ファサリナは『ガン×ソード』の登場人物。
ファサリナ | |
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外国語表記 | Fasalina |
登場作品 | ガン×ソード |
声優 | 倉田雅世 |
デザイン | 木村貴宏 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦K |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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種族 | 人間(惑星EI) |
性別 | 女 |
年齢 | 24歳 |
所属 | カギ爪の男の集団 |
主な搭乗機 | ダリア・オブ・ウェンズデイ |
概要
カギ爪の男の集団における新生オリジナル7の一員で、ダリア・オブ・ウェンズデイに搭乗。 薬物中毒者を彷彿させる死んだ魚の目のように、虚ろな瞳が特徴的な妖艶な美女。物腰は穏やかだが、どこか暗い雰囲気を持つ。なお、カギ爪の男やミハエル・ギャレット絡みの話となると瞳に光が入る描写が多く見られている。
元は産まれた時から売り飛ばされた娼婦であり、幼い頃から客を取らされるなど過酷な人生を歩んできたそのバックボーンは女性としてはかなり悲惨なものであった。
そのため娼婦街以外の世界を知らずに育ち、過去に一度だけ外の世界を夢見て、娼婦街から足抜けを図った事があったが失敗し、娼館の主に罰として虐待を受けてしまう。背中にある大きな傷はその時に出来たものである。それ以来、全てを諦めてしまい店の常連客から身請け話があっても「
そんな中、カギ爪の男との出会いにより運命が変わる。一度は彼の誘いを断るが、自分の世界だと思っていた娼婦街が大火災に見舞われて帰る場所を失い、カギ爪の男の勧誘を承諾し組織に参入。彼の思想に傾倒し、「幸せの時」の成就のために暗躍することになる。
作中では第9話にてオリジナル7の中で最も早く登場、計画に必要なオルフェの花を受け取りにカルメン99の幼なじみであるハエッタと接触した。それがきっかけとなってカルメンと何度か戦うことになり、三節棍を武器とした武術で互角以上に戦う実力を見せ、またダリア・オブ・ウェンズデイに搭乗してヴァンやレイ・ラングレンと対決を繰り広げている。同じオリジナル7の一員であるミハエルに対しては姉的な存在で、カギ爪の男を信じ切れない彼に対して驚愕の行動を取って懐柔し、彼の迷いを断ち切らせた。最終戦で建物の崩壊に巻き込まれ、生死不明となる。
『ガン×ソードさん』では直接登場しないものの、ミハエルを助けた「親切な女の人」として存在が語られ、なんとミハエルとの間の子供が大量に登場する。
登場作品と役柄
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦K
- 初登場作品。露出は多くないがカットインの雰囲気がすさまじく、もはや存在自体がR指定といっていいほどに実にエロい。戦闘シーンはCEROに喧嘩を売っていると評される程。
- コトナ・エレガンスらを「お色気担当」とすると、彼女は間違いなく「エロ担当」と言うべき域に達しており、そのレベルは乳揺れを越えている。『K』は若年層を意識した作品のはずだが、彼女のせいで対象年齢がワンランク上がったと言われている。
- 条件を満たせば仲間になるが、参戦期間はあまり長くない。
VXT三部作
- スーパーロボット大戦T
- 音声初収録作品。相変わらず…というか『K』より更に輪をかけてカットインがエロい。そして演じる倉田氏の演技も、氏がが『T』発売前にTwitterにて「みなさんのご期待通りのすごいセリフでお待ちしております。」とつぶやいた[1]通りのすごい事になっている。その凄まじい演技は彼女が出ると知ったプレイヤー多数に今回のCERO:C枠の決め手となった人物と思わせる事になった。今回は味方にならないのが(別の意味で)非常に残念。
- ストーリー上でも要人の拉致に関して数々の暗躍ぶりを発揮。集中力が散漫な精神状態とはいえアレンビーに不意打ちを喰らわせ連れ去り、殆どの敵陣営が正面からのぶつかり合いは避けるドモンにミハエルとともに真っ向から挑もうとするなど、生身での戦闘力の高さが際立っている(流石に東方不敗の事は警戒しており、弱るタイミングを狙っていたが)。
- 女性としての情念が強調され、愛しい男の愛を求めながら自分を汚れた存在と捉えて絶望しつつ、それでもどこかで救いを求めている。原作に比べるとカルメンとの因縁は薄く、それに代わる形でドモンとレインに執着していくが、二人に対して個人的な感傷を覗かせる場面も多い。実際、今作においてはファサリナにとってカギ爪の男の計画よりも重大な存在があった…。
- ちなみにバストアップの瞳にハイライトが常に入っているが、戦闘中だとほぼ消える。
単独作品
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 2019年5月のイベント「愛の果てに…」にて参戦。残念ながら(?)シナリオNPC。一連の事件の黒幕に近く、ミハエルと共にヴァン達と共に甲児やゲイナー達のいる世界に転移し、アスハムを差し向けるなど暗躍した。
- 2020年6月のイベント「神に抗う者たち」ではダリア・オブ・ウェンズデイと共にユニット参戦。PPはボイスはないがライブカットイン対応。相変わらずのエロさである。
- スーパーロボット大戦30
- カギ爪の男の仲間のなかでは、ミハエルとセットで早めに登場する。ギアス関連のシナリオでジルクスタンに出没するが、直接戦闘は少し先になる。
- 条件を満たすと発生するミッション「復讐は巡る」にてミハエルと共に加入するが、ミハエルと同じように自軍を味方だと認めてくれず、あくまで「ミハエルが行くから付いていく」だけ。
パイロットステータス
精神コマンド
特殊スキル
- T
- 底力L5、気力+(ATK)、気力+(DEF)、援護攻撃L2、サポートアタック、サイズ差補正無視L2
- 30
- 底力L6、気力+(ATK)、気力+(DEF)、援護攻撃L2、サポートアタック、サイズ差補正無視L2
エースボーナス
- 男性パイロットに対して命中率+30%、クリティカル率+80%。
- 『T』で採用。男性相手限定とはいえ驚異的なクリティカル率を誇る。恐らく鼻の下を延ばしている所をボコボコにするのだろう。なので、攻撃する時は女性パイロットまたは超AIで。
- 男性パイロットに対して最終命中率+30%、与ダメージ1.1倍。
- 『30』で採用。効果は強化されているが、エキスパート以下の難易度では敵エースボーナスとして発動することがない。
- 条件次第では仲間になり得るが、時期が超が付くほどの終盤にあたる為、該当する敵がカールレウム・ヴァウルとクエスターぐらいしかいない。攻略順番次第だが、一応男性ボスが多いポセイダル軍との決戦も参加出来る。
人間関係
- ミハエル・ギャレット
- 出会った彼を勧誘。敵や年下の相手に対しても常に敬語を使うファサリナが、唯一砕けた口調で話す存在。後半、彼の貞操を奪った。最終的には、真に愛情を抱くようになる。
- カルメン99
- 第9話での一件等もあり、強い因縁が出来る。
- ハエッタ
- 第9話にて、彼女からオルフェの花を大量に買っていた。
- カギ爪の男
- 悲惨な人生を送っていた自分を彼に救ってもらった事もあり、彼を強く崇拝している。
- キャサリン・ナカタ
- 第17話にてミズーギィ王国で共演。彼女への期待は大きかったが、割と普通の水着であり難色を示された事で、少し派手な水着に着替えている。一応、彼女の研究物である金属繊維関連の交渉に来ていた事になっており、後の伏線でもある。
- エルドラメンバー
- 原作ではあまり会話が無いが『K』にて彼らは女はだまって男について来るものとの考えなので、ファサリナはそれを時代錯誤の女性軽視だと怒った。
- レイ・ラングレン
- 終盤で彼と激闘を繰り広げる。なお、第23話で彼から
売女 呼ばわりされた時は、流石のファサリナも機嫌が悪くなった。 - ヴァン
- 彼の貞操を狙う。
他作品との人間関係
- キラ・ヤマト
- 『K』では彼をミハエルと見間違えてしまう。
- カシマル・バーレ
- 『K』では中盤に彼を返り討ちにしている。
- レ・ミィ
- 『K』では彼女に自身が色気たっぷりなことに対して因縁をつけられてしまう。ファサリナ本人も微妙にウザがっている場面も。仲間になった後は癇癪を起こす彼女をたしなめる場面もある。
- ガズム
- 後述にもあるが、彼がレムに憑依していた場合、非常に驚く事に。
- レイン・ミカムラ
- 『T』における因縁の相手。呪わしい過去を背負うファサリナにとって、全てのしがらみを乗り越えて最愛の男性と愛し合い、強く深い愛を一身に受けられるレインの存在は羨ましかった。
- ミスマル・ユリカ
- 『T』で共演。レインほどではないが、彼女にも嫉妬心を感じていることを吐露している。
- ドモン・カッシュ
- 『T』ではレインを巡り激突。同時に、そのコンプレックスから愛されるに値しない人間だと悲観し絶望している自分までも幸せ掴めと諭してくる彼の姿勢によって、よりレインへの羨望を自嘲することに。
- サイ・サイシー
- 『T』ボーナスシナリオにおいて、彼の貞操を狙おうとした。
- フェイ・ヴァレンタイン
- 『T』ボーナスシナリオにて、彼女が語った過去話を聞いてカギ爪の一味にスカウトしようとするも怒りを買う結果となる。
- ハマーン・カーン
- 『T』では彼女も一味にスカウトしようとしたが、彼女の心の中に土足で踏み込んだことで激怒させてしまい、「下衆」と唾棄されている。
- キャプテンハーロック
- 『T』では彼にカギ爪の男と決別しアルカディア号に来るよう誘われる。ファサリナ本人もハーロックの人間性に好感と敬意を抱くと共にその誘いに心のどこかで喜びを感じてはいたが、自身の弱さから抜け出せずハーロックの誘いを受け入れる事が出来なかった。
- シャリオ、ベルク・バトゥム・ビトゥル
- 『30』での協力者達。シャリオに対してはカギ爪から正式な勧誘を受けた事から「ジルクスタン王」と呼ぶなど一定の敬意を払い友好的に接しているが、大した信念もなくシャリオについて来ただけのベルクに対しては「山賊」呼ばわりして見下している。
- エッジ・セインクラウス、アズ・セインクラウス
- 馴れ合いを拒絶した相方とは違い、『30』のエーストークに限り彼or彼女と普通に会話を交わす…というか、エッジの場合は(ある意味で)彼女に襲われるという危険な場面にしか見えない。
- アズの場合は真っ当な意味でアズの視線に対応する。
名台詞
- 「私があなたを…大人にしてあげる」
- 第15話、迷うミハエルを年上の姉のように諭す。やがて別の意味でも大人の階段を昇らせるとは…。
- 「同志を悪人呼ばわりしますが、皆さんはどう違うと? 確かに不幸な行き違いはありましたが、これ以上憎しみを広げてどうするというのですか。もう悲しい連鎖は断ち切りませんか。同志は人の過ちを消そうとしているのですよ。この先、私たちがそんな振る舞いをしようとしたら彼が心の中で止めてくれるのです」
- 第20話、ヴァン一行の前に現れてカギ爪の男の目的を話し、ヴァンたちをも勧誘しようとするが直ぐに一蹴された。文面的にも「甘言」が的確な台詞。
- 「お友達になりましょう」
- 同話ラスト。ダリアを召喚し、ヴァン一行の前に立ち塞がりながら。微笑みながら涙を流しているが、これは解り合えなかった事への(一方的な)悲しみなのだろうか。
- 「ありがとう…私にとっては…最高の褒め言葉です」
- 第21話、ヴァンから「まるであいつと戦っているみたいだ…カギ爪のように」と言われて恍惚する。
- 「うふふ…うふふふっ。あまり無理はなさらないで。そんな姿を見ていると、私…なんというのでしょうか。その……咲き乱れて…しまいますので」
- 「あらぁ、激しい…。ああ…乱暴過ぎますぅ…」
- 「そ、そんな…風に…そんな風になさっては、花びらを散らしてしまいますわぁ…」
- 「あなたに必要なのは、蜜。猛りや怒りを忘れるような、甘い、あまぁい…み・つ…」
- 第21話での戦闘時の台詞。実にエロい。これにはヴァンも困惑した程。スパロボでも戦闘台詞やカットインとして採用されるなどファサリナを象徴する場面と言える。
- 「さぁ、私と一つになりましょう…? 全て…脱ぎ捨てて…」
- 同話。自分を「理解」してくれたヴァンの貞操を狙う。
- 「あなた達は私怨の為に戦っている。私達は同志の夢を守る為に戦っている。命は、守るものを持つ方が強いのです!」
- 第24話。レイとの死闘の中で叫ぶファサリナの信念と執念。言葉だけならまさに王道を往くヒーローであり、レイも「正義の味方みたいな言い草だな」と皮肉を返す。
- 「夢は、より多くの人々に」
- 同話、カギ爪の男に引き裂かれてしまった、ありきたりでささやかな小さな夢を語るレイに向けて。カギ爪の男の在り方そのものを体現する傲慢な理屈は、レイを激昂させた。
- 「殺してください…もう、生きる理由が…ない…」
- 最終話。計画の頓挫とカギ爪の男に死によって自暴自棄に陥り、涙声でカルメンに介錯を委ね死を望むが…。
- 「ミハエル君…ミハエル君! しっかりして、ねぇ…ミハエル君! 大丈夫よ…今、救護室を押さえるから…」
- 同話。助けに現れたミハエルが負傷によって倒れ、脇目も振らず無我夢中で駆け寄りながら。この際、瞳に光を取り戻している。カルメンはミハエルがファサリナの新たな生きる理由になると感じて手を下さずに立ち去るが、これがファサリナの最後の台詞となった。その直後に崩れ落ちてきた瓦礫の中に姿を消し、ミハエルとファサリナがどうなったのかは…誰も知らない。
迷台詞
- 「はい、とっても良いものでした」
- ドラマCD「いつだって波乱ヴァン丈」の幕間劇「カギ爪相談」にて、童貞の尊さを語るカギ爪の男に相槌。ちょっと待て。
- 「はい、とっても効き目がありました」
- 幕間劇「カギ爪相談」にて、裸エプロンの有効性を説くカギ爪の男に相槌。だからちょっと待て。
- 「おいどんはかまわんずら! 一緒に暮らすでごわす! ウキキキキキキ!」
- ファサリナ本人の台詞ではなく、ミハエルの口から語られたファサリナの台詞。『ガン×ソードさん』第6話にてミハエルがウェンディの事を思い出した際にこう言ったらしいが……本当にファサリナか?
スパロボシリーズの名台詞
携帯機シリーズ
- 「ミハエル君…?」
- キラとの特殊戦闘台詞。違います。
- 「うふっ…私、あなたのように乱暴な殿方は嫌いじゃな…え、ええっ? お、女の子?」
- アンジェリカがヒロインとなった場合のみ発言する、ガズムが幸せの時の妨害に来た時の台詞。少女が相手では彼女の最強の武器が使用不可である。
VXT三部作
- 「ゆずれない願いなら、私たちにもあります…」
- レイアース勢との特殊戦闘台詞。同作の主題歌名と掛けている。
- アレンビー「あんた…。ウェンディのお兄さんの恋人なの?」
ファサリナ「そうだったら幸せだったかもしれません…」
「私は彼の心を守るため、身体を使った下劣な女…。そんな人間が愛を得るなんて許されません…」 - 最終決戦でミハエルが先に撃墜された場合、愛を発動して。忌まわしい生い立ちからそれ以外の手段を知らず、迷うミハエルにもそうするしかなかったその心は渇望と絶望に満ちていた。ただし、ファサリナは肝心なミハエルの想いをまだ聞いていない。
- ミハエル「その人は…! その人は僕の大切な…」
ファサリナ「ミハエル君!」
ミハエル「わかったんです、ファサリナさん…。同志の計画がもし失敗しても、僕にはファサリナさんさえいてくれれば…」
ファサリナ「ああ、ミハエル君…。私も、あなたがいてくれれば…」 - 同じく最終決戦にて。それぞれヨロイを失い、カルメンと激突する中で助けに現れたミハエルとのやり取り。恐らく最も欲しかった言葉を送られ、二人の世界に突入した。そしてその様子に白けたカルメンは戦意が失せ、その場を立ち去るのだった…。
搭乗機体
- ダリア・オブ・ウェンズデイ
- 搭乗機。
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