「カルタ・イシュー」の版間の差分
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言動は大げさな面があるが、多くの部下達から慕われており、地球に降下しようとする[[鉄華団]]を艦隊を率いて迎え撃つ。乗艦で指揮を執るだけでなく、MSパイロットとして[[グレイズリッター]]にも搭乗する。 | 言動は大げさな面があるが、多くの部下達から慕われており、地球に降下しようとする[[鉄華団]]を艦隊を率いて迎え撃つ。乗艦で指揮を執るだけでなく、MSパイロットとして[[グレイズリッター]]にも搭乗する。 | ||
− | == 登場作品と役柄 == | + | 戦闘、および指揮自体は、実戦経験の無さは伺えるが資質自体はあった。しかし総じて戦闘というものを、決闘という誇りある戦いと同一視するという致命的な認識の誤りを持っており、戦闘時にもフォーメーションを取って名乗りを上げるなど、やたらと形式から入りたがる悪癖も見られた。実際これが本当に致命的になり、戦闘ではなりふり構わない鉄華団に敗北を重ね、自身も[[三日月・オーガス]]に撃破される。最期は救援に来たガエリオに回収されたが、瀕死の重傷を負っており、離脱する中でガエリオをマクギリスと勘違いしたまま、彼に感謝の言葉を述べながら息を引き取った。 |
− | === 単独作品 === | + | |
+ | ちなみに彼女が指揮する地球外縁軌道統制統合艦隊は、地球とその周辺宙域の守護を担当しているが、ギャラルホルンと各経済圏の本星である地球に近いほど治安と情勢が安定している事や、地球圏内の動乱には最大戦力である月外縁軌道統合艦隊アリアンロッドが投入されている事もあって、実戦経験がないお飾り部隊と周囲からは見なされていた模様。ただし、地球外縁軌道統制統合艦隊は士気は決して低くはないため、カルタの指揮官としての有能さが窺える。 | ||
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;父親 | ;父親 | ||
:イシュー家当主。病に伏せる。 | :イシュー家当主。病に伏せる。 | ||
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+ | :初代セブンスターズの1人で先祖。厄祭戦の時にはガンダム・ザガンを駆って活躍しており、[[モビルアーマー]]撃墜数はアグニカ・カイエルに次ぐ数となっている。 | ||
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:カルタへの忠誠心が強い親衛隊達。 | :カルタへの忠誠心が強い親衛隊達。 | ||
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;カルタ「我ら、地球外縁軌道統制統合艦隊!」<br />親衛隊「面壁九年!堅牢堅固!」 | ;カルタ「我ら、地球外縁軌道統制統合艦隊!」<br />親衛隊「面壁九年!堅牢堅固!」 | ||
:第19話「願いの重力」と第21話「還るべき場所へ」にて。艦隊を象徴する号令。 | :第19話「願いの重力」と第21話「還るべき場所へ」にて。艦隊を象徴する号令。 | ||
− | : | + | :ちなみに「面壁九年」とは、長い間一つのことに辛抱強く取り組むことの例えで、「堅牢堅固」とは守りが非常に硬い事を指しており、イシュー家に伝わるガンダム・ザガンはこの言葉を体現した重装甲な機体となっている。 |
:第21話では陣形を整えたまま整列、剣を大地に突き立て名乗りを上げる。 | :第21話では陣形を整えたまま整列、剣を大地に突き立て名乗りを上げる。 | ||
:…しかし、これをよりによって敵前で行ってしまい、直後[[鉄華団]]の先制攻撃が直撃してしまう。 | :…しかし、これをよりによって敵前で行ってしまい、直後[[鉄華団]]の先制攻撃が直撃してしまう。 | ||
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:第19話。号令が遅れた隊員を叱責する。 | :第19話。号令が遅れた隊員を叱責する。 | ||
:しかし、終盤にてこの隊員は壮絶な最期を遂げるが、'''あの三日月相手に大立ち回りを演じる'''というまさかの活躍を見せ、視聴者の度肝を抜いた。 | :しかし、終盤にてこの隊員は壮絶な最期を遂げるが、'''あの三日月相手に大立ち回りを演じる'''というまさかの活躍を見せ、視聴者の度肝を抜いた。 | ||
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:第21話。号令後、先制攻撃を受け憤慨する。無論、実戦にも関わらず無防備に名乗りを挙げていた彼女らの非なのだが…。 | :第21話。号令後、先制攻撃を受け憤慨する。無論、実戦にも関わらず無防備に名乗りを挙げていた彼女らの非なのだが…。 | ||
:ちなみに攻撃を受けた隊員は'''右から二番目'''に居た。 | :ちなみに攻撃を受けた隊員は'''右から二番目'''に居た。 | ||
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+ | :第23話。三日月との決闘の際に発した発言。「家名とプライド」にかけるカルタと「仲間たち」にかける三日月と、互いに譲れないものがある二人の対比となっている。 | ||
+ | :しかし、三日月の鬼気迫る猛攻もあり、何より[[死亡フラグ]]では[[キャラ・スーン|もはや定番である]][[ガリー・タン|戦場での自分の名乗り]]を言ってしまっている時点で最期を悟った視聴者も多いだろう。 | ||
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+ | ; 「ええ、アリアンロッドの監視下に入ったようね。あれだけ好き勝手やっておいて、安全な場所に身を置こうなんて図々しい」 | ||
+ | :『DD』2章Part4「願いの重力」より。月の中立地帯に入った[[新生ジオール|モジュール77]]についてこう評す。 | ||
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+ | ==搭乗機体== | ||
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− | : | + | :ギャラルホルンが艦隊戦力の主力として運用している戦艦。カルタの座乗艦は「ヴァナディース」と呼ばれ、地球外縁軌道統制統合艦隊の旗艦を務める。 |
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2024年10月14日 (月) 01:52時点における最新版
カルタ・イシューは『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』の登場人物。
カルタ・イシュー | |
---|---|
外国語表記 | Carta Issue[1] |
登場作品 | |
声優 | 井上喜久子 |
デザイン | 千葉道徳 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦DD |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
---|---|
種族 | 地球人 |
性別 | 女 |
出身 | 地球圏 |
所属組織 | ギャラルホルン |
所属部隊 | 地球外縁軌道統制統合艦隊 |
軍階級 | 一佐 |
概要編集
ギャラルホルンを統べる七つの名家「セブンスターズ」のイシュー家の息女。
病床の父親に代わって当主を代行しており、地球外縁軌道統制統合艦隊の司令官を務める。マクギリス・ファリドやガエリオ・ボードウィンの幼馴染で、マクギリスに対し想いを寄せている。
言動は大げさな面があるが、多くの部下達から慕われており、地球に降下しようとする鉄華団を艦隊を率いて迎え撃つ。乗艦で指揮を執るだけでなく、MSパイロットとしてグレイズリッターにも搭乗する。
戦闘、および指揮自体は、実戦経験の無さは伺えるが資質自体はあった。しかし総じて戦闘というものを、決闘という誇りある戦いと同一視するという致命的な認識の誤りを持っており、戦闘時にもフォーメーションを取って名乗りを上げるなど、やたらと形式から入りたがる悪癖も見られた。実際これが本当に致命的になり、戦闘ではなりふり構わない鉄華団に敗北を重ね、自身も三日月・オーガスに撃破される。最期は救援に来たガエリオに回収されたが、瀕死の重傷を負っており、離脱する中でガエリオをマクギリスと勘違いしたまま、彼に感謝の言葉を述べながら息を引き取った。
ちなみに彼女が指揮する地球外縁軌道統制統合艦隊は、地球とその周辺宙域の守護を担当しているが、ギャラルホルンと各経済圏の本星である地球に近いほど治安と情勢が安定している事や、地球圏内の動乱には最大戦力である月外縁軌道統合艦隊アリアンロッドが投入されている事もあって、実戦経験がないお飾り部隊と周囲からは見なされていた模様。ただし、地球外縁軌道統制統合艦隊は士気は決して低くはないため、カルタの指揮官としての有能さが窺える。
登場作品と役柄編集
単独作品編集
- スーパーロボット大戦DD
- 初登場作品。2章Part4から登場。
- Part5ではボスユニットとして専用のグレイズリッターに搭乗。そのまま原作通りの決着となる。
人間関係編集
家族編集
- 父親
- イシュー家当主。病に伏せる。
- カチュア・イノーシー
- 外伝作品『ウルズハント』に登場する腹違いの妹。カルタの死後、イシュー家の断絶を防ぐ為に捜索が行われた。SRW未登場。
- アルゾナ・イシュー
- 初代セブンスターズの1人で先祖。厄祭戦の時にはガンダム・ザガンを駆って活躍しており、モビルアーマー撃墜数はアグニカ・カイエルに次ぐ数となっている。
ギャラルホルン編集
- マクギリス・ファリド
- 幼馴染の一人。彼に好意を抱いており、最期に想うのも彼の事だったが、最期までその片思いは一方通行だった。
- ガエリオ・ボードウィン
- 幼馴染の一人。彼への対応は軽かったが、彼からは大事に思われており、最期に救援に来てくれたのは彼だった。
- コーリス・ステンジャ
- 太平洋方面防衛部隊に所属する部下。
- カルタ親衛隊
- カルタへの忠誠心が強い親衛隊達。
鉄華団編集
- 三日月・オーガス
- 技量自体は三日月に引けを取らなかったが、身勝手な決闘を無視した三日月の猛攻の前に致命傷を負う。
- 昭弘・アルトランド
- 彼の先制攻撃で赤っ恥をかくことになってしまう。
- オルガ・イツカ、ビスケット・グリフォン
- ミレニアム島での戦闘で指揮官である彼らの乗っているモビルワーカーを攻撃するもビスケットの足掻きでオルガを仕留めることには失敗。
名(迷)台詞編集
- カルタ「我ら、地球外縁軌道統制統合艦隊!」
親衛隊「面壁九年!堅牢堅固!」 - 第19話「願いの重力」と第21話「還るべき場所へ」にて。艦隊を象徴する号令。
- ちなみに「面壁九年」とは、長い間一つのことに辛抱強く取り組むことの例えで、「堅牢堅固」とは守りが非常に硬い事を指しており、イシュー家に伝わるガンダム・ザガンはこの言葉を体現した重装甲な機体となっている。
- 第21話では陣形を整えたまま整列、剣を大地に突き立て名乗りを上げる。
- …しかし、これをよりによって敵前で行ってしまい、直後鉄華団の先制攻撃が直撃してしまう。
- カルタ「右から二番目、遅れてる!」
親衛隊員「申し訳ありません!」 - 第19話。号令が遅れた隊員を叱責する。
- しかし、終盤にてこの隊員は壮絶な最期を遂げるが、あの三日月相手に大立ち回りを演じるというまさかの活躍を見せ、視聴者の度肝を抜いた。
- 「なんと…無作法な!!」
- 第21話。号令後、先制攻撃を受け憤慨する。無論、実戦にも関わらず無防備に名乗りを挙げていた彼女らの非なのだが…。
- ちなみに攻撃を受けた隊員は右から二番目に居た。
- 「私は戦いたかった! 正々堂々と戦いたかった! そうでなければ、私らしくない! 私は…カルタ・イシューだ!」
「私は…勝利するしかないの! 立場を失い家の名に傷を付け…こんな惨めな私はあいつの憧れていた私じゃないのよ!!」 - 第23話。三日月との決闘の際に発した発言。「家名とプライド」にかけるカルタと「仲間たち」にかける三日月と、互いに譲れないものがある二人の対比となっている。
- しかし、三日月の鬼気迫る猛攻もあり、何より死亡フラグではもはや定番である戦場での自分の名乗りを言ってしまっている時点で最期を悟った視聴者も多いだろう。
- 「あぁ…マクギリス…助けに来て…くれた…のね…マクギリス…」
「ありが…とう…マク…ギリ…」 - 同話での最期の台詞。三日月との戦いに敗れ、コックピットを通じて受けた傷だけでなく、内部にまで冷水が浸水。寒冷地の外気にも晒された事で正常な判断すらも出来なくなり、駆け付けたガエリオをマクギリスと誤認。ガエリオはそのまま自分をマクギリスだと嘘を付き、カルタはそのまま看取られていった。
スパロボシリーズの名台詞編集
- 「ええ、アリアンロッドの監視下に入ったようね。あれだけ好き勝手やっておいて、安全な場所に身を置こうなんて図々しい」
- 『DD』2章Part4「願いの重力」より。月の中立地帯に入ったモジュール77についてこう評す。
搭乗機体編集
- グレイズリッター
- 地球外縁軌道統制統合艦隊の主力量産機。一部が赤く塗装された指揮官機を駆る。
- ハーフビーク級
- ギャラルホルンが艦隊戦力の主力として運用している戦艦。カルタの座乗艦は「ヴァナディース」と呼ばれ、地球外縁軌道統制統合艦隊の旗艦を務める。