OZ
OZ(Organization of the Zodiac)
『新機動戦記ガンダムW』に登場する組織。「オズ(黄道帯機構)」と読む。
ロームフェラ財団によって組織された私兵集団。独特の階級が特徴で、一般兵である特士でも連合の中尉相応である。
元々はスペシャルズと名乗り、地球圏統一連合軍の下請け民間軍事会社をしていた。モビルスーツの開発に着手し、リーオー、エアリーズなどを完成させて地球圏統一連合に供給する。5機のガンダムによって地上が混乱するのと時を同じくオペレーション・デイブレイクにて武力蜂起し、連合を壊滅させた。
宇宙にも進出して一時期は地球圏を完全統治目前のところ、モビルドール導入に反対する総帥トレーズが幽閉と同じくして「トレーズ派」と「デルマイユ派」との闘争に発展。しかし、宇宙でホワイトファング蜂起の混乱に乗じてトレーズが再び代表兼地球圏の実権を握り、最期はリーブラの迎撃によって解体される。
総帥はロームフェラ財団のトレーズ・クシュリナーダ。トレーズ幽閉時にはデルマイユ公爵が臨時代表を務めた。
登場作品
- スーパーロボット大戦64
- ストーリーに関わり、ティターンズのメンバーも加えている。序盤は原作通りスペシャルズという名前で連合ではなくムゲ・ゾルバドス帝国の下部組織。中盤に差し掛かると「オペレーション・デイブレイク」を発動してOZに改称する。一般兵の名前は最後までスペシャルズのまま。
- スーパーロボット大戦α
- ティターンズとは別組織として存在する。基本的に原作通りだがホワイトファングが登場しないためか、最後の戦いの時にゼクス(ミリアルド)とトレーズがともに出撃。そしてドロシーがエピオンのMA形態、ゼクスはトールギスIIIに乗り、原作より手強くなっている。
- スーパーロボット大戦D
- 最初は敵だが、宇宙ルート第5話をクリアするとネオ・ジオンや旧統合軍艦隊(マクロス7船団)と同盟を結ぶ。その後、リガ・ミリティアもそれに加わり、「ノヴァンブル条約同盟」を締結する。また、総帥トレーズの発案により、各軍のエースを集めた独立部隊「ブルー・スウェア」(部隊名は変更可能)が結成される。
- スーパーロボット大戦W
- ガンダムW勢はEW設定のため、名前のみ登場。
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 『機動戦士ガンダム00』の登場組織であるAEUに組み込まれている。また、最初からOZ名義。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- アロウズと同様、地球連邦平和維持軍内の特殊部隊となっているが、トレーズの考え方から似たような性質のアロウズとはそりが合わず、お互い犬猿の仲。
中盤、実質的なトップだったトレーズが失脚した事によりアロウズに吸収される形となり、モビルドールなどOZの技術がアロウズによって運用されることとなる。
ZRルートでは原作同様ホワイトファングと激突して消滅するが、「ガンダムW」原作に忠実な黒の騎士団ルートではホワイトファングと提携。
人物
- トレーズ・クシュリナーダ
- OZ総帥。
- ゼクス・マーキス
- OZのエースパイロットだったが、ウイングガンダムを復元したことが上層部に問題とみなされOZを追われることに。後に本名でホワイトファングを旗揚げ。
- レディ・アン
- OZによる地球圏の支配後、コロニーとの融和政策に奔走した。
- ルクレツィア・ノイン
- 実はスペシャルズの初実戦にトレーズとともに出撃した古参。
- オットー
- ゼクスの副官。トールギス起動時に死亡している。
- OZ兵(スペシャルズ)
- 一般兵士。
他作品の関連人物
- ティターンズのメンバー
- F・F完結編ではOZは登場せずにトレーズやゼクスらはティターンズの一派閥的存在で、64では逆にティターンズがOZに入っている。
- アムロ・レイ、シャア・アズナブル(クワトロ・バジーナ)、アポリー・ベイ、ロベルト
- 第2次Zでは、次元転移によって迷い込んだ4人を保護した。再世篇ではアムロはリボンズのもとに転属される。
- カミーユ・ビダン、ファ・ユイリィ、シン・アスカ、キラ・ヤマト、アスラン・ザラ、ルナマリア・ホーク
- 第2次Z破界篇EDでは、異世界から迷い込んだ彼らを、トレーズの計らいでOZに迎え入れている。再世篇にて、常磐に入隊したころと違い、アロウズとの争いを続けるようになったことで、カミーユ、ファ、シン、ルナマリアが自らの意思で脱走し、残り2人も中盤に離脱。
- エルリッヒ・シュターゼン、リッシュ・グリスウェル
- 64でのリアル系主人公のライバル達。
- ホリス・ホライアン
- Wのオリジナルキャラ。元々ここに所属しており、ヴァルストークへの潜入任務をきっかけにそのまま居着いている。
関連機体
スパロボ登場機体のみ。