「ノルス・レイ」の版間の差分

 
(25人の利用者による、間の51版が非表示)
1行目: 1行目:
== ノルス・レイ(Nols Rei) ==
+
{{登場メカ概要
*[[登場作品]][[魔装機神シリーズ]]([[バンプレストオリジナル]])
+
| 外国語表記 = [[外国語表記::Nols Rei]]
**[[魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]]
+
| 登場作品 = [[バンプレストオリジナル]]([[魔装機神シリーズ]])
**[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD|魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD]]
+
*{{登場作品 (メカ)|スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL|魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL}}
**[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE|魔装機神III PRIDE OF JUSTICE]]
+
| デザイン =
**[[第2次スーパーロボット大戦OG]]
+
| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|第4次スーパーロボット大戦}}
**[[スーパーロボット大戦OG ダークプリズン]]
+
| SRWでの分類 = [[機体]]
*分類:[[魔装機]]
+
}}
*全高:24.2 m
 
*重量:52.9 t
 
*動力:永久機関
 
*装甲:[[オリハルコニウム]]、または同金属と他の材質の併用
 
*守護精霊:水系低位・泉「ノルア」
 
*改良:[[セニア・グラニア・ビルセイア]](2号機)
 
*所属:3号機はシュウ・シラカワの許にいるモニカの個人所有機扱い
 
**[[神聖ラングラン王国]]→[[アンティラス隊]](2号機)
 
**[[神聖ラングラン王国]]→在野(3号機)
 
  
 +
{{登場メカ概要
 +
| タイトル = スペック
 +
| 分類 = [[分類::魔装機]]
 +
| 守護精霊 = {{守護精霊/水|低位|泉|ノルア}}
 +
| 全高 = [[全長::24.2 m]]
 +
| 重量 = [[重量::52.9 t]]
 +
| 動力  = [[動力::フルカネルリ式永久機関]]
 +
| 装甲材質 = [[装甲材質::オリハルコニウム]]他
 +
| 原型機 = [[ノルス]]
 +
| 改修 = [[神聖ラングラン王国]]
 +
; 2号機: [[開発::セニア・グラニア・ビルセイア]]
 +
; 3号機: [[開発::シュウ・シラカワ]]
 +
| 所属 =
 +
; 2号機: {{所属 (メカ)|神聖ラングラン王国}}→{{所属 (メカ)|アンティラス隊}}
 +
; 3号機: [[神聖ラングラン王国]]→在野
 +
| パイロット =
 +
* [[パイロット::セニア・グラニア・ビルセイア]]
 +
* [[パイロット::モニカ・グラニア・ビルセイア]]
 +
}}
 +
 +
'''ノルス・レイ'''は「[[魔装機神シリーズ]]」の[[登場メカ]]。
 +
 +
== 概要 ==
 +
=== ノルス・レイ ===
 
女性型の水系魔装機[[ノルス]]の改修機。OGクルセイドのカード欄の説明は、「魔装機計画の第1号機ノルスにモニカとセニアが改修を施した機体。武装と修理機能が強化されている。なお、レイとはラングラン語で改の意味。」というもの。重量は増したが全高は改修前と比べて4 mほど低くなっている。改修された経緯は長らく詳細不明だったが、『DP』でついに判明した。
 
女性型の水系魔装機[[ノルス]]の改修機。OGクルセイドのカード欄の説明は、「魔装機計画の第1号機ノルスにモニカとセニアが改修を施した機体。武装と修理機能が強化されている。なお、レイとはラングラン語で改の意味。」というもの。重量は増したが全高は改修前と比べて4 mほど低くなっている。改修された経緯は長らく詳細不明だったが、『DP』でついに判明した。
  
=== [[地上人召喚事件]](EX/OG2nd/OGDP)~[[封印戦争]](第4次大戦) ===
+
==== [[地上人召喚事件]](EX/OG2nd/OGDP)~[[封印戦争]](第4次大戦) ====
いずれの時期かは不明だが、モニカ専用機はレイ型への改修のためラングランの第8工廠に運び込まれていた。一時はラングランに侵攻してきたシュテドニアス連合軍特殊部隊の手によって鹵獲されかけるも、シュウの手で奪取((なお、セニアのノルス機もシュテドニアス連合軍に捕獲されていたのは周知の通り)。その後、「地上人召喚事件」終結後に生じた休息の時を利用してレイ型への改修が実行された。この際、[[OGシリーズ]]では地上人のパイロット達が[[パーソナルトルーパー]]に搭乗して作業を手伝った様が描写されている。
+
いずれの時期かは不明だが、モニカ専用機はレイ型への改修のためラングランの第8工廠に運び込まれていた。一時はラングランに侵攻してきたシュテドニアス連合軍特殊部隊の手によって鹵獲されかけるも、シュウの手で奪取(なお、セニアのノルス機もシュテドニアス連合軍に捕獲されていたのは周知の通り)。その後、「地上人召喚事件」終結後に生じた休息の時を利用してレイ型への改修が実行された。この際、[[OGシリーズ]]では地上人のパイロット達が[[パーソナルトルーパー]]に搭乗して作業を手伝った様が描写されている。
  
=== [[魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]] 第二章 ===
+
==== [[魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]] 第二章 ====
本作でセニアの愛機もレイ型への改修を完了させている。「レイ型への改修のためラングランの第8工廠に運び込まれていた」という経緯から、改修プラン自体はかなり以前から存在していたものと考えられる。その後、セニア専用機は『[[シュテドニアス南北戦争]]』で「広域修理装置」を搭載、IIIで新技「エヴァンジェリックセレニティ」を開発。姉の専用機を上回る汎用性を手に入れている。
+
本作でセニアの愛機もレイ型への改修を完了させている。「レイ型への改修のためラングランの第8工廠に運び込まれていた」という経緯から、改修プラン自体はかなり以前から存在していたものと考えられる。その後、セニア専用機は『[[シュテドニアス南北戦争]]』で「広域修理装置」を搭載、IIIで新技「エヴァンジェリックセレニティ」を開発。妹の専用機を上回る汎用性を手に入れている。
  
=== [[スーパーロボット大戦α外伝]] ===
+
==== [[スーパーロボット大戦α外伝]] ====
 
時系列自体は、『LOE』第二章以前であるが独自の物語進行形式で話が進むため、何の説明もなくセニアとモニカのノルス・レイが両立してしまっている。
 
時系列自体は、『LOE』第二章以前であるが独自の物語進行形式で話が進むため、何の説明もなくセニアとモニカのノルス・レイが両立してしまっている。
 +
 +
=== ノルス・グラニア ===
 +
従妹モニカの身を案じたシュウが3号機に大幅な改造を施した更なる改修機。全身の外装が操者モニカの容姿を象る細身の長身であるため、一見すると脆そうにみえるのだが、単騎戦に耐えうるだけの強化(装甲と火力)が為されているらしい。戦闘用途に特化させたためか、修理・補給装置は取り外されている。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
=== 旧シリーズ ===
+
=== [[旧シリーズ]] ===
 
;[[第4次スーパーロボット大戦]]([[第4次スーパーロボット大戦S|S]])
 
;[[第4次スーパーロボット大戦]]([[第4次スーパーロボット大戦S|S]])
:[[シュウ・シラカワ|シュウ]]の連れとして登場。モニカのレベルが99である点は要注意だが、限界反応値が低いので当てやすく、耐久力も低いので敵ではない。『[[第4次S]]』ではレベルも下がってしまっているので、ますます存在意義は希薄化している。一応修理装置は使用可能であるため、放っておくと修理装置で敵機を回復させてくる場合がある。
+
:[[シュウ・シラカワ|シュウ]]の連れとして登場。モニカのレベルが99である点は要注意だが、限界反応値が低いので当てやすく、耐久力も低いので敵ではない。一応修理装置は使用可能であるため、放っておくと修理装置で敵機を回復させてくる場合がある。なお本作のリメイク扱いとなるFおよびF完結編には何故か登場しない(没データのみ)。
:特定の条件ではシュウと共闘するときに一緒に仲間になる。最終話直前に仲間になるものの、無改造でモニカのレベルも敵のときほど高くないので使うのなら趣味の範囲。
+
:[[隠し要素/第4次|隠し要素]]の条件ではシュウと共闘するときに一緒に仲間になる。最終話直前に仲間になるものの、無改造でモニカのレベルも敵のときほど高くないので使うのなら[[精神コマンド]]要員としてであろう。
 +
:;[[第4次スーパーロボット大戦S]]
 +
::敵として登場する場合はSFC版よりレベルも下がってしまっているので、ますます存在意義が希薄化している。
 +
::海以外の地形適応がBからAに上がったが、モニカ自身の適応は据え置きなので結局は陸以外アップしていない。いずれにしても戦力として厳しいのはSFC版同様だが。
 +
 
 +
=== [[αシリーズ]] ===
 +
;[[スーパーロボット大戦α外伝]]
 +
:セニア機とモニカ機が登場。モニカ機は全体的に少し性能が上昇しているが、難易度『難』最終話しか登場しない上に早々に撤退するので影が薄い。また、モニカ機にも[[修理装置]]が意味無く残っていたりする。
 +
:セニアは補助系の精神コマンドの揃いが良く[[SP]]も豊富なので、後方支援のサポート機としては優秀。また、有射程の無消費P武器と燃費の悪くない長射程武器を持ち合わせていたりと良い武器も持っているが、前線で使うには機体性能もセニアの能力値も今一つ頼りないためしっかりと補強しておきたいところ。
 +
:戦闘アニメは他の魔装機神系ほど派手では無いが凝ったものになっている。
 +
 
 +
=== 単独作品 ===
 +
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
 +
:2018年10月のイベント「神に非ず、人のなせるわざなり」の報酬機としてセニア機が登場。SSRシューター。
 +
:2020年3月に大器型SSRブラスターが追加。
 +
 
 +
=== [[魔装機神シリーズ]] ===
 
;[[魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]]
 
;[[魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]]
 
:「[[修理装置]]」と「[[補給装置]]」持ち。第1章でもノルス・レイだが、容量の問題なので気にしてはいけない。HPも装甲も低く攻撃力もイマイチとハッキリ言って弱いが、フル改造ボーナスで能力が大きく上がり、スペックだけなら魔装機神とタメを張る能力になる(セニアの能力値の低さと武器の貧弱さから魔装機神と同等の戦闘力というのは無理だが)。攻撃力の不足は相手の側面や背面を取ること、意図的に相性の良い火属性にぶつけることでカバーできる。逆に大地属性には近づかないこと。
 
:「[[修理装置]]」と「[[補給装置]]」持ち。第1章でもノルス・レイだが、容量の問題なので気にしてはいけない。HPも装甲も低く攻撃力もイマイチとハッキリ言って弱いが、フル改造ボーナスで能力が大きく上がり、スペックだけなら魔装機神とタメを張る能力になる(セニアの能力値の低さと武器の貧弱さから魔装機神と同等の戦闘力というのは無理だが)。攻撃力の不足は相手の側面や背面を取ること、意図的に相性の良い火属性にぶつけることでカバーできる。逆に大地属性には近づかないこと。
 
+
:;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]]
=== [[魔装機神シリーズ]] ===
+
::容量の問題は解決しているはずだが、DS版では第一章からノルス・レイとして登場する。その後発売されたPSP版ではちゃんとノルスに差し替えられた。
;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]]
+
:
:容量の問題は解決しているはずだが、第一章からノルス・レイとして登場している。
 
 
;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD]]
 
;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD]]
:初回限定版の『魔装機神I』では設定に従い、第一章でのセニアの乗機はノルスに変更(修正)。登場は『LOE』第二章および『ROE』。基本的に戦闘能力は低く、サポートに徹するのが吉……なのだが、『ROE』においてセニアには名有り敵パイロットとの会話が非常に多く用意されており、積極的に前線に出ることも想定される。その場合は機体改造に加え、「イビルアイ」を改造して「チャームアイ」にランクアップさせておくと、そこそこ戦えるようになる。
+
:初回限定版の『魔装機神I』では設定に従い、第一章でのセニアの乗機はノルスに変更(修正)。登場は『LOE』第二章および『ROE』。基本的に戦闘能力は低く、サポートに徹するのが吉……なのだが、『ROE』においてセニアには名有り敵パイロットとの会話が非常に多く用意されており、積極的に前線に出ることも想定される。その場合は機体改造に加え、「イビルアイ」を改造して「チャームアイ」にランクアップさせておくと、そこそこ戦えるようになる。LOEでは最高クラスの強化が施されたフル改造ボーナスは少々控えめになった。
 
;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE]]
 
;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE]]
:フルカスタム費用265000と[[ブローウェル]]・[[ガディフォール]]らと同値。強化パーツの最大セット数も5個。レイ化した今でも設定上の扱いはやはりCクラス魔装機に近いようだ。相変わらず戦闘能力は低いが、今作は敵の一撃が重いため、「広域修理装置」の重要性が非常に高い。また前作より攻撃力が下がっているものの、「チャームアイ」の存在も非常に重要である。機体性能の十分な改造が前提だが、今作ではセニアが隠し専用スキル「損傷還元」(敵に与えたダメージの半分で自機を回復する)を習得するため、エネミーフェイズで攻撃を喰らっても直後に反撃することで結果的に損害を少なく抑えることも可能。射程内限定であるが、パーツや改造で攻撃力と装甲を強化してやれば落とすことは困難と言えるレベルになる。さらに条件を満たすことで新必殺技「エヴァンジェリックセレニティ」が使用可能になる。本作では炎属性がかなり多く登場するため、水属性の本機はスペック以上の活躍ができる。
+
:フルカスタム費用265000と[[ブローウェル]]・[[ガディフォール]]らと同値。強化パーツの最大セット数も5個。レイ化した今でも設定上の扱いはやはりCクラス魔装機に近いようだ。相変わらず戦闘能力は低いが、今作は敵の一撃が重いため、「広域修理装置」の重要性が非常に高い。また前作より攻撃力が下がっているものの、「チャームアイ」の存在も非常に重要である。機体性能の十分な改造が前提だが、今作ではセニアが隠し専用スキル「損傷還元」(敵に与えたダメージの半分で自機を回復する)を習得するため、エネミーフェイズで攻撃を喰らっても直後に反撃することで結果的に損害を少なく抑えることも可能。射程内限定であるが、パーツや改造で攻撃力と装甲を強化してやれば落とすことは困難と言えるレベルになる。さらに条件を満たすことで新必殺技「エヴァンジェリックセレニティ」が使用可能になる。本作では炎属性がかなり多く登場するため、水属性の本機はスペック以上の活躍ができる。他の機体にも言えることだがフル改造ボーナスの仕様変更の為、フル改造による機体大幅強化は無くなった。
 
+
;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神F COFFIN OF THE END]]
=== [[αシリーズ]] ===
+
:新たな改良型「グラニア」が序盤から参戦。操者はモニカ。戦闘用として改修されたためか、修理・補給装置が取り払われた他、パーツスロットも最大4つとなっている。
;[[スーパーロボット大戦α外伝]]
+
:相変わらずデフォルトのスペックは大したことがないが、改造することで移動後使用可能で射程3~5(射程延長で最大6)という便利な必殺技を使用できるなど、一定の扱いやすさを持つ。モニカの能力はセニア同様芳しくは無いが、魔装機神達を除けば必殺技の火力自体は上位に位置する。終盤であるが条件を満たせば広域修理装置が装着されるので、サポートも任せられる。
:セニア用とモニカ用の両機が登場。もちろん[[修理装置]]所持。初期能力は低めだが、改造を施せば一軍として最終話までお世話になれる。パイロットのセニアが修理のお陰でレベルが上昇しやすく、豊富な精神コマンド、高いSPと高レベルの[[援護]]を所持しているので、強敵との戦いにもってこいな機体である。終盤に登場するモニカ機はセニア機より強い。全能力と武器の攻撃力が底上げされ、「エンジェルウィスパー」が格闘属性の武器に変更されている。敵ユニットにしては珍しく修理装置が消えずに残っているが、使用してこないので意味は無い。
+
:残念ながら、今回は前作ほど火属性は目立たないので属性的アドバンテージはさほどない。
 +
:セニア機はマグゥーキとの戦闘で大破した事が語られるだけで登場しない。修理自体は可能だったが、状況的に直すだけの時間が無かったと説明されている。
  
 
=== [[OGシリーズ]] ===
 
=== [[OGシリーズ]] ===
53行目: 87行目:
 
:同じく最強武器の射程が9で「SP回復」持ちのギリアムと組ませれば、開幕「大激励」を3、4回やっても惜しくない上にバランスもいい。
 
:同じく最強武器の射程が9で「SP回復」持ちのギリアムと組ませれば、開幕「大激励」を3、4回やっても惜しくない上にバランスもいい。
 
;[[スーパーロボット大戦OG ダークプリズン]]
 
;[[スーパーロボット大戦OG ダークプリズン]]
:20話「ダークプリズン」クリア時に改造される。能力は『第2次OG』と同様。今作のツインの相方はテリウスのガディフォールがいいだろう。ボス格の攻撃力と装甲を下げて後続の安全を確保するのだ。
+
:20話「ダークプリズン」クリア時に改造される。能力は『第2次OG』と同様。今作のツインの相方はテリウスのガディフォールがいいだろう。ボス格の攻撃力と装甲を下げて後続の安全を確保するのだ。ただし、モニカがエースボーナスを取得している場合は毎ターン[[幸運]]が付くので話が変わってくる。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
=== 武装・[[必殺武器]] ===
+
=== 武装・[[必殺武器|必殺技]] ===
 +
==== ノルス・レイ ====
 
;プラズマソード
 
;プラズマソード
:異空間からソードを取り出し敵を切り裂く。OGおよび[[魔装機神シリーズ]]では腰部に柄を収納している。『α外伝』ではノルスの武器の中で攻撃力が最も低くあまり出番は無いが、唯一武器の地形適応が空・陸がAのため、強化パーツの揃わない中盤辺りまではそれなりに使用頻度がある。『第4次』では未登場。
+
:異空間からソードを取り出し敵を切り裂く。OGおよび[[魔装機神シリーズ]]では腰部に柄を収納している。『α外伝』では唯一の空陸A。『第4次』では未登場。
 
;ディフェンスダガー
 
;ディフェンスダガー
 
:改修時に追加された武装のひとつ。刃渡りの短い2本の光剣を「ジャマダハル」のように振るう。『[[魔装機神II]]』では「プラズマソード」の代わりにこちらが装備されている。光剣の発生源は両腕の手首を飾る護手型の装身具(ナックルガード)。なお、この装身具は本来「ブラス・ナックル」発射時に拳を保護する目的で付けられたものであるらしく、前身機ノルスにはなかった細工物。つまるところ、これひとつで「プラズマソード」と「ブラス・ナックル」の代替を兼ねているのである。
 
:改修時に追加された武装のひとつ。刃渡りの短い2本の光剣を「ジャマダハル」のように振るう。『[[魔装機神II]]』では「プラズマソード」の代わりにこちらが装備されている。光剣の発生源は両腕の手首を飾る護手型の装身具(ナックルガード)。なお、この装身具は本来「ブラス・ナックル」発射時に拳を保護する目的で付けられたものであるらしく、前身機ノルスにはなかった細工物。つまるところ、これひとつで「プラズマソード」と「ブラス・ナックル」の代替を兼ねているのである。
 
;ブラス・ナックル
 
;ブラス・ナックル
:拳を撃ち出す。シリーズ通して射程がある移動後に使える武器。[[魔装機神シリーズ]]ではII以降使用不可。代替兵器として「ディフェンスダガー」が登場している。
+
:[[ロケットパンチ|拳を撃ち出す]]。シリーズ通して射程がある移動後に使える武器。[[魔装機神シリーズ]]ではII以降使用不可。代替兵器として「ディフェンスダガー」が登場している。
 
:*'''LOE''':光に覆われた拳を撃ち出す(SFCでは光弾を放っているようにしか見えないが)。DSリメイクで演出を細部まで鮮明にしている。その実態は、装身具(ナックルガード)で防御を固めた拳を敵機目掛けて撃ち出すというもの。
 
:*'''LOE''':光に覆われた拳を撃ち出す(SFCでは光弾を放っているようにしか見えないが)。DSリメイクで演出を細部まで鮮明にしている。その実態は、装身具(ナックルガード)で防御を固めた拳を敵機目掛けて撃ち出すというもの。
:*'''α外伝''':拳を撃ち出す。無消費系でありながら、P属性に加えて射程1~4を誇る強力な武器のため、これを主軸に戦っていこう。攻撃力が低いので改造は必須。また、空の地形適応がBなので、[[A-アダプター]]か[[ミノフスキークラフト]]で補強してあげると安定感が増す。
+
:*'''α外伝''':横回転を駆使しながら拳を撃ち出す。無消費でP1-4と優秀だが火力は低めで、空B陸Aと下記の「エンジェルウィスパー」と適応がかみ合っていないのが難点。
 
:*'''ROE''':使用不可。代わりに下記の「チャームアイ」が攻撃力以外の面でほぼ同性能。
 
:*'''ROE''':使用不可。代わりに下記の「チャームアイ」が攻撃力以外の面でほぼ同性能。
 
:*'''OG2nd''':両腕を撃ち出す。発射時には左右の拳を保護する装身具(ナックルガード)を光が覆う。この演出は上述したSFC版『LOE』のものが土台にある。
 
:*'''OG2nd''':両腕を撃ち出す。発射時には左右の拳を保護する装身具(ナックルガード)を光が覆う。この演出は上述したSFC版『LOE』のものが土台にある。
71行目: 106行目:
 
:『α外伝』と『OG2nd』では使用不可。
 
:『α外伝』と『OG2nd』では使用不可。
 
:;チャームアイ
 
:;チャームアイ
::「イビルアイ」のランクアップ武器。魅了の咒法を応用した魔術兵器で改修に伴い追加された射撃武装。射程据え置きのままP武器になるので使いやすい(むしろイビルアイを使う理由がない)。キラッ☆
+
::「イビルアイ」のランクアップ武器。魅了の咒法を応用した魔術兵器で改修に伴い追加された射撃武装。射程据え置きのままP武器になるので使いやすい(むしろイビルアイを使う理由がない)。[[ランカ・リー|キラッ☆]]
 
+
:
==== 必殺技 ====
 
 
;エンジェルウィスパー
 
;エンジェルウィスパー
 
:自身の掌中で編み上げた無数の光輪(ブライトリング)を射出し、敵機を打ち払う必殺技(OGクルセイド)。リメイクで描写をより洗練とさせた上に、[[乳揺れ]]カットインまで挿入された。戦闘に向かずサポート役として使われがちな本機を戦闘にも使用させるための、製作者側の動機付けなのかもしれない。
 
:自身の掌中で編み上げた無数の光輪(ブライトリング)を射出し、敵機を打ち払う必殺技(OGクルセイド)。リメイクで描写をより洗練とさせた上に、[[乳揺れ]]カットインまで挿入された。戦闘に向かずサポート役として使われがちな本機を戦闘にも使用させるための、製作者側の動機付けなのかもしれない。
:*'''α外伝''':射程が1-8と結構長く、中々の攻撃力を誇る武器。EN消費が30とやや高めなので、ソーラーパネルか[[HPHGCP]]で補っておきたい。援護を活用して[[アウルゲルミル]]や[[ネオ・グランゾン]]に少しでもダメージを与えてやろう。なお、エフェクトは羽吹雪を浴びせるバージョンとなっている。
+
:*'''α外伝''':セニア機は射撃、モニカ機は格闘と何故か属性が違う。射程1-8で攻撃力も悪くないが、適応は上記の「ブラス・ナックル」とは逆の空A陸Bとかみ合っていない。なお、エフェクトは羽吹雪を浴びせるバージョンとなっている。
 
:*'''ROE''':2段カットイン有り。当然、[[乳揺れ]]カットインも含まれている。このシリーズではP属性・短射程がデフォルト。
 
:*'''ROE''':2段カットイン有り。当然、[[乳揺れ]]カットインも含まれている。このシリーズではP属性・短射程がデフォルト。
 
:*'''OG''':射程1-9と歴代最長。特殊効果はレベル2の攻撃力ダウン。4枚の光輪が幾重にも相手を切り刻む。
 
:*'''OG''':射程1-9と歴代最長。特殊効果はレベル2の攻撃力ダウン。4枚の光輪が幾重にも相手を切り刻む。
84行目: 118行目:
 
:『ROE』において、特定シナリオ到達までに「エンジェルウィスパー」を5回以上使用すると追加される。着弾指定型のMAP兵器の扱いで、複数の味方(最大5名)を修理できる。無改造状態で最大HPの30%、フル改造状態では損傷を100%回復させてしまう強力な兵器。軽いプラーナ消費のみで使えるので、非常に便利である。難点は習得条件の都合上、ギドの特殊スキル「隠密行動」との2択になってしまうため、どちらかの習得が2周目以降になってしまうこと。新紀元社のムックによれば、散布する有機ナノマシンは「エンジェルウィスパー」使用時に展開される光の羽根の技術を応用したものとある。
 
:『ROE』において、特定シナリオ到達までに「エンジェルウィスパー」を5回以上使用すると追加される。着弾指定型のMAP兵器の扱いで、複数の味方(最大5名)を修理できる。無改造状態で最大HPの30%、フル改造状態では損傷を100%回復させてしまう強力な兵器。軽いプラーナ消費のみで使えるので、非常に便利である。難点は習得条件の都合上、ギドの特殊スキル「隠密行動」との2択になってしまうため、どちらかの習得が2周目以降になってしまうこと。新紀元社のムックによれば、散布する有機ナノマシンは「エンジェルウィスパー」使用時に展開される光の羽根の技術を応用したものとある。
 
:『POJ』では、前述のとおり非常に重要な役割を持っている他、トロフィー条件にもなっている。
 
:『POJ』では、前述のとおり非常に重要な役割を持っている他、トロフィー条件にもなっている。
 +
 +
==== ノルス・グラニア ====
 +
;ハイパープラズマソード
 +
:左右の拳を保護する手甲から発生する光剣。
 +
:;ピアッシングナックル
 +
::投げキッスのようなポーズで相手を拘束する魔法陣を放ち、拳を射出。ブラスナックルがベースとなっているが、[[グレートマジンガー|回転が加わって威力が増している]]。
 +
:
 +
;トゥインクルサイン
 +
:金色に輝く☆型(幸運の印)の光戦を発射。
 +
:;グレアゲイザー
 +
::イビルアイをベースとした光線兵器。色彩が反転し、両目からの黒い光線が敵を貫く。
 +
:
 +
;セレスティアルウィスパー
 +
:エンジェルウィスパーをベースとした必殺技。翼を輝かせて水面を飛行し、多数の天使状の光が敵を襲う。
 +
:;グランサルヴェージ
 +
::セレスティアルウィスパーのランクアップ。祈りのポーズで上空に巨大な魔法陣を描き、強力な水流を敵に叩きつける。更に、敵の周囲に発生した光の水飛沫が一斉に大爆発を起こす。
 +
:
 +
;広域修理装置
 +
:着弾指定型のMAP兵器であり、複数の味方を一度に修理できる。特定シナリオでの選択肢を選択した上で、特定シナリオ終了時までにモニカの撃墜数が30以上になっていると追加される。元々はセニア機に搭載されていた装備だが、セニア機が使用できない事とモニカ機がグラニアへの改造した際に本来あった修理装置を撤廃していた為、セニアの希望で改造後に余ったハードポイントに装備する事となった。
  
 
=== [[特殊能力]] ===
 
=== [[特殊能力]] ===
 +
==== ノルス・レイ ====
 
;剣装備
 
;剣装備
 
:「[[斬り返し]]」発動可。
 
:「[[斬り返し]]」発動可。
 
;[[修理装置]]
 
;[[修理装置]]
:これのお陰でレベル不足に悩む心配が無い。
+
:これのお陰でレベル不足に悩む心配が無い。[[OGシリーズ]]では最大有効射程3と優秀。
 
;[[補給装置]]
 
;[[補給装置]]
 
:魔装機神シリーズでのみ搭載。『LOE』では唯一の補給要員。
 
:魔装機神シリーズでのみ搭載。『LOE』では唯一の補給要員。
 +
;[[MG回復]](小)
 +
:『魔装機神III』の特殊能力。
 +
 +
==== ノルス・グラニア ====
 
;MG回復(小)
 
;MG回復(小)
:『魔装機神III』の特殊能力。
+
:
  
 
=== 移動タイプ ===
 
=== 移動タイプ ===
 
;[[空]]・[[陸]]・[[水|海]]
 
;[[空]]・[[陸]]・[[水|海]]
:空適応はBランク。
+
:[[飛行]]可能。空適応はBランク。
 +
 
 +
=== [[サイズ]] ===
 +
;M
 +
:
  
 
=== カスタムボーナス ===
 
=== カスタムボーナス ===
 
;[[魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]]
 
;[[魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]]
:移動力+2、HP+3000、装甲+300、HP回復+30%
+
:'''移動力+2、HP+3000、装甲+300、HP回復+30%'''
;魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD
+
;[[魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD]]
:「装甲+200、HP+2000、HP回復+30%」に弱体化。
+
:'''装甲+200、HP+2000、HP回復+30%'''
 +
:弱体化。
 
;[[第2次スーパーロボット大戦OG]]
 
;[[第2次スーパーロボット大戦OG]]
:[[HP回復]](中)
+
:'''[[HP回復]](中)'''
 
:魔装機神シリーズのカスタムボーナスと比較するとやや控えめ。
 
:魔装機神シリーズのカスタムボーナスと比較するとやや控えめ。
  
=== サイズ ===
+
== 機体BGM ==
;M
 
:
 
 
 
=== [[BGM|機体BGM]] ===
 
 
;「熱風!疾風!サイバスター」
 
;「熱風!疾風!サイバスター」
:第4次(S)での魔装機神系汎用BGM。
+
:第4次(S)での魔装機神系汎用[[BGM]]。
 
;「終わりなき戦い」
 
;「終わりなき戦い」
 
:魔装機神LOE・α外伝の汎用BGM。αシリーズからLOEに入った人には専らノルス・レイのBGMとしてのイメージが強いかもしれない。
 
:魔装機神LOE・α外伝の汎用BGM。αシリーズからLOEに入った人には専らノルス・レイのBGMとしてのイメージが強いかもしれない。
 
;「情熱のプリンセス」
 
;「情熱のプリンセス」
:IIから用意されたセニア専用BGM。
+
:IIから用意されたセニア専用BGM。FではセニアだけでなくモニカもこのBGMなので姉妹専用BGMと言える。
 
;「フラッパー・ガール」
 
;「フラッパー・ガール」
 
:α外伝におけるノルス・レイのモニカ機のデフォルトBGM。何故か終わりなき戦いではなく、こちらが設定されている。ゲーム中ではBGMの優先度は低く確認できない。
 
:α外伝におけるノルス・レイのモニカ機のデフォルトBGM。何故か終わりなき戦いではなく、こちらが設定されている。ゲーム中ではBGMの優先度は低く確認できない。

2020年12月17日 (木) 20:45時点における最新版

ノルス・レイは「魔装機神シリーズ」の登場メカ

ノルス・レイ
外国語表記 Nols Rei
登場作品

バンプレストオリジナル魔装機神シリーズ

初登場SRW 第4次スーパーロボット大戦
SRWでの分類 機体
テンプレートを表示
スペック
分類 魔装機
守護精霊 水系低位・泉「ノルア」
全高 24.2 m
重量 52.9 t
動力 フルカネルリ式永久機関
装甲材質 オリハルコニウム
原型機 ノルス
改修

神聖ラングラン王国

2号機
セニア・グラニア・ビルセイア
3号機
シュウ・シラカワ
所属
2号機
神聖ラングラン王国アンティラス隊
3号機
神聖ラングラン王国→在野
パイロット
テンプレートを表示

概要編集

ノルス・レイ編集

女性型の水系魔装機ノルスの改修機。OGクルセイドのカード欄の説明は、「魔装機計画の第1号機ノルスにモニカとセニアが改修を施した機体。武装と修理機能が強化されている。なお、レイとはラングラン語で改の意味。」というもの。重量は増したが全高は改修前と比べて4 mほど低くなっている。改修された経緯は長らく詳細不明だったが、『DP』でついに判明した。

地上人召喚事件(EX/OG2nd/OGDP)~封印戦争(第4次大戦)編集

いずれの時期かは不明だが、モニカ専用機はレイ型への改修のためラングランの第8工廠に運び込まれていた。一時はラングランに侵攻してきたシュテドニアス連合軍特殊部隊の手によって鹵獲されかけるも、シュウの手で奪取(なお、セニアのノルス機もシュテドニアス連合軍に捕獲されていたのは周知の通り)。その後、「地上人召喚事件」終結後に生じた休息の時を利用してレイ型への改修が実行された。この際、OGシリーズでは地上人のパイロット達がパーソナルトルーパーに搭乗して作業を手伝った様が描写されている。

魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL 第二章編集

本作でセニアの愛機もレイ型への改修を完了させている。「レイ型への改修のためラングランの第8工廠に運び込まれていた」という経緯から、改修プラン自体はかなり以前から存在していたものと考えられる。その後、セニア専用機は『シュテドニアス南北戦争』で「広域修理装置」を搭載、IIIで新技「エヴァンジェリックセレニティ」を開発。妹の専用機を上回る汎用性を手に入れている。

スーパーロボット大戦α外伝編集

時系列自体は、『LOE』第二章以前であるが独自の物語進行形式で話が進むため、何の説明もなくセニアとモニカのノルス・レイが両立してしまっている。

ノルス・グラニア編集

従妹モニカの身を案じたシュウが3号機に大幅な改造を施した更なる改修機。全身の外装が操者モニカの容姿を象る細身の長身であるため、一見すると脆そうにみえるのだが、単騎戦に耐えうるだけの強化(装甲と火力)が為されているらしい。戦闘用途に特化させたためか、修理・補給装置は取り外されている。

登場作品と操縦者編集

旧シリーズ編集

第4次スーパーロボット大戦S
シュウの連れとして登場。モニカのレベルが99である点は要注意だが、限界反応値が低いので当てやすく、耐久力も低いので敵ではない。一応修理装置は使用可能であるため、放っておくと修理装置で敵機を回復させてくる場合がある。なお本作のリメイク扱いとなるFおよびF完結編には何故か登場しない(没データのみ)。
隠し要素の条件ではシュウと共闘するときに一緒に仲間になる。最終話直前に仲間になるものの、無改造でモニカのレベルも敵のときほど高くないので使うのなら精神コマンド要員としてであろう。
第4次スーパーロボット大戦S
敵として登場する場合はSFC版よりレベルも下がってしまっているので、ますます存在意義が希薄化している。
海以外の地形適応がBからAに上がったが、モニカ自身の適応は据え置きなので結局は陸以外アップしていない。いずれにしても戦力として厳しいのはSFC版同様だが。

αシリーズ編集

スーパーロボット大戦α外伝
セニア機とモニカ機が登場。モニカ機は全体的に少し性能が上昇しているが、難易度『難』最終話しか登場しない上に早々に撤退するので影が薄い。また、モニカ機にも修理装置が意味無く残っていたりする。
セニアは補助系の精神コマンドの揃いが良くSPも豊富なので、後方支援のサポート機としては優秀。また、有射程の無消費P武器と燃費の悪くない長射程武器を持ち合わせていたりと良い武器も持っているが、前線で使うには機体性能もセニアの能力値も今一つ頼りないためしっかりと補強しておきたいところ。
戦闘アニメは他の魔装機神系ほど派手では無いが凝ったものになっている。

単独作品編集

スーパーロボット大戦X-Ω
2018年10月のイベント「神に非ず、人のなせるわざなり」の報酬機としてセニア機が登場。SSRシューター。
2020年3月に大器型SSRブラスターが追加。

魔装機神シリーズ編集

魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
修理装置」と「補給装置」持ち。第1章でもノルス・レイだが、容量の問題なので気にしてはいけない。HPも装甲も低く攻撃力もイマイチとハッキリ言って弱いが、フル改造ボーナスで能力が大きく上がり、スペックだけなら魔装機神とタメを張る能力になる(セニアの能力値の低さと武器の貧弱さから魔装機神と同等の戦闘力というのは無理だが)。攻撃力の不足は相手の側面や背面を取ること、意図的に相性の良い火属性にぶつけることでカバーできる。逆に大地属性には近づかないこと。
スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
容量の問題は解決しているはずだが、DS版では第一章からノルス・レイとして登場する。その後発売されたPSP版ではちゃんとノルスに差し替えられた。
スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD
初回限定版の『魔装機神I』では設定に従い、第一章でのセニアの乗機はノルスに変更(修正)。登場は『LOE』第二章および『ROE』。基本的に戦闘能力は低く、サポートに徹するのが吉……なのだが、『ROE』においてセニアには名有り敵パイロットとの会話が非常に多く用意されており、積極的に前線に出ることも想定される。その場合は機体改造に加え、「イビルアイ」を改造して「チャームアイ」にランクアップさせておくと、そこそこ戦えるようになる。LOEでは最高クラスの強化が施されたフル改造ボーナスは少々控えめになった。
スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE
フルカスタム費用265000とブローウェルガディフォールらと同値。強化パーツの最大セット数も5個。レイ化した今でも設定上の扱いはやはりCクラス魔装機に近いようだ。相変わらず戦闘能力は低いが、今作は敵の一撃が重いため、「広域修理装置」の重要性が非常に高い。また前作より攻撃力が下がっているものの、「チャームアイ」の存在も非常に重要である。機体性能の十分な改造が前提だが、今作ではセニアが隠し専用スキル「損傷還元」(敵に与えたダメージの半分で自機を回復する)を習得するため、エネミーフェイズで攻撃を喰らっても直後に反撃することで結果的に損害を少なく抑えることも可能。射程内限定であるが、パーツや改造で攻撃力と装甲を強化してやれば落とすことは困難と言えるレベルになる。さらに条件を満たすことで新必殺技「エヴァンジェリックセレニティ」が使用可能になる。本作では炎属性がかなり多く登場するため、水属性の本機はスペック以上の活躍ができる。他の機体にも言えることだがフル改造ボーナスの仕様変更の為、フル改造による機体大幅強化は無くなった。
スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神F COFFIN OF THE END
新たな改良型「グラニア」が序盤から参戦。操者はモニカ。戦闘用として改修されたためか、修理・補給装置が取り払われた他、パーツスロットも最大4つとなっている。
相変わらずデフォルトのスペックは大したことがないが、改造することで移動後使用可能で射程3~5(射程延長で最大6)という便利な必殺技を使用できるなど、一定の扱いやすさを持つ。モニカの能力はセニア同様芳しくは無いが、魔装機神達を除けば必殺技の火力自体は上位に位置する。終盤であるが条件を満たせば広域修理装置が装着されるので、サポートも任せられる。
残念ながら、今回は前作ほど火属性は目立たないので属性的アドバンテージはさほどない。
セニア機はマグゥーキとの戦闘で大破した事が語られるだけで登場しない。修理自体は可能だったが、状況的に直すだけの時間が無かったと説明されている。

OGシリーズ編集

第2次スーパーロボット大戦OG
終盤の宇宙ルートでシュウらとともに合流する。全体攻撃こそ持たないものの、「エンジェルウィスパー」の射程が1~9で攻撃力ダウンLv.2な上、終盤に参戦するため5段階改造されているので下手な無改造ユニットより攻撃力が高くなっている。改造できないEXハードでも案外お世話になる。モニカの能力が低いために無双などは不可能だが、遠距離から比較的安全に攻撃力を下げられるのは便利。修理も有射程なので、回復役としても行ける。
同じく最強武器の射程が9で「SP回復」持ちのギリアムと組ませれば、開幕「大激励」を3、4回やっても惜しくない上にバランスもいい。
スーパーロボット大戦OG ダークプリズン
20話「ダークプリズン」クリア時に改造される。能力は『第2次OG』と同様。今作のツインの相方はテリウスのガディフォールがいいだろう。ボス格の攻撃力と装甲を下げて後続の安全を確保するのだ。ただし、モニカがエースボーナスを取得している場合は毎ターン幸運が付くので話が変わってくる。

装備・機能編集

武装・必殺技編集

ノルス・レイ編集

プラズマソード
異空間からソードを取り出し敵を切り裂く。OGおよび魔装機神シリーズでは腰部に柄を収納している。『α外伝』では唯一の空陸A。『第4次』では未登場。
ディフェンスダガー
改修時に追加された武装のひとつ。刃渡りの短い2本の光剣を「ジャマダハル」のように振るう。『魔装機神II』では「プラズマソード」の代わりにこちらが装備されている。光剣の発生源は両腕の手首を飾る護手型の装身具(ナックルガード)。なお、この装身具は本来「ブラス・ナックル」発射時に拳を保護する目的で付けられたものであるらしく、前身機ノルスにはなかった細工物。つまるところ、これひとつで「プラズマソード」と「ブラス・ナックル」の代替を兼ねているのである。
ブラス・ナックル
拳を撃ち出す。シリーズ通して射程がある移動後に使える武器。魔装機神シリーズではII以降使用不可。代替兵器として「ディフェンスダガー」が登場している。
  • LOE:光に覆われた拳を撃ち出す(SFCでは光弾を放っているようにしか見えないが)。DSリメイクで演出を細部まで鮮明にしている。その実態は、装身具(ナックルガード)で防御を固めた拳を敵機目掛けて撃ち出すというもの。
  • α外伝:横回転を駆使しながら拳を撃ち出す。無消費でP1-4と優秀だが火力は低めで、空B陸Aと下記の「エンジェルウィスパー」と適応がかみ合っていないのが難点。
  • ROE:使用不可。代わりに下記の「チャームアイ」が攻撃力以外の面でほぼ同性能。
  • OG2nd:両腕を撃ち出す。発射時には左右の拳を保護する装身具(ナックルガード)を光が覆う。この演出は上述したSFC版『LOE』のものが土台にある。
イビルアイ / チャームアイ
眼光による射撃。射程と威力がそこそこあるので、戦闘の必要が出たときにはこれを使っていくことになる。
『α外伝』と『OG2nd』では使用不可。
チャームアイ
「イビルアイ」のランクアップ武器。魅了の咒法を応用した魔術兵器で改修に伴い追加された射撃武装。射程据え置きのままP武器になるので使いやすい(むしろイビルアイを使う理由がない)。キラッ☆
エンジェルウィスパー
自身の掌中で編み上げた無数の光輪(ブライトリング)を射出し、敵機を打ち払う必殺技(OGクルセイド)。リメイクで描写をより洗練とさせた上に、乳揺れカットインまで挿入された。戦闘に向かずサポート役として使われがちな本機を戦闘にも使用させるための、製作者側の動機付けなのかもしれない。
  • α外伝:セニア機は射撃、モニカ機は格闘と何故か属性が違う。射程1-8で攻撃力も悪くないが、適応は上記の「ブラス・ナックル」とは逆の空A陸Bとかみ合っていない。なお、エフェクトは羽吹雪を浴びせるバージョンとなっている。
  • ROE:2段カットイン有り。当然、乳揺れカットインも含まれている。このシリーズではP属性・短射程がデフォルト。
  • OG:射程1-9と歴代最長。特殊効果はレベル2の攻撃力ダウン。4枚の光輪が幾重にも相手を切り刻む。
エヴァンジェリックセレニティ
『魔装機神III』でセニアが編み出した新技。ノルス・レイのもつ「静謐さ」を強く意識した攻撃だという。振りぬいた左右の手刀から放たれた水気の刃を防げなかった敵機は水系魔法陣に拘束される。身動きのとれない目標に対し、セニア機が背部に展開した金色の翼から光輝く羽毛の弾丸が雨のように降り注ぐ。『α外伝』の「エンジェルウィスパー」を彷彿とさせる。移動後に使えず射程は5とやや物足りないが魔装機の必殺技レベルの威力はあり、損傷還元と合わせると容赦ない性能となる。PN消費が激しいので注意。
広域修理装置
『ROE』において、特定シナリオ到達までに「エンジェルウィスパー」を5回以上使用すると追加される。着弾指定型のMAP兵器の扱いで、複数の味方(最大5名)を修理できる。無改造状態で最大HPの30%、フル改造状態では損傷を100%回復させてしまう強力な兵器。軽いプラーナ消費のみで使えるので、非常に便利である。難点は習得条件の都合上、ギドの特殊スキル「隠密行動」との2択になってしまうため、どちらかの習得が2周目以降になってしまうこと。新紀元社のムックによれば、散布する有機ナノマシンは「エンジェルウィスパー」使用時に展開される光の羽根の技術を応用したものとある。
『POJ』では、前述のとおり非常に重要な役割を持っている他、トロフィー条件にもなっている。

ノルス・グラニア編集

ハイパープラズマソード
左右の拳を保護する手甲から発生する光剣。
ピアッシングナックル
投げキッスのようなポーズで相手を拘束する魔法陣を放ち、拳を射出。ブラスナックルがベースとなっているが、回転が加わって威力が増している
トゥインクルサイン
金色に輝く☆型(幸運の印)の光戦を発射。
グレアゲイザー
イビルアイをベースとした光線兵器。色彩が反転し、両目からの黒い光線が敵を貫く。
セレスティアルウィスパー
エンジェルウィスパーをベースとした必殺技。翼を輝かせて水面を飛行し、多数の天使状の光が敵を襲う。
グランサルヴェージ
セレスティアルウィスパーのランクアップ。祈りのポーズで上空に巨大な魔法陣を描き、強力な水流を敵に叩きつける。更に、敵の周囲に発生した光の水飛沫が一斉に大爆発を起こす。
広域修理装置
着弾指定型のMAP兵器であり、複数の味方を一度に修理できる。特定シナリオでの選択肢を選択した上で、特定シナリオ終了時までにモニカの撃墜数が30以上になっていると追加される。元々はセニア機に搭載されていた装備だが、セニア機が使用できない事とモニカ機がグラニアへの改造した際に本来あった修理装置を撤廃していた為、セニアの希望で改造後に余ったハードポイントに装備する事となった。

特殊能力編集

ノルス・レイ編集

剣装備
斬り返し」発動可。
修理装置
これのお陰でレベル不足に悩む心配が無い。OGシリーズでは最大有効射程3と優秀。
補給装置
魔装機神シリーズでのみ搭載。『LOE』では唯一の補給要員。
MG回復(小)
『魔装機神III』の特殊能力。

ノルス・グラニア編集

MG回復(小)

移動タイプ編集

飛行可能。空適応はBランク。

サイズ編集

M

カスタムボーナス編集

魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
移動力+2、HP+3000、装甲+300、HP回復+30%
魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD
装甲+200、HP+2000、HP回復+30%
弱体化。
第2次スーパーロボット大戦OG
HP回復(中)
魔装機神シリーズのカスタムボーナスと比較するとやや控えめ。

機体BGM編集

「熱風!疾風!サイバスター」
第4次(S)での魔装機神系汎用BGM
「終わりなき戦い」
魔装機神LOE・α外伝の汎用BGM。αシリーズからLOEに入った人には専らノルス・レイのBGMとしてのイメージが強いかもしれない。
「情熱のプリンセス」
IIから用意されたセニア専用BGM。FではセニアだけでなくモニカもこのBGMなので姉妹専用BGMと言える。
「フラッパー・ガール」
α外伝におけるノルス・レイのモニカ機のデフォルトBGM。何故か終わりなき戦いではなく、こちらが設定されている。ゲーム中ではBGMの優先度は低く確認できない。

余談編集

  • スパロボプレイ時は真っ先に自分の役の乗機を改造することで有名な緑川光氏が、次点として改造したと明言している機体である(エンジェルウィスパーがお気に入りなのだとか)。