ウザーラは『ゲッターロボ アーク』の登場メカ

ウザーラ
登場作品

ゲッターロボシリーズ

デザイン 石川賢(原案)
堀井敏之(コンセプトデザイン)
後藤優一(CGデザイン)
初登場SRW スーパーロボット大戦Y
SRWでの分類 機体
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スペック
分類 古代兵器
全長 不明
全高 不明
重量 不明
動力 不明
エネルギー 不明
装甲材質 オリハルコン
開発者 アトランティス人
所属 アトランティス文明→アンドロメダ流国
主なパイロット マクドナルド
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概要 編集

漫画版ゲッターロボG』に登場した、太古の地球に存在したアトランティス文明の守護神ロボットで、彼らの高度な科学力を尽くして開発された古代の超兵器。円筒型の胴体から長い首と尾を伸ばした非常に巨大なの姿をしており、背中には人型の上半身(本体)が存在する。

全身が特殊な合金「オリハルコン」で出来た堅牢な装甲で覆われており、内部には重力遮断装置が搭載され、これを用いた光線や雷撃、上半身から放つビームなど多彩な武器を持つ(アニメ版『アーク』では2本の長剣も携えている)。内部スペースはゲッタードラゴンを収容できるほどに広大[1]で、アトランティス人達を収納した人工冬眠施設も備える。

漫画版『G』では、アトランティスの古代都市に封印されていたが、マキシム教授が率いる調査団が百鬼帝国に騙されて調査を行ったことで発見される。しかし、百鬼帝国にウザーラを悪用されるのを恐れた調査団の一人がその頭部を持ち去って日本に渡り、早乙女研究所にウザーラの解体を依頼する。それを察知したブライは配下の三餓鬼をウザーラ奪取のために派遣。研究所が攻撃された際に頭部と本体が起動し、合体して復活を遂げた。

その後は本来の主であるアトランティス人によって使役され、ゲッターロボGと百鬼帝国の戦いに割って入る形で彼らと三つ巴の戦いを繰り広げた。だが、当のアトランティス人達の身体は病魔に蝕まれており、治療のためにウザーラ内部で人工冬眠を行っていたが、百鬼帝国の潜入部隊がばら撒いた細菌と爆弾により全滅。最終的に百鬼帝国への憎悪に燃えるアトランティス人の生き残りによってウザーラはゲッターチームに託され、協力して百鬼帝国を壊滅させた。百鬼帝国壊滅後は、崩壊した科学要塞島と共に宇宙空間へと姿を消した。

しかし、アニメ版『アーク』では宇宙空間へ消えた後、アンドロメダ流国に鹵獲されており[2]、百鬼帝国の生き残りであるマクドナルドに改造を施され、皮肉にも新たな百鬼ロボット「魔獣ウザーラ」としてアンドロメダ流国の戦力と化した[3]

かつてゲッターロボGを苦しめた強さは健在であり、未来のゲッター軍団をも撃破する高い戦闘能力を以ってゲッターアークを圧倒するが、最後はアークシャインボンバーの一撃で破壊された。

登場作品 編集

単独作品 編集

スーパーロボット大戦Y
初登場作品。『アーク(アニメ版)』設定。CHAPTER 06「時の彼方の聖戦」で登場。かつて妖魔帝国の守り竜バラゴーンと共に「二大魔竜」と呼ばれ、恐れられていたことが語られている。
未来世界での戦いで一度Yzネクストに敗れるが破壊されておらず、マクドナルドごと現代へと転移する。その後は冥帝連合と共に再びYzネクストに挑戦するが二度目の敗北を喫する。
死を悟ったマクドナルドは最期の悪足掻きとして、ウザーラに地球人類を皆殺しにするように命令を下したが、ライディーンによって人型の頭部の角を砕かれ、それによりウザーラは正常化。自らの使命を思い出し、アトランティスが眠る海の底へと消えていった。

装備・機能 編集

武装・必殺武器 編集

ビーム
人型上半身の目から放つビーム。
竜の目から放つビームもあり、こちらは超合鋼Gを融かす威力を持つが武装としてはSRW未実装。
重力遮断光線[4]
竜の口部から放つ雷撃状の光線。ゲッタードラゴンを一撃で半壊に追い込んでいる。
長剣
上半身が所持している2本の剣。アニメ版『アーク』のみ登場。グラフィックでは持っているものの、武装としてはSRW未実装。

特殊能力 編集

HP回復(20%)

サイズ 編集

2L

カスタムボーナス 編集

装甲値+400、最大HP+10000。「重力遮断光線」の射程+1、攻撃力+300。
『Y』で採用。

関連機体 編集

真ドラゴン
最終形態のドラゴン形態は、ウザーラをモデルとしている。
改造ウザーラ
『ゲッターロボ大決戦!』に登場。名前通り改造・強化されたウザーラで、首が3本になっているのが特徴。

余談 編集

  • ゲッターロボ大決戦!』では「最強の百鬼獣」としてブライ大帝が搭乗。百鬼帝国との決戦時に出現する。
  • 漫画版『G』では、重力遮断光線で半壊したゲッタードラゴンを捕獲して無人島に向かう場面で何故か人型上半身が消失している。それ以降のコマでも、背中の人型部分は描かれていない。

脚注 編集

  1. ただし収容時は体育座りをしており、直立した際は円筒型の胴体が展開している。
  2. 真ゲッターロボ (原作漫画版)』でブライが改造されて再登場しているため、この際に鹵獲された可能性が高い。この再登場自体、ウザーラがその際にどうなったのかという疑問に対するアンサーとなっている。
  3. 改造された証として、人型の頭部に鬼の角が追加されている。
  4. 漫画版『G』では、早乙女博士が「重力遮断装置」と口にする場面がある。