ロッド・ドリルは『マシンロボ クロノスの大逆襲』の登場キャラクター。
ロッド・ドリル | |
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登場作品 | マシンロボ クロノスの大逆襲 |
声優 | 橋本晃一 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦COMPACT2 第2部:宇宙激震篇 |
SRWでの分類 |
機体 パイロット |
プロフィール | |
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種族 | マシンロボ(バトル族) |
性別 | 男 |
年齢 | 推定15歳 |
身長 | 192cm |
体重 | 5t |
所属 | バトル族 |
概要編集
ロム・ストールとブルー・ジェットの兄弟弟子で、天空宙心拳の使い手。バトル族の出身で、ドリルタンクに変形する。
明るく豪快な性格で、敵をぶん殴ったり投げ飛ばしたりといったパワー殺法が得意。一行の中ではムードメーカー的な役回りだったが、そのドリルで何度も仲間たちの危機を救う。たっぷり10時間は睡眠を取るタイプで、起こしに行ったジェットを寝ぼけてぶん殴った事があるらしい。
内蔵武器はバルカンのみ。トレードマークのドリルもドリルタンク形態での使用がほとんど[1]な為にブレイザーカノン入手前はほぼ拳のみで戦っていたが[2]、技名を叫ぶ事はほとんど無く、劇中では「天空宙心拳・首刈り」ぐらいしか確認できない。ちなみにその両手は所謂マニュピレーターではなくペンチのようなロボットアームになっている。
ブレイザーカノンはジェットと発射口の形状が異なり、ミサイルランチャーとなっている。
マシンロボTV版2作品から続くOVA作品『レイナ剣狼伝説』(SRW未参戦)では素顔が登場。意外にも美形だった為、ファンを驚かせた。
登場作品と役柄編集
COMPACTシリーズ編集
- スーパーロボット大戦COMPACT2 第2部:宇宙激震篇
- 初登場作品。他のマシンロボ系同様、出入りが激しく本格的参戦は終盤から。パイロットとしては、格闘と回避が非常に高いが、反応が非常に低く、命中も高くないため必中なしでは当てるのに苦労。必修精神コマンドはド根性、熱血、脱力。また、高確率で魂を覚える。脱力要員としても使えないこともない。機体としては運動性が高く、サイズSなため避ける。攻撃も天空宙心拳・ぶちのめしは威力が高く、低燃費のためコストパフォーマンスに優れるが、命中補正-20%なので必中が必要。ドリル車形態に変形でき、変形後は移動力と運動性が上がり地中に潜れるようになる。しかし、武装が貧弱になり戦闘には向かない。
- スーパーロボット大戦COMPACT2 第3部:銀河決戦篇
- パイロット能力は回避が大幅に下げられ、精神コマンドも魂を習得しなくなった。機体性能も移動力と運動性が大幅に下げられ、装甲が大幅に上げられスーパー系に近い能力となったが、攻撃力がインフレしている本作では、この仕様変更は弱体化したと言える。倉庫行き確定かと思いきや、強制出撃が結構あるので頑張って戦おう。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- 音声初収録。何度かのスポット参戦で同時に改造が施されていくが、その際に変形したまま攻略すると改造が引き継がれなくなる。本加入時には機体・武器ともに5段階まで改造される。
- パイロット及び機体性能は『COMPACT2第3部』に準拠するが、ロムとの合体攻撃が追加。これはブルー・ジェットとのものより攻撃力が高く、フル改造すれば5700を越える程。反面最長射程5、格闘武器は射程1~2が精々と射程の短さが難点。能力的にはスーパー系寄りでHPは低いが装甲は高い方、移動力が少ないので強化パーツによる補強が必要。変形すれば地中に潜ることができるが、ユニットグラフィックの高さ半分ほどが地中に埋まるという仕様上、寝そべるように変形している本機は完全に地面に埋まってしまい見えなくなることも多々、行動し忘れに注意。
- なお店頭デモとゲーム本編において顔グラフィックが修正されており、変更前は頭が非常に長く戦闘デモ画面の縦3分の2ほどの長さだった(ゲーム本編では縦2分の1ほどの長さに抑えられた)。
単独作品編集
- スーパーロボット大戦MX
- ロムや他の仲間達と同様、スポット参戦を経て仲間になる。ブレイザーカノンの射程が伸び移動後攻撃可能になったのはいいのだが、格闘武器は合体攻撃を含め全て対空能力が無くなってしまった。宇宙の移動適応も低いためミノフスキークラフトやスラスターモジュールの補助は欠かせない。機体性能や合体攻撃の使い勝手においてはブルー・ジェットの方が優秀。ただし合体攻撃の最大火力はドリルの方が上な点は『IMPACT』同様。
装備・機能編集
武装・必殺武器編集
武装編集
- バルカン
- ドリルタンク形態で使用。オープニングでは毎回派手に連射していた。
- 射程は1-3程度。ブレイザーカノンが使えなくなる変形中はこれが最長射程武器なため注意。
- ドリルチャージ
- ドリルタンク形態で使用。突撃し、ドリルで相手を貫く。
- 参戦以来射程1なのは相変わらずだが、威力が徐々に上げられているため使おうと思えば使えなくはない。
- ブレイザーカノン
- 手持ち式のミサイルランチャー。
- ドリル自体の射撃が低いのであまり有効でないが、ロボット形態での唯一射程が長い武器。ジェットとは違いマシン形態では使用不可。
- 『MX』では移動後使用可能で射程2~6とそのままでも使いやすいが、さらに強化パーツやガンファイトを用いて射程を伸ばしに伸ばすことで移動後に最大射程11というとんでもない攻撃範囲にまで育てることも可能。
天空宙心拳編集
- 天空宙心拳・首刈り
- 第22話で使用。直接的な攻撃シーンは描かれなかったが、拳を振り切ったアクション後に画面外から首を失った妖兵コマンダーの躯が倒れてくるという演出になっていた。
- SRWでは『COMPACT2』のみ実装。命中率が高くEN消費しないため使い勝手がよい。
- 天空宙心拳・ぶちのめし
- ショルダータックルを仕掛ける。
- 『COMPACT2』では本機の最強武器だったが、『IMPACT』では通常武器の立ち位置に。『MX』では不採用だが、正拳突きの演出に組み込まれている。
- 天空宙心拳・正拳突き
- 敵に数発の正拳を叩き込む。原作第13話では立ち寄ったバードの街の子供たちに正拳突きの型を教えていた。
- 『IMPACT』より実装。ぶちのめしの強化版的な性能だが、空中に攻撃できないという欠点がある。『MX』ではぶちのめしやキックも含めた格闘攻撃の連撃。
- 天空宙心拳・岩石割り
- 相手を空中に打ち上げ、落下してきた所に渾身の拳を喰らわす。こちらも第13話で披露。子供たちへの天空宙心拳のお手本として岩石の雨をこの技で叩き割っていた。
- 『IMPACT』より実装。本機の最も威力が高い技。『MX』ではドリルタンク形態で突撃して相手を打ち上げた後、地下から岩盤を砕きつつ現れ繰り出す。
合体攻撃編集
- 稲妻サイクロン岩盤割り
- ロム・ストールのバイカンフーとの合体攻撃。バイカンフーがサイクロンドライバーで相手を地面に叩きつけるところに、岩盤を割って出現したドリルにより、岩石割りが打ち込まれる技。『IMPACT』以降のシリーズで実装。
特殊能力編集
- 変形
- ドリル車形態へ変形。
移動タイプ編集
サイズ編集
- S
パイロットステータス編集
能力値編集
参戦当初では回避が高かったが、『COMPACT2第3部』より大幅の路線変更があり、スーパー系のようなステータスへと変貌。格闘&防御重視で、命中が低め。
精神コマンド編集
『IMPACT』、『MX』共に覚える内容は同じだが、一部修得順が異なっている。ド根性、気合、熱血、ひらめきとスーパー系のような精神コマンド揃えボス戦で活躍するタイプ。脱力も覚えるためサポート役としても使用可能。
特殊技能(特殊スキル)編集
パイロットBGM編集
人間関係編集
他作品との人間関係編集
名台詞編集
- 「よっしゃあ!!」
- 自慢の拳で敵をブチ抜く時に発する気合の一声。
- 後年の『出撃!マシンロボレスキュー』でのハイパードリルロボの合体コールとしても使われている。
- 「その代わり、おいらの名前を教えてやる!ロッド・ドリルだ!」
- ロムの口上の際に「名乗る名前はない」と言った後で名乗った台詞。彼は悪党相手でも名乗りたい性分らしい。この時はロムの台詞の後に名乗ったのでよかったのだが…。
- 「トリム…お前の戦いは終わった。ルディと安らかに眠ってくれ」
- 第9話より。ドリルの幼馴染トリムはテロリストとして追われていたが、その実態はギャンドラーの手先になっていた国王ギランドルにエネルギー鉱石バルトニウムを渡すまいとしていたのが真相であった。ギランドルはバイカンフーに倒されたが、鉱石を使ったバルトニック爆弾の放射能に侵されていたトリムもまた死亡。ドリルは亡き友とその恋人に戦い続ける事を誓う。
- 「でも、分かる気もするな。格闘技をやる者として勝負を挑まれたら、引き下がる訳にもいかないだろう」
- 第13話でルリィの制止を振り切ってグローバインとの決闘に向かったジェットを批難するレイナとは真逆に、「剣士」としてのジェットの心情に理解を示す。
- 「嫌いキライは好きのうちってねぇ…」
- 第14話でロムの言葉に動揺するキナを傍から眺めていて、2人がイチャついているものと思い込み発した軽口だが、当然の如くレイナからの激怒を招く事に。
- 「他人の心配するより、女性関係整理したの?えぇ、ジェットの旦那!?」
- 最終回ラストで別次元に旅立つ直前、恋人ルリィの存在についてジェットを冷やかす。直後、「武士に女は要らん」と素っ気無く答えるジェットだった。
迷台詞編集
- 「ロッド・ドリル様だ!!」
- こちらは上記の台詞とは逆にロムの口上の後でギャンドラーに何者か聞かれてロムが「名乗る名前はない」と言う前に名乗ってしまった台詞。この後ロムとジェットにお仕置きされた。
- ジェット「気を落とすなよ。あの子が面食いだっただけさ」
「そうなんだ、あいつの方がちょっとばかしな…ナヌ!? このぉ!そんな慰め方ってないだろう!」 - 第11話より。町同士の抗争に心を痛めていた美少女メロディアにいい所を見せようと張り切るドリル。旧友コンバット・バギーの協力もあり捕らわれの身になっていたロム達を救出するなど活躍するが、一件落着後にメロディアとバギーは実は恋仲だったというオチがついてのジェットとの漫才のようなやり取り。フラれたドリルには気の毒だが、この時はカメラアイに「×」の字が表れたりコミカルな雰囲気であった。
スパロボシリーズの名(迷)台詞編集
- 「それに、レイナちゃんのヒップはな…青じゃなくてキレイなピンク…」
- 『MX』第20話「Strange bait」より。レイナに対して「尻の青い小娘」と罵るディオンドラの言葉を、額面通りに受け取って発した反論。直後、レイナ本人から思いっきりどつかれる。
- 「宇宙の悪を滅ぼすため、星から星へと旅を続ける正義の武芸者…ロッド・ドリル様とその仲間たあ、俺達の事だ!」
- 『MX』第27話「猛攻、毒蛇部隊」より。甲児達の窮地に駆けつけ、グン・ジェム相手に高らかに上げた名乗り。例によってレイナからお叱りを受け、「たまにはいいじゃないか」と泣きを入れる。
- 「やいやい!おいらをロムのオマケだと思うなよ! ここで会ったが100年目!おいらの怒りの一撃を受けてみろ!」
- 『MX』第44話(『PORTABLE』では第45話)「クロノスの大逆襲」におけるガデスとの戦闘前会話より。直前に彼から「お供」扱いされた事が、よほど癇に障ったらしい。