「ヒュッケバイン009」の版間の差分

 
(8人の利用者による、間の11版が非表示)
1行目: 1行目:
== RTX-009 ヒュッケバイン009(Huckebein 009) ==
+
{{登場メカ概要
*[[登場作品]][[バンプレストオリジナル]]
+
| 外国語表記 = [[外国語表記::Huckebein 009]]
**[[スーパーロボット大戦α ORIGINAL STORY]]
+
| 登場作品 = [[バンプレストオリジナル]]([[OGシリーズ]])
**[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION]]
+
*{{登場作品 (メカ)|スーパーロボット大戦α ORIGINAL STORY}}
**[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATIONS]]
+
| デザイン = {{メカニックデザイン|カトキハジメ}}
*分類:汎用型試作[[パーソナルトルーパー]]([[ヒュッケバインシリーズ]])
+
| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION}}
*形式番号:RTX-009
+
| SRWでの分類 = [[機体]]
*全高:19.8 m
+
}}
*重量:60.4 t
 
*[[動力・エンジン・エネルギー|動力]]
 
**核融合エンジン(αシリーズ)
 
**[[プラズマ・ジェネレーター]](OGシリーズ)
 
*フレーム:Hフレーム
 
*基本OS:[[TC-OS]]
 
*開発:[[マオ・インダストリー]]社
 
*開発者:[[カーク・ハミル]]
 
*所属:[[地球連邦軍 (OG)|地球連邦軍]]
 
*主なパイロット:[[イルムガルト・カザハラ]],[[リョウト・ヒカワ]]
 
*メカニックデザイン:カトキハジメ
 
  
 +
{{登場メカ概要
 +
| タイトル = スペック
 +
| 分類 = 汎用型[[パーソナルトルーパー]]([[ヒュッケバインシリーズ]])
 +
| 生産形態 = 試作機
 +
| 型式番号 = RTX-009
 +
| 全高 = 19.8 m
 +
| 重量 = 60.4 t
 +
| 動力 = 核融合エンジン(αシリーズ)<br>[[プラズマ・ジェネレーター]](OGシリーズ)
 +
| フレーム = Hフレーム
 +
| 基本OS = [[TC-OS]]
 +
| 開発 = [[マオ・インダストリー]]社
 +
| 開発者 = [[カーク・ハミル]]
 +
| 所属 = [[地球連邦軍 (OG)|地球連邦軍]]
 +
| 主なパイロット = [[イルムガルト・カザハラ]],[[リョウト・ヒカワ]]
 +
}}
 +
'''ヒュッケバイン009'''は『[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION]]』の[[登場メカ]]。
 +
== 概要 ==
 
3機が製造された[[ヒュッケバイン]]のうち、動力炉に[[ブラックホールエンジン]]ではなく通常型のエンジンを搭載してロールアウトしたヒュッケバイン。
 
3機が製造された[[ヒュッケバイン]]のうち、動力炉に[[ブラックホールエンジン]]ではなく通常型のエンジンを搭載してロールアウトしたヒュッケバイン。
  
 
正式な機体の名称はブラックホールエンジン搭載機(RTX-008L/R)と同じ「ヒュッケバイン」であるが、形式番号のみ「RTX-009」と異なる。そのため、RTX-008L/Rと区別するためにヒュッケバイン009と呼称されるのが通例。
 
正式な機体の名称はブラックホールエンジン搭載機(RTX-008L/R)と同じ「ヒュッケバイン」であるが、形式番号のみ「RTX-009」と異なる。そのため、RTX-008L/Rと区別するためにヒュッケバイン009と呼称されるのが通例。
  
機体色はRTX-008L/Rのような濃紺系ではなく、緑色のカラーリングとなっている。余談だが、第4次のヒュッケバインのカラー選択に009と同じ配色のものがある。
+
機体色はRTX-008L/Rのような濃紺系ではなく、緑色のカラーリングとなっている。
  
 
=== αシリーズ ===
 
=== αシリーズ ===
33行目: 39行目:
 
ヒュッケバイン3機のうち、当初の計画通り[[プラズマ・ジェネレーター]]搭載機としてロールアウトした機体。ブラックホール・エンジン搭載機と区別するために、形式番号が「RTX-009」に変更されている。本機の運用データは[[SRX計画]]において、[[R-1]]開発に用いられている。
 
ヒュッケバイン3機のうち、当初の計画通り[[プラズマ・ジェネレーター]]搭載機としてロールアウトした機体。ブラックホール・エンジン搭載機と区別するために、形式番号が「RTX-009」に変更されている。本機の運用データは[[SRX計画]]において、[[R-1]]開発に用いられている。
  
連邦軍極東支部の[[PTXチーム]]によって運用され、[[DC戦争]]勃発後はかつてのパイロットである[[イルムガルト・カザハラ]]の搭乗機として[[ハガネ]]に配備される。
+
連邦軍極東支部の[[PTXチーム]]によって運用され、[[DC戦争]]勃発後はかつてのパイロットである[[イルムガルト・カザハラ]]の搭乗機として[[ハガネ]]に配備される。テスラ研から[[グルンガスト]]が譲渡されてからは、DCから投降した[[リョウト・ヒカワ]]の乗機となった。[[インスペクター事件]]~[[修羅の乱]]では運用されなかったが、[[封印戦争]]においてこの機体は[[アッシュ (OG)|数奇な]][[エグゼクスバイン|運命]]を辿る事になる。
  
『OG2』以降の作品に登場せず所在も触れられていなかったが、『[[スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター]]』ではデータ収集機としての役割を終えて[[エクスバイン]]に改造されたことが明かされた。
+
ゲームでの展開は上記の通りだが、アニメ作品においては『[[スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター]]』にてデータ収集機としての役割を終えて[[エクスバイン]]に改造されて[[ヒュッケバインMk-III]]の代替機として運用されている。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
41行目: 47行目:
 
;[[スーパーロボット大戦α]]
 
;[[スーパーロボット大戦α]]
 
:設定のみ。[[ロボット大図鑑]]の[[ヒュッケバインEX]]の項目にて、触れられている。
 
:設定のみ。[[ロボット大図鑑]]の[[ヒュッケバインEX]]の項目にて、触れられている。
;[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast]]
+
:;[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast]]
:同上。
+
::同上。
 +
;[[スーパーロボット大戦α ORIGINAL STORY]]
 +
:初出作品。イルムの搭乗機として登場する。後の『OG1』と異なり[[グルンガスト]]が登場しないため、イルムはこの機体で[[アイドネウス島]]の戦闘に参加する。イルムが登場しなくなった後は同様に登場しない。
  
 
=== [[OGシリーズ]] ===
 
=== [[OGシリーズ]] ===
;[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION}}
:『α ORIGINAL STORY』と同様に、リュウセイ編でイルムの搭乗機として配備される。キョウスケ編ではルート合流時に、リョウトが搭乗している。<br />なお『[[スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ|ディバイン・ウォーズ]]』には、[[ヒュッケバイン問題]]の影響で登場しなかった。
+
:初登場作品。『α ORIGINAL STORY』と同様に、リュウセイ編でイルムの搭乗機として配備される。キョウスケ編ではルート合流時に、リョウトが搭乗している。
;[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATIONS]]
+
:固定武装はショボいが、機体性能自体は充分。豊富なWゲージで換装武器を色々と装備すれば活躍が見込めるので、弄り甲斐のある機体と言える。隠し換装武器のグラビトン・ランチャーを装備すれば、[[ヒュッケバインMk-II]]にも劣らぬ火力を発揮。
 +
:なお『[[スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ|ディバイン・ウォーズ]]』には、[[ヒュッケバイン問題]]の影響で登場せず、イルムは極東支部出発直後からグルンガストに搭乗し、リョウトの機体には大破しなかった[[量産型ゲシュペンストMk-II・タイプTT]]のリュウセイ機が充てられ、その後はデチューンされた[[ビルトシュバイン]]に乗り換えている。
 +
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS}}
 
:『OG1』シナリオに登場。扱われ方はGBA版と同じ。
 
:『OG1』シナリオに登場。扱われ方はGBA版と同じ。
 
;[[スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター]]
 
;[[スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター]]
 
:009としての姿は設定のみ。OGシリーズにおけるヒュッケバインEXである[[エクスバイン]]に改造されて登場した。
 
:009としての姿は設定のみ。OGシリーズにおけるヒュッケバインEXである[[エクスバイン]]に改造されて登場した。
 
=== 単独作品 ===
 
;[[スーパーロボット大戦α ORIGINAL STORY]]
 
:本編初登場。イルムの搭乗機として登場する。後の『OG1』と異なり[[グルンガスト]]が登場しないため、イルムはこの機体で[[アイドネウス島]]の戦闘に参加する。イルムが登場しなくなった後は同様に登場しない。
 
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
85行目: 91行目:
 
;Wゲージ+50
 
;Wゲージ+50
 
:『OG1』から『OGs』に移植されたことにより設定された。
 
:『OG1』から『OGs』に移植されたことにより設定された。
<!-- == [[BGM|機体BGM]] == -->
+
<!-- == 機体BGM == -->
 
<!-- :「曲名」:採用作品や解説など -->
 
<!-- :「曲名」:採用作品や解説など -->
 
== 対決・名場面 ==
 
<!-- できる限り作品順・時系列順に記述してください。 -->
 
  
 
== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
104行目: 107行目:
 
;[[R-1]]
 
;[[R-1]]
 
:
 
:
 +
 +
== 余談 ==
 +
*第4次のヒュッケバインのカラー選択に009と同じ配色のものがある。
 +
*カラーリングからの連想か、'''カッパバイン'''という俗称で呼ぶファンもいる。なお寺田Pも認知済みである。
 +
 
<!-- == 商品情報 == -->
 
<!-- == 商品情報 == -->
 
<!-- *<amazon>B0002U3GEU</amazon> -->
 
<!-- *<amazon>B0002U3GEU</amazon> -->
 
 
{{バンプレストオリジナル}}
 
{{バンプレストオリジナル}}
 
{{DEFAULTSORT:ひゆつけはいん009}}
 
{{DEFAULTSORT:ひゆつけはいん009}}

2024年9月29日 (日) 20:36時点における最新版

ヒュッケバイン009は『スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION』の登場メカ

ヒュッケバイン009
外国語表記 Huckebein 009
登場作品

バンプレストオリジナルOGシリーズ

デザイン カトキハジメ
初登場SRW スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION
SRWでの分類 機体
テンプレートを表示
スペック
分類 汎用型パーソナルトルーパーヒュッケバインシリーズ
生産形態 試作機
型式番号 RTX-009
全高 19.8 m
重量 60.4 t
動力 核融合エンジン(αシリーズ)
プラズマ・ジェネレーター(OGシリーズ)
フレーム Hフレーム
基本OS TC-OS
開発者 カーク・ハミル
開発 マオ・インダストリー
所属 地球連邦軍
主なパイロット イルムガルト・カザハラリョウト・ヒカワ
テンプレートを表示

概要編集

3機が製造されたヒュッケバインのうち、動力炉にブラックホールエンジンではなく通常型のエンジンを搭載してロールアウトしたヒュッケバイン。

正式な機体の名称はブラックホールエンジン搭載機(RTX-008L/R)と同じ「ヒュッケバイン」であるが、形式番号のみ「RTX-009」と異なる。そのため、RTX-008L/Rと区別するためにヒュッケバイン009と呼称されるのが通例。

機体色はRTX-008L/Rのような濃紺系ではなく、緑色のカラーリングとなっている。

αシリーズ編集

ヒュッケバイン3機のうち、核融合エンジン搭載機としてロールアウトした機体。

その後発生したヒュッケバイン008Rの起動実験失敗事故により、008Lと共に廃棄処分となるところを連邦軍極東支部のSRX計画に引き取られ、PTXチームによってデータ収集機として運用された。

OGシリーズ編集

ヒュッケバイン3機のうち、当初の計画通りプラズマ・ジェネレーター搭載機としてロールアウトした機体。ブラックホール・エンジン搭載機と区別するために、形式番号が「RTX-009」に変更されている。本機の運用データはSRX計画において、R-1開発に用いられている。

連邦軍極東支部のPTXチームによって運用され、DC戦争勃発後はかつてのパイロットであるイルムガルト・カザハラの搭乗機としてハガネに配備される。テスラ研からグルンガストが譲渡されてからは、DCから投降したリョウト・ヒカワの乗機となった。インスペクター事件修羅の乱では運用されなかったが、封印戦争においてこの機体は数奇な運命を辿る事になる。

ゲームでの展開は上記の通りだが、アニメ作品においては『スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター』にてデータ収集機としての役割を終えてエクスバインに改造されてヒュッケバインMk-IIIの代替機として運用されている。

登場作品と操縦者編集

αシリーズ編集

スーパーロボット大戦α
設定のみ。ロボット大図鑑ヒュッケバインEXの項目にて、触れられている。
スーパーロボット大戦α for Dreamcast
同上。
スーパーロボット大戦α ORIGINAL STORY
初出作品。イルムの搭乗機として登場する。後の『OG1』と異なりグルンガストが登場しないため、イルムはこの機体でアイドネウス島の戦闘に参加する。イルムが登場しなくなった後は同様に登場しない。

OGシリーズ編集

スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION
初登場作品。『α ORIGINAL STORY』と同様に、リュウセイ編でイルムの搭乗機として配備される。キョウスケ編ではルート合流時に、リョウトが搭乗している。
固定武装はショボいが、機体性能自体は充分。豊富なWゲージで換装武器を色々と装備すれば活躍が見込めるので、弄り甲斐のある機体と言える。隠し換装武器のグラビトン・ランチャーを装備すれば、ヒュッケバインMk-IIにも劣らぬ火力を発揮。
なお『ディバイン・ウォーズ』には、ヒュッケバイン問題の影響で登場せず、イルムは極東支部出発直後からグルンガストに搭乗し、リョウトの機体には大破しなかった量産型ゲシュペンストMk-II・タイプTTのリュウセイ機が充てられ、その後はデチューンされたビルトシュバインに乗り換えている。
スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS
『OG1』シナリオに登場。扱われ方はGBA版と同じ。
スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター
009としての姿は設定のみ。OGシリーズにおけるヒュッケバインEXであるエクスバインに改造されて登場した。

装備・機能編集

武装・必殺武器編集

固定武器編集

バルカン砲
60ミリバルカン砲。他の機体と同様に頭部に内蔵されていると思われるが、ヒュッケバインの頭部には発射口が描かれていないため詳細は不明。

換装武器編集

ロシュセイバー
刀身を重力波で形成する非実体剣。『無限のフロンティア』にも同名の武器が登場し、詳細が説明されてる。換装武器。
ブーステッド・ライフル
009をベースに開発されたR-1も装備しているレールガン。換装武器。
リープ・スラッシャー
空間跳躍ブーメラン。扇型のパーツを空中に射出して円盤を形成し射出する。ただしPS2版OGシリーズでは跳躍する描写がカットされている。換装武器。

特殊能力編集

分身

移動タイプ編集

宇宙
周囲に海が多い連邦軍極東支部で運用されていたため、同支部の量産型ゲシュペンストMk-IIと同様に、水中戦にも対応が可能。

サイズ編集

M

カスタムボーナス編集

Wゲージ+50
『OG1』から『OGs』に移植されたことにより設定された。

関連機体編集

ヒュッケバインシリーズ
ヒュッケバイン
エクスバイン
改造後。
アッシュ
エグゼクスバイン
R-1

余談編集

  • 第4次のヒュッケバインのカラー選択に009と同じ配色のものがある。
  • カラーリングからの連想か、カッパバインという俗称で呼ぶファンもいる。なお寺田Pも認知済みである。