「機動戦士ガンダムAGE」の版間の差分

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低年齢層取り込みのためゲームメーカー・レベルファイブとの大々的なコラボレーションが行われた異色の作品で、スタッフとしてレベルファイブの人物が関わっている他、レベルファイブによる[[プレイステーション・ポータブル|PSP]]用[[コンピュータゲーム|ゲーム版]]の制作も行われた。ゲームやホビーと連動した独自要素をアニメに取り入れる一方、[[ガンダムシリーズ|歴代ガンダム作品]]を意識したと思われる要素も作中で多数散見される。
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低年齢層取り込みのため、『妖怪ウォッチ』や『イナズマイレブン』で知られるゲームメーカー・レベルファイブとの大々的なコラボレーションが行われた異色の作品で、スタッフとしてレベルファイブの人物が関わっている他、レベルファイブによる[[プレイステーション・ポータブル|PSP]]用[[コンピュータゲーム|ゲーム版]]の制作も行われた。ゲームやホビーと連動した独自要素をアニメに取り入れる一方、[[ガンダムシリーズ|歴代ガンダム作品]]を意識したと思われる要素も作中で多数散見される。
  
 
[[小説 #機動戦士ガンダムAGE|小説版]]では、アニメ本編で説明不足だったキャラクターの心情描写に焦点を当てるなど工夫されているが、作者による独自解釈が盛り込まれたり、一部の展開や結末がアニメ本編と異なったり、主人公のフリットでさえ原作とは別人と言っていいキャラクターになっている事などから、アニメ本編とは別物となっている。
 
[[小説 #機動戦士ガンダムAGE|小説版]]では、アニメ本編で説明不足だったキャラクターの心情描写に焦点を当てるなど工夫されているが、作者による独自解釈が盛り込まれたり、一部の展開や結末がアニメ本編と異なったり、主人公のフリットでさえ原作とは別人と言っていいキャラクターになっている事などから、アニメ本編とは別物となっている。
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:ディーヴァの3代目艦長。気弱な性格。
 
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:ブリッジクルー。お気楽な性格。
 
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;A.G.(エイジー / アドバンスド・ジェネレーション)
 
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:AGE世界における元号。銀の杯条約締結を契機にこの元号に改められた。
 
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;AGEシステム
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:フリット・アスノが中心となり、生物進化のメカニズムを参考にして構築した兵器の運用システム。フリット自身が保有している「AGEデバイス」、高速成形機「AGEビルダー」、AGEシステムのコアユニットを搭載した兵器「ガンダム」の三位一体で構成されている。
 
:フリット・アスノが中心となり、生物進化のメカニズムを参考にして構築した兵器の運用システム。フリット自身が保有している「AGEデバイス」、高速成形機「AGEビルダー」、AGEシステムのコアユニットを搭載した兵器「ガンダム」の三位一体で構成されている。
 
:ガンダムの戦闘データをシステムが解析、解析結果やデバイスに記録されているテクノロジーを元に新兵器を構築しAGEビルダーで製造、ガンダムに新たな「進化」を齎していく。
 
:ガンダムの戦闘データをシステムが解析、解析結果やデバイスに記録されているテクノロジーを元に新兵器を構築しAGEビルダーで製造、ガンダムに新たな「進化」を齎していく。
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:キオ編以降から登場。地球連邦軍・ヴェイガン両軍の戦力を拮抗させる事を目的としている[[宇宙海賊]]。
 
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;銀の杯条約
 
;銀の杯条約
:[[前大戦]]「コロニー国家戦争」後に締結された戦争用に作られた技術を一切破棄する条約。しかし、ヴェイガンの侵攻に伴い条約は半ば破棄されつつある。破棄の対象は記録映像や資料も含まれ、当時の大戦の様相を残す資料は絵画や伝承など限られたものだけとなっている。
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:[[前大戦]]「コロニー国家戦争」後に締結された戦争用に作られた兵器・技術の一切を破棄する平和条約。
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:更に条約発効後のモビルスーツの規格も厳しく定めている。しかし、ヴェイガンの侵攻に伴い条約は半ば破棄されつつある。
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:条約が定めた破棄の対象は記録映像や資料も含まれ、その結果当時の大戦の様相を残す資料は絵画や伝承など限られたものだけとなっている。
 
;[[EXA-DB]](エグザ・ディービー)
 
;[[EXA-DB]](エグザ・ディービー)
:「銀の杯条約」以前の軍事技術情報が収められたデータバンク。情報の無用な流出を防ぐため警備として巨大無人MS「[[シド]]」を番人として配置している。
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:エドル・イナーシュら有志の科学者によって建造された「銀の杯条約」以前の軍事技術情報が収められたデータバンク。情報の無用な流出を防ぐため警備として巨大無人MS「[[シド]]」を番人として配置している。
  
 
== 楽曲 ==
 
== 楽曲 ==

2024年5月11日 (土) 22:49時点における最新版

機動戦士ガンダムAGE』はサンライズ制作のテレビアニメ作品。

機動戦士ガンダムAGE
原作 矢立肇
富野由悠季
監督 山口晋
シリーズ構成 日野晃博
キャラクターデザイン 長野拓造(原案)
千葉道徳(アニメーション用デザイン)
メカニックデザイン 海老川兼武
石垣純哉
寺岡賢司
音楽 吉川慶
制作 サンライズ(第3スタジオ)
放送局 MBS・TBS系列
放送期間 2011年10月9日 -
2012年9月23日
話数 全49話
シリーズ ガンダムシリーズ
初登場SRW スーパーロボット大戦BX
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概要編集

地球人類と火星人類ヴェイガンとの戦いを三世代50年以上、全4部で描いている。全ての始まりを描く「フリット編」、フリットの息子アセムとヴェイガンの一員であるゼハートとの因縁を描く「アセム編」、アセムの息子キオが戦いの中でヴェイガンへの認識を改めていく「キオ編」、三世代それぞれの決着を描く「三世代編」で構成される[1][2]

低年齢層取り込みのため、『妖怪ウォッチ』や『イナズマイレブン』で知られるゲームメーカー・レベルファイブとの大々的なコラボレーションが行われた異色の作品で、スタッフとしてレベルファイブの人物が関わっている他、レベルファイブによるPSPゲーム版の制作も行われた。ゲームやホビーと連動した独自要素をアニメに取り入れる一方、歴代ガンダム作品を意識したと思われる要素も作中で多数散見される。

小説版では、アニメ本編で説明不足だったキャラクターの心情描写に焦点を当てるなど工夫されているが、作者による独自解釈が盛り込まれたり、一部の展開や結末がアニメ本編と異なったり、主人公のフリットでさえ原作とは別人と言っていいキャラクターになっている事などから、アニメ本編とは別物となっている。

2013年には「アセム編」以降をベースにし、焦点をアセムとゼハートに当てたスペシャルエディションOVA『機動戦士ガンダムAGE MEMORY OF EDEN』(前後編の二部構成。全150分)が発売された。ちなみに『MEMORY OF EDEN』は、『BX』で合体攻撃の名称として採用されている。

登場人物編集

ここでは主にキオ編以降の人物について記載する。特記事項がないキャラクターはキオ編以降に登場。一覧に無い人物はガンダムWikiを参照。

スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。

主人公編集

フリット・アスノ
フリット編の主人公にして、作品通しての重要人物。
アセム・アスノ / キャプテン・アッシュ
アセム編の主人公。フリットの息子。キオ編では当初行方不明とされていたが、後に宇宙海賊ビシディアンの二代目首領になっていたことが判明する。
キオ・アスノ
キオ編以降の主人公。フリットの孫でアセムの息子。

アスノ家 編集

エミリー・アモンド(アスノ)
全編に登場。フリットの幼なじみ。後に彼と結婚し、アセムとユノアを授かる。
ユノア・アスノ
アセム編より登場。アセムの妹。キオ編ではディーヴァの医療班長となる。
ロマリー・ストーン(アスノ)
アセム編より登場。アセムのクラスメートで後に彼と結婚、キオを授かる。

主人公の友人編集

ユリン・ルシェル
フリット編に登場。民間人の少女。UE襲撃の最中にフリットと出会い、心を通わせる。
ウェンディ・ハーツ
キオの幼なじみ。ディーヴァ乗艦後はユノアの助手となる。

地球連邦軍編集

ディーヴァクルー編集

ナトーラ・エイナス
ディーヴァの3代目艦長。気弱な性格。
アリー・レーン
ブリッジクルー。眼鏡の女性。
イーサン・シェロウ
ブリッジクルー。お気楽な性格。
ウォン・カストロファ
ブリッジクルー。通信技術に詳しい。
エイラ・ローズ
ブリッジクルー。褐色肌の女性。
オトロ・バンダ
ブリッジクルー。肥満体で食いしん坊。
カール・ドーソン
ブリッジクルー。強面な風貌。
ウットビット・ガンヘイル
アリーサの息子。ディーヴァの整備士。

アビス隊編集

オブライト・ローレイン
アセム編より登場。当初はウルフ隊の一員として登場しており、キオ編以降はアビス隊のMSパイロットとして活躍する。
セリック・アビス
「戦場のホームズ」の異名を持ち、アビス隊を率いるエースパイロット。
シャナルア・マレン
隊の紅一点で、キオを気に掛ける。
デレク・ジャックロウ
大きな鼻が特徴のベテラン。
ジョナサン・ギスターブ
ヴェイガンへの敵愾心が強い青年。

その他の軍人編集

フレデリック・アルグレアス
アセム編より登場。ビッグリング基地参謀。フリットの右腕的存在。キオ編では連邦軍総司令となる。

マッドーナ工房編集

ララパーリー・マッドーナ
全編に登場。年の離れたマッドーナの妻。
ロディ・マッドーナ
アセム編より登場。マッドーナ夫妻の息子。キオ編ではディーヴァの整備士長となる。

宇宙海賊ビシディアン編集

ラドック・ホーン
ビシディアンの幹部。キャプテン・アッシュ(アセム)を補佐する。

UE / ヴェイガン編集

ゼハート・ガレット
アセム編より登場。優秀なXラウンダー能力を持つヴェイガンのエースパイロット。
フェザール・イゼルカント
アセム編より登場(フリット編でも名前のみ登場)。火星の民を束ねるヴェイガンの首魁。
ドレーネ・イゼルカント
イゼルカントの妻。
ザナルド・ベイハート
イゼルカントの側近であり、部隊を率いる指揮官。
ファントム3
3人で構成された精鋭部隊。「ファントム3」の名は連邦側の呼称。
ゴドム・タイナム
ファントム3の隊長。部下思いな性格。
グラット・オットー
ファントム3の一人。武骨な風貌をしている。
デモン・ラージ
ファントム3の一人。部隊では最年少。
フラム・ナラ
ゼハートの部下。紫色のツインテールが特徴な美少女。ドール・フロストは兄。
レイル・ライト
ゼハートの部下。フラムと共に彼を補佐する。
ダレスト・グーン
ゼハートの部下。シャナルアと繋がりを持つ。
ディーン・アノン
コロニー「セカンドムーン」に住む少年。
ルウ・アノン
コロニー「セカンドムーン」に住む少女。ディーンの妹。
ジラード・スプリガン
三世代編より登場。連邦軍のエースパイロットである大佐。ヴェイガンへ寝返る。
アローン・シモンズ
三世代編より登場。連邦軍基地ルナベース司令官。ヴェイガンへ寝返る。
ファルク・オクラムド
三世代編より登場。宇宙要塞ラ・グラミス司令官。
ゼラ・ギンス
三世代編より登場。ヴェイガン最強と言われるMSパイロット。

登場メカ編集

ここでは主にキオ編以降のメカについて記載する。一覧に無いメカはガンダムWikiを参照。

スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。

ガンダム編集

ガンダムAGE-1(ノーマル / タイタス / スパロー)
フリット編での主役機。
ガンダムAGE-1フラット
アセム編でのAGE-1。AGEシステムを取り外し、AGEデバイス無しでも運用可能にした。
ガンダムAGE-1グランサ
キオ編以降のAGE-1。全身に追加装甲を装着した、所謂フルアーマー形態。
ガンダムAGE-1フルグランサ
グランサに追加装備を施したAGE-1の最終形態。
ガンダムAGE-2(ノーマル / ダブルバレット)
アセム編での主役機。可変機構を持つ。
ガンダムAGE-2ダークハウンド
キオ編以降のAGE-2。宇宙海賊ビシディアンにより修復され、より格闘戦に特化している。
ガンダムAGE-3(ノーマル / フォートレス / オービタル)
キオ編での主役機。
ガンダムAGE-FX
ガンダムAGEの最終進化系。
ガンダムレギルス
鹵獲したガンダムAGE-3のデータを基に、ヴェイガンのMS技術の全てを注ぎ込んで建造された、ヴェイガン製ガンダム。

地球連邦軍編集

ディーヴァ
AGE全編を通して活躍する主役戦艦。強襲揚陸形態という変形機構を持つ。

キオ編以降編集

クランシェ
アビス隊などで運用されている新型量産可変MS。
クランシェカスタム
セリック・アビスが搭乗するクランシェの指揮官仕様機。
ジェノアスOカスタム
オブライト・ローレイン専用機。ジェノアスIIのカスタム機。
アデルマークII
クランシェと並んで使われている量産型MS。
『BX』にてアイコンのみ登場。
ディヤウス級航宙戦艦
ダーウィン級の代替となる新型戦艦。
ディーヴァ級宇宙戦艦
ディーヴァと同型の量産艦。
ウェイボード
SFS(サブフライトシステム)。

宇宙海賊ビシディアン編集

シャルドール ローグ
ビシディアンが運用する量産型MS。シャルドール改がベース。
Gエグゼス ジャックエッジ
ビシディアンが運用する量産型MS。Gエグゼスがベース。
バロノーク
ビシディアンの母艦。

UE / ヴェイガン編集

キオ編以降編集

ダナジン
ガフラン、ドラドに次ぐ主力量産機。
ゴメル
ファントム3が運用する陸戦用MS。
ウロッゾ
ゴメルに似た水陸両用機。
ウロッゾR
ウロッゾのゼハート専用機。
レガンナー
デファースの量産仕様機。
ザムドラーグ
ザナルド・ベイハートが搭乗する大型機。
ギラーガ
Xラウンダー専用機。ゼイドラの後継機。
ギラーガ改
ギラーガの改修機。
フォーンファルシア
Xラウンダー専用機。ファルシアの改良機。
ジルスベイン
Xラウンダー専用機。ゼイドラの改良機。
グルドリン
異形の試作MS。
ヴェイガンギア
旧コロニー間戦争時代に建造されたヴェイガン製MSのアーキタイプ。ゼラが搭乗する。
ヴェイガンギア・シド
ヴェイガンギアとシドが合体した姿。
ティエルヴァ
連邦軍がGバウンサーをベースに開発した、Xラウンダー専用機。搭乗者のジラードの寝返りと共にヴェイガン所属となる。
ファ・ゼオス、ファ・ザード、ファ・ガンタ
ヴェイガンの新型戦闘艦。宇宙のみならず大気圏でも運用可能。

その他編集

シド
EXA-DB防衛用の、自律稼動型巨大MS。「銀の杯条約」締結以前の技術で作られているため、桁外れの性能を持つ。

用語編集

A.G.(エイジー / アドバンスド・ジェネレーション)
AGE世界における元号。銀の杯条約締結を契機にこの元号に改められた。
AGE(エイジ)システム
フリット・アスノが中心となり、生物進化のメカニズムを参考にして構築した兵器の運用システム。フリット自身が保有している「AGEデバイス」、高速成形機「AGEビルダー」、AGEシステムのコアユニットを搭載した兵器「ガンダム」の三位一体で構成されている。
ガンダムの戦闘データをシステムが解析、解析結果やデバイスに記録されているテクノロジーを元に新兵器を構築しAGEビルダーで製造、ガンダムに新たな「進化」を齎していく。
AGE(エイジ)デバイス
アスノ家に代々受け継がれてきた小型メモリーユニット。電話や通信デバイスとしても機能するなど多機能で、AGEシステムの核となるほどの性能を持っている。また、ガンダムを起動する際のキーでもある。
ガンダムの設計図や銀の杯条約で破棄されたロストテクノロジーの一部を収めているが、存在そのものがブラックボックスと化しており連邦軍の技術を以てしても全てを解析することは不可能だった(そのためAGEシステムの量産化も不可能)。
UE(ユーイー / アンノウン・エネミー) / ヴェイガン
突如、地球圏へと襲来してきた謎の敵勢力。その正体は、遥か昔に火星へと入植した人類の末裔。
Xラウンダー
人の脳に存在する未知の領域「X領域」を自在に扱いこなせる人間の事。
天使の落日
A.G.101年にスペースコロニー・エンジェルがUE(ヴェイガン)によって破壊され、多数の死者が出た事件。これが連邦軍とヴェイガンの戦争の発端となった。
マーズバースディ計画
地球連邦政府による火星への移住計画。しかし、死病マーズレイの発生で計画が頓挫し、地球連邦政府は生存者を火星圏に置き去りにしたままこの計画を隠蔽、移民の存在を抹消した。
マーズレイ
火星圏内にて発生する磁気嵐および微粒子による火星特有の疾病。罹患者の生存率は低い。
元はテラフォーミングの一環として行われた土壌改良プロジェクトの結果、火星地表面にナノサイズ以下の、フィルターなどでも除去できない人体に有害な超極小微粒子群が生成され、それが磁気嵐によって宇宙空間やコロニー、衛星にまで舞い上がり居住空間を汚染することが原因で発生していた。
モビルスーツ鍛冶
モビルスーツの整備を担当する技術者の総称。主人公フリットらが出自を持つアスノ家は、モビルスーツ鍛冶の家系である。
マッドーナ工房
ムクレド・マッドーナ夫妻を中心とした宇宙の技術者集団。モビルスーツの生産やカスタマイズ等を生業としている。
宇宙海賊ビシディアン
キオ編以降から登場。地球連邦軍・ヴェイガン両軍の戦力を拮抗させる事を目的としている宇宙海賊
銀の杯条約
前大戦「コロニー国家戦争」後に締結された戦争用に作られた兵器・技術の一切を破棄する平和条約。
更に条約発効後のモビルスーツの規格も厳しく定めている。しかし、ヴェイガンの侵攻に伴い条約は半ば破棄されつつある。
条約が定めた破棄の対象は記録映像や資料も含まれ、その結果当時の大戦の様相を残す資料は絵画や伝承など限られたものだけとなっている。
EXA-DB(エグザ・ディービー)
エドル・イナーシュら有志の科学者によって建造された「銀の杯条約」以前の軍事技術情報が収められたデータバンク。情報の無用な流出を防ぐため警備として巨大無人MS「シド」を番人として配置している。

楽曲編集

オープニングテーマ
「明日へ」(フリット編)
作詞:尾崎雄貴 作曲:尾崎雄貴、岩井郁人 編曲・歌:Galileo Galilei
「sharp ♯」(アセム編)
作詞:蒼山幸子 作曲:沙田瑞紀、蒼山幸子 編曲・歌:ねごと
「REAL」(キオ編)
作詞:シン 作曲:イヴ 編曲:ViViD、宅見将典 歌:ViViD
「AURORA」(三世代編)
作詞:Eir、重永亮介 作曲:重永亮介 編曲:下川佳代、重永亮介 歌:藍井エイル
BX』で採用。
エンディングテーマ
「君の中の英雄」(フリット編)
作詞・作曲・歌:栗林みな実 編曲:飯塚昌明
EDとは思えない曲調が特徴で、実際に「OPとしても使えるような曲」として作曲されている。曲名および歌詞に、英語やカタカナ語が一切使われていない点も特徴。
また、本曲にはバラード調にアレンジされた「君の中の英雄(ballade version)」も存在しており、こちらは本作の三世代編最終話の挿入歌として使用された。
本曲中には、本作の主人公であるフリット・アスノの置かれた境遇や人生を想起させる歌詞が見られ、「フリットおよび『機動戦士ガンダムAGE』という作品全体を象徴する曲」であると言える。
『BX』で採用。また、『BX』第41話のサブタイトルも「君の中の英雄」である。
「My World」(アセム編)
作詞:MOMIKEN 作曲:UZ 編曲・歌:SPYAIR
スペシャルエディションOVA『機動戦士ガンダムAGE MEMORY OF EDEN』前編のEDにも採用されている。
「WHITE justice」(キオ編)
作詞・歌:飛蘭 作曲:上松範康 編曲:藤田淳平
「forget-me-not 〜ワスレナグサ〜」(三世代編)
作詞:川村結花 作曲:三橋隆幸 編曲:Jin Nakamura 歌:Flower
劇中BGM
「ガンダムAGE~100年の物語」
「ガンダムAGE-2~運命の先へ」
「ガンダムAGE-3~覚醒」
『BX』で採用。
「ガンダムAGE-FX」

登場作と扱われ方編集

携帯機シリーズ編集

スーパーロボット大戦BX
初参戦作品。基本的には第3部・キオ編以降が扱われるが、随所で過去の話が触れられる他、漫画版小説版等、他媒体の要素も散りばめられている。
マクロスシリーズと共に舞台設定の主軸の一つとなっており、『機動戦士ガンダムUC』『絶対無敵ライジンオー』『機動戦艦ナデシコ』とのクロスオーバーが多く見られる他、正体不明の敵勢力に対して「U.E.」の呼称が使われる場面も見られている。

各話リスト編集

話数 区分  サブタイトル 登場メカ 備考 再現スパロボ
第1話 第1部・フリット編 救世主ガンダム ガンダムAGE-1ノーマル
ジェノアス、ガフラン
第2話 AGEの力 ディーヴァ、ゼダス
第3話 ゆがむコロニー
第4話 白い狼 ジェノアスカスタム
ファ・ボーゼ
第5話 魔少年
第6話 ファーデーンの光と影 バクト、ジラ、ゼノ
デスペラード
第7話 進化するガンダム ガラ、エルメダ
第8話 決死の共同戦線 ガンダムAGE-1タイタス
Gエグゼス
第9話 秘密のモビルスーツ シャルドール
マッドーナ・ファクトリーシップ
第10話 激戦の日 ガンダムAGE-1スパロー
ザラム艦、エウバ艦
第11話 ミンスリーの再会
第12話 反逆者たちの船出 ダーウィン級
第13話 宇宙要塞アンバット シャルドールM
第14話 悲しみの閃光 ファルシア
第15話 その涙、宇宙に落ちて デファース
第16話 第2部・アセム編 馬小屋のガンダム ジェノアスII
シャルドール改、ドラド
第17話 友情と恋とモビルスーツ ゼダスR
第18話 卒業式の戦闘 Gバウンサー、アデル
第19話 アセムの旅立ち ガンダムAGE-2ノーマル
第20話 赤いモビルスーツ ゼイドラ
第21話 立ちはだかる幻影
第22話 ビッグリング絶対防衛線 クロノス、ゼダスM
第23話 疑惑のコロニー
第24話 Xラウンダー ガンダムAGE-2ダブルバレット
第25話 恐怖のミューセル
第26話 地球 それはエデン アマデウス
第27話 赤い夕陽を見た
第28話 地球圏の動乱 ガンダムAGE-2特務隊仕様
ゼイダルス
第29話 第3部・キオ編 じいちゃんのガンダム ガンダムAGE-3ノーマル
(コアファイター+Gセプター)
クランシェクランシェカスタム
ダナジンレガンナー
ギラーガ、ファ・ゼオス
BX
第30話 戦場になる街 ジェノアスOカスタム   BX
第31話 戦慄 砂漠の亡霊 ガンダムAGE-3フォートレス
(Gホッパー)
ゴメル
BX
第32話 裏切り者 アデルマークII陸戦用
ウロッゾ、ウロッゾR
ファ・ガンタ
第33話 大地に吠える ファ・ザード BX
第34話 宇宙海賊ビシディアン ガンダムAGE-2ダークハウンド
シャルドールローグ
Gエグゼスジャックエッジ
バロノーク
BX
第35話 呪われし秘宝 ガンダムAGE-3オービタル
(Gバイパー)
ザムドラーグ
第36話 奪われるガンダム BX
第37話 ヴェイガンの世界 BX
第38話 逃亡者キオ BX
第39話 新世界の扉 ガンダムレギルス BX
第40話 第4部・三世代編 キオの決意 ガンダムと共に ガンダムAGE-FX
連邦軍新型戦艦
アデルマークII宇宙用
BX
第41話 華麗なフラム フォーンファルシア   BX
第42話 ジラード・スプリガン ガンダムAGE-1グランサ
ティエルヴァ
Gバウンサー・デオス
BX
第43話 壮絶 トリプルガンダム BX
第44話 別れゆく道
第45話 破壊者シド シド BX
第46話 宇宙要塞ラ・グラミス BX
第47話 青い星 散りゆく命 グルドリンジルスベイン BX
第48話 絶望の煌めき ガンダムAGE-1フルグランサ
ギラーガ改
BX
第49話 長き旅の終わり ヴェイガンギア
ヴェイガンギア・シド
BX

余談編集

  • 本作のスペシャルエディションOVA『機動戦士ガンダムAGE MEMORY OF EDEN』にも言える事だが、小説漫画と多くの派生作品において大まかな粗筋こそ共通しているものの、描かれている内容の細部が異なっている事が多く、別作品のような印象も見せている。
    • その意味では、本作はマクロスシリーズと同様の手法を持ち込んだ作品であるとも言える。
    • なお、PSPゲーム『機動戦士ガンダムAGE ユニバースアクセル / コズミックドライブ』で終盤の細部が異なる理由は、レベルファイブのアニメ連動メディアミックスでよくあることとして、放送と並行してゲームを製作し、最終話放送前に先行して発売したためと思われる。
  • 「アセム編」の主人公アセム・アスノおよび「キオ編」の主人公キオ・アスノの髪色は、それぞれのからの遺伝である。
    • そのため、当時の視聴者にはどのヒロイン主人公と結ばれるのか容易に展開の予想が付いた。
  • 本作よりガンダムシリーズの出版物刊行に小学館が参画しており、同社の『月刊コロコロコミック』や『週刊少年サンデー』にて特集記事の掲載やコミカライズが行われた他、本作以降も『ビッグコミックスペリオール』連載の『機動戦士ガンダム サンダーボルト』や『週刊ビッグコミックスピリッツ』連載の『機動戦士ガンダム バンディエラ』、『コミプレ』連載の『機動絶記ガンダムSEQUEL』(全てSRW未参戦)など提携関係は継続している。

脚注編集

  1. 一方、PSP用ゲーム版では「キオ編」と「三世代編」が第3部「キオ編」として一つに纏められており、全3部の構成になっている。
  2. また、PSP用ゲーム版には第1部「フリット編」と第2部「アセム編」との間を繋ぐ「青年フリット編」が存在している。ただし、「青年フリット編」は大人(22歳)へと成長したフリット主人公なので、第1部という扱いである。

商品情報編集

Blu-ray編集

リンク編集

資料リンク編集