エゼキエルは『バンプレストオリジナル』の登場メカ。
エゼキエル | |
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外国語表記 | Ezekiel |
登場作品 | |
初登場SRW | スーパーロボット大戦α |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
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分類 | 上級人型機動兵器 |
生産形態 | 量産機 |
コード |
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全長 | 24.0 m |
重量 | 39.2 t |
MMI | カルケリア・パルス・ティルゲム(サゴルのみ) |
所属 | ゼ・バルマリィ帝国(エアロゲイター) |
主なパイロット |
ヴィレッタ・バディム アタッド・シャムラン ゲーザ・ハガナー ガルイン・メハベル |
概要
西洋の騎士を彷彿とさせる外見から、地球側では「ナイト」のコードネームで呼称される。
機体概要
ゼ・バルマリィ帝国本国で運用されている機動兵器の一つで、外見の類似点からも、一般兵が主に登場しているゼカリアの上位機種として開発されたと思われる機体。基本的な機体色は青。
性能面に関しては、ゼカリアの汎用性にハバククの高火力、重装甲を合わせたとも言える高性能汎用機となっている。また、重装甲に加えて敵の攻撃をある程度無効化するバリアフィールドも備えており、接近戦時においては一瞬姿を消している様に見える事からも、高性能なステルスシステムまでも搭載している事が推察出来る。拡張性も割と高く、ヴァイクルやアンティノラと異なって、念動力の様な特殊能力の有無に関係無く性能を発揮出来る為か、上級指揮官用として特殊機能を搭載した上でスペシャルカスタマイズされたバリエーション機も複数存在している。地球側の人型機動兵器と比べても、並のパーソナルトルーパーやアーマードモジュールを軽く凌駕しており、一部機能においては特機にも引けを取らない物になっている為、搭乗者によっては単機で一個小隊を壊滅させる戦闘力を発揮する。有人仕様の人型機動兵器タイプの中では最上位クラスの機体である反面、これらの優秀さに相応する形で生産コストも非常に高いというのが欠点で、かなり長い年月の中で運用されてきた現在において、帝国軍内でも少数しか現存していない模様。その為、主に精鋭部隊や親衛隊所属の上級兵士か、小隊長クラスの兵士が運用している。
武装面に関しては、フォトン・バルカンやレーザー・ブレード等、元となったゼカリアと共通している基本武器を装備しているが、両腕部にはゼカリアのギスト・ブローを発展させたものと思われる「ガイスト・ブロー」、両腰部にはエネルギー収束機を展開して光弾を放つ「スパーク・トピードー」を装備している。最大火力の携行武装となる「オルガ・キャノン」は、通常時はゼカリアのオプティカル・ライフルと同様射程は短くも取り回しの良いビームガンとして扱う事が可能で、最大出力形態となる展開時においては並の戦艦クラスに匹敵する程の高火力を発揮する。
なお、「エゼキエル」は旧約聖書に登場する紀元前6世紀頃の預言者であり、その名はヘブライ語で「神が強くする」を意味する。
バリエーション
全てOGシリーズのみ登場。各機体により能力値が微妙に異なる。ゲーム中でのグラフィックは単なる色違い。
エゼキエル・アドム
ゲーザ・ハガナー専用機。アドムはヘブライ語で「赤」を意味しているが、機体色は何故か紫系統となっている。気力を下げる特殊武器スピリットテイカーとバリアのG・テリトリーを装備。
エゼキエル・サゴル
アタッド・シャムラン専用機。サゴルはヘブライ語で「紫」を意味しているが、機体色は何故か赤系統となっている。エゼキエルのバリエーションでは最も高性能で、念動力感知増幅装置「カルケリア・パルス・ティルゲム」を追加搭載した念動力者専用機となっている。装甲を下げる特殊武器アーマーブレイカーを装備しており、搭乗者のアタッドの改造前であるジェニファー・フォンダが念動力の被験体であった為か、バリアの念動フィールドSも装備。さらに分身まで可能となっており、攻防共に優れた機体となっている。
エゼキエル・ラヴァン
ガルイン・メハベル専用機だが、その後ガルインは強化改造したゲシュペンスト・Sに乗り換えている為か、ヴィレッタ・バディムもカール・シュトレーゼマンらがエアロゲイターに寝返ろうとした際に搭乗し、オルガ・キャノンでシロガネのブリッジを吹き飛ばしている。ラヴァンはヘブライ語で「白」を意味しており、機体色も白系統となっている。ENを吸収する特殊武器エナジードレインや、バリアのG・テリトリーを装備。
劇中の様相
バルマー戦役(L5戦役)における地球での戦いでは、ゼカリアやハバククがよりも後に実戦投入される事になっているが、パイロットして高い能力を持った者でなければ搭乗を許され無い事もあってか、地球側に対しかなりの猛威を振るう事になっている。また、L5戦役(OG)の場合は、上級指揮官用としてカスタマイズされた機体が3機も投入された事で、よりその驚異的性能を発揮する事になっている。
しかし、高性能機と優秀なパイロット達で構成された精鋭部隊を相手にした戦いでは、次第にその勢いの前に押されていく事になり、絶対数の少なさも大きく災いし、終盤では多少苦戦させる程度にしかならない形で各個撃破されてしまう事になってしまった。この為、バルマー戦役(α)ではユーゼス・ゴッツォによって本来試作機に過ぎなかったアンティノラが急遽大量生産される事になっている。
バルマー戦役(L5戦役)終結から銀河大戦にまで至った時には、本機もゼカリアやハバククと同様に機種転換が行われ、後継機のシュムエルが開発されている。ただし、こちらはゼカリアやハバククの様にコンセプトを忠実に継承しておらず、武装の大幅な削減、特殊能力の排除、低コストを重視、量産性と格闘能力、防衛用に特化している等、かなり大きく異なっている。
登場作品と操縦者
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 初登場作品。ヴィレッタやシャピロがハバククの次に搭乗する機体。終盤に差し掛かると親衛隊兵も乗り込み多数出てくる。比較的早い段階で登場することもあってか火力はやや控え目だが機体性能は高く、厚い装甲にG・ウォールも兼ね備えているため、中盤辺りではその頑丈さに泣かされる。
- 修理費はなんとズフィルードと同額の40000と驚きの高さだが、獲得資金は10%にも満たない異様な低さなのが腹立たしい。
- スーパーロボット大戦α for Dreamcast
- オルガキャノンの攻撃力がアップし、危険度が増している。
OGシリーズ
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION
- バリエーション機が初登場。リュウセイルートだと、エアロゲイターに改造された地球人である制御兵が終盤で一般機に搭乗する。
- スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS
- 同上。
装備・機能
武装・必殺武器
- フォトン・バルカン
- 頭部に2門備える機関砲。下位機種のゼカリアやハバククにも装備されている。『OGシリーズ』ではオミット。
- レーザー・ブレード
- ビームサーベルに似た、光の刃を発生させる格闘武器。ゼカリアと共通の装備。
- ガイスト・ブロー
- 光を集めた拳をぶつける格闘武器。ゼカリアが使う「ギスト・ブロー」の発展系と思われる。『OGシリーズ』ではオミット。
- スパーク・トピードー
- 両腰からエネルギー集束機を競り出して光弾を発射する。ヴィレッタの戦闘台詞によると光子魚雷のようだ。『OGシリーズ』では実弾のミサイル(『OGS』で元に戻った)に変更されており、海の地形適応が何故かSになっている。
- オルガ・キャノン
- 本機の主力武装である強力なエネルギー砲。普段は機体の半分にも満たないサイズで収められているが、展開時は数秒で機体の全高に匹敵する長身砲へと変化する。なお、展開しない場合、射程が短く取り回しのよいビームガンとして使用可能。
特殊能力
- G・ウォール
- グラビティ・ウォール。『αシリーズ』のエゼキエルのみ装備。『OGシリーズ』ではEフィールドに変更された。後継機であるシュムエルにはコスト面の問題から未装備。
- エネルギーフィールド(Eフィールド)
- 『OG1』・『OGS』の一般機の能力。
- G・テリトリー
- アドム、ラヴァンの能力。
- 念動フィールドS
- サゴルの能力。全属性のダメージを半減する効果のGBA版では、これのお陰で他のエゼキエルよりも遥かにタフとなっている。
- 分身
- サゴルの能力。
移動タイプ
サイズ
- L
- 『αシリーズ』
- M
- 『OGシリーズ』
機体BGM
- 「THE ARROW OF DESTINY」
- 指揮官機クラスのみ。