界では少なくとも、『ビッグオー』、『ガルガンティア』、『ガンダムX』、『ザブングル』の世界は存在しなかった可能性がある。

超次元世界編集

『天獄篇』のエンディングにて、超時空修復の敢行によって分離・再構築された新たなる多元世界の姿。大時空震動前に存在したそれぞれの世界が、カオス・コスモスの消滅後に残された「天柱」によって接続され、地球近海に存在する「ゲート」によって行き来が可能となっている。

このゲートはクロスゲートと見た目が似ており、外縁部の三角パーツがないのが違い。また、地球側が設置したのか、再構築時に出現したのかは定かではないが、各世界(少なくとも陣代高校のある世界とコズミック・イラの世界)には管理局が設置されている。

『Z』のブレイク・ザ・ワールド以前のもので、判明している限りではこのようになっている(世界の内訳は表の舞台のリンク先で解説)。

  • アストラギウス銀河
  • マクロス7船団
  • フロンティア船団
  • 聖天使学園
  • エレメントスクール
  • 新世界大陸
  • トップ部隊
  • フラタニティ
  • 赤い海の世界
  • パラダイムシティ
  • スカブの大地
  • 宇宙世紀世界(UCガンダム、東映版マジンガー、東映版ゲッター、グローリー・スター)
  • コズミック・イラ世界(ガンダムSEED、オーガス、ザンボット、ダイターン、ゴッドシグマ、バルディオス、グラヴィオン)
  • 荒廃世界(ガンダムX、∀ガンダム、ザブングル、キングゲイナー、ガルガンティア、ビーター・サービス)

これらの世界以外の分け方は不明だが、少なくとも『フルメタ』、スコート・ラボ、チームDEM、聖インサラウム王国は同じ世界である事が明らかになっている。また、『コードギアス』と『ガンダム00』は同一世界ではないことが明言されており(第2次Z破界篇において「別の世界にあった北米大陸の国家が同居した結果、ブリタニア・ユニオンが成立した」と説明されている)、日本占領の設定を思えば各スーパーロボットが存在する世界と『コードギアス』は同じ世界でない可能性が高い。

「混ざり合った世界が分離し、ゲートでつながれるようになった」というこの超次元世界の構成は、順序こそ逆だがエンドレス・フロンティアとよく似ている。

関連用語編集

余談編集

スーパーロボット大戦30』では、異空間に流れ着いていたアドヴェントの登場、その際の彼の言及やC.C.の持つ虚憶の兆候、クエスターズが運用する御使いの機動兵器やエトランゼが擁するサイデリアルの兵器が「古の宇宙の産物」とされている等、同作の世界観がZシリーズの宇宙の再生した後の宇宙であることが示唆されている。