カイル・ビーン
カイル・ビーンは「OGシリーズ」の登場人物。
カイル・ビーン | |
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外国語表記 | Kyle Bean |
登場作品 | |
声優 | 岩田光央 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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種族 | 地球人 |
性別 | 男 |
年齢 | 20歳後半(推定) |
所属 | ディバイン・クルセイダーズ ⇒ ウォン重工業 |
役職 | 研究者 |
概要編集
かつてディバイン・クルセイダーズにおいてヴィルヘルム・V・ユルゲン博士のAMNシステム(のちのODEシステム)の開発に従事していた人物。しかし、システムは不採用となったことで[1]、システムが「地球圏の防衛」に必要不可欠であると信じて疑わなかったカイルは、妄信に取り付かれてしまう。
その後、DCを離れてウォン重工業でシステムを開発。インスペクター事件後に、かつての仲間であり恋仲だったセルシアを誘い、ODEシステムによる地球圏防衛を説いて協力を彼女に依頼、セルシアを協力者とする。しかし、彼自身はセルシアを利用する駒としか考えておらず、バルトール事件の当事者の一人となってからは「防衛」とは本末転倒な「殺戮」へと動きだし、テスラ・ライヒ研究所を襲撃する。
しかし、テスラ研へスパイとして送り込んだセルシアに離反され、已む無くテスラ研を攻撃するものの、彼は一蹴される。そして、ウォン重工業の本拠地である大連で迎え撃つが、最期は乗機ミロンガのODEシステムのリミッターを外して命を賭けたものの力及ばず、彼の行為を否定したリューネらに倒される。
登場作品と役柄編集
OGシリーズ編集
- スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS
- 初登場作品。2.5版で登場。大連で彼を倒せばミロンガが手に入るが、その時に精神コマンドの必中・覚醒・ひらめきがかかるので要注意。また、OG1のリュウセイ編序盤では、後に回想シーンとなるODEシステム不採用の場面が描かれており、ユルゲンやジジも登場している。
- スーパーロボット大戦OG外伝
- 2.5版と同様に、地上ルートでの強敵。
人間関係編集
- ヴィルヘルム・V・ユルゲン
- 彼の研究に従事しており、最も協力的だった。ユルゲン自身が愛想の良い人物だったため、カイル自身も信頼していた。ゆえに、カイルを狂わせた要因ともなったのだが。
- セルシア・ファーム
- 恋仲であったが、再会後は彼女を駒にしてまで目的を果たそうとする。
- ジジ・ルー
- 同じ研究仲間であり、のちにODEシステムの一部と化す。
- リューネ・ゾルダーク
- 信頼していたセルシアを利用したことで、リューネの怒りが爆発。そして、彼女に倒される。
- マサキ・アンドー
- リューネ、シュウの乗機を含めてMAPWを使う彼らを敵視。マサキもテロ行為に怒りを爆発させる。
- シュウ・シラカワ
- ユルゲン博士のODEシステムの矛盾を看破。そして、その黒幕の存在も示唆する(ユルゲン自身の人格を知っているからこそ)。サウンドシネマでは彼に引導を渡される。
- アイビス・ダグラス
- セルシアを利用したことで、リューネ共々怒りを隠さず、「誰かのために奪われる世界」を否定し、対決する。
- ツグミ・タカクラ
- カイルの野心を否定、対決姿勢を取る。
- ムラタ
- 協力者であるが、カイルらの目的を傍で観察することで看破。自分の主義に反するとして撤退する。
名台詞編集
- (あの時とは違う……。今の俺達は、利用する側にいる。イスルギやロレンツォをな)
- かつてプロジェクトの中止を言い渡された事を思い出してのモノローグ。自分達が利用する側になったと彼は信じていたが、皮肉にも今度は侵略者に利用されてしまっている事を知る由も無かった。
- 「99人が犠牲になって1人が助かれば、結果的に100人が全滅するよりは遥かにマシだからな」
- 第13話「崩壊する理想」にてツグミのODEシステムの矛盾(人間の意識を消して生体コアとする)に対するカイルの返答。明らかに「防衛」とはほど遠く、システムのために地球圏は存在すると返答している。
- 確かに味方側の重要人物を守るためなら民間人を見殺しにする主役格が登場する過激な作品もあるが、彼らでもこのような手段はとらないだろう。
- 「さあ、ミロンガよ! ODEシステムよ! 俺の全てを貴様にくれてやる!!」
- シュウの介入で追い詰められ、最後の手段としてODEシステムのリミッターを外した時の台詞。ゲーム本編ではわかりにくいが、コミック版ではコクピットから飛び出た無数のコードが全身を突き刺して物理的にシステムとリンクさせるという痛々しい様子が描かれており、その姿は皮肉にも糸に繋がれた操り人形を思わせる。
- 「セル……シア……俺が……間違っていたというのか……俺が……間違っ……て……」
- 戦死した時の台詞。