「イーグル・ビジョン」の版間の差分

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(概要の原作版の終盤について余談部分と被りがあったので修正)
 
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{{登場人物概要
 
{{登場人物概要
| 外国語表記 = [[外国語表記::Eagle Vision]]
 
 
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*オートザム軍
 
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| 髪色 = 銀色
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== 概要 ==
 
== 概要 ==
第二章から登場。オートザム軍の最高司令官にしてオートザム国大統領の令息。
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第二章から登場。[[オートザム]]軍の最高司令官にしてオートザム国大統領の令息。
  
穏やかな物腰の美青年で、誰に対しても丁寧な態度を崩す事はない。少々抜けているところもあり、会議中に眠ってしまったり、何もないところで躓く事もある。一方で不敵なところもあり、ファイターメカの扱いではオートザム最強で、ランティスと戦うまで敗北した事はなかった。
+
穏やかな物腰の美青年で、誰に対しても丁寧な態度を崩す事はない。少々抜けているところもあり、会議中に眠ってしまったり、何もない場所で躓く事もある<ref>「病の症状ではないか?」と推測するファンもいる。実際、原作にそれを示唆する発言やシーンがある。</ref>。蟒蛇のザズ並みかそれ以上の酒豪であり、飲んでも全く顔に出ない<ref>脚本集掲載の漫画版では、ザズが程よく酔っている隣で涼しい顔をしていた。</ref>。一方で不敵なところもあり、[[FTO]]に搭乗すると冷徹な性格になる。ファイターメカの扱いではオートザム最強で、[[ランティス]]と戦うまで敗北した事はなかった。
  
突如、セフィーロの柱システムの掌握を目論み[[NSX]]でセフィーロへ侵攻を始める。その理由は危機に瀕している祖国を救うためであった(原作では環境汚染による滅び、アニメ版では精神エネルギーの枯渇)。また、[[医療・病障害|不治の病]](原作では永久の眠り、アニメ版では吐血)を患っており、自身に残された時間が少ないことも起因している。
+
[[セフィーロ]]の柱システムの掌握を目論み、[[NSX]]でセフィーロへ侵攻を始める。その理由は危機に瀕している祖国を救うためであった。
  
柱候補の一人となるが、アニメ版では[[ノヴァ]]の攻撃から魔法騎士たちをかばって戦死した。原作では光と共に時間の静止した東京へ飛ばされ、新たな柱を決めるための一騎打ちをするが、柱はセフィーロだけを想わねばならないのに対し、オートザムのことも想っていたことで柱となれず、そのまま消滅しかけるが、魔法騎士たちの必死の行動によりセフィーロへ帰還した。その後、予定通り長い眠りについたが、光の「願い」の力で徐々に快方に向かっており、テレパシーで会話も可能だった。
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オートザムは人々の精神エネルギーを活用する技術を開発したことで大いなる発展を遂げたが、肥大化したインフラはオートザムの人々の精神エネルギーだけでは支えきれなくなってしまっていた。「意思の力で世界を支える」というセフィーロの『柱』システムにオートザムの精神エネルギーとの類似を見出したイーグルは、その『柱』システムを掌握してオートザムを支えるために使おうと考えたのである。(なお、原作漫画版では国の危機の内容が精神エネルギーの枯渇ではなく、環境汚染となっている)
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実は[[医療・病障害|不治の病]](原作漫画版では永久の眠り、アニメ版では吐血)を患っている。イーグルがセフィーロに助力を請うことをせず暴力的な侵攻という手段をとったのは、自身に残されている時間が少ないことが原因である。病気のことは周囲には隠し続けていたが、話が進むにつれて病状が悪化していき、結局はバレることになった。
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世界のために自らを犠牲にできる強固な意思をもっていたからか、終盤でセフィーロの『柱』システムはイーグルを次代『柱』候補の一人として選ぶことになる。なお、もう一人の候補として選ばれたのが[[獅堂光]]であった。
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イーグルはもしも自分が『柱』に選ばれればセフィーロのために祈り続けることを約束し、その代わりに『柱』システム解明のためにオートザムの研究者をセフィーロに派遣することを許可してほしいとの提案をセフィーロ側にもちかける。これをクレフが受け入れたため、最終的に両国は休戦した。
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光とイーグル、『柱』システムがどちらを次代に選ぶのかを静かに待ちつつづける中、ランティスが[[ノヴァ]]により[[魔神レガリア]]に囚われたことを知る。吐血しつつも「戦士として戦い抜きたい」として[[ジェオ・メトロ]]に後を任せてFTOで出撃するイーグル。病状悪化に苛まれながら単身戦いつつ、光にランティスへの呼びかけを指示。覚醒したランティスの意識に応じて彼を救出するが、[[デボネア]]の攻撃から魔法騎士たちをかばい、ランティスに光を幸せにするよう言い残して戦死した。そしてイーグルの死によって次代の『柱』は光が襲名することになった。
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一方、原作漫画版の終盤は、イーグルと光が『柱』の座をかけて決闘するという展開になっており、いわばラスボスの位置づけとなっている。また、彼が『柱』になろうとする真の動機はランティスが『柱』システムを壊すために命を捨てることを阻止するため、自らが『柱』となってセフィーロともども永遠の眠りにつくことで『柱』システムと心中するというものだった。詳細は余談の項を参照。
  
 
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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SRWでは死亡しない。
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=== VXT三部作 ===
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;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦T}}
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:初登場作品。登場が大幅に前倒しされており、原作第一部の時系列にあたる第20話で登場し、第29話クリア後に仲間になる。
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:NSXの艦長兼FTOのパイロット。戦艦であるNSXは基本強制出撃の為、[[のせかえ]]ではなく[[蜃気楼|FTOを出撃させるか否かで]][[斑鳩|扱いが変わる仕様となっている]]。
 +
:ただし、'''[[ダッシュ]]を修得しても、NSXの艦長時には反映されない(FTOのパイロットの時のみ反映される)'''仕様である。[[ヒット&アウェイ]]や[[先制攻撃]]などの他のスキルは反映される中、ダッシュだけが反映されない。イーグルをFTOで出撃させない場合、ダッシュは死にスキルになるので要注意。
 +
:[[期待]]や[[絆]]といった優秀なサポート精神を習得する他、戦闘面でも[[勇気]]を習得するが、どれもSP消費が重いため、SP面を補強してやると良い。
 +
:なお、パイロットと艦長を両立している影響で、艦長としては破格の防御/回避を持っている('''[[ブライト・ノア|他作]][[ホシノ・ルリ|品の]][[キャプテンハーロック|3人]]より初期値が20~30近く高い。'''ただしジェオには回避は大差を付けて勝っているが防御が僅差で負けている)が、逆に艦長以外のパイロットとしては'''防御の初期値が最下位となっている'''(成長タイプの関係でレベルを上げると最下位ではなくなる)ので、FTOはスーパー系としては打たれ弱くなる。
 +
:原作では指揮官としても優秀であるとされていたが、本作ではパイロットとして出撃できる関係か、指揮官技能を持っていない。
 +
:原作同様に病魔に侵されている素振りは見せるものの、最後まで死亡する事は無い。
 +
:エースパイロット認定時の獲得スキルプログラムは「技量アップ」。エーストークのインタビュアーは[[メリル・スパンナ|メリル]]。
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=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
;[[スーパーロボット大戦T]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦30}}
:初登場作品。登場が大幅に前倒しされており、原作第一部の時系列にあたる20話で登場し、29話クリア後に仲間になる。
+
:今回は原作通り第二部以降の時系列で異世界軍に所属して登場。ただし、進め方によっては[[ザガート]]を倒すより前に登場する。
:NSXの艦長兼FTOのパイロット。戦艦であるNSXは基本強制出撃の為、のせかえではなく[[蜃気楼|FTOを出撃させるか否かで]][[斑鳩|扱いが変わる仕様となっている]]
+
:後半のキーミッション「調停者」でランティスと[[エムリス・イェイエル・フレメヴィーラ|エムリス]]の説得を受けて加入する。
:絆、期待等優秀なサポート精神を習得する他、戦闘面も勇気を習得するがどれも消費が重いため、SP面を補強してやるとよい。
+
:基本的な能力・仕様は『T』同様だが「ダッシュ」の仕様だけは修正されたため、イーグルを艦長に据えるならこちらに習得させる事。
:原作では指揮官としても優秀であるとされていたが、本作ではパイロットとして出撃できる関係か指揮官技能を持っていない。
+
:エースパイロット認定時の獲得スキルプログラムは「技量アップ」。
:原作同様に病魔に侵されている素振りは見せるものの、最後まで死亡する事は無い。
 
  
 
== パイロットステータス ==
 
== パイロットステータス ==
 
<!-- === [[能力]]値 === -->
 
<!-- === [[能力]]値 === -->
 
=== [[精神コマンド]] ===
 
=== [[精神コマンド]] ===
;[[スーパーロボット大戦T|T]]
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;[[スーパーロボット大戦T|T]]、[[スーパーロボット大戦30|30]]
 
: '''[[加速]]、[[直感]]、[[てかげん]]、[[期待]]、[[絆]]、[[勇気]]'''
 
: '''[[加速]]、[[直感]]、[[てかげん]]、[[期待]]、[[絆]]、[[勇気]]'''
 
:サポート用、戦闘用共に有用な物が揃っており、艦長としてもパイロットとしても活躍できる。期待以降に習得するものが総じて消費が重いのがネック。
 
:サポート用、戦闘用共に有用な物が揃っており、艦長としてもパイロットとしても活躍できる。期待以降に習得するものが総じて消費が重いのがネック。
  
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
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=== [[特殊スキル]] ===
;[[スーパーロボット大戦T|T]]
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;[[スーパーロボット大戦T|T]]、[[スーパーロボット大戦30|30]]
 
:'''[[底力]]L4、[[見切り]]L3、[[気力限界突破]]L2、[[精神耐性]]'''
 
:'''[[底力]]L4、[[見切り]]L3、[[気力限界突破]]L2、[[精神耐性]]'''
 
:優先度の高い見切りが最初から最大レベルなのはお得。底力はL4と物足りないので補強しておきたいところ。
 
:優先度の高い見切りが最初から最大レベルなのはお得。底力はL4と物足りないので補強しておきたいところ。
 
:また、艦長兼任であるが指揮官を持っていない事には注意。指揮官技能は養成できないので必要と感じたのであればコマンダーターミナルに頼るしかない。
 
:また、艦長兼任であるが指揮官を持っていない事には注意。指揮官技能は養成できないので必要と感じたのであればコマンダーターミナルに頼るしかない。
 
:追加養成の候補としてはSP関連を優先として下記の理由から見切りの発動を早めるための闘争心や気力+系辺りが候補。
 
:追加養成の候補としてはSP関連を優先として下記の理由から見切りの発動を早めるための闘争心や気力+系辺りが候補。
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;[[スーパーロボット大戦30|30]](敵対時)
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:'''[[底力]]L4、[[見切り]]L2、[[気力限界突破]]L1、[[精神耐性]]'''
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:見切りと気力限界突破がそれぞれ1レベルずつ下がっている。
  
 
=== [[エースボーナス]] ===
 
=== [[エースボーナス]] ===
;[[スーパーロボット大戦T|T]]
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;精神コマンド『[[分析]]』が掛かっている相手に対し、与ダメージ1.2倍、最終回避率+20%
:'''精神コマンド『[[分析]]』が掛かっている相手に対し、与ダメージ1.2倍、最終回避率+20%'''
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:『[[スーパーロボット大戦T|T]]』『[[スーパーロボット大戦30|30]]』で採用。『T』では全敵に分析と[[かく乱]]を掛ける[[ナデシコC]]の特殊コマンドとの相性が抜群で、使用後に敵陣に突っ込み見切りさえ発動してしまえば、[[FTO]]ならほぼほぼ攻撃は当たらない。[[NSX]]でも意外と避けてくれる事も。
:全敵に分析と[[かく乱]]を掛ける[[ナデシコC]]の特殊コマンドとの相性が抜群で、使用後に敵陣に突っ込み見切りさえ発動してしまえば、[[FTO]]ならほぼほぼ攻撃は当たらない。[[NSX]]でも意外と避けてくれる事も。
 
 
:火力面で似たようなエースボーナスを持つ[[アンジェラ・バルザック|アンジェラ]]に劣るが、こちらは最終回避率が上昇するので、向こうがボスへのダメージソース向けなのに対しこちらは雑魚への殲滅に長けていると言えるだろう。
 
:火力面で似たようなエースボーナスを持つ[[アンジェラ・バルザック|アンジェラ]]に劣るが、こちらは最終回避率が上昇するので、向こうがボスへのダメージソース向けなのに対しこちらは雑魚への殲滅に長けていると言えるだろう。
 +
:『30』ではサポーターで全敵に分析を掛けれる[[ロペット]]と相性がいい上に、パッシブ効果で分析の与ダメ―ジを1.2倍に増やせる[[レジーナ・アルジーン|レジーナ]]もいるためS-SPの回復手段を用意しておけば毎ターン使うことも可能。
  
 
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 
=== オートザム ===
 
=== オートザム ===
 
;[[ジェオ・メトロ]]
 
;[[ジェオ・メトロ]]
:NSXの副官であり親友。
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:NSXの副司令官であり親友。アニメ版ではランティス救出の際に全権を委譲する。
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: 『T』においてFTO出撃時は彼にNSXの艦長代理を任せており、彼の東京でのお菓子食べ歩きに付き合っている。
 
;[[ザズ・トルク]]
 
;[[ザズ・トルク]]
:FTOの整備を任している。
+
:FTOの整備を任せている。
 +
;オートザム国大統領
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:イーグルの実父でオートザムの元首。議会で居眠りをしたり、式典をすっぽかす息子には頭を抱えている。イーグルがセフィーロ侵攻を議会に提案した際、それを承認した。
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:実は原作・アニメ共に登場しておらず、原作では存在と上記の様な背後関係は述べられているが、'''アニメ版では影も形も無い設定上の存在'''。当然SRW未登場。
  
 
=== セフィーロ ===
 
=== セフィーロ ===
 
;[[獅堂光]]
 
;[[獅堂光]]
:伝説の魔法騎士。彼女と深く関わっていく。
+
:伝説の魔法騎士。敵対する立場ながら、彼女に深く関わっていくこととなる。原作漫画版では彼女に救われたという思いがある。
 +
:『T』においてはセフィーロに戻れるまで目的を棚上げして彼女と共闘する事を決め、NSX内では彼女達とお茶会をしている。
 
;[[ランティス]]
 
;[[ランティス]]
:かつて彼がオートザムに滞在していた時に友人となる。
+
:かつて彼がオートザムに滞在していた時に友人となる。アニメ版では[[魔神レガリア]]に囚われた彼を救出するため、病を押してFTOで出撃し命を落とす。
 +
:原作では「自分の全てを犠牲にしてでもランティスを死なせたくない」という願いが『柱』の選定に値する強さを持つと認定されている。
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:『T』においてはT3メンバーに彼を紹介した。
 
;[[龍咲海]]、[[鳳凰寺風]]
 
;[[龍咲海]]、[[鳳凰寺風]]
:伝説の魔法騎士達。FTOで翻弄する。
+
:伝説の魔法騎士達として敬意を払いつつ、FTOで翻弄する。
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:『T』においてはセフィーロに戻れるまで彼女達と共闘する事を決め、NSX内で彼女達とお茶会をしている。
 
;[[ザガート]]
 
;[[ザガート]]
:原作ではザガートの退場後にイーグルが登場したため絡みは無いが、『T』では互いに譲れない物がある故か特殊戦闘台詞が存在する。
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:友人の兄。原作でイーグルが登場するのはザガートの死後のため特に面識はないが、『T』では譲れない物を持つ者同士故か特殊戦闘台詞が存在する。
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=== その他 ===
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;[[デボネア]]
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:アニメ版では終盤のランティス救出の際に彼女にトドメを刺されてしまい死亡する。
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== 他作品との人間関係 ==
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;[[フェーダー・ゾーン]]
 +
:『T』にて一時共闘するも、すぐに袂を分かった。
 +
;[[トッド・ギネス]]
 +
:『T』[[DLC|ボーナスシナリオ]]において彼との会話があるが、その様子は非常にコミカルなものとなっている。
 +
;[[ソルダートJ]]、[[レイ・ラングレン]]、[[雷張ジョー]]
 +
:『T』においては流れ者同士(トッド曰く「外様」)といった間柄である。のちに彼らはトッドから「'''自分の立場を認めて貰う為'''」と銘打つ形で共闘を持ち掛けられることとなる。
 +
;[[エムリス・イェイエル・フレメヴィーラ]]
 +
:『30』ではランティスと一緒に友人関係。
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;[[オラシオ・コジャーソ]]
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:『30』では彼の要請を聞き、NSXに乗せる。
  
 
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
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;「ザズ、僕のFTOを出してください」
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;ザズ「えっ、アイツを?なんで」
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;「伝説の魔法騎士に挨拶をしてきます」
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;ジェオ「だーーーー!!最高司令官自ら真っ先に乗り込んでどうするんだ」
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;「責任者だからこそ挨拶はするべきでしょう。セフィーロの危機を救ったという…」
 +
;「伝説の魔法騎士に」
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:初登場時、セフィーロ上空で魔法騎士(魔神)と遭遇して。敵であろうと礼儀を弁える必要があると言うそのままの意味と、敵の実力を見るために攻撃を仕掛けると言う両方の意味があり、当にイーグルらしいセリフ。
 +
:実際の戦争でも、敵の戦意を削ぐ目的と、交渉の責任者が誰であるかを相手を判らせる為に挨拶する事自体はある為、珍しい事ではない。
 
;「FTO…GO!」
 
;「FTO…GO!」
 
:[[FTO]]出撃時の台詞。囁くような言い方が特徴。スパロボでも実装されており、当時と比べて洗練されている声となっている。
 
:[[FTO]]出撃時の台詞。囁くような言い方が特徴。スパロボでも実装されており、当時と比べて洗練されている声となっている。
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;「……理由がわかる『好き』なんて、本当の好きじゃないですよ」
 
;「……理由がわかる『好き』なんて、本当の好きじゃないですよ」
 
:第46話より。この言葉は、自身の気持ちに葛藤する光にとって大きな天啓となっていく。
 
:第46話より。この言葉は、自身の気持ちに葛藤する光にとって大きな天啓となっていく。
;「わかりました。FTO…GO‼️」
+
; 「光!ランティスの名を呼んで下さい!あなたなら目覚めさせる事ができる。このままではあなたの好きな人達がみんな死ぬことになります!」
<!-- == スパロボシリーズの名台詞 == -->
+
:第48話より。レガリアにランティスが囚われている為、迂闊に手が出せない光に、彼の名を呼ぶよう提案する。
 +
; 「お断りします!貴方が死ねば光が悲しみます。光なら愛する人と幸せになれる道を選べるはずです」
 +
:同話。ランティスにテレパシーで自分ごとレガリアを攻撃するよう交信を受けて。死をも厭わない攻撃の指示だと思った為、こう反論した。
 +
; 「わかりました。FTO…GO!!」
 +
:同話。その直後に、ランティスから「誰が死ぬと言った!?俺はザガートとは違う。愛する人と死ぬ未来など選ばない!」と言われて。この直後に、イーグルは吐血しながらFTOを突進させる。この時の台詞は、今までと違う気迫のこもった台詞である。それと同時に、ランティスも魔法を放ち、レガリアから脱出した。
 +
; 「ランティス…光を幸せにしてあげて下さい」
 +
:最期の台詞。二人の幸せを願いながらその命を散らした。しかしその後まもなく光達は現実世界に帰還しなければならなくなりセフィーロと現実世界の行き来もできなくなってしまったので、イーグルの遺言が叶うことはなかった…。
 +
 
 +
== スパロボシリーズの名台詞 ==
 +
=== 戦闘台詞 ===
 +
;「オーラバトラー…。興味深い兵器です」
 +
:対[[オーラバトラー]]の特殊戦闘台詞。機体の起動システムがオートザムの科学技術のものに類似する点を持つことやそのギミックから、関心を示していることが窺える。
 +
;「この威圧感…。あの敵が発するオーラか…!」
 +
:対[[聖戦士]](敵対時)ならびに対[[ラバーン・ザラマンド]]の特殊戦闘台詞。
 +
;「ガンダム…。その噂は聞いてます」
 +
:対[[ガンダムタイプ]]の特殊戦闘台詞(敵対時)。
 +
;「あれがセフィーロの柱…なのか…」
 +
:対[[エメロード]]の特殊戦闘台詞。入手した情報と異なる風貌や[[魔神エメロード|専用の]][[魔神 (レイアース)|魔神]]を所有していたことから驚きと戸惑いの混じった表情を見せる。
 +
:ちなみにイーグルとエメロードは担当声優が同じであり、往年のファンからは「夢の対決の実現」と評価されている。
 +
<!-- == スパロボシリーズの迷台詞 == -->
  
 
== 搭乗機体 ==
 
== 搭乗機体 ==
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;[[FTO]]
 
;[[FTO]]
 
:専用のファイターメカ。
 
:専用のファイターメカ。
 +
 
== 余談 ==
 
== 余談 ==
 +
*名前の由来はクライスラー社が1993年から1997年まで生産していた「イーグル・ビジョン」から。
 
*イーグル役の緒方恵美氏は[[エメロード]]姫も演じている。
 
*イーグル役の緒方恵美氏は[[エメロード]]姫も演じている。
**その縁からか、OVAでのイーグルはエメロード姫と深い関わりのあるキャラクターになっている。
+
**その縁からか、OVAでのイーグルはエメロードの弟という設定になっている。
<!-- <references /> -->
+
*原作漫画版では光と共に時間の静止した東京へ飛ばされ、新たな柱選定のための一騎打ちをするが、セフィーロのみを想わなければならない理に反して祖国オートザムの存続をも強く想っていた彼は柱の資格を失いそのまま消滅しかける。しかし、[[エメロード]]姫のような自己犠牲による悲劇を繰り返すまいとした魔法騎士たちとランティスの必死の祈りを受け取った[[モコナ|創造主]]が道を開いたことで、セフィーロへと帰還した。その後は予定通り長い眠りについたが、光の「願い」の力で徐々に快方に向かっており、テレパシーで会話も可能だった。また、アニメ版とは違い、原作では、セフィーロ侵攻の理由は、『ランティスを柱制度破壊の犠牲としないため、セフィーロの人々を隣国に移住させたうえで、柱となった自分がセフィーロと共に眠りに就く(ことで、柱制度と魔法騎士の伝説を終わらせる)』ためであった。
 +
**さらに言えば、イーグルは「エメロード姫がザガート以外の人間を愛し、彼らと信じ合い、共に歩み寄れた」というあり得たかもしれないIFの姿でもあった。
 +
*原作・アニメ共に不治の病を患っている彼だが、原作とアニメで症状が違う。また、祖国オートザムが滅亡に瀕している理由も原作とアニメで違うのだが、CLAMPの大川氏が他メンバーとの対談した際に曰く「オートザムの環境が悪いからイーグルが肺の病を患った」と、原作とアニメの設定が混ざっているファンが多くて驚いたと述べている<ref name="脚本集">講談社『魔法騎士レイアース 脚本集・2』221 - 222頁。</ref>。
 +
**因みに原作は「環境汚染と眠気」だが、アニメは「精神エネルギーの枯渇と吐血」である。なお病自体は原作アニメ共に「重度(末期)の精神エネルギー欠乏症」と共通している(あくまでも症状が違うだけ)。
 +
**曰くアニメでイーグルが吐血するのは「絵として分かりやすい病気」にするため<ref name="脚本集" />。
 +
 
 +
== 脚注 ==
 +
<references />
 
{{DEFAULTSORT:いいくる ひしよん}}
 
{{DEFAULTSORT:いいくる ひしよん}}
 
[[Category:登場人物あ行]]
 
[[Category:登場人物あ行]]
 
[[Category:魔法騎士レイアース]]
 
[[Category:魔法騎士レイアース]]

2024年5月19日 (日) 09:46時点における最新版

イーグル・ビジョンは『魔法騎士レイアース』の登場人物

イーグル・ビジョン
登場作品 魔法騎士レイアース
声優 緒方恵美
デザイン 石田敦子
初登場SRW スーパーロボット大戦T
SRWでの分類 パイロット
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プロフィール
種族 オートザム人
性別
身長 180 cm
髪色 銀色
髪型 センター分けのショート
瞳の色 茶色(原作は金色)
所属

オートザム

  • オートザム軍
役職 最高司令官
好きな物 あまいもの
お茶の時間
昼寝
テンプレートを表示

概要編集

第二章から登場。オートザム軍の最高司令官にしてオートザム国大統領の令息。

穏やかな物腰の美青年で、誰に対しても丁寧な態度を崩す事はない。少々抜けているところもあり、会議中に眠ってしまったり、何もない場所で躓く事もある[1]。蟒蛇のザズ並みかそれ以上の酒豪であり、飲んでも全く顔に出ない[2]。一方で不敵なところもあり、FTOに搭乗すると冷徹な性格になる。ファイターメカの扱いではオートザム最強で、ランティスと戦うまで敗北した事はなかった。

セフィーロの柱システムの掌握を目論み、NSXでセフィーロへ侵攻を始める。その理由は危機に瀕している祖国を救うためであった。

オートザムは人々の精神エネルギーを活用する技術を開発したことで大いなる発展を遂げたが、肥大化したインフラはオートザムの人々の精神エネルギーだけでは支えきれなくなってしまっていた。「意思の力で世界を支える」というセフィーロの『柱』システムにオートザムの精神エネルギーとの類似を見出したイーグルは、その『柱』システムを掌握してオートザムを支えるために使おうと考えたのである。(なお、原作漫画版では国の危機の内容が精神エネルギーの枯渇ではなく、環境汚染となっている)

実は不治の病(原作漫画版では永久の眠り、アニメ版では吐血)を患っている。イーグルがセフィーロに助力を請うことをせず暴力的な侵攻という手段をとったのは、自身に残されている時間が少ないことが原因である。病気のことは周囲には隠し続けていたが、話が進むにつれて病状が悪化していき、結局はバレることになった。

世界のために自らを犠牲にできる強固な意思をもっていたからか、終盤でセフィーロの『柱』システムはイーグルを次代『柱』候補の一人として選ぶことになる。なお、もう一人の候補として選ばれたのが獅堂光であった。

イーグルはもしも自分が『柱』に選ばれればセフィーロのために祈り続けることを約束し、その代わりに『柱』システム解明のためにオートザムの研究者をセフィーロに派遣することを許可してほしいとの提案をセフィーロ側にもちかける。これをクレフが受け入れたため、最終的に両国は休戦した。

光とイーグル、『柱』システムがどちらを次代に選ぶのかを静かに待ちつつづける中、ランティスがノヴァにより魔神レガリアに囚われたことを知る。吐血しつつも「戦士として戦い抜きたい」としてジェオ・メトロに後を任せてFTOで出撃するイーグル。病状悪化に苛まれながら単身戦いつつ、光にランティスへの呼びかけを指示。覚醒したランティスの意識に応じて彼を救出するが、デボネアの攻撃から魔法騎士たちをかばい、ランティスに光を幸せにするよう言い残して戦死した。そしてイーグルの死によって次代の『柱』は光が襲名することになった。

一方、原作漫画版の終盤は、イーグルと光が『柱』の座をかけて決闘するという展開になっており、いわばラスボスの位置づけとなっている。また、彼が『柱』になろうとする真の動機はランティスが『柱』システムを壊すために命を捨てることを阻止するため、自らが『柱』となってセフィーロともども永遠の眠りにつくことで『柱』システムと心中するというものだった。詳細は余談の項を参照。

登場作品と役柄編集

SRWでは死亡しない。

VXT三部作編集

スーパーロボット大戦T
初登場作品。登場が大幅に前倒しされており、原作第一部の時系列にあたる第20話で登場し、第29話クリア後に仲間になる。
NSXの艦長兼FTOのパイロット。戦艦であるNSXは基本強制出撃の為、のせかえではなくFTOを出撃させるか否かで扱いが変わる仕様となっている
ただし、ダッシュを修得しても、NSXの艦長時には反映されない(FTOのパイロットの時のみ反映される)仕様である。ヒット&アウェイ先制攻撃などの他のスキルは反映される中、ダッシュだけが反映されない。イーグルをFTOで出撃させない場合、ダッシュは死にスキルになるので要注意。
期待といった優秀なサポート精神を習得する他、戦闘面でも勇気を習得するが、どれもSP消費が重いため、SP面を補強してやると良い。
なお、パイロットと艦長を両立している影響で、艦長としては破格の防御/回避を持っている(他作品の3人より初期値が20~30近く高い。ただしジェオには回避は大差を付けて勝っているが防御が僅差で負けている)が、逆に艦長以外のパイロットとしては防御の初期値が最下位となっている(成長タイプの関係でレベルを上げると最下位ではなくなる)ので、FTOはスーパー系としては打たれ弱くなる。
原作では指揮官としても優秀であるとされていたが、本作ではパイロットとして出撃できる関係か、指揮官技能を持っていない。
原作同様に病魔に侵されている素振りは見せるものの、最後まで死亡する事は無い。
エースパイロット認定時の獲得スキルプログラムは「技量アップ」。エーストークのインタビュアーはメリル

単独作品編集

スーパーロボット大戦30
今回は原作通り第二部以降の時系列で異世界軍に所属して登場。ただし、進め方によってはザガートを倒すより前に登場する。
後半のキーミッション「調停者」でランティスとエムリスの説得を受けて加入する。
基本的な能力・仕様は『T』同様だが「ダッシュ」の仕様だけは修正されたため、イーグルを艦長に据えるならこちらに習得させる事。
エースパイロット認定時の獲得スキルプログラムは「技量アップ」。

パイロットステータス編集

精神コマンド編集

T30
加速直感てかげん期待勇気
サポート用、戦闘用共に有用な物が揃っており、艦長としてもパイロットとしても活躍できる。期待以降に習得するものが総じて消費が重いのがネック。

特殊スキル編集

T30
底力L4、見切りL3、気力限界突破L2、精神耐性
優先度の高い見切りが最初から最大レベルなのはお得。底力はL4と物足りないので補強しておきたいところ。
また、艦長兼任であるが指揮官を持っていない事には注意。指揮官技能は養成できないので必要と感じたのであればコマンダーターミナルに頼るしかない。
追加養成の候補としてはSP関連を優先として下記の理由から見切りの発動を早めるための闘争心や気力+系辺りが候補。
30(敵対時)
底力L4、見切りL2、気力限界突破L1、精神耐性
見切りと気力限界突破がそれぞれ1レベルずつ下がっている。

エースボーナス編集

精神コマンド『分析』が掛かっている相手に対し、与ダメージ1.2倍、最終回避率+20%
T』『30』で採用。『T』では全敵に分析とかく乱を掛けるナデシコCの特殊コマンドとの相性が抜群で、使用後に敵陣に突っ込み見切りさえ発動してしまえば、FTOならほぼほぼ攻撃は当たらない。NSXでも意外と避けてくれる事も。
火力面で似たようなエースボーナスを持つアンジェラに劣るが、こちらは最終回避率が上昇するので、向こうがボスへのダメージソース向けなのに対しこちらは雑魚への殲滅に長けていると言えるだろう。
『30』ではサポーターで全敵に分析を掛けれるロペットと相性がいい上に、パッシブ効果で分析の与ダメ―ジを1.2倍に増やせるレジーナもいるためS-SPの回復手段を用意しておけば毎ターン使うことも可能。

人間関係編集

オートザム編集

ジェオ・メトロ
NSXの副司令官であり親友。アニメ版ではランティス救出の際に全権を委譲する。
『T』においてFTO出撃時は彼にNSXの艦長代理を任せており、彼の東京でのお菓子食べ歩きに付き合っている。
ザズ・トルク
FTOの整備を任せている。
オートザム国大統領
イーグルの実父でオートザムの元首。議会で居眠りをしたり、式典をすっぽかす息子には頭を抱えている。イーグルがセフィーロ侵攻を議会に提案した際、それを承認した。
実は原作・アニメ共に登場しておらず、原作では存在と上記の様な背後関係は述べられているが、アニメ版では影も形も無い設定上の存在。当然SRW未登場。

セフィーロ編集

獅堂光
伝説の魔法騎士。敵対する立場ながら、彼女に深く関わっていくこととなる。原作漫画版では彼女に救われたという思いがある。
『T』においてはセフィーロに戻れるまで目的を棚上げして彼女と共闘する事を決め、NSX内では彼女達とお茶会をしている。
ランティス
かつて彼がオートザムに滞在していた時に友人となる。アニメ版では魔神レガリアに囚われた彼を救出するため、病を押してFTOで出撃し命を落とす。
原作では「自分の全てを犠牲にしてでもランティスを死なせたくない」という願いが『柱』の選定に値する強さを持つと認定されている。
『T』においてはT3メンバーに彼を紹介した。
龍咲海鳳凰寺風
伝説の魔法騎士達として敬意を払いつつ、FTOで翻弄する。
『T』においてはセフィーロに戻れるまで彼女達と共闘する事を決め、NSX内で彼女達とお茶会をしている。
ザガート
友人の兄。原作でイーグルが登場するのはザガートの死後のため特に面識はないが、『T』では譲れない物を持つ者同士故か特殊戦闘台詞が存在する。

その他編集

デボネア
アニメ版では終盤のランティス救出の際に彼女にトドメを刺されてしまい死亡する。

他作品との人間関係編集

フェーダー・ゾーン
『T』にて一時共闘するも、すぐに袂を分かった。
トッド・ギネス
『T』ボーナスシナリオにおいて彼との会話があるが、その様子は非常にコミカルなものとなっている。
ソルダートJレイ・ラングレン雷張ジョー
『T』においては流れ者同士(トッド曰く「外様」)といった間柄である。のちに彼らはトッドから「自分の立場を認めて貰う為」と銘打つ形で共闘を持ち掛けられることとなる。
エムリス・イェイエル・フレメヴィーラ
『30』ではランティスと一緒に友人関係。
オラシオ・コジャーソ
『30』では彼の要請を聞き、NSXに乗せる。

名台詞編集

「ザズ、僕のFTOを出してください」
ザズ「えっ、アイツを?なんで」
「伝説の魔法騎士に挨拶をしてきます」
ジェオ「だーーーー!!最高司令官自ら真っ先に乗り込んでどうするんだ」
「責任者だからこそ挨拶はするべきでしょう。セフィーロの危機を救ったという…」
「伝説の魔法騎士に」
初登場時、セフィーロ上空で魔法騎士(魔神)と遭遇して。敵であろうと礼儀を弁える必要があると言うそのままの意味と、敵の実力を見るために攻撃を仕掛けると言う両方の意味があり、当にイーグルらしいセリフ。
実際の戦争でも、敵の戦意を削ぐ目的と、交渉の責任者が誰であるかを相手を判らせる為に挨拶する事自体はある為、珍しい事ではない。
「FTO…GO!」
FTO出撃時の台詞。囁くような言い方が特徴。スパロボでも実装されており、当時と比べて洗練されている声となっている。
「そうですねぇ。あなた方から見れば僕達オートザムの人間は、侵略者以外の何者でもないでしょう」
第23話より。セフィーロに侵攻するつもりかと問う光に不敵に答え、攻撃する。
「……理由がわかる『好き』なんて、本当の好きじゃないですよ」
第46話より。この言葉は、自身の気持ちに葛藤する光にとって大きな天啓となっていく。
「光!ランティスの名を呼んで下さい!あなたなら目覚めさせる事ができる。このままではあなたの好きな人達がみんな死ぬことになります!」
第48話より。レガリアにランティスが囚われている為、迂闊に手が出せない光に、彼の名を呼ぶよう提案する。
「お断りします!貴方が死ねば光が悲しみます。光なら愛する人と幸せになれる道を選べるはずです」
同話。ランティスにテレパシーで自分ごとレガリアを攻撃するよう交信を受けて。死をも厭わない攻撃の指示だと思った為、こう反論した。
「わかりました。FTO…GO!!」
同話。その直後に、ランティスから「誰が死ぬと言った!?俺はザガートとは違う。愛する人と死ぬ未来など選ばない!」と言われて。この直後に、イーグルは吐血しながらFTOを突進させる。この時の台詞は、今までと違う気迫のこもった台詞である。それと同時に、ランティスも魔法を放ち、レガリアから脱出した。
「ランティス…光を幸せにしてあげて下さい」
最期の台詞。二人の幸せを願いながらその命を散らした。しかしその後まもなく光達は現実世界に帰還しなければならなくなりセフィーロと現実世界の行き来もできなくなってしまったので、イーグルの遺言が叶うことはなかった…。

スパロボシリーズの名台詞編集

戦闘台詞編集

「オーラバトラー…。興味深い兵器です」
オーラバトラーの特殊戦闘台詞。機体の起動システムがオートザムの科学技術のものに類似する点を持つことやそのギミックから、関心を示していることが窺える。
「この威圧感…。あの敵が発するオーラか…!」
聖戦士(敵対時)ならびに対ラバーン・ザラマンドの特殊戦闘台詞。
「ガンダム…。その噂は聞いてます」
ガンダムタイプの特殊戦闘台詞(敵対時)。
「あれがセフィーロの柱…なのか…」
エメロードの特殊戦闘台詞。入手した情報と異なる風貌や専用の魔神を所有していたことから驚きと戸惑いの混じった表情を見せる。
ちなみにイーグルとエメロードは担当声優が同じであり、往年のファンからは「夢の対決の実現」と評価されている。

搭乗機体編集

NSX
指揮を取る巨大戦艦。
FTO
専用のファイターメカ。

余談編集

  • 名前の由来はクライスラー社が1993年から1997年まで生産していた「イーグル・ビジョン」から。
  • イーグル役の緒方恵美氏はエメロード姫も演じている。
    • その縁からか、OVAでのイーグルはエメロードの弟という設定になっている。
  • 原作漫画版では光と共に時間の静止した東京へ飛ばされ、新たな柱選定のための一騎打ちをするが、セフィーロのみを想わなければならない理に反して祖国オートザムの存続をも強く想っていた彼は柱の資格を失いそのまま消滅しかける。しかし、エメロード姫のような自己犠牲による悲劇を繰り返すまいとした魔法騎士たちとランティスの必死の祈りを受け取った創造主が道を開いたことで、セフィーロへと帰還した。その後は予定通り長い眠りについたが、光の「願い」の力で徐々に快方に向かっており、テレパシーで会話も可能だった。また、アニメ版とは違い、原作では、セフィーロ侵攻の理由は、『ランティスを柱制度破壊の犠牲としないため、セフィーロの人々を隣国に移住させたうえで、柱となった自分がセフィーロと共に眠りに就く(ことで、柱制度と魔法騎士の伝説を終わらせる)』ためであった。
    • さらに言えば、イーグルは「エメロード姫がザガート以外の人間を愛し、彼らと信じ合い、共に歩み寄れた」というあり得たかもしれないIFの姿でもあった。
  • 原作・アニメ共に不治の病を患っている彼だが、原作とアニメで症状が違う。また、祖国オートザムが滅亡に瀕している理由も原作とアニメで違うのだが、CLAMPの大川氏が他メンバーとの対談した際に曰く「オートザムの環境が悪いからイーグルが肺の病を患った」と、原作とアニメの設定が混ざっているファンが多くて驚いたと述べている[3]
    • 因みに原作は「環境汚染と眠気」だが、アニメは「精神エネルギーの枯渇と吐血」である。なお病自体は原作アニメ共に「重度(末期)の精神エネルギー欠乏症」と共通している(あくまでも症状が違うだけ)。
    • 曰くアニメでイーグルが吐血するのは「絵として分かりやすい病気」にするため[3]

脚注編集

  1. 「病の症状ではないか?」と推測するファンもいる。実際、原作にそれを示唆する発言やシーンがある。
  2. 脚本集掲載の漫画版では、ザズが程よく酔っている隣で涼しい顔をしていた。
  3. 3.0 3.1 講談社『魔法騎士レイアース 脚本集・2』221 - 222頁。