「メカギルギルガン」の版間の差分

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== 概要 ==
 
== 概要 ==
更なる進化を遂げた[[ギルギルガン]]の最終形態。原作には登場しない、[[オリジナル設定|SRWオリジナル]]の最終形態である。
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最終形態にまで至った[[ギルギルガン (第3形態)]]の更なる進化形態(所謂『第4形態』)。
  
全身銀色に染まり、トゲが目立つようになる。デザインは特撮映画「ゴジラシリーズ」の[[3式機龍|メカゴジラ]]をイメージしている<ref name="cgb" />。
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原作には登場しない[[オリジナル設定|SRWオリジナル]]の最終形態であるが、初登場したのが『[[旧シリーズ]]』最初の作品である『[[第2次スーパーロボット大戦]]』で、初の[[バンプレストオリジナル]]の機体である[[サイバスター]]と[[グランゾン]]、[[ヴァルシオン]]の三機も、この作品が初登場となっている。
  
捕食によって体内に取り込んだ金属を細胞レベルで融合させる事で、全身を金属化し、蓄積していた[[エネルギー]]を100%活用できるようになる。以前の形態に比べ、防御力・攻撃力共に飛躍的に向上しており、また、第3形態の際の腰部の穴も塞がれ、弱点らしい弱点が無いといっても良い。
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デザインは特撮[[映画]]「ゴジラシリーズ」の[[3式機龍|メカゴジラ]]をイメージしており<ref name="cgb" />、『[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]』及び『[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]』の[[ロボット大図鑑]]によるとモデルについては「いわずと知れた例のアレ。」、『F完結編』では「ただし首がぐるぐるまわったりしない。」の一文が追記され、メカゴジラの事を示唆している。
  
書籍『不滅のスーパーロボット大全』に収録された読切[[漫画]]『マジンカイザー対真ゲッターロボ』(作画:Moo念平、脚本:赤星政尚)では[[ギルギルガン (第2形態)]]が大量の[[光波獣ピクドロン|ピクドロン]]を捕食して第3形態を通り越す急成長を行い、この形態へと変化した。全身から金属を捕食できるようになり[[マジンカイザー]][[真ゲッターロボ (ロボット)|真ゲッターロボ]]を苦しめるが、[[剣鉄也]]により[[超合金ニューZα]]は捕食できない(この時ゲッタートマホークとターボスマッシャーパンチが胴体に突き刺さっているが、前者は溶けるように捕食しているのに対して後者はそのままだった)という弱点を見抜かれ形勢は逆転。最期はファイヤーブラスターとゲッタービームを受け、撃破された。今の所、SRW以外のメディアでメカギルギルガンが登場したのはこの漫画のみである。
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=== 機体概要 ===
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本来、ギルギルガンは二足歩行の人型怪獣の姿をした[[ギルギルガン (第3形態)|第3形態]]こそが最終形態となっていた。だが、「[[地球]]」という自らを生み出した[[異星人|宇宙人]]達の母星とは異なる環境の影響か、それとも地球で捕食した[[超合金ニューZ]]等の特殊な金属との相性の良さによる突然変異的な変化か、はたまたは自らに立ちはだかる[[スーパーロボット]]達の強大な力から生き延びようとする「生存本能」によって起こされた奇跡なのか、いずれかは不明であるものの、追い詰められたギルギルガンは自らを生み出した宇宙人達の予想をも超える形で、「第3形態を超えた『第4形態』」とも言えるこの姿への自己進化を遂げた。
  
なお、『[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]』の[[ロボット大図鑑]]によると「'''勝手に作ってしまったオリジナル'''」との事で、ダイナミック側はメカギルギルガンについては当初は全く関与していなかった事が伺える。また、モデルについては「いわずと知れた例のアレ。」、『[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]』では「ただし首がぐるぐるまわったりしない。」の一文が追記されており、メカゴジラの事を示唆している。
+
これまで捕食して体内に取り込んだ金属を細胞レベルで融合させる事で、金属製の鎧を身にまとったかの様に、生体部分であった全身を金属化させる事に成功。全身が銀色になり、金属で構成された鋭角も全身に備わった事でより凶悪かつ攻撃的なフォルムとなっており、生物兵器と言うよりは「怪獣の姿をしたロボット」とも言える外見である。これによって必然的に防御力も大幅に向上した事に加え、この形態の進化による副作用なのか、蓄積していた[[エネルギー]]の100%が活用出来る様になっており、攻撃力も飛躍的に向上している。一方、第3形態の腰部に備わっていた鎌は無くなっており、弱点となっていた穴が開いているだけの様な状態となっているが、実はこの穴も金属によって完全に塞がれた事で克服しており、実質的に弱点らしい弱点が無いといっても良くなっている。攻撃手段に関しては、第3形態に備わっていた「破壊光線」や「メガグラビトロンウェーブ」の威力が大幅に向上した他、両腕の「アイアンクロー」に至っては第3形態に装備していた鎌と同じく分離して直接相手に飛ばしてぶつける事が可能になっており、これはおそらく[[グレートマジンガー]]や[[グレンダイザー]]といった両腕を飛ばすロケットパンチ系の武器を持ったスーパーロボットとの戦いが少なからず影響を与えていると思われる。
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=== 劇中の様相 ===
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==== 旧シリーズ ====
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『[[DC戦争]](第2次)』の終盤にて、[[ディバイン・クルセイダーズ]](通称『[[DC]]』)に所属する[[Dr.ヘル]]の勢力が切り札として投入したギルギルガンが、本来の最終形態となる第3形態の状態で[[ロンド・ベル]]と交戦し撃破された後、最終形態という形で変貌。よりパワーアップした状態でロンド・ベルに襲い掛かるも、最終的には撃破された。
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しかし、ギルギルガン自体に複製体が何体か存在していたらしく、また「金属を捕食する」という機動兵器に対する有利なアドバンテージが着目されたのか、『[[インスペクター事件]]([[第3次スーパーロボット大戦|第3次]])』ではDCから離脱し、独自の行動を取っていた[[パプテマス・シロッコ]]一派や地球の兵器を奪って利用していた[[インスペクター]]等によって投入され、『[[ラ・ギアス事件]]([[スーパーロボット大戦EX|EX]])』では[[ヴォルクルス教団]]の[[ルオゾール・ゾラン・ロイエル]]がわざわざ地上世界から持ち込む形で投入。いずれも最終的にはメカギルギルガンへと変異して、撃破されている。
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ラ・ギアス事件後の[[ゾヴォーグ|ゲスト(ゾヴォーグ)]]襲来の時期(第4次及びF完結編)でも、[[コロス]]もしくは[[暗黒大将軍]]が切り札として投入しているが、この頃になるとギルギルガンとの戦い方を熟知している[[兜甲児]]から「ナントカの一つ覚え」と冷ややかな目で見られるまでになっている。やはりこの戦いでも最終的にメカギルギルガンへ変異するも、[[マジンカイザー]]や[[真ゲッターロボ (ロボット)|真ゲッターロボ]]を始めとする強力なスーパーロボットを加えたロンド・ベルの敵ではなかった。
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==== [[スーパーロボット大戦DD|DD]] ====
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ショートシナリオとメインシナリオで細かな設定が異なるが、共通して「[[ベガ星連合軍]]によって捕獲された野生のギルギルガン(作中ではギルギルガンの名前は出ず、単に怪獣や宇宙怪獣と表記)に改造を加えられた事で誕生した生体兵器」として登場。高い再生能力を持つが制御はできず本能で動くので、現場からするとメカギルギルガンが送られてくることは、自分たちでは任務の達成ができないと本星から判断されたことを意味する。
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==== その他 ====
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書籍『不滅のスーパーロボット大全』に収録された読切[[漫画]]『マジンカイザー対真ゲッターロボ』(作画:Moo念平、脚本:赤星政尚)では[[ギルギルガン (第2形態)]]が大量の[[光波獣ピクドロン|ピクドロン]]を捕食して第3形態を通り越す急成長を行い、この形態へと変化した。
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「全身から金属を捕食出来る」というこれまでのギルギルガン以上の驚異的な能力を発揮し、マジンカイザーと真ゲッターロボを苦しめるが、[[剣鉄也]]によりマジンカイザーの装甲に利用されている[[超合金ニューZα]]は捕食出来ない(この時ゲッタートマホークとターボスマッシャーパンチが胴体に突き刺さっているが、前者は溶けるように捕食しているのに対して後者はそのままだった)という弱点を見抜かれ形勢は逆転。最期はファイヤーブラスターとゲッタービームを受け、撃破された。
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今の所、SRW以外のメディアでメカギルギルガンが登場したのはこの漫画のみである。
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=== 登場の経緯 ===
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登場キャラクターやユニットの概要が図鑑で解説される様になった『第4次』及び『F完結編』のロボット大図鑑によると、「'''勝手に作ってしまったオリジナル'''」との事で、ダイナミック側はメカギルギルガンについては当初は全く関与していなかった事が伺える。しかし、初登場となる『旧シリーズ』の『第2次』から『DD』に至るまで、メカギルギルガンは何度にも及んで登場を果たしており、『[[αシリーズ]]』以降は本格的なリデザインまでもが行われ、現在は「バンプレストのオリジナル」である事が逆に幸いしている事もあってか、むしろ'''元となったギルギルガン以上に高い登場頻度を誇っている'''等、スパロボの開発スタッフからは間違いなく愛されている名悪役的な存在となっている。
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ダイナミック側からも、メカギルギルガンへの強い拘りが理解されているのか、登場作品の設定が元は「[[バンプレストオリジナル]]」であったのに対し、近年登場した『DD』では「'''[[ダイナミック企画オリジナル]]'''」となっており、完全に公式化している[[マジンカイザー]]と同様、メカギルギルガンもまたダイナミック側から半ば公認化されていると言えるだろう。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
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=== [[αシリーズ]] ===
 
=== [[αシリーズ]] ===
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦α}}
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦α}}
:本作から顔のデザインが変更されている。[[ギルギルガン (第3形態)|ギルギルガン]]を倒すことで登場する。1体の時は相手にならないが、最終盤では最初からこの形態で更に2体まとめて出現となれば勝手が違う。ボスの[[ジ・O]]や取り巻きの[[ラフレシア]]より厄介な相手。
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:本作からデザインが変更されている。[[ギルギルガン (第3形態)|ギルギルガン]]を倒すことで登場する。1体の時は相手にならないが、最終盤では最初からこの形態で更に2体まとめて出現となれば勝手が違う。ボスの[[ジ・O]]や取り巻きの[[ラフレシア]]より厄介な相手。
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦α外伝}}
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦α外伝}}
 
:第3形態からの変化は地上ルート第34話の1機のみで、それ以降は最初から本機の状態で[[恐竜帝国]]や[[シュウ・シラカワ|シュウ]]が複数使用する。高耐久力に低燃費の強力な武器を持ち、HP・EN回復大を持っているため隙の無い強敵。さらにシュウが使うのは[[援護]]Lv2を持つ[[自律回路]]搭載機のため非常に厄介。
 
:第3形態からの変化は地上ルート第34話の1機のみで、それ以降は最初から本機の状態で[[恐竜帝国]]や[[シュウ・シラカワ|シュウ]]が複数使用する。高耐久力に低燃費の強力な武器を持ち、HP・EN回復大を持っているため隙の無い強敵。さらにシュウが使うのは[[援護]]Lv2を持つ[[自律回路]]搭載機のため非常に厄介。
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=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦}}
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;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦}}(HDリメイク版)
:HDリメイク版の第2部から登場。実に『IMPACT』以来12年ぶりのシリーズ再登場を果たした。第1部をプレイしたシリーズ常連のプレイヤーから「メカに化けるかも…」との危惧があったとかなかったとか…。
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:第2部から登場。実に『IMPACT』以来12年ぶりのシリーズ再登場を果たした。第1部をプレイしたシリーズ常連のプレイヤーから「メカに化けるかも…」との危惧があったとかなかったとか…。
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦MX}}
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:ちなみにデザインは旧版で登場。
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;[[スーパーロボット大戦MX]]
 
:原作通り第1から第3まで進化していくのみで登場しないが、「まさか、こいつ…この後、メカに化けたりしねえだろうな…」というネタ台詞あり。
 
:原作通り第1から第3まで進化していくのみで登場しないが、「まさか、こいつ…この後、メカに化けたりしねえだろうな…」というネタ台詞あり。
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦DD}}
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦DD}}
:2021年5月のイベント「ゲッターノワール 三つの魂」のボスユニット。攻撃&防御タイプ。参戦名義は「[[ダイナミック企画オリジナル]]」となっている。
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:2021年5月のイベント「ゲッターノワール 三つの魂」のボスユニットとして登場。攻撃&防御タイプ。参戦名義は「ダイナミック企画オリジナル」となっている。
 
:「スーパーロボット大戦」(HDリメイク)以来7年ぶりの登場。辺境星系で捕獲された[[ギルギルガン|宇宙怪獣]]を[[ベガ星連合軍]]が改造したという設定だが、コントロール出来ない欠陥品となっている。余りに凶暴すぎて敵味方関係なしに襲い掛かるため、悪役たち([[早乙女博士 (OVA)|早乙女博士]]、[[あしゅら男爵]]、[[邪魔大王国]])とスーパーロボット軍団が一時共闘する運びになった。再生能力を有し、分厚い装甲を破るには3連続で同時攻撃を当てる必要があり、しかもその同時攻撃には'''0.001秒単位'''の精密性が求められる。
 
:「スーパーロボット大戦」(HDリメイク)以来7年ぶりの登場。辺境星系で捕獲された[[ギルギルガン|宇宙怪獣]]を[[ベガ星連合軍]]が改造したという設定だが、コントロール出来ない欠陥品となっている。余りに凶暴すぎて敵味方関係なしに襲い掛かるため、悪役たち([[早乙女博士 (OVA)|早乙女博士]]、[[あしゅら男爵]]、[[邪魔大王国]])とスーパーロボット軍団が一時共闘する運びになった。再生能力を有し、分厚い装甲を破るには3連続で同時攻撃を当てる必要があり、しかもその同時攻撃には'''0.001秒単位'''の精密性が求められる。
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:暫く間をおいてメインワールドにも2章Part7「メカニカル・グラタニィ」から登場。こちらでは宇宙の果てで捕獲された怪獣を改造したと設定が変更され、ベガ星連合軍では侵略ができないと判断された場合にベガ星から送り込まれるという存在。制御できない点は「ゲッターノワール 三つの魂」と同じだが、3回同時攻撃の設定は無くなっており単純に頑強かつ再生するだけ。しかし、登場したのが'''地球陣営の軍事力は[[カタフラクト]]程度で、スーパーロボットも2機しかいない'''第7世界(他世界の居残り戦力も皆無)という状況も相まって絶望的な強敵として描かれた。
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:最終的に、「機体の残骸を餌に時間稼ぎ」以上の手が通じず、いよいよ打つ手なしかと思われたタイミングで運良くやってきた[[ディバイン・ドゥアーズ]]により、[[メラフディン]]のツーウェイアラブル・キャノンで体に大穴を開けられ、内部にスーパーロボット軍団と[[サイコガンダム]]<ref>なお、サイコガンダムが混じっているのは、[[界塚伊奈帆]]は「スーパーロボットによる総攻撃」を提案したのに対し、人選が自軍加入直後の[[レイラ・マルカル]]に一任されたので、サイコガンダムをスーパーロボットの類と勘違いして選んでしまったため。</ref>により徹底攻撃を受けた事で完全に爆砕され消滅する<ref>この体に大穴を開けられてから内部への一斉攻撃による爆砕は漫画『ダイナミックヒーローズ』に登場した光波獣ギルドロン([[ピクドロン]])撃破時の状況に酷似している。</ref>。
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:ゲームとしても相手にする期間がかなり長く、3シナリオ(1つを除いた5MAP)連続、しかも最後以外は強制出撃のみ<ref>[[スレイプニール]]、[[アレイオン]]2機、[[グレンダイザー]]、[[ダイターン3]]。</ref>で戦うことになる。『DD』の性質上、誰か1人でも育成すれば十分クリア可能で、この戦力で往年のような戦闘を強いられるわけではないのが救い。
 +
:2023年3月のイベント「憑・依」でも登場。[[ダークブレイン]]の分身の一体という扱い。
 
:なお宇宙怪獣ということで、パイロットはAIなどではなくメカギルギルガン本人。
 
:なお宇宙怪獣ということで、パイロットはAIなどではなくメカギルギルガン本人。
  
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;[[ビーム吸収]]
 
;[[ビーム吸収]]
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:『EX』では[[ゲッター線|ゲッタービーム]]も[[ビーム兵器]]扱いなので、『[[劇場版マジンガーシリーズ|グレートマジンガー対ゲッターロボ]]』における[[ギルギルガン (第3形態)|最終第3形態]]にトドメを刺した攻撃(の1つ)に'''無敵'''。見ようによっては、原作のギルギルガンの進化を更に凌駕した象徴と言える耐性である。
 
;[[Iフィールド]]
 
;[[Iフィールド]]
 
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;「THE ARROW OF DESTINY」
 
;「THE ARROW OF DESTINY」
 
:『[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]』での優先BGM。
 
:『[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]』での優先BGM。
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== 人間関係 ==
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;[[ギルギルガン]]
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:彼が変化する事によって、メカギルギルガンとなる。
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;[[3式機龍|メカゴジラ]]
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:「いわずと知れた例のアレ」。オマージュ元の一つ。
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;[[ゴジラ]]
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:怪獣王。オマージュ元の更にオマージュ。
  
 
== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==

2024年9月21日 (土) 00:55時点における最新版

メカギルギルガンは「劇場版マジンガーシリーズ」の設定を基にしたSRWオリジナル機体

メカギルギルガン
登場作品

マジンガーシリーズ

デザイン かげやまいちこ[1]
初登場SRW 第2次スーパーロボット大戦
SRWでの分類 機体
テンプレートを表示
生態
分類 宇宙怪獣
ギルギルガン
前形態 ギルギルガン (第3形態)
テンプレートを表示

概要編集

最終形態にまで至ったギルギルガン (第3形態)の更なる進化形態(所謂『第4形態』)。

原作には登場しないSRWオリジナルの最終形態であるが、初登場したのが『旧シリーズ』最初の作品である『第2次スーパーロボット大戦』で、初のバンプレストオリジナルの機体であるサイバスターグランゾンヴァルシオンの三機も、この作品が初登場となっている。

デザインは特撮映画「ゴジラシリーズ」のメカゴジラをイメージしており[1]、『第4次』及び『F完結編』のロボット大図鑑によるとモデルについては「いわずと知れた例のアレ。」、『F完結編』では「ただし首がぐるぐるまわったりしない。」の一文が追記され、メカゴジラの事を示唆している。

機体概要 編集

本来、ギルギルガンは二足歩行の人型怪獣の姿をした第3形態こそが最終形態となっていた。だが、「地球」という自らを生み出した宇宙人達の母星とは異なる環境の影響か、それとも地球で捕食した超合金ニューZ等の特殊な金属との相性の良さによる突然変異的な変化か、はたまたは自らに立ちはだかるスーパーロボット達の強大な力から生き延びようとする「生存本能」によって起こされた奇跡なのか、いずれかは不明であるものの、追い詰められたギルギルガンは自らを生み出した宇宙人達の予想をも超える形で、「第3形態を超えた『第4形態』」とも言えるこの姿への自己進化を遂げた。

これまで捕食して体内に取り込んだ金属を細胞レベルで融合させる事で、金属製の鎧を身にまとったかの様に、生体部分であった全身を金属化させる事に成功。全身が銀色になり、金属で構成された鋭角も全身に備わった事でより凶悪かつ攻撃的なフォルムとなっており、生物兵器と言うよりは「怪獣の姿をしたロボット」とも言える外見である。これによって必然的に防御力も大幅に向上した事に加え、この形態の進化による副作用なのか、蓄積していたエネルギーの100%が活用出来る様になっており、攻撃力も飛躍的に向上している。一方、第3形態の腰部に備わっていた鎌は無くなっており、弱点となっていた穴が開いているだけの様な状態となっているが、実はこの穴も金属によって完全に塞がれた事で克服しており、実質的に弱点らしい弱点が無いといっても良くなっている。攻撃手段に関しては、第3形態に備わっていた「破壊光線」や「メガグラビトロンウェーブ」の威力が大幅に向上した他、両腕の「アイアンクロー」に至っては第3形態に装備していた鎌と同じく分離して直接相手に飛ばしてぶつける事が可能になっており、これはおそらくグレートマジンガーグレンダイザーといった両腕を飛ばすロケットパンチ系の武器を持ったスーパーロボットとの戦いが少なからず影響を与えていると思われる。

劇中の様相編集

旧シリーズ 編集

DC戦争(第2次)』の終盤にて、ディバイン・クルセイダーズ(通称『DC』)に所属するDr.ヘルの勢力が切り札として投入したギルギルガンが、本来の最終形態となる第3形態の状態でロンド・ベルと交戦し撃破された後、最終形態という形で変貌。よりパワーアップした状態でロンド・ベルに襲い掛かるも、最終的には撃破された。

しかし、ギルギルガン自体に複製体が何体か存在していたらしく、また「金属を捕食する」という機動兵器に対する有利なアドバンテージが着目されたのか、『インスペクター事件第3次)』ではDCから離脱し、独自の行動を取っていたパプテマス・シロッコ一派や地球の兵器を奪って利用していたインスペクター等によって投入され、『ラ・ギアス事件EX)』ではヴォルクルス教団ルオゾール・ゾラン・ロイエルがわざわざ地上世界から持ち込む形で投入。いずれも最終的にはメカギルギルガンへと変異して、撃破されている。

ラ・ギアス事件後のゲスト(ゾヴォーグ)襲来の時期(第4次及びF完結編)でも、コロスもしくは暗黒大将軍が切り札として投入しているが、この頃になるとギルギルガンとの戦い方を熟知している兜甲児から「ナントカの一つ覚え」と冷ややかな目で見られるまでになっている。やはりこの戦いでも最終的にメカギルギルガンへ変異するも、マジンカイザー真ゲッターロボを始めとする強力なスーパーロボットを加えたロンド・ベルの敵ではなかった。

DD編集

ショートシナリオとメインシナリオで細かな設定が異なるが、共通して「ベガ星連合軍によって捕獲された野生のギルギルガン(作中ではギルギルガンの名前は出ず、単に怪獣や宇宙怪獣と表記)に改造を加えられた事で誕生した生体兵器」として登場。高い再生能力を持つが制御はできず本能で動くので、現場からするとメカギルギルガンが送られてくることは、自分たちでは任務の達成ができないと本星から判断されたことを意味する。

その他 編集

書籍『不滅のスーパーロボット大全』に収録された読切漫画『マジンカイザー対真ゲッターロボ』(作画:Moo念平、脚本:赤星政尚)ではギルギルガン (第2形態)が大量のピクドロンを捕食して第3形態を通り越す急成長を行い、この形態へと変化した。

「全身から金属を捕食出来る」というこれまでのギルギルガン以上の驚異的な能力を発揮し、マジンカイザーと真ゲッターロボを苦しめるが、剣鉄也によりマジンカイザーの装甲に利用されている超合金ニューZαは捕食出来ない(この時ゲッタートマホークとターボスマッシャーパンチが胴体に突き刺さっているが、前者は溶けるように捕食しているのに対して後者はそのままだった)という弱点を見抜かれ形勢は逆転。最期はファイヤーブラスターとゲッタービームを受け、撃破された。

今の所、SRW以外のメディアでメカギルギルガンが登場したのはこの漫画のみである。

登場の経緯 編集

登場キャラクターやユニットの概要が図鑑で解説される様になった『第4次』及び『F完結編』のロボット大図鑑によると、「勝手に作ってしまったオリジナル」との事で、ダイナミック側はメカギルギルガンについては当初は全く関与していなかった事が伺える。しかし、初登場となる『旧シリーズ』の『第2次』から『DD』に至るまで、メカギルギルガンは何度にも及んで登場を果たしており、『αシリーズ』以降は本格的なリデザインまでもが行われ、現在は「バンプレストのオリジナル」である事が逆に幸いしている事もあってか、むしろ元となったギルギルガン以上に高い登場頻度を誇っている等、スパロボの開発スタッフからは間違いなく愛されている名悪役的な存在となっている。

ダイナミック側からも、メカギルギルガンへの強い拘りが理解されているのか、登場作品の設定が元は「バンプレストオリジナル」であったのに対し、近年登場した『DD』では「ダイナミック企画オリジナル」となっており、完全に公式化しているマジンカイザーと同様、メカギルギルガンもまたダイナミック側から半ば公認化されていると言えるだろう。

登場作品と操縦者編集

攻撃力、耐久力ともに高く、こちらもスーパーロボットの必殺技で応戦しなければ簡単には倒す事は出来ない。大抵はギルギルガン (第3形態)を倒すとメカ化して復活するのがお決まりのパターン。

旧シリーズ編集

第2次スーパーロボット大戦
初登場作品。ギルギルガン (第3形態)を倒すとその場で出現。メカ化して襲ってくるとはプレイヤーも想像は出来ないだろう。
第3次スーパーロボット大戦
耐久力が高く、「HP回復大」「ビーム吸収」を持つ。モビルスーツで対抗するにはきついので、スーパーロボット軍団をぶつけよう。
スーパーロボット大戦EX
武装と特殊能力はギルギルガンと同様の能力を持つが、HPは倍以上の34000とかなり高い。此方は各最強武器で対抗しよう。
第4次スーパーロボット大戦S
最終面直前のシナリオ「荒野の死闘」にのみ登場。Iフィールドを持つ。今までに比べると弱体化しており、また倒さずにクリアすることも可能である。
それよりもゲストメカの物量が厄介。
スーパーロボット大戦F完結編
特殊能力は「HP回復小」のみとなり更なる弱体化。耐久力もピクドロンと同じ程度になってしまった。武器性能は中々だがパイロットが人工知能改のままでは宝の持ち腐れ。本形態ですら脅威たり得る性能とは言えないのだが、これでも出現シナリオでの部隊の中では最強レベルの強さ。

αシリーズ編集

スーパーロボット大戦α
本作からデザインが変更されている。ギルギルガンを倒すことで登場する。1体の時は相手にならないが、最終盤では最初からこの形態で更に2体まとめて出現となれば勝手が違う。ボスのジ・Oや取り巻きのラフレシアより厄介な相手。
スーパーロボット大戦α外伝
第3形態からの変化は地上ルート第34話の1機のみで、それ以降は最初から本機の状態で恐竜帝国シュウが複数使用する。高耐久力に低燃費の強力な武器を持ち、HP・EN回復大を持っているため隙の無い強敵。さらにシュウが使うのは援護Lv2を持つ自律回路搭載機のため非常に厄介。

COMPACTシリーズ編集

スーパーロボット大戦IMPACT
今回はギルギルガンからは進化せず、単独の雑魚敵として登場。雑魚とはいえ、かなり強いので嘗めてかかると痛い目にあう。
終盤ではその本質がアインストと同じ、進化の果てに歪んでしまった存在であるかのような事が示唆されている。

単独作品編集

スーパーロボット大戦(HDリメイク版)
第2部から登場。実に『IMPACT』以来12年ぶりのシリーズ再登場を果たした。第1部をプレイしたシリーズ常連のプレイヤーから「メカに化けるかも…」との危惧があったとかなかったとか…。
ちなみにデザインは旧版で登場。
スーパーロボット大戦MX
原作通り第1から第3まで進化していくのみで登場しないが、「まさか、こいつ…この後、メカに化けたりしねえだろうな…」というネタ台詞あり。
スーパーロボット大戦DD
2021年5月のイベント「ゲッターノワール 三つの魂」のボスユニットとして登場。攻撃&防御タイプ。参戦名義は「ダイナミック企画オリジナル」となっている。
「スーパーロボット大戦」(HDリメイク)以来7年ぶりの登場。辺境星系で捕獲された宇宙怪獣ベガ星連合軍が改造したという設定だが、コントロール出来ない欠陥品となっている。余りに凶暴すぎて敵味方関係なしに襲い掛かるため、悪役たち(早乙女博士あしゅら男爵邪魔大王国)とスーパーロボット軍団が一時共闘する運びになった。再生能力を有し、分厚い装甲を破るには3連続で同時攻撃を当てる必要があり、しかもその同時攻撃には0.001秒単位の精密性が求められる。
暫く間をおいてメインワールドにも2章Part7「メカニカル・グラタニィ」から登場。こちらでは宇宙の果てで捕獲された怪獣を改造したと設定が変更され、ベガ星連合軍では侵略ができないと判断された場合にベガ星から送り込まれるという存在。制御できない点は「ゲッターノワール 三つの魂」と同じだが、3回同時攻撃の設定は無くなっており単純に頑強かつ再生するだけ。しかし、登場したのが地球陣営の軍事力はカタフラクト程度で、スーパーロボットも2機しかいない第7世界(他世界の居残り戦力も皆無)という状況も相まって絶望的な強敵として描かれた。
最終的に、「機体の残骸を餌に時間稼ぎ」以上の手が通じず、いよいよ打つ手なしかと思われたタイミングで運良くやってきたディバイン・ドゥアーズにより、メラフディンのツーウェイアラブル・キャノンで体に大穴を開けられ、内部にスーパーロボット軍団とサイコガンダム[2]により徹底攻撃を受けた事で完全に爆砕され消滅する[3]
ゲームとしても相手にする期間がかなり長く、3シナリオ(1つを除いた5MAP)連続、しかも最後以外は強制出撃のみ[4]で戦うことになる。『DD』の性質上、誰か1人でも育成すれば十分クリア可能で、この戦力で往年のような戦闘を強いられるわけではないのが救い。
2023年3月のイベント「憑・依」でも登場。ダークブレインの分身の一体という扱い。
なお宇宙怪獣ということで、パイロットはAIなどではなくメカギルギルガン本人。

装備・機能編集

武装・必殺武器編集

アイアンクロー
鉄の爪。ロケットパンチで発射してくる。
『DD』では斬撃属性の通常攻撃。
破壊光線
目から発射する。
メガグラビトンウェーブ
強力な重力波。威力・射程ともに抜群。
『DD』ではビーム属性の必殺技。

特殊能力編集

HP回復(小~大)
EN回復(大)
ビーム吸収
『EX』ではゲッタービームビーム兵器扱いなので、『グレートマジンガー対ゲッターロボ』における最終第3形態にトドメを刺した攻撃(の1つ)に無敵。見ようによっては、原作のギルギルガンの進化を更に凌駕した象徴と言える耐性である。
Iフィールド

移動タイプ編集

飛行可能。

サイズ編集

L

機体BGM編集

「VIOLENT BATTLE」
SFC版『第3次』と『EX』では、このBGMが優先BGMとして設定されている。『EX』のみBGMの名称が「生と死のはざま」に変更されており、ギルギルガン専用となっている。
「ヴァルシオン」
第4次』ではこのBGMが優先BGMとして設定されている。
「ARMAGEDDON」
PS版『第2次』、『第3次』、『EX』における優先BGM。「旧シリーズ」のラストボスのテーマBGM。
「THE ARROW OF DESTINY」
α外伝』での優先BGM。

人間関係編集

ギルギルガン
彼が変化する事によって、メカギルギルガンとなる。
メカゴジラ
「いわずと知れた例のアレ」。オマージュ元の一つ。
ゴジラ
怪獣王。オマージュ元の更にオマージュ。

対決・名場面編集

vsマジンカイザー真ゲッター1
前述の読切漫画『マジンカイザー対真ゲッターロボ』にて激突。

商品情報編集

脚注 編集

  1. 1.0 1.1 ケイブンシャ『スーパーロボット大戦F キャラクターズガイドブック』154頁。
  2. なお、サイコガンダムが混じっているのは、界塚伊奈帆は「スーパーロボットによる総攻撃」を提案したのに対し、人選が自軍加入直後のレイラ・マルカルに一任されたので、サイコガンダムをスーパーロボットの類と勘違いして選んでしまったため。
  3. この体に大穴を開けられてから内部への一斉攻撃による爆砕は漫画『ダイナミックヒーローズ』に登場した光波獣ギルドロン(ピクドロン)撃破時の状況に酷似している。
  4. スレイプニールアレイオン2機、グレンダイザーダイターン3