アデュー・ウォルサム

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アデュー・ウォルサムは『覇王大系リューナイト』の主人公

アデュー・ウォルサム
登場作品 覇王大系リューナイト
声優 結城比呂(現・優希比呂)
デザイン 伊東岳彦(原案)
そえたかずひろ(アニメ版)
初登場SRW スーパーロボット大戦NEO
SRWでの分類 パイロット
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プロフィール
異名 音速の騎士
音速のアデュー
種族 人間(アースティアの住人)
性別
年齢 14歳
出身 北の王国バイフロスト(アースティア
身長 159シン(cm)
体重 52ズッシリ(kg)
所属 なし→パフリシア王家
称号 放浪の騎士→光速の騎士
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概要

音速のアデュー」を自称する、騎士見習いの少年。「騎士道大原則」にのっとって行動する熱血漢。まっすぐで明るくお人好し、少々お調子者。異名の『音速のアデュー』は「剣捌きが音のように速い」ことから付けられたものである。

赤ん坊の頃、住んでいた村が邪竜族に襲われて両親と生き別れ、元海賊のビルフォードに育てられた。その後大賢者ナジーからゼファーを受け取り、世界一の騎士になるために修行の旅をしていた。ことあるごとに「騎士道大原則」を唱え、これを自らの支えにしている…が、まだ見習いのため身についているか怪しい描写もある。

まっすぐな熱血漢な故か、それとも「敵に後ろを見せてはならない」と言う大原則に従っているのか、深く考えずがむしゃらに突っ込むのが難点。その為サルトビによく音速バカと呼ばれ、公式にハグハグの方が頭が良いと記述されていたりする。

基本的には落ち込んでもすぐ立ち直るのだが、元々騎士を目指して訓練を積んではいたが戦いの中で生きてきた訳でもない普通の少年であったため、邪竜族との戦いで仲間を次々と失った際には「仲間を失う恐怖」に怯えて塞ぎ込んでしまった。しかし残る仲間達が必死に戦っている姿や、旅の中で出会った人々がアースティアを守るために駆けつけた姿を見て、自分を多くの人々が支えてくれていることを実感、皆を守るために悲しみを乗り越えて再び立ち上がるのだった。

11歳の時、リュー使いの騎士と怪物の戦いを目撃し、その騎士にあこがれて「世界一強い騎士」を志すようになった。当時のアデューは知る由も無いことだが、その騎士は生き別れの父ラーサーであり、戦っていた怪物は邪竜族邪竜兵)であった。

登場作品と役柄

単独作品

スーパーロボット大戦NEO
初登場作品。アースティアに舞台が移る第8話からの登場となり、同時に自軍に加入する。
原作では一行で最年少なこともあって未熟な部分が多く描写されていたが、『NEO』ではさらに未熟な年下の小学生キャラが多いためか、音速バカ呼ばわりされそうな場面は少なくなっている。
スーパーロボット大戦Operation Extend
第2章のメイン8話-1「アースティア」より登場。アースティアの代表としてコネクト・フォースに派遣されることとなり、エルドギアへと呼び出されている。続くメイン8話-2「邪竜海賊」クリア後に正式加入となる。
精神コマンド、特殊スキル、エースボーナスは『NEO』とほぼ同一。ただし気合の代わりに加速を覚えるようになった。
スーパーロボット大戦X-Ω
2019年8月のイベント「集え!予言の勇者たち!」期間限定参戦。イベント報酬のパイロットパーツはボイス付き。

パイロットステータス

『NEO』では攻撃の数値が高く、また熱血Lv3の習得も早いので攻撃面は十分。ただしリューナイトは使いやすい機体とは言いがたいので、真価を発揮できるのはリューパラディンの登場後となる。

精神コマンド

NEO
熱血不屈必中気合
OE
加速熱血不屈必中
X-Ω
加速必中熱血
パイロットパーツ装備時
不屈気合勇気

特殊スキル

NEOOE
底力騎士道闘争心
騎士道は気力110以上で命中とクリティカル率にボーナス。エースボーナスと闘争心のおかげですぐに気力110を達成できるのが強み。

エースボーナス

闘志
NEO』『OE』。攻撃が命中するとSP+1、気力+3。

人間関係

パッフィー・パフリシア
旅の仲間。次第に惹かれ合う関係となっていく。TV版や漫画版の後日談では、後年アデューは彼女と結婚してパフリシア王となったことが語られている。
イズミ
旅の仲間。彼からパッフィーの護衛として雇われ、ともに旅をすることに。
サルトビ
喧嘩仲間。仲間達の中で一番最初に出会う。
月心
旅の仲間。騎士道と武士道の違いはあれど、高みを目指す良きライバルといえる。
グラチェス
初めて敗北を喫した相手。
カッツェヒッテル
旅の仲間。
ガルデン
暗黒騎士であるライバル。メディアによって最終的な関係が異なる。
ラーサー・ウォルサム
実父で既に故人。実はゼファーの前の使い手で、ナジーがアデューにゼファーを託したのは彼の遺言による。
ラーサーが『ゼファーの記憶の世界』で息子アデューに「メテオザッパー」を伝授するイベントはNEOでも再現されている。
メル
生き別れとなった実母で、「時の神殿」の神官。SRW未登場。
ビルフォード
アデューを拾い育てた養父。SRWでは名前のみ登場。
フローラ
ビルフォードの娘であり、血の繋がらない姉。SRW未登場。
大賢者ナジー
彼からゼファーを託される。
アレク、パティ
アデューとパッフィーの子孫。ビデオ・LDの購入特典ドラマCDに登場した。SRW未登場。
ギルツ
OVA『アデュー・レジェンド』においてアデューの師匠だった騎士。アデューにリューナイトを継承させた後、人類を裏切って魔族に加担し敵対する。SRW未登場。

他作品との人間関係

ドモン・カッシュ
NEOではグラチェスに敗北を喫した際、落ち込んでいたところを彼に一喝され立ち直る。その後、彼の指導の下、特訓することになる。OEではリューナイト・ゼファーを召喚してみようとする。
実はNEOでの共演以前に、とあるドラマCDにて彼と共演したことがある。
勇者ラムネス
NEOでは彼とも親しい間柄となっている。性格もどこか似通っており、波長も合う。
ザンパ
NEOの序盤にパフリシア城の城下で横暴を働いていた彼を止めようとしたが、逆にやり込められそうになった。
神隼人 (OVA)
NEOの序盤にザンパに絡まれていたところを、彼に助けられた。
ガンバーチーム
サルトビとともに、彼らのガンバー忍法の特訓に協力する。
霧隠藤兵衛
彼の行うガンバーチームへの特訓に協力した。なお彼のことは(もうガンバーチームの呪いが解けて事情を知っているにも関わらず)ゴンザレスさんと犬時の名前で呼んでいた。
カミナ
OEではリューナイト・ゼファーを召喚してみようとする。

名台詞

「騎士道大原則、ひと~つ!」
口癖。
「次回も必ず見るべし!!」
毎回次回予告はアデューの語り口で行う為、シメの言葉としてこの台詞を言う。TVCMでもこれを踏襲した台詞が使われている。詳しくは後述。
「ふざけるな! これがお前たちの理想の国か!? 力で無理やり支配して、それで幸せが来るのかよ!?」
第9話。キューティーソルジャーズとの戦いにて心が揺れ動きながらも盲目的にジェノバに付き従う彼女たちに向けて説く。
「そんな哀しいこと言うなよ、誰も信じないなんて、哀しいこと言うなよ……!!」
「パッフィーは俺が守るから、俺が守って見せるから!!」
故郷のパフリシアが陥落し両親も行方不明となってしまい、その元凶が婚約者のウィンディーであると知ったパッフィーは衝撃を受ける。さらにウィンディーに人質にされ刃を向けられたことで激しく取り乱し、誰も信じられないと泣き叫ぶ。アデューはそんなパッフィーを抱きしめ、守り抜くと固く誓うのだった。

スパロボシリーズの名台詞

「必ずやるべし!!」
NEOのTVCMの締めの一言。アニメの次回予告を踏襲した台詞である。なお中断メッセージでも言っていたりする。
「やい、ドン・ハルマゲ!お前の悪行もここまでだ!」
NEOでのドン・ハルマゲ相手の戦闘台詞。正義の騎士であるアデューにとって、悪の化身そのものである彼の存在は絶対に許せないものなのでなので邪神に聖騎士が怒りの怒号を上げる。

騎士道大原則全集

  • 騎士たる者、困っている人を見捨ててはならない。
  • 騎士たる者、罪を憎んで人を憎まず。
  • 食べ物は粗末にしちゃいけねぇんだ。
  • 騎士たる者。弱者を救わねばならない。特に女子供は守らなければならない。
  • 騎士たる者、敵に後ろを見せてはならない。
  • 騎士たる者、弱い者を守らなければならない。
  • 騎士たる者、世の乱れを正さなければならない。
  • 騎士は非道を行った者を罰しなければならない。
  • 騎士は過ちを犯した場合、それを認めて二度と繰り返さないこと。
  • 騎士は常に自分自身を鍛えねばならない。
  • 騎士たる者、世の乱れを正し、過ちを速やかに罰しなければならない。
  • 地下の迷路はなんとしても突破しなければならない。例えカワイコちゃんがまたまた、待ち伏せしていても。
  • 自分の師匠は大事にしなければならない。
  • 非道を行う騎士は決して許してはならない。

搭乗機体

リューナイト・ゼファー
乗機。かつては実父であるラーサーが乗っていた。
リューパラディン・ロードゼファー
リューナイト・ゼファーがクラスチェンジした姿。

余談

  • 放送当時は女性ファンの人気が非常に高く、作品のファンクラブに女性を引き入れる要因になった。
  • OVA版、原作者執筆の漫画版ではまったく別と言っていいほどの来歴となっている。
    • 特にOVA版はTV版と違い、かなりシリアスで暗い雰囲気のストーリーになっておりアデューの性格もかなり違う。
  • 名前の『アデュー』とは、フランス語で『さよなら』という意味で、より厳密には『今生の別れを告げる言葉』である。