大ゾギリア共和国

大ゾギリア共和国とは、『バディ・コンプレックス』及び『バディ・コンプレックス 完結編 -あの空に還る未来で-』に登場する国家。

概要編集

西暦2088年の世界をもう一つの大国である「自由条約連合」と二分する国家。現在は互いに戦争状態にある。西暦2014年の時点では中央アジアにある小国だったものの、国内にて新資源の「ネクトオリビウム」が発見されたことにより、周囲の「大華国」や「ロージナ連邦」といった国々を下し、領土を拡大した。ネクトオリビウムの産出量では連合を上回る。

軍事面では、正規軍である「国防軍」と行政局直属の「親衛師団」が存在するが、国防軍と行政局の仲はあまり良いとは言えず、指揮系統も異なっている。軍では「スラーヴァ・ゾギリア(ロシア語で「ゾギリアに栄光あれ」という意味)」と挨拶をする習慣を持つ。エースパイロットのアルフリード・ガラント率いる501機動中隊や、欠点らしい欠点もない優れた量産機のクーゲル、各種航空艦、巨大ネクター砲を配備したアラスカ基地など充実した戦力を有するが、「カップリングシステム」を搭載したカップリング機の開発面では連合側に後れを取っている。

後に行政局局長のエフゲニー・ケダールが起こしたクーデターによって国防軍が全て行政局の指揮下に置かれるものの、それをよしとしない兵士達が決起し、宇宙での軍事衛星を巡る戦闘においてエフゲニーも死亡したことで、完全に臨時政権は崩壊した。

登場作品編集

VXT三部作編集

スーパーロボット大戦X
初登場作品。神聖ミスルギ皇国と協力関係を結ぶ。アル・ワースと自分達の世界を「シンギュラー」を利用して行き来し、戦力を補充していた。

関連人物編集

アルフリード・ガラント
ゾギリアのエースで、アルフリード隊の隊長。
ヒナ・リャザンビゾン・ジェラフィルタルジム・ヴァシリーラーシャ・ハッカライネン
アルフリードの4人の部下達。
マルガレタ・オキーフ
行政局に所属する特務武官。
ネストル・ヴィクトロヴィチ・ドルジエフ
行政局の親衛師団長。
ヴィクトル・リャザン
独立偵察旅団の大隊長。
カガン
アラスカ基地の司令官。
エフゲニー・ケダール
ゾギリア行政局を牛耳る局長。
ヴィルヘルム・ハーン
ゾギリア科学アカデミーの所長。
親衛師団兵
行政局親衛師団の兵士。
ゾギリア兵
国防軍の兵士。

関連用語編集

自由条約連合
ゾギリアと世界を二分する国家。
ヴァリアンサー
ゾギリアと連合の主力兵器。
カップリングシステム
連合が開発した新システム。