リック・ドム

2014年10月6日 (月) 15:51時点における123.100.220.109 (トーク)による版

MS-09R リック・ドム(Rick-Dom)

ツィマッド社が開発したジオン公国軍量産型モビルスーツ。地上用であるドム宇宙用に再設計しており、脚部の熱核ジェットエンジンが熱核ロケットエンジンに換装されている。これは宇宙用高機動試験型ザクでテストが行われた物の改良型である。また、腰部や脚部にスラスターが追加されたり、推進剤のプロペラントを増加するなどの改良も加えられている。

ザクIIに代わる宇宙での暫定的な主力機としてジオニック社の高機動型ザクを破って採用され、新型機であるゲルググの配備が遅れていた事もあり、多数が量産された。また、一年戦争末期には本機をさらに改良したリック・ドムIIが配備されている。

小説版ではジオン軍初のビーム兵器搭載機になっており、ビームバズーカとビームサーベルを装備している。

ドムと同様、連邦兵から「スカート付き」というあだ名で呼ばれている。

登場作品と操縦者

スーパーロボット大戦GC/XO
戦闘デモ、武装、ステータスはドムと同一。ドムは陸S、宇Bなのに対しこちらは陸A、宇Sなので運用するとしたらこちらのほうか。コンスコンのイベントもきっちり用意されている。捕獲する際は数に限りがあるので注意。
スーパーロボット大戦Operation Extend
宇宙ステージでドムに代わって登場する。ステータスはドムと同一で、宇宙と陸の両方に対応している。

装備・機能

武装・必殺攻撃

拡散ビーム砲
胸部右側に1門内蔵されている武装。出力が低く、目くらまし程度の効果しかない。
ヒートサーベル
背部に1本マウントしている近接戦用の武装。熱を帯びた刀身で対象を溶断する。
ジャイアント・バズ
本機の主兵装で、口径は360mm。その名の通り、かなり大型の武装。
120mmマシンガン
通称「ザク・マシンガン」。上部にドラムマガジンを装備し、そこから給弾する。本機も使用可能。
ビームバズーカ
小説版にて装備していた武装。ムサイ級の主砲に匹敵する威力があるが、エネルギーのチャージが遅い等の欠点もある。シャア専用の標準装備。

合体攻撃

ジェット・ストリーム・アタック
黒い三連星合体攻撃。本来は宇宙での対艦攻撃として考案された。原作では黒い三連星は本機に搭乗していない為、使用していない。

特殊能力

剣装備
切り払いを発動。

移動タイプ

対決・名場面など

12機のリック・ドム
第33話。ドズル・ザビの命を受けたジオン軍のコンスコンはホワイトベース隊を倒すべくチベに搭載していた12機のリック・ドムを出動させる。が、ものの三分も持たずに全滅してしまう(ちなみに12機のうち9機はガンダムに撃破された)。唖然とするコンスコンの元にこれみよがしにシャアのザンジバルが現れ、コンスコンは「嗤いに来たのか!」と憤慨していた。
ちなみにスパロボでも何回かボイス付きで再現されたイベントでもあるが、大抵ドムリック・ドムIIで、12機のリック・ドムが再現されたのはGC/XOのみ。
エルメスの護衛
ソロモンにおけるエルメスの実戦テストにて。前衛を任されていたはずのバタシャム達リック・ドム隊は新兵が敵を多数撃破する様に「バカバカしくなって」しまい、後方に下がっていく。戦闘終了後、上官のシャア・アズナブルに咎められるもバタシャムは馬鹿正直に前衛を放棄した理由を語った。

関連機体

ドム
地上専用機。少しの改修でリック・ドムになれる。
リック・ドムII
ドムの後継機。IIは「ツー」ではなく「ツヴァイ」と読む。プロペラント・タンク装備形態もある。
宇宙用高機動試験型ザク
機動戦士ガンダム 第08MS小隊』原作1話でアイナ・サハリンが搭乗していたタイプ。脚部がドムの物に換装されている。
高機動型ザク
ガンダム試作2号機
リック・ディアス
ドライセン
ネオ・ジオン開発の白兵戦に特化したドム。その完成度は非常に高い。
ドムトルーパー
機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場したドム。見た目も性能もそっくり。
シャア専用リック・ドム(スパロボ未登場)
小説版に登場した機体。型式番号はMS-09RS。ビームバズーカを装備しており、それを使用するためにジェネレーターが強化されている。搭乗者は勿論シャアで、カラーリングも赤で塗装されている。なお、専用機であればアナベル・ガトーエギーユ・デラーズも所有している。

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