「蒼穹のファフナー」の版間の差分

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== 概要 ==
 
== 概要 ==
『[[機動戦士ガンダムSEED]]』が大ヒットしてから半年、平井久司氏が再びキャラクターデザインを手掛けたことで話題となったジーベック制作のロボットアニメ。
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『[[機動戦士ガンダムSEED]]』が大ヒットしてから半年、平井久司氏が再びキャラクターデザインを手掛けたことで話題となったジーベック制作のロボットアニメ。ジーベックオリジナルロボットアニメシリーズとしては『[[機動戦艦ナデシコ]]』『[[宇宙のステルヴィア]]』に次いで第三作目となる。本作以降もシリーズ化されており、続編や前日譚が描かれた。
  
2005年には本編の前日談である『蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT』(SRW未参戦)が放映された。また、2010年には[[続編]]である劇場映画『[[蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH]]』が上映され、映画公開に併せ同年12月16日から21日まで『蒼穹のファフナー FACT AND RECOLLECTION』として舞台化された。
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2005年には本編の前日譚である『蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT』(SRW未参戦)がTVでスペシャル版として放映。2010年には[[続編]]である劇場[[映画]]『[[蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH]]』が上映され、映画公開に併せ同年12月16日から21日まで『蒼穹のファフナー FACT AND RECOLLECTION』として舞台化された。更に2015年にTVシリーズ2期『蒼穹のファフナー EXODUS』(SRW未参戦)放送、2019年から2021年にOVA『蒼穹のファフナー THE BEYOND』(SRW未参戦)が計4度劇場公開され、2023年にはOVA『蒼穹のファフナー BEHIND THE LINE』(SRW未参戦)が劇場公開されている。
  
 
== ストーリー ==
 
== ストーリー ==
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::『K』『UX』でマークザイン以外のデフォルト戦闘BGMとして採用。
 
::『K』『UX』でマークザイン以外のデフォルト戦闘BGMとして採用。
 
:;「マークザイン」
 
:;「マークザイン」
::タイトル通り[[マークザイン]]のための曲だが、ザインが主役でない戦闘シーンでも使われており、特に[[小楯衛]]のシーンから別のイメージを持つ視聴者も多い。
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::タイトル通り[[マークザイン]]のための曲だが、まるで大ボスのような荘厳な雰囲気が特徴的。また、ザインが主役でない戦闘シーンでも使われており、特に[[小楯衛]]のシーンから別のイメージを持つ視聴者も多い。
 
::『UX』で採用。原曲をしっかり再現しているが故に、サビに入るまでが長い点が玉に瑕。サビから始まるイベント用バージョンもあるため、そちらを戦闘BGMとして設定したかったという声も。ただし、サビverはサビverで本当に物凄く短い為、致し方ない面もある。
 
::『UX』で採用。原曲をしっかり再現しているが故に、サビに入るまでが長い点が玉に瑕。サビから始まるイベント用バージョンもあるため、そちらを戦闘BGMとして設定したかったという声も。ただし、サビverはサビverで本当に物凄く短い為、致し方ない面もある。
 
::『UX』ではイベント用のバージョンがあるだけあって様々な場面で使用されているのだが、案の定と言うべきか原作以上の[[死亡フラグ|処刑用BGM]]'''([[アルティメット・クロス|味方]]も含めて)'''と化している。特に、[[ハザード・パシャ|ハザード]]が出ていると危険。ほぼ確実に誰かが「いなくなる」。
 
::『UX』ではイベント用のバージョンがあるだけあって様々な場面で使用されているのだが、案の定と言うべきか原作以上の[[死亡フラグ|処刑用BGM]]'''([[アルティメット・クロス|味方]]も含めて)'''と化している。特に、[[ハザード・パシャ|ハザード]]が出ていると危険。ほぼ確実に誰かが「いなくなる」。
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=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
;[[スーパーロボット大戦K]]
 
;[[スーパーロボット大戦K]]
:初参戦作品。条件次第では原作の悲劇EDを回避することが出来るが、'''[[隠し要素/K #ファフナー生存関連|条件]]を満たしていない場合は原作以上の悲劇が待っている'''というスパロボらしからぬ酷な扱いを受けてしまい、結果として『K』の評価を下げる一因となっている(しかも、条件を満たすには多くの隠しフラグを犠牲にする必要がある)。ちなみに原作における「[[日本]]が消滅した」という設定は再現されていない(『[[スーパーロボット大戦W|W]]』における『[[百獣王ゴライオン]]』と同様の処置)。
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:初参戦作品。条件次第では原作の犠牲者たちを生存させることができるが、'''[[隠し要素/K #ファフナー生存関連|条件]]を満たしていない場合は、原作の筋書きをわざわざ改変してまでバッドエンドを迎える'''というスパロボらしからぬ酷な扱いを受けてしまい、結果として『K』の評価を下げる一因となっている(しかも、条件を満たすには多くの隠しフラグを犠牲にする必要があり、[[カイジ|生存時の理由付け]]もかなりの力技)。ちなみに原作における「[[日本]]が消滅した」という設定は再現されていない(『[[スーパーロボット大戦W|W]]』における『[[百獣王ゴライオン]]』と同様の処置)。
:初参戦作品だが本作メンバーの正式合流は中盤で、仲間になるのが遅いのが定番の『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』メンバーより更に遅い、と言うか『DESTINY』の原作再現が完全に終了してからの加入となる。これは原作にてアルヴィスの方針として言われていた「ファフナーは人とは戦わない」という主張を再現するためという説が濃厚。
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:初参戦作品だが本作メンバーの正式合流は中盤(そこまではスポット参戦が続く)で、仲間になるのが遅いのが定番の『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』メンバーより更に遅い、と言うか『DESTINY』の原作再現が完全に終了してからの加入となる。そのため、原作でアルヴィスの方針として言われていた「ファフナーは人とは戦わない」という主張を再現するためなのかもしれない。また、'''原作再現シナリオ自体は多い方だが、どれも分岐中'''というのも難点で、プレイヤーの選択次第では加入が遅いうえに話にも絡まないという純粋に不遇な立場になってしまう場合も。
 
:パイロット・機体性能は個性豊かかつ優秀だが、加入時には既に主力が固まっていて使わない場合も多い。ただ、それをすると一周目ではバッドエンド一直線なので、条件を満たしたい場合は彼らを一軍として使わなければならない。逆に言えば、条件を満たさない場合は、最終的にメンバーが4人に落ち着くのでそのメンバーだけを使えばいい(ただし、[[カノン・メンフィス|カノン]]を使う場合は[[ベイバロン・モデル]]の扱いに注意しなければならない)。条件を満たすための裏道として、撤退及び撃墜されてもフラグのための信頼補正がプラスされるので、シングルで運用するユニットのパートナーにしてすぐ撤退させるという手もある。
 
:パイロット・機体性能は個性豊かかつ優秀だが、加入時には既に主力が固まっていて使わない場合も多い。ただ、それをすると一周目ではバッドエンド一直線なので、条件を満たしたい場合は彼らを一軍として使わなければならない。逆に言えば、条件を満たさない場合は、最終的にメンバーが4人に落ち着くのでそのメンバーだけを使えばいい(ただし、[[カノン・メンフィス|カノン]]を使う場合は[[ベイバロン・モデル]]の扱いに注意しなければならない)。条件を満たすための裏道として、撤退及び撃墜されてもフラグのための信頼補正がプラスされるので、シングルで運用するユニットのパートナーにしてすぐ撤退させるという手もある。
 
:余談だが、基本的に顔グラフィックの変化がない携帯機スパロボにおいて、本作のファフナーのメインキャラは2パターンは当たり前、多いキャラは4パターンも用意されている。
 
:余談だが、基本的に顔グラフィックの変化がない携帯機スパロボにおいて、本作のファフナーのメインキャラは2パターンは当たり前、多いキャラは4パターンも用意されている。
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== 余談 ==
 
== 余談 ==
*前日談の『RIGHT OF LEFT』や、劇場版の『[[蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH]]』のようにファフナー関連作にはサブタイトルがつけられているが、実は最初に放映されたTV版の時点で「'''Dead Aggressor'''」というサブタイトルがあり、タイトルロゴの下側に小さく描かれている。
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*前日譚の『RIGHT OF LEFT』や、劇場版の『[[蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH]]』のようにファフナー関連作にはサブタイトルがつけられているが、実は最初に放映されたTV版の時点で「'''Dead Aggressor'''」というサブタイトルがあり、タイトルロゴの下側に小さく描かれている。
 
**しかし、これがメディアで表記・呼称されることは極めて少ない。ファンが他のファフナー関連作と区別するときでさえ「無印」「TV版」と呼ぶことがほとんどである。
 
**しかし、これがメディアで表記・呼称されることは極めて少ない。ファンが他のファフナー関連作と区別するときでさえ「無印」「TV版」と呼ぶことがほとんどである。
 
**なお、この副題はそのまま読めば「死の攻撃隊」となり、ドラマの流れを仄めかすものだが、同時に「死を教導する者」という最後の展開にもかかるダブルミーニングとも取れる。
 
**なお、この副題はそのまま読めば「死の攻撃隊」となり、ドラマの流れを仄めかすものだが、同時に「死を教導する者」という最後の展開にもかかるダブルミーニングとも取れる。
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|}
  
 
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==

2024年9月7日 (土) 21:28時点における最新版

蒼穹のファフナー』はXEBEC制作のテレビアニメ作品。

蒼穹のファフナー
監督 羽原信義
シリーズ構成 山野辺一記( - 第15話[1]
冲方丁(第16話 - )
脚本

山野辺一記(第1話 - 第15話)
冲方丁(第12話 - 第26話)

  • 第12話 - 第15話は二人脚本体制
キャラクターデザイン 平井久司
メカニックデザイン 鷲尾直広
音楽 斉藤恒芳
制作 XEBEC
放送局 テレビ東京
放送期間 2004年7月4日 - 12月26日
話数 全26話
次作 蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH
初登場SRW スーパーロボット大戦K
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概要編集

機動戦士ガンダムSEED』が大ヒットしてから半年、平井久司氏が再びキャラクターデザインを手掛けたことで話題となったジーベック制作のロボットアニメ。ジーベックオリジナルロボットアニメシリーズとしては『機動戦艦ナデシコ』『宇宙のステルヴィア』に次いで第三作目となる。本作以降もシリーズ化されており、続編や前日譚が描かれた。

2005年には本編の前日譚である『蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT』(SRW未参戦)がTVでスペシャル版として放映。2010年には続編である劇場映画蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH』が上映され、映画公開に併せ同年12月16日から21日まで『蒼穹のファフナー FACT AND RECOLLECTION』として舞台化された。更に2015年にTVシリーズ2期『蒼穹のファフナー EXODUS』(SRW未参戦)放送、2019年から2021年にOVA『蒼穹のファフナー THE BEYOND』(SRW未参戦)が計4度劇場公開され、2023年にはOVA『蒼穹のファフナー BEHIND THE LINE』(SRW未参戦)が劇場公開されている。

ストーリー編集

長閑な空気に満たされている平和な島・竜宮島。だが、どこからか声が聞こえる…。

「あなたはそこにいますか?」

その瞬間、島の上空に謎の未確認生命体が現れるのだった。

登場人物編集

スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。

竜宮島アルヴィス編集

主要人物は、搭乗機の特性やキャラクターの立ち位置を反映した名前になっている事が多い。

島の子供達とファフナー搭乗者編集

真壁一騎
主人公ファフナーは、一騎当千の活躍をするマークエルフ及びマークザイン
皆城総士
一騎の親友。皆の城と呼べるジークフリード・システムにより、ファフナー各機を指揮し、皆を総べる
遠見真矢
ヒロイン百発百中の狙撃手。ファフナーは、遠距離からの狙撃を得意とするマークジーベン
羽佐間翔子
悲劇のヒロイン。ファフナーは、空を翔ける飛行タイプのマークゼクス
小楯衛
気弱で心優しい少年。ファフナーは、イージスを装備し防御に特化した『』であるマークフュンフ
春日井甲洋
一騎をライバル視する少年。ファフナーは、肩部装甲に設けられたハードポイントで武装の換装が可能なマークフィアー。彼の同化がきっかけで、仲間たちの結束が深まる。正に『かすがい』である。そしてのちの時代になっても仲間の命を守る『』と命を繋ぎ留める『かすがい』であり続けた。
近藤剣司
お調子者のヘタレキャラだが、終盤で成長を見せる。ファフナーは、中・長距離からの支援及び初撃を担当する『』であるマークアハト
要咲良
衛、剣司とチームを組む姉御肌の少女。ファフナーは、チーム戦闘において『』のリーダー機となるマークドライ
皆城乙姫
下の名前は「つばき」と読む。竜宮島のコアとなっている総士の妹。名前の由来は『竜宮島(りゅうぐうじま)』の『乙姫(おとひめ)』だと思われる。
蔵前果林
皆城家の養女で、総士の義姉にあたる。家族としての絆は希薄だったが、本編開始前は数少ない理解者だった。
第1話「楽園~はじまり」においてマークツヴァイで出撃するべく移動中、フェストゥムの攻撃を受け戦死。格納庫に着く直前…すなわち蔵の前で果てた。SRWでは名前のみの登場。
小説版では精神が限界に来ており、ヒステリックな面が目立っている。最終的には「自分はここにいて良かった」と言い残し、同じ結末を辿る。

その他関係者編集

皆城公蔵
総士の父でアルヴィスの司令。フェストゥムの襲撃で死亡する。
真壁史彦
一騎の父でアルヴィスの司令補佐。公蔵に代わりアルヴィスを指揮する。厳格さと父親としての情を兼ね備えた人物だが、私生活ではとことん不器用。旧姓は「麻木」。
溝口恭介
平時は飲んだくれを装っているが、本当の姿はアルヴィスの特殊工作員で、真壁夫妻とは旧知の仲。ファンの間では作中屈指の死亡フラグクラッシャーとして有名。
遠見千鶴
真矢の母で、島唯一の医師。アルヴィスではパイロットたちの健康管理からファフナー搭乗の副作用たる同化現象の研究までを担当している。ファンの間では25歳と14歳の娘がいるとは思えない若々しさで有名。
遠見弓子
真矢の姉。一騎たちの学校の養護教諭で、アルヴィスではパイロットの引率やオペレーターを務める。
羽佐間容子
翔子の養母。ファフナーの整備関連を担当する理科教諭。後にカノンを下宿させる。
小楯保
衛の父でアルヴィスのメカニックチーフ。実は、衛の愛読する漫画機動侍ゴウバイン』の作者。
西尾行美
駄菓子屋の店主で、アルヴィスのご意見番。かつてはファフナーの建造に携わっていた。
要澄美
咲良の母で、柔術師範も務める体育教師。アルヴィスではオペレーター兼研究員。
近藤彩乃
剣司の母。フェストゥムの解析を担当。お調子者の息子に頭を痛めている。
狩谷由紀恵
冷徹な雰囲気を漂わせる女性で国語教師。アルヴィスでは一騎たちパイロットを統率している。
堂馬広登
一騎達の後輩の一人。
西尾里奈
一騎達の後輩の一人。西尾行美の孫娘。
西尾暉
一騎達の後輩の一人。西尾里奈の双子の弟。
立上芹
一騎達の後輩の一人。皆城乙姫と最初に出会い、親友となった少女。
真壁紅音

人類軍編集

日野道生
竜宮島出身の、人類軍ファフナーパイロット。弓子・由紀恵とは幼なじみ。
カノン・メンフィス
道生の部下で、後に道生共々アルヴィスに下る。自己否定が強かったが、島の暮らしで徐々に心を開いていく。
ヘスター・ギャロップ
新国連を率いる女傑。アルヴィスの戦果を自らのプロパガンダに利用するなど、老獪な性格。
日野洋治
道生の父で、マークザインの開発者。ミツヒロとは共同研究者だが、真逆の設計思想を持つ。
ミツヒロ・バートランド
千鶴の元夫。現在は新国連に身を置き、マークニヒトを開発する。
人類軍兵士
人類軍の一般兵士。

フェストゥム編集

イドゥン
「もう一つのアルヴィス」内部で発見された少年が急成長した存在。人間の姿を持つ「マスター型フェストゥム」である。
ミョルニア
一騎の母・紅音(あかね)の姿を持つフェストゥム。一騎にマークザインを託した他、人類の未来に関する「ある情報」を島にもたらす。

登場メカ編集

スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。

アルヴィス製ファフナー編集

マークエルフ
マークゼクス
マークジーベン
マークアハト
マークドライ
マークフィアー
マークフュンフ
マークアイン

人類軍製ファフナー編集

マークザイン
マークニヒト
メガセリオン・モデル
ベイバロン・モデル
グノーシス・モデル

フェストゥム編集

スフィンクス型
グレンデル型
アルヘノテルス型
プレアデス型

用語編集

フェストゥム
読心能力を持ち、人間を同化していく珪素生命体。
竜宮島
本作の舞台となる人工島。
ファフナー
フェストゥムに対抗するために造られた人型兵器。読心能力に耐性を持つ。
機動侍ゴウバイン
作中に登場する漫画劇中劇)。衛の愛読書。
ゴウバインヘルメット
ゴウバインを模したヘルメット。衛が戦闘時に着用する。
ジークフリード・システム
アルヴィス
人類軍
同化
ミール
蒼穹作戦

楽曲編集

オープニングテーマ
「Shangri-La」
作詞:atsuko / 作曲:atsuko・KATSU / 編曲:KATSU / 歌:atsuko
元から評価の高い曲だったが、パチンコのCMが放送されたことで一般層にも認知度が広がった。男女二人組の音楽ユニット「angela」を代表する曲の一つ。また、以降のシリーズでも一貫してangelaが主題歌を手掛けており、本作とangelaは非常に縁深い存在となっている。
余談だが、オープニングアニメ冒頭で盛大なネタバレがある(作中で「いなくなる」面々は竜宮島から遠ざかり、生き残る面々は近づいてくる)ことは有名。ただし、これは偶然であるらしい。
K』『UX』で戦闘BGMとして採用。ただし、後者ではデフォルトでは流れないので、設定する必要がある。
エンディングテーマ
「Separation」
作詞:atsuko / 作曲:atsuko・KATSU / 編曲:KATSU / 歌:atsuko
通常はこちらが流れる。アニメソングのカバーアルバム集『百歌声爛 男性声優編III』において、真壁一騎役の声優である石井真氏が本曲の一部を歌っている。
「Separation[Pf]」
作詞:atsuko / 作曲:atsuko・KATSU / 編曲:KATSU / 歌:atsuko
「Separation」のピアノアレンジで、歌詞が2番になる。メインキャラが「いなくなった」回に流れる。その他、「Separation」のインストゥルメンタルがエンディングテーマになった第20回がある。
『K』『UX』で採用。版権曲としては珍しく、イベント用のBGMとして採用されている。ただし、『K』ではファフナーキャラの生存フラグを立てるように行動すると一度も流れず、BGM登録されない
『UX』では悲しいシーン全般でしばしば流れるため聴く機会は多い。それどころか、プロローグで流れる「Shangri-La」と「ナイトヘーレ開門」はBGM登録されないので、第12話「ホウジョウの王」で流れるこの曲が『ファフナー』のBGMで一番最初に登録されてしまう(第13話「約束-ちかい-」開始時に「Shangri-La」と「ナイトヘーレ開門」も登録されるが)。もちろん、戦闘BGMとして設定することも可能だが、気が滅入る可能性が高いのであまりお勧めはできない。
劇中BGM
「ナイトヘーレ開門」
「ナイトへーレ」とはファフナー用の出撃ハッチの事で、その名の通り出撃・戦闘開始時のBGM。
『K』『UX』でマークザイン以外のデフォルト戦闘BGMとして採用。
「マークザイン」
タイトル通りマークザインのための曲だが、まるで大ボスのような荘厳な雰囲気が特徴的。また、ザインが主役でない戦闘シーンでも使われており、特に小楯衛のシーンから別のイメージを持つ視聴者も多い。
『UX』で採用。原曲をしっかり再現しているが故に、サビに入るまでが長い点が玉に瑕。サビから始まるイベント用バージョンもあるため、そちらを戦闘BGMとして設定したかったという声も。ただし、サビverはサビverで本当に物凄く短い為、致し方ない面もある。
『UX』ではイベント用のバージョンがあるだけあって様々な場面で使用されているのだが、案の定と言うべきか原作以上の処刑用BGM味方も含めて)と化している。特に、ハザードが出ていると危険。ほぼ確実に誰かが「いなくなる」。

登場作と扱われ方編集

現時点では参戦回数は少ない方だが、携帯機シリーズでの改変良い方向でも悪い方向でもプレイヤーに多大なインパクトを与えており、ファンの間で語り草となっている傾向にもある。

携帯機シリーズ編集

スーパーロボット大戦K
初参戦作品。条件次第では原作の犠牲者たちを生存させることができるが、条件を満たしていない場合は、原作の筋書きをわざわざ改変してまでバッドエンドを迎えるというスパロボらしからぬ酷な扱いを受けてしまい、結果として『K』の評価を下げる一因となっている(しかも、条件を満たすには多くの隠しフラグを犠牲にする必要があり、生存時の理由付けもかなりの力技)。ちなみに原作における「日本が消滅した」という設定は再現されていない(『W』における『百獣王ゴライオン』と同様の処置)。
初参戦作品だが本作メンバーの正式合流は中盤(そこまではスポット参戦が続く)で、仲間になるのが遅いのが定番の『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』メンバーより更に遅い、と言うか『DESTINY』の原作再現が完全に終了してからの加入となる。そのため、原作でアルヴィスの方針として言われていた「ファフナーは人とは戦わない」という主張を再現するためなのかもしれない。また、原作再現シナリオ自体は多い方だが、どれも分岐中というのも難点で、プレイヤーの選択次第では加入が遅いうえに話にも絡まないという純粋に不遇な立場になってしまう場合も。
パイロット・機体性能は個性豊かかつ優秀だが、加入時には既に主力が固まっていて使わない場合も多い。ただ、それをすると一周目ではバッドエンド一直線なので、条件を満たしたい場合は彼らを一軍として使わなければならない。逆に言えば、条件を満たさない場合は、最終的にメンバーが4人に落ち着くのでそのメンバーだけを使えばいい(ただし、カノンを使う場合はベイバロン・モデルの扱いに注意しなければならない)。条件を満たすための裏道として、撤退及び撃墜されてもフラグのための信頼補正がプラスされるので、シングルで運用するユニットのパートナーにしてすぐ撤退させるという手もある。
余談だが、基本的に顔グラフィックの変化がない携帯機スパロボにおいて、本作のファフナーのメインキャラは2パターンは当たり前、多いキャラは4パターンも用意されている。
スーパーロボット大戦UX
劇場版と共に堂々参戦。ファン待望の声つきである。『K』同様日本消滅はなかったことになっているが、今回はフェストゥムの出現事例や日本人の受胎喪失なども過去に起きていたと言及されている。
プロローグにてTV版第1話「楽園~はじまり」再現に始まり、第1部・第2部をフルに使って原作の主要なエピソードが再現されている(しかもほとんどが共通ルート)。DVEも非常に多く、『K』の悪夢的な展開の反省もあってか非常に優遇された扱いとなっている。自軍加入も特別遅いということはなく、もちろん条件を満たせば各死亡イベントの回避も可能(うまくいけば1周目の時点でファフナーパイロット全員を生還させることもできる)。キャラクターごとに凄まじい理由づけがされることで生存する(そして3復帰時に味方の窮地に駆けつけるという熱い展開を辿っており、劇場版主題歌「蒼穹」の歌詞「大丈夫、必ずそこへ帰る」を体現している)。その中の驚愕のクロスオーバーは『UX』の作品を象徴するかのようなものになっている。
今作は人類間の戦争こそ無いものの、地球連邦政府との対立やテロ組織である加藤機関との戦いが描かれる為、『K』の様に「人とは戦わない」という事は無く、それにキャラクター達が苦悩するイベントが多々あり、その辺りは他作品のキャラクターや彼らに出来た先輩が導いてくれる。ただし、逆にTV版の完結が第2部終盤であるため、劇場版展開の開始(=後輩組の参戦)が第3部冒頭と遅れに遅れる事になってしまった。
クロスオーバー面では『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』との関わりがあるが、なんとファフナーの設定を共有する形をとり、オーブがアーカディアン・プロジェクトの支持者であり、MSが対フェストゥム用の兵器であることがプロローグからいきなり明かされる。面々とはプロローグから絡んでおり、両作ともキャラクターデザインが平井氏なのも合わさり同一作品のように見えるとユーザーからも評されるほど溶け込んでいる。原作者の冲方丁氏のテーマである「選択の先にある他者と己という存在の確立」も存分に発揮されているので、非常に満足のいく出来になっている。
なお、前述の通りの『K』における(特に通常EDでの)酷な扱いへの面当てか、一部では「ファフナーシリーズは『UX』がスパロボ初参戦作品」などと言われている。…一応、反論もあるのだが、その場合「ファフナーシリーズはスパロボ学園』がスパロボ初参戦作品」と言われる。

単独作品編集

スパロボ学園

各話リスト編集

話数 サブタイトル 登場メカ 備考 再現スパロボ
1 楽園~はじまり マークエルフ
フェストゥム・スフィンクス型
2 告知~いのち
3 迷宮~しんじつ
4 逃航~ふなで
5 約束~ちかい
6 翔空~ぎせい マークゼクス
7 家賊~おやこ マークドライ
マークフィアー
8 確執~こうよう フェストゥム・グレンデル型
フェストゥム・アルヘノテルス型
9 同化~わかれ
10 分解~すれちがい
11 旧新~じんるいぐん ベイバロン
メガセリオン
12 不在~あせり マークフュンフ
マークアハト
13 侵蝕~フェストゥム
14 覚醒~せんりょう マークザイン
グノーシス・モデル
イドゥン
15 記憶~さけび
16 朋友~おかえり フェストゥム・プレアデス型
17 生存~しかけ
18 父親~おもいで
19 真矢~まなざし マークジーベン
20 燈火~ともしび
21 咲良~みらい
22 守護~ちから
23 劫掠~おとり マークアイン
マークニヒト
24 対話~ミール
25 決戦~きょうせい TV放送では第25話および第26話を
纏めて最終回1時間SPとして放送しており、
第25話が「蒼穹~そら」だった。
26 蒼穹~そら

余談編集

  • 前日譚の『RIGHT OF LEFT』や、劇場版の『蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH』のようにファフナー関連作にはサブタイトルがつけられているが、実は最初に放映されたTV版の時点で「Dead Aggressor」というサブタイトルがあり、タイトルロゴの下側に小さく描かれている。
    • しかし、これがメディアで表記・呼称されることは極めて少ない。ファンが他のファフナー関連作と区別するときでさえ「無印」「TV版」と呼ぶことがほとんどである。
    • なお、この副題はそのまま読めば「死の攻撃隊」となり、ドラマの流れを仄めかすものだが、同時に「死を教導する者」という最後の展開にもかかるダブルミーニングとも取れる。
    • 厳密に言うと、関連作全てのロゴに「Dead Aggressor」の文字はあるので、シリーズ全体の正式なタイトルが「蒼穹のファフナー Dead Aggressor」であるという見方もできる。と言っても前述の通り、公式にも基本的に言及されない部分である。
  • 「理由も知らされず突然戦いに巻き込まれた少年少女」というコンセプトの強調のためか、序盤は視聴者にもロクに状況説明がされないまま話が右往左往気味に展開する。この点はファンからの評価も芳しくなかったが、文芸統括を務めている冲方丁氏の奥方がプロデューサーに面と向かって「なんで、あんなにつまらないんですか?」と問い詰めた翌日、シリーズ構成が山野辺氏から冲方氏に交代したという伝説がある。
    • 元々スタッフからの評価も芳しくなかったのも影響していたこともあり、この発言がトドメになったらしい。が、よりによって冲方氏にとばっちりが来る羽目になり、単独執筆する回の脚本を約十二時間以内に書き終えなければならない地獄を見る羽目になったという(本来は数日かけなければならないものを、帰りの電車でプロットを構成、自宅にて書き終えた)。
      • ちなみに、その回が人気名高い第16話「朋友~おかえり」である。以降は後半(第16話以降)の展開が高く評価され、以降、OVA、劇場版そして続編と展開していくことになり、冲方丁氏も同シリーズ全体に関わっていくことになる。ただし、後半の展開も前半の積み重ねを踏まえてこそ感動が高まるような内容であり、前半が無意味になっているわけでは決してないので(前半のフォローと言ってしまえばそれまでだが)、後半のみの視聴は推奨されない。
  • ファフナーの原作、脚本を務め上げた冲方丁氏だが、氏は『機動戦士ガンダム』でおなじみの富野由悠季監督と何度か対談したことがある。二度目の参戦を飾った『スーパーロボット大戦UX』ではバイストン・ウェル戦記が縁深く、対談の縁あってか『聖戦士ダンバイン』ではチャム・ファウが、『リーンの翼』では世界そのものと深いクロスオーバーが展開されている。
  • ニコニコ動画に『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の第2クールED「LIFE GOES ON」と本作の映像を合わせたMADが投稿されていた。非常に出来が良く、評価も高かった[2]…が、後に『UX』で全く同じクロスオーバーをするとは当時誰も想像していなかっただろう。

商品情報編集

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蒼穹のファフナー Arcadian memory編集

蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT編集

小説版編集

レンタルビデオ・動画配信編集

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脚注編集

  1. 第16話以降は「ベースプランニング協力」とクレジットされている。事実上の更迭
  2. 原作者の冲方丁氏も視聴したという逸話がある。