「ギルバート・G・P・ギルフォード」の版間の差分
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== パイロットステータス == | == パイロットステータス == |
2024年9月12日 (木) 23:17時点における最新版
ギルバート・G・P・ギルフォードは『コードギアス 反逆のルルーシュ』および『コードギアス 反逆のルルーシュR2』の登場人物。
ギルバート・G・P・ギルフォード | |
---|---|
外国語表記 | Guilford[1] |
登場作品 | |
声優 | 幸野善之 |
デザイン | 木村貴宏 |
初登場SRW | 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇 |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
---|---|
種族 | 地球人(ブリタニア人) |
性別 | 男 |
生年月日 | 皇暦1990年10月19日 |
星座 | 天秤座 |
年齢 | 27歳 |
血液型 | A型 |
所属 | 神聖ブリタニア帝国 |
役職 | コーネリア親衛隊長 |
軍階級 | 専属騎士 |
概要編集
コーネリア・リ・ブリタニアの専任騎士して、親衛隊隊長を務める。将軍であるアンドレアス・ダールトンと共にコーネリアを補佐している。
ナイトメアフレームの操縦者としても非常に優秀で、「帝国の先槍」の異名の持ち主である。
人物 編集
眼鏡をかけ、長髪を後ろに纏め上げたオールバックの風貌が特徴。
貴族か庶民かは不明だが、真面目な性格に理性と知性を兼ね備えた高潔な人物で、ナイトメアフレームの操縦者としても優秀である事から帝国の最高位の騎士達であるナイトオブラウンズからも一目置かれている。部下達からの人望も厚く、コーネリアから指揮権を譲られても誰一人口を挟む者はいない程。コーネリアへの忠誠心も非常に強く、彼女の事を「姫様」と呼び慕っている。また、コーネリアの部下だけあって、敵対するナンバーズに対しては冷酷非情な面を見せる事はあるが、偏見までは持っておらず、イレヴンであるスザクの実績や能力を素直に認めて学校での付き合いを助言する等、誠実さを見せる。
しかし、その生真面目さ故に融通が利かず、また自身が認めるに値しないと見なした者に対しては容赦無く見下した発言を言う嫌味な面もあり、特に「オレンジ」の汚名を着せられてしまった純血派のジェレミア・ゴットバルトに対しては、疑いが晴れて早々に降格宣言と同時に皮肉交じりな侮蔑をしている(結果的に、これが後に自らが破滅しかける遠因となってしまった)等、多くの尊敬を集めるのと同時に、内側の敵を増やしかねない部分もある。
なお、『R2』では、セシル・クルーミーのトンデモ料理の犠牲者の一人となっている。
来歴 編集
無印 編集
クロヴィス・ラ・ブリタニアの死後、エリア11の新たな総督になったコーネリアに同行する形で、ダールトンやグラストンナイツのメンバーと共にエリア11に訪れる。
コーネリアに追従する形で様々な作戦に参加し、黒の騎士団を相手に高い実力を発揮しているが、日本解放戦線に所属していた「奇跡の藤堂」こと藤堂鏡志朗や四聖剣のメンバー相手には流石に苦戦を強いられ、乗機は左腕を失う程の損傷を受けている。
その後、コーネリアに付き従ってフジに出撃していた際、「行政特区日本」の式典会場にてユーフェミア・リ・ブリタニアが日本人大量虐殺の蛮行を実行に移した上に、ダールトンまでも負傷し、更にユーフェミア自身もゼロによって射殺されてしまうという最悪の事態となった結果、急遽撤退。それらを引き金に「ブラックリベリオン」が勃発してしまった際は、まともに指揮を執れない状態に陥っていたコーネリアに代わって、グラストンナイツやブリタニア軍を指揮し奮戦する。途中でコーネリアが撃墜され、ダールトンも戦死する事態となるも、黒の騎士団の最大の要であったゼロの搭乗するガウェインが撤退した結果、形勢は逆転し、最終的に黒の騎士団の鎮圧に成功する。
R2 編集
ブラックリベリオンが終結し、コーネリアが謎の失踪を遂げてしまった後、「矯正エリア」に降格されていたエリア11に留まり、グラストンナイツをまとめていた。そんな中、コーネリアに代わってエリア11の総督を担っていたカラレスが黒の騎士団残党討滅の為に全線で指揮を執っていた事で死亡する事態となり、指揮系統が混乱状態に陥っていた政庁の指揮を担おうとするが、その直後に電波ジャックによるゼロの復活宣言を目の当たりにする。
その後は、ダールトンやユーフェミアの仇でもあるゼロを討とうとするが、前作に比べてゼロ打倒の為には手段を選ばなくなっており、「品の無い手段」である事を理解しつつゼロを誘い出す餌として黒の騎士団主要メンバーの公開処刑を行おうとし、現れたゼロと決闘する事になるが、祖界の構造を利用した策略に嵌まり、主要メンバーも奪還された挙句、グラストンナイツのバートとアルフレッドの二人が死亡してしまうという散々な結果となってしまった。その後はグロースターからヴィンセントに乗り換えて黒の騎士団に挑むも、ナナリー・ヴィ・ブリタニアを巡る太平洋上での戦いでは紅月カレンの紅蓮可翔式に敗北。シズオカ・ゲットーでの行政特区日本の式典会場では、ナナリーのイレヴンとの融和政策を疎ましく思っていたアリシア・ローマイヤから「ゼロを追放しイレヴンが暴動を起こせば、それを一斉粛清する大義名分が出来る」と唆された上で負傷を押す形で出撃するも、またしてもゼロの奇策に嵌められてしまい、百万人近くのイレヴン達が中華連邦に亡命してしまう事態となり、慟哭する。
超合集国誕生後、シュナイゼル・エル・ブリタニアの指示でスザクの監視を行い、彼と密会したゼロの正体であるルルーシュ・ランペルージを捕らえ、散々煮え湯を飲まされたゼロの正体が学生であった事に驚きを隠せなかったが、彼がコーネリアの異母兄弟である事まではシュナイゼルから聞かされなかった模様。しかし、実は事前にルルーシュと結託したジェレミアによってコーネリアを餌に呼び出されるという、以前黒の騎士団の主要メンバー達を利用した時の意趣返しの罠に掛けられた上に、ギアスを掛けられてしまっており、ルルーシュの仕草を見た事で彼をコーネリアと誤認。味方を殺害してしまった上に、ルルーシュの身柄を確保して逃走するという裏切りに出てしまう(結果的にこの事態が、シュナイゼルにルルーシュのギアス能力を確信させるに至った)。その後も、ルルーシュをコーネリアと誤認したまま祖国に敵対意志を向けたまま行動してしまうが、第二次トウキョウ決戦でフレイヤの爆発に巻きこまれ、生死不明となってしまう。
しかし、奇跡的に生存し、フジの上空を舞台とした決戦の時期にてシュナイゼルにより負傷させられたコーネリアの病室に現れ、泣き崩れている。その時は失明ないし光過敏になっていたのか、サングラスをかけている。ゼロレクイエム終盤の際、銃を構えていたのでそれなりには戦う事は出来る模様。
『復活のルルーシュ』ではパイロットとして復帰しているが、視力に関しては完全に回復してはいない模様。
登場作品と役柄編集
Zシリーズ編集
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 初登場作品。担当声優の幸野善之氏は本作がスパロボ初出演となる。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- R2仕様が中東/クメンルートでしか戦えない、スザク以外のラウンズが「百万のキセキ」から参戦してるため、結果的には本作最弱のギアスR2ボスキャラに……。
- 最後の出番は原作通りにゼロレクイエムの目撃者となるが、ゼロレクイエムが発生しない騎士団ルートではほぼ出番なし。シナリオの展開上のためか原作終盤でのサングラス姿はない。
単独作品編集
- スーパーロボット大戦X-Ω
- シナリオNPC。
- スーパーロボット大戦DD
- 序章ワールド3から登場するエネミーユニット。グロースターに搭乗。原作でのルルーシュのギアスによる裏切りは、ミスリルとボルフォッグの救助に変わったため、第二次トウキョウ決戦時はナナリーの傍にいることになり、原作とは違う場所でフレイアに巻き込まれることになる。
- 2章Part11からは『R2』仕様でヴィンセントに搭乗。
パイロットステータス編集
精神コマンド編集
特殊スキル編集
エースボーナス編集
人間関係編集
- コーネリア・リ・ブリタニア
- 騎士として仕える主君。彼女とKMFで模擬戦をすると何とか3本に1本は勝てるとのこと(小説版より)。ブラックリベリオンの後、総督の地位を辞して消息を絶った彼女の身を案じ続けた。
- 小説版によると、ギルフォードは正規の手順で選ばれた騎士ではなく、インドシナ戦線で彼女から模擬戦を挑まれ、その場で「私の騎士になれ」と勧誘を受けたらしい。ちなみに当初は「高貴な方は面白い冗談を言う」と思ったらしく、後に本気だと知って驚いたとの事。
- ユーフェミア・リ・ブリタニア
- コーネリアの妹であるため、彼女にも敬意を抱いて接している。彼女の死を知った際には沈痛な表情を見せた。
- アンドレアス・ダールトン
- 共に主君コーネリアを支える間柄。年長者である彼から忠告を受けたり、コーネリア・ユーフェミア姉妹への気遣いを教えられることもある。
- グラストンナイツ
- ダールトンの養子たち。ダールトン亡き後はギルフォードが彼らを束ねている。
- 枢木スザク
- 同じ姉妹姫の専任騎士の後輩として気遣う。しかし、後に彼がゼロの正体を知っていただけでなく、自身やシュナイゼルに隠し続けていた事には流石に憤りを覚えていた模様。
- ジェレミア・ゴットバルト
- 人格者であるギルフォードでも、元から彼に対しては嫌悪感を抱いていた節があり、スザクの事件後は「オレンジ君」と侮辱し、降格後の役職を伝えた。R2では彼に罠をかけられ、かつての彼と似た境遇に貶められてしまう(もっともジェレミアよりはマシだが)。
- 藤堂鏡志朗
- 彼とは何度も対峙。ギルフォードは名指しするほどの相手だが、他にもラウンズを始めとする多くの強敵と交戦している藤堂にとっては特に意識しない相手となっている。R2前期オープニングで斬月に搭乗している彼と対決しているシーンがあるが、本編では実現されておらず、再世篇でようやく再現された。
- ルルーシュ・ランペルージ
- 主君コーネリアの異母弟でナナリーの実の兄。R2ではゼロの正体である彼が学生であることに驚愕するが、既にギアスをかけられており、ブリタニア軍に捕らえられた彼をコーネリアと思い込まされて救出した為、結果的にブリタニア軍を裏切る形になってしまう。その後、フレイヤの混乱の中で辛うじて生還して本物のコーネリアと再会。その頃にはルルーシュは皇帝として即位していた為、描写こそ無いが、ルルーシュの本当の素性を知って、計り知れないショックを受けた事は間違い無い。
- ナナリー・ランペルージ
- 主君コーネリアの異母妹。R2では彼女がエリア11の総督になったため、仕えることになる。しかし、彼女が自身に散々煮え湯を飲ませたゼロ(ルルーシュ)の実の妹であるとは、知る由も無かった。
- アリシア・ローマイヤ
- シズオカ・ゲットーで行う行政特区日本の式典会場に負傷を押して出撃した際、ナナリーのイレヴンとの融和政策を忌々しく思っていた彼女からは、「ゼロを追放すれば、暴動を起こしたイレヴン達を一斉粛清出来る大義名分が生まれる」と唆されていた模様。しかし、ラウンズであるスザクの意向によって、実現する事は無かった。
- ロイド・アスプルンド
- 彼の常にマイペースな生き方には呆れている(感心している?)ような態度を見せたことがある。
- カラレス
- 『R2』の序盤では客将を務め、彼の死後は一時的に指揮を執った。
- セシル・クルーミー
- 『R2』で彼女の料理を食わされて、散々な目に逢っている。
他作品との人間関係編集
- パトリック・コーラサワー
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇では敬愛する女性がいるという共通点から彼と意気投合する。ギルフォードの先輩格にあたるダールトンはグラハム・エーカーと意気投合していたので見事に対称になっている。
名台詞編集
- 「さっさと降伏すれば良かったものを」
- 5話での初登場時の台詞。中東某国のナイトメアを模した大型機動兵器「バミデス」との戦闘に入る直前、苦々しい表情と共に洩らしている。
- コーネリアの元でナンバーズに対する迫害を全く辞さないが、彼自身は敵でもあまり犠牲が出る事を好まないことが窺える。
- 「君には2つ選択肢がある。一パイロットとしてやり直すか、オレンジ畑を耕すかだ」
- ジェレミアに降格を告げた際に同時に通告した。当然ここでの「オレンジ畑を耕す」はクビの隠語。このあたりからオレンジはジェレミアにとって切っても切り離せない言葉になったということを実感させられる。
そして、R2ラストにおいてジェレミアが本当にオレンジ畑を耕していたことを考えると皮肉としか言いようがないだろう。 - 「我が正義は、姫様のもとに!」
- 「R2」4話より。ゼロに正義で倒せない悪がいるときどうするか、悪に手を染めてでも悪を倒すか、正義を貫き悪に屈するを良しとするかと問われて。
- 「ユーフェミア様の悲願だった特区日本だ。」
- 「R2」8話。ナナリーが再開した行政特区日本の式典警備とゼロ捕縛のために重傷の身体を押して、出撃する。
- ギルフォードもユーフェミアの無実を信じ、コーネリアに代わって行政特区日本を成功させようとしたが、結果的にそれは百万人近くのイレヴン達が中華連邦へと亡命させる為の策として利用されてしまう事になり、ラウンズであるスザクの意向によって不穏分子として始末する事も出来ずに終わった。ただし、ローマイヤに唆されるまま実行に移せば、かつてのユーフェミアによる日本人虐殺の二の舞にしかならない(しかも、今度は「ルルーシュのギアスによる操作」ではなく完全な自発的行為)為、結果的に事無きを得たとも言えなくもない。
- 「後で電話くらいしてあげても良いだろう?今という時間がいつまでも続くとは限らない。」
- 「社会的立場は変わったが、君は元々ユーフェミア様の騎士だ。コーネリア様の騎士である私からの先輩としての助言のつもりだったのだが。」
- 「R2」12話。ミレイの卒業イベント当日だが、総督補佐のスザクは会議優先であったために登校しなかった。それに対して、友人関係を大事にするようにという助言。
- 恐らく、ユーフェミアも学生であったこともあるしスザクを学校に通うように計らったのも彼女だからギルフォードなりに思うところがあったのだろう。もっとも、ジノと一緒に登校したアーニャが起こした騒動が原因で出撃したことで結果としてスザクはイベント終了時に卒業の祝辞を送ることが出来た。
- 「何だ? 閲兵式の件なら」
- ジェレミア「ギルフォード卿」
- 「オ、オレンジ…君…?」
- 16話にて超合集国のエリア11侵攻が予想されるため、士気の高めるための閲兵式へ向かう途中に、突如ジェレミアから掛かってきた通信に対して。
- 余程動揺してしまったのか、ジェレミアをオレンジ呼ばわりしてしまっている。事実17話の冒頭でジェレミアに指定された場所へ一人で出向いた際には流石に「ジェレミア君」と発言しているが、ルルーシュが話しかけると「誰だ。オレンジではないなッ!」と発言しており、現在でも内心で見下している事が窺える。そして、そのままルルーシュに「ルルーシュが特定の仕草をした際に、ルルーシュをコーネリアと認識しろ」というギアスを掛けられてしまうのであった。
- 「まさかゼロの正体が学生だったとはな…」
- シュナイゼルによって捕らえられたルルーシュを護送車に押し込めた際の言葉。散々煮え湯を飲まされてきた相手の正体が同国人の高校生であったことは尚更屈辱に感じただろう。しかし……
- 「お前たちこそ、主君を捕らえるとは乱心したか!!」
- R2でギアスにかかったためブリタニアに捕らえられたルルーシュをコーネリアと認識して身柄を確保して離脱した際、部下に向かって言った言葉。このときのギルフォードにとっては必然の行動であったが、ギアスのことを知らない者には当然の事ながらギルフォードのほうが乱心したと思われてしまい、東京租界決戦前にはブリタニア軍ナイトメア部隊からは「ヴィンセントも撃墜して構わんッ!」と言われている。かつて軽蔑した態度を向けたジェレミアと似たような境遇に陥ってしまった。(蔑称をつけられていないだけまだ良いが、ゼロを逃がしたジェレミアとは違いギルフォードはトウキョウ決戦で多数のブリタニア軍機を撃墜するという仲間殺しをしてしまっている。しかし、フレイヤによる大被害や彼自身が行方不明になったこと、シュナイゼル達がルルーシュのギアスを既に知っていたため、最終的に咎められることはなかったと思われる)。