カトリーヌ・ビトンは『勇者特急マイトガイン』の登場人物。
カトリーヌ・ビトン | |
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登場作品 | 勇者特急マイトガイン |
声優 |
叶木翔子 渕崎ゆり子(SRW代役) |
デザイン | オグロアキラ |
初登場SRW | スーパーロボット大戦V |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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種族 | 地球人 |
性別 | 女 |
誕生日 | 昭和?年3月24日 |
星座 | 山羊座 |
年齢 | 29歳(自称) |
出身 | フランス(自称) |
身長 | 169 cm |
体重 | 54 kg |
髪色 | 金髪 |
髪型 | ロングヘア |
瞳の色 | 緑 |
血液型 | O型 |
所属 | ピンク・キャット |
役職 | 頭領 |
概要編集
美術品や美容品を狙う国際的窃盗集団ピンク・キャットの女ボス。
口元のホクロ、長い金髪、口紅は上唇が黒、下唇が赤というのが特徴。容姿端麗なスタイルで、その美貌で小沢警部も魅了した。
自分の容姿に絶対的な自信を持っており、永遠の29歳のフランス人と自称する。己の欲望に忠実な性格をしており、自分勝手な動機で犯罪を起こしたり、常人には理解しがたい美的センスを持つ。また低血圧であり、昼まで眠っていることも。
第8話においては、コックが落とした納豆を踏んで、頭にかぶった事から、納豆を激しく憎んでおり、納豆を撲滅させようとも考えた程[1]。最終回においても、納豆嫌いは直っていないことが判明。その他にも彼女の犯罪の動機はどれも常軌を逸しており、「義賊であるネズミ小僧に影響され人間が埋もれるほどの硬貨を人口密集地に投下する」「(先の作戦が失敗したため)お金の有難味を教えるために、庶民を襲い、硬貨を与える」[2]「夢でカボチャの馬車に乗れなかったので、街中を巨大カボチャだらけにして自身に相応しいカボチャを選定する」「恐竜の肉が食べたいので、目撃された湖の水を全て排水する」「マイトガイン特集番組でパイロットを暴露するためにテレフォンサービスに電話するも繋がらないので、テレビ局を襲撃する」などの支離滅裂な理由で犯罪を起こしたことがある程。
劇中での最後の犯罪は、クリスマスパーティーの旋風寺コンツェルンにオードリーと共に盗みに入るも、そこで脱獄したショーグン・ミフネと鉢合わせし、諍いを起こしたために2人とも御用となるというものだった。
最終回では普通に街中を歩いており、ミフネと違って追われてはいなかったが、納豆を見て気を失ってしまう。
上述の通り、4悪人の中で活躍は単発エピソードのみであり、ストーリーの根幹に絡む事はほぼなく、組織が壊滅した様子も描かれず、フェードアウトした印象が強い。
名前に関しては、部下であるオードリーには「カトリーヌ様」と名前で呼ばれる。宿敵の旋風寺舞人には、当初「ピンクキャット」と組織名で呼ばれていたが、第12話以降、「カトリーヌ・ビトン」と呼ばれている。ムックでは「ビトン」とファミリーネームで紹介されており、スパロボでもこの表記で通している。
登場作品編集
VXT三部作編集
- スーパーロボット大戦V
- 初登場作品。代役を担当した渕崎ゆり子氏も本作でスパロボシリーズ初出演。
- 本作では勇者特急隊を倒すべく、各犯罪組織が「デンジャラスゴールド同盟」を結ぶが、名称は彼女がジャンケンに勝って命名した。
- 原作では右耳のみに赤いイヤリングをしているが、本作では両耳にイヤリングをしている。
- 原作でロボを操縦するのは、第18話「永遠に美しく」でのオクトパシー(SRW未登場)を除き、オードリーやキャットガールズの役目であるが、本作ではフロマージュとスノービーにパイロットとして乗り込む。
- スーパーロボット大戦X
- 今作では組織の命名をパープルに取られ、「ブラックダイヤモンド連合」と命名されてしまう。終盤のボーナスシナリオ「大地に生きる」では、元BD連合の面々と共に味方として使用可能。表情については、『V』のものに加えて、悲壮な顔が追加された。
- スーパーロボット大戦T
- 今回は原作終了後のため、他の犯罪者たちと協力する場面は少ない。納豆の件に関してもワッ太からいじられている。GGGとは敵対関係。
パイロットステータス編集
能力値編集
防御力に関しては、マイトガインの悪役で最も高い。
精神コマンド編集
特殊スキル編集
エースボーナス編集
人間関係編集
- オードリー
- 側近。ビトンの美しさを心から崇拝している。
- キャットガールズ
- 部下。全員が女性である。
- 旋風寺舞人
- 宿敵であり、かわいい坊や。第4話で、宝石展示場ですれ違って以降、彼に惚れている。ただし、自分の企みを邪魔することは決して許さない。なお、マイトガインのパイロットが舞人であると初めて気づいた悪人は、ビトンである。
- ガイン
- 彼に「訳の分からない女」と評されている。
- ショーグン・ミフネ
- 原作終盤、旋風寺邸に忍び込んだ際に出くわし、低レベルな争いを繰り広げた末に二人仲良く逮捕される。
- 『V』では彼とデンジャラスゴールド同盟を結成。上記の因縁を反映してか何かと言い争いが絶えず、彼から「こそ泥」呼ばわりされている。
- ウォルフガング、ホイ・コウ・ロウ
- 『V』では彼らともデンジャラスゴールド同盟を結成する。なお、原作で対面したことは、全くない。
- 旋風寺裕次郎
- 納豆嫌いにする拷問にかけるも、逆効果であった。
- 小沢昭一郎
- 宝石フェアに現れたビトンに職務質問するが、「うふーん、マリリンモンローよ」とかわされた上に、ビトンのスタイルの良さに見とれてしまう。
- 納豆親父
- SRW未登場。納豆好きの独身男性[3]。ビトンの納豆殲滅隊にさらわれ、納豆嫌いにされる。脱走直後、納豆を見て道路に飛び出し、車に撥ねられて死亡したかと思われたが、最終回で再登場。路上で納豆を売っていて、ビトンを気絶させた。
他作品との人間関係編集
- ルー・ルカ、エル・ビアンノ、ナイン
- 『V』では、サリーと裕次郎だけでなく、彼女達も拉致して納豆の悍ましさを教えるだけでなく、キャットガールズにスカウトしようとする。しかし、ナインがアンドロイドであることを知らなかったのが災いし、舞人達に自分の居場所を知られてしまった。
- マキビ・ハリ
- 上記の面々に同じ。ただし言うまでも無く本人は男である為抗議していたが、カトリーヌ曰く「可愛いから問題ナシ」。
- クルツ・ウェーバー
- 『V』では、惑星フェルディナ崩壊の際、他のデンジャラスゴールド同盟のメンバーや彼と共に脱出するが、どさくさ紛れにセクハラされてしまう。
- ナディア
- 『X』では彼女の持つブルーウォーターを狙う。
- マリー・エン・カールスバーグ
- 『X』ボーナスシナリオ「美しきブルーウォーター」では、ブルーウォーターを奪うために彼女を人質にしたが、彼女の身の上話に泣かされることに。
- グランディス・グランバァ
- 『X』では似た者同士の二人。グランディスがカトリィヌ(グラタン)を褒めた際には、自分のことだと思って上機嫌になったことも。
名(迷)台詞編集
- 「ネス湖に生き残りがいるはずよ。努力しなさい。人間努力が一番よ」
「努力次第で世界中の宝石をすべて手に入れることもできるのよ」 - 第4話より。レストランで恐竜の卵を注文した際、支配人に断られた時のビトンの言葉。グルメも宝石も美貌も、手に入れるためには犯罪であっても努力を惜しまないというビトンの野心を象徴している。『V』では、一部改変され、回避時の台詞として採用されている。
- ちなみに現在の学説では鳥は肉食恐竜の一種というものもあり、頓智を使うならスーパーマーケットにでも行けば簡単にかなう。
- 「頭の悪い坊やね。納豆は私に恥をかかせたの。納豆ほど危険なものは無い! だからこの世から消去するのよー!」
- 第8話より。舞人に納豆工場を襲う理由を聞かれ、前述の回想を語った後、「だから、何なんだ!?」としつこく聞かれた後の発言。あまりに身勝手な理由に舞人は「訳がわからない」と称し、ガインも同調した。
- 「納豆には卵がつき物。納豆憎けりゃ卵も憎い」
「納豆をかき回す箸も憎い」 - 同上。マイトガインを退けた後、納豆に関わるもの全てを殲滅するため、この台詞とともにフロマージュで養鶏場を踏み潰し、森林に火を放つ。
- 「や、やっぱり危ないのよね納豆って、納豆のバカ…納豆のバカー!」
- フロマージュを倒されて納豆を顔に被り、逃げ出した時の叫び。結果として再び納豆に泣く事となった。『V』では最後の台詞が15話限定の撃墜台詞になっている。
- 「美しい宝石は美しい者の身に飾られて、初めて本当の価値を得るのよ」
- 第12話より。自慢の美貌を引き立てる宝石を見て、うっとりするビトン。自分の美しさに対する自信を象徴している。
- 「心を入れ替えろというの。馬鹿馬鹿しい。私にとっての美しさは、この手に入れられるものだけよ。たとえ人から奪い取ってでもね。」
- 第12話より。ビトンは、自分を引き立てる美しさ以外には興味がないことを象徴している。
- 「これで、私の美貌も29歳のまま。いえ、もっと若くなって、これも世界のために大事よ。オーホホホ…」
- 第18話より。自慢の美貌を誇るビトンの目じりにできた小皺をなくすため、霊鳥ホーを除くアスランカ文明伝説の若返りの秘薬4つを調合した際の台詞。本編中最初で最後のビトンが29歳であるという描写である。
- 「あああああ! あたくしの美貌がー!」
- 第18話で、永遠の美貌を手に入れるため、霊鳥ホーを捕獲したが、ミスにより逃がしてしまった際の台詞。そのスキに、動輪剣でマイトガインに逆転された。『V』では、撃破時の台詞として使われている。
- 「他の台詞は言えないの? まったく何とかの一つ覚えなんだから!」
- 第33話で、マイトガインの名乗り直後の反応。なお、『V』では一部改変され、攻撃回避時の台詞として採用されている。
- 「坊や、今日という今日はゆるさないよ」
- 第36話より。カボチャの馬車を作る巨大カボチャの収穫を舞人に邪魔された際の、ビトンの台詞。なお、『V』では、一部改変され、被弾時の台詞として採用されている。
- 「な~に寝ぼけた事言ってるのかしら。マイトガインのパイロットは、そこに座っている旋風寺舞人じゃないの」
「しょうがないわねえ…。賢くも美しいこの私が、特別に正体を教えてあげるわ」 - 第39話より。勇者特急隊の特番を自宅のソファーに寝っ転がってポテチを食べながらダラダラと視聴していた際の台詞。
- ゲストとして番組に招かれていた舞人こそがマイトガインのパイロットであると暴露するべくオードリーに命じて電話を用意させるも、一向に繋がらない。とうとうキャットガールズを総動員し、全員で一斉に電話を掛けるがそれでも繋がらない。業を煮やしたビトンは、とうとうテレビ局襲撃という凶行に及んでしまう。
- 「いつもいつも、私がやられていると思ったら大間違いよ」
「いつもいつも、やられてま~す」 - 第39話での敗戦の弁。この回は、ロボットで登場した早々、グレートマイトガインパーフェクトモードで敗退。
- 「何よコレ!? 何で忍者や侍が詰まってんのよぉ!!」
- 第40話より。戦闘中に首長竜ロボット・プレシオーネ(SRW未登場)のノズルに詰まったミフネ達を見て。そりゃ驚くのも無理はない。
- 「何だか今日もこのまま終わる気がするわ…」
オードリー「その様ですね」 - 同上。ミフネ達が詰まった事によりグレートマイトガイン・パーフェクトモードへの合体を許してしまい、何となく敗北を悟って。わざわざ「今日も」と言っている辺りがいかにも『マイトガイン』らしい。
- なお、この掛け合いは『V』においても若干改変した上で、瀕死時の台詞として採用されている。
- 「ふん、コソ泥の分際で、このカトリーヌ・ビトン様になんたる言いぐさ!」
- 第44話より。旋風寺邸で、ショーグン・ミフネと遭遇した際、ミフネに家来にしてやってもよいといわれた際のビトンの反応。
- 『V』では、一部改変され、被弾時の台詞として採用されている。
- 「昨日の夜ぅ?冗談じゃないわよ。アタクシは昨日の夜は、エステサロンに行っていたのよ。今よりももっと美しくなるって決めたんですもの。
- ま、今でも十分美しいんだけどね、〇×△□▽◇…(後略)」
- ラジオドラマ『嵐を呼ぶハネムーン』にて、舞人襲撃の容疑をかけられた際にアリバイを主張する。この後の台詞はあまりに長ったらしいので早送りで省略されている。
- 未だ追われる身であるショーグン・ミフネとは違い、彼女は特に困窮している様子はなく、一市民として生活を送っているようだ。
スパロボシリーズの名(迷)台詞編集
戦闘台詞 編集
- 「コレクターのあたくしでもガンダムの名前は覚えきれない…!」 / 「あのガンダムは確か…ええい! 倒してしまえば同じよ!」
- 共に対ガンダムタイプ用の特殊戦闘台詞。実際多いのだが、放送当時からガンダムが大幅に増えた事と、今後もガンダムシリーズが増え続けている事を表しているのかもしれない。『ガンダムシリーズ』も『勇者特急マイトガイン』も制作会社が同じサンライズな事もあって、ある意味マイトガインらしいメタ台詞である。
- 「覚悟なさい、クマちゃん!」
オードリー「カトリーヌ様、あれはネズミかと…」 - ボン太くんに対する特殊戦闘台詞。
VXT三部作 編集
- 「あら…それは失礼。でも、ボクの場合、可愛いから、問題ナシよ」
- 第15話日本帰還ルート第15話「納豆に手を出すな」にてキャットガールズに編入させようとしたハーリーの抗議に対して。
- 「え!? こ、これだから納豆好きの人間は…!」
- 同上。納豆嫌いの拷問を天国と評した旋風寺裕次郎に唖然とした時の台詞。確かに裕次郎の納豆好きは度を超えているが、ビトンの納豆嫌いも大概である。
- 「思い知らせてあげるわ! あたくしの納豆への憎しみを!」
- 第15話における納豆への恨み言。完全な逆恨みであり、ルリから「あの人何を言ってるんです?」と言われたのは言わずもがな。
- 「く、悔しい…! せっかく改造したフロマージュが一撃でやられて、おまけに納豆まみれになるなんて!」
「覚えてなさいよ、マイトガインとその仲間! 次こそは必ずあたくしにひざまずかせてあげるから!」 - 第15話のSRポイント獲得条件を満たした際の撤退台詞。結局納豆に阻まれるのであった。顔グラフィックは頭に納豆を被ったものになっており、ここでしか見られない。
- 「く、悔しい…!結局、あいつ等に勝てなかった!」
オードリー「どうなさいます?相討ち覚悟で特攻しますか?」
「そんな事するわけないじゃない。あたくしの美貌と釣り合うには、あいつ等全員の生命でも足りないわよ」
オードリー「では、脱出します」 - 第43話ナデシコルートより。さらりとオードリーから無茶ぶりを提案されるが、敗れても前向きである。
- 「はいはい! 黙っていても仕方ないわよ! 元気出して行こうか!」」
- 第43話戦闘後に路頭に迷うDG同盟に対して、仲間を鼓舞するビトン。テレビ本編では見せなかった姉御肌的な一面。
- 「だから、泣かないで! こうなったら覚悟を決めるから!」
- 第45話ナデシコルート「暗黒の使徒」より。ミフネと共に生活班の仕事に付くことを嫌がるが、悲しげなサリーの顔を見て撤回。ワガママな彼女も女の子に泣かれるのは苦手だったようだ。
- グランディス「やっぱり、カトリィヌはすごい! 最高だよ!」
「そ、そう…?」
グランディス「ああ、そうさ! 美しく可愛く…そして、何より強い!」
「そこまで言われると照れちゃうなぁ…」 - ボーナスシナリオ「美しきブルーウォーター」でのグランディスとのやり取り。
- カトリィヌ(グランディスタンク)をグランディスが褒めたのを、自分を褒めたと勘違いしたカトリーヌ・ビトン。高飛車な美人怪盗である似た者同士の2人に奇妙な友情が芽生える。
搭乗機体編集
余談編集
- 第1エンディングでの彼女は美人かつ妖艶に描かれていることから、本編との違いを指摘する声も。
- これは第2エンディングの方も同様(というよりも全体的に本編とは異なるタッチで描かれている)。
- 同エンディングはジョーの頬の傷が無かったりするなど他にも差異があり初期設定かなにかを参考に描かれたのでは無いかとも言われている。
- 第2エンディングでの3分割カット・女性陣においては、ヒロインのサリーを差し置いて、センターに位置している。また、左耳には、MGと刻まれたイヤリングをしている。
- 初期稿での名前が「カザリーン」[4][5]。後に高松信司監督は「悪役の女性ということで『ボルテスV』のキャラクターを思い出してしまうので変更しています(笑)」という理由で変更された[5]。
脚注編集
- ↑ 箸や卵など、納豆に関連するものも嫌っている。尚、この回の脚本を手掛けた井上敏樹は『鳥人戦隊ジェットマン』においても、納豆嫌いのキャラクター、ブラックコンドル・結城凱を描いている。
- ↑ ちなみにこの作戦の最終段階として「旋風寺コンツェルンから巨大金庫を強奪する」という犯罪を行っている。戦闘でやむを得なかったとはいえこの金庫は途中で中身ごと破壊されてしまっており、青木桂一郎曰く「計算できないほど大規模な損失」とのこと。舞人共々そこまで気にしていない様子ではあったが、経済的なダメージという点では恐らく作中でもトップクラスと思われる。
- ↑ 自身を「チョンガー」と称しているが、独身男性の差別用語であるため、高松信司監督曰く「本放送時はピー音が入っていた」とのこと。
- ↑ 『勇者特急マイトガイン DVD-BOX I』解説書5頁。
- ↑ 5.0 5.1 『勇者特急マイトガイン Blu-ray BOX I』解説書39頁。