早瀬未沙

2013年9月6日 (金) 08:15時点におけるザリガノフ (トーク | 投稿記録)による版

早瀬未沙(Misa Hayase)

代々軍人の家系で、士官学校を首席で卒業したエリート士官。マクロスのブリッジでは、バルキリー隊の主任オペレーターを務める。
規律重視の為、一条輝とは口論が絶えなかったが、戦いの中で次第に心を開いていき、輝の事を一人の男性として意識するようになる。
最終的にはTV版、劇場版ともに輝と結ばれた。

輝との関係とその経緯は概ねTV版・劇場版共に同じで、二人きりになり生き残る術を模索する中で、軍人としての関係から男女の関係へと発展していく。そして、超長距離移民船団第一号としてメガロードの艦長となり、輝やミンメイと共に銀河へ新天地を求めて旅立つが、移民船団は行方不明となった。

番組開始当初はキービジュアルにも多用され、アイドルとしての華を備えたリン・ミンメイと比較すると圧倒的に地味で、任務に忠実な堅物キャラとして意図的に描かれすぎていた事もあり、大半のファンからスルーされた存在と言っても過言では無かった。しかし、初恋相手との悲劇的な別れを描いたエピソードから徐々に注目を集め、ゼントラーディ軍の捕虜となった回で流れるような美しいストレートヘアーを披露し、それまでの堅物キャラのイメージを覆した事で一気にブレイク。最終的には、ミンメイと人気を二分するもう一人のヒロインへと変貌を遂げた。

登場作品と役柄

スーパーロボット大戦α
NPCキャラだが、イベントでDVEも用意されている。火星では破嵐万丈の声を憧れの人・ライバーと聞き間違えるイベントが発生する(所謂声優ネタ)。
スーパーロボット大戦α外伝
NPCキャラ。未来へ消えたたちを信じて、ミンメイと共に帰りを待つ。
第3次スーパーロボット大戦α
メガロード艦長だが、NPCキャラ。輝とは完全に恋人関係となっている。プロトデビルンとの抗争終結後はミリアからシティ7を預かり、ミンメイと共にスピリチアを奪われた人々の救出任務に就く。

人間関係

早瀬隆司
父親。番組当初より統合軍最高指導者。部下であったグローバルへ副官を就けたのは父親である彼の推薦から。幕僚と人間味の板挟みの葛藤を抱え、最期は未沙に詫びを入れて死亡した。
一条輝
部下。初対面時に「おばさん」呼ばわりされる(未沙の年齢は19歳である)など、上官に対し軍属らしからぬ不遜な態度をとる彼とは犬猿の仲だった。
しかし、共にゼントラーディ軍の捕虜となった事件を切欠に距離が縮まり、ミンメイとの三角関係を経て互いに惹かれ合っていく。
リン・ミンメイ
ミス・マクロスに選ばれたアイドル。輝を巡って三角関係になる。
クローディア・ラサール
同僚にして親友。奥手な未沙にアドバイスする。
ブルーノ・J・グローバル
グローバルの副官として使命を果たす。
ロイ・フォッカー
上官。堅物振りをよく茶化されていたが、有能な指揮官として信頼している。TV版では彼の死を、病床の輝へ伝えに行くという辛い役目を担う事に。
柿崎速雄
部下。TV版ではゼントラーディ軍の捕虜になった際に「彼とキスするぐらいなら輝の方がマシ」と、あんまりな発言をする。
リン・カイフン
TV版序盤では彼にライバーの面影を重ね、密かに想っていたが…。
ライバー・フォン・フュリューリンク
地球統合軍少尉。未沙の初恋の相手。なお、カイフンおよびライバーを演じた声優は、鈴置洋孝氏である。

他作品との人間関係

マクロスシリーズ

ミリア・ファリーナ・ジーナス
原作TV版や劇場版では交流らしい交流が無く、意外にもSRWで本格的に絡む事となった。第3次αでは彼女からシティ7総責任者の任を一時的に引き継ぎ、αナンバーズの勝利を待つ。プライベート面でも未沙と輝の仲人を買って出るなど、かなり親しい間柄に描かれている。
イワーノ・ゲペルニッチ
第3次αでは情報収集用のサンプルとして彼の許に囚われていたが、特に危害を加えられる事は無かった。
ガビルグラビル
第3次αで、艦長を務めていたメガロード船団を彼らによって壊滅させられ、ミンメイ共々拉致されてしまう。

スーパー系

カララ・アジバ
第3次αで、妊娠中の彼女がソロシップに乗船し続ける事を案ずるが、その揺ぎ無い決意を知り快く送り出す。

名台詞

「…ホント言うとね、今度もまた貴方が来てくれるんじゃないかって思ってたのよ」
第27話で「上官命令」を無視し、強引に未沙を救出した事を詫びるへの返答。やはり嬉しかった様子。

スパロボシリーズの名台詞

「いいわね…」
「赤ちゃんの笑顔…ずっと見ていたいわ…」
「私も欲しいなあ…赤ちゃん…」
第3次α終盤に於ける『神壱号作戦』発動前日の雑談で、ミンメイにあやされるルウの無垢な表情に母性本能を刺激され、ふと洩らした爆弾発言。輝は狼狽しつつも、未沙との未来の為に勝利を誓う。

余談

  • 1983年開催の徳間書店刊『アニメージュ』主催「第6回アニメグランプリ」女性キャラクター部門でグランプリを受賞している(ちなみに、男性キャラクター部門では、『装甲騎兵ボトムズ』のキリコ・キュービィーがグランプリを受賞している)。

話題まとめ

資料リンク