スカーレット・ヒビキ

2015年8月25日 (火) 19:44時点におけるザリガノフ (トーク | 投稿記録)による版 (追記補足。)

スカーレット・ヒビキ(Scarlet Hibiki)

スカルフォース・グレンファルコン隊の隊長であり、ウイングルのパイロット。美人だが、苛烈な言動で部下を鼓舞する女傑。その戦闘能力も海動真上からも一目置くほどの高さを持っている。重力炉停止作戦の指揮を執り、カーゴシップで奇械島へ突入するが、突入直後にカーゴシップが被弾し、由木を除く他の隊員もろとも殉職した。

OVA版ではオープニング映像に登場しているにも関わらずオープニングが流れる前に死亡となってしまったが、前日談が描かれている漫画『マジンカイザーSKLヴァーサス』(SRW未参戦)第1巻および第2巻では相応に活躍しており、模擬戦において、あの海動&真上の駆るカイザーを圧倒する程の技量を見せている。他にカーゴが襲われ腹部に致命傷を負った際には、由木に自身のマフラーとウイングルを託すシーンも描かれている(OVA版では、傷が頭部だったため即死)。

登場作品と役柄

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦UX
初登場作品。ウイングルには搭乗せず、戦術指揮を担当する。奇械島への突入時に流れ弾から、由木をかばって被弾してしまうが、自軍による救援もあり一命を取り留め、最後まで生存している。スパロボ補正の典型例と言えるが、本作の戦術指揮は各参戦作品から最低1人は担当しており、『マジンカイザーSKL』からはスカーレットしかいない事から、メタ的に言えば戦術指揮を担当させるために生存した事になる
余談だが、アイアンカイザーを倒した際に落とすスキルパーツに「スカーレット式罵り語録」がある。マオ姐さんの海兵隊式罵り手帳のように苛烈かつ卑猥な内容となっているのだろうか。
スーパーロボット大戦BX
原作終了後なので死亡しているが、スキルアイテムとして「スカーレット式罵り語録」が登場する。スカーレットの遺品だろうか…。

パイロットステータスの傾向

戦術指揮

援護行動効果10%上昇、全体攻撃時の攻撃力10%上昇、初期気力5上昇
UX。シングルユニットの強化に特化。とはいえ、基本的にパートナーユニットで出撃するユニットの方が多いので、やや辛いか。
本領はむしろ、出撃前にスカーレットの罵倒術が披露されることにある。

人間関係

海動剣真上遼
部下。彼らには一定の敬意を払われていた。
由木翼
部下。彼女の緊張をほぐすが、その直後に自身は殉職。形見のウイングルは由木に受け継がれた。

他作品との人間関係

沢渡拓郎
エピローグでは、ハリケーンと共に某国の廃墟でロストバレルファクターとなった彼と交戦する。
パトリック・マネキン
彼の不死身ぶりについては、スカーレットも高く買っている。
ミツヒロ・バートランド
フェストゥムを倒すためなら家族を利用し、竜宮島を捨てる彼を「戦争の犠牲者」と評した。

名台詞

「どうした、チンカス野郎共! どいつもこいつも、ママの所に帰りたそうなツラだな!」
「そうだ、ケツの穴を締めろチンカス共!」
OVA第1巻より、奇械島へ突入に不安を感じた部下に対して。強烈なインパクトを残した戦争映画『フルメタル・ジャケット』(スタンリー・キューブリック監督作品)に登場する鬼教官・ハートマン軍曹の罵詈雑言を彷彿させる、色々とマズい台詞。
「チンカス野郎」はやはりマズかったのか、UXではWのようにを入れるのではなく、「クソ野郎」に差し替える処置をとった。…あんまり変わらないような。
「由木中尉、今回の任務は戦闘行動じゃない。重力炉を止めるためだ」
「我々がサポートする。貴様なら大丈夫だ」
一人不安な表情を浮かべていた由木翼に対し、上述の過激な台詞とは打って変わって、穏やかな態度で彼女を気遣う。
単に部下達を叱咤激励するだけに終わらず、なおも不安に駆られる部下の心情にも配慮できるあたり、スカーレットの上官および女性としての細やかな一面がうかがえる。

スパロボシリーズの名台詞

「だとすれば、あの男もまた、戦争の犠牲者と呼べるのかもしれんな…」
UX第29話エンドデモより。フェストゥムを憎むあまり、「人としてあるべき心」を失ったミツヒロに対して。
なお、ロミナ姫もまた、ミツヒロに関してはスカーレットと共に憐れんでいる。
「何を迷っている、由木!」
「海動と真上の志を無駄にする気か!」
「ウイングルを、今までお前に任せたのは何のためだ!?」
UX第31話より。アイアンカイザーの暴走を止めるためにマジンカイザーSKLを犠牲にする(さらにウイングクロスも行う必要もある)事に躊躇った由木に対しての叱咤。

搭乗機体・関連機体

ウイングル
乗機だが、OVA版では搭乗する前に死亡してしまった。その後、ウイングルは由木に受け継がれることになる。