「スペイザー」の版間の差分

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'''スペイザー'''は『[[UFOロボ グレンダイザー]]』の[[登場メカ]]。
  
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[グレンダイザー]]が専用の[[円盤]]メカと[[合体]]する形態で、円盤メカも「スペイザー」と呼称する。通常は、この形態で[[宇宙科学研究所]]に待機している。
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[[グレンダイザー]]が専用の[[円盤]]メカと[[合体]]する形態で、円盤メカも「スペイザー」と呼称する。通常は、この形態で[[宇宙科学研究所]]に待機しており搭乗時は円盤メカ上部からコックピットに乗り込む。
  
 
飛行能力を持たないグレンダイザーのサポートが目的で製造されており、合体後はマッハ9の大気圏内飛行と、超空間飛行が可能。様々な武装は[[ミニフォー]]を簡単に蹴散らせる。なお、この形態だと一部の武器が使用不可になる。また、「アンチレーダーミスト」と呼ばれる[[ジャミング機能|電波妨害と煙幕を兼ね備えた霧]]を発生させる事もできるが、SRWでは未実装。
 
飛行能力を持たないグレンダイザーのサポートが目的で製造されており、合体後はマッハ9の大気圏内飛行と、超空間飛行が可能。様々な武装は[[ミニフォー]]を簡単に蹴散らせる。なお、この形態だと一部の武器が使用不可になる。また、「アンチレーダーミスト」と呼ばれる[[ジャミング機能|電波妨害と煙幕を兼ね備えた霧]]を発生させる事もできるが、SRWでは未実装。
  
合体時にはグレンダイザーの顔が真正面を向くにも関わらず、両者はコックピットが別である。その間のシート移動を含めて'''[[合体]]・[[分離]]にはやたらプロセスが多く(中には無駄というか、省略可能に見える過程すらある)6秒のロスが有り、そこを突かれてピンチになる事があった'''。その為、[[宇門源蔵|宇門博士]]が[[地球]]製のスペイザーを開発し、欠点を克服する。これ以降はスペイザーは主に戦場への移動手段として使われ、戦闘は地球製スペイザーが担う事となる。
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スペイザー本体の推進力もかなり高く、本編では機体上部にグレンダイザーを乗せたまま空中戦を行なうという「[[ガンダムシリーズ]]」に於けるサブフライトシステムのような運用法も見受けられた。
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合体時にはグレンダイザーの顔が真正面を向くにも関わらず、両者はコックピットが別である。その間のシート移動を含めて'''[[合体]]・[[分離]]にはやたらプロセスが多く(中には無駄というか、省略可能に見える過程すらある)6秒のロス'''<ref>劇中では「'''死の時間'''」と称された。</ref>'''が有り、そこを突かれてピンチになる事があった'''。その為、[[宇門源蔵|宇門博士]]が[[地球]]製のスペイザーを開発し、欠点を克服する。これ以降、スペイザーは主に戦場への移動手段として使われ、戦闘は地球製スペイザーが担う事となる。
  
 
またグレンダイザーとスペイザーの共通シート以外にもシートが存在し、こちらでスペイザーの操縦を行うことも出来る。
 
またグレンダイザーとスペイザーの共通シート以外にもシートが存在し、こちらでスペイザーの操縦を行うことも出来る。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
グレンダイザーの[[変形]]形態扱いである。作品によっては、グレンダイザー単独の状態でも[[飛行]]できるため、移動での優位性が存在しない事もあるが、[[装甲]]や地形適応はこちらの方が高い場合が多い。
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グレンダイザーの[[変形]]形態扱いである。作品によっては、グレンダイザー単独の状態でも[[飛行]]できるため、移動での優位性が存在しない事もあるが、[[装甲]]や[[地形適応]]はこちらの方が高い場合が多い。
  
 
=== [[旧シリーズ]] ===
 
=== [[旧シリーズ]] ===
;[[第2次スーパーロボット大戦]]
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;{{参戦作品 (メカ)|第2次スーパーロボット大戦}}
:初登場作品。空も飛べて有射程武器もあるので、重宝する。普段はこの形態で良いかもしれない。
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:初登場作品。空も飛べて有射程武器もあるので、重宝する。普段はこの形態で良いかもしれない。第18話「潜入!コンペイトー」クリア後にグレンダイザーの変形先が地球製三大スペイザーに変更され登録抹消される。容量の都合なのだろうが、グレンダイザーの特徴の一つである形態なのに…。概要欄にある通り戦闘は地球製スペイザーが担うようになったので原作再現としてはある意味正しいのだが。
:PS版では三大スペイザーへの合体がオミットされたため、最後までグレンダイザーの飛行形態となる。装甲はそのまま、スペースサンダーも使えるためボス戦でも本形態で問題ないが、スクリュークラッシャーパンチが使えなくなるため雑魚戦には余り向かない。
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:PS版では三大スペイザーが登場しないため、最後までグレンダイザーの飛行形態となる。装甲はそのまま、スペースサンダーも使えるためボス戦でも本形態で問題ないが、スクリュークラッシャーパンチが使えなくなるため雑魚戦には余り向かない。
:;[[第2次スーパーロボット大戦G]]
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:;{{参戦作品 (メカ)|第2次スーパーロボット大戦G}}
 
::やはりグレンダイザーが飛べない為、移動の際等には重宝する。……が、肝心の移動力は1しか増えない(ダイザー5・スペイザー6、ちなみにMS系の最低値も6)。
 
::やはりグレンダイザーが飛べない為、移動の際等には重宝する。……が、肝心の移動力は1しか増えない(ダイザー5・スペイザー6、ちなみにMS系の最低値も6)。
::しかし、第15話「シロッコの影」クリア後に地球製スペイザーが[[剣鉄也|鉄也]]によって届けられるので、お払い箱に。容量の都合なのだろうが、グレンダイザーの特徴の一つである形態なのに…。
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::第15話「シロッコの影」クリア後に地球製スペイザーが[[剣鉄也|鉄也]]によって届けられるので、リメイク前と同じくお払い箱に。
 
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:グレンダイザーが飛べないので、終盤で月の渓谷を渡る時等に役立つ。空中での適応はグレンダイザーよりも高い。
 
:グレンダイザーが飛べないので、終盤で月の渓谷を渡る時等に役立つ。空中での適応はグレンダイザーよりも高い。
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:本作では、こちらの方が基本形態となっている。
 
:本作では、こちらの方が基本形態となっている。
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:移動力が上がる事と射程のある武器が増える点がメリットであるが、実は空中の適応がBとグレンダイザーと変わらない。
 
:移動力が上がる事と射程のある武器が増える点がメリットであるが、実は空中の適応がBとグレンダイザーと変わらない。
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:しかし何故かスクリュークラッシャーの威力がグレンダイザーよりも高い(三大スペイザーとの合体時も同様)ため、陸に降りる必要がない場合はグレンダイザー形態よりも使い勝手が良い。
::グレイダイザー形態同様、空の地形適応がBからAにアップした。
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:;{{参戦作品 (メカ)|第4次スーパーロボット大戦S}}
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::グレンダイザー形態同様、空の地形適応がBからAにアップした。
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:変形前と違いスペースサンダーが非P長射程単体攻撃になる。こちらの形態でも[[合体攻撃]]が使えるようになった。この形態のほうが各種スぺイザーと小隊が組みやすく、ダイザーフルパワーの効果はこちらでも発揮されるため、グレンダイザーに変形しないまま運用し続けるのもあり。
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:演出面ではよく動くグレンダイザーに対し、こちらはあまり動かないのが特徴である。
  
 
=== COMPACTシリーズ ===
 
=== COMPACTシリーズ ===
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:必殺技が使えないので、移動形態である。
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:必殺技が使えないので、移動形態である。[[スキルコーディネイトシステム]]による早解きの関係で、かなり重要な形態でもある。
;[[スーパーロボット大戦IMPACT]]
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:空Sなので、地上マップではこの形態が有利。
 
:空Sなので、地上マップではこの形態が有利。
 
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:変形前と違いスペースサンダーが非P長射程単体攻撃になる。[[合体攻撃]]が使えるようになった。こちらでもダイザーフルパワーの効果は発揮されるため、援護役として猛威をふるう。
 
  
 
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=== 携帯機シリーズ ===
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=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
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;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦MX}}
:スペイザーストームのおかげで地位が向上した。
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:必殺技としてスペイザートルネードが実装されたおかげで地位が向上した。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
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:スペイザー両翼の小型円盤部分頭頂部を展開、回転鋸状に変形させて射出、自動操縦で敵機を切り裂く。
 
:スペイザー両翼の小型円盤部分頭頂部を展開、回転鋸状に変形させて射出、自動操縦で敵機を切り裂く。
 
:;スピンドリル
 
:;スピンドリル
::スピンソーサーに内蔵された小型ドリル。
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::スピンソーサーに内蔵された小型ドリル。ソーサーが上下反転し、内部から発射装置を出して、目標めがけて発射する。
 
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;メルトシャワー
 
;メルトシャワー
:スペイザー両翼から液体金属を発射する。
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:スペイザー胴体の発射口から液体金属を発射する。なお、[[ウイングガンダムゼロ|ローリング]][[ウイングガンダムゼロカスタム|バスターライフル]]の様に回転しながら発射する周囲の敵をなぎ払う事も可能。
:なお、[[ウイングガンダムゼロ|ローリング]][[ウイングガンダムゼロカスタム|バスターライフル]]の様に回転しながら発射する周囲の敵をなぎ払う事も可能だが、SRWにおける[[マップ兵器]]としては未使用。
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:回転版はSRWにおける[[マップ兵器]]としては未使用。『Z』では[[全体攻撃]]。
 
;ハンドビーム
 
;ハンドビーム
 
:合体しても腕はフリーなので飛び道具は撃てるため、両指から三連のビームを発射。
 
:合体しても腕はフリーなので飛び道具は撃てるため、両指から三連のビームを発射。
 
:シリーズによっては使えないこともある。
 
:シリーズによっては使えないこともある。
;スクリュークラッシャーパンチ
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;ダイザーパンチ
:両腕を飛ばす。所謂ロケットパンチ。
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:グレンダイザー版ロケットパンチ。腕を回転させながら放つ。射出後にスクリュークラッシャーに変更可能。
:シリーズによっては使用できない事もある。
+
:;スクリュークラッシャーパンチ
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::腕のクラッシャー部分(歯車状の紋様)を前方に展開し、回転させながら撃ち出す。
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::シリーズによっては使用できない事もある。
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;スペースサンダー
 
;スペースサンダー
 
:頭部の角から電撃を発射する。
 
:頭部の角から電撃を発射する。
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==== 必殺技 ====
 
==== 必殺技 ====
 
;スペイザートルネード
 
;スペイザートルネード
:『MX』のみ。ハンドビーム、メルトシャワー、スペースサンダーを順に連続で浴びせる。
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:『MX』のみ。ハンドビーム、メルトシャワー、スペースサンダーを順に連続で浴びせる。元となったのは原作27話で[[マザーバーン]]を撃沈せしめた際の連続攻撃。
  
 
=== [[合体攻撃]] ===
 
=== [[合体攻撃]] ===
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;コズモスペシャルスペイザー
 
;コズモスペシャルスペイザー
 
:最後の地球製スペイザー。宇宙用であり、上記の地球製スペイザーに似た3機のスペイザーが合体することで大気圏を突破する事ができる。しかしグレンダイザーとの合体機能はない。SRW未登場。
 
:最後の地球製スペイザー。宇宙用であり、上記の地球製スペイザーに似た3機のスペイザーが合体することで大気圏を突破する事ができる。しかしグレンダイザーとの合体機能はない。SRW未登場。
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:リブート作品『グレンダイザーU』では、オリジナルの地球製スペイザー3機が合体し、マジンガーX用の大気圏脱出用装備として登場、大気圏突破後に分離して戦闘も可能。
  
 
== 余談 ==
 
== 余談 ==
 
*『[[UFOロボ グレンダイザー]]』の元になった劇場作品『宇宙円盤大戦争』(SRW未登場)にもスペイザーが登場するが、デザインは異なる。こちらは主役機「ロボイザー」と合体し、戦闘形態「ガッタイガー」となる能力を持つ。
 
*『[[UFOロボ グレンダイザー]]』の元になった劇場作品『宇宙円盤大戦争』(SRW未登場)にもスペイザーが登場するが、デザインは異なる。こちらは主役機「ロボイザー」と合体し、戦闘形態「ガッタイガー」となる能力を持つ。
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**グレンダイザーのエンディング曲『宇宙の王者グレンダイザー』の原曲となった主題歌『戦え!宇宙の王者』で「宇宙の王者 '''ガッタイガー'''」(「ロボイザー」ではない)と歌われているように、こちらではロボイザーよりもスペイザー合体形態であるガッタイガーの方が登場時間が長く、主役機の本来の形態として扱われていた。
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**こちらのスペイザーは『[[マジンガーエンジェル]]』の続編『マジンガーエンジェルZ』にも登場しており、[[エネルガーZ|アイアンZ]]と合体して「ガッタイガー」になった。
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*作品名の「UFOロボ」の異名はスペイザー合体形態を指しているので、元々は『宇宙円盤大戦争』と同様にスペイザー合体形態の方が主役機の本来の形態だったと考えることもできる。つまりスペイザー合体形態に独自の名称がないのは、グレンダイザーの名を主役機の立場と共に人型機単体形態の方に取られてしまったからと推測できる。
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**作中では「グレンダイザー・ゴー!」の掛け声とともにスペイザー合体形態で発進し、「ダイザー・ゴー!」の掛け声とともにスぺイザーから分離しているので、人型機単体形態を「ダイザー」と呼んでいるとも解釈できる。
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*オンエア当時、ポピー(現・バンダイ)が「ジャンボマシンダー・グレンダイザー」用のキャンペーン商品として制作したスペイザーは、ジャンボマシンダーを収納する関係上、実際に児童が跨って遊べる程の巨大なサイズに作られており、市場に流通しなかった希少性も相俟って現在は驚愕のプレミア価格が付けられている。
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*リブート作品『グレンダイザーU』(SRW未参戦)では、[[ホバーパイルダー]]が故障中の甲児を連れて戦場へ向かう必要が出た事からコックピットが2箇所あることを活かし、ダイザー側のコックピットにデューク、スペイザー側のコックピットに甲児がそれぞれ搭乗してタンデム操縦が行われた。<ref>原典と異なり、シートはそれぞれのコックピットに備わっている。また合体したまま待機していたという事情もあるが、搭乗時にはダイザーの自動防衛機能が発動しないよう、先にデュークがダイザーに乗り込んでから甲児がスペイザーに乗り込んでいる事から、スペイザーもスターカー(『グレンダイザーU』におけるダイザーの操縦条件を満たしたパイロット)ではない人物が乗り込む事は想定していない可能性もある。</ref>
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*コタツから顔だけ出している姿、いわゆる「こたつむり」を「スペイザー」、もしくは「こたつスペイザー」と形容するアニメファンもいる。姿が類似しているため[[ガンダム試作3号機|デンドロビウム]]と呼ぶことも。
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== 脚注 ==
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{{DEFAULTSORT:すへいさあ}}
 
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[[Category:登場メカさ行]]
 
[[Category:登場メカさ行]]

2024年9月26日 (木) 05:46時点における最新版

スペイザーは『UFOロボ グレンダイザー』の登場メカ

スペイザー
登場作品

マジンガーシリーズ

初登場SRW 第2次スーパーロボット大戦
SRWでの分類 機体
テンプレートを表示
スペック
分類 外宇宙航行、および戦闘支援用自律ユニット
全長 34.0 m
全幅 65 m
重量 150.0 t
動力 光量子エンジン
エネルギー 光量子エネルギー
出力 180万馬力
装甲材質 宇宙合金グレン
内蔵機体 グレンダイザー
パイロット デューク・フリード
テンプレートを表示

概要編集

グレンダイザーが専用の円盤メカと合体する形態で、円盤メカも「スペイザー」と呼称する。通常は、この形態で宇宙科学研究所に待機しており搭乗時は円盤メカ上部からコックピットに乗り込む。

飛行能力を持たないグレンダイザーのサポートが目的で製造されており、合体後はマッハ9の大気圏内飛行と、超空間飛行が可能。様々な武装はミニフォーを簡単に蹴散らせる。なお、この形態だと一部の武器が使用不可になる。また、「アンチレーダーミスト」と呼ばれる電波妨害と煙幕を兼ね備えた霧を発生させる事もできるが、SRWでは未実装。

スペイザー本体の推進力もかなり高く、本編では機体上部にグレンダイザーを乗せたまま空中戦を行なうという「ガンダムシリーズ」に於けるサブフライトシステムのような運用法も見受けられた。

合体時にはグレンダイザーの顔が真正面を向くにも関わらず、両者はコックピットが別である。その間のシート移動を含めて合体分離にはやたらプロセスが多く(中には無駄というか、省略可能に見える過程すらある)6秒のロス[1]が有り、そこを突かれてピンチになる事があった。その為、宇門博士地球製のスペイザーを開発し、欠点を克服する。これ以降、スペイザーは主に戦場への移動手段として使われ、戦闘は地球製スペイザーが担う事となる。

またグレンダイザーとスペイザーの共通シート以外にもシートが存在し、こちらでスペイザーの操縦を行うことも出来る。

登場作品と操縦者編集

グレンダイザーの変形形態扱いである。作品によっては、グレンダイザー単独の状態でも飛行できるため、移動での優位性が存在しない事もあるが、装甲地形適応はこちらの方が高い場合が多い。

旧シリーズ編集

第2次スーパーロボット大戦
初登場作品。空も飛べて有射程武器もあるので、重宝する。普段はこの形態で良いかもしれない。第18話「潜入!コンペイトー」クリア後にグレンダイザーの変形先が地球製三大スペイザーに変更され登録抹消される。容量の都合なのだろうが、グレンダイザーの特徴の一つである形態なのに…。概要欄にある通り戦闘は地球製スペイザーが担うようになったので原作再現としてはある意味正しいのだが。
PS版では三大スペイザーが登場しないため、最後までグレンダイザーの飛行形態となる。装甲はそのまま、スペースサンダーも使えるためボス戦でも本形態で問題ないが、スクリュークラッシャーパンチが使えなくなるため雑魚戦には余り向かない。
第2次スーパーロボット大戦G
やはりグレンダイザーが飛べない為、移動の際等には重宝する。……が、肝心の移動力は1しか増えない(ダイザー5・スペイザー6、ちなみにMS系の最低値も6)。
第15話「シロッコの影」クリア後に地球製スペイザーが鉄也によって届けられるので、リメイク前と同じくお払い箱に。
第3次スーパーロボット大戦
グレンダイザーが飛べないので、終盤で月の渓谷を渡る時等に役立つ。空中での適応はグレンダイザーよりも高い。
スーパーロボット大戦EX
本作では、こちらの方が基本形態となっている。
第4次スーパーロボット大戦
移動力が上がる事と射程のある武器が増える点がメリットであるが、実は空中の適応がBとグレンダイザーと変わらない。
しかし何故かスクリュークラッシャーの威力がグレンダイザーよりも高い(三大スペイザーとの合体時も同様)ため、陸に降りる必要がない場合はグレンダイザー形態よりも使い勝手が良い。
第4次スーパーロボット大戦S
グレンダイザー形態同様、空の地形適応がBからAにアップした。

Zシリーズ編集

スーパーロボット大戦Z
変形前と違いスペースサンダーが非P長射程単体攻撃になる。こちらの形態でも合体攻撃が使えるようになった。この形態のほうが各種スぺイザーと小隊が組みやすく、ダイザーフルパワーの効果はこちらでも発揮されるため、グレンダイザーに変形しないまま運用し続けるのもあり。
演出面ではよく動くグレンダイザーに対し、こちらはあまり動かないのが特徴である。

COMPACTシリーズ編集

スーパーロボット大戦COMPACT2
必殺技が使えないので、移動形態である。スキルコーディネイトシステムによる早解きの関係で、かなり重要な形態でもある。
スーパーロボット大戦IMPACT
空Sなので、地上マップではこの形態が有利。

携帯機シリーズ編集

スーパーロボット大戦A
スーパーロボット大戦D

単独作品編集

スーパーロボット大戦64
スーパーロボット大戦MX
必殺技としてスペイザートルネードが実装されたおかげで地位が向上した。

装備・機能編集

武装・必殺武器編集

武装編集

スピンソーサー
スペイザー両翼の小型円盤部分頭頂部を展開、回転鋸状に変形させて射出、自動操縦で敵機を切り裂く。
スピンドリル
スピンソーサーに内蔵された小型ドリル。ソーサーが上下反転し、内部から発射装置を出して、目標めがけて発射する。
メルトシャワー
スペイザー胴体の発射口から液体金属を発射する。なお、ローリングバスターライフルの様に回転しながら発射する周囲の敵をなぎ払う事も可能。
回転版はSRWにおけるマップ兵器としては未使用。『Z』では全体攻撃
ハンドビーム
合体しても腕はフリーなので飛び道具は撃てるため、両指から三連のビームを発射。
シリーズによっては使えないこともある。
ダイザーパンチ
グレンダイザー版ロケットパンチ。腕を回転させながら放つ。射出後にスクリュークラッシャーに変更可能。
スクリュークラッシャーパンチ
腕のクラッシャー部分(歯車状の紋様)を前方に展開し、回転させながら撃ち出す。
シリーズによっては使用できない事もある。
スペースサンダー
頭部の角から電撃を発射する。
シリーズによっては使用できない事もある。

必殺技編集

スペイザートルネード
『MX』のみ。ハンドビーム、メルトシャワー、スペースサンダーを順に連続で浴びせる。元となったのは原作27話でマザーバーンを撃沈せしめた際の連続攻撃。

合体攻撃編集

  • 各スペイザーとの合体攻撃はスパロボZより追加。
ダブルスペイザーストーム
ダブルスペイザーと合体して一斉射撃。
ドリルスペイザーストーム
ドリルスペイザーと合体して一斉射撃。
マリンスペイザーストーム
マリンスペイザーと合体して一斉射撃。
トリプルマジンガーブレード
Zではスペイザー形態でも使用可能。
ファイナルダイナミックスペシャル
各ダイナミックプロのマジンガーゲッターロボによる究極の必殺攻撃。

特殊能力編集

変形
グレンダイザーとスペイザーを分離する。
合体
ダブルスペイザードリルスペイザーマリンスペイザーと合体する。なお、シリーズによってはグレンダイザーに戻らないと不可能な場合も。

移動タイプ編集

飛行可能。

サイズ編集

M

カスタムボーナス編集

受けるダメージ-30%
A PORTABLE』。

関連機体編集

ダブルスペイザー
地球製スペイザー1号機。
マリンスペイザー
地球製スペイザー2号機。
ドリルスペイザー
地球製スペイザー3号機。
コズモスペシャルスペイザー
最後の地球製スペイザー。宇宙用であり、上記の地球製スペイザーに似た3機のスペイザーが合体することで大気圏を突破する事ができる。しかしグレンダイザーとの合体機能はない。SRW未登場。
リブート作品『グレンダイザーU』では、オリジナルの地球製スペイザー3機が合体し、マジンガーX用の大気圏脱出用装備として登場、大気圏突破後に分離して戦闘も可能。

余談編集

  • UFOロボ グレンダイザー』の元になった劇場作品『宇宙円盤大戦争』(SRW未登場)にもスペイザーが登場するが、デザインは異なる。こちらは主役機「ロボイザー」と合体し、戦闘形態「ガッタイガー」となる能力を持つ。
    • グレンダイザーのエンディング曲『宇宙の王者グレンダイザー』の原曲となった主題歌『戦え!宇宙の王者』で「宇宙の王者 ガッタイガー」(「ロボイザー」ではない)と歌われているように、こちらではロボイザーよりもスペイザー合体形態であるガッタイガーの方が登場時間が長く、主役機の本来の形態として扱われていた。
    • こちらのスペイザーは『マジンガーエンジェル』の続編『マジンガーエンジェルZ』にも登場しており、アイアンZと合体して「ガッタイガー」になった。
  • 作品名の「UFOロボ」の異名はスペイザー合体形態を指しているので、元々は『宇宙円盤大戦争』と同様にスペイザー合体形態の方が主役機の本来の形態だったと考えることもできる。つまりスペイザー合体形態に独自の名称がないのは、グレンダイザーの名を主役機の立場と共に人型機単体形態の方に取られてしまったからと推測できる。
    • 作中では「グレンダイザー・ゴー!」の掛け声とともにスペイザー合体形態で発進し、「ダイザー・ゴー!」の掛け声とともにスぺイザーから分離しているので、人型機単体形態を「ダイザー」と呼んでいるとも解釈できる。
  • オンエア当時、ポピー(現・バンダイ)が「ジャンボマシンダー・グレンダイザー」用のキャンペーン商品として制作したスペイザーは、ジャンボマシンダーを収納する関係上、実際に児童が跨って遊べる程の巨大なサイズに作られており、市場に流通しなかった希少性も相俟って現在は驚愕のプレミア価格が付けられている。
  • リブート作品『グレンダイザーU』(SRW未参戦)では、ホバーパイルダーが故障中の甲児を連れて戦場へ向かう必要が出た事からコックピットが2箇所あることを活かし、ダイザー側のコックピットにデューク、スペイザー側のコックピットに甲児がそれぞれ搭乗してタンデム操縦が行われた。[2]
  • コタツから顔だけ出している姿、いわゆる「こたつむり」を「スペイザー」、もしくは「こたつスペイザー」と形容するアニメファンもいる。姿が類似しているためデンドロビウムと呼ぶことも。

脚注編集

  1. 劇中では「死の時間」と称された。
  2. 原典と異なり、シートはそれぞれのコックピットに備わっている。また合体したまま待機していたという事情もあるが、搭乗時にはダイザーの自動防衛機能が発動しないよう、先にデュークがダイザーに乗り込んでから甲児がスペイザーに乗り込んでいる事から、スペイザーもスターカー(『グレンダイザーU』におけるダイザーの操縦条件を満たしたパイロット)ではない人物が乗り込む事は想定していない可能性もある。