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{{登場人物概要
 
{{登場人物概要
| 外国語表記 = [[外国語表記::Nevanlinna]]
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| 外国語表記 = [[外国語表記::Nebanlinna]]
 
| 登場作品 = [[バンプレストオリジナル]]
 
| 登場作品 = [[バンプレストオリジナル]]
 
*{{登場作品 (人物)|スーパーロボット大戦V}}
 
*{{登場作品 (人物)|スーパーロボット大戦V}}
| 声優 = {{声優|鶴ひろみ}}
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| 声優 = {{声優|鶴ひろみ|SRW=Y}}
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| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|渡邉亘}}
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| 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|スーパーロボット大戦V}}
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| SRWでの分類 = [[パイロット]]<br/>[[ラストボス]]
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{{登場人物概要
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| タイトル = プロフィール
 
| 分類 = 文明再建システム
 
| 分類 = 文明再建システム
| 性別 = [[アンドロイド|ガイノイド]]
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| 性別 = 女(ガイノイド)
 
| 開発 = [[超文明ガーディム]]
 
| 開発 = [[超文明ガーディム]]
 
| 所属 = 超文明ガーディム→単独行動
 
| 所属 = 超文明ガーディム→単独行動
| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|渡邉亘}}
 
 
}}
 
}}
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'''ネバンリンナ'''は『[[スーパーロボット大戦V]]』の登場人物。
  
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
『[[スーパーロボット大戦V]]』の[[ラストボス]]。本項では後述の「'''システム・ネバンリンナ'''」についても記述する。
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『[[スーパーロボット大戦V]]』の[[ラストボス]]。本項では背景設定の「'''システム・ネバンリンナ'''」についても記述する。
  
 
=== 容姿と性格 ===
 
=== 容姿と性格 ===
 
青白く輝く長い髪のようなチューブと白いボディを備えた女性型[[アンドロイド]](ガイノイド)の姿をしており、その外見は自身の端末である[[エージェント]]に似ている。
 
青白く輝く長い髪のようなチューブと白いボディを備えた女性型[[アンドロイド]](ガイノイド)の姿をしており、その外見は自身の端末である[[エージェント]]に似ている。
  
整ったスタイルをしているが、腹部には穴が空いており、その中で歯車型のギアが回転している。胸は巨乳だが、どう見ても'''形が浮き出ている'''。
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整ったスタイルをしているが、腹部には背中まで貫通した穴が空いており、その中で歯車型のギアが回転している。胸は巨乳だが、どう見ても'''形が浮き出ている'''。
  
後述にも記載されているが、彼女はガーディム再建の為に地球の人類や技術のデータ収集を行っており、その過程で地球人類の人格や感情を知り「'''素晴らしい人間'''」と評して好感を抱いている。逆に自らを造り出した旧ガーディム人に対しては「滅んで当然の存在」と最低の評価をしている(その理由は後述)。
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彼女はガーディム再建の為に地球の人類や技術のデータ収集を行っており、その過程で地球人類の人格や感情を知り「'''素晴らしい人間'''」と評して好感を抱いている。逆に自らを造り出した旧ガーディム人に対しては「滅んで当然の存在」と最低の評価をしている(その理由は後述)。
  
 
だが自らを「'''人間を超えた者'''」と自称しており、頑固で融通が利かない。これは、文明を一から創造可能という極めて高度な性能を持っているが故に生まれた傲慢さが原因。それは、彼女自身が嫌う旧ガーディム人特有の「'''他者を自分より下位だと見下す醜い傲慢さ'''」と「'''理解出来ない存在は全て滅すという負の思考'''」そのものであり、彼女がそれを自覚していないのが皮肉である。
 
だが自らを「'''人間を超えた者'''」と自称しており、頑固で融通が利かない。これは、文明を一から創造可能という極めて高度な性能を持っているが故に生まれた傲慢さが原因。それは、彼女自身が嫌う旧ガーディム人特有の「'''他者を自分より下位だと見下す醜い傲慢さ'''」と「'''理解出来ない存在は全て滅すという負の思考'''」そのものであり、彼女がそれを自覚していないのが皮肉である。
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[[超文明ガーディム]]が、万が一の時に備えて開発していた文明再建システム。
 
[[超文明ガーディム]]が、万が一の時に備えて開発していた文明再建システム。
  
ガーディム人は自分達の文明が何らかの要因で滅亡してしまった場合、銀河上に存在する他の惑星をガーディムの母星と同じ環境に改造し文明を再生する保険として、このシステムを用意した。また、ガーディムの兵器やアンドロイドの開発機能も搭載されており、これによってガーディムの戦力もすぐに再興・補充することが出来る。
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ガーディム人は自分達の文明が何らかの要因で滅亡してしまった場合、銀河上に存在する他の惑星をガーディムの母星と同じ環境に改造し文明を再生する保険として、このシステムを用意した。また、ガーディムの兵器やアンドロイドの開発機能も搭載されており、これによってガーディムの戦力もすぐに生産・補充することが出来る。
  
 
[[アールフォルツ・ローム・ハルハラス|アールフォルツ]]率いるガーディム第8艦隊は、このシステム・ネバンリンナを使って「超文明ガーディムの再建・復興」を企んでいる。だがシステム・ネバンリンナを完全に起動させるには、[[ヤマト]]の波動エンジンと次元制御技術の解析データや、[[ナデシコ]]の[[ボソンジャンプ]]関連の解析データ等が必要であり、[[地球艦隊・天駆]]が様々な敵勢力と戦う中でデータを得ようと暗躍してきた。
 
[[アールフォルツ・ローム・ハルハラス|アールフォルツ]]率いるガーディム第8艦隊は、このシステム・ネバンリンナを使って「超文明ガーディムの再建・復興」を企んでいる。だがシステム・ネバンリンナを完全に起動させるには、[[ヤマト]]の波動エンジンと次元制御技術の解析データや、[[ナデシコ]]の[[ボソンジャンプ]]関連の解析データ等が必要であり、[[地球艦隊・天駆]]が様々な敵勢力と戦う中でデータを得ようと暗躍してきた。
  
実は[[ナイン]]は、このシステムの情報収集端末「'''スレイブ'''」の内の1機であり、後にオーパーツとして[[新正暦世界]]の[[火星]]で発見された。
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実は[[ナイン]]は、このシステムの情報収集端末「'''スレイブ'''」の内の1機であり、後にオーパーツとして[[世界観/V#新正暦世界|新正暦世界]]で発見された。
  
 
=== ガーディム滅亡~暗躍開始 ===
 
=== ガーディム滅亡~暗躍開始 ===
システム・ネバンリンナを開発した超文明ガーディムだったが、彼等の文明は異常なまでに徹底されていた管理社会であった為に、徐々にその管理社会の歪みが原因で行き場のない不平不満が溜まっていた。遂には極限まで溜まった不平不満が爆発してしまい内乱が発生、ガーディム人は自らが招いた管理社会の歪みと内乱によって自滅した。
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システム・ネバンリンナを開発した超文明ガーディムだったが、彼等の文明は異常なまでに徹底されていた管理社会であった為に、徐々にその管理社会の歪みが原因で行き場のない不平不満が溜まっていた。遂には極限まで溜まった不満が爆発してしまい内乱が発生、ガーディム人は自らが招いた管理社会の歪みと内乱によって自滅した。
  
その後管理社会に不満を持った良識的なガーディム人の中で、僅かに生き残った彼等は他の文明との共存共栄を選び、大マゼラン銀河を離れて別の銀河に移住した。結果、彼らが新たな新天地として選んだ惑星が[[地球]]であった。
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しかし、それでも管理社会に不満を持った良識的なガーディム人も存在しており、僅かに生き残った彼等は他の文明との共存共栄を選び、大マゼラン銀河を離れて別の銀河に移住した。結果、彼らが新たな新天地として選んだ惑星が[[地球]]であった。この時、ガーディム人の生き残りによってシステム・ネバンリンナも地球に持ち込まれた。
  
 
しかし、当時の地球では[[ゲッター線]]を欲する[[ミケーネ帝国|ミケーネ]]の神々と[[エンブリヲ]]が激しい争いを繰り広げており、運悪く彼等の戦いとゲッター線の[[暴走]]に巻き込まれたガーディム人達は殆どが死亡してしまう。
 
しかし、当時の地球では[[ゲッター線]]を欲する[[ミケーネ帝国|ミケーネ]]の神々と[[エンブリヲ]]が激しい争いを繰り広げており、運悪く彼等の戦いとゲッター線の[[暴走]]に巻き込まれたガーディム人達は殆どが死亡してしまう。
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=== 本編における動向 ===
 
=== 本編における動向 ===
手始めにシステム・ネバンリンナは地球人類のデータを解析するべく、その為のサンプルとなる人物を定めることにした。だがサンプルとして選ばれたのが、よりにもよってあのエンブリヲであった(ネバンリンナが起動した時点では、地球はミケーネとエンブリヲの戦いで壊滅的な被害を受けていた為、まともな生存者が見つからなかったというのもあるが)。
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手始めにシステム・ネバンリンナは地球人類のデータを解析するべく、その為のサンプルとなる人物を定めることにした。だが彼女にサンプルとして選ばれたのが、よりにもよってエンブリヲであった。
  
ネバンリンナはエンブリヲをデータサンプルと定めて観察を開始。長らく彼の行動を調査していたが、ある時エンブリヲは[[ラグナメイル]]を伴って[[西暦世界]]に転移し、ネバンリンナもエンブリヲの後を追って西暦世界に転移する。更なるデータ収集を行っていたネバンリンナは、本編序盤で[[刹那・F・セイエイ|刹那]]と[[ティエリア・アーデ|ティエリア]]が巻き込まれた量子ワープ実験の事故によって、新たに新正暦世界の存在も認知する。これにより、ネバンリンナは3つの[[並行世界]]の地球を巡ったことで様々な技術とデータを収集することが出来、希望や善心に溢れた地球人類を「'''素晴らしい人間'''」と評価する。
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ネバンリンナはエンブリヲをデータサンプルと定めて観察を開始。長らく彼の行動を調査していたが、ある時エンブリヲは[[ラグナメイル]]を伴って[[世界観/V#西暦世界|西暦世界]]に転移し、ネバンリンナもエンブリヲの後を追って西暦世界に転移する。更なるデータ収集を行っていたネバンリンナは、本編序盤で[[刹那・F・セイエイ|刹那]]と[[ティエリア・アーデ|ティエリア]]が巻き込まれた量子ワープ実験の事故によって、新たに新正暦世界の存在も認知する。これにより、ネバンリンナは3つの[[並行世界]]の地球を巡ったことで様々な技術とデータを収集することが出来、希望や善心に溢れた地球人類を「'''素晴らしい人間'''」と評価する。
  
地球人の素晴らしさを知ったネバンリンナは、そのデータを元に超文明ガーディムの再建を開始する。その過程において、数少ない生前の旧ガーディム人のデータから[[アールフォルツ・ローム・ハルハラス|アールフォルツ]]、[[ジェイミー・リータ・スラウシル|ジェイミー]]、[[グーリー・タータ・ガルブラス|グーリー]]のアンドロイドを創造した。これが現代におけるガーディム第8艦隊の正体である。ネバンリンナが彼等をアンドロイドとして創造したのは、彼等をガーディム再建のためのサンプルとする為だったのだが、今まで収集した地球人類のデータといざ比較してみると、旧ガーディム人は醜いまでの傲慢と独善の塊であることが一目瞭然となる。この結果から、ネバンリンナは旧ガーディム人の存在に対して激しい嫌悪感と拒絶感を示し、彼等はこの銀河に存在する資格はない滅んで当然の種族であると結論付ける。
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地球人の素晴らしさを知ったネバンリンナは、そのデータを元に超文明ガーディムの再建を開始する。その過程において、数少ない生前の旧ガーディム人のデータから[[アールフォルツ・ローム・ハルハラス|アールフォルツ]]、[[ジェイミー・リータ・スラウシル|ジェイミー]]、[[グーリー・タータ・ガルブラズ|グーリー]]のアンドロイドを創造した。これが現代におけるガーディム第8艦隊の正体である。ネバンリンナが彼等をアンドロイドとして創造したのは、彼等をガーディム再建のサンプルとする為だったのだが、今まで収集した地球人類のデータといざ比較してみると、旧ガーディム人は醜いまでの傲慢と独善の塊であることが一目瞭然となる。この結果から、ネバンリンナは旧ガーディム人の存在に対して激しい嫌悪感と拒絶感を示し、彼等はこの銀河に存在する資格はない滅んで当然の種族であると結論付ける。
  
実際は彼女も、旧ガーディム人が少しでも守る価値がある種族であれば共に超文明ガーディムの再建に尽力しようと考えていたのだが、地球艦隊・天駆との最終決戦において過去の世界から現れた本物のアールフォルツは、彼を模したアンドロイド以上に傲慢と独善の権化であり、これによりネバンリンナは完全に旧ガーディム人を見限る。
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実際は彼女も、旧ガーディム人が少しでも守る価値がある種族であれば共に超文明ガーディムの再建に尽力しようと考えていたのだが、地球艦隊・天駆との最終決戦において過去の世界から現れたオリジナルのアールフォルツは、彼を模したアンドロイド以上に傲慢と独善の権化であり、これによりネバンリンナは完全に旧ガーディム人を見限る。
  
 
アールフォルツに反旗を翻したネバンリンナは、まずアールフォルツが過去から呼び寄せた第8艦隊の生き残りをエージェント達を使って全員殺害。艦隊を乗っ取ると共にガーディム人の遺伝子データを収集する。掌握と収集を完了したネバンリンナは、自らの肉体と戦闘用のボディを得る為に旗艦[[バースカル]]の動力炉を欲し、バースカルを破壊すると共にアールフォルツを殺害。バースカルの動力炉から、自分の肉体と戦闘用のボディ・[[アーケイディア]]を造り出した。
 
アールフォルツに反旗を翻したネバンリンナは、まずアールフォルツが過去から呼び寄せた第8艦隊の生き残りをエージェント達を使って全員殺害。艦隊を乗っ取ると共にガーディム人の遺伝子データを収集する。掌握と収集を完了したネバンリンナは、自らの肉体と戦闘用のボディを得る為に旗艦[[バースカル]]の動力炉を欲し、バースカルを破壊すると共にアールフォルツを殺害。バースカルの動力炉から、自分の肉体と戦闘用のボディ・[[アーケイディア]]を造り出した。
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==== 通常ルート ====
 
==== 通常ルート ====
ネバンリンナは圧倒的な戦闘力を発揮し、地球艦隊・天駆を苦戦させる。だが、地球艦隊・天駆の面々はネバンリンナの力を目にしても決して諦めることなく何度も立ち向かっていく。ネバンリンナは何度も向かって来る彼等の闘志を理解できず、突如ヒステリックな口調に変化。今まで余裕のあった威厳のある態度とは打って変わって、ヒステリーを剥き出しにした正反対の態度となる。
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ネバンリンナは圧倒的な戦闘力を発揮し、地球艦隊・天駆を苦戦させる。だが、地球艦隊・天駆の面々はネバンリンナの力を目にしても決して諦めることなく何度も立ち向かっていく。ネバンリンナは何度も向かって来る彼等の闘志を理解できず、突如ヒステリックな口調に変化。今まで余裕のあった威厳さとは打って変わって、ヒステリーを剥き出しにした正反対の態度となる。
  
 
実はネバンリンナは、自分の端末の一つであるナインを通じて地球艦隊・天駆の面々のデータを収集していたのだが、その過程で彼等の精神面まで学んでしまい、それにより感情面がバラバラな状態になってしまったのである。その中で彼女の最大の弱点となってしまったのが「[[愛]]」という感情を学ぶことが出来なかったことである。
 
実はネバンリンナは、自分の端末の一つであるナインを通じて地球艦隊・天駆の面々のデータを収集していたのだが、その過程で彼等の精神面まで学んでしまい、それにより感情面がバラバラな状態になってしまったのである。その中で彼女の最大の弱点となってしまったのが「[[愛]]」という感情を学ぶことが出来なかったことである。
  
ネバンリンナが「愛」を知らなかったのは、天駆の面々が「愛」についてナインの質問に明確に答えることが出来ず(恥ずかしがって質問された人物が逃げ出してしまったり、抽象的な答で理解がより難しかった)、ナインが「愛」というものを十分に理解できる機会がなかったのが原因である。今までナインを通じてデータを得ていたのだから、ネバンリンナが「愛」を学ぶことが出来ないのは至極当然であり、更にネバンリンナを開発したガーディム自体が愛情が欠如した文明であったのが更なる拍車をかけている。
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ネバンリンナが「愛」を知らなかったのは、天駆の面々([[パトリック・コーラサワー|パトリック・マネキン]]を除き)が「愛」についてナインの質問に明確に答えることが出来ず(恥ずかしがって質問された人物が逃げ出してしまったり、抽象的な答で理解がより難しかったり、回答自体を逸らかす人物まで居た)、ナインが「愛」というものを十分に理解できる機会がなかったのが原因である。更にネバンリンナを開発したガーディム自体が愛情が欠如した文明であったのが更なる拍車をかけている。
  
 
自身の理解できない感情について考えようとした結果、ネバンリンナは混乱してシステムエラーが発生してしまい、そこから地球艦隊・天駆の反撃を許すことになってしまい、最終的に彼等に敗れる。
 
自身の理解できない感情について考えようとした結果、ネバンリンナは混乱してシステムエラーが発生してしまい、そこから地球艦隊・天駆の反撃を許すことになってしまい、最終的に彼等に敗れる。
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こちらのルートのネバンリンナは、データ収集の対象(エースパイロット)が豊富であったのが影響し、常に落ち着きと威厳を保っている。
 
こちらのルートのネバンリンナは、データ収集の対象(エースパイロット)が豊富であったのが影響し、常に落ち着きと威厳を保っている。
  
だが通常ルート時よりもシステム寄りの性格になったことで、機械的な冷酷さも増大しており、その思考も旧ガーディム人により近づいた状態になってしまっている。
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だが通常ルート時よりもシステム寄りの性格になったことで、機械的な冷酷さも増大しており、思考も旧ガーディム人により近づいた状態になってしまっている。その行動自体も、より使命遂行に重点と比重を置いたものになっている。
  
 
ネバンリンナは自らの使命を完全に遂行すべく、第8艦隊の全艦を使って自身の肉体とアーケイディアを創造すると同時に、更に自身とアーケイディアの量産・複製を行う。ネバンリンナは、'''まったく同様のスペックを持つ自分自身とアーケイディアを25体にまで増加させ'''、恐るべき戦力で地球艦隊・天駆に襲い掛かってくる。
 
ネバンリンナは自らの使命を完全に遂行すべく、第8艦隊の全艦を使って自身の肉体とアーケイディアを創造すると同時に、更に自身とアーケイディアの量産・複製を行う。ネバンリンナは、'''まったく同様のスペックを持つ自分自身とアーケイディアを25体にまで増加させ'''、恐るべき戦力で地球艦隊・天駆に襲い掛かってくる。
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通常ルート時を上回る強さで地球艦隊・天駆を苦戦させ、更に地球滅亡のタイムリミットも迫る等、彼等を絶体絶命の危機に追い詰める。この危機を打開すべく、ナインは自らのデータをネバンリンナに送り込むことで両者の精神をリンクさせ、そこで自壊プログラムを発動させて自分諸共ネバンリンナを葬る[[特攻]]を仕掛けようとする。しかし、ナインの自壊プログラムはネバンリンナに停止させられてしまい、そのまま主人公の元に送り返されてしまう。
 
通常ルート時を上回る強さで地球艦隊・天駆を苦戦させ、更に地球滅亡のタイムリミットも迫る等、彼等を絶体絶命の危機に追い詰める。この危機を打開すべく、ナインは自らのデータをネバンリンナに送り込むことで両者の精神をリンクさせ、そこで自壊プログラムを発動させて自分諸共ネバンリンナを葬る[[特攻]]を仕掛けようとする。しかし、ナインの自壊プログラムはネバンリンナに停止させられてしまい、そのまま主人公の元に送り返されてしまう。
  
ネバンリンナはナインの新たなデータを吸収するが、その際にナインが「愛」という感情をブランクとして埋めていなかった事を知り、ナインがこのブランクを埋める事を渇望していながら遂行していない事を理解できず、そこから徐々に綻びが生じていく。更に[[沖田十三|沖田]]から、「愛という感情を理解できないままのネバンリンナが文明の再建を行ったところで、結局は旧ガーディム人と同じ末路を辿るだけである」と論破されてしまう。
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ネバンリンナはナインの新たなデータを吸収するが、その際にナインが「愛」という感情をブランクとして埋めていなかった事を知り、彼女がこのブランクを埋める事を渇望していながら遂行していない事を理解できず、そこから徐々に綻びが生じていく。更に[[沖田十三|沖田]]から、「'''愛という感情を理解できないままのネバンリンナが文明の再建を行ったところで、結局は旧ガーディム人と同じ末路を辿るだけである'''」と論破されてしまう。
  
自らの欠陥を突き付けられたネバンリンナは、自身の理解できない「愛」の感情を持つ存在を徹底的に滅ぼそうと暴走し、改めて地球艦隊・天駆と決戦を繰り広げる。その死闘の末に25体のアーケイディアとネバンリンナは全滅する。だが最後の悪足掻きとして、ネバンリンナは人為的に時空の歪みを加速させることで、3つの地球を融合させ滅ぼそうとする。だが、[[マジンガーZERO]]・[[真ゲッターロボ (ロボット)|真ゲッターロボ]]・[[EVA初号機 (疑似シン化第1覚醒形態)|EVA初号機]]([[EVA13号機]])等の時空や次元に干渉する程の力を持つ3機や、地球艦隊・天駆の機体全てがストッパーとなって発射されたヤマトの波動砲によって時空の歪みは消失。ネバンリンナは今度こそ完全敗北する。
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自らの欠陥を突き付けられたネバンリンナは、自身の理解できない「愛」の感情を持つ存在を徹底的に滅ぼそうと暴走し、改めて地球艦隊・天駆と決戦を繰り広げる。その死闘の末に25体のアーケイディアとネバンリンナは全滅するが、最後の悪足掻きとして人為的に時空の歪みを加速させることで、3つの地球を融合させ滅ぼそうとする。だが、[[マジンガーZERO]]・[[真ゲッターロボ (ロボット)|真ゲッターロボ]]・[[EVA初号機 (疑似シン化第1覚醒形態)|EVA初号機]]([[EVA13号機]])の3機が持つ時空制御と次元干渉能力によりそれを抑え込まれた後、地球艦隊・天駆の機体全てが発射時の反動を支えたヤマトの波動砲によって時空の歪みは消失。ネバンリンナは今度こそ完全敗北する。
  
 
=== 敗北後 ===
 
=== 敗北後 ===
 
通常ルート・困難ルートのどちらでも、ネバンリンナは「愛」を理解することが出来なかったのが原因で敗れることになる。
 
通常ルート・困難ルートのどちらでも、ネバンリンナは「愛」を理解することが出来なかったのが原因で敗れることになる。
  
敗北後、ナインからガーディム人についてある事実を聞くことになる。実は地球に移住したガーディム人はミケーネとエンブリヲの戦いで全滅したわけではなく、僅かながら生き残っていたガーディム人もおり、生き残った彼等は地球の原住民と交わることで子孫を残していた。それが、新正暦世界における現在の地球人である。ナインの調査によると、間違いなく一部の地球人はガーディムの遺伝子を引き継いでいることが判明している。
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敗北後、ナインからガーディム人についてある事実を聞くことになる。実は地球に移住したガーディム人はミケーネとエンブリヲの戦いで全滅したわけではなく、僅かながら生き残っていたガーディム人もおり、生き残った彼等は地球の原住民と交わることで子孫を残していた。それが、新正暦世界における現在の地球人である。ナインの調査によると、ヤマトの一部のクルーにもガーディムの遺伝子を引き継いでいる子孫が居る事が判明している。
  
 
ナインから事実を聞いたネバンリンナは、本来守るべきガーディムの子孫を自らの手で滅ぼしかけたことを悔い、ナインから諭されたこともあって戦意を喪失。ナインや地球艦隊・天駆の面々に希望を託して満足気に消滅した。
 
ナインから事実を聞いたネバンリンナは、本来守るべきガーディムの子孫を自らの手で滅ぼしかけたことを悔い、ナインから諭されたこともあって戦意を喪失。ナインや地球艦隊・天駆の面々に希望を託して満足気に消滅した。
  
 
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
=== 単独作品 ===
+
=== VXT三部作 ===
;[[スーパーロボット大戦V]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦V}}
:本作の[[ラストボス|ラスボス]]。通常ルートと困難ルートで強さやキャラクター性が異なる。
+
:初登場作品。本作の[[ラストボス|ラスボス]]。通常ルートと困難ルートで強さやキャラクター性が異なる。
 +
:通常ルートでは登場時、及びエネミーフェイズごとに[[覚醒]]・[[ひらめき]]・[[不屈]]・[[集中]]がかかる。[[ひらめき]]と[[不屈]]で二回は攻撃がまともに通らず、[[集中]]はラスボスとしては珍しいMサイズとレベル差から来る高い能力、さらに[[極]]も合わせて高い命中率と回避率を叩きだす。[[必中]]([[感応]])に加え、防御系の[[精神コマンド]]も積極的に活用したい。なお、4種の精神コマンドはイベント後は使用してこない。
 +
:困難ルートでは取り巻きがいないが、上述のように全25体が同時出現する。さすがに一体一体は乗機[[アーケイディア]]共々弱体化しているが、初期気力が130になっていることも含め、通常ルートよりも厳しい。なお、4体倒した後はイベントが発生し、台詞が機械的なものに変化する。
 +
:また、両ルート共通の特徴として、イベント後は[[特殊戦闘台詞]]が非常に豊富となる。各主人公のみならず、脇役キャラにも特殊戦闘台詞があるため、全て聞いてみるのも一興だろう。
 +
:困難ルートでのセリフは機械的なものになるが、[[戦闘前会話]]でナインに言い負かされて詰まる、暴走しても「愛」については好奇心全開、とこちらでも通常ルートにおける性格の片鱗は垣間見られる。
 +
:声優の鶴ひろみ氏は[[代役]]以外での参加は本作が初となる。しかし、本作発売から9ヶ月後の2017年11月17日に鶴氏が急逝した為、本作がシリーズ最後の出演となった。
 +
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦T}}
 +
:[[ダウンロードコンテンツ|エキスパンション・シナリオ]]において登場。上記の通り鶴氏が亡くなったためライブラリ出演となった。
 +
:『V』困難ルート最終話で現れた複数のネバンリンナの内の一体とされており、復活した[[魔獣エンデ]]と協力し、自分達を破壊した[[地球艦隊・天駆]]に復讐するために襲い掛かってくる。
 +
:激闘ルートではなんと[[T3]]と交戦後に'''[[愛]]に目覚めて天駆と和解する'''。アーケイディアがダメージを負っているため直接戦闘には参加しないが、サポーターユニットとして登録され、激闘ルートエンディングでは文明再建システムとしての能力を生かし、戦争で被害を受けた『T』世界の復興に協力している。
 +
:魔獣エンデとの決戦では『T』世界に来てから新たに生み出されたネバンリンナ軍団が現れるが、愛を知ってT3の協力者となった個体は欠陥品呼ばわりされ、並列ネットワークから断絶されている。
 +
:なお、口調は『V』困難ルート最終話に準じたものとなっているが、天駆と和解した個体は激闘ルート第12話「超文明の終焉」での敗北後以降は『V』通常ルート最終話に準じたものとなる。
 +
 
 +
== パイロットステータス ==
 +
=== [[能力]]値 ===
 +
ラスボスだけあって全能力が高水準。特に通常ルートでは1体のみの分、困難ルートよりも能力値が引き上げられており、[[格闘 (能力)|格闘]]・[[射撃 (能力)|射撃]]以外が全パイロットの中トップ。
 +
 
 +
=== [[精神コマンド]] ===
 +
;[[スーパーロボット大戦V|V]]
 +
:;デフォルト
 +
::'''[[努力]]、[[不屈]]、[[必中]]、[[気迫]]、[[希望]]、[[勇気]]'''
 +
::通常ルート、及び困難ルート初期。
 +
:;困難ルート・イベント後
 +
::'''[[分析]]'''
 +
::困難ルート後半の弱体化後。
 +
 
 +
=== [[特殊スキル]] ===
 +
;[[スーパーロボット大戦V|V]]
 +
:;通常時
 +
::'''[[底力]]L9、[[極]]、[[ガード]]L3、[[闘争心]]L3、[[サイズ差補正無視]]L3、[[精神耐性]]、[[プレッシャー]]L4、[[3回行動]]([[2回行動]])'''
 +
::ラスボスに相応しい一部の隙も無いスキル構成。困難ルートではバランス調整の為か[[3回行動]]が[[2回行動]]に弱体化している。
 +
:;通常ルート・イベント後
 +
::'''[[底力]]L5、[[極]]、[[ガード]]L2、[[闘争心]]L2、[[サイズ差補正無視]]L3、[[精神耐性]]、[[プレッシャー]]L2、[[3回行動]]'''
 +
::[[サイズ差補正無視]]以外のスキルレベルが下がっている。
 +
:;困難ルート・イベント後
 +
::'''[[底力]]L5、[[極]]、[[ガード]]L3、[[サイズ差補正無視]]L3、[[精神耐性]]、[[2回行動]]'''
 +
::[[底力]]のレベルが下がり、[[闘争心]]と[[プレッシャー]]が消滅する。
 +
 
 +
=== [[エースボーナス]] ===
 +
;気力130以上で自軍フェイズ開始時、精神コマンド「[[覚醒]]」がかかる。
 +
:『V』ハードモードで習得する。これのおかげで、困難ルートでは[[バースカル]]、あるいは[[デウスーラII世]]を撃墜した際、登場位置と自軍の距離が離れすぎていると'''ラスボスが最大75回行動する'''という悪夢の様な事態になりかねない。通常ルートでは[[3回行動]]を持つため、'''合わせて4回行動してくる'''。
 +
 
 +
=== サポーターコマンド ===
 +
;愛の秘密
 +
:全ての味方ユニットに精神コマンド「[[応援]]」「[[祝福]]」をかける。
 +
:『T』エキスパンションシナリオ。使用機会は最終話手前の2話しかないので、周回プレイを意識しないなら実質1話しか意味は無いが、加わった戦闘では図ったかのように金のルーンゴーレムが大挙して出現する。大量撃墜前にかけて最終決戦に向けた最後の荒稼ぎをさせてもらおう。
  
 
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 
;[[アールフォルツ・ローム・ハルハラス]]
 
;[[アールフォルツ・ローム・ハルハラス]]
:自身を開発した旧ガーディム人の一人。劇中では、彼のデータからサンプル用のアンドロイドを創造する。
+
:旧ガーディム人の一人。劇中では、彼のデータからサンプル用のアンドロイド「アールフォルツ:A0012M」を創造した。
:過去の世界から現れた本物のアールフォルツは、ネバンリンナですら嫌悪する程の性格であったことから、最終的にバースカルの破壊と共に殺害した。
+
:過去の世界から現れたオリジナルのアールフォルツは、ネバンリンナですら嫌悪する程の傲慢かつ冷酷な性格であったことから、最終的にバースカルの破壊と共に殺害した。
;[[ジェイミー・リータ・スラウシル]]、[[グーリー・タータ・ガルブラス]]
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;[[ジェイミー・リータ・スラウシル]]、[[グーリー・タータ・ガルブラズ]]
:アールフォルツ同様、彼等のデータからもアンドロイドを創造した。
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:アールフォルツ同様、彼等のデータからもアンドロイドを創造したが、彼等のことも酷評している。
 
;[[エージェント]]
 
;[[エージェント]]
 
:表向きはガーディムのアンドロイド兵だが、その正体はネバンリンナの端末。
 
:表向きはガーディムのアンドロイド兵だが、その正体はネバンリンナの端末。
 
;[[ナイン]]
 
;[[ナイン]]
:自身の情報収集端末「スレイブ」の一機で、娘ともいえる存在。彼女が様々な感情のデータを収集することで、ネバンリンナは「人間」という存在を学習していた。
+
:自身の情報収集端末「スレイブ」の一機で、娘ともいえる存在。
 +
:彼女が様々な感情のデータを収集することで、ネバンリンナは「人間」という存在を学習していた。
 +
;[[魔獣エンデ]]
 +
:『[[スーパーロボット大戦T|T]]』の[[DLC|エキスパンション・シナリオ]]にて[[地球艦隊・天駆]]に倒された自身の一体が彼に協力者とすべくT世界に召喚され復活を遂げ、彼と[[デボネア]]によって憎しみを煽られ天駆への復讐心に染まり、彼らと結託し天駆、[[エクスクロス]]、[[T3]]と敵対する。
  
 
== 版権作品との人間関係 ==
 
== 版権作品との人間関係 ==
 +
=== 宇宙戦艦ヤマト2199 ===
 +
;[[沖田十三]]
 +
:彼から「愛を理解できない以上、結局は旧ガーディム人と同じ末路を辿るだけ」と論破されてしまう。その一方で、滅び去ったガーディムの復興を最後まで諦める事無く懸命に果たそうとするネバンリンナの姿勢には敬意を表している。また、ネバンリンナも彼が地球艦隊・天駆の精神的主柱であると分析・評価しており、彼を狙う事で天駆の心を折ろうとしていた。
 +
:困難ルートの最終決戦では彼が指揮する[[ヤマト]]による波動砲の最後の一撃により敗北を遂げる事になる。
 +
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=== リアル系 ===
 +
;[[ボン太くん]]
 +
:ナインを通じて'''[[相良宗介|中の人]]を知っていたにも関わらず'''、彼にときめいていた。
 
;[[エンブリヲ]]
 
;[[エンブリヲ]]
:目覚めたばかりの当初は、よりにもよって彼を地球人のサンプルとして選んだ。
+
:目覚めたばかりの当初は、他に観察対象となる人間がいなかったとはいえ、よりにもよって彼を地球人観察の為のサンプルとして選んだ。
:当然、彼の元部下であり、その本性をよく知る[[クリス]]からは'''「最悪の選択」'''だと突っ込まれた。
+
:彼の元部下であり、その本性をよく知る[[クリス]]からは'''「最悪の選択」'''だと突っ込まれた。
 +
 
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=== スーパー系 ===
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;[[兜甲児 (真マジンガー)]]、[[流竜馬 (OVA)]]、[[碇シンジ]]
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:困難ルートの最終決戦では、最終局面にて彼らの搭乗する機体によって自身も抑え込まれ、天駆の最後の反撃を許す事になる。
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;[[デボネア]]
 +
:『T』のエキスパンション・シナリオにて結託する。
  
 
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
 +
;「その言葉を否定する」</br>「既に、この星に価値はない...」</br>「我々は大マゼランに別れを告げる」</br>「さらばだ、イスカンダル...。遠い銀河から、この星が朽ちていく様を見させてもらう」
 +
:困難ルート50話のインターミッションより。見た目はエージェントだが、この時点でネバンリンナの意識が表に出ている。かつての宿敵に別れを告げて、自身の活動を開始する。
 +
;「我の全てをお前にぶつけてやる…!」<br/>「お前達になど絶対に……負けないっ!!」<br/>「必殺! テッセラクト・カタストロフ!!」
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:通常ルート版の戦闘台詞。ナインから得たデータのせいか、'''ところどころ主人公のような台詞が混ざっている'''。
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;「やはり、ガーディム人に生存の資格はない…」<br/>「超文明ガーディムの再建に旧ガーディム人は不要…」<br/>「いや…害悪と判断…」
 +
:最終話にて、学習の果てに自分達以外の存在を見下し切った傲慢なガーディム人を 「害悪」 と判断してクーデターを決行する。
 +
 
== 迷台詞 ==
 
== 迷台詞 ==
通常ルートでは'''イベント発生してからの言動がほぼ全て迷台詞と化してしまう。'''
+
;通常ルートでは'''イベントが発生してからの言動がほぼ全て迷台詞と化してしまう。''' :しかし、その良くも悪くも人間臭いところが通常ルートにおけるネバンリンナの魅力でもある。
 +
 
 
;「決して諦めない不屈の闘志…。それに敬意を表する…」<br />「…と言いたい所だが、いい加減にしろ」<br />「少しは現実ってものを認めなさいよ! ポジティブにも限度があるじゃない!」<br />「残り時間は、あとわずか! おまけに敵は圧倒的! どこに逆転の要素があるのよ!?」<br />「それよ、それ! そうやって今まで逆転できたかも知れないけど、もう無理だって諦めなさいよ!」<br />「ああ、うるさい! うるさいっ!! 我の言葉を聞く気がないんなら、力づくで教えてやる!」
 
;「決して諦めない不屈の闘志…。それに敬意を表する…」<br />「…と言いたい所だが、いい加減にしろ」<br />「少しは現実ってものを認めなさいよ! ポジティブにも限度があるじゃない!」<br />「残り時間は、あとわずか! おまけに敵は圧倒的! どこに逆転の要素があるのよ!?」<br />「それよ、それ! そうやって今まで逆転できたかも知れないけど、もう無理だって諦めなさいよ!」<br />「ああ、うるさい! うるさいっ!! 我の言葉を聞く気がないんなら、力づくで教えてやる!」
:通常ルート最終話において、HPを半分まで減らした状態でのイベントにて。それまでの超越的な姿から一変し、突如ヒステリーを発生させる。その姿には[[地球艦隊・天駆]]の面々だけでなくプレイヤーも唖然とした。
+
:通常ルート最終話において、HPを半分まで減らした状態でのイベントにて。
 +
:それまでの超越的な姿から一変し、突如ヒステリーを発生させる。
 +
:その姿には[[地球艦隊・天駆]]の面々だけでなくプレイヤーも唖然とした。
 
:また、その姿やさりげない所に伏線があることに[[インファレンス]]と共通点を見出したプレイヤーも出てきている。'''
 
:また、その姿やさりげない所に伏線があることに[[インファレンス]]と共通点を見出したプレイヤーも出てきている。'''
;「キンケドゥ・ナウ!お前は二度とパンを焼く事はない!」
+
;「あ…」
 +
:同上。
 +
:主人公から自分の言動が、あれだけ自分が嫌っていたガーディム人と同じだということを指摘され'''思わず絶句してしまう'''。
 +
:ラスボスが'''この手の話題で、それも戦闘前に言い負かされた挙句「何っ!?」などと言い返そうとするのでもなく静かに絶句'''する姿はなかなかにシュール。
 +
;「えっ!?」
 +
:イベント発生後の戦闘前会話で、'''剣鉄也の「戦いが終わったら可愛いカノジョでも探す」という発言に対する驚き'''。
 +
:なお、困難ルートでも'''「何…?」'''と驚いている。
 +
;「犬にもわかることが、どうして、我にはわからないのよ!」 / 「犬ニモ ワカル事ガ 何故 我ハ 理解デキナイ」
 +
:イベント発生後の勝平との戦闘前会話にて。後者は困難ルートのもの。
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:「迫害された神ファミリーは心の中で自分たち以外の人間を恨んでいるはずだ」と指摘したことに対し、勝平に「誰も恨んじゃいない。父ちゃんたちだっていつかみんなわかってくれると信じて戦っていた」と返されて。そこまではよかったのだが…'''直後に[[千代錦]]にまで「ワン!」と反論を受けてこの一言'''。
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:愛や人に対する理解度で'''鉄也やチェンゲ版の竜馬どころか、犬に完全敗北'''している。
 +
;「逃がしはしない! 我は怒っている!」
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:反撃時の汎用台詞。
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:後半部分が本当に怒っているような声色になっている。
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;「人間め…!我はネバンリンナなのよ!」
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:被弾時(瀕死時)の汎用台詞。
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:めでたく[[フェイ・チェンカ|先]][[ルーザ・ルフト|達]][[キャラ・スーン|の]][[ガリー・タン|方]][[グレムト・ゲール|々]]の仲間入りを果たしました。…何も[[死亡フラグ|そんな物]]まで学習しなくても。
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;「破嵐万丈が…まぶしい!」
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:[[破嵐万丈|万丈]]からダメージを受けた際の[[特殊戦闘台詞]]。
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;「[[ハマーン・カーン|さすがは強い子]]、ジュドー・アーシタだ…!」
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:[[ジュドー・アーシタ|ジュドー]]からダメージを受けた際の特殊戦闘台詞。
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;「キンケドゥ・ナウ! お前は二度とパンを焼く事はない!」
 +
:[[キンケドゥ・ナウ|キンケドゥ]]との特殊戦闘台詞。
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:「生きて戻ることはない」という意味だろうが、どうにも威厳に欠ける文言。
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;「アスラン・ザラ! 他の女のように我を落とせると思うな!」
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:[[アスラン・ザラ|アスラン]]との特殊戦闘台詞。
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:落とすの意味が違うような…。
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;「アレルヤ・ハプティズム! 何故、[[ガンダムハルート|その機体]]は二人乗りなのだ!?」
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:[[アレルヤ・ハプティズム|アレルヤ]]との特殊戦闘台詞。
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:操縦と火器管制を分割したよくある複座型であるし、マルートモードという[[ソーマ・ピーリス|ピーリス]]だからこそ使える機能もあるので、別にカップルシート的なものではない。
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;「[[パトリック・マネキン]]! 解析不能の幸せな男め!」 / 「パトリック・マネキン オ前ノ 言ウ 幸セハ 解析不能ダ」<br />「[[ヒルダ (クロスアンジュ)|ヒルダ]]! お前の[[アンジュ]]への感情は我の理解を越えている!」 / 「ヒルダ オ前ノ アンジュヘノ 感情ヲ 我ハ 否定スル」
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:他、やや過剰なくらい愛を知る面々への特殊戦闘台詞。
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:重要事項なだけに、困難ルートでも同じことを取り沙汰している。
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;「ホシノ・ルリ! ナデシコの花が散る時が来たのだ!」<br />「ナデシコと電子の妖精! 何と可憐で凶悪な…!」
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:[[ホシノ・ルリ|ルリ]]との特殊戦闘台詞(後者はダメージ時)。
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:「[[ナデシコ]]」のニュアンスをいちいち大事にしてくれている。
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;「[[兜甲児 (真マジンガー)|兜甲児]]! お前の弓さやかに対する態度は何だ!?」<br />「[[弓さやか (真マジンガー)|弓さやか]]! お前と兜甲児はどんな関係なのだ!?」<br />「[[ルナマリア・ホーク]]! お前と[[シン・アスカ]]はどんな関係だ!?」
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:微妙な距離感の面々との特殊戦闘台詞。
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:重要事項だとはいえ、他人の恋路にいちいち興味津々である。
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;「剣鉄也! この嘘つきの裏切り者め!」
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:[[剣鉄也 (真マジンガー)|鉄也]]との特殊戦闘台詞。
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:事情はどうあれ鉄也の行為が[[叢雲総司|主人]][[如月千歳|公達]]を悲しませてしまったことに対し、[[ナイン]]がいかに憤っていたかが分かる。
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;「剣鉄也! まさに戦闘のプロフェッショナル!」 / 「剣鉄也 マサニ 戦闘ノ プロフェッショナル…」
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:ダメージ時。ネバンリンナにまで[[戦闘のプロ]]は認知されている。
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;「ボン太くん! お前は…お前は…可愛い!」 / 「ボン太クン オ前ノ 愛ラシサハ 我ノ 機能ニ 障害ヲ 発生サセル」
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:[[ボン太くん]]との特殊戦闘台詞。
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:彼女もまた、ボン太くんに魅せられてしまった者の一人。
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;「ベルファンガン・クルーゾー! 我はお前の秘密を知っている!」 / 「ベルファンガン・クルーゾー 何故 アノヨウナ 趣味ヲ 持ツ?」
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:[[ベルファンガン・クルーゾー|クルーゾー]]との特殊戦闘台詞。
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:いつ知ったのだろうか?
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;「[[クルツ・ウェーバー]]! 繁殖欲旺盛なオスめ!」<br />「知っているぞ、[[タスク]]! お前は、女の敵だ!」
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:女の敵との特殊戦闘台詞。
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:そういった不純さには否定的なようだ。
 +
;「ここでクイズだ、ヴィヴィアン! 勝つのは我か、お前か!?」 / 「ヴィヴィアン 勝利スルノハ 誰カ… ソノ答エヲ 教エテヤロウ」
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:[[ヴィヴィアン]]との特殊戦闘台詞。
 +
:一体何を学んだのやら。困難ルート版は似たようなことを言いつつも自然な言い回しになっている。
 +
;「シャルロッテ・ヘイスティング! ノリだけて生きるな!」<br />「シャルロッテ・ヘイスティングのノリについていけない…!」
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:[[シャルロッテ・ヘイスティング|ロッティ]]との特殊戦闘台詞(後者はダメージ時)。
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:言い分はともかく、ロッティの性格がえらく気に食わない様子。
  
 
== 搭乗機体 ==
 
== 搭乗機体 ==
 
;[[アーケイディア]]
 
;[[アーケイディア]]
:[[バースカル]]を素材とし、自身の肉体と共に造り出した機体。
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:[[バースカル]]を素材とし(困難ルートでは[[スリニバーサ]]も)、自身の肉体と共に造り出した機体。
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== 余談 ==
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*名前の由来は、フランスの数学者「ロルフ・ネヴァンリンナ」だと思われる。
  
 
{{バンプレストオリジナル}}
 
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2024年8月15日 (木) 12:16時点における最新版

ネバンリンナは『スーパーロボット大戦V』の登場人物。

ネバンリンナ
外国語表記 Nebanlinna
登場作品

バンプレストオリジナル

声優 鶴ひろみ
デザイン 渡邉亘
初登場SRW スーパーロボット大戦V
SRWでの分類 パイロット
ラストボス
テンプレートを表示
プロフィール
分類 文明再建システム
性別 女(ガイノイド)
開発 超文明ガーディム
所属 超文明ガーディム→単独行動
テンプレートを表示

概要編集

スーパーロボット大戦V』のラストボス。本項では背景設定の「システム・ネバンリンナ」についても記述する。

容姿と性格編集

青白く輝く長い髪のようなチューブと白いボディを備えた女性型アンドロイド(ガイノイド)の姿をしており、その外見は自身の端末であるエージェントに似ている。

整ったスタイルをしているが、腹部には背中まで貫通した穴が空いており、その中で歯車型のギアが回転している。胸は巨乳だが、どう見ても形が浮き出ている

彼女はガーディム再建の為に地球の人類や技術のデータ収集を行っており、その過程で地球人類の人格や感情を知り「素晴らしい人間」と評して好感を抱いている。逆に自らを造り出した旧ガーディム人に対しては「滅んで当然の存在」と最低の評価をしている(その理由は後述)。

だが自らを「人間を超えた者」と自称しており、頑固で融通が利かない。これは、文明を一から創造可能という極めて高度な性能を持っているが故に生まれた傲慢さが原因。それは、彼女自身が嫌う旧ガーディム人特有の「他者を自分より下位だと見下す醜い傲慢さ」と「理解出来ない存在は全て滅すという負の思考」そのものであり、彼女がそれを自覚していないのが皮肉である。

システム・ネバンリンナ編集

超文明ガーディムが、万が一の時に備えて開発していた文明再建システム。

ガーディム人は自分達の文明が何らかの要因で滅亡してしまった場合、銀河上に存在する他の惑星をガーディムの母星と同じ環境に改造し文明を再生する保険として、このシステムを用意した。また、ガーディムの兵器やアンドロイドの開発機能も搭載されており、これによってガーディムの戦力もすぐに生産・補充することが出来る。

アールフォルツ率いるガーディム第8艦隊は、このシステム・ネバンリンナを使って「超文明ガーディムの再建・復興」を企んでいる。だがシステム・ネバンリンナを完全に起動させるには、ヤマトの波動エンジンと次元制御技術の解析データや、ナデシコボソンジャンプ関連の解析データ等が必要であり、地球艦隊・天駆が様々な敵勢力と戦う中でデータを得ようと暗躍してきた。

実はナインは、このシステムの情報収集端末「スレイブ」の内の1機であり、後にオーパーツとして新正暦世界で発見された。

ガーディム滅亡~暗躍開始編集

システム・ネバンリンナを開発した超文明ガーディムだったが、彼等の文明は異常なまでに徹底されていた管理社会であった為に、徐々にその管理社会の歪みが原因で行き場のない不平不満が溜まっていた。遂には極限まで溜まった不満が爆発してしまい内乱が発生、ガーディム人は自らが招いた管理社会の歪みと内乱によって自滅した。

しかし、それでも管理社会に不満を持った良識的なガーディム人も存在しており、僅かに生き残った彼等は他の文明との共存共栄を選び、大マゼラン銀河を離れて別の銀河に移住した。結果、彼らが新たな新天地として選んだ惑星が地球であった。この時、ガーディム人の生き残りによってシステム・ネバンリンナも地球に持ち込まれた。

しかし、当時の地球ではゲッター線を欲するミケーネの神々とエンブリヲが激しい争いを繰り広げており、運悪く彼等の戦いとゲッター線の暴走に巻き込まれたガーディム人達は殆どが死亡してしまう。

ガーディム人達が死亡してしまったことでシステム・ネバンリンナだけが残ることになったが、目覚めたシステム・ネバンリンナの人工知能は、本来の目的である「ガーディムの再建・復興」を自己定義として定め、『V』の物語の裏で密かに活動を開始する。

本編における動向編集

手始めにシステム・ネバンリンナは地球人類のデータを解析するべく、その為のサンプルとなる人物を定めることにした。だが彼女にサンプルとして選ばれたのが、よりにもよってエンブリヲであった。

ネバンリンナはエンブリヲをデータサンプルと定めて観察を開始。長らく彼の行動を調査していたが、ある時エンブリヲはラグナメイルを伴って西暦世界に転移し、ネバンリンナもエンブリヲの後を追って西暦世界に転移する。更なるデータ収集を行っていたネバンリンナは、本編序盤で刹那ティエリアが巻き込まれた量子ワープ実験の事故によって、新たに新正暦世界の存在も認知する。これにより、ネバンリンナは3つの並行世界の地球を巡ったことで様々な技術とデータを収集することが出来、希望や善心に溢れた地球人類を「素晴らしい人間」と評価する。

地球人の素晴らしさを知ったネバンリンナは、そのデータを元に超文明ガーディムの再建を開始する。その過程において、数少ない生前の旧ガーディム人のデータからアールフォルツジェイミーグーリーのアンドロイドを創造した。これが現代におけるガーディム第8艦隊の正体である。ネバンリンナが彼等をアンドロイドとして創造したのは、彼等をガーディム再建のサンプルとする為だったのだが、今まで収集した地球人類のデータといざ比較してみると、旧ガーディム人は醜いまでの傲慢と独善の塊であることが一目瞭然となる。この結果から、ネバンリンナは旧ガーディム人の存在に対して激しい嫌悪感と拒絶感を示し、彼等はこの銀河に存在する資格はない滅んで当然の種族であると結論付ける。

実際は彼女も、旧ガーディム人が少しでも守る価値がある種族であれば共に超文明ガーディムの再建に尽力しようと考えていたのだが、地球艦隊・天駆との最終決戦において過去の世界から現れたオリジナルのアールフォルツは、彼を模したアンドロイド以上に傲慢と独善の権化であり、これによりネバンリンナは完全に旧ガーディム人を見限る。

アールフォルツに反旗を翻したネバンリンナは、まずアールフォルツが過去から呼び寄せた第8艦隊の生き残りをエージェント達を使って全員殺害。艦隊を乗っ取ると共にガーディム人の遺伝子データを収集する。掌握と収集を完了したネバンリンナは、自らの肉体と戦闘用のボディを得る為に旗艦バースカルの動力炉を欲し、バースカルを破壊すると共にアールフォルツを殺害。バースカルの動力炉から、自分の肉体と戦闘用のボディ・アーケイディアを造り出した。

最終決戦編集

ネバンリンナとの最終決戦は「通常ルート」と「困難ルート」の2つのルートが存在する。それぞれのルートでネバンリンナの性格や印象が異なっているのが特徴的。

通常ルート編集

ネバンリンナは圧倒的な戦闘力を発揮し、地球艦隊・天駆を苦戦させる。だが、地球艦隊・天駆の面々はネバンリンナの力を目にしても決して諦めることなく何度も立ち向かっていく。ネバンリンナは何度も向かって来る彼等の闘志を理解できず、突如ヒステリックな口調に変化。今まで余裕のあった威厳さとは打って変わって、ヒステリーを剥き出しにした正反対の態度となる。

実はネバンリンナは、自分の端末の一つであるナインを通じて地球艦隊・天駆の面々のデータを収集していたのだが、その過程で彼等の精神面まで学んでしまい、それにより感情面がバラバラな状態になってしまったのである。その中で彼女の最大の弱点となってしまったのが「」という感情を学ぶことが出来なかったことである。

ネバンリンナが「愛」を知らなかったのは、天駆の面々(パトリック・マネキンを除き)が「愛」についてナインの質問に明確に答えることが出来ず(恥ずかしがって質問された人物が逃げ出してしまったり、抽象的な答で理解がより難しかったり、回答自体を逸らかす人物まで居た)、ナインが「愛」というものを十分に理解できる機会がなかったのが原因である。更にネバンリンナを開発したガーディム自体が愛情が欠如した文明であったのが更なる拍車をかけている。

自身の理解できない感情について考えようとした結果、ネバンリンナは混乱してシステムエラーが発生してしまい、そこから地球艦隊・天駆の反撃を許すことになってしまい、最終的に彼等に敗れる。

困難ルート編集

こちらのルートのネバンリンナは、データ収集の対象(エースパイロット)が豊富であったのが影響し、常に落ち着きと威厳を保っている。

だが通常ルート時よりもシステム寄りの性格になったことで、機械的な冷酷さも増大しており、思考も旧ガーディム人により近づいた状態になってしまっている。その行動自体も、より使命遂行に重点と比重を置いたものになっている。

ネバンリンナは自らの使命を完全に遂行すべく、第8艦隊の全艦を使って自身の肉体とアーケイディアを創造すると同時に、更に自身とアーケイディアの量産・複製を行う。ネバンリンナは、まったく同様のスペックを持つ自分自身とアーケイディアを25体にまで増加させ、恐るべき戦力で地球艦隊・天駆に襲い掛かってくる。

通常ルート時を上回る強さで地球艦隊・天駆を苦戦させ、更に地球滅亡のタイムリミットも迫る等、彼等を絶体絶命の危機に追い詰める。この危機を打開すべく、ナインは自らのデータをネバンリンナに送り込むことで両者の精神をリンクさせ、そこで自壊プログラムを発動させて自分諸共ネバンリンナを葬る特攻を仕掛けようとする。しかし、ナインの自壊プログラムはネバンリンナに停止させられてしまい、そのまま主人公の元に送り返されてしまう。

ネバンリンナはナインの新たなデータを吸収するが、その際にナインが「愛」という感情をブランクとして埋めていなかった事を知り、彼女がこのブランクを埋める事を渇望していながら遂行していない事を理解できず、そこから徐々に綻びが生じていく。更に沖田から、「愛という感情を理解できないままのネバンリンナが文明の再建を行ったところで、結局は旧ガーディム人と同じ末路を辿るだけである」と論破されてしまう。

自らの欠陥を突き付けられたネバンリンナは、自身の理解できない「愛」の感情を持つ存在を徹底的に滅ぼそうと暴走し、改めて地球艦隊・天駆と決戦を繰り広げる。その死闘の末に25体のアーケイディアとネバンリンナは全滅するが、最後の悪足掻きとして人為的に時空の歪みを加速させることで、3つの地球を融合させ滅ぼそうとする。だが、マジンガーZERO真ゲッターロボEVA初号機EVA13号機)の3機が持つ時空制御と次元干渉能力によりそれを抑え込まれた後、地球艦隊・天駆の機体全てが発射時の反動を支えたヤマトの波動砲によって時空の歪みは消失。ネバンリンナは今度こそ完全敗北する。

敗北後編集

通常ルート・困難ルートのどちらでも、ネバンリンナは「愛」を理解することが出来なかったのが原因で敗れることになる。

敗北後、ナインからガーディム人についてある事実を聞くことになる。実は地球に移住したガーディム人はミケーネとエンブリヲの戦いで全滅したわけではなく、僅かながら生き残っていたガーディム人もおり、生き残った彼等は地球の原住民と交わることで子孫を残していた。それが、新正暦世界における現在の地球人である。ナインの調査によると、ヤマトの一部のクルーにもガーディムの遺伝子を引き継いでいる子孫が居る事が判明している。

ナインから事実を聞いたネバンリンナは、本来守るべきガーディムの子孫を自らの手で滅ぼしかけたことを悔い、ナインから諭されたこともあって戦意を喪失。ナインや地球艦隊・天駆の面々に希望を託して満足気に消滅した。

登場作品と役柄編集

VXT三部作編集

スーパーロボット大戦V
初登場作品。本作のラスボス。通常ルートと困難ルートで強さやキャラクター性が異なる。
通常ルートでは登場時、及びエネミーフェイズごとに覚醒ひらめき不屈集中がかかる。ひらめき不屈で二回は攻撃がまともに通らず、集中はラスボスとしては珍しいMサイズとレベル差から来る高い能力、さらにも合わせて高い命中率と回避率を叩きだす。必中感応)に加え、防御系の精神コマンドも積極的に活用したい。なお、4種の精神コマンドはイベント後は使用してこない。
困難ルートでは取り巻きがいないが、上述のように全25体が同時出現する。さすがに一体一体は乗機アーケイディア共々弱体化しているが、初期気力が130になっていることも含め、通常ルートよりも厳しい。なお、4体倒した後はイベントが発生し、台詞が機械的なものに変化する。
また、両ルート共通の特徴として、イベント後は特殊戦闘台詞が非常に豊富となる。各主人公のみならず、脇役キャラにも特殊戦闘台詞があるため、全て聞いてみるのも一興だろう。
困難ルートでのセリフは機械的なものになるが、戦闘前会話でナインに言い負かされて詰まる、暴走しても「愛」については好奇心全開、とこちらでも通常ルートにおける性格の片鱗は垣間見られる。
声優の鶴ひろみ氏は代役以外での参加は本作が初となる。しかし、本作発売から9ヶ月後の2017年11月17日に鶴氏が急逝した為、本作がシリーズ最後の出演となった。
スーパーロボット大戦T
エキスパンション・シナリオにおいて登場。上記の通り鶴氏が亡くなったためライブラリ出演となった。
『V』困難ルート最終話で現れた複数のネバンリンナの内の一体とされており、復活した魔獣エンデと協力し、自分達を破壊した地球艦隊・天駆に復讐するために襲い掛かってくる。
激闘ルートではなんとT3と交戦後にに目覚めて天駆と和解する。アーケイディアがダメージを負っているため直接戦闘には参加しないが、サポーターユニットとして登録され、激闘ルートエンディングでは文明再建システムとしての能力を生かし、戦争で被害を受けた『T』世界の復興に協力している。
魔獣エンデとの決戦では『T』世界に来てから新たに生み出されたネバンリンナ軍団が現れるが、愛を知ってT3の協力者となった個体は欠陥品呼ばわりされ、並列ネットワークから断絶されている。
なお、口調は『V』困難ルート最終話に準じたものとなっているが、天駆と和解した個体は激闘ルート第12話「超文明の終焉」での敗北後以降は『V』通常ルート最終話に準じたものとなる。

パイロットステータス編集

能力編集

ラスボスだけあって全能力が高水準。特に通常ルートでは1体のみの分、困難ルートよりも能力値が引き上げられており、格闘射撃以外が全パイロットの中トップ。

精神コマンド編集

V
デフォルト
努力不屈必中気迫希望勇気
通常ルート、及び困難ルート初期。
困難ルート・イベント後
分析
困難ルート後半の弱体化後。

特殊スキル編集

V
通常時
底力L9、ガードL3、闘争心L3、サイズ差補正無視L3、精神耐性プレッシャーL4、3回行動2回行動
ラスボスに相応しい一部の隙も無いスキル構成。困難ルートではバランス調整の為か3回行動2回行動に弱体化している。
通常ルート・イベント後
底力L5、ガードL2、闘争心L2、サイズ差補正無視L3、精神耐性プレッシャーL2、3回行動
サイズ差補正無視以外のスキルレベルが下がっている。
困難ルート・イベント後
底力L5、ガードL3、サイズ差補正無視L3、精神耐性2回行動
底力のレベルが下がり、闘争心プレッシャーが消滅する。

エースボーナス編集

気力130以上で自軍フェイズ開始時、精神コマンド「覚醒」がかかる。
『V』ハードモードで習得する。これのおかげで、困難ルートではバースカル、あるいはデウスーラII世を撃墜した際、登場位置と自軍の距離が離れすぎているとラスボスが最大75回行動するという悪夢の様な事態になりかねない。通常ルートでは3回行動を持つため、合わせて4回行動してくる

サポーターコマンド編集

愛の秘密
全ての味方ユニットに精神コマンド「応援」「祝福」をかける。
『T』エキスパンションシナリオ。使用機会は最終話手前の2話しかないので、周回プレイを意識しないなら実質1話しか意味は無いが、加わった戦闘では図ったかのように金のルーンゴーレムが大挙して出現する。大量撃墜前にかけて最終決戦に向けた最後の荒稼ぎをさせてもらおう。

人間関係編集

アールフォルツ・ローム・ハルハラス
旧ガーディム人の一人。劇中では、彼のデータからサンプル用のアンドロイド「アールフォルツ:A0012M」を創造した。
過去の世界から現れたオリジナルのアールフォルツは、ネバンリンナですら嫌悪する程の傲慢かつ冷酷な性格であったことから、最終的にバースカルの破壊と共に殺害した。
ジェイミー・リータ・スラウシルグーリー・タータ・ガルブラズ
アールフォルツ同様、彼等のデータからもアンドロイドを創造したが、彼等のことも酷評している。
エージェント
表向きはガーディムのアンドロイド兵だが、その正体はネバンリンナの端末。
ナイン
自身の情報収集端末「スレイブ」の一機で、娘ともいえる存在。
彼女が様々な感情のデータを収集することで、ネバンリンナは「人間」という存在を学習していた。
魔獣エンデ
T』のエキスパンション・シナリオにて地球艦隊・天駆に倒された自身の一体が彼に協力者とすべくT世界に召喚され復活を遂げ、彼とデボネアによって憎しみを煽られ天駆への復讐心に染まり、彼らと結託し天駆、エクスクロスT3と敵対する。

版権作品との人間関係編集

宇宙戦艦ヤマト2199編集

沖田十三
彼から「愛を理解できない以上、結局は旧ガーディム人と同じ末路を辿るだけ」と論破されてしまう。その一方で、滅び去ったガーディムの復興を最後まで諦める事無く懸命に果たそうとするネバンリンナの姿勢には敬意を表している。また、ネバンリンナも彼が地球艦隊・天駆の精神的主柱であると分析・評価しており、彼を狙う事で天駆の心を折ろうとしていた。
困難ルートの最終決戦では彼が指揮するヤマトによる波動砲の最後の一撃により敗北を遂げる事になる。

リアル系編集

ボン太くん
ナインを通じて中の人を知っていたにも関わらず、彼にときめいていた。
エンブリヲ
目覚めたばかりの当初は、他に観察対象となる人間がいなかったとはいえ、よりにもよって彼を地球人観察の為のサンプルとして選んだ。
彼の元部下であり、その本性をよく知るクリスからは「最悪の選択」だと突っ込まれた。

スーパー系編集

兜甲児 (真マジンガー)流竜馬 (OVA)碇シンジ
困難ルートの最終決戦では、最終局面にて彼らの搭乗する機体によって自身も抑え込まれ、天駆の最後の反撃を許す事になる。
デボネア
『T』のエキスパンション・シナリオにて結託する。

名台詞編集

「その言葉を否定する」
「既に、この星に価値はない...」
「我々は大マゼランに別れを告げる」
「さらばだ、イスカンダル...。遠い銀河から、この星が朽ちていく様を見させてもらう」
困難ルート50話のインターミッションより。見た目はエージェントだが、この時点でネバンリンナの意識が表に出ている。かつての宿敵に別れを告げて、自身の活動を開始する。
「我の全てをお前にぶつけてやる…!」
「お前達になど絶対に……負けないっ!!」
「必殺! テッセラクト・カタストロフ!!」
通常ルート版の戦闘台詞。ナインから得たデータのせいか、ところどころ主人公のような台詞が混ざっている
「やはり、ガーディム人に生存の資格はない…」
「超文明ガーディムの再建に旧ガーディム人は不要…」
「いや…害悪と判断…」
最終話にて、学習の果てに自分達以外の存在を見下し切った傲慢なガーディム人を 「害悪」 と判断してクーデターを決行する。

迷台詞編集

通常ルートではイベントが発生してからの言動がほぼ全て迷台詞と化してしまう。
しかし、その良くも悪くも人間臭いところが通常ルートにおけるネバンリンナの魅力でもある。
「決して諦めない不屈の闘志…。それに敬意を表する…」
「…と言いたい所だが、いい加減にしろ」
「少しは現実ってものを認めなさいよ! ポジティブにも限度があるじゃない!」
「残り時間は、あとわずか! おまけに敵は圧倒的! どこに逆転の要素があるのよ!?」
「それよ、それ! そうやって今まで逆転できたかも知れないけど、もう無理だって諦めなさいよ!」
「ああ、うるさい! うるさいっ!! 我の言葉を聞く気がないんなら、力づくで教えてやる!」
通常ルート最終話において、HPを半分まで減らした状態でのイベントにて。
それまでの超越的な姿から一変し、突如ヒステリーを発生させる。
その姿には地球艦隊・天駆の面々だけでなくプレイヤーも唖然とした。
また、その姿やさりげない所に伏線があることにインファレンスと共通点を見出したプレイヤーも出てきている。
「あ…」
同上。
主人公から自分の言動が、あれだけ自分が嫌っていたガーディム人と同じだということを指摘され思わず絶句してしまう
ラスボスがこの手の話題で、それも戦闘前に言い負かされた挙句「何っ!?」などと言い返そうとするのでもなく静かに絶句する姿はなかなかにシュール。
「えっ!?」
イベント発生後の戦闘前会話で、剣鉄也の「戦いが終わったら可愛いカノジョでも探す」という発言に対する驚き
なお、困難ルートでも「何…?」と驚いている。
「犬にもわかることが、どうして、我にはわからないのよ!」 / 「犬ニモ ワカル事ガ 何故 我ハ 理解デキナイ」
イベント発生後の勝平との戦闘前会話にて。後者は困難ルートのもの。
「迫害された神ファミリーは心の中で自分たち以外の人間を恨んでいるはずだ」と指摘したことに対し、勝平に「誰も恨んじゃいない。父ちゃんたちだっていつかみんなわかってくれると信じて戦っていた」と返されて。そこまではよかったのだが…直後に千代錦にまで「ワン!」と反論を受けてこの一言
愛や人に対する理解度で鉄也やチェンゲ版の竜馬どころか、犬に完全敗北している。
「逃がしはしない! 我は怒っている!」
反撃時の汎用台詞。
後半部分が本当に怒っているような声色になっている。
「人間め…!我はネバンリンナなのよ!」
被弾時(瀕死時)の汎用台詞。
めでたくの仲間入りを果たしました。…何もそんな物まで学習しなくても。
「破嵐万丈が…まぶしい!」
万丈からダメージを受けた際の特殊戦闘台詞
さすがは強い子、ジュドー・アーシタだ…!」
ジュドーからダメージを受けた際の特殊戦闘台詞。
「キンケドゥ・ナウ! お前は二度とパンを焼く事はない!」
キンケドゥとの特殊戦闘台詞。
「生きて戻ることはない」という意味だろうが、どうにも威厳に欠ける文言。
「アスラン・ザラ! 他の女のように我を落とせると思うな!」
アスランとの特殊戦闘台詞。
落とすの意味が違うような…。
「アレルヤ・ハプティズム! 何故、その機体は二人乗りなのだ!?」
アレルヤとの特殊戦闘台詞。
操縦と火器管制を分割したよくある複座型であるし、マルートモードというピーリスだからこそ使える機能もあるので、別にカップルシート的なものではない。
パトリック・マネキン! 解析不能の幸せな男め!」 / 「パトリック・マネキン オ前ノ 言ウ 幸セハ 解析不能ダ」
ヒルダ! お前のアンジュへの感情は我の理解を越えている!」 / 「ヒルダ オ前ノ アンジュヘノ 感情ヲ 我ハ 否定スル」
他、やや過剰なくらい愛を知る面々への特殊戦闘台詞。
重要事項なだけに、困難ルートでも同じことを取り沙汰している。
「ホシノ・ルリ! ナデシコの花が散る時が来たのだ!」
「ナデシコと電子の妖精! 何と可憐で凶悪な…!」
ルリとの特殊戦闘台詞(後者はダメージ時)。
ナデシコ」のニュアンスをいちいち大事にしてくれている。
兜甲児! お前の弓さやかに対する態度は何だ!?」
弓さやか! お前と兜甲児はどんな関係なのだ!?」
ルナマリア・ホーク! お前とシン・アスカはどんな関係だ!?」
微妙な距離感の面々との特殊戦闘台詞。
重要事項だとはいえ、他人の恋路にいちいち興味津々である。
「剣鉄也! この嘘つきの裏切り者め!」
鉄也との特殊戦闘台詞。
事情はどうあれ鉄也の行為が主人公達を悲しませてしまったことに対し、ナインがいかに憤っていたかが分かる。
「剣鉄也! まさに戦闘のプロフェッショナル!」 / 「剣鉄也 マサニ 戦闘ノ プロフェッショナル…」
ダメージ時。ネバンリンナにまで戦闘のプロは認知されている。
「ボン太くん! お前は…お前は…可愛い!」 / 「ボン太クン オ前ノ 愛ラシサハ 我ノ 機能ニ 障害ヲ 発生サセル」
ボン太くんとの特殊戦闘台詞。
彼女もまた、ボン太くんに魅せられてしまった者の一人。
「ベルファンガン・クルーゾー! 我はお前の秘密を知っている!」 / 「ベルファンガン・クルーゾー 何故 アノヨウナ 趣味ヲ 持ツ?」
クルーゾーとの特殊戦闘台詞。
いつ知ったのだろうか?
クルツ・ウェーバー! 繁殖欲旺盛なオスめ!」
「知っているぞ、タスク! お前は、女の敵だ!」
女の敵との特殊戦闘台詞。
そういった不純さには否定的なようだ。
「ここでクイズだ、ヴィヴィアン! 勝つのは我か、お前か!?」 / 「ヴィヴィアン 勝利スルノハ 誰カ… ソノ答エヲ 教エテヤロウ」
ヴィヴィアンとの特殊戦闘台詞。
一体何を学んだのやら。困難ルート版は似たようなことを言いつつも自然な言い回しになっている。
「シャルロッテ・ヘイスティング! ノリだけて生きるな!」
「シャルロッテ・ヘイスティングのノリについていけない…!」
ロッティとの特殊戦闘台詞(後者はダメージ時)。
言い分はともかく、ロッティの性格がえらく気に食わない様子。

搭乗機体編集

アーケイディア
バースカルを素材とし(困難ルートではスリニバーサも)、自身の肉体と共に造り出した機体。

余談編集

  • 名前の由来は、フランスの数学者「ロルフ・ネヴァンリンナ」だと思われる。