「ベルリ・ゼナム」の版間の差分

 
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その恵まれた才能と環境から周囲の妬みを受ける事も多いが、あまり気にせず常に余裕を持ち、笑顔を絶やさない陽気かつ楽天家な[[性格]]を持つ。
 
その恵まれた才能と環境から周囲の妬みを受ける事も多いが、あまり気にせず常に余裕を持ち、笑顔を絶やさない陽気かつ楽天家な[[性格]]を持つ。
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しかしそれが本質ではあるものの、周囲に弱みを見せないためのポーズとしての一面もあり、意外と内に溜め込むタイプでもある。(この点は劇場版でより強調された)
  
 
キャピタル・タワーでの教練中、襲撃してきた海賊部隊と戦い、[[G-セルフ]]を鹵獲する。その際、G-セルフに乗っていた[[アイーダ・スルガン]]に一目惚れするが、襲撃を続ける海賊部隊との戦いで彼女の思い人であったカーヒルを殺害してしまい、その負い目などからアイーダと[[ノレド・ナグ|ノレド]]、[[ラライヤ・マンディ|ラライヤ]]を伴いG-セルフを奪って海賊部隊へ身を寄せる。追撃のためタブーを破って新型[[MS]]を投入するキャピタル・アーミィの姿勢に疑問を抱き、世話になった教官デレンセンを手にかけるといった悲劇に見舞われ、戦争の現実を知っていった。
 
キャピタル・タワーでの教練中、襲撃してきた海賊部隊と戦い、[[G-セルフ]]を鹵獲する。その際、G-セルフに乗っていた[[アイーダ・スルガン]]に一目惚れするが、襲撃を続ける海賊部隊との戦いで彼女の思い人であったカーヒルを殺害してしまい、その負い目などからアイーダと[[ノレド・ナグ|ノレド]]、[[ラライヤ・マンディ|ラライヤ]]を伴いG-セルフを奪って海賊部隊へ身を寄せる。追撃のためタブーを破って新型[[MS]]を投入するキャピタル・アーミィの姿勢に疑問を抱き、世話になった教官デレンセンを手にかけるといった悲劇に見舞われ、戦争の現実を知っていった。
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;[[ノレド・ナグ]]
 
;[[ノレド・ナグ]]
 
:幼馴染であり、ベルリに好意を寄せている。
 
:幼馴染であり、ベルリに好意を寄せている。
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:TV版では最終的にクレッセント・シップに置き去りにしてしまうが、劇場版では追いかけてきたノレドと砂漠で合流した様子が描かれている。
 
;ノベル
 
;ノベル
 
:ハロビーという小型ロボ。ベルリやノレドの側に付き添う。
 
:ハロビーという小型ロボ。ベルリやノレドの側に付き添う。
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:同話より。デレンセンの乗る新型と交戦し、撃墜直前に接触回線で交戦相手がデレンセンであると知った後の嘆き。「もしこうなら自分はデレンセンを殺さずに済んだ」という後悔を叫ぶベルリだが、いくら叫んでも「教官」は戻ってこない。
 
:同話より。デレンセンの乗る新型と交戦し、撃墜直前に接触回線で交戦相手がデレンセンであると知った後の嘆き。「もしこうなら自分はデレンセンを殺さずに済んだ」という後悔を叫ぶベルリだが、いくら叫んでも「教官」は戻ってこない。
 
;「あれは…聞き間違いだ、絶対に…!」<br/>「う、嘘だよ……デレンセン教官だったなんて……嘘だ…っ!」
 
;「あれは…聞き間違いだ、絶対に…!」<br/>「う、嘘だよ……デレンセン教官だったなんて……嘘だ…っ!」
:同話より。帰還後にベッドの上で嗚咽を漏らしながら。さすがのベルリも当面は引きずる……かと思いきや、次の回であっさりと元通りになっていた。この一面やハッキリ言い過ぎてしまう性分がネットでサイコパス呼ばわりされてしまう原因になる。一応、その後の回では状況次第で不殺を試みるようにはなったが。
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:同話より。帰還後にベッドの上で嗚咽を漏らしながら。さすがのベルリも当面は引きずる……かと思いきや、次の回であっさりと元通りになっていた。この一面やハッキリ言い過ぎてしまう性分がネットでサイコパス呼ばわりされてしまう原因になる。ただ、実際には視聴者相手にすら表に出さないようにしていただけのようであり、後の劇場版ではケルベスとのやり取りも含めてこの件に関する感情が掘り下げられている。また、その後の回では状況次第で不殺を試みるようになった。
 
;「邪魔をしてぇー!」
 
;「邪魔をしてぇー!」
 
:第7話。誤ってG-アルケインをG-セルフに対して激突させたアイーダに対する苦言。ベルリらしからぬ黒い言い方だが、当のアイーダも「慣れました」と言ってからのこのミスなので悪態をつきたくなるのも無理はない。
 
:第7話。誤ってG-アルケインをG-セルフに対して激突させたアイーダに対する苦言。ベルリらしからぬ黒い言い方だが、当のアイーダも「慣れました」と言ってからのこのミスなので悪態をつきたくなるのも無理はない。
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;「恋を知ったんだ!誰が死ぬもんか!」
 
;「恋を知ったんだ!誰が死ぬもんか!」
 
:同話より。アイーダを救うべく出撃した際の台詞であり、ベルリが彼女への気持ちを自覚した場面。だが彼の思いが芽生えることは叶わないのだった。なお、ハッパに「惚れたのか?」と聞かれて否定した直後のシーンである。
 
:同話より。アイーダを救うべく出撃した際の台詞であり、ベルリが彼女への気持ちを自覚した場面。だが彼の思いが芽生えることは叶わないのだった。なお、ハッパに「惚れたのか?」と聞かれて否定した直後のシーンである。
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;「ラライヤが話をしている?」<br/>「へぇ、そうか。良かったね、ラライヤ!」
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:第14話。後半パートの台詞であり、'''同話の前半パートで回復したラライヤと普通に会話するシーンが既に存在した'''ため「演出ミスか?」と視聴者間で話題を呼んだ。『AnimeJapan2015』の「富野総監督とキャラクターに聞く67のQ&A」によると回復したのか様子をこまめに確認している状態だったため、「ああ、本当に安心して良いんだな」と念押しするような状態だったらしい。スタッフの演出の趣旨がよく伝わらなかったのが真相のようだ。
 
;「アイーダさんが姉さんだなんて言われたらこいい加減おかしくなるだろ!?」<br>「何が…レイハントンだ…!!」
 
;「アイーダさんが姉さんだなんて言われたらこいい加減おかしくなるだろ!?」<br>「何が…レイハントンだ…!!」
 
:第16話。自分の出自を知った際の戦闘後、メガファウナのパイロット控室にての悪態。ベルリにとっては自分が月の生まれだという事よりも'''恋したアイーダが実の姉であった'''と言う事実の方がショックでたまらなく、受け止めることができずに荒れてしまう。
 
:第16話。自分の出自を知った際の戦闘後、メガファウナのパイロット控室にての悪態。ベルリにとっては自分が月の生まれだという事よりも'''恋したアイーダが実の姉であった'''と言う事実の方がショックでたまらなく、受け止めることができずに荒れてしまう。
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;「どこ行ってたの?とか、どこいくの?ぐらい言ってほしかったな…」
 
;「どこ行ってたの?とか、どこいくの?ぐらい言ってほしかったな…」
 
:第22話。久方ぶりにウィルミットと再会後、間髪入れずに出撃するハメになった際のぼやき。これまで無理をしてきた分年相応の少年らしい母親への恋しさが出た台詞。だがノレド達が親と会えていないことを察してすぐに口を閉じた。
 
:第22話。久方ぶりにウィルミットと再会後、間髪入れずに出撃するハメになった際のぼやき。これまで無理をしてきた分年相応の少年らしい母親への恋しさが出た台詞。だがノレド達が親と会えていないことを察してすぐに口を閉じた。
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;「戦争は無駄死にを呼ぶから、ノレドとラライヤはそこから動くな!」<br>「僕はG-セルフの義務を果たす!」
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:第23話。戦いの光に誘われて無謀にもガイトラッシュに向かってしまったテン・ポリスの隊員を追いかける際の台詞。G-セルフという高性能機を預かった自分は人並み以上の活躍をしなければならないという自責の念が伺える。
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;「高トルクパンチはァ!」<br>「全方位レーザー!」<br>「アサルトモード…使います…!」
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:同話より。パーフェクトパックの性能をフルで活かしガイトラッシュを圧倒する。トドメの一撃を放つ時、ロックパイの思念を感じたためなのか、ベルリは苦い顔をする。
 
;「…なんだ…今の寒気は…!!!」
 
;「…なんだ…今の寒気は…!!!」
:第23話。パーフェクトパックの性能をフルで活かしロックパイ機を撃墜した際の震え。ロックパイの死を直感で感じ取り、彼のニュータイプ能力が覚醒した。
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:同話より。ロックパイ機を撃墜した際の震え。ロックパイの死を直感で感じ取り、彼のニュータイプ能力が覚醒した。
 
;「姉さん!…泣くのは、後にしましょう」
 
;「姉さん!…泣くのは、後にしましょう」
 
:第24話。アメリア軍とジット団の混戦の中戦死したグシオンに慟哭するアイーダを慰める際の台詞。前半ではベルリがアイーダに導かれる時が多かったが今回ばかりは立場が逆になっている。
 
:第24話。アメリア軍とジット団の混戦の中戦死したグシオンに慟哭するアイーダを慰める際の台詞。前半ではベルリがアイーダに導かれる時が多かったが今回ばかりは立場が逆になっている。
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;「そうか!後ろが太平洋で…前が日本海!それなら…こうだーっ!」<br>「僕はこれで…世界一周するぞーっ!!!」
 
;「そうか!後ろが太平洋で…前が日本海!それなら…こうだーっ!」<br>「僕はこれで…世界一周するぞーっ!!!」
 
:同話より。終戦後に地球の日本に降り、自らの足で世界一周をすることを決めたベルリの決意表明。キャピタル・ガード、宇宙海賊、トワ・サンガ。全てのしがらみから解放された彼は己の目で世界を見る。この言葉と共に「Gのレコンギスタ」は終わりを迎え、同時に彼の「レコンギスタ」が始まったのだった。
 
:同話より。終戦後に地球の日本に降り、自らの足で世界一周をすることを決めたベルリの決意表明。キャピタル・ガード、宇宙海賊、トワ・サンガ。全てのしがらみから解放された彼は己の目で世界を見る。この言葉と共に「Gのレコンギスタ」は終わりを迎え、同時に彼の「レコンギスタ」が始まったのだった。
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:劇場版ではアイーダとケルベスがいつの間にか交際していたことに気づかなかったことも旅の切っ掛けとして描かれている。加えてエンディング後に砂漠でノレドと合流したシーンが追加されている。
  
 
=== 次回予告 ===
 
=== 次回予告 ===

2024年6月30日 (日) 20:42時点における最新版

ベルリ・ゼナムは『ガンダム Gのレコンギスタ』の主人公

ベルリ・ゼナム
外国語表記 Bellri Zenam
登場作品

ガンダムシリーズ

声優 石井マーク
デザイン 吉田健一
初登場SRW スーパーロボット大戦X
SRWでの分類 パイロット
テンプレートを表示
プロフィール
旧名 ベルリ・レイハントン[1]
愛称 ベル
種族 地球人
性別
所属 キャピタル・ガード海賊部隊
役職 パイロット候補生
好きな食べ物 バナナとシナモンのビスケット
カツ丼
テンプレートを表示

概要編集

キャピタル・タワーの防衛部隊であるキャピタル・ガード養成学校に通うパイロット候補生の少年。キャピタル・タワー運行長官であるウィルミット・ゼナムを母に持ち、2年飛び級するなどパイロットとしても天才的な腕前を持つエリート。

その恵まれた才能と環境から周囲の妬みを受ける事も多いが、あまり気にせず常に余裕を持ち、笑顔を絶やさない陽気かつ楽天家な性格を持つ。

しかしそれが本質ではあるものの、周囲に弱みを見せないためのポーズとしての一面もあり、意外と内に溜め込むタイプでもある。(この点は劇場版でより強調された)

キャピタル・タワーでの教練中、襲撃してきた海賊部隊と戦い、G-セルフを鹵獲する。その際、G-セルフに乗っていたアイーダ・スルガンに一目惚れするが、襲撃を続ける海賊部隊との戦いで彼女の思い人であったカーヒルを殺害してしまい、その負い目などからアイーダとノレドラライヤを伴いG-セルフを奪って海賊部隊へ身を寄せる。追撃のためタブーを破って新型MSを投入するキャピタル・アーミィの姿勢に疑問を抱き、世話になった教官デレンセンを手にかけるといった悲劇に見舞われ、戦争の現実を知っていった。

宇宙に上がってトワサンガ最大のコロニー「シラノ-5」において実は自分はトワサンガの名家レイハントン家の生まれである事とアイーダが実の姉である事を知る。この事実に一時混乱する事もあったが、事実を受け入れた事で成長していき、アイーダの支えになるべく決意を新たにした。

レイハントン家が設立したヘルメス財団の本拠地「ビーナス・グロゥブ」において地球へのレコンギスタを画策していたジット団と敵対し、その野望を止めるための中核戦力として戦い抜いた。

戦後は自身の目で世界を見て回るため、シャンクに乗って世界一周の旅に出た。

登場作品編集

VXT三部作編集

スーパーロボット大戦X
初登場作品。声優の石井マーク氏は本作でスパロボ初出演となる。TVアニメ内では「ベル」の愛称で呼ばれることも多いが、ゲーム画面中での愛称表記は「ベルリ」となっている。同世代の仲間との交流により、前向きな年頃の少年らしさがより強調されている。作中では複数のモビルスーツに搭乗しているが、バナージ・リンクスフル・フロンタル同様G-セルフ以外の機体には乗り換えできない(中断メッセージではこの事に関してマニィが愚痴っているのが確認できる)。
なお、初期の大気圏用パックでは主に格闘がメインとなるが、それ以降は射撃がメインとなる。育成の際は注意したい。

パイロットステータス編集

精神コマンド編集

X
根性直感幸運てかげん決意
最終機体であるパーフェクトパックとの相性が鬼のように良いことが特徴。
「幸運」「てかげん」「決意」「魂」と、マップ兵器向けの精神がこれでもかと詰め込まれており、決意を起点とした無限行動によるフォトン・トルピード連射で1ターンで戦場を更地にするという、原作で本人が恐れた使い方そのものを行使することも可能なのはなんの皮肉だろうか(流石にエネルギー再充填までは再現されていないので、適宜補給などのサポートは必要だが)。
一方で「集中」や「不屈」を覚えてくれず命中関連も「直感」しかない為、話が進めば進む程この欠点=防御系精神の弱さが大きく響いてくる。「先制攻撃」で発動する「不屈」や、ガードとフォトン装甲の相乗効果を狙うなどの対策が必要だろう。

特殊スキル編集

X
ニュータイプL9、ラッキースター底力L3、サイズ差補正無視L2
ニュータイプは第34話まで「???????」表記。「R.C.」世界では既にニュータイプは遠い昔の伝承扱いであり、ベルリが直接ニュータイプと断言されたことはない。あくまでもサブタイトル「ニュータイプの音」や死を感じ取るようなシーン演出などで間接的に描写されているのみである。ただ、外伝作品でマスクが駆るG-フェネクスがデストロイモードを発動させているので、ニュータイプであることはほぼ確定している。
ニュータイプレベルの上がり方はだいぶ遅く、解禁時点では概ねL3、最終話時点でL7(Lv51)、ベルリに優先的に経験値を集中させてL8(Lv66)といったところ。L9まで上げるにはLv83を必要とするため、通常のプレイの範囲で見る事は難しい。
リアル系主人公にしては珍しく集中を習得しないため、底力を強化することで敢えて一発被弾してから底力で避けるという工夫も凝らしたい。機体側が膨大なエネルギーを誇るため、Eセーブの優先度は低いかもしれない。

エースボーナス編集

ターン開始時のSP回復+5、気力+3
X』で採用。
SP回復戦意高揚の効果を併せ持つ。

人間関係編集

ウィルミット・ゼナム
キャピタル・タワーの運行長官で、ベルリの母親。血の繋がりはないが、良好な関係を築いている。
アイーダ・スルガン
初恋の相手。G-セルフに乗った彼女を捕獲したことが切っ掛けで一目惚れするが、後に彼女が実の姉であることを知る。
ラライヤ・マンディ
G-セルフに乗ってベルリ達の前に現れた少女。
ノレド・ナグ
幼馴染であり、ベルリに好意を寄せている。
TV版では最終的にクレッセント・シップに置き去りにしてしまうが、劇場版では追いかけてきたノレドと砂漠で合流した様子が描かれている。
ノベル
ハロビーという小型ロボ。ベルリやノレドの側に付き添う。
ルイン・リー / マスク
ベルリの同期生(ベルリが飛び級のため年齢は2歳年上)のパイロット候補生。ベルリは先輩として慕っていた…のだが、彼がマスクとしての姿になってからは極度に敵視され、しまいには「将来独裁者になりえる血筋」として殺意を向けられていた。
マニィ・アンバサダ
知り合い。
クリム・ニック
自惚れの強い性格であるが、ベルリに対しては彼の気さくな性格もあってその能力を認めて好意的に接している。
クンパ・ルシータ
キャピタル・ガードの大佐。彼なりに思うところがあり、ベルリとアイーダを気に掛ける。
デレンセン・サマター
ベルリの教官。
ケルベス・ヨー
ベルリの教官。教官というよりは兄貴分といった感じでベルリに接する。
ドニエル・トス
海賊部隊指揮官。ベルリやG-セルフを自分の艦に乗せる。
ハッパ
海賊部隊の一員。ベルリのG-セルフを調整・整備する。
ロルッカ・ビスケスミラジ・バルバロス
自身とアイーダの素性を教えられる。
農家のお父さん
最終話のエピローグでベルリが日本を訪れた際に、富士山への道案内をする。

他作品との人間関係編集

ガンダムシリーズ編集

宇宙世紀ガンダムシリーズ編集

シャア・アズナブル
遥か過去に存在した伝説の人物。
X』では初対面で彼にその素質を見込まれており、ニュータイプとして覚醒した後は自身が望んだ人類の革新者という最大の賛辞を受けた。ベルリ自身も「生い立ち・才能に恵まれ、その責任を自覚している」という点で彼とは通じるものがあるようで、彼の言い分を理解した上で人類の未来について正面から議論した。

リアル系編集

渡瀬青葉
『X』では同年代ということもあり早々と打ち解けた。悩めるときは互いに支え合う良き友人同士となる。彼の訓練に付き合うが「ベルリの指示はぶっ飛び過ぎてて、よく理解できねえ」と言われてしまう。

スーパー系編集

兜甲児
『X』では、エクスクロスのメンバーがそれぞれの世界に帰還する際に、スザクと共に富士山へ登る事を勧める。原作のラストシーンを意識したものだろう。
シモン
『X』では山賊相手に一人で立ち向かう彼に心を打たれて、尊敬の意を抱く。

名(迷)台詞編集

この作品そのものが全体に言えることだが、とにかく富野節が多い。

「やめなさいよ!」
富野節でよく多用される言い回し。ベルリもよく多用する。
「ありあとあす!」
「ありあとしたー!」
ベルリがお礼を言うときに多用する感謝。軽い。
「スコード!」
スコード教徒の感嘆詞(ムーンレィスにとっての「ユニバース!」のようなもの)。
「わかりきった事…」
第1話。教官の問題に対する最初の返答。「そんなもんわざわざ言うまでもなくわかるだろ」と言わんばかりの返答でありベルリの優等生気質が聞いて取れる。当然教官からは「喋れ!」と一喝され、しぶしぶ回答するのだった。
「仲間を殴り殺すのかぁー!?」
第2話。G-セルフを駆り初戦闘をした際、アイーダがコックピットのハッチにむき出しになっているにも関わらずカーヒルが攻撃を仕掛けてきた際の反論。その後バイオフィールドのような何かがG-セルフから発生し、反射的に放ったビームライフルがカーヒル機を撃墜してしまう。実に富野節全開な台詞である。
「な、なんじゃとて!? これがリフレクターの威力なら!」
第6話。リフレクターパックのリフレクターがビームを吸収する光景に驚嘆しながら。独特すぎる富野節に多くの視聴者が困惑した。
「…そんな新型を出してくるからでしょ… そんなもので変形したりするからでしょ…! 教官殿がそんな小手先のことをやるから!!」
同話より。デレンセンの乗る新型と交戦し、撃墜直前に接触回線で交戦相手がデレンセンであると知った後の嘆き。「もしこうなら自分はデレンセンを殺さずに済んだ」という後悔を叫ぶベルリだが、いくら叫んでも「教官」は戻ってこない。
「あれは…聞き間違いだ、絶対に…!」
「う、嘘だよ……デレンセン教官だったなんて……嘘だ…っ!」
同話より。帰還後にベッドの上で嗚咽を漏らしながら。さすがのベルリも当面は引きずる……かと思いきや、次の回であっさりと元通りになっていた。この一面やハッキリ言い過ぎてしまう性分がネットでサイコパス呼ばわりされてしまう原因になる。ただ、実際には視聴者相手にすら表に出さないようにしていただけのようであり、後の劇場版ではケルベスとのやり取りも含めてこの件に関する感情が掘り下げられている。また、その後の回では状況次第で不殺を試みるようになった。
「邪魔をしてぇー!」
第7話。誤ってG-アルケインをG-セルフに対して激突させたアイーダに対する苦言。ベルリらしからぬ黒い言い方だが、当のアイーダも「慣れました」と言ってからのこのミスなので悪態をつきたくなるのも無理はない。
「人を見ちゃったら撃てないでしょー!あぁっ!?」
「駄目でしょー!」
第9話。脱出したマスクを目撃して攻撃を躊躇した際の台詞。直後に味方機に飛び移ろうとして風に煽られたマスクをビームライフルの先端で丁寧に押し返した。生身の兵士に撃つのを躊躇するキャラはこれまでにもいたが、脱出を助けるというのは珍しい。
(アイーダさんって…謝れる人だったんだ…)
第10話。アイーダがケルベスに謝罪をした際のモノローグ。いくらなんでも失礼にも程がある。
「あれは…アイーダさんの足!」
同話より。メガファウナのデッキから攻撃されたG-アルケインが見えた際の台詞。誤解を招く言い方をするな。
ハッパ「焦って飛び出して死ぬなよ!」
「恋を知ったんだ!誰が死ぬもんか!」
同話より。アイーダを救うべく出撃した際の台詞であり、ベルリが彼女への気持ちを自覚した場面。だが彼の思いが芽生えることは叶わないのだった。なお、ハッパに「惚れたのか?」と聞かれて否定した直後のシーンである。
「ラライヤが話をしている?」
「へぇ、そうか。良かったね、ラライヤ!」
第14話。後半パートの台詞であり、同話の前半パートで回復したラライヤと普通に会話するシーンが既に存在したため「演出ミスか?」と視聴者間で話題を呼んだ。『AnimeJapan2015』の「富野総監督とキャラクターに聞く67のQ&A」によると回復したのか様子をこまめに確認している状態だったため、「ああ、本当に安心して良いんだな」と念押しするような状態だったらしい。スタッフの演出の趣旨がよく伝わらなかったのが真相のようだ。
「アイーダさんが姉さんだなんて言われたらこいい加減おかしくなるだろ!?」
「何が…レイハントンだ…!!」
第16話。自分の出自を知った際の戦闘後、メガファウナのパイロット控室にての悪態。ベルリにとっては自分が月の生まれだという事よりも恋したアイーダが実の姉であったと言う事実の方がショックでたまらなく、受け止めることができずに荒れてしまう。
「そんな大人の理屈はいいんです!僕はこの戦争を終わらせるためには…姉さんのような人にはヘルメス財団の偉い人に会わせたいし…」
「ヴィーナスリングとか…オーシャンリングとかいうのを見てもらって!」
「宇宙にある海の夢と言ったものを見つけ出してほしいんです!」
第19話。これまでの経験と時間はベルリを精神的に成長させたと感じさせる台詞。己の恋心と現実との葛藤を乗り越えたベルリはアイーダを姉と認め、戦争の終結と彼女の幸せを強く願うようになった。
「どこ行ってたの?とか、どこいくの?ぐらい言ってほしかったな…」
第22話。久方ぶりにウィルミットと再会後、間髪入れずに出撃するハメになった際のぼやき。これまで無理をしてきた分年相応の少年らしい母親への恋しさが出た台詞。だがノレド達が親と会えていないことを察してすぐに口を閉じた。
「戦争は無駄死にを呼ぶから、ノレドとラライヤはそこから動くな!」
「僕はG-セルフの義務を果たす!」
第23話。戦いの光に誘われて無謀にもガイトラッシュに向かってしまったテン・ポリスの隊員を追いかける際の台詞。G-セルフという高性能機を預かった自分は人並み以上の活躍をしなければならないという自責の念が伺える。
「高トルクパンチはァ!」
「全方位レーザー!」
「アサルトモード…使います…!」
同話より。パーフェクトパックの性能をフルで活かしガイトラッシュを圧倒する。トドメの一撃を放つ時、ロックパイの思念を感じたためなのか、ベルリは苦い顔をする。
「…なんだ…今の寒気は…!!!」
同話より。ロックパイ機を撃墜した際の震え。ロックパイの死を直感で感じ取り、彼のニュータイプ能力が覚醒した。
「姉さん!…泣くのは、後にしましょう」
第24話。アメリア軍とジット団の混戦の中戦死したグシオンに慟哭するアイーダを慰める際の台詞。前半ではベルリがアイーダに導かれる時が多かったが今回ばかりは立場が逆になっている。
「レイハントンッ!!」
最終話。マスクとの闘いで大破したG-セルフから脱出するときのセリフ。「スコード!」から「レイハントン!」に変わったことで自分が何者か受け止めたベルリの成長が感じられる非常に秀逸なセリフである。
「そうか!後ろが太平洋で…前が日本海!それなら…こうだーっ!」
「僕はこれで…世界一周するぞーっ!!!」
同話より。終戦後に地球の日本に降り、自らの足で世界一周をすることを決めたベルリの決意表明。キャピタル・ガード、宇宙海賊、トワ・サンガ。全てのしがらみから解放された彼は己の目で世界を見る。この言葉と共に「Gのレコンギスタ」は終わりを迎え、同時に彼の「レコンギスタ」が始まったのだった。
劇場版ではアイーダとケルベスがいつの間にか交際していたことに気づかなかったことも旅の切っ掛けとして描かれている。加えてエンディング後に砂漠でノレドと合流したシーンが追加されている。

次回予告編集

この次回予告のセリフは富野監督自ら考案したものであり、スタッフからは「監督の本音が出ている」と語られている。

「待ち遠しくっても、待て!」
番宣CMや1、2話次回予告における決まり文句。
「見たくなくても、見る!」
第3話の次回予告のシメ。『Vガンダム』の「見てください!」を凌駕する強引な台詞。
「見たくなったでしょ!」
「どうなるか見たいでしょ!」
上は第4話、下は第6話の次回予告のシメ。確かに『Gのレコンギスタ』は毎回(良くも悪くも)怒濤の展開を見せているためどうなるか見てみたくなる。
「スリリング過ぎるから見なくていい」
第5話の次回予告のシメ。主人公が視聴者を減らす発言をするな。まぁ、フリなのだろうが。
「歩きながら見るなよ!」
第7話の次回予告のシメ。最近の環境ではアニメはスマートフォン等で気軽に移動中などに見れる為視聴者への呼びかけ。『Gレコ』や他のアニメ等に限らずスマホ画面を歩きながら見るのはとても危険なので絶対にやめましょう。
「見なけりゃ人生暗いぞ!」
第8話のシメ。某陰気な大作でもあるまいし、そこまで言うのは言い過ぎでは…。
「僕の天才ぶりを見せつけてやる!」
第9話の次回予告のシメ。確かにベルリはクリムに引けを取らない天才だがあまりにも傲り高ぶりすぎている。
「見なければ何もわからない!」
「話、分かりたければ見るしか無いでしょ!」
上は第12話、下は第16話のシメ。おっしゃる通りです。
当時は視聴者から「話がわかりにくい」という感想が結構あったので、それに対する監督からのアンサーなのかも知れない
「現実を直視しなさいよ!」
第13話の次回予告のシメ。後の彼の展開を考えたら彼への皮肉が混じった台詞である。
「息を詰めて見るんじゃないよ!」
第17話の次回予告のシメ。後半以降『Gのレコンギスタ』は鬱展開とはいかなくてもかなりシリアスになるためかファンへリラックスを促している。
「見たって言いふらしてくれ!」
第18話の次回予告のシメ。今度は主人公らしく視聴率に貢献している。
「バッテリーフルチャージ!」
「バッテリーは切れない!」
後半の次回予告のシメ。これらは後番組の番宣のため15秒に短縮されたバージョンのみで発している。
なお『Gレコ』のMS群はフォトン・バッテリーを動力としており、それをいやが上にも意識させるものになっている。
「見てくれる君へ、感謝の心を!」
最終回次回予告のシメ。主人公らしく視聴者へ感謝の意を示した。上記の台詞も合わせると、「話がわかりにくくても」最後まで見届けてくれた感謝の気持ちもあるかもしれない。

劇場版編集

「絶対兵器だなんて冗談じゃないよ…ッ! こんなものは、使っちゃならないんだ…ッ!」
IVより。カシーバ・ミコシを巡るアメリア軍とキャピタル・アーミィの戦闘を止めるためにフォトン・トルピードを使用するも、想像を遥かに超える威力と、戦場に渦巻く怨嗟の声を感じてベルリは恐れ慄き、自らパーフェクトパックの接続を解除する。
「僕はマシンを壊している!」
IVより。フォトン・トルピードの使用後、マスクとバララに「人殺し!」と罵られながら追いかけ回される中、マスクに反撃する。「人を見ちゃったら撃てないでしょ」という台詞からも通じているベルリ流の考え。
「ルインは僕の事を人殺しだと言って追い回したんだぞ! ものすごく怖かったんだぞ! だから!!」
IVより、マスクをもう少しで倒せそうだったが、マニィのジーラッハにかばわれた後でのセリフ。この時のベルリは上述の出来事により精神的に非常に参っていた状態だった。ベルリはマスクの正体がルイン・リーだと気付いていたのかTV版では曖昧だったが、劇場版でははっきりマスク=ルインだと認識していることがわかる。マニィがマスク(ルイン)をかばった事で、もう少しで自分がかつての友人を手に掛けようとしたことを自覚し、その言い訳をするように感情が爆発したのだろう。後の劇場版Vでマスク機を撃墜せずに戦いを終わらせようとする行動に繋がる。なお、この時ベルリは精神的に弱り、G-セルフもバックパック無しという状態だったにも関わらず、戦闘では終始マスクを圧倒していた。

スパロボシリーズの名(迷)台詞編集

「僕は…デレンセン大尉と…戦うことになり…大尉を撃墜しました…」
ケルベス「そうか…」
アイーダ「ベルリ…あなた……」
ノレド「ベルはずっと一人で、それを抱えてたんだね」
ノレド「馬鹿だよ、ベルは!私たちに話してくれればいいのに!」
アイーダ「それをあなたは…自分の中でだけで解決しようとして…」
「だって…」
『X』20話にて、教官ケルベスと再会し自分の手で恩師デレンセンを撃墜したことに対し誰にも言えなかった気持ちを吐露し俯いてしまう。原作では分かり辛いと言われていた、ベルリの気持ちが素直に出ており珍しく落ち込んでいる。
ケルベス「よし、その調子だ!ベルリ!」
ケルベス「飛び級だなんだと言っても所詮は学校の中のこと!これから世界を大いに学べ!」
「ありあとあす、教官」
ケルベス「もう教官じゃない!戦友だよ、戦友!」
「はい!」
(デレンセン教官…僕はもう振り返りません…!前だけ見て、やっていきます!)
(そして、学びます…!世界を…自分を取り巻く全てを!)
『X』20話にて、ケルベスから励まされウォークライを行い、今は亡きデレンセン教官に向かっての気持ち。『X』でのベルリは原作で分かりづらかった立ち直りを、仲間によって行なっている。
「あのですね!僕もよくノレドやアイーダさんから言われますけど、飛躍した思考で行動されても周囲は困るんですよ!誰かにわかってもらいたいのなら、ちゃんと言葉にしてくださいよ!人間なんだから!」
『X』第22話宇宙ルート「レイハントンの血」におけるシャアとの戦闘前会話。ニュータイプという概念を持っていないベルリ故の台詞ともいえるが、それ以上に言葉にしていれば回避できたであろう悲劇をシャア自身が起こしているだけにその意味は重い。
「結局…ヤキモチだったって事?」
クリス「うるさい!あんた達にあたしの何がわかる!?」
ジュドー「駄目だって、ベルリ!いくらその通りだからって、ストレートに言っちゃ!」
カミーユ「ジュドー!お前も余計な事を言うな!」
『X』第36話「決戦、ミスルギ皇国」より。敵対しロザリーヒルダを憎悪するクリスの痛い所をストレートにつき、さらにジュドーたちが追い打ちをかけてしまう。これによって一度は収まりかけた暴走が更にエスカレートしてしまう事に。
「遊びたくなったでしょ!」
中断メッセージにて、次回予告を踏襲したシメの一言。
「言われっぱなしはシャクだから、今度はこっちの言い分を聞いてもらいます!」
アンチスパイラル「何…?」
「あなたは自分が滅ぼそうとする世界にどれだけの人が住んでいるのか知ってるんですか!?そして、その人達一人一人が笑ったり、喜んだりしている人生があるのをわかっているんですか!?」
アンチスパイラル「…スパイラルネメシスが起これば、全て終わりなのだ。宇宙全体を生き延びさせるためには犠牲に目をつぶらねばならないのだ!」
「だからって、その犠牲に選ばれた人たちからすればたまったもんじゃないですよ!だから、僕は抵抗します!あなたの理屈に納得できない人間として全力で!!」
『X』困難ルート第51話「可能性の宇宙」より。アンチスパイラルとの戦闘前会話。

搭乗機体編集

G-セルフ
ベルリが乗る主人公機。
レクテン(SRW未登場)
第1話で搭乗。これでアイーダの乗ったG-セルフを鹵獲した。
ジャハナム(SRW未登場)
第7話で搭乗。ラライヤがG-セルフで無断出撃してしまったため、待機中の本機で出撃した。
G-アルケイン
第20話で搭乗。奪われたG-セルフを取り戻した。

余談編集

  • 富野由悠季作品では非常に珍しい(候補生とはいえ)最初から軍属に身を置いている主人公でもある(他には小説版『機動戦士ガンダム』のアムロ・レイなど)。
  • 当初は緑柱石を意味する「ベリル」という名前であったが、富野監督が言い間違えている内に「ベルリ」に変更された、という経緯がある。
    • 何の因果か、『Gレコ』がスパロボに初参戦した『X』の女主人公も同じく緑柱石を由来としている。

商品情報編集

脚注編集

  1. 厳密には出生名と言ったほうが正しい。