不動明

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不動明は『デビルマン』の主人公

不動明
読み ふどう あきら
登場作品 デビルマン (原作漫画版)
声優 速水奨(OVA版)
武田真治(AMON)
内山昂輝(crybaby)
デザイン 永井豪
初登場SRW スーパーロボット大戦DD
SRWでの分類 パイロットデビルマン名義)
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プロフィール
種族 地球人
悪魔人間(デビルマン)
性別
変身形態 デビルマン
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概要

両親が海外勤務のため、普段は牧村家に居候している。

親友の飛鳥了からデーモンの存在を知らされ、了からの頼みを受けてデーモンと戦うことを決意する。了によって開かれたサバトによってデーモン族の勇者アモンと合体、悪魔の体と人間の心を併せ持つ「デビルマン」となる。

内気で、運動よりも本を好む性格だったが、デビルマンとなってからは目元に濃い隈が出来て鋭い目つきとなり、デーモンの闘争本能によるものなのか、不良を物ともせずに撃退するなど勇猛果敢かつ好戦的な性格となった。生身の状態でも或る程度の超能力が使用可能で、下級デーモンが相手ならば変身せずとも圧倒出来る程の戦闘能力を秘める。

その一方で「優しさ」や「思慮深さ」といった明本来のパーソナリティも失ってはおらず、それはジンメンに取り込まれた友人[1]に対するリアクションや、何かと非情な決断を口にしがちな了と展開する論争などからも窺える。

登場作品と役柄

単独作品

スーパーロボット大戦DD
初登場作品。序章ワールド1より登場。パイロットとしてはデビルマン名義となるため、明としての出番はインターミッションのみ。
シナリオデモでは物事を悪魔に例えた会話を多くしている。

パイロットステータス

デビルマン」名義でのもの。

精神コマンド

DD
直撃かく乱ひらめき熱血集中俊敏

特殊スキル

DD
デビルマン
与ダメージ・運動性に補正がかかる。
悪魔の力
攻撃力に補正がかかる。HP30%以下の時、ステージ中一度だけ「不屈」(レベルが上がると「奮起」も追加される)がかかる。
憤怒(デビルマン)
攻撃力・運動性が増加する。気力130以上のとき、ステージ中一度だけ「」(LV20で「集中」も追加される)がかかる。

人間関係

飛鳥了
明の親友。デビルマンとなった切欠は彼が作る事となった。
牧村美樹
居候している牧村家の娘。明がデーモン族と戦う最大の理由。
サッちゃん
牧村家に引っ越してくる前のお隣さん。彼女からは恋人を自称されるほど慕われているが、明としては「親友」という認識。

他作品との人間関係

兜甲児
『DD』では同じ高校に通っている。
ボスヌケムチャ
『DD』では同じ高校に通っている。当初はいじめられていたが、デビルマンとなって以降は逆にやり返すようになっている。
ムルタ・アズラエル
『DD』では彼の所業をデーモンと評する。そしてその後、同じ悪魔として彼を始末する。

名台詞

(こ、困るんだよなー、あてにされても…)
帰宅中に不良たちに絡まれ、美樹から助けを求められるも今一つ乗り気ではなかった。当初の明はこのような弱気な人間だった。
「フーム。了、するとお前はさしずめ、おれを地獄に落とす閻魔大王の役割だな」
「いこうぜ!! 閻魔!! 地獄の扉を開けてくれ!!」
飛鳥邸の地下、了からデーモン族の存在を教えられ彼等に対抗するためにデビルマンとなる強い精神の持ち主だと選ばれた事を知り、涙を流しながらデビルマンとなる決意をする。
「こんなザコ片腕一本で片付くさ」
「おれはドスより恐ろしいぜ!」
「片手で充分!」
デビルマンとなった後、再び絡んできた不良たちをあっさりと返り討ちにした際の台詞。明の豹変ぶりを象徴する一幕。
「やあ諸君 とうとうここまでわたくしの話を聞いてしまいましたねえ」
「わたくしこと 不動明が 親友飛鳥了の家の門をくぐったとき「地獄」が待ちうけていたように「あなた」にも!」
「ここまで不動明の物語を ただの作り話として聞いてきた「あなた」にもこれから わざわいがふりかかるのです 「地獄」が待ちうけているのです」
「なぜならこれから待ちうける「地獄」はわたくし個人のドラマではありません」
「日本人全部がまきこまれてしまうのです」
「「あなた」も例外ではない 「あなた」も参加するのです そして「あなた」は
「…………」
単行本第3巻のモノローグでの台詞。この次の話から物語は急展開を迎えることになる。後年『真マジンガー 衝撃! Z編』にてオマージュとしてあしゅら男爵が同様のモノローグを語っている。

スパロボシリーズの名(迷)台詞

「ボストン土産は期待すんじゃねえぞ」
甲児「あそこの土産って、何なんだ?」
「そりゃ、ボストンバッグに決まってんだろうが」
DD』1章Part8「黒い悪魔」より。アメリカ軍からの依頼を受けてビルバインに同乗する前、甲児にジョークを飛ばす。もっとも、直後にツッコまれている通り「ボストンバッグ」の名称を使うのは日本とドイツくらいで、別にボストン市名物というわけではないが…。
「息子を黙ってサイボーグにし、自分自身はコンピューター…こんな親子、他にはいねえぜ」
『DD』1章Part8「銅鐸の在処」より、司馬遷次郎に対する発言。直後に似た境遇の破嵐万丈が「…そうかも知れないね」と続けているのが…。
「俺が言うのも何だけどよ、皇女は悪魔に取り憑かれたみてえだったぜ」
『DD』1章Part12「ゼロ」より、豹変したユフィを評して。
事実、この時のユフィはギアスの効力で本来なら絶対しない行動を取らされており、またかけられた人物のみならず、力に溺れ理想を歪めていった所持者も見られているギアスはまさに「悪魔の力」と形容できるものだろう。
「コーディネーターは無差別で抹殺かよ。まるでデーモンだな」
『DD』2章Part1「怒りの日」より。遂に核ミサイルによるプラント殲滅を決定した地球連合軍を倦厭する。そしてこの怒りが後の思わぬクロスオーバーを招くことに。
なお、原作漫画でも終盤ではデーモンが核を使った人類への虐殺を敢行しているが、こちらは謎の力により阻止された。

余談

  • 原作漫画版では大半の場面において学ランを始めとした黒い衣類を着用しているが、TV版は対照的に「A」のマークが入った黄色いシャツなど鮮やかな衣類が主となっている。
  • OVA『サイボーグ009VSデビルマン』では浅沼晋太郎氏が声を担当。本作のメインキャストは監督が同じ『マジンカイザーSKL』と共通しており、明役の浅沼氏は海動剣役を演じていた。海動のコードネーム「アモン6」は明と合体した勇者アモンから取られている。
  • TV版での台詞であるが、東映まんがまつり『マジンガーZ対デビルマン』での「マジンガーZは空からの敵には弱い。俺ならマジンガーZを空から攻めるね」は、当時マジンガーZはジェットスクランダーが無かったために対空戦闘に若干の難があったことが由来。この後、デビルマンはシレーヌ率いるデーモン軍団との空中戦で苦戦を強いられ、マジンガーZ側のスクランダー登場の伏線となる。
    • SRWではキバの輩の特殊台詞でこれを元ネタとしたものがある他、『30』ではグリッドマンに対して兜甲児がこれをオマージュした発言を行っている。
  • TV版『デビルマンレディー』では、漫画版とテレビ版それぞれの不動明の特徴を受け継いだセルフオマージュキャラ・真紀猛が登場する。声はTV版において明を演じた田中亮一氏が担当している。

脚注

  1. OVA版では、この役回りが明の母・不動須美子に改変されている。