フェアリオン
フェアリオンは『スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2』の登場メカ。
フェアリオン | |
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外国語表記 | FAIRLION[1] |
登場作品 | |
デザイン | 小野聖二 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2 |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
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異名 | 超音速の妖精 |
分類 |
式典用アーマードモジュール (リオンシリーズ) (プロジェクトTD) |
生産形態 | ワンオフモデル |
型式番号 | XAM-007G/S |
全高 | 15.4 m |
重量 | 28.3 t |
推進機関 | ラムジェットエンジン |
浮揚機関 | テスラ・ドライブ×7基(そのうち、四肢駆動システムに使われているものは「ベクトロメナ」と呼称されている) |
開発者 |
フィリオ・プレスティ ジョナサン・カザハラ |
製造 | テスラ・ライヒ研究所 |
所属 | リクセント公国 |
パイロット |
シャイン・ハウゼン ラトゥーニ・スゥボータ |
概要
リクセント公国の王女シャイン・ハウゼンと、王女の友人であるラトゥーニ・スゥボータの専用機。
シャイン王女機のタイプGは金色と赤のカラーリングで、「戦いへの覚悟の証(己と他人の血を流す事への覚悟の証)」を表している。ラトゥーニ機のタイプSは銀色と青のカラーリング。
この機体は他のパーソナルトルーパーやアーマードモジュールと違い、リクセント公国の所有機体である為、国外での使用には国家元首であるシャインの許可が必要となる。その為、普段ラトゥーニは教導隊で運用しているビルトラプター(ビルトラプター・シュナーベル)を使っている。
開発経緯
観光立国であるリクセント公国は、DC戦争時に戦渦に巻き込まれた事により受けたダメージからの回復を図る必要に迫られていた。そこで同国観光局が企画した観光キャンペーンの一環で誕生したイメージキャラクター「マジカルハートプリンセス セント・リクセ」をモチーフとした観光式典用ロボットの製造が企画され、テスラ・ライヒ研究所に依頼・資金提供された。なお、この「セント・リクセ」は、シャイン王女がモデルだと思われる。
しかし当時の世界情勢やノイエDCの蜂起、そして何よりシャイン王女の意思により、公国親衛隊の旗機(フラグマシン)としての役目を持たせるという方向に開発コンセプトが移行した。ただし、「特別自治区=中立」という立場にあるリクセント公国は自国の意思による戦闘用機動兵器の開発が不可能な為、「恒星間飛行」を目的としたプロジェクトである「プロジェクトTD・シリーズ77」の派生機として開発した「式典用機体」という、いわゆる「言葉の抜け道」を利用する事で、本機は誕生した。
機体のコンセプト
シャイン王女から要請を受けたテスラ研の研究者・開発者であるフィリオ・プレスティとジョナサン・カザハラの2人は、上述のような制約から「シルエットは極力小さくする」「機動性は高く」「電子戦装備搭載」という3点セットで相手の攻撃を受けない、端的に言えば「当たらなければどうということはない」機体として設計した。
機体自体はプロジェクトTDのアステリオンのテスト用機体フレームなど8割を占めるパーツを流用し、OGシリーズのゲーム中に登場する地球側の人型兵器では最小・最軽量となるボディの両肩に小型テスラ・ドライブ、リアスカート部にはテスラ・ドライブを利用した「ベクトロメナ」という四肢駆動システムを搭載するなど、合計で7基ものテスラ・ドライブを搭載している。リアスカート部にはラムジェットエンジンも装備されているため、「超音速の妖精」と称されるほどの尋常ならざる機動性を誇る。加えて、ヒリュウ改と同等のエネルギーフィールド発生装置・ミサイルジャマー・ハイパージャマーによる分身を備え、装甲の薄さが気にならないほど防御面でも隙が無い。火力も後述するようにその兵器らしからぬ外見を裏切る高さを持つので、問題があるとすれば、小型で軽量な機体に様々な防御機構を詰め込んだせいで、換装武器の搭載量が極端に少ない事ぐらいか。
コックピットはタイプSは通常のAMと同じ仕様だが、タイプGはグルンガストシリーズと同様の脳波コントロールを搭載した専用仕様となっている。『スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター』でのタイプGの操縦システムは、前述の脳波コントロールに「ダイレクト・モーション・リンク・システム(DMLS)」を加えたもので、専用のパイロットスーツを着用することで機体を自在に操作できる(タイプSとタイプGが手を合わせてW-I3NKを発動している描写からもその可能性は高い)と描かれている。シャイン王女が赤、ラトゥーニが青……と、色違いでお揃いのデザインのパイロットスーツを着用しているが、これは後述のW-I3NK に対応したものと推定される。
W-I3NK(ウィンク)システム
開発当時操縦技術の稚拙なシャイン王女をラトゥーニが補助出来るように搭載された、特殊なマン・マシン・インターフェイス。007S側が007Gを操縦し、またシャイン王女の予知能力によるデータを007Sに伝達できるようにしたもので、王女の予知が必要な緊急時や合体攻撃時に使用される。W-I3NKはWarfare Information Integrated Inter-Nerval and Kineticの略。
本システムの起動時以外は基本的にシャイン王女は自分で操縦しているが、逆に言えばこのシステムの起動時はシャイン王女は予知で手一杯であり、ラトゥーニが二機の操縦に加え送られてくる予知データを用いた状況判断等々を行うということで、007G側の特殊な操縦システムのアシストがあるとしても、単純にラトゥーニの操縦技術が高いでは済まないようなとんでもない活躍をしているのがわかる。
ゲーム的な話で言えば、シャイン王女を単独で出撃(あるいはラトゥーニをフェアリオン以外の機体に乗せて同時出撃)させても特に問題がないのだが、設定・シナリオ面で言えば基本的に本機(というよりシャイン王女)の参戦時には常にラトゥーニが自軍に在席しており、王女には本システムでの補助が必要不可欠という設定であると思われていた。しかし『第2次OG』の地上人召喚事件ではラトゥーニ不在の状況でシャイン王女がフェアリオンを操縦しており、設定上ラトゥーニの補助を必要としない程度にシャイン王女の操縦技術もまた熟練したようである。
デザインについて
しかし、この機体の最大の特徴はここまで書かれてきたその高性能ぶりではない。一見してスカートを穿いた縦ロールヘアの小さな女の子を連想させ、見る者を別の意味で圧倒する可愛らしくも奇異な外見デザインである。リュウセイ・ダテのように「可愛い……」と高い評価を与える者がいる反面、開発者フィリオの妹スレイ・プレスティのように「金持ちの道楽」と見る者もいるなど評価は分かれている。なお、一般的には奇異の目で見られる事が殆ど。
このデザインは開発当初観光キャンペーンキャラクターの外見をモチーフにした式典用の機体であったという出自もさることながら、フィリオとジョナサンの2人がそれをいいことに、先述の機体コンセプトの味付けとして自分たちのアイドル好きという趣味を全面的に反映したということが大きい。このデザインにはかなりの拘りがあったようで、フィリオとジョナサンの間で頭部のデザインを「縦ロール」にするか「ツインテール」にするかで揉めたようだが、結局はシャイン王女と同じ縦ロールに納まった。
デザイン以外にも007Gと007Sのパイロット二人が心を一つに合わせ、戦闘中に二機がペアで踊り出すという摩訶不思議な合体攻撃「ロイヤルハートブレイカー」について、発動モーションの「パターンRHB」はフィリオとジョナサンが、アイドルが踊っている映像を参考にモーションを作成したという裏話まで設定されている。
因みに、スパロボの開発陣からは「ゴスロリオン」というあだ名をつけられていたらしい[2]。言いえて妙である。
登場作品と操縦者
単独作品
- スーパーロボット大戦DD
- 第14回制圧戦「超音速の妖精」の報酬としてタイプSが参戦。回避特化タイプ。
- ショートシナリオイベント「黒鉄島の守護神」にてタイプGがスポット参戦。回避特化タイプ。
OGシリーズ
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2
- 初登場作品。上記の通り、007Gがシャインの、007Sがラトゥーニの専用機。20話開始前にアビアノ基地に残った場合第20話で、伊豆基地に向かった場合は第23話終了後のインターミッションで編入される。
- 味方ユニットの中でも屈指の運動性を持ち、更にユニット固有のフル改造ボーナスが運動性+20%である為、分身能力と相まって味方ユニット中最高の回避力を誇る。その分ENが心もとない上にウェポンゲージが少なめで、合体攻撃しないと火力不足。ブースト・ハンマー等の高性能換装武器を持たせたり、修理・補給装置を持たせてサポートユニットとして仕上げるといった運用法は以降の『OGシリーズ』全般で通じる方針となる。
- スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS
- 『OG2』第27話開始前にアビアノ基地に残った場合27話で、伊豆に向かった場合は第30話終了後のインターミッションで編入される。合体攻撃の演出に非常に力が入っている。『OG2.5』では未参戦。
- スーパーロボット大戦OG外伝
- 今回は持ち主であるシャイン王女の参入が全36話中25話と遅く、活躍を見られるのは後半になってからとなる。
- 無改造でも驚異的な回避率を誇るが、運用に当たってはENと運動性だけは最大まで改造すると良い。本作のみフェアリオン・Gのボストーク・レーザーとソニック・ドライバーの威力がSよりも100低い。
- 第2次スーパーロボット大戦OG
- 本作ではラトゥーニのデフォルト機としてビルトラプター・シュナーベルが割り当てられたこともあり、フェアリオン・Gはヒリュウ改ルートで加入するがフェアリオン・Sは合流から少し経った26話までお預け。
- 合体攻撃の燃費が若干悪くなったが、それでも今作においては良い方で、武器性能だけで見るとランページゴーストを上回る。機体EN自体が高くないので、暴れさせたいなら補強しておきたい。最長射程も6までなので、換装武器や高性能レーダーなどで補っておかないと反撃できないことも結構多い。異様なまでの回避力と使い勝手の良さは健在で、武器改造費が安いのも大きな魅力。だが終盤ともなると精神コマンドや2回行動の嵐のため、一線を張るならある程度の強化は必要。敵の攻撃が激しくなっていく今作では、「当たると1発で落ちる」と「当たっても1発なら耐える」は随分違う。
- スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ
- 18話クリア後にシャイン王女共々参入する。
- 基本的な性能は『第2次OG』と変わらないがウェポンゲージの増加と、フル改造ボーナスが「運動性+25 + ボストーク・レーザーをダブルアタック可能」に変更と細やかながら強化されている。
- スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター
- 専用曲「Fairy Dang-Sing」がボーカル付きとなって登場。本作品のメカニックは基本セル原画で描かれている、フェアリオンはCGとの併用である。
関連作品
- アイドルマスター シンデレラガールズ
- OGシリーズとのコラボイベント「スーパーロボット大戦CG-奏鳴の銀河へ-」にて登場。
- タイプGにコズエ(遊佐こずえ)、タイプSにユキミ(佐城雪美)がそれぞれ搭乗している。
装備・機能
内蔵武器は頭部のロールキャノン4門、両腰部のボストークレーザー2門、両腕から展開するブレードであるソニック・スウェイヤー。
機体が小型ゆえに内蔵武器、換装武器共に搭載量が少なく、火力が低いように見えるが、機体の特性を活かした突撃戦法のソニック・ドライバー、パターンRHBによる連携攻撃のロイヤルハートブレイカー……と、攻撃手段は少なくとも火力は高い。
ゲーム上では合体攻撃の性能は高いがEN最大値が少なく、長期戦は難しい。できれば弾数制ないし無消費の換装武器を持たせ、ボス戦までENを温存したい。
『BAD BEAT BUNKER』ではランドセル型のリオン系用ウェポンコンテナを増設しており、そこにラトゥーニはブーストハンマー、シャインはGインパクト・ステークを搭載・使用する姿が描かれている。
武装・必殺武器
- ロール・キャノン
- 頭部に装備された縦ロールヘア型の砲身をしているビーム砲。本来はミサイルへの迎撃武装とされる。
- 短射程だが移動後使用可能・ビーム属性。弾数制なのでENを温存して戦えるが、基礎威力が低くこれだけで戦い抜くのは難しい。
- 『DD』ではビーム属性の通常攻撃及びR必殺技。メインアビリティは「危険察知I」で、サブアビリティは「運動性アップI」。
- ボストーク・レーザー
- 腰部および肩部テスラ・ドライブのカバーをスライドさせると出現する砲身から発射されるエネルギー砲。こちらは長射程・非ビーム属性。
- 『OGS』までは通常武器だが、『OG外伝』以降から全体攻撃で、『OGMD』ではそれに加えてカスタムボーナスでダブルアタック武器となる。
- 何故かフェアリオン・Sは水適応がDで使用そのものができない。(Gは適応C)
- 『DD』では特殊属性のSR必殺技。メインアビリティは「高機動II」で、サブアビリティは「運動性アップII」。
- ソニック・ドライバー
- リオン系に特有のT・ドットアレイを利用した突撃戦法。ソニック・ブレイカーとの違いは、両腕のソニック・スウェイヤーを展開して攻撃に用いる事。
- フェアリオン最強の固定武装。射程は1だが合体攻撃の参照元なのでしっかり改造したい。
- 『OGS』以降、この武器を使うとシャインまで叫ぶようになった。
- 『DD』では斬撃属性のSSR必殺技。メインアビリティは「W-I3NKシステム」で、攻撃力・照準値・運動性が増加する。戦闘回数に応じて攻撃力・照準値・運動性が増加し、攻撃を回避する毎に攻撃力・照準値・運動性が増加する。気力120以上のとき、一定の確率で攻撃を完全に回避する。ソニック・ドライバー命中時、敵ユニットの気力を減少させる。サブアビリティは「運動性アップIII」。
換装武器
- アサルトブレード
- タイプS・Gともにデフォルトで装備。EN消費が無く空適応がSのため、ENの節約と空中相手の接近戦に有効。
- 『DD』では斬撃属性のR必殺技。メインアビリティは「見切りI」で、サブアビリティは「照準値アップI」。
- ブーストハンマー
- 『RoABBB』でのアースクレイドル攻略戦でタイプSが装備。ラトゥーニ曰く「アラドが好きそうな武器」。鎖部分で量産型ベルゲルミルを拘束して見せた。
- G・インパクトステーク
- 『RoABBB』でのアースクレイドル攻略戦でタイプGが装備。タイプSが拘束した量産型ベルゲルミルの胴体を撃ち貫き、見事撃墜に成功した。
合体攻撃
- ロイヤル・ハート・ブレイカー
- フィリオとジョナサンが作った「パターンRHB」を使用した、2機のフェアリオンによる合体攻撃。W-I3NK(ウィンク)システムを使用し、シャイン王女の予知を元にラトゥーニが2機のフェアリオンを同時に操作する。
- 踊るような華麗な動きで敵を包囲・かく乱しつつ、両腕のソニックスウェイヤーで斬り刻み、上空へ打ち上げる。その後、2機同時にソニック・ドライバーをアレンジしたような回転体当たり(=シャイン王女曰く「ファイナル・ブレイク」)を仕掛ける。
- 初出の『OG2』ではフィニッシュの一撃が体当たりではなく赤と青のエネルギー球を形成し同時にぶつけるというものであった。『OGS』では、スポットライトやフラッシュに加え(よく見ると実はステージや観客席らしき背景まで召喚している)、ゴスロリ服のラトゥーニ&ドレス姿のシャインのアニメーションという、極めて力の入った演出を見る事が出来る。
- 実はアクション自体は全く変わっておらず、「片方がダンスして片方が攻撃×2⇒スウェイヤーで攻撃⇒同時攻撃でトドメ」で統一。その他の演出面においてゲーム内でも屈指の優遇を受けており、作品が進むごとにどんどん派手になっていく。設計者の情熱とスタッフの悪ノリと演出技術の結晶である。
- ちなみにこれほどではないが、派生技であるネージュの「ロイヤルハートブラスター」もこのノリ。
- 『スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター』の第10話では演出などの都合上、技の内容が「ファイナル・ブレイク」のみに、最終話ではアラドとゼオラの「ツインバードストライク」への繋ぎとして、「ソニックスウェイヤー」での斬り刻みのみになっていた。
- 『第2次OG』では、機体のモーションそのものは同じだがパイロット周りの演出がさらに強化(?)され、何と二人の変身バンク+キスシーンもどきまで追加されるという、もはや暴走の域に達している。
- しかも、今回は堂々と同社の『アイドルマスター』よろしく、見たまんまのコンサートのステージ(観客席もさることながらステージモニターや花道、果ては舞台効果の花火までふきあがる始末)でのバトルである。フィリオもとんでもない置き土産をしたものである。トドメ演出は敵がステージに落下した後虹の軌跡を引きつつふわりと着地、敵機の爆発に続いて大歓声が上がる、というもの。何のステージなのやら。
- ド派手かつツッコミどころ満載の演出ばかりが印象に残りがちだが、武器性能の面からみると、低燃費・有射程・P属性・バリア無効となかなか使いやすい。威力自体は合体攻撃の中では控えめだが、二人ともデフォルトで援護攻撃を持っているため、援護フォーメーションでの火力底上げに一役買ってくれる。一番の利点は気力制限が緩い事と、2機のフェアリオンは同性能なので常に肩を並べて進軍できるという、発動のしやすさ(ランページやツインバードや竜巻斬艦刀は両機の特性が真逆のため連発がし辛い)。『第2次OG』ではリーゼ&フリッケライによる合体攻撃が追加されたため、そちらの意味では対抗馬が現れたことになる。援護攻撃の相方が増えたとも言えるが。
- ちなみに意訳すると「大失恋」。パイロットは二人揃って片想いの真っ最中なのがなんとも。
- なお、『第2次OG』において、唯一「集中攻撃+恋愛補正LV4」を実現できる攻撃である(ラトゥーニはリュウセイ、シャインはライとの隣接でリレーションLV3がもらえ、ツインを組むとリレーションのLVが1上がる)。また、武器BGMとして「Fairy Dang-Sing」が登録されている。
特殊能力
- エネルギーフィールド(Eフィールド)
- ダメージ軽減型のバリア。元々打たれ弱く、回避能力に偏重したフェアリオンにおいては、それほど重要なものではない。イベントでは意外と活躍する。
- 分身
- 機体に取り付けられたハイパージャマーによるものだが、発動しなくても回避できてしまう事がほとんど。
- ジャマー
- 機体に取り付けられたミサイルジャマーにより、ミサイルを50%の確率で回避するが、元来の回避性能を考えると、やはりそれほど重要なものではない。
- W-I3NK(ウィンク)システム
- フェアリオンを象徴するシステムで、ゲーム中の能力として再現はされていないが、シャイン王女とラトゥーニの戦闘セリフにはしっかりと登場する。
- 名前の由来はおそらく、同名のアイドルデュオで間違いないだろう。正式名称は『Warfare Information IIntegrated Inter-Nurval andKinetic System』
- 脳波コントロールシステム
- タイプGにのみ搭載されたシステム。基本的にはグルンガスト壱式のものと同じで、詳しい説明は先述。ゲーム中の能力として再現はされていないが、シャイン王女の戦闘セリフにはしっかりと登場する。
- パイロットブロック
- P系特殊効果を全て無効化。パイロット保護機能がこの特殊能力として反映されていると思われる。
- ただし、他のパイロットブロック持ちがそこそこかそれ以上の耐久力を持っているのに対し、この機体でこの特殊能力を活用するならば上記の通り「当たっても1発なら耐える」レベルまで装甲を強化する必要がある。
移動タイプ
サイズ
- S
- 数多い機動兵器でも最も小型である。
カスタムボーナス
機体BGM
- 「Fairy Dang-Sing」
- フェアリオン専用BGM。ボーカルバージョンに『スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター』の編入歌に「Fairy Dang-Sing~月下に妖精は舞う」(貝原怜奈&平井理子)がある。
- ちなみにRHBの武器BGMでもあるが、意外と気付きにくい。パイロット曲優先にしてラトゥーニから撃つと分かりやすい。
- 「Fairy Dang-Sing~月下に妖精は舞う」の歌詞は、1番がラトゥーニ、2番がシャインをイメージしたものであり、メインボーカルも1番と2番で交代している。
- 北米版での曲名表記は「Dancing Fairies」。
対決・名場面
- 超音速の妖精
- 『OG2』のヨーロッパルートの第20話(『OGS』では第27話)より。タイトルからも分かるとおり初登場マップで、無改造のフェアリオンが敵の攻撃をなんの苦も無く回避する姿は爽快の一言に尽きる。
関連機体
- アステリオン
- フェアリオンの両肩部に搭載されているテスラ・ドライブは、アステリオンの開発過程で作られた試作品を小型化したものである。他にも、パーツの約8割がアステリオンから流用されたものである為、フェアリオンにとっては『兄』または『姉』と呼べる機体。
- グルンガストシリーズ
- 本機に使用されているものと同型の脳波コントロールシステムをタイプGに流用しており、シャイン王女が安全に機体を操縦するのに一役買っている。
脚注
- ↑ メディアワークス『電撃スパロボ!』Vol.6、34頁。
- ↑ http://blog.spalog.jp/?p=4373
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