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自己判断が可能であり、目的を遂行する中で「有機生命体であるがゆえに、生命の危機によってストレスを受ける」という結論に達し、全宇宙の生命をストレスを受けない機械生命体にするべく独自の行動を開始する。 | 自己判断が可能であり、目的を遂行する中で「有機生命体であるがゆえに、生命の危機によってストレスを受ける」という結論に達し、全宇宙の生命をストレスを受けない機械生命体にするべく独自の行動を開始する。 | ||
故郷である三重連太陽系を機界昇華した後は、生み出した機械生命体である[[ゾンダー|ゾンダリアン]]を尖兵としつつ自らも31個の原種核に分離して宇宙各地に散り、機界昇華を進めていた。 | 故郷である三重連太陽系を機界昇華した後は、生み出した機械生命体である[[ゾンダー|ゾンダリアン]]を尖兵としつつ自らも31個の原種核に分離して宇宙各地に散り、機界昇華を進めていた。 | ||
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『[[第3次スーパーロボット大戦α]]』においては、機界昇華は単にマイナス思念を解消するというのみならず、生命体最大のストレスである死・絶滅([[アポカリュプシス]])を回避するための結論であったと語られている(もっともそういう結論を出すこと自体、アポカリュプシスの誘導であったようだが)。 | 『[[第3次スーパーロボット大戦α]]』においては、機界昇華は単にマイナス思念を解消するというのみならず、生命体最大のストレスである死・絶滅([[アポカリュプシス]])を回避するための結論であったと語られている(もっともそういう結論を出すこと自体、アポカリュプシスの誘導であったようだが)。 | ||
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:『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』同様、ガオガイガーの再現が機界原種編からなので存在感は大きい。 | :『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』同様、ガオガイガーの再現が機界原種編からなので存在感は大きい。 | ||
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+ | :3章part10より登場。一纏めになって襲来した原作とは違い、複数のチームとなった状態で別々の宙域に出現し、プレイヤー部隊のみならず[[ベターマン]]や[[ネオ・ジオン]]とも戦闘を行った。 | ||
+ | :呆気なく撃墜され全滅するが、簡単すぎた為に「やられた振りをしてどこかに隠れた」と早々に確信されており、事実、コアの状態で潜伏していた。 | ||
+ | :3章part12より本格的に活動を開始。ただ、[[ZX-04]]こと巨脚原種が早々に[[ジェイアーク]]に発見されあっさり倒されてしまっている。また、何気に脊椎原種がスパロボで初登場した。 | ||
+ | ;[[スーパーロボット大戦30]] | ||
+ | :『[[覇界王 ガオガイガー対ベターマン|覇界王]]』設定であるため、10年前に倒されている。 | ||
== 関連用語 == | == 関連用語 == |
2024年6月8日 (土) 11:34時点における最新版
機界31原種とは、『勇者王ガオガイガー』に登場する敵勢力。
機界31原種 | |
---|---|
登場作品 | 勇者王ガオガイガー |
初登場SRW | 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ |
SRWでの分類 | パイロット |
概要編集
GGGがゾンダリアンを駆逐した直後に現れた第2の敵勢力。所謂「物語後半、前半で戦った存在の上位種として登場してくる敵種族(例:獣士→鎧獣士 等)」の一種だが、その正体は全宇宙のゾンダー勢力の上に立つ「真のゾンダー」とでも呼ぶべき存在で、当然ながらその力はこれまで地球で活動してきたゾンダーを遥かに凌駕する。
真の姿と名は「Zマスター」。現在は31のゾンダークリスタルに分割されており、この1つ1つを核(=原種核)として身体を構築した個体が心臓原種の指令の下で活動を行っている(『原種』という言葉はこの個体それぞれを指しても用いる。31体合わせての通称である)。各個体については「Zマスターを構成する一パーツ」としての役割を反映してか、人体の一部をモチーフとした能力や名称が与えられているのが特徴で、互いに「腕」「キモ(肝臓)」等と呼び合う場面もあることから、彼ら自身もそのような(自身は「腕」パーツである、といった)認識を持っているようである。
公式HPでは、彼らとの戦いが主軸となる第31話~第47話を「機界原種編」と呼称している。
初登場は本編第31話「さらばGGG」。パスダーとの死闘を終えたばかりのGGGの前に姿を現す。GGGが先のパスダー隊との戦いで戦力の大半を失っていたこともあり、ベイタワー基地を粉砕。生き残ったガオガイガーも大破に追い込むという衝撃的な登場を果たした。
初戦では彼らになすすべなく敗北を喫したGGGだったが、実はGGG首脳部はギャレオンに蓄えられていた情報を基に早くから、その存在を認識しており、対ゾンダリアン戦と平行して秘かにオービットベースを建造、宇宙からの襲来に備えていた。ベイタワー基地崩壊後に拠点をオービットベースに移し、組織体制を一新した新生GGGは、新たな敵との死闘を繰り広げることとなる。
GGGはゾンダーロボをEIのコードでナンバリングしていたのに対し、原種については「ZX(=ゼクスZonder-eXception:特殊なゾンダー)」のコードを採用している。
目的編集
Zマスターは、生命体のストレスを解消することを目的として、三重連太陽系の紫の星で作成されたマスタープログラムである。
自己判断が可能であり、目的を遂行する中で「有機生命体であるがゆえに、生命の危機によってストレスを受ける」という結論に達し、全宇宙の生命をストレスを受けない機械生命体にするべく独自の行動を開始する。 故郷である三重連太陽系を機界昇華した後は、生み出した機械生命体であるゾンダリアンを尖兵としつつ自らも31個の原種核に分離して宇宙各地に散り、機界昇華を進めていた。 ただ分離して各々が自己判断した結果、機界昇華へのプロセスに違いが出ることもあるようで、合体原種と化した腕原種が自身の放った攻撃で地球に被害が出たことで「ゾンダーの素体となる地球人を全滅させては元も子もない」としたのに対し、ZX-04やZX-06は機界昇華に対する抵抗力を削ぐためなら地球の生命が壊滅状態になっても構わないと考えての目論見を起こしている。
『第3次スーパーロボット大戦α』においては、機界昇華は単にマイナス思念を解消するというのみならず、生命体最大のストレスである死・絶滅(アポカリュプシス)を回避するための結論であったと語られている(もっともそういう結論を出すこと自体、アポカリュプシスの誘導であったようだが)。
能力編集
基本的な能力はゾンダリアンと同様であるものの、それをも大きく上回る。加えて原種にしか備わっていない能力として、ゾンダーメタルを自力で精製できること、また時限跳躍用のゲートであるESウィンドウを単体で展開する事などがあげられる。特に前者が意味するところは、十分なエネルギーさえあれば単体で地球の機界昇華が可能であるということであり、非常に危険な能力であると言える。原種が分裂した状態で活動を展開しているのは、この能力を個々が独自に使用することで効率的に機界昇華を遂行するための采配であると思われる(但し、劇中の最終局面において木星の「ザ・パワー」の力を得たZマスターは、全地球を一瞬でゾンダー化に導く圧倒的な能力を発揮。エネルギーの問題が完全に解決された場合、その機界昇華の能力は31体の分裂体のそれを上回るものと思われる)。
また原種は、主に移動用として、巨大な六角柱状の形態を取ることも可能である(麗雄博士は劇中、この形態を恒星間航行用のものではないかと推測している)。この形態でもそこそこの攻撃力があり、複数が同期して巨大なビームを放つことが可能。
三重連太陽系との関係編集
前述の通り三重連太陽系を機界昇華に追い込んだのは原種だが、原種の大元である「マスタープログラム」とは、元々は人間のストレスを解消する目的で三重連太陽系の人々自身が創造したものである。しかし、プログラムは暴走し、生命体の機界昇華を目的とする「原種」へと変貌してしまう。
彼らの侵攻を食い止めるべく、赤の星ではJジュエルを動力源とする31隻のジェイアーク及びソルダートJの大軍団により構成される「ソルダート師団」を、緑の星ではGストーンを動力源とするギャレオンを、それぞれ完成させ、原種への対抗を試みた。だが、それらの抵抗の甲斐もなく三重連太陽系は原種の侵攻に包まれ、緑の星からはギャレオン及びラティオ(天海護)が、赤の星からは1隻のジェイアーク及びアルマ(戒道幾巳)が辛くも逃げ延び、地球へと辿りつくこととなる。
一方、赤の星の攻防戦で原種に敗北したソルダートJ、及びジェイアークのメインコンピュータであったトモロ0117は、ゾンダリアンの「ピッツァ」「ペンチノン」と化し、地球でゾンダーの尖兵となっていた。しかし実際のところ、ソルダート師団の敗北は原種の先制攻撃によりその本領を発揮できなかったが故のことで、実際には原種と渡り合えるだけの戦闘能力……どころか、1対1でキングジェイダーに勝てたことは腕原種でさえないため、壮絶な戦力を備えていたようである。彼らは、パスダーの消滅後に、成長した戒道と再会したことで、かつての記憶と真の姿を取り戻し、ジェイアークを駆って対原種戦線に参戦。その際にはジェイアークの本来のポテンシャルを遺憾なく発揮し、ガオガイガーでは太刀打ちできなかった3体の原種の尖兵を一蹴。以後も駆逐して全ての原種核=ゾンダークリスタルを集め、浄解・消滅させることを目的として独自の戦いを繰り広げていく。
この「原種のゾンダークリスタルへの浄解」は、ゾンダー人間と化した人間の浄解以上に高度な能力を必要とするようで、当初は戒道のみ浄解を行うことが可能であった。後には護も、真の力に目覚めることで浄解が可能となっている。
機界31原種の一覧編集
31体の原種、及び関連する存在を一覧表形式で記載。
ナンバー | 名称 | Wikiページ |
---|---|---|
ZX-01 | 巨腕原種 | ZX-01 |
ZX-02 | 鉄髪原種 | ZX-02 |
ZX-03 | 顎門原種 | ZX-03 |
ZX-04 | 巨脚原種 | ZX-04 |
ZX-05 | 脊椎原種 | ZX-05 |
ZX-06 | 頭脳原種 | ZX-06 |
ZX-07 | 腕原種 腕原種 エウロパ |
腕原種 / ZX-07 |
ZX-08 | 爪原種 | 爪原種 |
ZX-09 | 耳原種 | 耳原種 |
ZX-10 | 瞳原種 | 瞳原種 |
ZX-11 | 腸原種 | 腸原種 |
ZX-12 | 肋骨原種 | 肋骨原種 |
ZX-13 | 肝臓原種 | 肝臓原種 |
ZX-14 | 胃原種 | 機界原種* |
ZX-15 | 鼻原種 | 機界原種 |
ZX-16 | 翼原種 イオ | ZX-16 |
ZX-17 | 肺原種 ガニメデ | 機界原種 |
ZX-18 | 肘原種 カリスト | 機界原種 |
ZX-19 | 膝原種 アマルテア | ZX-19 |
ZX-20 | 足原種 ヒマリア | 機界原種 |
ZX-21 | 首原種 エレーラ | 機界原種 |
ZX-22 | 胸原種 パシファエ | 機界原種 |
ZX-23 | 臍原種 シノーペ | 機界原種 |
ZX-24 | 尻原種 リシテア | 機界原種 |
ZX-25 | 生殖器原種 カルメ | 機界原種 |
ZX-26 | 腎臓原種 アナンケ | ZX-26 |
ZX-27 | 肩原種 レダ | 機界原種 |
ZX-28 | 膀胱原種 テーペ | 機界原種 |
ZX-29 | 神経原種 アドラステア | 機界原種 |
ZX-30 | 筋肉原種 メティス | 機界原種 |
ZX-31 | 心臓原種 | 心臓原種 |
- 個別の形態で登場していない原種は、原作中における六角柱の形態で「機界原種」名義で登場している。
- パスダー(EI-01)
- ゾンダリアンの司令官であるが、その役割は心臓原種の情報端末。GGGに敗北した後、宇宙に逃れたEI-01は、直後にパリアッチョに吸収同化される。
- パリアッチョ
- 原種の司令官としての役割を担う存在で、その正体はZX-31・心臓原種そのもの。
- 合体原種
- 「機界最強7原種」である腕・爪・耳・腸・瞳・肋骨・肝臓のうち、肝臓を除く6体が合体した形態。6体の原種全ての固有能力を使用することが可能である。
- Zマスター
- GGGとジェイアークが集めたゾンダークリスタルの強奪に成功したパリアッチョは、生き延びていた腕原種等も取り込み、本来のこの姿に回帰。ザ・パワーの力を得て、真なる力を発揮する。
登場作品編集
原種名義でパイロットとしても登場。
αシリーズ編集
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- 「FINAL」まで再現されている都合上、前半で出番が終わってしまうため、勢力としては強大(Zマスター戦では前作のラストバトル用BGMである「SKILL Ver.α2」が使われる)でありながらも、やや影が薄い。
携帯機シリーズ編集
- スーパーロボット大戦W
- 今作におけるガオガイガーの再現はかなりハイペースであるため、第1部の後半部分のみの登場に留まっている原種達の出番は少ないが、Zマスターが第1部の準ラスボスと言えるため存在感は大きい。
- スーパーロボット大戦BX
- 今回は機界原種編から始まり、TV版最終話に終わるためやはり存在感は大きい。
VXT三部作 編集
- スーパーロボット大戦T
- 『BX』同様、ガオガイガーの再現が機界原種編からなので存在感は大きい。
単独作品編集
- スーパーロボット大戦DD
- 3章part10より登場。一纏めになって襲来した原作とは違い、複数のチームとなった状態で別々の宙域に出現し、プレイヤー部隊のみならずベターマンやネオ・ジオンとも戦闘を行った。
- 呆気なく撃墜され全滅するが、簡単すぎた為に「やられた振りをしてどこかに隠れた」と早々に確信されており、事実、コアの状態で潜伏していた。
- 3章part12より本格的に活動を開始。ただ、ZX-04こと巨脚原種が早々にジェイアークに発見されあっさり倒されてしまっている。また、何気に脊椎原種がスパロボで初登場した。
- スーパーロボット大戦30
- 『覇界王』設定であるため、10年前に倒されている。