「ファルゲン」の版間の差分

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| 外国語表記 = [[外国語表記::Falguen]]<ref>[http://www.dragonar.net/mechanics/g01.php MECHANICS]、機甲戦記ドラグナー公式サイト、2022年1月6日閲覧。</ref>
 
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== 概要 ==
 
== 概要 ==
運動性・火力・電子戦能力向上を目的として実験的に開発された[[メタルアーマー]]。最新型の[[ドラグナー]]シリーズにも匹敵する高性能機である。
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[[ギガノス帝国]][[メタルアーマー]]の究極点到達を目的として開発した実験機。
  
装甲に弾性の強い新素材を採用しており、一見干渉してしまいそうな腰アーマーも問題なく可動する。それによって銃弾の衝撃を受け流し、柔軟な動きを実現している。
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バーニア・武装・レーダー等のあらゆる箇所に最新鋭の高性能装備が投入されており、既存の機体とは一線を画する性能を誇る。特に合成ゴム「シモーレックス」を用いた新素材の複合装甲で覆われた胴体部はその弾性の強さによって銃弾の衝撃を受け流すことが可能であり、従来装甲の弱点だった徹甲弾に対して高い防御力を有している。またこの性質により一見干渉してしまいそうな腰アーマーも問題なく可動し、柔軟な動きを実現している。
  
名前の由来は[[ビルトファルケン]]と同じく[[ドイツ語]]で鷹の意味するファルケンから。
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本機をモデルとして簡易生産機の[[ゲルフ]]が生産されたが、本機自体はあくまでも実験機であるため量産は行われていない<ref>第33話にて一度致命的なダメージを受けている筈なのだが、その後如何にして本機が復活したのかは不明。</ref>。ギガノス帝国においては親衛隊所属のエースパイロット、[[マイヨ・プラート]]の専用機として運用されており、彼に「ギガノスの蒼き鷹」の異名を授ける多大な戦果をもたらしたが、同時に彼ほどの高い技量がなければ性能を十分に発揮できないとも言われている。
  
[[マイヨ・プラート]]専用機として活躍した。
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一方で設計者の[[ラング・プラート]]博士はファルゲンの段階でこれ以上の性能向上は不可能と判断しており、それぞれ特化した性能やキャバリアーとの連携を取り入れた[[ドラグナー]]シリーズの開発に踏み切っている。
  
また「ギガノスの蒼き鷹」の由来ながら紫とも表現されてしまう機体色だが、[[小説]]版によればプルシアンブルー(紺青色)であるとの事。主に次回予告で「ド紫」と言われがちであり、SRWでも毎度のごとく機体色に突っ込みが入っている。
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名前の由来は[[ドイツ語]]で[[鳥|鷹]]を意味するファルケンから。
  
 
=== 強化装備形態 ===
 
=== 強化装備形態 ===
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=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
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:初参戦作品。序盤のボスとして登場する。31話開始の時点で[[ケーン・ワカバ|ケーン]]の撃墜数が30機以上であれば、5PPに味方援軍として登場し、以降仲間になる。ケーン達がドラグナーに完全固定のため、マイヨを味方にしても[[乗り換え]]出来ない。ドラグナーと比較するとレーザーソードや[[合体攻撃]]は射程1固定、レールガンは長射程だがP属性なしと移動後攻撃の汎用性では一歩譲る。また、光子バズーカに相当する[[ビーム兵器]]が無いため[[木連]]戦では注意。単機での攻撃力は低めなので、合体攻撃を多用するか[[強化パーツ]]スロットの多さにまかせ[[V-UPユニット]]でカバーか。
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:初登場作品。序盤のボスとして登場する。31話開始の時点で[[ケーン・ワカバ|ケーン]]の撃墜数が30機以上であれば、5PPに味方援軍として登場し、以降仲間になる。ケーン達がドラグナーに完全固定のため、マイヨを味方にしても[[乗り換え]]出来ない。レーザーソードや[[合体攻撃]]は射程1固定、レールガンは長射程だがP属性なし、加えて単独では低火力と武装面で難を抱えている。参戦時期が最終分岐前、分岐先の主な敵が[[木連]]だが[[ビーム兵器]]が無いと、総じてやや逆風。使用するなら[[ドラグナー1型カスタム|D-1カスタム]]とのセット運用になる。[[強化パーツ]]スロットが多いので[[V-UPユニット]]の恩恵は受けやすい。
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::武装性能は据え置きな上に、V-UP系パーツが削除された。幸い参入時に半分ほど改造されているので、カスタムボーナスを即座に得て補強するのは難しくない。
  
 
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
 
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:終盤、パイロットのマイヨと共に無条件で自軍に入る。今回も乗り換え不可。マイヨが[[気迫]]を消費SP10で使える上に能力自体も高く、合体攻撃が異常なまでに強力なので、鬼神の如き強さを誇る。3連マルチディスチャージャーといい、レーザーソードといい、演出がやたらめったら派手。
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:終盤、パイロットのマイヨと共に無条件で自軍に入る。今回も乗り換え不可。機体性能は非常に高く、特に'''射程3~8のP武器'''である単体最強攻撃の3連マルチディスチャージャーの使い勝手が良好なため、マイヨが[[気迫]]を消費SP10で使える一方で[[ひらめき]]や[[不屈]]を持たないという特性に合致し一方的な攻撃が可能。しかし本作では'''それらの利点が霞むレベルで異常なまでに強力な合体攻撃'''が有名であり、D-1カスタムと2機揃うだけで鬼神の如き強さを誇る。余談だが3連マルチディスチャージャーといい、レーザーソードといい、演出に気合が入っており非常に派手。
 
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:ノーマルとマッフが別機体として登場。マッフでない方は序盤にしか出てこない。今回から乗り換え可能になったが、それでも合体攻撃はマイヨ限定。
 
:ノーマルとマッフが別機体として登場。マッフでない方は序盤にしか出てこない。今回から乗り換え可能になったが、それでも合体攻撃はマイヨ限定。
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=== 関連作品 ===
 
=== 関連作品 ===
 
;[[Another Century's Episode]]
 
;[[Another Century's Episode]]
:敵機体としてのみ登場。使用可能機体になるのは続編「ACE2」からで、「ACE3」では後述の公認新設定が作られる。
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:敵機体としてのみ登場。使用可能機体になるのは続編『ACE2』からで、『ACE3』では後述の公認新設定が作られる。
 
;[[Another Century's Episode Portable]]
 
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:使用可能機体。
 
:使用可能機体。
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:背面に2基装備した多目的発射機。通常はロケット弾を発射し、他にはスモーク、チャフ、フレアも搭載可能。原作OPで使用するシーンの迫力が印象深い。
 
:背面に2基装備した多目的発射機。通常はロケット弾を発射し、他にはスモーク、チャフ、フレアも搭載可能。原作OPで使用するシーンの迫力が印象深い。
 
:フォルグユニットが干渉するため、ファルゲン・マッフでは取り外される。
 
:フォルグユニットが干渉するため、ファルゲン・マッフでは取り外される。
;レーザーソード
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:『[[スーパーロボット大戦GC|GC]]』及び『[[スーパーロボット大戦XO|XO]]』ではOPシーンを再現している。
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;白兵戦用レーザーソード
 
:左腕に2本装備。
 
:左腕に2本装備。
:格闘武器なので射程は短いが、消費が無いので重宝する。なお『[[スーパーロボット大戦MX|MX]]』では2回切りつけるだけだが、『[[スーパーロボット大戦A PORTABLE|A PORTABLE]]』では数回切りつけるなど更に派手な演出になっている。
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:格闘武器なので射程は短いが、消費が無いので重宝する。なお『[[スーパーロボット大戦MX|MX]]』では2回切りつけるだけだが、『[[スーパーロボット大戦A PORTABLE|A PORTABLE]]』では滅多斬りにするなど更に派手な演出になっている。また双方の作品で最後の一閃の後に敵機が大爆発する[[トドメ演出]]もある。
 
;75mm ハンドレールガン SSX9型
 
;75mm ハンドレールガン SSX9型
 
:主兵装の手持ち式マシンガン。発射速度2000発/分。携行弾数630発。鉄甲弾もしくは爆裂弾を発射。
 
:主兵装の手持ち式マシンガン。発射速度2000発/分。携行弾数630発。鉄甲弾もしくは爆裂弾を発射。
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;3連マルチディスチャージャー
 
;3連マルチディスチャージャー
 
:一体化したものを2基装備。マッフ形態が基本のSRWではこちらの方を多く見かける。
 
:一体化したものを2基装備。マッフ形態が基本のSRWではこちらの方を多く見かける。
:SRWでは[[ジャマー]]に引っかかるのが残念だが、攻撃力が高く、射程も長い。
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:SRWでは[[ジャマー]]に引っかかるのが残念だが、攻撃力が高く、射程も長い。特に『MX』では射程3~8でありながら移動後使用可能であるため非常に強力。
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:『MX』『AP』ともに、一旦画面下に離脱後にマイヨのカットインが入り、そのカットインにオーバーラップするように再出現した本機がカメラに向かってミサイルを6発同時発射するという迫力あるアニメーションとなっている。
 
;デュアルミサイル
 
;デュアルミサイル
 
:両翼に3発ずつ計6発装備。
 
:両翼に3発ずつ計6発装備。
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=== [[合体攻撃]] ===
 
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;ツインレーザーソード / ダブルレーザーソード
 
;ツインレーザーソード / ダブルレーザーソード
:[[ケーン・ワカバ]]の[[ドラグナー1型カスタム]]との合体攻撃。ダブル~は『[[スーパーロボット大戦GC|GC]]』以降での名前。1型とレーザーソードによる連撃を加えた後、挟み撃ちの形で一閃を加えて斬り捨てる。ダブル~の方は止めに同時にレーザーソードを突き込む(原作での[[ドルチェノフ]]専用[[ギルガザムネ]]への止めの一撃の再現)。
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:[[ケーン・ワカバ]]の[[ドラグナー1型カスタム]]との合体攻撃。ダブル~は『[[スーパーロボット大戦GC|GC]]』以降での名前。1型とレーザーソードによる連撃を加えた後、挟み撃ちの形で一閃を加えて斬り捨てる。
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:原作最終話で[[ドルチェノフ]][[ギルガザムネ]]に対して、その欠陥を突いて攻略したケーンとマイヨの共同作戦が元ネタであり、『GC(XO)』では最後の一撃の再現で止めに同時にレーザーソードを突き込む。
 
:『MX』では欠点らしい欠点が全く無い上に、超絶威力かつ低燃費な性能の超強力な合体攻撃に仕上がっている。ドルチェノフとの決戦マップもこれだけで残骸を築ける。
 
:『MX』では欠点らしい欠点が全く無い上に、超絶威力かつ低燃費な性能の超強力な合体攻撃に仕上がっている。ドルチェノフとの決戦マップもこれだけで残骸を築ける。
  
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=== カスタムボーナス ===
 
=== カスタムボーナス ===
 
;全武器攻撃力+200
 
;全武器攻撃力+200
:『[[スーパーロボット大戦A PORTABLE|A PORTABLE]]』。
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:『[[スーパーロボット大戦A PORTABLE|A PORTABLE]]』。火力不足に悩まされる本機にとってはありがたいボーナス。
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== 対決・名場面 ==
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;ギガノスの異変
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:第33話より。[[ドルチェノフ]]の凶行により[[ギルトール]]総帥[[暗殺]]の罪を擦り付けられてしまったマイヨ。[[マスドライバー]]による全面攻撃を防ぐため破壊工作を実行する。追撃の部隊を一掃しドルチェノフを後一歩の所まで追い込むものの、真相を知らない多数のギガノス兵部隊に包囲されてしまう。集中攻撃を受けながらもファルゲンは[[月]]面を脱出するが、その姿はまるで光に包まれた青い鷹のようであった。
  
 
== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
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:ファルゲンの簡易生産型。
 
:ファルゲンの簡易生産型。
  
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== 余談 ==
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*「ギガノスの蒼き鷹」の由来ながら紫とも表現されてしまう機体色だが、[[小説]]版によればプルシアンブルー(紺青色)であるとの事。主に次回予告で「ド紫」と言われがちであり、SRWでも毎度のごとく機体色に突っ込みが入っている。
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== 脚注 ==
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<references />
 
{{DEFAULTSORT:ふあるけん}}
 
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[[category:登場メカは行]]
 
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[[category:機甲戦記ドラグナー]]
 
[[category:機甲戦記ドラグナー]]

2023年10月14日 (土) 07:34時点における最新版

ファルゲンは『機甲戦記ドラグナー』の登場メカ。

ファルゲン
外国語表記 Falguen[1]
登場作品 機甲戦記ドラグナー
初登場SRW スーパーロボット大戦A
SRWでの分類 機体
テンプレートを表示
スペック
分類 メタルアーマー
生産形態 実験機
型式番号 XFMA-09
頭頂高 17.9 m
運行自重 66.1 t
最大発進重量 95.6 t
動力 FPW-2D型 超小型核融合炉
出力 22万ポンド(ドライ)
35万ポンド(CMP)
最大戦闘出力維持時間 36秒(MAX)【回復時間 CMP≦5 3秒~CMP=3,615秒】
出力・重量比 1.151(ドライ)
1.831(CMP)
メインノズル数 2
アポジモーター 8
装甲 シモールA型パッシブ装甲
装甲厚 MAX225 mm
探知装置 イメージセンサー ASV2型
重力場感知システム GVS5型
開発者 ラング・プラート
開発 ギガノス帝国
所属 ギガノス帝国
乗員人数 1名
パイロット マイヨ・プラート
テンプレートを表示
スペック
(フォルグ・ユニット)
分類 フライトユニット
全幅 26.5 m
基本重量 23.7 t
動力伝達システム DFGS-C7
出力 22万ポンド(ドライ)
35万ポンド(CMP)
※アフターバーナー時は13万ポンドをプラス
メインノズル数 6
最高速度 M0.85/SL(海面速度)
M0.98(9,800フィート)
航続距離 2,680ノーチカルマイル
(4,964 km)
ハードポイント数 4
(ハイペロード総量:18.5 t)
テンプレートを表示

この項目では飛行ユニットを装備した「ファルゲン・マッフ」についても説明する。

概要編集

ギガノス帝国メタルアーマーの究極点到達を目的として開発した実験機。

バーニア・武装・レーダー等のあらゆる箇所に最新鋭の高性能装備が投入されており、既存の機体とは一線を画する性能を誇る。特に合成ゴム「シモーレックス」を用いた新素材の複合装甲で覆われた胴体部はその弾性の強さによって銃弾の衝撃を受け流すことが可能であり、従来装甲の弱点だった徹甲弾に対して高い防御力を有している。またこの性質により一見干渉してしまいそうな腰アーマーも問題なく可動し、柔軟な動きを実現している。

本機をモデルとして簡易生産機のゲルフが生産されたが、本機自体はあくまでも実験機であるため量産は行われていない[2]。ギガノス帝国においては親衛隊所属のエースパイロット、マイヨ・プラートの専用機として運用されており、彼に「ギガノスの蒼き鷹」の異名を授ける多大な戦果をもたらしたが、同時に彼ほどの高い技量がなければ性能を十分に発揮できないとも言われている。

一方で設計者のラング・プラート博士はファルゲンの段階でこれ以上の性能向上は不可能と判断しており、それぞれ特化した性能やキャバリアーとの連携を取り入れたドラグナーシリーズの開発に踏み切っている。

名前の由来はドイツ語を意味するファルケンから。

強化装備形態編集

ファルゲン・マッフ
フォルグ・ユニットを装着することで大気圏内での飛行が可能となった形態。大気圏内で飛行可能なのはもちろん、宇宙でも戦闘が可能。
フォルグ・ユニットには3連マルチディスチャージャーが一体となっており、本体の3連マルチディスチャージャーは取り外される。

登場作品と操縦者編集

SRWでは基本的にファルゲン・マッフが登場。

携帯機シリーズ編集

スーパーロボット大戦A
初登場作品。序盤のボスとして登場する。31話開始の時点でケーンの撃墜数が30機以上であれば、5PPに味方援軍として登場し、以降仲間になる。ケーン達がドラグナーに完全固定のため、マイヨを味方にしても乗り換え出来ない。レーザーソードや合体攻撃は射程1固定、レールガンは長射程だがP属性なし、加えて単独では低火力と武装面で難を抱えている。参戦時期が最終分岐前、分岐先の主な敵が木連だがビーム兵器が無いと、総じてやや逆風。使用するならD-1カスタムとのセット運用になる。強化パーツスロットが多いのでV-UPユニットの恩恵は受けやすい。
スーパーロボット大戦A PORTABLE
武装性能は据え置きな上に、V-UP系パーツが削除された。幸い参入時に半分ほど改造されているので、カスタムボーナスを即座に得て補強するのは難しくない。

単独作品編集

スーパーロボット大戦MX
終盤、パイロットのマイヨと共に無条件で自軍に入る。今回も乗り換え不可。機体性能は非常に高く、特に射程3~8のP武器である単体最強攻撃の3連マルチディスチャージャーの使い勝手が良好なため、マイヨが気迫を消費SP10で使える一方でひらめき不屈を持たないという特性に合致し一方的な攻撃が可能。しかし本作ではそれらの利点が霞むレベルで異常なまでに強力な合体攻撃が有名であり、D-1カスタムと2機揃うだけで鬼神の如き強さを誇る。余談だが3連マルチディスチャージャーといい、レーザーソードといい、演出に気合が入っており非常に派手。
スーパーロボット大戦GCXO
ノーマルとマッフが別機体として登場。マッフでない方は序盤にしか出てこない。今回から乗り換え可能になったが、それでも合体攻撃はマイヨ限定。
スーパーロボット大戦X-Ω
マッフ版で登場。2018年12月のイベント「暗躍する「影」」の報酬ユニット。SSRシューター。
2019年6月のNEW COMERガシャにて大器型SSRブラスターが追加。

関連作品編集

Another Century's Episode
敵機体としてのみ登場。使用可能機体になるのは続編『ACE2』からで、『ACE3』では後述の公認新設定が作られる。
Another Century's Episode Portable
使用可能機体。

装備・機能編集

武装・必殺武器編集

本体装備編集

3連マルチディスチャージャー
背面に2基装備した多目的発射機。通常はロケット弾を発射し、他にはスモーク、チャフ、フレアも搭載可能。原作OPで使用するシーンの迫力が印象深い。
フォルグユニットが干渉するため、ファルゲン・マッフでは取り外される。
GC』及び『XO』ではOPシーンを再現している。
白兵戦用レーザーソード
左腕に2本装備。
格闘武器なので射程は短いが、消費が無いので重宝する。なお『MX』では2回切りつけるだけだが、『A PORTABLE』では滅多斬りにするなど更に派手な演出になっている。また双方の作品で最後の一閃の後に敵機が大爆発するトドメ演出もある。
75mm ハンドレールガン SSX9型
主兵装の手持ち式マシンガン。発射速度2000発/分。携行弾数630発。鉄甲弾もしくは爆裂弾を発射。
『MX』ではダブルアタック可能なので重宝する。
『X-Ω』では通常攻撃として使用。
マルチディスチャージャー
ハンドレールガン上部に装備した多目的発射機。通常はプラズマグレネードを発射し、他にはスモーク、チャフ、フレアも搭載可能。

フォルグユニット編集

3連マルチディスチャージャー
一体化したものを2基装備。マッフ形態が基本のSRWではこちらの方を多く見かける。
SRWではジャマーに引っかかるのが残念だが、攻撃力が高く、射程も長い。特に『MX』では射程3~8でありながら移動後使用可能であるため非常に強力。
『MX』『AP』ともに、一旦画面下に離脱後にマイヨのカットインが入り、そのカットインにオーバーラップするように再出現した本機がカメラに向かってミサイルを6発同時発射するという迫力あるアニメーションとなっている。
デュアルミサイル
両翼に3発ずつ計6発装備。

必殺技編集

一斉発射
『X-Ω』での必殺スキル。

合体攻撃編集

ツインレーザーソード / ダブルレーザーソード
ケーン・ワカバドラグナー1型カスタムとの合体攻撃。ダブル~は『GC』以降での名前。1型とレーザーソードによる連撃を加えた後、挟み撃ちの形で一閃を加えて斬り捨てる。
原作最終話でドルチェノフギルガザムネに対して、その欠陥を突いて攻略したケーンとマイヨの共同作戦が元ネタであり、『GC(XO)』では最後の一撃の再現で止めに同時にレーザーソードを突き込む。
『MX』では欠点らしい欠点が全く無い上に、超絶威力かつ低燃費な性能の超強力な合体攻撃に仕上がっている。ドルチェノフとの決戦マップもこれだけで残骸を築ける。

特殊能力編集

剣装備
切り払いを発動する。

移動タイプ編集

・陸
フォルグユニット装着で飛行可能。

サイズ編集

M

カスタムボーナス編集

全武器攻撃力+200
A PORTABLE』。火力不足に悩まされる本機にとってはありがたいボーナス。

対決・名場面編集

ギガノスの異変
第33話より。ドルチェノフの凶行によりギルトール総帥暗殺の罪を擦り付けられてしまったマイヨ。マスドライバーによる全面攻撃を防ぐため破壊工作を実行する。追撃の部隊を一掃しドルチェノフを後一歩の所まで追い込むものの、真相を知らない多数のギガノス兵部隊に包囲されてしまう。集中攻撃を受けながらもファルゲンは面を脱出するが、その姿はまるで光に包まれた青い鷹のようであった。

関連機体編集

ファルゲンカスタム
『Another Century's Episode 3 THE FINAL』に登場したサンライズ公認のゲームオリジナルユニット。大型レールキャノンやレドームが装備されたマッフユニットを持ち、ドラグナー1~3型を一つにしたような特徴を持っている。
ゲルフ
ファルゲンの簡易生産型。

余談編集

  • 「ギガノスの蒼き鷹」の由来ながら紫とも表現されてしまう機体色だが、小説版によればプルシアンブルー(紺青色)であるとの事。主に次回予告で「ド紫」と言われがちであり、SRWでも毎度のごとく機体色に突っ込みが入っている。

脚注編集

  1. MECHANICS、機甲戦記ドラグナー公式サイト、2022年1月6日閲覧。
  2. 第33話にて一度致命的なダメージを受けている筈なのだが、その後如何にして本機が復活したのかは不明。